JP2004080180A - デジタルカメラ載置用クレードルおよびデジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ載置用クレードルおよびデジタルカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】自分撮りなどを行なう場合にデジタルカメラの表示部を見やすくすることができるデジタルカメラ載置用クレードルと、自分撮りを行なう際の操作が容易なデジタルカメラとを提供する。
【解決手段】カメラ100は、撮影レンズ光学系2002と、撮影レンズ光学系2002で撮影された被写体像から生成された画像データを表示するモニタ1002とを備える。カメラ100は、クレードル50に載置された際に、画像データを広角に切り換えて生成出力するように構成されている。クレードル本体5002の底部には底面5004が形成され、クレードル本体5002上部に形成された載置部5008の底部には、カメラ本体10の底壁が載置される載置面が形成され、該載置面は、底面5004からの高さが前方に向かうほど高くなるように傾斜して設けられている。
【選択図】    図16

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルカメラ載置用のクレードルおよびデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
撮像レンズ光学系で結像された被写体像を撮像素子で検出し、該撮像素子から出力される撮像信号に基づいて画像データを生成し、その画像データを表示部で表示させるとともに、メモリデバイスなどに格納するデジタルカメラがある。
そして、撮影レンズ光学系の光軸と表示部とを同じ方向に向けることが可能に構成されたデジタルカメラがあり、このようなデジタルカメラは、撮影者が自分を被写体として撮影する、いわゆる自分撮りを行なう場合、前記表示部に表示される自分の写り具合を確かめることができて便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなデジタルカメラを用いて自分撮りを行なう場合には、デジタルカメラを自らの手で保持しつつ、表示部を自分に向けた状態にしなくてはならないが、このような姿勢は不安定であり、表示部が見づらいものとなっている。
また、自分撮りを行なう際には、デジタルカメラの撮影レンズ光学系から自分までの撮影距離が短くなるので、被写体である自分を適切な大きさで撮影するために、デジタルカメラのズームを広角側に切り換える操作を行なわなくてはならず、操作が面倒である。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、自分撮りなどを行なう場合にデジタルカメラの表示部を見やすくすることができるデジタルカメラ載置用クレードルを提供することにある。
また、本発明の目的は、自分撮りを行なう際の操作が容易なデジタルカメラを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のクレードルは、前記目的を達成するため、デジタルカメラ載置用のクレードルであって、前記クレードルは、デジタルカメラを載置するための載置部を備え、前記載置部は、デジタルカメラを載置した状態で該デジタルカメラの撮影画像を表示する表示部を斜め上向きとするように構成されていることを特徴とする。
そのため、クレードルの載置部にデジタルカメラを載置すると、デジタルカメラの表示部が斜め上向きとなるので、自分撮りを行なうカメラの使用者が該使用者に向いた表示部を容易に視認することができる。
【0005】
また、本発明のデジタルカメラは、撮影した被写体像の画像データをデジタルズーム処理によって望遠側倍率の画像データと広角側倍率の画像データとに切り換えて出力可能な画像処理手段を有するデジタルカメラであって、前記デジタルカメラは、該デジタルカメラ載置用のクレードルに載置された際に前記画像処理手段から前記広角側倍率の画像データを切り換えて出力させる切換手段を備えていることを特徴とする。
また、本発明のデジタルカメラは、広角と望遠とに切換可能な撮影レンズ光学系を有するデジタルカメラであって、前記デジタルカメラは、該デジタルカメラ載置用のクレードルに載置された際に前記撮影レンズ光学系を広角に切り換える切換手段を備えていることを特徴とする。
そのため、デジタルカメラがクレードルに載置された際に、切換手段によって、撮影される画像データが広角に相当する画像データに切り換えられる。したがって、自分撮りの際にデジタルカメラを広角に切り換える操作を改めて行なう必要が無い。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるデジタルカメラ(以下単にカメラという)の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施の形態におけるカメラを前方から見た斜視図、図2はカメラを後方から見た斜視図、図4は本発明の第1実施の形態におけるカメラの構成を示すブロック図である。
図1、図2に示すように、カメラ100は、カメラ本体10と、該カメラ本体10に対して移動可能に連結されたカメラヘッド20とを備えて構成されている。
また、前記カメラ本体10およびカメラヘッド20は、バッテリー32(図3参照)から供給される電源によって作動するように構成されている。
図4に示すように、前記カメラヘッド20は、撮影レンズ光学系2002、撮像素子2004、カメラ信号処理部2006、ビューファインダ装置2008、フラッシュライト2010、フラッシュ駆動部2012、AF補助光光源2014、LED駆動部2016などを備えて構成されている。
前記撮影レンズ光学系2002は、被写体像を撮影するための撮影レンズを含んで構成されている。本実施の形態では、前記撮影レンズ光学系2002は、撮影した被写体像の倍率を変化させることができるズームレンズではなく、焦点距離が固定された光学系で構成されている。
前記撮像素子2004は、前記撮影レンズ光学系2002で撮影された被写体像を検出することにより画像信号を生成出力するように構成されている。
前記カメラ信号処理部2006は、前記撮像素子2004から出力される画像信号に必要な処理を行なうことにより画像データを生成出力するように構成されている。
【0007】
前記ビューファインダ装置2008は、撮影しようとする被写体像を視認するためのものであり、対物レンズと接眼レンズを含んで構成されており、本実施の形態では、被写体像を表示させる液晶表示器を有しない光学式として構成されている。
