JP2004078752A - プリンタシステムにおける印刷制御方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、地紋印刷の目的であるコピー防止を管理者が管理できるようになり、コピー防止の目的の実現をより確実に行うことができ、更に印刷した人の特定等が容易になってより強くコピー防止の抑制力を高めることができるプリンタシステムにおける印刷制御方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のプリンタシステムにおける印刷制御方法は、ユーザ用ホスト装置からプリンタに印刷指示をした場合、印刷データを作成するプリンタドライバが管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせる。その後、問い合わせた管理情報内に自ユーザ名があった場合に地紋印刷を行う。
【選択図】 図4
【解決手段】本発明のプリンタシステムにおける印刷制御方法は、ユーザ用ホスト装置からプリンタに印刷指示をした場合、印刷データを作成するプリンタドライバが管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせる。その後、問い合わせた管理情報内に自ユーザ名があった場合に地紋印刷を行う。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタシステムにおける印刷制御方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、詳細にはプリンタ、管理者用ホスト装置及びユーザ用ホスト装置がネットワークで接続されたプリンタシステムでコピー防止のための地紋印刷を行う際の制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークで接続されたホスト装置とプリンタから構築されたプリンタシステムでコピー防止のための地紋印刷を行う場合、専用の地紋紙を使用して印刷することにより、またはプリンタドライバで印刷データに地紋パターンを付加して印刷することにより、この機能を実現していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、地紋印刷を行う場合、ユーザが地紋専用紙で印刷したり、印刷時プリンタドライバの設定で、地紋印刷するかどうかの判断を行っていたため、前記管理者用ホスト装置が管理することができなかった。また、一般的な印刷パターンでの地紋印刷だけでは抑止効果が低かった。更に、ユーザ名だけで管理する場合、他のホストが同じユーザ名で使用している場合は、そのユーザが同一人物か、たまたま同じユーザ名で別の人なのか判断できなかった。
【0004】
本発明はこれらの問題点を解決するためのものであり、地紋印刷の目的であるコピー防止を管理者が管理できるようになり、コピー防止の目的の実現をより確実に行うことができ、更に印刷した人の特定等が容易になってより強くコピー防止の抑制力を高めることができるプリンタシステムにおける印刷制御方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、本発明のプリンタシステムにおける印刷制御方法によれば、ユーザ用ホスト装置からプリンタに印刷指示をした場合、印刷データを作成するプリンタドライバが管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせる。そして、この管理情報内に自ユーザ名があった場合に地紋印刷を行う。よって、地紋印刷の目的であるコピー防止を管理者が管理できるようになり、コピー防止の目的の実現をより確実に行うことができる。
【0006】
また、管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせ、当該管理情報内の自ホスト装置名、または自ホスト装置名と自ユーザ名の組み合わせの情報で地紋印刷することにより、ホスト名も管理者用ホストに登録し、ユーザ用ホストは、印刷時にホスト名の情報を問い合わせ、その情報によって地紋印刷を行うことができる。ユーザ名だけを使用するか、ホスト名だけを使用するか、両方を組み合わせた情報を利用するかは、システムの運用方法によって選択すればよく、設定で変更可能である。またこれ以外にグループ名なども利用できる。
【0007】
更に、地紋印刷を行う場合に、地紋パターンに、印刷したコンピュータ名又は使用しているユーザ名等の特定の情報を埋め込むことにより、印刷物をコピーした時に、ユーザ名等が浮び上がることによって、印刷した人の特定等が容易になり、より強くコピー防止の抑制力が高まる。
【0008】
また、地紋印刷を行う場合に、地紋パターンに、印刷したコンピュータ名又は使用しているユーザ名等の特定の情報を、プリンタドライバが管理者用ホスト装置に問い合わせ、その問い合わせた情報を元に、地紋印刷を行う。よって、ユーザごとに地紋パターンの設定を変えることができ、コピー防止の目的にあった運用が可能となる。
【0009】
更に、地紋印刷を行う場合、印刷前に地紋印刷を行う旨のメッセージを表示し、ユーザに地紋印刷であることを知らせることにより、ユーザの利便性が図れる。
【0010】
また、上記記載のプリンタシステムにおける印刷制御方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に特徴がある。よって、本発明のプリンタシステムにおける印刷制御方法を実行するプログラムが記憶した媒体を用いることにより、既存のシステムを変えることなく、印刷制御化システムを汎用的に構築することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のプリンタシステムにおける印刷制御方法は、ユーザ用ホスト装置からプリンタに印刷指示をした場合、印刷データを作成するプリンタドライバが管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせる。その後、問い合わせた管理情報内に自ユーザ名があった場合に地紋印刷を行う。
