JPH11355545A - データ出力装置 - Google Patents
データ出力装置Info
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- JPH11355545A JPH11355545A JP10170649A JP17064998A JPH11355545A JP H11355545 A JPH11355545 A JP H11355545A JP 10170649 A JP10170649 A JP 10170649A JP 17064998 A JP17064998 A JP 17064998A JP H11355545 A JPH11355545 A JP H11355545A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 データの管理が容易であり、機密部分の漏洩
を確実に回避できるデータ出力装置を提供すること。 【解決手段】 データ出力装置のコントローラ1は、出
力をする文書や画像のデータと、このデータに付され
た、データ出力装置を特定する識別子を取得し、この識
別子に、ROM10に格納される自データ出力装置の識
別子が含まれているかどうかを調べる。自データ出力装
置の識別子が含まれている場合には、取得したデータ全
体をプリンタエンジン14により印刷出力し、自データ
出力装置の識別子が含まれていない場合には、取得した
データに指定されている非出力領域のデータを空白デー
タに変換した後、プリンタエンジン14により印刷出力
する。
を確実に回避できるデータ出力装置を提供すること。 【解決手段】 データ出力装置のコントローラ1は、出
力をする文書や画像のデータと、このデータに付され
た、データ出力装置を特定する識別子を取得し、この識
別子に、ROM10に格納される自データ出力装置の識
別子が含まれているかどうかを調べる。自データ出力装
置の識別子が含まれている場合には、取得したデータ全
体をプリンタエンジン14により印刷出力し、自データ
出力装置の識別子が含まれていない場合には、取得した
データに指定されている非出力領域のデータを空白デー
タに変換した後、プリンタエンジン14により印刷出力
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ出力装置に関
し、詳細には、データの管理が容易であり、機密部分の
漏洩を確実に回避できるデータ出力装置に関する。
し、詳細には、データの管理が容易であり、機密部分の
漏洩を確実に回避できるデータ出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ装置、プリンタな
どの画像形成装置により、文書や画像のデータを出力す
る際に、出力先によっては一部を機密にしたい場合があ
る。この場合、従来では、機密部分を除外した文書や画
像のデータを元のファイルとは別個に、異なるファイル
として保存し、このファイルから文書や画像のデータを
出力していた。
どの画像形成装置により、文書や画像のデータを出力す
る際に、出力先によっては一部を機密にしたい場合があ
る。この場合、従来では、機密部分を除外した文書や画
像のデータを元のファイルとは別個に、異なるファイル
として保存し、このファイルから文書や画像のデータを
出力していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術では、同一の内容についての情報データをユー
ザーが二元管理する必要が生じてしまう。そのため、デ
ータの更新や配布等の扱いで、更新ミスが生じたり、機
密情報が漏洩する等の問題が発生する恐れがあった。
従来技術では、同一の内容についての情報データをユー
ザーが二元管理する必要が生じてしまう。そのため、デ
ータの更新や配布等の扱いで、更新ミスが生じたり、機
密情報が漏洩する等の問題が発生する恐れがあった。
【0004】そこで、本発明は、上述のような問題を解
決するために、データの管理が容易であり、機密部分の
漏洩を確実に回避できるデータ出力装置を提供すること
を目的とする。
決するために、データの管理が容易であり、機密部分の
漏洩を確実に回避できるデータ出力装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、画像や文書のデータを取得するデータ取得手段と、
前記データのうち出力しない非出力領域を取得する非出
力領域取得手段と、前記非出力領域の非出力領域データ
の出力の要否を判断する判断手段と、前記判断手段によ
り非出力領域データの出力が必要と判断された場合には
前記非出力領域を含めた前記データに基づいて出力を行
い、前記判断手段により前記非出力領域データの出力が
不要と判断された場合には前記データのうち前記非出力
領域データをマスキングしたデータに基づいて出力を行
う出力手段とを備えるデータ出力装置を提供することに
より、前記目的を達成する。
は、画像や文書のデータを取得するデータ取得手段と、
前記データのうち出力しない非出力領域を取得する非出
力領域取得手段と、前記非出力領域の非出力領域データ
の出力の要否を判断する判断手段と、前記判断手段によ
り非出力領域データの出力が必要と判断された場合には
前記非出力領域を含めた前記データに基づいて出力を行
い、前記判断手段により前記非出力領域データの出力が
不要と判断された場合には前記データのうち前記非出力
領域データをマスキングしたデータに基づいて出力を行
う出力手段とを備えるデータ出力装置を提供することに
より、前記目的を達成する。
【0006】請求項2に記載の発明では、前記データ出
力装置の識別を記憶する識別記憶手段と、前記非出力領
域データの出力の要否をデータ出力装置の識別毎に指定
した出力要否情報を取得する出力要否情報取得手段とを
具備し、前記判断手段は、前記識別記憶手段に記憶され
る前記データ出力装置の識別と、前記出力要否情報取得
手段が取得した前記出力要否情報とに基づいて、前記非
出力領域の出力の要否を判断する請求項1に記載のデー
タ出力装置を提供する。
力装置の識別を記憶する識別記憶手段と、前記非出力領
域データの出力の要否をデータ出力装置の識別毎に指定
した出力要否情報を取得する出力要否情報取得手段とを
具備し、前記判断手段は、前記識別記憶手段に記憶され
る前記データ出力装置の識別と、前記出力要否情報取得
手段が取得した前記出力要否情報とに基づいて、前記非
出力領域の出力の要否を判断する請求項1に記載のデー
タ出力装置を提供する。
【0007】請求項3に記載の発明では、前記出力要否
情報取得手段は、前記出力要否情報を、前記データ取得
手段が取得する前記データに付された、データ出力装置
を特定する識別子から取得する請求項2に記載のデータ
出力装置を提供する。
情報取得手段は、前記出力要否情報を、前記データ取得
手段が取得する前記データに付された、データ出力装置
を特定する識別子から取得する請求項2に記載のデータ
出力装置を提供する。
【0008】請求項4に記載の発明では、接続機器から
画像や文書の前記データの出力の要求を取得する出力要
求取得手段と、前記出力要求取得手段が取得した前記要
求の要求元情報を取得する要求元情報取得手段と、前記
非出力領域データの出力の要否を前記要求元毎に指定し
た出力要否情報を取得する出力要否情報取得手段とを具
