JP2004082952A - 車両用アウトサイドミラー - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用アウトサイドミラーの組立作業時の、パッキンテープを装着する工程においての作業性の向上及び作業の確実性の向上と、パッキンテープのシール性の向上とを目的とする。
【解決手段】ベース部5と車体のドアミラー取付部11との間に介在するガスケット12の、車体に接する側の取付面13の外縁の内側に、パッキンテープ用溝17を形成する。さらに、当該パッキンテープ用溝17の底部に、凸形状部のビード18を形成して、パッキンテープ19を、ビード18の上からパッキンテープ用溝17に装着する。パッキンテープ19を装着する工程において、あらかじめ形成されている当該パッキンテープ用溝17にパッキンテープ19を装着すればよいので、作業が容易になる。また、アウトサイドミラーを組み立てた時に、押し潰されることで、シール性を発揮するパッキンテープ19が、ビード18によってさらに押し潰されるので、よりシール性が向上する。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガスケットを介して車両本体に取り付ける、車両用アウトサイドミラーにかかるものである。特に、この発明は、組立時の作業性を向上し、組立作業の差を小さくできる、車両用アウトサイドミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用アウトサイドミラーは、ベース部と車体との間にガスケットを設け、さらに、当該ガスケットの車体側の面にパッキンテープを装着して、シール性を向上させてある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実開平6−945号公報(第5−7頁、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記の従来の車両用アウトサイドミラーは、組立作業時において、前記ガスケットにパッキンテープを装着する際に、ガスケットに設けてあるケガキ線を目安に装着しているため、ケガキ線を確認しながらの装着作業になり、作業性が悪いという問題点がある。
【0005】
そこで、この発明は車両用アウトサイドミラーの組立作業時における、パッキンテープのガスケットへの装着作業の向上を第1の目的とし、また、パッキンテープのシール性の向上を第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、ベース部と車体との間にガスケットを介在させた構造の車両用アウトサイドミラーにおいて、前記ガスケットの車体側取付面に、当該ガスケットが取り付けられる車両の進行方向側の取付面外縁の内側から、上部の取付面外縁の内側にかけて溝を設け、この溝にパッキンテープを装着したことを特徴とする。
【0007】
すなわち、この車両用アウトサイドミラーは、パッキンテープのガスケットへの装着作業で、位置決めをする際に、ケガキ線を確認しながら装着するので作業性が悪かったが、パッキンテープを装着する位置に設けられた溝により、パッキンテープの位置決めが簡単になる。この結果、パッキンテープをガスケットに装着する際の作業性が向上する。
【0008】
また、請求項2にかかる発明は、ベース部と車体との間にガスケットを介在させた構造の車両用アウトサイドミラーにおいて、前記ガスケットの車体側取付面の外周縁の内側に溝を設け、この溝にパッキンテープを装着したことを特徴とする。
【0009】
すなわち、この車両用アウトサイドミラーは、車両用アウトサイドミラーを、ガスケットを介して車体に取り付ける際の、当該ガスケットの車体側取付面の外周縁の内側に溝を設けたので、上記溝と同様、パッキンテープの位置決めが簡単になる。この結果、パッキンテープをガスケットに装着する際の作業性が向上する。
【0010】
また、請求項3にかかる発明は、前記ガスケットに形成された前記パッキンテープ装着用溝の底部に、凸形状部を前記溝の形成方向に沿って設けたことを特徴とする。