【0012】
【実施例】
図1は本発明の一実施例に係るプリンタシステムの構成を示すブロック図である。同図に示す本実施例のプリンタシステムは、主に、プリンタ100及びホスト装置200を含んで構成されている。そして、ホスト装置200はプリンタ100と接続され、プリンタ100にプリンタ設定コマンドや印刷データを送信する。また、プリンタ100は、コントローラ110、エンジン部130、パネル装置150及びディスク装置170を含んで構成されている。そして、コントローラ110は、CPU111、ICカード112、NVRAM113、プログラムROM114、フォントROM115、RAM116、エンジンI/F117、パネルI/F118、ディスクI/F119及びホストI/F120を有し、それぞれの構成部は内部バス121を介して接続されている。CPU111は、プログラムROM114のプログラム、パネル装置150からのモード指示、ホストコンピュータからのコマンドによってコントローラ全体を制御する。ICカード112は、フォントデータやプログラムを外部から供給するICカードである。NVRAM113は、パネル装置からのモード指示の内容などを記憶しておく不揮発性記憶手段である。プログラムROM114には、コントローラの制御プログラムが格納されている。フォントROM115は、フォントのパターンデータなどが記憶されている。RAM116は、CPU111のワークメモリ、入力データのインプット・バッファ、プリントデータのページ・バッファ、ダウンロードフォント用のメモリ等に使用するRAMである。エンジンI/F117は、エンジン部130とコマンド及びステータスや、印字データの通信を行うエンジンインターフェースである。パネルI/F118は、パネル装置150とコマンド及びステータスの通信を行うパネルインターフェースである。ディスクI/F119は、ディスク装置170と通信を行うためのディスクインターフェースである。ホストI/F120は、ホスト装置200と通信を行うホストインターフェースであり、通常はセントロI/FやRS232Cである。また、エンジン部130は、実際に印字を行うエンジンである。パネル装置150は、使用者に現在のプリンタの状態を知らせたり、モード指示を行ったりするパネル装置である。ディスク装置170は、フォントデータ、プログラムや印字データなどの様々のデータを記憶しておくディスク装置で、フロッピディスク装置やハードディスク装置などである。
【0013】
次に、このような構成を有する本実施例のプリンタシステムの動作について説明する。
先ず、コントローラ110ではホスト装置200からホストI/F120を通してデータ(文字コード、制御コード、制御コマンド)を受け取ると、インプット・バッファにそのデータを一時的に格納する。次に、インプット・バッファ内に保持されているデータを取り出して、ページ・バッファにそのデータ1文字分毎のフォント・パターンの先頭アドレス、フォント・パターンの幅、フォント・パターンの高さ、印字位置等のページ・レイアウト情報を格納する。そして、ページ・バッファが1ページ分完成すると、続いてそのページ・バッファのデータをフレーム・バッファにビットマップで展開する。展開が終了すると、エンジンI/F117を通してエンジン部130に給紙トレイ選択コマンド、排紙トレイ選択コマンド、印字コマンドを送り、フレーム・バッファに展開したビットマップ・データをビデオ・データとして出力する。一方、エンジン部130はコントローラ110から送られる給紙トレイ選択コマンド、排紙トレイ選択コマンド、印字コマンドに従って、指定給紙トレイから給紙を実行し、ビデオ・データに従って印字を行って指定排紙トレイに出力する。
【0014】
図2は図1のホスト装置の構成を示すブロック図である。同図において、アプリケーション201はデータを印刷する場合、OS(オペレーティングシステム)202を経由して作られたOS固有の中間的な印刷データをプリンタドライバ203に送る。プリンタドライバ203は受け取ったその中間の印刷データを、プリンタ100固有のプリンタ制御コマンド(最終的な印刷データ)に変換して、プリントマネージャー204に送る。ここでプリントマネージャー204はその印刷データを一時的にスプールした後、プリンタ100にその印刷データを送信する。ここでプリントマネージャー204は一時的に印刷データをスプールすることにより、アプリケーション201の印刷処理を速く終わらせることができ、アプリケーションの解放が速くなるという利点がある。また、プリントマネージャー204はプリンタモニタ205を経由し、プリンタ100からプリンタステータス等の情報を取得することができ、またプリンタモニタ205はプリンタ100から取得した情報を元に、ユーザインターフェースから、設定した項目をプリンタにコマンドとして送出できる。ユーザがホスト装置を使用する際には、使用する際にユーザ名をログインする。ログインしたユーザ名、及び予め設定されていたホスト装置名はメモリ206に、管理者用ホストコンピュータのアドレス情報はメモリ207に設定され、プリンタドライバ203はこの設定内容を必要に応じて参照できる。
【0015】
図3は、ネットワークに接続されたプリンタ及びホスト装置の構成図である。同図において、ユーザ用ホスト装置210及び管理者用ホスト装置220と、プリンタ100−1、100−2とは、ネットワーク300に接続されている。また、管理者用ホスト装置220は、利用者管理情報ファイル222をもち、ユーザ用ホスト装置210が印刷をする際に、このファイルを参照する。