前記フラッシュライト2010は、被写体像に光を照射するように構成されている。
前記フラッシュ駆動部2012は、前記フラッシュライト2010に駆動信号を供給することによりフラッシュライト2010を発光させるように構成されている。
前記AF補助光光源2014は、被写体像が暗い場合に該被写体像に光を照射することにより、前記撮影レンズ光学系2002のオートフォーカス動作を可能とするものであり、本実施の形態では、LEDによって構成されている。
前記LED駆動部2016は、前記AF補助光光源2014に駆動信号を供給することにより前記AF補助光光源2014を発光させるように構成されている。
【0008】
前記カメラ本体10は、表示部としてのモニタ1002、モニタ駆動部1004、メモリデバイス用のコネクタ1006、メモリデバイス用のインターフェイス部1008、外部通信用のコネクタ1010、外部通信用のインターフェース部1012、操作部1014、スピーカ1016、スピーカ駆動部1018、アンテナ1020、ブルーツース信号処理部1022、ブルーツース通信用のインターフェース部1024、メモリ1026、画像信号処理部1028、制御部1030、第1スイッチ1070、第2スイッチ1072を備えて構成されている。
前記第1、第2スイッチ1070、1072は、前記カメラヘッド20の位置に応じてオンオフ動作して第1、第2検出信号S1、S2を出力するように構成されている。
前記モニタ1002は、被写体像などの画像データや文字データなどを表示するものであり、本実施の形態では液晶表示器によって構成されている。
前記モニタ駆動部1004は、前記画像信号処理部1028から供給される画像データや文字データに基づいて駆動信号を生成して前記モニタ1002に供給することによりモニタ1002に表示を行なわせるように構成されている。
前記コネクタ1006は、画像データを含むデータを記憶するメモリデバイス30に接続可能に構成されている。
【0009】
前記インターフェイス部1008は、前記コネクタ1010に接続されたメモリデバイス30との間で画像データを含むデータの授受を行なうように構成されている。
前記外部コネクタ1010は、本発明のクレードル50(図16)に前記カメラ本体10を載置した時に、前記クレードル50側のコネクタ5016(図15)と接続されるように構成され、前記クレードル50側のコネクタ5016を介してパーソナルコンピュータなどの情報処理装置との間で通信が可能となるように構成されている。
前記インターフェイス部1012は、前記外部コネクタ1010を介した情報の通信を司るように構成されている。
また、本実施の形態では、前記インターフェイス部1012は、前記外部コネクタ1010がクレードル50に接続された際に、前記クレードル50側のコネクタ5016から外部コネクタ1010に供給される電気信号の有無に応じてカメラ100がクレードル50に載置されたか、否かを検出し、その検出結果としてのクレードル検出信号を前記制御部1030に供給するように構成されている。
前記操作部1014は、各種操作を行なうための複数の操作スイッチや操作ボタンを含んで構成されている
前記スピーカ1016は、操作に対応した操作確認音、シャッター音などを発生するように構成されている。
前記スピーカ駆動部1018は、前記スピーカ1016に駆動信号を供給することにより前記スピーカ1016を発生させるように構成されている。
前記アンテナ1020は、ブルーツース通信を行なうための無線信号の送受信を行なうように構成されている。
前記ブルーツース信号処理部1022は、前記アンテナ10120を介して前記無線信号の送信および受信の処理を行なうように構成されている。
前記インターフェース部1024は、前記無線信号の送受信の制御を行なうように構成されている。
前記メモリ1026は、前記カメラ100の動作を行なうために必要な種々のデータを格納するように構成されている。
前記画像信号処理部1028は、前記カメラ信号処理部2006から入力される画像データに対して必要な処理を行ない、処理後の画像データを前記インターフェイス部1008、1012、1024、メモリ1026に供給するように構成されている。
本実施の形態では、前記画像信号処理部1028は、前記カメラ信号処理部2006から入力される矩形状の領域を有する画像データをそのまま出力する第1の動作と、前記画像データの矩形状の領域のうち中心部の矩形状の領域の画像データのみを用い、かつ、周囲の矩形枠状領域の画像データを切り捨てる第2の動作とを切り換えて行なうように構成されている。
前記第1の動作によって得られる前記画像データは、前記撮影レンズ光学系2002があたかも広角に切り換えられた場合に相当する画角の画像データ、すなわち広角側倍率の画像データに相当するものである。
前記第2の動作によって得られる前記画像データは、前記撮影レンズ光学系2002があたかも望遠に切り換えられた場合に相当する画角の画像データ、すなわち望遠側倍率の画像データに相当するものである。
このように広角側倍率の画像データと望遠側倍率の画像データとを切り換えて生成出力する処理を行なうことにより、撮影レンズ光学系が固定焦点であってもあたかも撮影レンズ光学系がズーム式であるのと同様な広角側倍率および望遠側倍率の画像データを得ることができ、このような画像データの処理をデジタルズーム処理という。
【0010】
前記制御部1030は、前記フラッシュ駆動部2012、LED駆動部2016、スピーカ駆動部1018、インターフェイス部1024、画像信号処理部1028の制御を行なうとともに、前記操作部1014から供給される入力信号に基づいて必要な制御を行なうように構成されている。
前記制御部1030は、前記操作部1014から入力される操作信号としてのシャッター信号に応じて、前記画像信号処理部1028から出力される前記画像データを前記メモリデバイス30に記録するシャッター動作を行なう。
また、前記制御部1030は、前記第1スイッチ1070から供給される第1検出信号S1に基づいて前記モニタ1002、撮像素子2004、カメラ信号処理部2006、画像信号処理部1028に対する電源供給のオン、オフを制御するように構成されている。
また、前記制御部1030は、前記第2スイッチ1072から供給される第2検出信号S2に基づいて前記モニタ1002に表示する画像を、通常の表示または左右反転した鏡面表示の何れかに切り換えるように前記画像信号処理部1028に対する制御を行なうように構成されている。