備し、前記判断手段は、前記要求元情報取得手段が取得
した要求元情報と、前記出力要否情報取得手段に記憶さ
れる前記出力要否情報とに基づいて、前記非出力領域デ
ータの出力の要否を判断する請求項1に記載のデータ出
力装置を提供する。
画像や文書の前記データの出力の要求を取得する出力要
求取得手段と、前記出力要求取得手段が取得した前記要
求の要求元情報を取得する要求元情報取得手段と、前記
非出力領域データの出力の要否を前記要求元毎に指定し
た出力要否情報を取得する出力要否情報取得手段とを具
備し、前記判断手段は、前記要求元情報取得手段が取得
した要求元情報と、前記出力要否情報取得手段に記憶さ
れる前記出力要否情報とに基づいて、前記非出力領域デ
ータの出力の要否を判断する請求項1に記載のデータ出
力装置を提供する。
【0009】請求項5に記載の発明では、前記出力要否
情報取得手段は、前記出力要否情報として、前記要求元
とそのグループとの対応、及び該グループと前記非出力
領域の出力の要否との対応を記憶する請求項4に記載の
データ出力装置を提供する。
情報取得手段は、前記出力要否情報として、前記要求元
とそのグループとの対応、及び該グループと前記非出力
領域の出力の要否との対応を記憶する請求項4に記載の
データ出力装置を提供する。
【0010】請求項6に記載の発明では、前記非出力領
域取得手段は、前記データ取得手段が取得するデータに
ついて複数の非出力領域を取得可能であり、前記出力要
否情報取得手段は、前記出力要否情報を前記非出力領域
毎に取得し、前記判断手段は、前記非出力領域毎に、出
力の要否を判断する請求項4または請求項5に記載のデ
ータ出力装置を提供する。
域取得手段は、前記データ取得手段が取得するデータに
ついて複数の非出力領域を取得可能であり、前記出力要
否情報取得手段は、前記出力要否情報を前記非出力領域
毎に取得し、前記判断手段は、前記非出力領域毎に、出
力の要否を判断する請求項4または請求項5に記載のデ
ータ出力装置を提供する。
【0011】請求項7に記載の発明では、前記非出力領
域データの出力とともに出力する付加情報のデータを記
憶する付加データ保持手段を備え、前記出力手段は、前
記判断手段により非出力領域データの出力が必要と判断
された場合に、前記データ取得手段により取得されたデ
ータと、前記付加データ記憶手段に保持される付加情報
のデータとに基づいて出力を行うことを特徴とする請求
項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の
データ出力装置を提供する。
域データの出力とともに出力する付加情報のデータを記
憶する付加データ保持手段を備え、前記出力手段は、前
記判断手段により非出力領域データの出力が必要と判断
された場合に、前記データ取得手段により取得されたデ
ータと、前記付加データ記憶手段に保持される付加情報
のデータとに基づいて出力を行うことを特徴とする請求
項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の
データ出力装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデータ出力装置の
実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1
は、本発明のデータ出力装置の第1の実施形態としての
プリンタの全体構成を示すブロック図である。この図1
に示されるように、本実施形態のデータ出力装置(プリ
ンタ)においては、コントローラ1は、CPU(中央処
理装置)9、ROM(リード・オンリ・メモリ)10、
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)11、ホストイ
ンターフェース2、HDD(ハードディスク)インター
フェース3、ICカードインターフェース4、コントロ
ールパネルインターフェース5、エンジンインターフェ
ース13、タイマ8、データ制御部6、アドレス制御部
7、及びビデオ制御部12を備えている。
実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1
は、本発明のデータ出力装置の第1の実施形態としての
プリンタの全体構成を示すブロック図である。この図1
に示されるように、本実施形態のデータ出力装置(プリ
ンタ)においては、コントローラ1は、CPU(中央処
理装置)9、ROM(リード・オンリ・メモリ)10、
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)11、ホストイ
ンターフェース2、HDD(ハードディスク)インター
フェース3、ICカードインターフェース4、コントロ
ールパネルインターフェース5、エンジンインターフェ
ース13、タイマ8、データ制御部6、アドレス制御部
7、及びビデオ制御部12を備えている。
【0013】尚、ホストインターフェース2、HDDイ
ンターフェース3、及びICカードインターフェース4
は、それぞれ必要に応じて複数個設けることも可能であ
る。また、ICカードインターフェース4は必要がなけ
れば省略してもよい。本実施形態では、ホストインター
フェース2は4個、HDDインターフェース3は1個、
ICカードインターフェース4は1個設けられているも
のとする。
ンターフェース3、及びICカードインターフェース4
は、それぞれ必要に応じて複数個設けることも可能であ
る。また、ICカードインターフェース4は必要がなけ
れば省略してもよい。本実施形態では、ホストインター
フェース2は4個、HDDインターフェース3は1個、
ICカードインターフェース4は1個設けられているも
のとする。
【0014】ROM10は、プログラムメモリであり、
CPU9を制御するためのマイクロコードを格納する。
そして直接ハードウェアを制御するソフトウェアとして
最低限、次の(a)〜(c)のモジュールを格納する。 (a)ホストインタフェースハンドラ (b)プリンタエンジンハンドラ (c)コンロトールパネルハンドラ また、各プリンタソフトウェアに関係なく共通に使用で
きるソフトウェアとして、次の(d)〜(f)の各プロ
グラムを格納する。 (d)診断プログラム (e)テストプログラム (f)サービスプログラム なお、プリンタソフトウェアは、ICカード17に格納
されており、必要な時にRAM11にロードされるが、
最初からこのROM10に標準のプリンタソフトウェア
を格納しておくこともできる。また、フォントもこのR
OM10に搭載されている。
CPU9を制御するためのマイクロコードを格納する。
そして直接ハードウェアを制御するソフトウェアとして
最低限、次の(a)〜(c)のモジュールを格納する。 (a)ホストインタフェースハンドラ (b)プリンタエンジンハンドラ (c)コンロトールパネルハンドラ また、各プリンタソフトウェアに関係なく共通に使用で
きるソフトウェアとして、次の(d)〜(f)の各プロ
グラムを格納する。 (d)診断プログラム (e)テストプログラム (f)サービスプログラム なお、プリンタソフトウェアは、ICカード17に格納
されており、必要な時にRAM11にロードされるが、
最初からこのROM10に標準のプリンタソフトウェア
を格納しておくこともできる。また、フォントもこのR
OM10に搭載されている。