【0016】
以下に地紋印刷処理の詳細について述べる。
まず、地紋印刷というのは、専用の地紋紙を使う場合、この用紙上に印刷を行い、コピーをすると、地紋パターンから、文字や絵が浮き出てくるため、オリジナルとコピーの区別がつきやすいという特長がある。また、コピーしてほしくない印刷に対しては、コピーによって文字や絵が浮き出てくるため、コピー禁止の心理的な抑止効果がある。コピー禁止の印刷物に、この浮き出てくる文字に印刷者の情報がある場合、印刷を行った人が、印刷物の管理を十分気をつけるという効果も期待できる。専用紙を使用しない場合は、通常の印刷データの背景等に薄い色で地紋パターンを作成し、この地紋パターンと込みで印刷を行うことにより、専用紙と同じ機能を実現できる。
【0017】
次に、本実施例に係る印刷処理について動作フローを示す図4に従って説明すると、図2のアプリケーション201が印刷するために、印刷開始の指示を図2のプリンタドライバ203にする(ステップS101)。プリンタドライバ203は、管理者用ホスト装置220から、利用者管理情報ファイル222を参照し、その内容を読み込む。下記の表1に利用者管理情報ファイル222の内容例を示す。このファイルでは、設定の項目を一行目に記述し、2行目以降、ユーザ情報のデータとなる。一行につき1ユーザの設定となる。
【0018】
【表1】
【0019】
ここで、管理者用ホスト装置220のアドレス、ホスト内の利用者管理情報ファイル222の場所は、ドライバインストール時、またはそれ以外の時に予め設定する必要がある。設定された内容は図2のホスト装置200のアドレス情報207に保存され、印刷時にプリンタドライバはこの内容を参照する(ステップS102)。プリンタドライバ203はその読み込んだ内容から、上記表1の”UserName”の項目に対応する、自ホスト装置のユーザ名があるか検索し(ステップS103)、該当する名前があった場合(ステップS103;YES)、通常の印刷データに地紋パターンを追加して印刷処理を行い(ステップS104,S105)、なかった場合(ステップS103;NO)、地紋パターンを追加せずに通常の印刷データを作成して印刷処理をする(ステップS106,S105)。また、この場合、”UserName”は、地紋印刷者のリストとなるが、ファイル内容を「印刷物に対してコピー防止をしなくてもよい」という許可者登録として使用する場合、ユーザ名があるときは、地紋パターンを追加せずに通常印刷し、ユーザ名がない場合、地紋パターンを付加して印刷を行う。
【0020】
次に、本実施例に係る印刷処理について別の動作フローを示す図5に従って説明すると、図4に示す動作と異なる点は、上記表1の”UserName”以外に”MachineName”を使用して、それらの組み合わせで地紋印刷を行う条件を変更する。ユーザ名(”UserName”)とホスト名(”MachineName”)両方が一致する場合を示している。よって、両方が一致した場合(ステップS203;YES、ステップS204;YES)に地紋印刷を行う(ステップS205,S207)。また、これ以外に、利用者管理ファイル121の内容にグループ名の項目があれば、グループの条件を追加し、地紋印刷の設定条件をかけてもよい。また、組み合わせの条件は、運用によりand条件、or条件等の設定ができる。
【0021】
次に、本実施例に係る印刷処理について別の動作フローを示す図6に従って説明すると、図2のアプリケーション201から印刷開始した後(ステップS301)、図2のプリンタドライバ203は、図2のホスト装置200内のユーザ名、ホスト装置名情報206から、その情報を取得し(ステップS302)、この情報を組み込んだ地紋パターンをプリンタドライバ203で作成し(ステップS303)、作成した地紋パターンと、通常の印刷データを合わせて、プリンタ100に印刷データを送信する(ステップS304)。プリンタ100はこの印刷データを出力すると、ユーザ名、ホスト装置名を地紋パターンにもつ印刷結果が得られる。プリンタドライバ203は印刷をかけた時刻を取得し、地紋パターンに組み込んでもよい。
【0022】
次に、本実施例に係る印刷処理について別の動作フローを示す図7に従って説明すると、図4に示す動作と異なる点は、図2のプリンタドライバ203は、地紋パターンを作成する際、読み込んだ図3の利用者管理情報ファイル222の自ユーザに該当する設定で、上記表1で”UserName ON/OFF”が1の場合(ステップS404;YES)、そのユーザ名を地紋パターンに組込まれ(ステップS405)印刷される(ステップS408)。また、”MachineName ON/OFF”が1の場合(ステップS406;YES)、ユーザが使用しているPC名を地紋パターンに組込まれ(ステップS407)印刷される(ステップS408)。例えば前ページの上記表1に示す利用者管理ファイル内容例では、”yamada”さんが、印刷を行う場合、地紋印刷されるが、この地紋パターンには、ユーザ名も地紋パターンとして付加されて、印刷を行う。そのため、この印刷物が、コピーされた場合、印刷者である”yamada”さんの名前が浮かび上がり、印刷者の特定ができる。また、同様に、”sato”さんが印刷した場合は、使用したPC名とユーザ名が地紋パターンに組み込まれ、”nakayama”さんが印刷した場合、元になる地紋パターンのみ付加されて印刷される。
【0023】
次に、本実施例に係る印刷処理について別の動作フローを示す図8に従って説明すると、図4に示す動作と異なる点は、地紋印刷を行う場合ユーザが印刷するまで印刷物が地紋印刷したものか通常印刷か判断がつかないため、地紋印刷の場合(ステップS503;YES、ステップS505)、印刷する前にダイアログボックス等でその旨表示しユーザに知らせ(ステップS506)、それから印刷を実行する(ステップS507)。