前記制御部1030は、前記インターフェイス部1024、ブルーツース信号処理部1022、アンテナ1020を介して外部装置とブルーツース通信を行なう。
また、前記制御部1030は、前記操作部1014を構成するズームボタン1058(図2)の操作に応じて前記画像信号処理部1028の第1、第2の動作を切り換えるように構成されている。すなわち、前記ズームボタン1058は、前記デジタルズーム処理の広角、望遠の切換操作を行なうものである。
また、前記制御部1030は、前記インターフェイス部1012から入力される前記クレードル検出信号に基づいて前記カメラ100がクレードル50に載置された状態であるか否かを認識できるように構成されている。
【0011】
図1、図2に示すように、前記カメラ本体10は、前後方向の厚さと、厚さよりも大きな上下方向の高さと、高さよりも大きな左右方向の幅とを有した板状のケース1032を有して構成されている。なお、説明の便宜上、本発明において左右とはカメラ100の前方から見て左右をいうものとする。
前記ケース1032は、矩形状の底壁1034と、底壁1034の四辺から起立された前壁1036と、後壁1038と、左側壁1040と、右側壁1042と、右側壁1042に取着された上下に延在するカバー1048とから構成されている。前記カバー1048は、ブルーツース通信用の無線電波が透過可能な材料、例えば合成樹脂材料などで構成されている。
【0012】
前記ケース1032の上部には前記カメラヘッド20収容用の凹部1033が、前後方向に貫通し上方に開放状に形成され、凹部1033の左側部には、前壁1036と、後壁1038と、左側壁1040との各上部を構成する柱状部分1046が位置し、凹部1033の右側部には前記カバー1048の上部である柱状部分が位置し、凹部1033の底壁1044はこれら柱状部分1046とカバー1048の上部の柱状部分の間で上方に臨む平坦面として形成されている。
前記柱状部分1046の上端と前記カバー1048の柱状部分の上端は同じ高さとなるように構成され、これら柱状部分1046とカバー1048の柱状部分の上端は同一形状の円筒面で形成されている。
前記柱状部分1046の上端、すなわち前記ケース1032の上部で左右方向の右側の端部には、前記操作部1014の一部を構成するシャッターボタン1047が設けられている。
図1に示すように、前記カバー1048の内部空間、すなわち前記ケース1032の凹部1033の右側部分の内部には、前記アンテナ1020が収容して配設されている。
さらに、前記カバー1048の外面には、前記アンテナ1020よりも下方の位置に、ブルーツース通信を行なう際に操作するためのブルーツーススイッチ1049が設けられている。前記ブルーツーススイッチ1049は、前記操作部1014の一部を構成している。
【0013】
図2に示すように、前記ケースの底壁1034には、前記外部コネクター1010と、二次電池取り出し用の蓋1050と、スピーカー用の孔1052と、三脚取付用のねじ部1054とが設けられている。
前記蓋1050は、前記底壁に形成された不図示の二次電池収容部の開口を閉塞するものである。前記二次電池は前記メモリ1026のデータのバックアップ用の電源を供給するものである。
また、前記蓋1050および前記底壁1034にわたって前記カメラ100の型番号や製造番号などが表示された機銘板1056が接着剤などによって取着されている。したがって、前記カメラ100を廃棄する際には前記機銘板1056を底壁1034から剥がした後、前記蓋1050を開放してから前記二次電池を取り外して廃棄するように構成されている。
前記スピーカ用の孔1052は、前記カメラ本体10の内部に配設された前記スピーカ1016の音をカメラ本体10の外方に伝達するためのものである。
前記三脚取付用のねじ部1054は、前記カメラ本体10を三脚の雄ねじに螺合するための雌ねじとして形成されている。
【0014】
前記後壁1038には、前記モニタ1002と、前記ズームボタン1058と、選択ボタン1060、1062と、吊り下げ金具1064とが設けられている。
前記モニタ1002は、厚みを有する矩形板状に構成され、その表面側に矩形状の表示面が設けられ、裏面部分が前記後壁1038の前記右側壁1042寄りの箇所に配設されている。
前記選択ボタン1060、1062は、前記カメラ100に対する種々の操作を行なうためのものである。
前記ズームボタン1058、選択ボタン1060、1062は前記操作部1014の一部を構成している。
前記吊り下げ金具1064は、ストラップを取付けるためのものである。
【0015】
前記左側壁1040の上方寄りの箇所には、前記カメラ100の動作モードを複数種類の撮影モード、再生モードに切り換えて設定するためのモード切換ダイアル1065が配設されている。
このモードダイアル1065の中心にはプッシュ式の電源スイッチ1067が設けられている。この電源スイッチ1067がオンオフ操作されると、前記第1スイッチ1070のオンオフ状態とは関係なく、前記制御部1030による電源供給のオンオフが行なわれる。
図3に示すように、前記左側壁1040の下半分には、前記メモリデバイス30を収容するメモリデバイス収容部1064と、前記バッテリー32を収容するバッテリー収容部1066とが設けられており、これら2つの収容部1064、1066はそれぞれの開口を介して外部に臨み、これら2つの開口は蓋1068により開閉される。
【0016】
前記カメラヘッド20は、ケース2022を有して構成され、前記ケース2022は、上部の両側が左右の軸支部2044、2046を介して前記凹部1033の両側面に揺動可能に結合され、すなわち、凹部1033の左側に位置する柱状部分1046と右側に位置するカバー1048の柱状部分を介して揺動可能に結合され、左右の軸支部2044、2046によってカメラヘッド20を揺動させる回転軸線が形成されている。
前記ケース2022は、矩形状の下壁2024と、下壁2024の四辺から起立された前壁2026と、後壁2028と、左側壁2030と、右側壁2032と、これら前壁2026、後壁2028、左右の側壁2030、2032の上部を接続する上壁2034とを備えて構成されている。
前記ケース2022は前記凹部1033に収容した際に前記カメラ本体10とあたかも一体的となるように、前記ケース1032と同じ厚さで形成され、また上部が前記柱状部分1046とカバー1048の柱状部分の円筒面と同一形状の円筒面で形成されている。
