JP2004083006A - 車載用デジタルカメラ設置装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、既存のデジタルカメラを着脱可能で通常の使用法で使用可能とし、通常の撮影の記録装置とは別に事故現場の映像記録を連続して記録保存することができる記録装置を別に設け、事故現場撮影記録映像専用の記録装置は封止されたシールドボックスに内蔵し、記録装置のデータの改竄を防ぎ、証拠物件としての客観性を担保し、撮影時の時刻自動記録装置を備え、該デジタルカメラへの充電機能を備えた車載用デジタルカメラ設置用装置を提供することにある。
【解決手段】本発明に係る車載デジタルカメラ設置装置は、衝突時の様子を撮影し、記録をする為に、既存のデジタルカメラを着脱自在な広角レンズを備えた設置装置を車軸に搭載し、該デジタルカメラのシャッター操作を衝突センサーにより起動するエンドレスの記録装置にて、前記デジタルカメラ撮影した映像を記録することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係る車載デジタルカメラ設置装置は、衝突時の様子を撮影し、記録をする為に、既存のデジタルカメラを着脱自在な広角レンズを備えた設置装置を車軸に搭載し、該デジタルカメラのシャッター操作を衝突センサーにより起動するエンドレスの記録装置にて、前記デジタルカメラ撮影した映像を記録することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、車載用のデジタルカメラに関する発明、特に衝突時の様子を撮影し、記録をする為に、既存のデジタルカメラを着脱自在な広角レンズを備えた設置装置を車軸に搭載し、該デジタルカメラのシャッター操作を衝突センサーにより起動する記録装置にて、前記デジタルカメラ撮影した映像を記録する連続記録装置を配設した車載用デジタルカメラ設置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、車両に搭載し、事故の様子を撮影する車両に装着可能なデジタルカメラとして、例えば、車両に装着可能なデジタルカメラに事故を検出する事故検出手段と、デジタルカメラ の撮像操作を制御する操作制御手段とを有し、事故検出手段が事故 を検出したときに、操作制御手段により自動的にデジタルカメラによる撮像が行われるものがある(例えば特許文献1)。また、車の盗難防止のために車に小型カメラを装着し、車両のバッテリを通じて充電 が行われつつ映像記録装置のシステムの各部に電源を供給する電源供給部及び前記電源供給部はもとよりシステムの各部の作動をオン/オフさせる作動制御部からなる車両の映像記録装置がある(例えば特許文献2)。
また、リモートコントローラーを使用して自動車運転者の視野を連続して撮影するための専用の装置は考案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−12170号公報
【特許文献2】
特開2002−325250号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来技術はいずれも事故や防犯のための撮影に特化されたものであり、通常のデジタルカメラとして使用することは出来なかった。
また、リモートコントローラーを使用して自動車運転者の視野を連続して撮影するための専用の装置は製品化されていない上、CCDカメラなどの撮像手段は視野撮影専用のものとなっている為、他の用途への使用は出来なかった。
【0005】
また、デジタルカメラ自体にリモートコントローラを備え、デジタルカメラ内蔵の記録装置、リモートコントローラーを用いて事故現場の撮影のみならず、様々な撮影に兼用可能なデジタルカメラは存在しなかった。また、自動車運転者の視野を撮影しようとする場合、広角レンズなどを用いずに広範囲の視野を記録するのは困難である。しかし、既存のデジタルカメラに広角レンズ若しくは同等の機能を備えるものは少ない。
【0006】
また、上記事故現場撮影用デジタルカメラを通常の撮影にも使用可能とすると、事故現場の撮影記録も通常の撮影記録も同一の記録媒体に記録されてしまうため、事故時以外で撮影した映像との区別がなく、事故原因究明に関連する映像を特定するのは困難である。また、記憶媒体が任意に取り出し可能なため、データの消去や改竄の危険性がある。
【0007】