【0024】
次に、図9は本発明のシステム構成を示すブロック図である。つまり、同図は上記実施例における印刷制御方法によるソフトウェアを実行するマイクロプロセッサ等から構築されるハードウェアを示すものである。同図において、印刷制御システムはインターフェース(以下I/Fと略す)91、CPU92、ROM93、RAM94、表示装置95、ハードディスク96、キーボード97及びCD−ROMドライブ98を含んで構成されている。また、汎用の処理装置を用意し、CD−ROM99などの読取可能な記憶媒体には、本発明の印刷制御方法を実行するプログラムが記憶されている。更に、I/F91を介して外部装置から制御信号が入力され、キーボード97によって操作者による指令又は自動的に本発明のプログラムが起動される。そして、CPU92は当該プログラムに従って上述の印刷制御方法に伴う印刷制御処理を施し、その処理結果をRAM94やハードディスク96等の記憶装置に格納し、必要により表示装置95などに出力する。以上のように、本発明の印刷制御方法を実行するプログラムが記憶した媒体を用いることにより、既存のシステムを変えることなく、印刷制御システムを汎用的に構築することができる。
【0025】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプリンタシステムにおける印刷制御方法によれば、ユーザ用ホスト装置からプリンタに印刷指示をした場合、印刷データを作成するプリンタドライバが管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせる。そして、この管理情報内に自ユーザ名があった場合に地紋印刷を行う。よって、地紋印刷の目的であるコピー防止を管理者が管理できるようになり、コピー防止の目的の実現をより確実に行うことができる。
【0027】
また、管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせ、当該管理情報内の自ホスト装置名、または自ホスト装置名と自ユーザ名の組み合わせの情報で地紋印刷することにより、ホスト名も管理者用ホストに登録し、ユーザ用ホストは、印刷時にホスト名の情報を問い合わせ、その情報によって地紋印刷を行うことができる。ユーザ名だけを使用するか、ホスト名だけを使用するか、両方を組み合わせた情報を利用するかは、システムの運用方法によって選択すればよく、設定で変更可能である。またこれ以外にグループ名なども利用できる。
【0028】
更に、地紋印刷を行う場合に、地紋パターンに、印刷したコンピュータ名又は使用しているユーザ名等の特定の情報を埋め込むことにより、印刷物をコピーした時に、ユーザ名等が浮び上がることによって、印刷した人の特定等が容易になり、より強くコピー防止の抑制力が高まる。
【0029】
また、地紋印刷を行う場合に、地紋パターンに、印刷したコンピュータ名又は使用しているユーザ名等の特定の情報を、プリンタドライバが管理者用ホスト装置に問い合わせ、その問い合わせた情報を元に、地紋印刷を行う。よって、ユーザごとに地紋パターンの設定を変えることができ、コピー防止の目的にあった運用が可能となる。
【0030】
更に、地紋印刷を行う場合、印刷前に地紋印刷を行う旨のメッセージを表示し、ユーザに地紋印刷であることを知らせることにより、ユーザの利便性が図れる。
【0031】
また、上記記載のプリンタシステムにおける印刷制御方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に特徴がある。よって、本発明のプリンタシステムにおける印刷制御方法を実行するプログラムが記憶した媒体を用いることにより、既存のシステムを変えることなく、印刷制御化システムを汎用的に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプリンタシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のホスト装置の構成を示すブロック図である。
【図3】ネットワークに接続されたプリンタ及びホスト装置の構成図である。
【図4】本実施例に係る印刷処理動作を示すフローチャートである。
【図5】本実施例に係る別の印刷処理動作を示すフローチャートである。
【図6】本実施例に係る別の印刷処理動作を示すフローチャートである。
【図7】本実施例に係る別の印刷処理動作を示すフローチャートである。
【図8】本実施例に係る別の印刷処理動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明のシステム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100;プリンタ、110;コントローラ、111;CPU、
112;ICカード、113;NVRAM、114;プログラムROM、
115;フォントROM、116;RAM、117;エンジンI/F、
118;パネルI/F、119;ディスクI/F、120;ホストI/F、
121;内部バス、130;エンジン部、150;パネル装置、
170;ディスク装置、200;ホスト装置、201;アプリケーション、
202;OS、203;プリンタドライバ、204;プリントマネージャー、
205;プリンタモニタ、206;ユーザ名、ホスト装置名の情報、
207;管理者用ホスト装置のアドレス情報、210;ユーザ用ホスト装置、
220;管理者用ホスト装置、221;利用者管理アプリケーション、
222;利用者管理情報ファイル、300;ネットワーク。