【0015】更に、このROM10には、CPU9を制
御することにより、CPU9に、ハードディスク16
や、ホスト装置15に搭載されるフロッピーディスクド
ライブに駆動されるフロッピーディスク、及びホスト装
置15の通信インターフェイスを介してLAN等の通信
回線から、画像や文書のデータを取得するデータ取得手
段としての機能を行わせるためのデータ取得プログラ
ム、このデータとともに該データのうち出力しないデー
タの領域(非出力領域)の領域情報を取得する非出力領
域取得手段としての機能を行わせるための非出力領域取
得プログラム、非出力領域のデータ(非出力領域デー
タ)の出力の要否をデータ出力装置の識別毎に指定した
出力要否情報を取得する出力要否情報取得手段としての
機能を行わせるための出力要否情報取得プログラム、非
出力領域データの出力の要否を判断する判断手段として
の機能を行わせるための判断プログラム、非出力領域デ
ータの出力が必要と判断された場合には前記非出力領域
データを含めた前記データと後述の付加データとに基づ
いて出力を行い、前記判断手段により前記非出力領域デ
ータの出力が不要と判断された場合には前記データのう
ち前記非出力領域データをマスキングしたデータに基づ
いて出力をプリンタエンジンユニットに行わせる出力手
段として機能させるための出力プログラム、が格納され
ている。
御することにより、CPU9に、ハードディスク16
や、ホスト装置15に搭載されるフロッピーディスクド
ライブに駆動されるフロッピーディスク、及びホスト装
置15の通信インターフェイスを介してLAN等の通信
回線から、画像や文書のデータを取得するデータ取得手
段としての機能を行わせるためのデータ取得プログラ
ム、このデータとともに該データのうち出力しないデー
タの領域(非出力領域)の領域情報を取得する非出力領
域取得手段としての機能を行わせるための非出力領域取
得プログラム、非出力領域のデータ(非出力領域デー
タ)の出力の要否をデータ出力装置の識別毎に指定した
出力要否情報を取得する出力要否情報取得手段としての
機能を行わせるための出力要否情報取得プログラム、非
出力領域データの出力の要否を判断する判断手段として
の機能を行わせるための判断プログラム、非出力領域デ
ータの出力が必要と判断された場合には前記非出力領域
データを含めた前記データと後述の付加データとに基づ
いて出力を行い、前記判断手段により前記非出力領域デ
ータの出力が不要と判断された場合には前記データのう
ち前記非出力領域データをマスキングしたデータに基づ
いて出力をプリンタエンジンユニットに行わせる出力手
段として機能させるための出力プログラム、が格納され
ている。
【0016】また、ROM10には、このプリンタの識
別を特定する識別子が記憶されている(識別記憶手
段)。更に、ROM10には、非出力領域の出力ととも
に出力する付加情報のデータとして、「複写厳禁」との
文字を表す画像が所定位置に出力されるためのデータ
(イメージデータ)が記憶されている(付加データ記憶
手段)。
別を特定する識別子が記憶されている(識別記憶手
段)。更に、ROM10には、非出力領域の出力ととも
に出力する付加情報のデータとして、「複写厳禁」との
文字を表す画像が所定位置に出力されるためのデータ
(イメージデータ)が記憶されている(付加データ記憶
手段)。
【0017】CPU9は、ROM10に格納されるプロ
グラムやコントロールパネル18からのモード指示及び
ホスト装置15からのコマンドによって、プリンタコン
トローラ1全体を統括制御する中央処理装置であり、従
来より汎用される16ビット、又は、32ビットのCP
Uを使用することができる。
グラムやコントロールパネル18からのモード指示及び
ホスト装置15からのコマンドによって、プリンタコン
トローラ1全体を統括制御する中央処理装置であり、従
来より汎用される16ビット、又は、32ビットのCP
Uを使用することができる。
【0018】このCPU9は、ROM10に格納される
プログラムにより、画像や文書のデータとともに、非出
力領域データの出力を行うプリンタの識別子を出力要否
情報として取得(出力要否情報取得手段)するようにな
っている。そして、この出力要否情報に、ROM10に
記憶されている本プリンタの識別子が含まれている場合
には、非出力領域のデータも出力が必要であると判断
し、取得した画像や文書のデータと付加データとに基づ
いた出力をビデオ制御部12及びエンジンインターフェ
ース13を介してプリンタエンジンユニット14に行わ
せるようになっている。また、本プリンタの識別子が含
まれていない場合には、非出力領域のデータを白抜きと
してこのデータに基づいた出力をプリンタエンジンユニ
ット14に行わせる。
プログラムにより、画像や文書のデータとともに、非出
力領域データの出力を行うプリンタの識別子を出力要否
情報として取得(出力要否情報取得手段)するようにな
っている。そして、この出力要否情報に、ROM10に
記憶されている本プリンタの識別子が含まれている場合
には、非出力領域のデータも出力が必要であると判断
し、取得した画像や文書のデータと付加データとに基づ
いた出力をビデオ制御部12及びエンジンインターフェ
ース13を介してプリンタエンジンユニット14に行わ
せるようになっている。また、本プリンタの識別子が含
まれていない場合には、非出力領域のデータを白抜きと
してこのデータに基づいた出力をプリンタエンジンユニ
ット14に行わせる。
【0019】RAM11は、大容量のランダムアクセス
メモリであり、主として次のような用途に使用される。 (イ)インプットバッファ (ロ)ページバッファ (ハ)ビデオバッファ (ニ)システムメモリ (ホ)フォントファイル (ヘ)バックアップバッファ (ト)ベクトルファイル (チ)マクロファイル (リ)イメージファイル (ヌ)プリンタスプーラファイル
メモリであり、主として次のような用途に使用される。 (イ)インプットバッファ (ロ)ページバッファ (ハ)ビデオバッファ (ニ)システムメモリ (ホ)フォントファイル (ヘ)バックアップバッファ (ト)ベクトルファイル (チ)マクロファイル (リ)イメージファイル (ヌ)プリンタスプーラファイル
【0020】ホストインターフェース2は、ホスト装置
15と通信を行うためのものであり、通常はセントロI
/FやRS232Cであるが、それ以外に、EtherNetや
LocalTalk などのネットワークでホストと接続されてい
る。このホストインターフェース2は、様々なホスト装
置15によって、次のようなインターフェースを選択す
ることができるようになっている。 (A)パラレルインターフェース/セントロニクス (B)パラレルインターフェース/SCSI (C)シリアルインターフェース/RS−232C (D)シリアルインターフェース/RS−422 (E)LANインターフェース
15と通信を行うためのものであり、通常はセントロI
/FやRS232Cであるが、それ以外に、EtherNetや
LocalTalk などのネットワークでホストと接続されてい
る。このホストインターフェース2は、様々なホスト装
置15によって、次のようなインターフェースを選択す
ることができるようになっている。 (A)パラレルインターフェース/セントロニクス (B)パラレルインターフェース/SCSI (C)シリアルインターフェース/RS−232C (D)シリアルインターフェース/RS−422 (E)LANインターフェース