また、既存のデジタルカメラで事故現場等を撮影する場合、衝突センサーなどは配されていないため、事故直後の事故現場の映像であるかどうかの判断は難しく、事故の原因究明には困難を伴う。そこでデジタルビデオカメラを車載し使用するケースが多いが、事故時以外で撮影した映像も多く、膨大な数の映像から事故原因究明に関連する映像を特定するのは困難であり、編集に労力を有する。また、デジタルビデオカメラを使用するケースにおいても上記同様記憶媒体が任意に取り出し可能なため、データの消去や改竄の危険性がある。
【0008】
更に、記憶装置がエンドレス形式ではないので、通常の撮影で記録装置が一杯になると録画が出来ず、事故発生時に映像を記録できない等の問題がある。また、デジタルビデオカメラを使用する場合、事故が起きた後もそのまま車外の撮影をし続けてしまい、デジタルビデオカメラの機能によっては記憶装置に事故当時の映像が後に撮影された映像によって上書き消去されてしまう危険がある。
【0009】
また、更に既存のデジタルカメラを車内に設置し、自動車の安全補助として活用するための付属装置は存在しない。更に既存のデジタルカメラを車載の付属装置に搭載された広角レンズにアタッチし、撮影することで自動車運転者の広範囲の視野を記録する車載用デジタルカメラ設置装置はなかった。
【0010】
また、デジタルカメラを車内に設置するためのシールドボックスとなるとともに、衝突センサーが設置されているシールドボックスとデジタルカメラに充電するための充電器を兼ねた装置は存在しない。
【0011】
そこで本発明は、既存のデジタルカメラを着脱可能で通常の使用法で使用可能とする車載デジタルカメラ設置装置であり、また通常の撮影もしくは車載デジタルカメラ設置装置に設置し撮影した映像を記録する記録装置とは別に事故現場の映像記録を連続して記録保存することができる記録装置を別に設け、さらにその事故現場撮影記録映像専用の記録装置は封止されたシールドボックスに内蔵し、記録装置のデータの改竄を防ぎ、証拠物件としての客観性を担保し、更に撮影時の時刻自動記録装置を備え、しかも該デジタルカメラへの充電機能を備えた車載用デジタルカメラ設置用装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車載用のデジタルカメラ設置装置は、衝突時の様子を撮影し、記録をする為に、既存のデジタルカメラを着脱自在な広角レンズを備えた設置装置を車軸に搭載し、該デジタルカメラのシャッター操作を衝突センサーにより起動する記録装置にて、前記デジタルカメラ撮影した映像を記録することを特徴とする車載用のデジタルカメラ設置装置を形成したものである。
【0013】
本発明に係る請求項1記載のデジタルカメラ設置装置は、運転中、主導で起動できるリモートコントローラーを備えていることを特徴とする請求項1記載の車載用のデジタルカメラ設置装置を形成したものである。
【0014】
本発明に係る請求項1又は2記載のデジタルカメラ設置装置の衝突センサー及び記録装置は映像記録が改竄できないように封止されたシールドボックスに内蔵されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車載用のデジタルカメラ設置装置を形成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面に基づき本発明である広角レンズ録画機能付きの車載用デジタルカメラ充電器について説明する。
【0016】
図1は本発明の車載用デジタルカメラ設置装置の斜視図である。図2は本発明における広角レンズ録画機能付きの車載用デジタルカメラ設置装置の模式図である。
【0017】
図1及び図2に示すように、本発明の車載用デジタルカメラ設置装置Aは、シールドボックス1と取付枠4とからなる。該シールドボックス1は車のダッシュボード上面に外付けすることが可能である。またダッシュボードに内蔵することも可能である。該シールドボックス1は、衝突センサー6及び記録装置7が映像記録が改竄できないように封止し、証拠物件としての客観性を担保する。該シールドボックス1の外部には、既存のデジタルカメラ4bを設置するための取付枠4が固定されている。また、該シールドボックス1の上面には該デジタルカメラ4bを固定する固定ネジ1bがある。該車載用デジタルカメラ設置装置Aはダッシュボードに限らず、事故現場を撮影可能な場所であれば車内のどこでも設置可能である。
【0018】
上記シールドボックス1の上記取付枠4には、広角レンズ4aが設置されていて、該広角レンズ4aに上記デジタルカメラ4bを取り付ける。該広角レンズ4aは、該取付枠4に設置された該デジタルカメラ4bのレンズの位置に自由に移動可能である。上記デジタルカメラ4bを設置する場合には、該デジタルカメラ4bのレンズ部が該広角レンズ4aに向くように設置し、固定ネジ1bにより該シールドボックス1の上面1aに固定する。