前記ケース2002の下壁2024には、撮影レンズ用窓2022A、ビューファインダ用窓2022B、AF補助光光源用窓2022D、フラッシュライト用窓2022Eが開口されている。
前記ケース2022の上壁2034には、接眼用窓2022Cが開口されている。
【0017】
前記ケース2032の内部には、図6に示すように、ハウジング2036と、基板2038と、円柱状のコンデンサ2040とが取着され、また、前記ケース2022の内部には、前記撮影レンズ光学系2002、ビューファインダ装置2008、フラッシュライト2010、AF補助光光源2016、インジケータランプ2017(図2参照)が配設されている。
前記撮影レンズ光学系2002、撮像素子2004、ビューファインダ装置2008は、前記ハウジング2036に保持されている。
前記撮影レンズ光学系2002は、前記ハウジング2036に設けられた撮影レンズ用開口と、前記撮影レンズ用窓2022Aとを介してその光軸が外方に臨むように配設されている。
【0018】
前記ビューファインダ装置2008は、前記ハウジング2036に設けられた対物レンズ用開口と、前記対物レンズ用窓2022Bを介して前記対物レンズが外方に臨むとともに、前記ハウジング2036に設けられた接眼用開口と、前記接眼用窓2022Cを介して前記接眼レンズが外方に臨むように配設されている。
前記AF補助光光源2016と前記フラッシュライト2010は、前記基板2038の表面に固定され、前記コンデンサ2040は、前記基板2038の裏面に固定されている。
前記ケース2032の後壁2028に臨む前記ハウジング2036箇所に凹部2042が形成され、前記ケース2032内において、前記基板2038と前記AF補助光光源2016と前記コンデンサ2040は、これらの一部分が前記凹部2042に収容されるように配設されている。
前記AF補助光光源2016は、前記AF補助光用窓2022Dを介して外方に臨むように配設されている。
前記フラッシュライト2010は、前記フラッシュライト用窓2022Eを介して外方に臨むように配設されている。
そして、前記撮影レンズ光学系2002とフラッシュライト2010は、前記カメラヘッド20の回転軸線と平行な直線上に間隔をおいて並ぶように配置されている。
図2に示すように、前記インジケータランプ2017は、前記ケース2022の上壁2034に外方に臨むように設けられている。このインジケータランプ2017は、前記フラッシュライト2010を発光させるためのチャージ量を表示するものであり、前記フラッシュ駆動部2012によって点灯される。
【0019】
前記カメラヘッド20の左右の軸支部2044、2046のうち左側の軸支部2044は、図5、図7に示すように、軸部2048と軸受部2056とで構成されている。
前記軸部2048は、前記ケース2022の左側壁2028の上部に突設されている。
前記軸部2048の基部外周には円環状の凸部2050が形成され、また、この凸部2050よりも先端側の軸部2048箇所には第1、第2カム部2052、2054が突出形成されている。
前記軸受部2056は、前記凹部1033の左側面(柱状部分1046)の内部に組み込まれた2つの軸受部材2058により構成されている。
前記軸部2048の凸部2050は、前記軸受部2056の凹溝2060に回転可能に支持されるように構成されている。
【0020】
前記第1カム部2052は、軸部2048の周方向の第1角度範囲にわたって延在形成されている。
前記第2カム部2054は、前記第1角度範囲とは異なる軸部2048の周方向の第2角度範囲にわたって延在形成されている。
図8に示すように、前記軸受部2056の溝2060によって前記軸部2036の凸部2038が支持された状態で、軸受部2056には、軸部2036に臨むように前記第1スイッチ1070、第2スイッチ1072が取着されている。前記第1スイッチ1070は、作動片を有し、その作動片が第1カム部2052で押圧されることでオンし、その押圧が解除されることでオフすることにより前記第1検出信号S1を出力するように構成されている。
前記第2スイッチ1072は、作動片を有し、その作動片が第2カム部2054で押圧されることでオンし、その押圧が解除されることでオフすることにより前記第2検出信号S2を出力するように構成されている。
【0021】
前記カメラヘッド20の左右の軸支部2044、2046のうち右側の軸支部2046は、図9に示すように、ヒンジ機構22によって構成されている。
前記ヒンジ機構22は、固定プレート2202、ヒンジベース2204、ヒンジプレート2206、クリックばね2208、クリックプレート2210で構成されている。
前記固定プレート2202は、高さと幅を有し、高さ方向の下半部2202Cが前記カメラ本体10の右側壁1042の上部に取着されることで、高さ方向の上半部2202Aが、カバーの柱状部分の内部に位置するように配設される。前記固定プレーと2202の上部中央には矩形状の孔2202Bが形成され、該孔2202Bの両側には2つのねじ孔2202Dが形成されている。
前記ヒンジベース2204は、前記固定プレート2202の上部に取着される基部2204Aを有し、したがってヒンジベース2204はカバー1048の柱状部分の内部に配設される。前記基部2204Aの固定プレート2202と反対側の箇所には軸部2204Bが設けられ、前記軸部2204Bの径方向の外側に円弧状の溝部2204Cが設けられている。前記溝部2204Cの延在する角度範囲は、本実施の形態では300度となっている。
また、前記軸部2204Bの先端には、軸方向に突出する断面矩形枠状の係合凸部2204Dが設けられ、また、軸部2204Bの先端で前記係合凸部2204Dの両側には2つのねじ挿通孔2204Dが形成されている。
【0022】
前記ヒンジプレート2206は、板状に形成され、その中央には前記ヒンジベース2204の軸部2204Bに挿通されることで軸部2204Bによって回転可能に支持される孔2206Aが設けられている。ヒンジプレート2206の孔2206Aを挟む両側箇所には係合凹部2206B、2206Bが形成されている。
前記ヒンジプレート2206の前記ヒンジベース2204の溝部2204Cに面した箇所には該溝部2204Cに案内されるガイドピン2206Cが突設されている。また、ヒンジプレート2206の下部の幅方向の両側から下方に向かって2つの取付片部2206Dが延出されている。
前記クリックばね2208は、厚さ方向に湾曲した円環板状に形成され、厚さ方向の一方に、すなわち前記ヒンジプレート2206と離れる方向に突出する1つの球面状の凸部2208Aが設けられている。