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタシステムにおける印刷制御方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、詳細にはプリンタ、管理者用ホスト装置及びユーザ用ホスト装置がネットワークで接続されたプリンタシステムでコピー防止のための地紋印刷を行う際の制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークで接続されたホスト装置とプリンタから構築されたプリンタシステムでコピー防止のための地紋印刷を行う場合、専用の地紋紙を使用して印刷することにより、またはプリンタドライバで印刷データに地紋パターンを付加して印刷することにより、この機能を実現していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、地紋印刷を行う場合、ユーザが地紋専用紙で印刷したり、印刷時プリンタドライバの設定で、地紋印刷するかどうかの判断を行っていたため、前記管理者用ホスト装置が管理することができなかった。また、一般的な印刷パターンでの地紋印刷だけでは抑止効果が低かった。更に、ユーザ名だけで管理する場合、他のホストが同じユーザ名で使用している場合は、そのユーザが同一人物か、たまたま同じユーザ名で別の人なのか判断できなかった。
【0004】
本発明はこれらの問題点を解決するためのものであり、地紋印刷の目的であるコピー防止を管理者が管理できるようになり、コピー防止の目的の実現をより確実に行うことができ、更に印刷した人の特定等が容易になってより強くコピー防止の抑制力を高めることができるプリンタシステムにおける印刷制御方法及び該方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記問題点を解決するために、本発明のプリンタシステムにおける印刷制御方法によれば、ユーザ用ホスト装置からプリンタに印刷指示をした場合、印刷データを作成するプリンタドライバが管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせる。そして、この管理情報内に自ユーザ名があった場合に地紋印刷を行う。よって、地紋印刷の目的であるコピー防止を管理者が管理できるようになり、コピー防止の目的の実現をより確実に行うことができる。
【0006】
また、管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせ、当該管理情報内の自ホスト装置名、または自ホスト装置名と自ユーザ名の組み合わせの情報で地紋印刷することにより、ホスト名も管理者用ホストに登録し、ユーザ用ホストは、印刷時にホスト名の情報を問い合わせ、その情報によって地紋印刷を行うことができる。ユーザ名だけを使用するか、ホスト名だけを使用するか、両方を組み合わせた情報を利用するかは、システムの運用方法によって選択すればよく、設定で変更可能である。またこれ以外にグループ名なども利用できる。
【0007】
更に、地紋印刷を行う場合に、地紋パターンに、印刷したコンピュータ名又は使用しているユーザ名等の特定の情報を埋め込むことにより、印刷物をコピーした時に、ユーザ名等が浮び上がることによって、印刷した人の特定等が容易になり、より強くコピー防止の抑制力が高まる。
【0008】
また、地紋印刷を行う場合に、地紋パターンに、印刷したコンピュータ名又は使用しているユーザ名等の特定の情報を、プリンタドライバが管理者用ホスト装置に問い合わせ、その問い合わせた情報を元に、地紋印刷を行う。よって、ユーザごとに地紋パターンの設定を変えることができ、コピー防止の目的にあった運用が可能となる。
【0009】
更に、地紋印刷を行う場合、印刷前に地紋印刷を行う旨のメッセージを表示し、ユーザに地紋印刷であることを知らせることにより、ユーザの利便性が図れる。
【0010】
また、上記記載のプリンタシステムにおける印刷制御方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に特徴がある。よって、本発明のプリンタシステムにおける印刷制御方法を実行するプログラムが記憶した媒体を用いることにより、既存のシステムを変えることなく、印刷制御化システムを汎用的に構築することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のプリンタシステムにおける印刷制御方法は、ユーザ用ホスト装置からプリンタに印刷指示をした場合、印刷データを作成するプリンタドライバが管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせる。その後、問い合わせた管理情報内に自ユーザ名があった場合に地紋印刷を行う。
【0012】
【実施例】
図1は本発明の一実施例に係るプリンタシステムの構成を示すブロック図である。同図に示す本実施例のプリンタシステムは、主に、プリンタ100及びホスト装置200を含んで構成されている。そして、ホスト装置200はプリンタ100と接続され、プリンタ100にプリンタ設定コマンドや印刷データを送信する。また、プリンタ100は、コントローラ110、エンジン部130、パネル装置150及びディスク装置170を含んで構成されている。そして、コントローラ110は、CPU111、ICカード112、NVRAM113、プログラムROM114、フォントROM115、RAM116、エンジンI/F117、パネルI/F118、ディスクI/F119及びホストI/F120を有し、それぞれの構成部は内部バス121を介して接続されている。CPU111は、プログラムROM114のプログラム、パネル装置150からのモード指示、ホストコンピュータからのコマンドによってコントローラ全体を制御する。ICカード112は、フォントデータやプログラムを外部から供給するICカードである。NVRAM113は、パネル装置からのモード指示の内容などを記憶しておく不揮発性記憶手段である。