JP2005206464A - シェービング剤組成物 - Google Patents
シェービング剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005206464A JP2005206464A JP2004011204A JP2004011204A JP2005206464A JP 2005206464 A JP2005206464 A JP 2005206464A JP 2004011204 A JP2004011204 A JP 2004011204A JP 2004011204 A JP2004011204 A JP 2004011204A JP 2005206464 A JP2005206464 A JP 2005206464A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaving
- agent composition
- skin
- shaving agent
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
【解決手段】 (A)非イオン界面活性剤、(B)白色粉体及び/又はポリマーエマルション、(C)多糖類系ポリマー、(D)カルボキシビニルポリマー及び/又はアクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー、及び水を含有するシェービング剤組成物。
【選択図】 なし
Description
シェービングソープは、主に業務用に用いられ、一般の石鹸よりも濃厚で持続性のある泡を生成する。しかし、シェービングソープは粉末等の固形物なので、使用時に水を加えて泡立てる必要がある。また、固形物の状態では吸湿性が強いため、保存中に固化しやすいという問題もある。
エアゾール型のシェービングフォームは、泡持ちを良くする為に主にパルミチン酸やステアリン酸等の高級脂肪酸塩を用い、噴射剤の気化による発泡で物理的に泡を立てることで持続性、保形性の良い泡が形成される。従って、髭を剃っている間も、泡は皮膚上から消えにくい。しかし、シェービングフォームは容器から必要量以上に出しすぎて無駄使いしてしまう傾向がある。また、噴射後に形成された泡は大部分が気体であり水分量が少ないため、予め水で皮膚や髭を濡らして柔らかくする必要がある。
一方、エアゾール型後発泡ゲルクリームは、シェービング助剤であるゲルベースに沸点の比較的高い液化ガスを混合して容器に充填したものである。ゲルベースが容器から皮膚上に噴射されると、液化ガスが気化して泡立つ。しかしながら後発泡ゲルクリームは、エアゾール型シェービングフォーム同様、泡の大部分が気体であるため水分量が少なく、また、耐圧性のエアゾール用容器を用いる必要がある。
また、本発明のシェービング剤組成物は、水分を豊富に含み且つ保形性を有することから、塗布した場所から垂れ落ちずに髭等の体毛や皮膚に充分な量の水分を供給する。その結果、髭等の体毛と皮膚を充分に柔らかくすることができる。さらに、本発明のシェービング剤組成物は、剃刀の滑り性も良好である。従って、剃り味が非常に良好であり、剃刀負けを生じにくい。
更に、本発明のシェービング剤組成物は、容易に洗い流すことができる。
以上のように、本発明のシェービング剤組成物は、成分(A)乃至(D)を組み合わせた水性組成物とすることにより、優れた使用性及び使用感が得られる。
従って、本発明のシェービング剤組成物を塗布した部分は、長時間経過した後でも該組成物の白さによって良く目立ち、剃り跡と剃っていない場所との区別が明瞭である。
本発明においては、以上に述べたような成分(A)乃至(D)の相互作用を期待し、これら各成分を組み合わせて用いる。
また、ポリグリセリン型界面活性剤として、ポリグリセリンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等;アルキルポリグルコシド系界面活性剤としては、デシルグルコシド、ラウリルグルコシド等;ポリオキシエチレン基を有するシリコーン系界面活性剤として、ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体等が挙げられる。
これらの非イオン界面活性剤は、単独又は2種以上を適宜組み合わせて含有させることができる。
白色粉体としては、例えば、タルク、カオリン、雲母、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マグネシウム、アルミナ、ステアリン酸マグネシウム、炭酸カルシウム、シリカ、ナイロン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、セラミックス等が挙げられる。
また、ポリマーエマルションとしては、例えば、アクリル樹脂系、酢酸ビニル樹脂系、スチレン/ブタジエン樹脂系コポリマー、スチレン/アクリル樹脂系コポリマー、合成ゴム系、塩化ビニル樹脂及び塩化ビニリデン樹脂系、オレフィン樹脂系、アルキッド樹脂系、ポリウレタン系等のポリマーの水系エマルションが挙げられる。ポリマーエマルションの濃度は特に制限されないが、固形分20〜80質量%程度のものを好適に用いることができる。いわゆるラテックスは、強く白濁しているので、ポリマーエマルションとして好適に用いられる。
これらのうち、白さの点から酸化チタン、スチレン/アクリル樹脂系コポリマーのエマルションが好ましく、特に酸化チタンが好ましい。
油剤のシェービング剤組成物中の含有量は、泡立ち性及び洗い流し性に悪影響を与えずに良好なスキンケア効果を得る点から、非イオン界面活性剤(A)の含有量を超えない範囲とすることが好ましい。