また、クリックばね2208の外縁部には前記ヒンジプレート2206の2つの係合凹部2206Bにそれぞれ係合する2つの係合凸部2208Bが設けられている。
前記クリッププレート2210は、円板状に形成され、外周部近傍には周方向に間隔をおいて5つの凹部2210A、2210B、2210C、2210D、2210Eが設けられている。これら5つの凹部は、前記クリックばね2208の凸部2208Aに係脱されるように形成されている。
本実施の形態では、前記クリックプレート2210の中心軸から見た前記5つの凹部の角度位置は、次のように設定されている。すなわち、前記凹部2210Aを0度とすると、凹部2210Bが90度、凹部2210Cが180度、凹部2210Dが270度、凹部2210Eが300度である。
【0023】
図11(A)、(B)は、前記クリックばね2208の凸部2208Aと、クリックプレート2210の5つの凹部2210A乃至2210Eとの関係を示す要部断面図である。
前記5つの凹部2210A乃至2210Eのうちの1つの凹部、例えば凹部2210Aの深さは、図11(A)、(B)に示すように、他の残りの凹部2210B乃至2210Eよりも大きな寸法となるように設定されている。
前記クリックプレート2210の中央には前記ヒンジベース2204の係合凸部2204Dと係合する係合孔2210Fが形成されている。また、前記係合孔2210Aの両側に2つのねじ挿通孔2210Gが形成されている。
【0024】
前記ヒンジ機構22の組立ては、次のように行なわれる。
前記固定プレート2202の上部2202Aに前記ヒンジベース2204、ヒンジプレート2206、クリックばね2208、クリックプレート2210をこの順番で重ねる。
ここで、前記ヒンジプレート2206の孔2206Aにヒンジベース2204の軸部2204Bを挿通し、かつ、ヒンジプレート2206のガイドピン2206Cを前記ヒンジベース2204の溝部2204C内に位置させる。
また、前記クリックばね2208の係合凸部2208Bを前記ヒンジプレート2206の係合凹部2206Bに係合させる。
この状態で、2つのねじ2212を前記クリックプレート2210の各ねじ挿通孔2210Gとヒンジベース2204の各ねじ挿通孔2204Dを介して前記固定プレート2202の各ねじ孔2202Dに螺合する。
これにより、前記ヒンジプレート2206およびクリックばね2208が、前記固定プレート2202、ヒンジベース2204、クリックプレート2210に対して揺動可能に支持され、図10に示すようにヒンジ機構22が組み立てられる。
この際、前記クリックばね2208の凸部2208Aが前記クリックプレート2210の凹部2210A乃至2210Eのそれぞれに係合することによって前記ヒンジプレート2206の回転方向の位置が前記各凹部のそれぞれの位置で位置決め保持されることになる。
また、前記ヒンジプレート2206は、前記ガイドピン2206Cが前記ヒンジベース2204の溝部2204Cの延在方向に位置する2つの端部のそれぞれに当接することで軸部の回りで300度の回転範囲の限界位置が位置決めされる。
【0025】
このようにしてヒンジ機構22が組立てられたならば、ヒンジ機構22はカメラ本体10およびカメラヘッド20に対して次のように組付けられる。
前記ヒンジプレート2206の取付片部2206Dを前記カメラヘッド20のケース2022の右側壁2032にねじで取着し、前記固定プレート2202の下部2202Cを前記カメラ本体10の右側壁1042にねじで取着し、これにより、ヒンジ機構22はカメラ本体10およびカメラヘッド20に組付けられ、前記ヒンジ機構22は、前記カバー1048によって外部から覆われる。
【0026】
次に上述のように構成されたカメラ100におけるカメラヘッドの揺動動作について説明する。
図12はカメラ本体に対するカメラヘッドの揺動動作を示す説明図である。
(A)に示すように、前記カメラヘッド20が収納位置にある状態、すなわちカメラヘッド20のケース2022の下壁2024がカメラ本体10の凹部1033の上面に臨む位置にある状態のカメラヘッド20の揺動角度を0度とする。この場合、前記ヒンジ機構22のヒンジプレート2206の角度も0度であり、カメラヘッド20はヒンジ機構22によって0度の位置に保持され、所定値以上の力が加わらない限り揺動しない状態となっている。
この状態で前記第1スイッチ1070は、第1カム部2052に押圧されていないので第1検出信号S1はオフ状態であり、前記第2スイッチ2010も第2カム部2054に押圧されていないので第2検出信号S2もオフ状態となっている。したがって、制御部1030は、前記電源供給を停止した状態を保持している。
なお、カメラヘッド20が収納位置にある状態では、撮影レンズ光学系2002が臨む撮影レンズ用窓2022Aや、ビューファインダ装置2008が臨むビューファインダ用窓2022Bや、AF補助光光源2016が臨むAF補助光用窓2022Dや、フラッシュライト2010が臨むフラッシュライト用窓2022Eが凹部1033の底面をなす前記底壁1044に位置し、カメラ本体10によって覆われ、したがって、カメラヘッド20に組み込まれた光学部材や発光部材などのカメラ構成部材がカメラ本体10によって保護されることになる。
【0027】
次に、撮影者がカメラ100による撮影を行なうために、前記カメラヘッド20を矢印方向に揺動させると、ヒンジ機構22の凸部が凹部から外れた状態となる。図12(B)に示すカメラヘッド20の角度がX度(ケラレがなくなる範囲の角度で例えば45度から55度の間の任意の角度)に至るまでの間は、前記第1、第2スイッチ1070、2010は、いずれもオフ状態となっており、制御部1030は、前記電源供給を停止した状態を保持している。
【0028】
前記カメラヘッド20の角度がX度になると、前記第1スイッチ1070が第1カム部2052に押圧されて第1検出信号S1がオン状態なり、これにより、前記制御部1030は、前記電源供給を開始する。この場合、第2スイッチ1072はオフ状態が維持されている。
図13に示すように、前記カメラヘッド20の角度がX度よりも小さい角度にあるときには、前記撮影レンズ光学系2002による撮影範囲に前記カメラ本体10の箇所が映り込むケラレが生じているが、前記カメラヘッド20の角度がX度以上となったときには、前記ケラレがなくなった状態となっている。
【0029】