【0011】
この車両用アウトサイドミラーでは、ガスケットに形成されたパッキンテープ装着用溝の底部の凸形状の上から、前記溝にパッキンテープを装着することにより、当該凸形状部がパッキンテープを押し潰す構造とした。この結果、当該溝の底部の凸形状部がパッキンテープに食い込むので、更にシール性が向上する。
【0012】
また、請求項4にかかる発明は、ベース部と車体との間にガスケットを介在させた構造の車両用アウトサイドミラーにおいて、前記ガスケットの車体側取付面に、当該ガスケットが取り付けられる車両の進行方向側の取付面外縁の内側から、上部の取付面外縁の内側にかけて凸形状部を設け、この凸形状部の上にパッキンテープを装着したことを特徴とする。
【0013】
この車両用アウトサイドミラーでは、車両用アウトサイドミラーを、ガスケットを介して車体に取り付ける際の当該ガスケットの車体側取付面に、車両の進行方向側の取付面外縁の内側から、上部の取付面外縁の内側にかけて凸形状部を設け、パッキンテープを前記凸形状部の上から装着する。この結果、上記凸形状部と同様に凸形状部がパッキンテープに食い込むので、更にシール性が向上する。
【0014】
また、請求項5にかかる発明は、ベース部と車体との間にガスケットを介在させた構造の車両用アウトサイドミラーにおいて、前記ガスケットの車体側取付面の外周縁の内側に凸形状部を設け、この凸形状部の上にパッキンテープを装着したことを特徴とする。
【0015】
この車両用アウトサイドミラーでは、前記ガスケットの車体側取付面の外周縁の内側に凸形状部を設け、パッキンテープを前記凸形状部の上から装着する。この結果、上記凸形状部と同様に凸形状部がパッキンテープに食い込むので、更にシール性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの或いは実質的に同一のものが含まれる。
【0017】
(実施の形態1)
図1は、この発明が適用される車両用アウトサイドミラーの一例を示す組立図である。図2は、この発明の実施の形態1に係る車両用アウトサイドミラーの一部正面図である。図3は、図2の車両用アウトサイドミラーの断面図である。同図に示すドアミラー1(車両用アウトサイドミラー)は、ミラー本体部2と、当該ミラー本体部2がミラー格納装置(図示省略)を介して取り付けられるベース部5とから構成されている。このミラー本体部2は、ミラー3とミラーハウジング4とから成り、ミラー3は、ミラーハウジング4の内部に有するミラー調整装置(図示省略)に取り付けられている。ドアミラー1の車体へ取り付け部になるベース部5と、車体のドアミラー取付部11との間には、ガスケット12が介在し、前記ミラー調整装置及びミラー格納装置のそれぞれに接続された電源供給用のハーネス6が、ベース部5、ガスケット12及びドアミラー取付部11に設けられたハーネス通し穴7から、車内に引き込まれる。
【0018】
前記ガスケット12は、ゴムまたは軟質系の樹脂等からなり、ドアミラー1を固定するためのボルト8を通すボルト穴9や、ハーネス6をドアミラー1から車内に引き込むためのハーネス通し穴7をシール出来るよう、立体的に成型されている。ガスケット12の車体と接する側の取付面13には、当該ドアミラー1が固定される自動車の進行方向側外縁14の内側から、上部外縁15の内側にかけて、パッキンテープ用溝17が形成されている。さらに、当該パッキンテープ用溝17の底部には、凸形状部であるビード18が、パッキンテープ用溝17の形成方向に形成されている。このパッキンテープ用溝17には、幅及び長さが当該溝よりも若干小さく、且つ、厚さが溝の深さよりも厚く、発泡性の材料等からなるパッキンテープ(例えば、日東電工製エプトシーラー)19が、前記ビード18の上から接着剤(例えば、両面テープを使用)により貼り付けられる。これらのパッキンテープ用溝17、ビード18及びパッキンテープ19の寸法の具体例を一例挙げると、パッキンテープ用溝17の深さが1mm、ビード18の高さが0.5mm、パッキンテープ19の厚さが3mm程度の寸法から成り、数値で示すように、パッキンテープ19は、パッキンテープ用溝17の深さよりも厚いものを使用する。ドアミラー1の車体への取り付けは、ガスケット12をベース部5に装着し、当該ガスケット12のパッキンテープ19が接着されている取付面13を、車体のドアミラー取付部11に合わせて取り付け、ボルト8にて固定する。