【0021】HDDインターフェース3、及び、ICカ
ードインターフェース4は、それぞれ、HDD(ハード
ディスク)16、ICカード17のメモリに書き込み・
読み出しをするためのインターフェースである。コント
ロールパネルインターフェース5は、コントロールパネ
ル18と接続しコマンド及びステータスの通信を行うシ
リアルインターフェースである。データ制御部6は、R
AM11上のページバッファのデータに基づき、ビデオ
バッファにビデオデータを作成していく場合に使用され
る。
ードインターフェース4は、それぞれ、HDD(ハード
ディスク)16、ICカード17のメモリに書き込み・
読み出しをするためのインターフェースである。コント
ロールパネルインターフェース5は、コントロールパネ
ル18と接続しコマンド及びステータスの通信を行うシ
リアルインターフェースである。データ制御部6は、R
AM11上のページバッファのデータに基づき、ビデオ
バッファにビデオデータを作成していく場合に使用され
る。
【0022】アドレス制御部7は、ページバッファのデ
ータに基づいてビデオバッファにビデオデータを作る場
合のDMA(Direct Memory Access)アドレスと、ビデ
オバッファに作られたビデオデータをビデオクロック
(WCLK)に同期させて順次出力していくためのビデ
オアドレスと、RAM11(ダイナミックRAM)のリ
フレッシュアドレスカウンタを、必要に応じて切り替え
て出力するための制御をする。また、タイマ8はシステ
ムタイマであり、エンジンインターフェース13、ホス
トインターフェース2等のタイムアウト制御にも使用さ
れる。ビデオ制御部12は、RAM11上のビデオバッ
ファに作られたビデオデータが、CPUの処理単位(例
えば、32ビットなら32ビット)ずつ読み出されたパ
ラレルビデオデータをシリアルビデオデータに変換して
プリンタエンジンユニット14に出力する。
ータに基づいてビデオバッファにビデオデータを作る場
合のDMA(Direct Memory Access)アドレスと、ビデ
オバッファに作られたビデオデータをビデオクロック
(WCLK)に同期させて順次出力していくためのビデ
オアドレスと、RAM11(ダイナミックRAM)のリ
フレッシュアドレスカウンタを、必要に応じて切り替え
て出力するための制御をする。また、タイマ8はシステ
ムタイマであり、エンジンインターフェース13、ホス
トインターフェース2等のタイムアウト制御にも使用さ
れる。ビデオ制御部12は、RAM11上のビデオバッ
ファに作られたビデオデータが、CPUの処理単位(例
えば、32ビットなら32ビット)ずつ読み出されたパ
ラレルビデオデータをシリアルビデオデータに変換して
プリンタエンジンユニット14に出力する。
【0023】エンジンインターフェース13は、プリン
タエンジンユニット14との間でコマンド及びステータ
スや、印字データの通信を行う。プリンタエンジンユニ
ット14は、実際に印字を行う。ICカード17は、フ
ォントデータやプログラムを格納している。このフォン
トデータやプログラムは、ICカードインターフェース
4を介してコントローラ1に供給される。コントロール
パネル18は、コントロールパネルインターフェース5
を介して、コントローラ1から使用者に現在のプリンタ
の状態を知らせたり、コントローラへモード指示を行っ
たりする。
タエンジンユニット14との間でコマンド及びステータ
スや、印字データの通信を行う。プリンタエンジンユニ
ット14は、実際に印字を行う。ICカード17は、フ
ォントデータやプログラムを格納している。このフォン
トデータやプログラムは、ICカードインターフェース
4を介してコントローラ1に供給される。コントロール
パネル18は、コントロールパネルインターフェース5
を介して、コントローラ1から使用者に現在のプリンタ
の状態を知らせたり、コントローラへモード指示を行っ
たりする。
【0024】上述の構成を有する本実施形態のプリンタ
を使用する場合は、コンピュータ等のデータ入力手段に
より、文書や画像のデータにおいて、アプリケーション
上で、マスク(機密にしたい)したいエリア(非出力領
域)を指示し、次にマスクを行わないプリンタの識別子
を入力または選択により指定する。この識別子は必要に
応じて複数を指定する。そして、この文書や画像の印刷
に際して、アプリケーション、プリンタドライバから、
非出力領域の領域情報と、マスクを行わないプリンタ識
別子情報を、文書や画像のデータに加えて本実施形態の
プリンタに送出する。
を使用する場合は、コンピュータ等のデータ入力手段に
より、文書や画像のデータにおいて、アプリケーション
上で、マスク(機密にしたい)したいエリア(非出力領
域)を指示し、次にマスクを行わないプリンタの識別子
を入力または選択により指定する。この識別子は必要に
応じて複数を指定する。そして、この文書や画像の印刷
に際して、アプリケーション、プリンタドライバから、
非出力領域の領域情報と、マスクを行わないプリンタ識
別子情報を、文書や画像のデータに加えて本実施形態の
プリンタに送出する。
【0025】そして、本実施形態のプリンタは、送出さ
れてきた識別子のデータがROM10に記憶される本プ
リンタの識別子と一致するかどうかを調べ、識別子のデ
ータが本プリンタの識別子と一致しなければ、指定され
ているマスク指定エリアの画像を空白に変換し、印刷出
力を行う。尚、プリンタの識別子は、プリンタのネット
ワークアドレスや、プリンタで任意に定義できるプリン
タ名、電気的に検知可能にしたシリアル番号などとする
ことができる。また、識別子の指定は、複数のプリンタ
の識別子を指定することができる。複数のプリンタの識
別子が指定されている場合、プリンタは、これらの複数
の識別子の中に一致する識別子がなければ、マスク指定
エリアの画像をマスクして印刷する。
れてきた識別子のデータがROM10に記憶される本プ
リンタの識別子と一致するかどうかを調べ、識別子のデ
ータが本プリンタの識別子と一致しなければ、指定され
ているマスク指定エリアの画像を空白に変換し、印刷出
力を行う。尚、プリンタの識別子は、プリンタのネット
ワークアドレスや、プリンタで任意に定義できるプリン
タ名、電気的に検知可能にしたシリアル番号などとする
ことができる。また、識別子の指定は、複数のプリンタ
の識別子を指定することができる。複数のプリンタの識
別子が指定されている場合、プリンタは、これらの複数
の識別子の中に一致する識別子がなければ、マスク指定
エリアの画像をマスクして印刷する。
【0026】文書や画像のデータと共に取得した識別子
のデータに、ROM10に記憶される本プリンタの識別
子が含まれている場合には、取得されている画像または
文書データと、ROM10に記憶される付加データとを
同時に展開して印刷出力を行う。前記付加データ(イメ
ージデータ)の展開は、ページの上端等、取得した文書
や画像と重ならない位置としても、ページ中央部分に、
大きく網掛けで、重ね書きのように展開してもよく、ま
た、展開位置を選択可能としてもよい。
のデータに、ROM10に記憶される本プリンタの識別
子が含まれている場合には、取得されている画像または
文書データと、ROM10に記憶される付加データとを
同時に展開して印刷出力を行う。前記付加データ(イメ