図12(C)に示すように、前記カメラヘッド20をさらに矢印方向に揺動させ、その角度が90度となると、ヒンジ機構22のクリックばね2208の凸部2208Aがクリックプレート2210の凹部2210Bに係合した状態となる。これにより前記カメラヘッド20の揺動姿勢が保持され、第1スイッチ2002はオン状態が維持され、第2スイッチ1072はオフ状態が維持されている。この場合、図1、図14(A)に示すように、前記カメラヘッド20は、前記撮影レンズ光学機影2002の光軸がカメラ本体10の前方に向いた状態となる。
したがって、撮影者は、前記モニタ1002に表示される被写体像を視認しつつ、あるいは前記接眼窓2022Cから被写体像を視認しつつ撮影を行なうことができる。
【0030】
図12(D)に示すように、前記カメラヘッド20をさらに矢印方向に揺動させ、その角度が180度となると、ヒンジ機構22のクリックばね2208の凸部2208Aがクリックプレート2210の凹部2210Cに係合した状態となる。これによりカメラヘッド20の揺動姿勢が保持され、第1スイッチ2002はオン状態が維持され、第2スイッチ1072はオフ状態が維持されている。
この場合、図1、図14(A)に示すように、前記カメラヘッド20は、前記撮影レンズ光学機影2002の光軸がカメラ本体10の上方に向いた状態となる。
したがって、撮影者は、前記モニタ1002に表示される被写体像を視認しつつ撮影を行なうことができる。
【0031】
図12(E)に示すように、前記カメラヘッド20をさらに矢印方向に揺動させ、その角度が270度となると、ヒンジ機構22のクリックばね2208の凸部2208Aがクリックプレート2210の凹部2210Dに係合した状態となる。これによりカメラヘッド20の揺動姿勢が保持され、第1スイッチ2002はオン状態が維持されているが、第2スイッチ1072は第2カム部2054によってオフ状態からオン状態に切り替わる。これにより、オン状態の第2検出信号S2を入力した前記制御部1030は、前記モニタ1002に表示される画像を鏡面表示に切り換える。
この場合、図14(B)に示すように、前記カメラヘッド20は、前記撮影レンズ光学系2002の光軸がカメラ本体10の後方に向いた状態となる。
したがって、撮影者は、カメラ本体10の後方に位置した状態で、前記撮影レンズ光学系2002の光軸を撮影者自身に向けるとともに、前記モニタ1002に表示される被写体像である自らを視認しつつ対面撮影を行なうことができる。また、この場合、前記カメラ本体10の後方を被写体に向け、すなわちカメラヘッド20の撮影レンズ光学系2002の光軸およびモニタ1002の表示面の双方を被写体に向け、撮影者がカメラ本体10の前方側からカメラヘッド20の接眼窓2022Cによって被写体を視認しつつ撮影を行なうこともできる。
【0032】
図12(F)に示すように、前記カメラヘッド20をさらに矢印方向に揺動させ、その角度が300度となると、ヒンジ機構22のクリックばね2208の凸部2208Aがクリックプレート2210の凹部2210Eに係合した状態となる。これによりカメラヘッド20の揺動姿勢が保持され、第1、第2スイッチ1070、1072はともにオン状態に維持されている。これにより、前記モニタ1002に表示される画像は鏡面表示のまま維持されている。
この場合、図14(F)に示すように、前記カメラヘッド20は、前記撮影レンズ光学系2002の光軸がカメラ本体10の後方からやや下方に向いた状態となる。
したがって、撮影者は、前記カメラ100の後方に、かつ、カメラ100よりも下方に位置した状態で、前記撮影レンズ光学系2002の光軸を撮影者自身に向けるとともに、前記モニタ1002に表示される被写体像である自らを視認しつつ対面撮影を行なうことができる。
【0033】
また、撮影が終了した後、前記カメラヘッド20を揺動させ図14(A)に示す収納位置に戻すと、前記第1スイッチ1070からの第1検出信号S1がオフ状態となり、これにより前記制御部1030により前記電源供給が停止される。本実施の形態では、前記カメラヘッド20が前記X度乃至300度の範囲に位置した状態では前記カメラ100による撮影が可能な状態となっている。
【0034】
次に、このようなカメラ100が載置されるクレードル50の構成について説明する。
図15はクレードルの斜視図、図16はカメラをクレードルに載置した状態を示す斜視図である。
前記クレードル50は、前後方向の長さと上下方向の高さと左右方向の幅を有するブロック状のクレードル本体5002を備え、クレードル本体5002の底部には該クレードル50を、例えば、机やディスプレイ装置に載置するための底面5004が形成されている。
前記クレードル本体5002は、前記底面5004を机やディスプレイ装置などに載置した際に、その上面5006が前方に向かうほど上下方向の高さが高くなるように傾斜するように設けられている。
前記クレードル本体5002の上面5006には、矩形状に窪む載置部5008が形成され、この載置部5008の底部には、前記カメラ100のカメラ本体10の底壁1034が載置される矩形状の載置面5010が形成されている。本実施の形態では、前記載置面5010は、前記底面5004からの高さが前方に向かうほど高くなるように傾斜して設けられ、具体的には、前記載置面5010が前記底面5004に対して15度傾斜している。
前記載置面5010の外縁箇所には、前記カメラ本体10の前壁1036、後壁1038、左右の側壁1040、1042のそれぞれの下部に当接する壁部5012が突出されている。
前記壁部5212のうち前記カメラ本体10の後壁1038に臨む壁部は、図16に示すように、カメラ本体の後壁の左右両端に臨むように左右方向の幅が短く形成され、これら壁部の間に欠部5014が設けられ、前記載置部5008にカメラ本体を載置した際に、モニタ1002、選択ボタン1062、吊り下げ金具1064に干渉しないように構成されている。なお、図15において符号5213は、載置部5008にカメラ本体を載置した際に、吊り下げ金具1064との干渉を阻止するための凹部である。
図15に示すように、前記載置面5010の長手方向の一方寄り(左側寄り)の箇所には、前記カメラ本体10の底壁1034に設けられている前記外部通信用のコネクタ1010に接続するクレードル側のコネクタ5016が上方に突設されている。
前記載置面5010の長手方向の他方寄りの箇所には、前記カメラ本体10の底壁1034に設けられている前記三脚取付用のねじ部1054に嵌合される位置決めピン5018が突設されている。
【0035】
次に、クレードル50を用いてカメラの使用者自身を撮影する場合について、すなわちクレードル50の使用方法について説明する。