【0019】
以下、この車両用アウトサイドミラーの動作について説明する。車内に引き込まれたハーネス6によって、ミラー調整装置と電気的に接続されたミラー調整スイッチを操作すると、ミラー3が取り付けられているミラー調整装置が作動するので、ミラー3が任意に角度に調整される。また、車内に引き込まれたハーネス6によって、ミラー格納装置と電気的に接続されたミラー格納スイッチを操作すると、ミラー本体部2が取り付けられているミラー格納装置が作動し、ミラー本体部2が回転軸線10を中心として回転して、ミラー本体部2が格納される。ベース部5とドアミラー取付部11との間に介在するガスケット12は、ハーネス通し穴7や固定用ボルト8のボルト穴9から、雨水等が車内に浸入するのを防止する。また、このガスケット12はドアミラー1に伝わる車両運転中の振動を吸収し、ミラー3による後方の視界を確保する。さらに、ガスケット12の取付面13に貼り付けられたパッキンテープ19は、ドアミラー1をボルト8によりドアミラー取付部11に固定した時に、パッキンテープ19がパッキンテープ用溝17とドアミラー取付部11とにより押し潰され、車両の進行方向、及び上部からの雨水等の車内への浸入を、確実に防止する。また、ガスケット12とドアミラー取付部11との間にわずかな隙間が生じた場合でも、前記の押し潰されたパッキンテープ19はドアミラー取付部11に密着しているので、当該パッキンテープ19が貼り付けてある部分には隙間ができない。さらに、そのパッキンテープ19が、進行方向側外縁14の内側に設けられたパッキンテープ用溝17に貼り付けられているので、車両の走行中の風が前記隙間を通過するのを阻止し、その隙間を通過した風に起因する風切り音を防止する。
【0020】
以上の車両用アウトサイドミラーは、ドアミラー1の組立作業時の、パッキンテープ19をガスケット12に貼り付ける工程において、パッキンテープ19を所定の位置に貼り付ける際、パッキンテープ19をパッキンテープ用溝17に合わせて貼り付けるだけなので、作業が容易になる。また、あらかじめ形成してあるパッキンテープ用溝17に貼り付けるので、所定の位置に確実に貼り付けることができ、さらに、作業者による作業のバラツキも防止できる。また、パッキンテープ用溝17に形成されたビード18とドアミラー取付部11とにより、パッキンテープ19がさらに押し潰され、当該ビード18が形成されていない場合に比べて、よりシール性が向上する。
【0021】
(実施の形態2)
図4は、この発明の実施の形態2に係る車両用アウトサイドミラーの一部正面図である。この実施の形態2では、ドアミラー1のベース部5と、車体のドアミラー取付部11との間に介在するガスケット12の車体と接する側の取付面13の、外周縁16の内側にパッキンテープ用溝27が形成されている。さらに、当該パッキンテープ用溝27の底部には、凸形状部であるビード28が、パッキンテープ用溝27の形成方向に形成されている。このパッキンテープ用溝27には、幅が当該溝よりも若干小さく、且つ、厚さが溝の深さよりも厚いパッキンテープ19が、前記ビード28の上から接着剤により貼り付けられる。ドアミラー1の車体への取り付けは、このガスケット12をベース部5に装着し、当該ガスケット12のパッキンテープ19が接着されている取付面13を車体のドアミラー取付部11に合わせて取り付け、ボルト8にて固定する。
【0022】