【0019】
上記シールドボックス1の内部には、上記車載用デジタルカメラ設置装置Aを積載している自動車が衝突した際の衝撃を感知する衝突センサー6、上記デジタルカメラ4bの出力端子8aからの情報をエンドレス形式で記録する連続記録装置7が配置されている。該出力端子8aは、例えば上記デジタルカメラに通常付属しているデジタル端子、もしくは映像/音声出力端子等の出力端子等とする。該連続記録装置7にはコード8がある。該コード8は上記デジタルカメラ4bの出力端子に接続されている。該コード8は、例えばインターフェースケーブル、もしくはAVケーブル等とする。上記デジタルカメラ4bに接続されている出力端子8aに接続されているコード8からは、デジタルカメラ4bにより撮影されている情報信号が連続記録装置7に送信される。
【0020】
上記デジタルカメラ4bを固定する上記シールドボックス1に自動車の電源2からの電源の供給を該シールドボックス1内に配設されている上記衝突センサー6、上記連続記録装置7等に行う電源供給コード2aが該シールドボックス1に配設されている。衝突時には、デジタルカメラ4b、衝突センサー6、連続記録装置7等に一定時間電源供給を行う。
【0021】
上記電源供給コード2aは、上記衝突センサー6に接続されている。上記電源供給コード2aは分岐されていて、分岐されたコードは上記デジタルカメラ4bに接続するための入力端子3aに接続されている。
【0022】
上記シールドボックス1内部に設置してある上記衝突センサー6は、上記車載用デジタルカメラ設置装置Aを設置している自動車が衝突した際に、衝撃を感知し、上記デジタルカメラ4bに撮影を開始させる。
【0023】
上記衝突センサー6にはコード5があり、該コード5は上記連続記録装置7に接続されている。上記連続記録装置7は、上記取付枠4に上記固定ネジ1bにより固定された上記デジタルカメラ4bに接続されている上記出力端子8aからの情報をエンドレス形式で記録する連続記録装置である。
【0024】
上記車載用デジタルカメラ設置装置Aに設置された上記デジタルカメラ4bはリモートコントローラーにより、手動でスナップショット等の撮影が可能である。該デジタルカメラ4bを該車載用デジタルカメラ設置装置Aに設置しない状態で撮影した映像データ、またリモートコントローラーにより手動で撮影したデータは上記連続記録装置7には記録されず、該デジタルカメラ4bに内蔵される記憶メディアに保存される。
【0025】
【実施例】
既存のデジタルカメラ4bは、上記車載用デジタルカメラ設置装置から外した状態では通常に撮影に使用する。該車載用デジタルカメラ設置装置に設置して撮影を行う場合、リモートコントローラーで撮影を行う。
【0026】
自動車が衝突等事故が起こった場合には、上記シールドボックス1内部に設置してある上記衝突センサー6が衝撃を感知して上記デジタルカメラ4bに撮影を開始させる。衝突時には、デジタルカメラ4b、衝突センサー6、連続記録装置7等に一定時間電源供給が行われる。
【0027】
【発明の効果】
本発明である広角レンズ付きの車載用デジタルカメラ設置装置は、広角レンズを用いることで、自動車運転者が事故を起こした場合に自動車運転者の視野を広範囲で記録することが可能である。また、広角レンズの位置を移動可能としたことで、既存のデジタルカメラの使用が可能となる。また、シールドボックス内部に設置してある衝突センサーにより、自動車が衝突した際に、衝撃を感知し、上記デジタルカメラ4bに撮影を開始させることで、事故時自動車運転者が撮影可能な状態ではなくても、有力な証拠と成り得る事故直後の事故現場を自動的に撮影可能である。また、衝突時にデジタルカメラ、衝突センサー、連続記録装置等に一定時間電源供給を行うことで事故時に電池切れで撮影不可能になる事態が回避可能である。また、連続記録装置はエンドレス形式であるため、他の映像データにより事故現場の映像データが保存できなくなる事態を回避できる。
【0028】
また、既存のデジタルカメラで撮影した映像データと車載用デジタルカメラ設置装置に設置した際にリモートコントロールで手動撮影した映像データは既存のデジタルカメラ内の記憶メディアに保存、事故時の映像データは車載用デジタルカメラ設置装置のシールドボックス内部の連続記録装置に保存と、映像データの保存場所を撮影状況に応じて区別することで、事故原因究明に関連する映像の特定を容易にする。
【0029】