図16に示すように、前記カメラ本体10の後壁1038およびモニタ1002を前記クレードル50の前面側に向け、カメラ本体10の下部を前記クレードル50の壁部5012の内側に位置させつつ、カメラ本体10の底壁1034をクレードル50の載置面5010上に載置する。
これにより、カメラ本体10は前記クレードル50により支持されるとともに、カメラ本体10の底壁1034のねじ部1054にクレードル50の位置決め凸部5018が嵌合され、かつ、カメラ本体10の底壁1034のコネクタ1010がクレードル50のコネクタ5016に接続される。
この場合、図17(A)に示すように、クレードル50が水平面H上に載置されていれば、前記クレードル50の載置面5010が前記底面5004に対して15度傾斜しているので、クレードル50に載置されたカメラ100のモニタ1002の表示面も、クレードル50の前方に対して15度斜め上方を向くことになる。
【0036】
次に、前記カメラ本体10の底壁1034のコネクタ1010がクレードル50のコネクタ5016に接続されることにより行なわれる前記デジタルズーム処理における広角、望遠の切換動作について図19のフローチャートを参照して説明する。
まず、クレードル50のコネクタ5016がコンピュータに接続された状態にあるものとする。
カメラ100の使用者が前記カメラ100がクレードル50に載置された状態で、カメラヘッド20を前記収納位置から揺動させると、前述したようにカメラヘッド20がX度の角度に至ることで前記電源供給が開始され、カメラヘッド20で撮影される画像データがモニタ1002に表示される。
カメラ100の使用者は、クレードル50の前面側に位置し、さらに、カメラヘッド20を揺動させて270度の角度に位置させると、カメラ100の使用者に向いているモニタ1002には撮影されたカメラの使用者の画像データが鏡面表示の形態で表示される。
【0037】
図19に示すように、カメラ100の制御部1030は、電源供給がなされているか否かを監視しており(ステップS10)、電源供給が開始されると、前記クレードル検出信号に基づいてカメラ100がクレードル50に載置されているか、否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12の判定結果が否定ならば、前記制御部1038は、通常の処理に戻る。
ステップS12の判定結果が肯定ならば、前記制御部1030は、前記画像信号処理部1028に対して第1の動作を実行させ、前記デジタルズーム処理によって広角に対応する画角の画像データが画像信号処理部1028から得られるように切り換える(ステップS14)。
これにより、前記モニタ1002に表示される画像データを広角に相当する画像データとすることができる。
そして、シャッタボタン1047を押下すれば、広角に相当する画像データを前記メモリデバイス30に記録することができる。
また、このようにカメラ100がクレードル50に載置されることにより、前記画像信号処理部1028が広角側倍率の画像データを出力している状態であっても、前記ズームボタン1058を操作することにより、前記制御部1030によって画像信号処理部1028が望遠側倍率の画像データを出力するように切り換えられることは勿論である。
【0038】
なお、本実施の形態では、前記画像信号処理部1028によって特許請求の範囲の画像処理手段が構成され、前記制御部1030によって特許請求の範囲の切換手段が構成されている。
また、前記外部コネクタ1010とインターフェイス部1012によって特許請求の範囲のクレードル載置検出手段が構成されている。
【0039】
以上詳述したように、本実施の形態のクレードル50によれば、該クレードル50の載置部5008にカメラ100を載置した状態でモニタ1002の表示面が斜め上向きとなるので、自分撮りを行なうカメラの使用者(撮影者)が該使用者に向いたモニタ1002の表示面を容易に視認することができる利点がある。また、本実施の形態のカメラ100によれば、該カメラ100がクレードル50に載置された際に、撮影される画像データが広角に相当する画像データに切り換えられるので、自分撮りの際にカメラ100を広角に切り換える操作を改めて行なう必要が無くなり、操作性を向上させる上で有利となる。
【0040】
また、本実施の形態によれば、図17(A)に示すように、前記クレードル50の底面5004が水平面Hに載置され、かつ、前記カメラ100のカメラヘッド20が270度の角度に位置した状態で、前記撮影レンズ光学系2002の光軸は、水平面に対して上方に15度傾くことになる。
したがって、カメラの使用者の視線よりも下方にあるテーブルなどの水平面H上にクレードル50を載置すれば、前記カメラ100の撮影レンズ光学系2002の光軸がカメラの使用者の上半身や顔を向くことになるため、自分撮りに適した状態とすることができる利点がある。
【0041】
また、図17(B)に示すように、前記クレードル50の底面5004が水平面Hに載置され、かつ、前記カメラ100のカメラヘッド20が300度の角度に位置した状態で、前記撮影レンズ光学系2002の光軸は、水平面に対して下方に15度傾くことになる。
したがって、図18に示すように、前記カメラ100をテレビ会議などにおけるカメラとして用いる場合、カメラの使用者の視線よりも上方の箇所、例えばテレビ会議用の表示を行なうディスプレイ装置60の上部6002にクレードル50を載置すれば、前記撮影レンズ光学系2002の光軸がカメラの使用者の上半身や顔に向くことになるため、自分撮りに適した状態とすることができる利点がある。
【0042】
なお、本実施の形態では、カメラ100で撮影される画像データを広角に相当する画像データに切り換える動作をデジタルズーム処理によって行なうものとして説明したが、カメラ100の撮影レンズ光学系を広角と望遠との切換可能な撮影レンズ光学系によって構成し、この撮影レンズ光学系を広角に切り換えるように構成してもよいことは無論である。
この場合、前記撮影レンズ光学系の広角と望遠の切換は、撮影レンズ光学系を構成する複数のレンズのうちの一部のレンズを光軸方向に移動させることによって行なわれる。したがって、前記切換手段は、撮影レンズ光学系の前記一部のレンズを移動させるレンズ移動手段によって構成されることになる。
【0043】
また、本実施の形態では、カメラ100がクレードル50に載置されたか、否かを検出するクレードル載置検出手段を、前記カメラ本体10のインターフェイス部1022によって構成したが、前記クレードル載置検出手段の構成は任意である。