以上の車両用アウトサイドミラーは、ガスケット12に貼り付けられたパッキンテープ19により、ドアミラー1の取り付け部分に、どの方向から水等がかかっても、ドアミラー取付部11からの水等の車内への浸入を確実に防ぐことができる。さらに、パッキンテープ用溝27に形成されたビード28がパッキンテープ19を押し潰すので、当該ビード28が形成されていない場合に比べて、よりシール性が向上する。また、ドアミラー1の組立作業時の、パッキンテープ19をガスケット12に貼り付ける工程において、パッキンテープ19を所定に位置に貼り付ける際、パッキンテープ19をパッキンテープ用溝27に合わせて貼り付けるだけなので、作業が容易になる。また、あらかじめ形成してあるパッキンテープ用溝27に貼り付けるので、所定の位置に確実に貼り付けることができ、さらに、作業者による作業のバラツキも防止できる。
【0023】
(実施の形態3)
図5は、この発明の実施の形態3に係る車両用アウトサイドミラーの一部正面図である。図6は、図5の車両用アウトサイドミラーの断面図である。この実施の形態3では、ドアミラー1のベース部5と、車体のドアミラー取付部11との間に介在するガスケット12の車体と接する側の取付面13に、当該ドアミラー1が固定される自動車の進行方向側外縁14の内側から、上部外縁15の内側にかけて、パッキンテープ用溝37が形成されている。このパッキンテープ用溝37には、幅及び長さが当該溝よりも若干小さく、且つ、厚さが溝の深さよりも厚いパッキンテープ39が、接着剤により貼り付けられる。ドアミラー1の車体への取り付けは、このガスケット12をベース部5に装着し、当該ガスケット12のパッキンテープ39が接着されている取付面13を車体のドアミラー取付部11に合わせて取り付け、ボルト8にて固定する。
【0024】
以上の車両用アウトサイドミラーは、ドアミラー1に降雨等により水がかかった場合、ガスケット12に貼り付けられたパッキンテープ39により、車両の進行方向、及び上部からの雨水等の車内への浸入を、確実に防止する。また、ドアミラー1の組立作業時の、パッキンテープ39をガスケット12に貼り付ける工程において、パッキンテープ39を所定に位置に貼り付ける際、パッキンテープ39をパッキンテープ用溝37に合わせて貼り付けるだけなので、作業が容易になる。また、あらかじめ形成してあるパッキンテープ用溝37に貼り付けるので、所定の位置に確実に貼り付けることができ、さらに、作業者による作業のバラツキも防止できる。
【0025】
(実施の形態4)
図7は、この発明の実施の形態4に係る車両用アウトサイドミラーの一部正面図である。この実施の形態4では、ドアミラー1のベース部5と、車体のドアミラー取付部11との間に介在するガスケット12の車体と接する側の取付面13の、外周縁16の内側にパッキンテープ用溝47が形成されている。このパッキンテープ用溝47には、幅が当該溝よりも若干小さく、且つ、厚さが溝の深さよりも厚いパッキンテープ39が、接着剤により貼り付けられる。ドアミラー1の車体への取り付けは、このガスケット12をベース部5に装着し、当該ガスケット12のパッキンテープ39が接着されている取付面13を車体のドアミラー取付部11に合わせて取り付け、ボルト8にて固定する。
【0026】
以上の車両用アウトサイドミラーは、ガスケット12に貼り付けられたパッキンテープ39により、ドアミラー1の取り付け部分に、どの方向から水等がかかっても、ドアミラー取付部11からの水等の車内への浸入を確実に防ぐことができる。また、ドアミラー1の組立作業時の、パッキンテープ39をガスケット12に貼り付ける工程において、パッキンテープ39を所定に位置に貼り付ける際、パッキンテープ39をパッキンテープ用溝47に合わせて貼り付けるだけなので、作業が容易になる。また、あらかじめ形成してあるパッキンテープ用溝47に貼り付けるので、所定の位置に確実に貼り付けることができ、さらに、作業者による作業のバラツキも防止できる。
【0027】
(実施の形態5)