更に、既存のデジタルカメラが設置可能であり、車載用デジタルカメラ設置装置から外した状態での通常の使用のみならず、既存のデジタルカメラを車載用デジタルカメラ設置装置に設置した状態でも、広角レンズが移動可能であり、リモートコントロールにより手動で撮影が行えるため、運転中に通常の撮影も可能である。また充電装置を備えているため、既存のデジタルカメラへの充電が簡便になり、置き場所にも困らず、デジタルカメラとしての通常の機能を十分活用できる。
【0030】
更に、シールドボックス内の衝突センサーとエンドレスを内蔵し、通常は開けられないように封止することで証拠物件としての客観性を担保し、事故当時の映像記録の改竄を防ぐことが出来、内蔵された記録を再生することで事故原因の究明につながり、犯罪などを目撃した場合、捜査の手助けとなる。
これにより、新たな専用の撮像装置を配置することなく既存のデジタルカメ
ラで犯罪の早期解決や事故後の問題解決が迅速になり、被害者の救済と犯罪や交通事故の減少につながる事が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である車載用デジタルカメラ充電器の斜視図である。
【図2】本発明である車載用デジタルカメラ充電器の模式図である。
【符号の説明】
車載用デジタルカメラ充電器
A シールドボックス
1a 上面
1b 固定ネジ
2 自動車の電源
2a 電源供給コード
3 端子コード
3a 入力端子
4 取付枠
4a 広角レンズ
4b デジタルカメラ
5 コード
6 衝突センサー
7 情報記録装置
8 コード
8a 出力端子
【発明が属する技術分野】
本発明は、車載用のデジタルカメラに関する発明、特に衝突時の様子を撮影し、記録をする為に、既存のデジタルカメラを着脱自在な広角レンズを備えた設置装置を車軸に搭載し、該デジタルカメラのシャッター操作を衝突センサーにより起動する記録装置にて、前記デジタルカメラ撮影した映像を記録する連続記録装置を配設した車載用デジタルカメラ設置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、車両に搭載し、事故の様子を撮影する車両に装着可能なデジタルカメラとして、例えば、車両に装着可能なデジタルカメラに事故を検出する事故検出手段と、デジタルカメラ の撮像操作を制御する操作制御手段とを有し、事故検出手段が事故 を検出したときに、操作制御手段により自動的にデジタルカメラによる撮像が行われるものがある(例えば特許文献1)。また、車の盗難防止のために車に小型カメラを装着し、車両のバッテリを通じて充電 が行われつつ映像記録装置のシステムの各部に電源を供給する電源供給部及び前記電源供給部はもとよりシステムの各部の作動をオン/オフさせる作動制御部からなる車両の映像記録装置がある(例えば特許文献2)。
また、リモートコントローラーを使用して自動車運転者の視野を連続して撮影するための専用の装置は考案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−12170号公報
【特許文献2】
特開2002−325250号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来技術はいずれも事故や防犯のための撮影に特化されたものであり、通常のデジタルカメラとして使用することは出来なかった。
また、リモートコントローラーを使用して自動車運転者の視野を連続して撮影するための専用の装置は製品化されていない上、CCDカメラなどの撮像手段は視野撮影専用のものとなっている為、他の用途への使用は出来なかった。
【0005】
また、デジタルカメラ自体にリモートコントローラを備え、デジタルカメラ内蔵の記録装置、リモートコントローラーを用いて事故現場の撮影のみならず、様々な撮影に兼用可能なデジタルカメラは存在しなかった。また、自動車運転者の視野を撮影しようとする場合、広角レンズなどを用いずに広範囲の視野を記録するのは困難である。しかし、既存のデジタルカメラに広角レンズ若しくは同等の機能を備えるものは少ない。
【0006】
また、上記事故現場撮影用デジタルカメラを通常の撮影にも使用可能とすると、事故現場の撮影記録も通常の撮影記録も同一の記録媒体に記録されてしまうため、事故時以外で撮影した映像との区別がなく、事故原因究明に関連する映像を特定するのは困難である。また、記憶媒体が任意に取り出し可能なため、データの消去や改竄の危険性がある。
【0007】
また、既存のデジタルカメラで事故現場等を撮影する場合、衝突センサーなどは配されていないため、事故直後の事故現場の映像であるかどうかの判断は難しく、事故の原因究明には困難を伴う。そこでデジタルビデオカメラを車載し使用するケースが多いが、事故時以外で撮影した映像も多く、膨大な数の映像から事故原因究明に関連する映像を特定するのは困難であり、編集に労力を有する。また、デジタルビデオカメラを使用するケースにおいても上記同様記憶媒体が任意に取り出し可能なため、データの消去や改竄の危険性がある。