ージデータ)の展開は、ページの上端等、取得した文書
や画像と重ならない位置としても、ページ中央部分に、
大きく網掛けで、重ね書きのように展開してもよく、ま
た、展開位置を選択可能としてもよい。
【0027】この様に、本実施形態のプリンタでは、画
像や文書のデータとともに取得する識別子によって非出
力領域の出力の要否が判断され、非出力領域のデータの
マスキングが行われるので、容易に機密部分の漏洩を回
避することができる。本実施形態のプリンタでは、同一
のデータを元に、機密部分がマスキングされたデータに
よる出力と全データの出力とが可能なので、データの管
理が容易であり、データの更新ミスや、配布間違い等に
よる機密漏洩が起こり難い。
像や文書のデータとともに取得する識別子によって非出
力領域の出力の要否が判断され、非出力領域のデータの
マスキングが行われるので、容易に機密部分の漏洩を回
避することができる。本実施形態のプリンタでは、同一
のデータを元に、機密部分がマスキングされたデータに
よる出力と全データの出力とが可能なので、データの管
理が容易であり、データの更新ミスや、配布間違い等に
よる機密漏洩が起こり難い。
【0028】本実施形態のプリンタでは、非出力領域を
出力するプリンタを複数まとめて指定しておくことがで
き、画像や文書のデータとともに出力されるので、1つ
のデータを電子メール等で多数に配布した場合にも、容
易に確実に機密漏洩防止を行うことができる。本実施形
態のプリンタでは、機密部分を出力する場合に、「複写
厳禁」との文字のイメージが文書や画像に重ねて出力印
刷されるので、更に機密漏洩に歯止めがかかる。
出力するプリンタを複数まとめて指定しておくことがで
き、画像や文書のデータとともに出力されるので、1つ
のデータを電子メール等で多数に配布した場合にも、容
易に確実に機密漏洩防止を行うことができる。本実施形
態のプリンタでは、機密部分を出力する場合に、「複写
厳禁」との文字のイメージが文書や画像に重ねて出力印
刷されるので、更に機密漏洩に歯止めがかかる。
【0029】次に、本発明のデータ出力装置の第2の実
施形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、本
実施形態において、上述の第1の実施形態と同様の構成
については同一の符号を付し、説明は省略する。
施形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、本
実施形態において、上述の第1の実施形態と同様の構成
については同一の符号を付し、説明は省略する。
【0030】図2は、本発明のデータ出力装置の第2の
実施形態としてのプリンタの全体構成を示すブロック図
である。この図2に示すように、本実施形態のデータ出
力装置(プリンタ)においては、コントローラ100
は、CPU9、ICカード17、コントロールパネル1
8からのモード指示の内容などを記憶しておく不揮発性
記憶装置であるNVRAM103、コントローラ100
の制御プログラムが格納されるプログラムROM10
4、フォントのパターンデータなどを記憶するフォント
ROM105、CPU9のワークメモリや入力データの
インプットバッファー及びプリントデータのページバッ
ファー、ダウンロードフォント用のメモリ等に使用する
RAM106、エンジンインターフェース13、コント
ロールパネルインターフェース5、及びホストインター
フェース15,15を備えている。
実施形態としてのプリンタの全体構成を示すブロック図
である。この図2に示すように、本実施形態のデータ出
力装置(プリンタ)においては、コントローラ100
は、CPU9、ICカード17、コントロールパネル1
8からのモード指示の内容などを記憶しておく不揮発性
記憶装置であるNVRAM103、コントローラ100
の制御プログラムが格納されるプログラムROM10
4、フォントのパターンデータなどを記憶するフォント
ROM105、CPU9のワークメモリや入力データの
インプットバッファー及びプリントデータのページバッ
ファー、ダウンロードフォント用のメモリ等に使用する
RAM106、エンジンインターフェース13、コント
ロールパネルインターフェース5、及びホストインター
フェース15,15を備えている。
【0031】本実施形態においては、プログラムROM
104には、上述の第1の実施形態と同様の、データ取
得プログラム、非出力領域取得プログラム、判断プログ
ラム、及び出力プログラム、及び、CPU9に、ホスト
装置15から文書や画像のデータの出力要求を取得しこ
れを認識する出力要求取得手段としての機能を行わせる
ための出力要求取得プログラム、出力要求とともにその
出力要求の要求元情報を取得する要求元情報取得手段と
しての機能を行わせるための要求元情報取得プログラ
ム、及び非出力領域データの出力の要否を要求元毎に指
定した出力要否情報を取得する出力要否情報取得手段と
しての機能を行わせるための出力要否情報取得プログラ
ムを格納している。
104には、上述の第1の実施形態と同様の、データ取
得プログラム、非出力領域取得プログラム、判断プログ
ラム、及び出力プログラム、及び、CPU9に、ホスト
装置15から文書や画像のデータの出力要求を取得しこ
れを認識する出力要求取得手段としての機能を行わせる
ための出力要求取得プログラム、出力要求とともにその
出力要求の要求元情報を取得する要求元情報取得手段と
しての機能を行わせるための要求元情報取得プログラ
ム、及び非出力領域データの出力の要否を要求元毎に指
定した出力要否情報を取得する出力要否情報取得手段と
しての機能を行わせるための出力要否情報取得プログラ
ムを格納している。
【0032】また、非出力領域取得プログラムは、本実
施形態においては、1つの文書や画像のデータ中におい
て、複数の非出力領域を取得可能となっており、且つ、
各非出力領域について、その領域のデータを出力するグ
ループを取得するようになっている。尚、このグループ
は、文書や画像データにおいて非出力領域の指定毎にこ
の指定に伴って入力され、文書や画像のデータととも
に、非出力領域とそれに対応する各グループとが保存さ
れ、取得されるようになっている。
施形態においては、1つの文書や画像のデータ中におい
て、複数の非出力領域を取得可能となっており、且つ、
各非出力領域について、その領域のデータを出力するグ
ループを取得するようになっている。尚、このグループ
は、文書や画像データにおいて非出力領域の指定毎にこ
の指定に伴って入力され、文書や画像のデータととも
に、非出力領域とそれに対応する各グループとが保存さ
れ、取得されるようになっている。
【0033】また、NVRAM103には、要求元毎の
非出力領域の出力要否情報として、前記非出力領域デー
タの出力を行う出力要求元とそのグループとの対応を表
す出力要求元リストが格納されている(出力要否情報記
憶手段)。図3は、NVRAM103に格納される出力
要求元リストを概念的に表す図である。この図3に示さ
れれるように、この出力要求元リストは、非出力領域の
出力を行う出力要求元としてホスト装置15のユーザ名
(ユーザID)を複数格納しており、更に、これらの各
ユーザの属するグループの情報(グループ情報)がユー
ザ名と対応付けられて格納されている。これらのユーザ
名とグループ情報は、コントロールパネル18からの入