例えば、クレードル50側に検出凸部を設け、カメラ100側に該カメラ100をクレードル50に載置したときに前記検出凸部を検出するセンサを前記クレードル載置検出手段として設け、該センサの検出動作によってカメラ100がクレードル50に載置されたか、否かを検出するように構成してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のデジタルカメラ載置用クレードルによれば、クレードルに載置されたデジタルカメラの表示部が斜め上向きになるので自分撮りなどを行なう場合に表示部を見やすくすることができる。
また、本発明のデジタルカメラによれば、該デジタルカメラをクレードルに載置することにより、撮影される画像データが広角側に切り換えられるので自分撮りを行なう際の操作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態におけるカメラを前方から見た斜視図である。
【図2】本発明の第1実施の形態におけるカメラを後方から見た斜視図である。
【図3】本発明の第1実施の形態におけるカメラにバッテリーとメモリデバイスを挿入する状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施の形態におけるカメラの構成を示すブロック図である。
【図5】カメラヘッドの斜視図である。
【図6】カメラヘッドに収容される部品の斜視図である。
【図7】カメラヘッドの軸支部を示す分解斜視図である。
【図8】カメラヘッドの軸支部を示す斜視図である。
【図9】ヒンジ機構の分解斜視図である。
【図10】ヒンジ機構の組立図である。
【図11】クリックばねの凸部と、クリックプレートの5つの凹部との関係を示す要部断面図である。
【図12】カメラ本体に対するカメラヘッドの揺動動作を示す説明図である。
【図13】カメラヘッドの撮影レンズ光学系の撮影範囲を示す説明図である。
【図14】(A)はカメラヘッドがカメラ本体の前方を向いた状態を示す図、(B)はカメラヘッドがカメラ本体の後方を向いた状態を示す図である。
【図15】本実施の形態におけるクレードルの斜視図である。
【図16】本実施の形態におけるカメラをクレードルに載置した状態を示す斜視図である。
【図17】(A)はカメラヘッドが270度の角度に揺動された状態のカメラがクレードルに載置された状態を示す図、(B)はカメラヘッドが300度の角度に揺動された状態のカメラがクレードルに載置された状態を示す図である。
【図18】本実施の形態のカメラをテレビ会議などにおけるカメラとして用いた場合の例を示す説明図である。
【図19】カメラをクレードルに載置した場合の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100……カメラ、10……カメラ本体、1002……撮影レンズ光学系、1010……外部コネクタ、1012……インターフェイス部、1028……画像信号処理部、1030……制御部、20……カメラヘッド、50……クレードル、5004……底面、5008……凹部、5010……載置面。

Claims (9)

  1. デジタルカメラ載置用のクレードルであって、
    前記クレードルは、デジタルカメラを載置するための載置部を備え、
    前記載置部は、デジタルカメラを載置した状態で該デジタルカメラの撮影画像を表示する表示部を斜め上向きとするように構成されている、
    ことを特徴とするデジタルカメラ載置用クレードル。
  2. 前記クレードルは、該クレードルを載置するための底面を有し、前記載置部はデジタルカメラを載置するための載置面を有し、前記載置面は前記底面に対して傾斜していることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ載置用クレードル。
  3. 前記載置部には、前記デジタルカメラが該載置部に載置された際にデジタルカメラ側コネクタに接続されるクレードル側コネクタが設けられていることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ載置用クレードル。
  4. 前記クレードル側コネクタは、外部装置からの電気信号が伝達されるように構成され、前記デジタルカメラと前記外部装置は、前記デジタルカメラ側コネクタとクレードル側コネクタとを介して前記電気信号の授受を行なうように構成されていることを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラ載置用クレードル。
  5. 撮影した被写体像の画像データをデジタルズーム処理によって望遠側倍率の画像データと広角側倍率の画像データとに切り換えて出力可能な画像処理手段を有するデジタルカメラであって、
    前記デジタルカメラは、該デジタルカメラ載置用のクレードルに載置された際に前記画像処理手段から前記広角側倍率の画像データを切り換えて出力させる切換手段を備えている、
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 前記デジタルカメラがクレードルに載置されたか否かを検出するクレードル載置検出手段をさらに有し、前記切換手段による前記広角側倍率の画像データへの切換は前記クレードル載置検出手段の検出動作に基づいて行なわれることを特徴とする請求項5記載のデジタルカメラ。
  7. 広角と望遠とに切換可能な撮影レンズ光学系を有するデジタルカメラであって、
    前記デジタルカメラは、該デジタルカメラ載置用のクレードルに載置された際に前記撮影レンズ光学系を広角に切り換える切換手段を備えている、
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
  8. 前記デジタルカメラがクレードルに載置されたことを検出するクレードル載置検出手段をさらに有し、前記切換手段による前記撮影レンズ光学系の広角への切換は前記クレードル載置検出手段の検出動作に基づいて行なわれることを特徴とする請求項7記載のデジタルカメラ。
  9. 前記デジタルカメラは、前記クレードルに載置された際に該クレードルに設けられているクレードル側コネクタに接続される外部コネクタを有し、前記クレードル載置検出手段による検出動作は、前記外部コネクタが前記クレードル側コネクタから電気信号が供給されることに基づいて行なわれることを特徴とする請求項6または8記載のデジタルカメラ。
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