【0008】
更に、記憶装置がエンドレス形式ではないので、通常の撮影で記録装置が一杯になると録画が出来ず、事故発生時に映像を記録できない等の問題がある。また、デジタルビデオカメラを使用する場合、事故が起きた後もそのまま車外の撮影をし続けてしまい、デジタルビデオカメラの機能によっては記憶装置に事故当時の映像が後に撮影された映像によって上書き消去されてしまう危険がある。
【0009】
また、更に既存のデジタルカメラを車内に設置し、自動車の安全補助として活用するための付属装置は存在しない。更に既存のデジタルカメラを車載の付属装置に搭載された広角レンズにアタッチし、撮影することで自動車運転者の広範囲の視野を記録する車載用デジタルカメラ設置装置はなかった。
【0010】
また、デジタルカメラを車内に設置するためのシールドボックスとなるとともに、衝突センサーが設置されているシールドボックスとデジタルカメラに充電するための充電器を兼ねた装置は存在しない。
【0011】
そこで本発明は、既存のデジタルカメラを着脱可能で通常の使用法で使用可能とする車載デジタルカメラ設置装置であり、また通常の撮影もしくは車載デジタルカメラ設置装置に設置し撮影した映像を記録する記録装置とは別に事故現場の映像記録を連続して記録保存することができる記録装置を別に設け、さらにその事故現場撮影記録映像専用の記録装置は封止されたシールドボックスに内蔵し、記録装置のデータの改竄を防ぎ、証拠物件としての客観性を担保し、更に撮影時の時刻自動記録装置を備え、しかも該デジタルカメラへの充電機能を備えた車載用デジタルカメラ設置用装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車載用のデジタルカメラ設置装置は、衝突時の様子を撮影し、記録をする為に、既存のデジタルカメラを着脱自在な広角レンズを備えた設置装置を車軸に搭載し、該デジタルカメラのシャッター操作を衝突センサーにより起動する記録装置にて、前記デジタルカメラ撮影した映像を記録することを特徴とする車載用のデジタルカメラ設置装置を形成したものである。
【0013】
本発明に係る請求項1記載のデジタルカメラ設置装置は、運転中、主導で起動できるリモートコントローラーを備えていることを特徴とする請求項1記載の車載用のデジタルカメラ設置装置を形成したものである。
【0014】
本発明に係る請求項1又は2記載のデジタルカメラ設置装置の衝突センサー及び記録装置は映像記録が改竄できないように封止されたシールドボックスに内蔵されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車載用のデジタルカメラ設置装置を形成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面に基づき本発明である広角レンズ録画機能付きの車載用デジタルカメラ充電器について説明する。
【0016】
図1は本発明の車載用デジタルカメラ設置装置の斜視図である。図2は本発明における広角レンズ録画機能付きの車載用デジタルカメラ設置装置の模式図である。
【0017】
図1及び図2に示すように、本発明の車載用デジタルカメラ設置装置Aは、シールドボックス1と取付枠4とからなる。該シールドボックス1は車のダッシュボード上面に外付けすることが可能である。またダッシュボードに内蔵することも可能である。該シールドボックス1は、衝突センサー6及び記録装置7が映像記録が改竄できないように封止し、証拠物件としての客観性を担保する。該シールドボックス1の外部には、既存のデジタルカメラ4bを設置するための取付枠4が固定されている。また、該シールドボックス1の上面には該デジタルカメラ4bを固定する固定ネジ1bがある。該車載用デジタルカメラ設置装置Aはダッシュボードに限らず、事故現場を撮影可能な場所であれば車内のどこでも設置可能である。
【0018】
上記シールドボックス1の上記取付枠4には、広角レンズ4aが設置されていて、該広角レンズ4aに上記デジタルカメラ4bを取り付ける。該広角レンズ4aは、該取付枠4に設置された該デジタルカメラ4bのレンズの位置に自由に移動可能である。上記デジタルカメラ4bを設置する場合には、該デジタルカメラ4bのレンズ部が該広角レンズ4aに向くように設置し、固定ネジ1bにより該シールドボックス1の上面1aに固定する。
【0019】