図8は、この発明の実施の形態5に係る車両用アウトサイドミラーの一部正面図である。図9は、図8の車両用アウトサイドミラーの断面図である。この実施の形態5では、ドアミラー1のベース部5と、車体のドアミラー取付部11との間に介在するガスケット12の車体と接する側の取付面13に、当該ドアミラー1が固定される自動車の進行方向側外縁14の内側から、上部外縁15の内側にかけて、凸形状のビード58が形成されている。このビード58には、当該ビード58と同程度の長さのパッキンテープ59が、ビード58の上から接着剤により貼り付けられる。ドアミラー1の車体への取り付けは、この前記ガスケット12をベース部5に装着し、当該ガスケット12のパッキンテープ59が貼り付けられている取付面13を車体のドアミラー取付部11に合わせて取り付け、ボルト8にて固定する。
【0028】
以上の車両用アウトサイドミラーは、ドアミラー1に降雨等により水がかかった場合、ガスケット12に貼り付けられたパッキンテープ59により、車両の進行方向、及び上部からの雨水等の車内への浸入を、確実に防止する。さらに、ビード58がパッキンテープ59を押し潰すので、当該ビード58が形成されていない場合に比べて、よりシール性が向上する。また、ドアミラー1の組立作業時の、パッキンテープ59をガスケット12に貼り付ける工程において、パッキンテープ59が所定の位置から多少ずれてしまった場合でも、パッキンテープ59がビード58を覆ってさえいれば、所定に位置に形成されたビード58がパッキンテープ59を押し潰すので、所定の部分は確実にシールされる。
【0029】
(実施の形態6)
図10は、この発明の実施の形態6に係る車両用アウトサイドミラーの一部正面図である。この実施の形態6では、ドアミラー1のベース部5と、車体のドアミラー取付部11との間に介在するガスケット12の車体と接する側の取付面13の、外周縁16の内側に、凸形状のビード68が形成されている。このビード68には、パッキンテープ59がビード68の上から接着剤により貼り付けられる。ドアミラー1の車体への取り付けは、この前記ガスケット12をベース部5に装着し、当該ガスケット12のパッキンテープ59が貼り付けられている取付面13を車体のドアミラー取付部11に合わせて取り付け、ボルト8にて固定する。
【0030】
以上の車両用アウトサイドミラーは、ガスケット12に貼り付けられたパッキンテープ59により、ドアミラー1の取り付け部分に、どの方向から水等がかかっても、ドアミラー取付部11からの水等の車内への浸入を確実に防ぐことができる。さらに、ビード68がパッキンテープ59を押し潰すので、当該ビード68が形成されていない場合に比べて、よりシール性が向上する。また、ドアミラー1の組立作業時の、パッキンテープ59をガスケット12に貼り付ける工程において、パッキンテープ59が所定の位置から多少ずれてしまった場合でも、パッキンテープ59がビード68を覆ってさえいれば、所定に位置に形成されたビード68がパッキンテープ59を押し潰すので、所定の部分は確実にシールされる。
【0031】
(変形例)
図11に示すように、車体側に車体側凸部20を設け、パッキンテープ79の厚さを、パッキンテープ溝77より薄くてしてもよい。車体側凸部20を設け、ガスケット12とドアミラー取付部11との接触面(取付面13)と、パッキンテープ79のシール面をずらすことにより、シール性がさらに向上する。また、パッキンテープ溝を設けない場合でも、車体側凸部20により、パッキンテープ79が押し潰されるので、よりシール性が向上する。
【0032】
また、ビードの数は複数でもよい。複数にすることで、パッキンテープのビードに押し潰される部分多くなり、シール性がさらに向上する。また、パッキンテープは、パッキンテープ用溝よりも幅が若干小さいものが、接着剤によって貼り付けられているが、パッキンテープの幅をパッキンテープ用溝より若干大きくし、圧入してもよい。圧入した際には、圧入のみでも接着剤を併用してもよい。また、実施の形態では、自動車用ドアミラーを説明したが、自動車用フェンダーミラーや、自動二輪用またはスノーモビル用など、アウトサイドミラーならば、その用途は問わない。
【0033】
【発明の効果】