プログラムROM114には、コントローラの制御プログラムが格納されている。フォントROM115は、フォントのパターンデータなどが記憶されている。RAM116は、CPU111のワークメモリ、入力データのインプット・バッファ、プリントデータのページ・バッファ、ダウンロードフォント用のメモリ等に使用するRAMである。エンジンI/F117は、エンジン部130とコマンド及びステータスや、印字データの通信を行うエンジンインターフェースである。パネルI/F118は、パネル装置150とコマンド及びステータスの通信を行うパネルインターフェースである。ディスクI/F119は、ディスク装置170と通信を行うためのディスクインターフェースである。ホストI/F120は、ホスト装置200と通信を行うホストインターフェースであり、通常はセントロI/FやRS232Cである。また、エンジン部130は、実際に印字を行うエンジンである。パネル装置150は、使用者に現在のプリンタの状態を知らせたり、モード指示を行ったりするパネル装置である。ディスク装置170は、フォントデータ、プログラムや印字データなどの様々のデータを記憶しておくディスク装置で、フロッピディスク装置やハードディスク装置などである。
【0013】
次に、このような構成を有する本実施例のプリンタシステムの動作について説明する。
先ず、コントローラ110ではホスト装置200からホストI/F120を通してデータ(文字コード、制御コード、制御コマンド)を受け取ると、インプット・バッファにそのデータを一時的に格納する。次に、インプット・バッファ内に保持されているデータを取り出して、ページ・バッファにそのデータ1文字分毎のフォント・パターンの先頭アドレス、フォント・パターンの幅、フォント・パターンの高さ、印字位置等のページ・レイアウト情報を格納する。そして、ページ・バッファが1ページ分完成すると、続いてそのページ・バッファのデータをフレーム・バッファにビットマップで展開する。展開が終了すると、エンジンI/F117を通してエンジン部130に給紙トレイ選択コマンド、排紙トレイ選択コマンド、印字コマンドを送り、フレーム・バッファに展開したビットマップ・データをビデオ・データとして出力する。一方、エンジン部130はコントローラ110から送られる給紙トレイ選択コマンド、排紙トレイ選択コマンド、印字コマンドに従って、指定給紙トレイから給紙を実行し、ビデオ・データに従って印字を行って指定排紙トレイに出力する。
【0014】
図2は図1のホスト装置の構成を示すブロック図である。同図において、アプリケーション201はデータを印刷する場合、OS(オペレーティングシステム)202を経由して作られたOS固有の中間的な印刷データをプリンタドライバ203に送る。プリンタドライバ203は受け取ったその中間の印刷データを、プリンタ100固有のプリンタ制御コマンド(最終的な印刷データ)に変換して、プリントマネージャー204に送る。ここでプリントマネージャー204はその印刷データを一時的にスプールした後、プリンタ100にその印刷データを送信する。ここでプリントマネージャー204は一時的に印刷データをスプールすることにより、アプリケーション201の印刷処理を速く終わらせることができ、アプリケーションの解放が速くなるという利点がある。また、プリントマネージャー204はプリンタモニタ205を経由し、プリンタ100からプリンタステータス等の情報を取得することができ、またプリンタモニタ205はプリンタ100から取得した情報を元に、ユーザインターフェースから、設定した項目をプリンタにコマンドとして送出できる。ユーザがホスト装置を使用する際には、使用する際にユーザ名をログインする。ログインしたユーザ名、及び予め設定されていたホスト装置名はメモリ206に、管理者用ホストコンピュータのアドレス情報はメモリ207に設定され、プリンタドライバ203はこの設定内容を必要に応じて参照できる。
【0015】
図3は、ネットワークに接続されたプリンタ及びホスト装置の構成図である。同図において、ユーザ用ホスト装置210及び管理者用ホスト装置220と、プリンタ100−1、100−2とは、ネットワーク300に接続されている。また、管理者用ホスト装置220は、利用者管理情報ファイル222をもち、ユーザ用ホスト装置210が印刷をする際に、このファイルを参照する。
【0016】
以下に地紋印刷処理の詳細について述べる。
まず、地紋印刷というのは、専用の地紋紙を使う場合、この用紙上に印刷を行い、コピーをすると、地紋パターンから、文字や絵が浮き出てくるため、オリジナルとコピーの区別がつきやすいという特長がある。また、コピーしてほしくない印刷に対しては、コピーによって文字や絵が浮き出てくるため、コピー禁止の心理的な抑止効果がある。コピー禁止の印刷物に、この浮き出てくる文字に印刷者の情報がある場合、印刷を行った人が、印刷物の管理を十分気をつけるという効果も期待できる。専用紙を使用しない場合は、通常の印刷データの背景等に薄い色で地紋パターンを作成し、この地紋パターンと込みで印刷を行うことにより、専用紙と同じ機能を実現できる。
【0017】
次に、本実施例に係る印刷処理について動作フローを示す図4に従って説明すると、図2のアプリケーション201が印刷するために、印刷開始の指示を図2のプリンタドライバ203にする(ステップS101)。プリンタドライバ203は、管理者用ホスト装置220から、利用者管理情報ファイル222を参照し、その内容を読み込む。下記の表1に利用者管理情報ファイル222の内容例を示す。このファイルでは、設定の項目を一行目に記述し、2行目以降、ユーザ情報のデータとなる。一行につき1ユーザの設定となる。
【0018】
【表1】
【0019】