上記シールドボックス1の内部には、上記車載用デジタルカメラ設置装置Aを積載している自動車が衝突した際の衝撃を感知する衝突センサー6、上記デジタルカメラ4bの出力端子8aからの情報をエンドレス形式で記録する連続記録装置7が配置されている。該出力端子8aは、例えば上記デジタルカメラに通常付属しているデジタル端子、もしくは映像/音声出力端子等の出力端子等とする。該連続記録装置7にはコード8がある。該コード8は上記デジタルカメラ4bの出力端子に接続されている。該コード8は、例えばインターフェースケーブル、もしくはAVケーブル等とする。上記デジタルカメラ4bに接続されている出力端子8aに接続されているコード8からは、デジタルカメラ4bにより撮影されている情報信号が連続記録装置7に送信される。
【0020】
上記デジタルカメラ4bを固定する上記シールドボックス1に自動車の電源2からの電源の供給を該シールドボックス1内に配設されている上記衝突センサー6、上記連続記録装置7等に行う電源供給コード2aが該シールドボックス1に配設されている。衝突時には、デジタルカメラ4b、衝突センサー6、連続記録装置7等に一定時間電源供給を行う。
【0021】
上記電源供給コード2aは、上記衝突センサー6に接続されている。上記電源供給コード2aは分岐されていて、分岐されたコードは上記デジタルカメラ4bに接続するための入力端子3aに接続されている。
【0022】
上記シールドボックス1内部に設置してある上記衝突センサー6は、上記車載用デジタルカメラ設置装置Aを設置している自動車が衝突した際に、衝撃を感知し、上記デジタルカメラ4bに撮影を開始させる。
【0023】
上記衝突センサー6にはコード5があり、該コード5は上記連続記録装置7に接続されている。上記連続記録装置7は、上記取付枠4に上記固定ネジ1bにより固定された上記デジタルカメラ4bに接続されている上記出力端子8aからの情報をエンドレス形式で記録する連続記録装置である。
【0024】
上記車載用デジタルカメラ設置装置Aに設置された上記デジタルカメラ4bはリモートコントローラーにより、手動でスナップショット等の撮影が可能である。該デジタルカメラ4bを該車載用デジタルカメラ設置装置Aに設置しない状態で撮影した映像データ、またリモートコントローラーにより手動で撮影したデータは上記連続記録装置7には記録されず、該デジタルカメラ4bに内蔵される記憶メディアに保存される。
【0025】
【実施例】
既存のデジタルカメラ4bは、上記車載用デジタルカメラ設置装置から外した状態では通常に撮影に使用する。該車載用デジタルカメラ設置装置に設置して撮影を行う場合、リモートコントローラーで撮影を行う。
【0026】
自動車が衝突等事故が起こった場合には、上記シールドボックス1内部に設置してある上記衝突センサー6が衝撃を感知して上記デジタルカメラ4bに撮影を開始させる。衝突時には、デジタルカメラ4b、衝突センサー6、連続記録装置7等に一定時間電源供給が行われる。
【0027】
【発明の効果】
本発明である広角レンズ付きの車載用デジタルカメラ設置装置は、広角レンズを用いることで、自動車運転者が事故を起こした場合に自動車運転者の視野を広範囲で記録することが可能である。また、広角レンズの位置を移動可能としたことで、既存のデジタルカメラの使用が可能となる。また、シールドボックス内部に設置してある衝突センサーにより、自動車が衝突した際に、衝撃を感知し、上記デジタルカメラ4bに撮影を開始させることで、事故時自動車運転者が撮影可能な状態ではなくても、有力な証拠と成り得る事故直後の事故現場を自動的に撮影可能である。また、衝突時にデジタルカメラ、衝突センサー、連続記録装置等に一定時間電源供給を行うことで事故時に電池切れで撮影不可能になる事態が回避可能である。また、連続記録装置はエンドレス形式であるため、他の映像データにより事故現場の映像データが保存できなくなる事態を回避できる。
【0028】
また、既存のデジタルカメラで撮影した映像データと車載用デジタルカメラ設置装置に設置した際にリモートコントロールで手動撮影した映像データは既存のデジタルカメラ内の記憶メディアに保存、事故時の映像データは車載用デジタルカメラ設置装置のシールドボックス内部の連続記録装置に保存と、映像データの保存場所を撮影状況に応じて区別することで、事故原因究明に関連する映像の特定を容易にする。
【0029】
更に、既存のデジタルカメラが設置可能であり、車載用デジタルカメラ設置装置から外した状態での通常の使用のみならず、既存のデジタルカメラを車載用デジタルカメラ設置装置に設置した状態でも、広角レンズが移動可能であり、リモートコントロールにより手動で撮影が行えるため、運転中に通常の撮影も可能である。また充電装置を備えているため、既存のデジタルカメラへの充電が簡便になり、置き場所にも困らず、デジタルカメラとしての通常の機能を十分活用できる。