力や、ホスト装置15からのデータの取得により出力要
求元リストに登録される。
非出力領域の出力要否情報として、前記非出力領域デー
タの出力を行う出力要求元とそのグループとの対応を表
す出力要求元リストが格納されている(出力要否情報記
憶手段)。図3は、NVRAM103に格納される出力
要求元リストを概念的に表す図である。この図3に示さ
れれるように、この出力要求元リストは、非出力領域の
出力を行う出力要求元としてホスト装置15のユーザ名
(ユーザID)を複数格納しており、更に、これらの各
ユーザの属するグループの情報(グループ情報)がユー
ザ名と対応付けられて格納されている。これらのユーザ
名とグループ情報は、コントロールパネル18からの入
力や、ホスト装置15からのデータの取得により出力要
求元リストに登録される。
【0034】尚、出力要求元は、ユーザID等の定めら
れた条件に従ったユーザー名の他、ネットワークアドレ
ス、ホスト名などが考えられる。また、グループ情報
は、例えば、各ユーザの機密情報に対する公開度(どの
程度の機密情報に対してまで公開される立場にあるかそ
の立場、例えば、機密情報を最も機密にすべき段階Aか
らあまり機密でなくてもよい段階Eまでのうち、DとE
の段階については公開される場合にはD等)や、各ユー
ザの興味、職務における関連分野、年齢等を基にしたグ
ループ分けにおいて、属するグループを表している。
れた条件に従ったユーザー名の他、ネットワークアドレ
ス、ホスト名などが考えられる。また、グループ情報
は、例えば、各ユーザの機密情報に対する公開度(どの
程度の機密情報に対してまで公開される立場にあるかそ
の立場、例えば、機密情報を最も機密にすべき段階Aか
らあまり機密でなくてもよい段階Eまでのうち、DとE
の段階については公開される場合にはD等)や、各ユー
ザの興味、職務における関連分野、年齢等を基にしたグ
ループ分けにおいて、属するグループを表している。
【0035】上述のような構成の本実施形態のプリンタ
を使用する場合は、データ入力手段により、文書や画像
のデータにおいて、アプリケーション上で、印刷する文
書や画像のうちマスク(機密にしたい)したい非出力領
域の領域情報と、それらの非出力領域それぞれについ
て、該非出力領域をマスクせずに出力したい要求元のグ
ループ(指定グループ)とを指定しておく。そして、本
実施形態のプリンタは、接続機器からの出力要求ととも
に、出力要求をしたユーザのIDを取得する。
を使用する場合は、データ入力手段により、文書や画像
のデータにおいて、アプリケーション上で、印刷する文
書や画像のうちマスク(機密にしたい)したい非出力領
域の領域情報と、それらの非出力領域それぞれについ
て、該非出力領域をマスクせずに出力したい要求元のグ
ループ(指定グループ)とを指定しておく。そして、本
実施形態のプリンタは、接続機器からの出力要求ととも
に、出力要求をしたユーザのIDを取得する。
【0036】本実施形態のプリンタは、出力要求がある
と、出力要求のあった文書や画像のデータと、その文書
や画像の非出力領域の領域情報、及び各非出力領域につ
いてのグループとを取得する。これらのデータは、デー
タ入力手段から直接、または、データ入力手段において
保存されたフロッピーディスクやMO等の記録媒体から
図示しない記録媒体駆動装置により読み出して取得す
る。続いて、本実施形態のプリンタは、送出されてきた
ユーザのIDがNVRAM103に記憶される出力要求
元リストにあるかどうかを調べ、出力要求元にない場合
には、非出力領域のデータを全て空白に変換し、印刷出
力を行う。
と、出力要求のあった文書や画像のデータと、その文書
や画像の非出力領域の領域情報、及び各非出力領域につ
いてのグループとを取得する。これらのデータは、デー
タ入力手段から直接、または、データ入力手段において
保存されたフロッピーディスクやMO等の記録媒体から
図示しない記録媒体駆動装置により読み出して取得す
る。続いて、本実施形態のプリンタは、送出されてきた
ユーザのIDがNVRAM103に記憶される出力要求
元リストにあるかどうかを調べ、出力要求元にない場合
には、非出力領域のデータを全て空白に変換し、印刷出
力を行う。
【0037】送出されてきたユーザのIDがNVRAM
103に記憶される出力要求元リストにある場合には、
この出力要求元リストから、該当するユーザのグループ
を調べ、文書や画像のデータの各非出力領域のグループ
に含まれているかを比較する。そして、ユーザのグルー
プが含まれていない非出力領域についてのみデータを空
白に変換し、NVRAM103に記憶される付加データ
とを同時に展開して印刷出力を行う。ユーザのグループ
が含まれている出力領域についてはそのままのデータを
印刷出力する。
103に記憶される出力要求元リストにある場合には、
この出力要求元リストから、該当するユーザのグループ
を調べ、文書や画像のデータの各非出力領域のグループ
に含まれているかを比較する。そして、ユーザのグルー
プが含まれていない非出力領域についてのみデータを空
白に変換し、NVRAM103に記憶される付加データ
とを同時に展開して印刷出力を行う。ユーザのグループ
が含まれている出力領域についてはそのままのデータを
印刷出力する。
【0038】この様に、本実施形態のプリンタでは、画
像や文書のデータとともに取得するユーザのID子によ
って非出力領域の出力の有無が判断され、非出力領域の
データのマスキングが行われるので、容易に機密部分の
漏洩を回避することができる。本実施形態のプリンタで
は、同一のデータを元に、機密部分がマスキングされた
データによる出力と全データの出力とが可能なので、デ
ータの管理が容易であり、データの更新ミスや、配布間
違い等による機密漏洩が起こり難い。
像や文書のデータとともに取得するユーザのID子によ
って非出力領域の出力の有無が判断され、非出力領域の
データのマスキングが行われるので、容易に機密部分の
漏洩を回避することができる。本実施形態のプリンタで
は、同一のデータを元に、機密部分がマスキングされた
データによる出力と全データの出力とが可能なので、デ
ータの管理が容易であり、データの更新ミスや、配布間
違い等による機密漏洩が起こり難い。
【0039】本実施形態のプリンタでは、非出力領域を
出力するユーザをグループにまとめて指定しておくこと
ができ、1つのデータを電子メール等で多数に配布した
場合等にも、容易に確実に機密漏洩防止を行うことがで
きる。本実施形態のプリンタでは、複数の非出力領域そ
れぞれ毎にその領域を出力するユーザを指定しておくこ
とができるので、よりきめ細かく機密情報の管理が可能
になり、更に一層適切な情報の提供と機密漏洩の防止が
可能である。
出力するユーザをグループにまとめて指定しておくこと
ができ、1つのデータを電子メール等で多数に配布した
場合等にも、容易に確実に機密漏洩防止を行うことがで
きる。本実施形態のプリンタでは、複数の非出力領域そ
れぞれ毎にその領域を出力するユーザを指定しておくこ
とができるので、よりきめ細かく機密情報の管理が可能
になり、更に一層適切な情報の提供と機密漏洩の防止が
可能である。
【0040】尚、本発明のデータ出力装置は、上述の実
施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない限りにおいて適宜変更が可能である。例えば、上述