本発明のシェービング剤組成物を使用する際には、シェービング剤組成物を手のひらに取り、これを泡立てずにそのまま皮膚に塗布し、剃刀で髭等の体毛を剃った後、水で洗い流せばよい。
なお、本発明のシェービング剤組成物は、容器から取り出してから、泡立てずにそのまま使用できるが、より濃厚な白さを得るために、使用時にブラシ等でかき混ぜたり、手でこすり合わせるなどして泡立てて使用しても差し支えない。また、シェービング剤組成物が濃縮タイプの処方の場合には、該組成物を手のひら等において水を加えて延ばし易くしてから使用してもよい。
得られたシェービング剤組成物のブルックフィールド粘度をB型粘度計(トキメック社、測定条件:ローター回転速度12rpm;測定時間60秒;測定温度30℃)で測定した。結果を表1に示す。
実施例1〜6及び比較例1〜6のシェービング剤組成物を用いて、10名の成人男性パネルに髭剃りをさせ、「保形性」、「剃刀滑り」、「皮膚上での剤の見やすさ」、「剃り跡の分りやすさ」、「洗い流し性」の評価項目について、以下の評価基準に従って官能評価させた。結果を表1に示す。
髭剃りの手順としては、洗顔し、タオルで水気をふき取った後、恒温恒湿度(20℃、65%RH)条件下で、シェービング剤組成物を泡立てずに手で直接髭に適用し、2枚刃の安全剃刀を用いて髭を剃った。
(1)保形性
ランク 状態
○: シェービング剤組成物が皮膚から垂れ落ちないと評価したパネルの人数が7名以上の場合
△: シェービング剤組成物が皮膚から垂れ落ちないと評価したパネルの人数が4〜6名の場合
×: シェービング剤組成物が皮膚から垂れ落ちないと評価したパネルの人数が3名以下の場合
ランク 状態
○: シェービング時の剃刀滑りが良いと評価したパネルの人数が7名以上の場合
△: シェービング時の剃刀滑りが良いと評価したパネルの人数が4〜6名の場合
×: シェービング時の剃刀滑りが良いと評価したパネルの人数が3名以下の場合
ランク 状態
○: 皮膚上に塗布したシェービング剤組成物が見やすいと評価したパネルの人数が7名以上の場合
△: 皮膚上に塗布したシェービング剤組成物が見やすいと評価したパネルの人数が4〜6名の場合
×: 皮膚上に塗布したシェービング剤組成物が見やすいと評価したパネルの人数が3名以下の場合
ランク 状態
○: シェービング中に剃り跡が分りやすいと評価したパネルの人数が7名以上の場合
△: シェービング中に剃り跡が分りやすいと評価したパネルの人数が4〜6名の場合
×: シェービング中に剃り跡が分りやすいと評価したパネルの人数が3名以下の場合
ランク 状態
○: シェービング後に顔及び剃刀に残ったシェービング剤組成物を洗い流しやすいと評価したパネルの人数が7名以上の場合
△: シェービング後に顔及び剃刀に残ったシェービング剤組成物を洗い流しやすいと評価したパネルの人数が4〜6名の場合
×: シェービング後に顔及び剃刀に残ったシェービング剤組成物を洗い流しやすいと評価したパネルの人数が3名以下の場合
*1:ダイトゾールSAP、大東化成工業社
*2:アルコックスE−100(数平均分子量250万〜300万)、明成化学工業社
*3:カーボポールETD2020、Noveon Inc.社
*4:カーボポール940、Noveon Inc.社
*5:数平均分子量570〜630、サンケミカル社
比較例2は、成分(B)を含有していないため、「皮膚上での剤の見やすさ」、「剃り跡の分かりやすさ」が不十分なものとなった。さらに、成分(C)を含有していないため、「剃刀滑り」も不十分であった。
比較例3は、成分(D)を含有していないため、「保形性」が悪く、シェービング剤組成物が皮膚から垂れ落ちたため、「皮膚上での剤の見やすさ」、「剃り跡の分かりやすさ」にも劣るものとなった。
比較例4は、成分(C)を含有していないため「剃刀滑り」が悪く、また、「洗い流し性」も若干劣るものとなった。
比較例5は、成分(B)を含有していないため、シェービング剤に白さが付与されず、「皮膚上での剤の見やすさ」、「剃り跡の分かりやすさ」が不十分なものとなった。
比較例6は、成分(A)を含有していないため、「洗い流し性」に欠けるものであった。また、成分(A)及び(B)を含有した場合と比べて、「肌上での剤の見やすさ」、「剃り跡の分かりやすさ」も不十分であった。
Claims (4)
- 次の成分(A)〜(D):
(A)非イオン界面活性剤
(B)白色粉体及び/又はポリマーエマルション
(C)多糖類系ポリマー
(D)カルボキシビニルポリマー及び/又はアクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー
及び水を含有するシェービング剤組成物。 - 前記成分(A)を1〜20質量%、成分(B)を0.1〜1質量%(ポリマーエマルションの場合には、固形分換算量である)、成分(C)を0.1〜2質量%、成分(D)を0.1〜1質量%含有する、請求項1に記載のシェービング剤組成物。
- 30℃における粘度が2,000〜30,000mPa・sのゲル状又はペースト状である請求項1又は2に記載のシェービング剤組成物。