ここで、管理者用ホスト装置220のアドレス、ホスト内の利用者管理情報ファイル222の場所は、ドライバインストール時、またはそれ以外の時に予め設定する必要がある。設定された内容は図2のホスト装置200のアドレス情報207に保存され、印刷時にプリンタドライバはこの内容を参照する(ステップS102)。プリンタドライバ203はその読み込んだ内容から、上記表1の”UserName”の項目に対応する、自ホスト装置のユーザ名があるか検索し(ステップS103)、該当する名前があった場合(ステップS103;YES)、通常の印刷データに地紋パターンを追加して印刷処理を行い(ステップS104,S105)、なかった場合(ステップS103;NO)、地紋パターンを追加せずに通常の印刷データを作成して印刷処理をする(ステップS106,S105)。また、この場合、”UserName”は、地紋印刷者のリストとなるが、ファイル内容を「印刷物に対してコピー防止をしなくてもよい」という許可者登録として使用する場合、ユーザ名があるときは、地紋パターンを追加せずに通常印刷し、ユーザ名がない場合、地紋パターンを付加して印刷を行う。
【0020】
次に、本実施例に係る印刷処理について別の動作フローを示す図5に従って説明すると、図4に示す動作と異なる点は、上記表1の”UserName”以外に”MachineName”を使用して、それらの組み合わせで地紋印刷を行う条件を変更する。ユーザ名(”UserName”)とホスト名(”MachineName”)両方が一致する場合を示している。よって、両方が一致した場合(ステップS203;YES、ステップS204;YES)に地紋印刷を行う(ステップS205,S207)。また、これ以外に、利用者管理ファイル121の内容にグループ名の項目があれば、グループの条件を追加し、地紋印刷の設定条件をかけてもよい。また、組み合わせの条件は、運用によりand条件、or条件等の設定ができる。
【0021】
次に、本実施例に係る印刷処理について別の動作フローを示す図6に従って説明すると、図2のアプリケーション201から印刷開始した後(ステップS301)、図2のプリンタドライバ203は、図2のホスト装置200内のユーザ名、ホスト装置名情報206から、その情報を取得し(ステップS302)、この情報を組み込んだ地紋パターンをプリンタドライバ203で作成し(ステップS303)、作成した地紋パターンと、通常の印刷データを合わせて、プリンタ100に印刷データを送信する(ステップS304)。プリンタ100はこの印刷データを出力すると、ユーザ名、ホスト装置名を地紋パターンにもつ印刷結果が得られる。プリンタドライバ203は印刷をかけた時刻を取得し、地紋パターンに組み込んでもよい。
【0022】
次に、本実施例に係る印刷処理について別の動作フローを示す図7に従って説明すると、図4に示す動作と異なる点は、図2のプリンタドライバ203は、地紋パターンを作成する際、読み込んだ図3の利用者管理情報ファイル222の自ユーザに該当する設定で、上記表1で”UserName ON/OFF”が1の場合(ステップS404;YES)、そのユーザ名を地紋パターンに組込まれ(ステップS405)印刷される(ステップS408)。また、”MachineName ON/OFF”が1の場合(ステップS406;YES)、ユーザが使用しているPC名を地紋パターンに組込まれ(ステップS407)印刷される(ステップS408)。例えば前ページの上記表1に示す利用者管理ファイル内容例では、”yamada”さんが、印刷を行う場合、地紋印刷されるが、この地紋パターンには、ユーザ名も地紋パターンとして付加されて、印刷を行う。そのため、この印刷物が、コピーされた場合、印刷者である”yamada”さんの名前が浮かび上がり、印刷者の特定ができる。また、同様に、”sato”さんが印刷した場合は、使用したPC名とユーザ名が地紋パターンに組み込まれ、”nakayama”さんが印刷した場合、元になる地紋パターンのみ付加されて印刷される。
【0023】
次に、本実施例に係る印刷処理について別の動作フローを示す図8に従って説明すると、図4に示す動作と異なる点は、地紋印刷を行う場合ユーザが印刷するまで印刷物が地紋印刷したものか通常印刷か判断がつかないため、地紋印刷の場合(ステップS503;YES、ステップS505)、印刷する前にダイアログボックス等でその旨表示しユーザに知らせ(ステップS506)、それから印刷を実行する(ステップS507)。
【0024】
次に、図9は本発明のシステム構成を示すブロック図である。つまり、同図は上記実施例における印刷制御方法によるソフトウェアを実行するマイクロプロセッサ等から構築されるハードウェアを示すものである。同図において、印刷制御システムはインターフェース(以下I/Fと略す)91、CPU92、ROM93、RAM94、表示装置95、ハードディスク96、キーボード97及びCD−ROMドライブ98を含んで構成されている。また、汎用の処理装置を用意し、CD−ROM99などの読取可能な記憶媒体には、本発明の印刷制御方法を実行するプログラムが記憶されている。更に、I/F91を介して外部装置から制御信号が入力され、キーボード97によって操作者による指令又は自動的に本発明のプログラムが起動される。そして、CPU92は当該プログラムに従って上述の印刷制御方法に伴う印刷制御処理を施し、その処理結果をRAM94やハードディスク96等の記憶装置に格納し、必要により表示装置95などに出力する。以上のように、本発明の印刷制御方法を実行するプログラムが記憶した媒体を用いることにより、既存のシステムを変えることなく、印刷制御システムを汎用的に構築することができる。
【0025】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のプリンタシステムにおける印刷制御方法によれば、ユーザ用ホスト装置からプリンタに印刷指示をした場合、印刷データを作成するプリンタドライバが管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせる。そして、この管理情報内に自ユーザ名があった場合に地紋印刷を行う。よって、地紋印刷の目的であるコピー防止を管理者が管理できるようになり、コピー防止の目的の実現をより確実に行うことができる。