の各実施形態においては、データをマスキングする非出
力領域がある場合には、全て付加データを加えて出力す
ることとしているが、付加データを付加するモードと付
加しないモードとを、ユーザの選択等により設定できる
ようにしてもよい。また、付加データは、ページの上端
等、指定することが可能な特定位置や、ページ中央部分
に、大きく網掛けで、重ね書きのように展開することが
考えられる。
施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない限りにおいて適宜変更が可能である。例えば、上述
の各実施形態においては、データをマスキングする非出
力領域がある場合には、全て付加データを加えて出力す
ることとしているが、付加データを付加するモードと付
加しないモードとを、ユーザの選択等により設定できる
ようにしてもよい。また、付加データは、ページの上端
等、指定することが可能な特定位置や、ページ中央部分
に、大きく網掛けで、重ね書きのように展開することが
考えられる。
【0041】上述の各実施形態においては、非出力領域
のデータをマスキングする場合いは、該当該当を空白に
して出力しているが、黒塗りデータに変換して出力して
もよい。また、データが文書データの場合には、その文
字分を詰めた文書として出力するようにしてもよい。上
述の各実施形態においては、データの出力はプリンタエ
ンジンを介して印刷出力しているが、他の装置へのデー
タの信号による出力とすることもできる。
のデータをマスキングする場合いは、該当該当を空白に
して出力しているが、黒塗りデータに変換して出力して
もよい。また、データが文書データの場合には、その文
字分を詰めた文書として出力するようにしてもよい。上
述の各実施形態においては、データの出力はプリンタエ
ンジンを介して印刷出力しているが、他の装置へのデー
タの信号による出力とすることもできる。
【0042】上述の各実施形態においては、データ出力
装置は、プリンタ単独の機能を有するプリンタである
が、ファクシミリや複写機としての機能を兼ね備えた複
合機等、データ入力手段を兼ねたものとすることもでき
る。この場合、データ入力手段は文書や画像のデータに
おいて、アプリケーション上で非出力領域を指定し、非
出力領域についてマスクを行わないプリンタの識別子を
文書や画像のデータ毎または非出力領域毎に入力または
選択により指定し保存するものすることができる。ま
た、非出力領域についてマスクせずに出力したいグルー
プを文書や画像のデータ毎または非出力領域毎に入力ま
たは選択により指定し保存するものすることができる。
装置は、プリンタ単独の機能を有するプリンタである
が、ファクシミリや複写機としての機能を兼ね備えた複
合機等、データ入力手段を兼ねたものとすることもでき
る。この場合、データ入力手段は文書や画像のデータに
おいて、アプリケーション上で非出力領域を指定し、非
出力領域についてマスクを行わないプリンタの識別子を
文書や画像のデータ毎または非出力領域毎に入力または
選択により指定し保存するものすることができる。ま
た、非出力領域についてマスクせずに出力したいグルー
プを文書や画像のデータ毎または非出力領域毎に入力ま
たは選択により指定し保存するものすることができる。
【0043】上述の各実施形態においては、出力要否情
報として、非出力領域を出力する装置の識別子やユーザ
グループを取得しているが、非出力領域域を出力しない
装置の識別子やユーザグループを取得してもよい。ま
た、上述の第2の実施形態では、文書や画像データにお
いて、非出力領域を出力するグループを指定している
が、非出力領域を出力するユーザや出力しないユーザを
個別に指定してもよい。尚、この場合NVRAM103
の出力要求元リストに各ユーザの属するグループの情報
(グループ情報)は格納する必要がないことは言うまで
もない。
報として、非出力領域を出力する装置の識別子やユーザ
グループを取得しているが、非出力領域域を出力しない
装置の識別子やユーザグループを取得してもよい。ま
た、上述の第2の実施形態では、文書や画像データにお
いて、非出力領域を出力するグループを指定している
が、非出力領域を出力するユーザや出力しないユーザを
個別に指定してもよい。尚、この場合NVRAM103
の出力要求元リストに各ユーザの属するグループの情報
(グループ情報)は格納する必要がないことは言うまで
もない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係るデータ出力装置によれば、同一の画像や文書の
データをもとに、非出力領域をマスキングしたデータに
よる出力と全データの出力とが可能なので、データの管
理が容易であり、データの更新ミスや、配布間違い等に
よる機密漏洩防止に効果がある。
明に係るデータ出力装置によれば、同一の画像や文書の
データをもとに、非出力領域をマスキングしたデータに
よる出力と全データの出力とが可能なので、データの管
理が容易であり、データの更新ミスや、配布間違い等に
よる機密漏洩防止に効果がある。
【0045】請求項2に記載の発明に係るデータ出力装
置によれば、データ出力装置の識別に応じて非出力領域
の出力の要否が判断され、請求項1に記載の発明の効果
を得ることができる。
置によれば、データ出力装置の識別に応じて非出力領域
の出力の要否が判断され、請求項1に記載の発明の効果
を得ることができる。
【0046】請求項3に記載の発明に係るデータ出力装
置によれば、画像や文書データに付されたデータ出力装
置を特定する識別子によって、非出力領域のデータの出
力の要否が判断され、請求項2に記載の発明の効果を得
ることができる。
置によれば、画像や文書データに付されたデータ出力装
置を特定する識別子によって、非出力領域のデータの出
力の要否が判断され、請求項2に記載の発明の効果を得
ることができる。
【0047】請求項4に記載の発明に係るデータ出力装
置によれば、出力要求の要求元に応じて非出力領域の出
力の要否が判断され、請求項1に記載の発明の効果を得
ることができる。
置によれば、出力要求の要求元に応じて非出力領域の出
力の要否が判断され、請求項1に記載の発明の効果を得
ることができる。
【0048】請求項5に記載の発明に係るデータ出力装
置によれば、出力要求元の出力要否情報を出力要求元の
グループ毎にまとめて指定しておくことができ、数多く
の出力要求元について容易に確実に機密漏洩防止を行う
ことができる。
置によれば、出力要求元の出力要否情報を出力要求元の
グループ毎にまとめて指定しておくことができ、数多く
の出力要求元について容易に確実に機密漏洩防止を行う
ことができる。
【0049】請求項6に記載の発明に係るデータ出力装
置によれば、複数の非出力領域それぞれ毎にその領域を
出力する出力要求元を指定しておくことができるので、
よりきめ細かく機密情報の管理が可能になり、更に一層
適切な情報の提供と機密漏洩の防止が可能である。
置によれば、複数の非出力領域それぞれ毎にその領域を
出力する出力要求元を指定しておくことができるので、
よりきめ細かく機密情報の管理が可能になり、更に一層
適切な情報の提供と機密漏洩の防止が可能である。
【0050】請求項7に記載の発明に係るデータ出力装
置によれば、非出力領域のデータを出力する場合に、付