- 前記成分(A)がHLB7以上である請求項1乃至3のいずれかに記載のシェービング剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004011204A JP2005206464A (ja) | 2004-01-19 | 2004-01-19 | シェービング剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004011204A JP2005206464A (ja) | 2004-01-19 | 2004-01-19 | シェービング剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005206464A true JP2005206464A (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=34897964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004011204A Pending JP2005206464A (ja) | 2004-01-19 | 2004-01-19 | シェービング剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005206464A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101940542A (zh) * | 2009-07-03 | 2011-01-12 | 花王株式会社 | 剃须剂组合物 |
JP2016522706A (ja) * | 2013-04-24 | 2016-08-04 | ザ ジレット コンパニー | 皮膚係合部材の潤滑 |
JP2017104627A (ja) * | 2013-04-24 | 2017-06-15 | ザ ジレット カンパニー リミテッド ライアビリティ カンパニーThe Gillette Company Llc | 剃毛補助部材の潤滑 |
WO2019093254A1 (ja) * | 2017-11-07 | 2019-05-16 | 株式会社 資生堂 | 皮膚化粧料 |
-
2004
- 2004-01-19 JP JP2004011204A patent/JP2005206464A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101940542A (zh) * | 2009-07-03 | 2011-01-12 | 花王株式会社 | 剃须剂组合物 |
JP2011026316A (ja) * | 2009-07-03 | 2011-02-10 | Kao Corp | シェービング剤組成物 |
JP2016522706A (ja) * | 2013-04-24 | 2016-08-04 | ザ ジレット コンパニー | 皮膚係合部材の潤滑 |
JP2017104627A (ja) * | 2013-04-24 | 2017-06-15 | ザ ジレット カンパニー リミテッド ライアビリティ カンパニーThe Gillette Company Llc | 剃毛補助部材の潤滑 |
WO2019093254A1 (ja) * | 2017-11-07 | 2019-05-16 | 株式会社 資生堂 | 皮膚化粧料 |
JPWO2019093254A1 (ja) * | 2017-11-07 | 2020-11-19 | 株式会社 資生堂 | 皮膚化粧料 |
JP7203751B2 (ja) | 2017-11-07 | 2023-01-13 | 株式会社 資生堂 | 皮膚化粧料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4355264B2 (ja) | 温感非水フォーム化粧料 | |
JP2006008574A5 (ja) | ||
KR100953144B1 (ko) | 이산화탄소를 분사제로 사용하는 폼타입의 마사지 무스 팩화장료 조성물 | |
JP2014185125A (ja) | 発泡性の化粧料 | |
JP2013170145A (ja) | 皮膚化粧料組成物 | |
JPH09132516A (ja) | 非発泡性ゲル状シェービング剤組成物 | |
JP2000512304A (ja) | 制汗剤または消臭剤および潤い付与クリームを含有する化粧品用組成物 | |
JP2003089615A (ja) | マシュマロタッチのパック化粧料 | |
JP2005145872A (ja) | シート状クレンジング材 | |
JP2005206464A (ja) | シェービング剤組成物 | |
JP2005306881A (ja) | 非発泡性ゲル状シェービング剤組成物 | |
JP2003026545A (ja) | 頭髪化粧料 | |
JP2005206463A (ja) | シェービング剤組成物 | |
JP7046619B2 (ja) | 水中油型化粧料用組成物 | |
JP3999728B2 (ja) | シェービング剤組成物 | |
JP3543523B2 (ja) | ボディ用化粧料 | |
JPH10306276A (ja) | 温感組成物、エアゾール用温感組成物および温感エアゾール製品 | |
JP4148546B2 (ja) | 非発泡性ゲル状シェービング剤組成物 | |
JP6820463B2 (ja) | 皮膚外用剤および抗シワ剤 | |
JP2004083498A (ja) | 発泡性を有する化粧料 | |
JP2007246510A (ja) | 起泡性化粧品組成物 | |
JP6840331B2 (ja) | 発泡性の化粧料 | |
JP4150280B2 (ja) | 高内水相油中水型乳化化粧料 | |
JP5859315B2 (ja) | ゲル状シェービング剤組成物 | |
JP2003267855A (ja) | 化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20080711 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080722 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080922 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081021 |