以上から明らかなように、この発明にかかる車両用アウトサイドミラー(請求項1、2または3)によれば、車両用アウトサイドミラーの組立作業時の、パッキンテープをガスケットに貼り付ける工程において、パッキンテープを所定に位置に貼り付ける際、パッキンテープをパッキンテープ用溝に合わせて貼り付けるだけなので、作業が容易になる。また、あらかじめ形成してあるパッキンテープ用溝に貼り付けるので、所定の位置に確実に貼り付けることができ、さらに、作業者による作業のバラツキも防止できる。
【0034】
また、この発明にかかる車両用アウトサイドミラー(請求項3、4または5)によれば、ガスケットに装着され、当該ガスケットと車両用アウトサイドミラー取付部とにより押し潰されることでシール機能を有するパッキンテープが、ガスケットに設けられたビードによりさらに押し潰され、よりシール性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる車両用アウトサイドミラーの実施の形態を示す組立図である。
【図2】図1のA方向矢視図で、実施の形態1の正面図である。
【図3】(A)は図2のB−B線断面図であり、(B)は(A)のC部詳細図である。
【図4】図1のA方向矢視図で、実施の形態2の正面図である。
【図5】図1のA方向矢視図で、実施の形態3の正面図である。
【図6】(A)は図5のB−B線断面図であり、(B)は(A)のC部詳細図である。
【図7】図1のA方向矢視図で、実施の形態4の変形例の正面図である。
【図8】図1のA方向矢視図で、実施の形態5の変形例の正面図である。
【図9】(A)は図8のB−B線断面図であり、(B)は(A)のC部詳細図である。
【図10】図1のA方向矢視図で、実施の形態6の変形例の正面図である。
【図11】(A)は車体側に凸部を設けてガスケットに溝とビードを設ける場合の変形例で、(B)は車体側に凸部を設けてガスケットに溝を設け、ビードを設けない場合のパッキンテープの変形例で、(C)は車体側に凸部を設けてガスケットに溝を設けないで、ビードを設ける場合の変形例である。
【符号の説明】
5 ベース部
11 ドアミラー取付部
12 ガスケット
13 取付面
14 進行方向側外縁
15 上部外縁
16 外周縁
17 パッキンテープ用溝
18 ビード
19 パッキンテープ
20 車体側凸部

Claims (5)

  1. ベース部と車体との間にガスケットを介在させた構造の車両用アウトサイドミラーにおいて、
    前記ガスケットの車体側取付面に、当該ガスケットが取り付けられる車両の進行方向側の取付面外縁の内側から、上部の取付面外縁の内側にかけて溝を設け、この溝にパッキンテープを装着したことを特徴とする車両用アウトサイドミラー。
  2. ベース部と車体との間にガスケットを介在させた構造の車両用アウトサイドミラーにおいて、
    前記ガスケットの車体側取付面の外周縁の内側に溝を設け、この溝にパッキンテープを装着したことを特徴とする車両用アウトサイドミラー。
  3. 前記ガスケットに形成された前記パッキンテープ装着用溝の底部に、凸形状部を前記溝の形成方向に沿って設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用アウトサイドミラー。
  4. ベース部と車体との間にガスケットを介在させた構造の車両用アウトサイドミラーにおいて、
    前記ガスケットの車体側取付面に、当該ガスケットが取り付けられる車両の進行方向側の取付面外縁の内側から、上部の取付面外縁の内側にかけて凸形状部を設け、この凸形状部の上にパッキンテープを装着したことを特徴とする車両用アウトサイドミラー。
  5. ベース部と車体との間にガスケットを介在させた構造の車両用アウトサイドミラーにおいて、
    前記ガスケットの車体側取付面の外周縁の内側に凸形状部を設け、この凸形状部の上にパッキンテープを装着したことを特徴とする車両用アウトサイドミラー。
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