加データを加え、機密部分についての出力のあることを
表すことができるので、更に機密漏洩に歯止めがかか
る。
置によれば、非出力領域のデータを出力する場合に、付
加データを加え、機密部分についての出力のあることを
表すことができるので、更に機密漏洩に歯止めがかか
る。
【図1】本発明の第1の実施形態のデータ出力装置とし
てのプリンタの全体構成を示すブロック図である。
てのプリンタの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態のデータ出力装置とし
てのプリンタの全体構成を示すブロック図である。
てのプリンタの全体構成を示すブロック図である。
【図3】図2のプリンタのNVRAMに格納される出力
要求元リストを概念的に表す説明図である。
要求元リストを概念的に表す説明図である。
1 コントローラ 2 ホストインターフェース 3 ハードディスクインターフェース 4 ICカードインタフェース 5 コントロールパネルインターフェース 6 データ制御部 7 アドレス制御部 8 タイマ 9 CPU 10 ROM 11 RAM 12 ビデオ制御部 13 エンジンインターフェース 14 プリンタエンジンユニット 15 ホスト装置 16 ハードディスク 17 ICカード 18 コントロールパネル 100 コントローラ 103 NVRAM 104 プログラムROM 105 フォントROM 106 RAM
Claims (7)
- 【請求項1】 画像や文書のデータを取得するデータ取
得手段と、 前記データのうち出力しない非出力領域を取得する非出
力領域取得手段と、 前記非出力領域の非出力領域データの出力の要否を判断
する判断手段と、 前記判断手段により非出力領域の出力が必要と判断され
た場合には前記非出力領域を含めた前記データに基づい
て出力を行い、前記判断手段により前記非出力領域の出
力が不要と判断された場合には前記データのうち前記非
出力領域データをマスキングしたデータに基づいて出力
を行う出力手段とを備えることを特徴とするデータ出力
装置。 - 【請求項2】 前記データ出力装置の識別を記憶する識
別記憶手段と、 前記非出力領域データの出力の要否をデータ出力装置の
識別毎に指定した出力要否情報を取得する出力要否情報
取得手段とを具備し、 前記判断手段は、前記識別記憶手段に記憶される前記デ
ータ出力装置の識別と、前記出力要否情報取得手段が取
得した前記出力要否情報とに基づいて、前記非出力領域
の出力の要否を判断することを特徴とする請求項1に記
載のデータ出力装置。 - 【請求項3】 前記出力要否情報取得手段は、前記出力
要否情報を、前記データ取得手段が取得する前記データ
に付された、データ出力装置を特定する識別子から取得
することを特徴とする請求項2に記載のデータ出力装
置。 - 【請求項4】 接続機器から画像や文書の前記データの
出力の要求を取得する出力要求取得手段と、 前記出力要求取得手段が取得した前記要求の要求元情報
を取得する要求元情報取得手段と、 前記非出力領域データの出力の要否を前記要求元毎に指
定した出力要否情報を取得する出力要否情報取得手段と
を具備し、 前記判断手段は、前記要求元情報取得手段が取得した要
求元情報と、前記出力要否情報取得手段が取得した前記
出力要否情報とに基づいて、前記非出力領域データの出
力の要否を判断することを特徴とする請求項1に記載の
データ出力装置。 - 【請求項5】前記出力要否情報取得手段は、前記出力要
否情報として、前記要求元とそのグループとの対応、及
び該グループと前記非出力領域の出力の要否との対応を
取得することを特徴とする請求項4に記載のデータ出力
装置。 - 【請求項6】 前記非出力領域取得手段は、前記データ
取得手段が取得するデータについて複数の非出力領域を
取得可能であり、 前記出力要否情報取得手段は、前記出力要否情報を前記
非出力領域毎に取得し、 前記判断手段は、前記非出力領域毎に、出力の要否を判
断することを特徴とする請求項4または請求項5に記載
のデータ出力装置。 - 【請求項7】 前記非出力領域データの出力とともに出
力する付加情報のデータを記憶する付加データ保持手段
を備え、 前記出力手段は、前記判断手段により非出力領域データ
の出力が必要と判断された場合に、前記データ取得手段
により取得されたデータと、前記付加データ記憶手段に
保持される付加情報のデータとに基づいて出力を行うこ
とを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか
1の請求項に記載のデータ出力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10170649A JPH11355545A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | データ出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10170649A JPH11355545A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | データ出力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11355545A true JPH11355545A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15908801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10170649A Pending JPH11355545A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | データ出力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11355545A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007179204A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Canon Marketing Japan Inc | 帳票出力制御装置、帳票出力制御方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
JP2007249622A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 公開/非公開項目を含む情報の提供方法、情報提供システム、プログラム |
JP2010272136A (ja) * | 2003-08-12 | 2010-12-02 | Ricoh Co Ltd | 画像形成処理装置、画像形成処理方法、プログラム、及び記録媒体 |
JP2013183320A (ja) * | 2012-03-02 | 2013-09-12 | Sharp Corp | 画像処理装置 |
-
1998
- 1998-06-03 JP JP10170649A patent/JPH11355545A/ja active Pending
Cited By (4)
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