【0030】
更に、シールドボックス内の衝突センサーとエンドレスを内蔵し、通常は開けられないように封止することで証拠物件としての客観性を担保し、事故当時の映像記録の改竄を防ぐことが出来、内蔵された記録を再生することで事故原因の究明につながり、犯罪などを目撃した場合、捜査の手助けとなる。
これにより、新たな専用の撮像装置を配置することなく既存のデジタルカメ
ラで犯罪の早期解決や事故後の問題解決が迅速になり、被害者の救済と犯罪や交通事故の減少につながる事が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である車載用デジタルカメラ充電器の斜視図である。
【図2】本発明である車載用デジタルカメラ充電器の模式図である。
【符号の説明】
車載用デジタルカメラ充電器
A シールドボックス
1a 上面
1b 固定ネジ
2 自動車の電源
2a 電源供給コード
3 端子コード
3a 入力端子
4 取付枠
4a 広角レンズ
4b デジタルカメラ
5 コード
6 衝突センサー
7 情報記録装置
8 コード
8a 出力端子
Claims (3)
- 衝突時の様子を撮影し、記録をする為に、既存のデジタルカメラを着脱自在な広角レンズを備えた設置装置を車軸に搭載し、該デジタルカメラのシャッター操作を衝突センサーにより起動するエンドレスの記録装置にて、前記デジタルカメラ撮影した映像を記録することを特徴とする車載用のデジタルカメラ設置装置。
- 請求項1記載のデジタルカメラ設置装置は、運転中、手動で起動できるリモートコントローラーを備えていることを特徴とする請求項1記載の車載用のデジタルカメラ設置装置。
- 請求項1又は2記載のデジタルカメラ設置装置の衝突センサー及び記録装置は映像記録が改竄できないように封止されたシールドボックスに内蔵されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車載用のデジタルカメラ設置装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003183108A JP2004083006A (ja) | 2002-06-27 | 2003-06-26 | 車載用デジタルカメラ設置装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002188112 | 2002-06-27 | ||
JP2003183108A JP2004083006A (ja) | 2002-06-27 | 2003-06-26 | 車載用デジタルカメラ設置装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004083006A true JP2004083006A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=32071728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003183108A Withdrawn JP2004083006A (ja) | 2002-06-27 | 2003-06-26 | 車載用デジタルカメラ設置装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004083006A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006321424A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Yazaki Corp | ドライブレコーダ |
JP2008078793A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Casio Comput Co Ltd | デジタルカメラシステム |
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2003
- 2003-06-26 JP JP2003183108A patent/JP2004083006A/ja not_active Withdrawn
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