【0027】
また、管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせ、当該管理情報内の自ホスト装置名、または自ホスト装置名と自ユーザ名の組み合わせの情報で地紋印刷することにより、ホスト名も管理者用ホストに登録し、ユーザ用ホストは、印刷時にホスト名の情報を問い合わせ、その情報によって地紋印刷を行うことができる。ユーザ名だけを使用するか、ホスト名だけを使用するか、両方を組み合わせた情報を利用するかは、システムの運用方法によって選択すればよく、設定で変更可能である。またこれ以外にグループ名なども利用できる。
【0028】
更に、地紋印刷を行う場合に、地紋パターンに、印刷したコンピュータ名又は使用しているユーザ名等の特定の情報を埋め込むことにより、印刷物をコピーした時に、ユーザ名等が浮び上がることによって、印刷した人の特定等が容易になり、より強くコピー防止の抑制力が高まる。
【0029】
また、地紋印刷を行う場合に、地紋パターンに、印刷したコンピュータ名又は使用しているユーザ名等の特定の情報を、プリンタドライバが管理者用ホスト装置に問い合わせ、その問い合わせた情報を元に、地紋印刷を行う。よって、ユーザごとに地紋パターンの設定を変えることができ、コピー防止の目的にあった運用が可能となる。
【0030】
更に、地紋印刷を行う場合、印刷前に地紋印刷を行う旨のメッセージを表示し、ユーザに地紋印刷であることを知らせることにより、ユーザの利便性が図れる。
【0031】
また、上記記載のプリンタシステムにおける印刷制御方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に特徴がある。よって、本発明のプリンタシステムにおける印刷制御方法を実行するプログラムが記憶した媒体を用いることにより、既存のシステムを変えることなく、印刷制御化システムを汎用的に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプリンタシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のホスト装置の構成を示すブロック図である。
【図3】ネットワークに接続されたプリンタ及びホスト装置の構成図である。
【図4】本実施例に係る印刷処理動作を示すフローチャートである。
【図5】本実施例に係る別の印刷処理動作を示すフローチャートである。
【図6】本実施例に係る別の印刷処理動作を示すフローチャートである。
【図7】本実施例に係る別の印刷処理動作を示すフローチャートである。
【図8】本実施例に係る別の印刷処理動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明のシステム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100;プリンタ、110;コントローラ、111;CPU、
112;ICカード、113;NVRAM、114;プログラムROM、
115;フォントROM、116;RAM、117;エンジンI/F、
118;パネルI/F、119;ディスクI/F、120;ホストI/F、
121;内部バス、130;エンジン部、150;パネル装置、
170;ディスク装置、200;ホスト装置、201;アプリケーション、
202;OS、203;プリンタドライバ、204;プリントマネージャー、
205;プリンタモニタ、206;ユーザ名、ホスト装置名の情報、
207;管理者用ホスト装置のアドレス情報、210;ユーザ用ホスト装置、
220;管理者用ホスト装置、221;利用者管理アプリケーション、
222;利用者管理情報ファイル、300;ネットワーク。
Claims (6)
- プリンタ、管理者用ホスト装置及びユーザ用ホスト装置がネットワークで接続されたプリンタシステムにおける印刷制御方法において、
前記ユーザ用ホスト装置から前記プリンタに印刷指示をした場合、印刷データを作成するプリンタドライバが前記管理者用ホスト装置に管理情報を問い合わせ、当該管理情報内に自ユーザ名があった場合に地紋印刷を行うことを特徴とするプリンタシステムにおける印刷制御方法。 - 管理者用ホスト装置に前記管理情報を問い合わせ、当該管理情報内の自ホスト装置名、または自ホスト装置名と自ユーザ名の組み合わせの情報で地紋印刷する請求項1記載のプリンタシステムにおける印刷制御方法。
- 前記地紋印刷を行う場合に、地紋パターンに、印刷したコンピュータ名又は使用しているユーザ名等の特定の情報を埋め込む請求項1又は2に記載のプリンタシステムにおける印刷制御方法。
- 前記地紋印刷を行う場合に、地紋パターンに、印刷したコンピュータ名又は使用しているユーザ名等の特定の情報を、前記プリンタドライバが前記管理者用ホスト装置に問い合わせ、その問い合わせた情報を元に、地紋印刷を行う請求項1又は2に記載のプリンタシステムにおける印刷制御方法。
- 前記地紋印刷を行う場合、印刷前に地紋印刷を行う旨のメッセージを表示し、ユーザに地紋印刷であることを知らせる請求項1〜4のいずれかに記載のプリンタシステムにおける印刷制御方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のプリンタシステムにおける印刷制御方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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