JP3833195B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の画像入力装置と接続可能とし、該画像入力装置より画像データを入力する画像処理装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ワープロ等の画像処理装置において、デジタルカメラ等の外部画像記憶装置を接続し、その接続された外部画像記憶装置からカラー画像を入力し、その入力されたカラー画像を印刷装置に出力して印刷させることが行われてきた。その際、接続される外部画像記憶装置から画像データを入力する際の制御方法は、各外部画像記憶装置の種類毎に異なるため、従来は特定の外部画像記憶装置毎に画像データを入力する際の制御を実行する制御手段を用意するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、近年のデジタルカメラ等の外部画像記憶装置の普及に伴い、画像データを入力する際のユーザの負担をできるだけ軽減するためには、それら複数種類の外部画像記憶装置のどれが接続されても、画像処理装置側で制御できるように、各外部画像記憶装置から画像データを入力する際の制御を同一の制御でできるようにすることが求められるようになってきている。
【0004】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、複数種類の画像入力装置と接続でき、接続される画像入力装置から画像データを入力する画像処理装置において、画像データを効率的に入力するために、特に、省電力機能を有する画像入力装置から画像データを入力している間に、省電力機能のために画像入力装置の電源が自動的にOFFされること防止することができる画像処理装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、
画像入力装置より画像データを受信する画像処理装置であって、
接続された画像入力装置と通信する通信手段と、
前記接続された画像入力装置が、所定時間放置されると自動的に電源OFFする省電力機能を有しているか否かを判定する判定手段とを備え、
前記判定手段によって、前記接続された画像入力装置が省電力機能を有していると判定された場合、前記通信手段は、所定時間毎に該画像入力装置の電源の通電状態の保持を指示するコマンドを発行する。
【0006】
また、好ましくは、前記画像入力装置は、デジタルカメラである。
また、好ましくは、前記接続された画像入力装置に対して、前記コマンドの発行の有無を示す情報を記憶する記憶手段を更に備える。
【0007】
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
画像入力装置より画像データを受信する画像処理装置の制御方法であって、
接続された画像入力装置と通信する通信工程と、
前記接続された画像入力装置が、所定時間放置されると自動的に電源OFFする省電力機能を有しているか否かを判定する判定工程とを備え、
前記判定工程によって、前記接続された画像入力装置が省電力機能を有していると判定された場合、前記通信手段は、所定時間毎に該画像入力装置の電源の通電状態の保持を指示するコマンドを発行する
【0008】
また、好ましくは、前記画像入力装置は、デジタルカメラである。
また、好ましくは、前記画像処理装置は、前記接続された画像入力装置に対して、前記コマンドの発行の有無を示す情報を記憶する記憶手段を更に備える。
【0009】
上記の目的を達成するための本発明によるコンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
画像入力装置より画像データを受信する画像処理装置の制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
接続された画像入力装置と通信する通信工程のプログラムコードと、
前記接続された画像入力装置が、所定時間放置されると自動的に電源OFFする省電力機能を有しているか否かを判定する判定工程のプログラムコードとを備え、
前記判定工程によって、前記接続された画像入力装置が省電力機能を有していると判定された場合、前記通信手段は、所定時間毎に該画像入力装置の電源の通電状態の保持を指示するコマンドを発行する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態の画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図1において、1は中央演算処理装置(CPU)であり、画像処理装置を構成する各構成要素の各種制御を行う。2は読み出し専用メモリ(ROM)であり、キーボード(KB)6から入力されるデータの処理や本発明で実行される処理を実行するための各種プログラムを格納している。3は読み書き可能なメモリ(RAM)であり、各種プログラムやキーボード(KB)6から入力されるデータの作業領域及び一時退避領域である。
【0011】
4は外部に増設された読み出し専用メモリ(外部ROM)である。5はキーボード制御装置(KBC)であり、キーボード(KB)6からの入力を制御する。6はキーボード(KB)であり、データの入力を行う。7は表示制御装置(CRTC)であり、表示装置(CRT)8の表示を制御する。8は表示装置(CRT)であり、画像読込装置(RSC)11から入力される画像データや、本実施形態で実行される処理の処理結果等の表示を行う。
【0012】
9は周辺装置制御装置(DKC)であり、外部記憶装置10に対するデータの読み書きの制御を行う。10はフロッピー(登録商標)ディスク(FD)やハードディスク(HD)等の外部記憶装置であり、IM12から入力された画像データや、各種データを保存する。11は画像読込装置(RSC)であり、IM12に記憶される画像データを画像を読み込む。12は外部画像記憶装置(IM)であり、記憶されている画像データをRSC11に受け渡す。13は印刷装置(PRT)であり、RSC11から入力された画像データや、CRT8に表示される画像データに基づく画像を記録媒体に印刷する。14はシステムバスであり、画像処理装置を構成する各種構成要素間のデータの送受信を行う。15は画像バッファであり、IM12から入力される画像データを格納する。
【0013】
尚、本実施形態で実行されるプログラムは、CPU1がシステムバス14を通じて逐次プログラムをROM2、あるいはROM2からRAM3上に読み出しながら目的の処理を行う。また、画像処理装置は、複数種類のIM12と接続可能とし、IM12の代表的な例としては、デジタルカメラが挙げられ、それ以外にもSVカメラ、ビデオカメラ等がある。
本発明のデジタルカメラとしては、かかるSVカメラ、ビデオカメラ等の2次元エリアセンサを有し、かつデジタル画像信号を出力する装置であれば含まれる。
【0014】
次に、本実施形態で実行される処理について、図2〜図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、図2のフローチャートを用いて、画像処理装置にIM12に記憶されている画像データを入力する際の処理について説明する。
図2は本発明の実施形態で実行される処理の処理フローを示すフローチャートである。
【0015】
まず、ステップS101において、画像処理装置に接続しているIM12を特定するための値(id)をKB6より入力し、その値を、例えば、RAM3の作業領域に保持する。尚、idの値は、接続可能なIM12の種類がn個である場合は、1からnまでの整数をとり得る。また、作業領域としては、CPU1上に設けても良い。
【0016】
次に、ステップS102において、入力されたidによって特定されるIM12の入力ライブラリを示すライブラリ名を、入力ライブラリ名テーブルを参照して取得する。
ここで、入力ライブラリ名テーブルの構造について、図5を用いて説明する。図5は本発明の実施形態の入力ライブラリ名テーブルの構造を示す図である。
【0017】
図5において、入力ライブラリ名テーブルは、各要素に、画像処理装置に接続可能な複数種類のIM12の入力ライブラリを示すライブラリ名を文字列形式で記憶するものである。各要素の長さは固定長で定義されており、画像処理装置が接続が可能な複数種類のIM12の数n個分だけ定義されている。
尚、入力ライブラリとは、IM12から入力される画像データを処理するための一連の処理手順である。そのため、画像処理装置に接続可能な複数種類のIM12のいずれかを接続し、その接続されるIM12から画像データを入力する際には、そのIM12の入力ライブラリを用いて、入力される画像データに対する処理を最適に実行することができる。このように、入力ライブラリを利用する画像処理装置側から見れば、どのIM12から画像データを入力する場合にも、接続されるIM12の入力ライブラリを用いて入力される画像データに対する処理を最適に実行することができ、画像データの入力処理を統一したI/Fとして機能させることができる。
【0018】
次に、ステップS103において、ステップS102で取得したライブラリ名の入力ライブラリが、画像処理装置のROM2あるいはRAM3あるいは外部ROM4あるいは外部記憶装置10に存在するか否かを調べる。入力ライブラリが存在しない場合(ステップS103でNO)、処理を終了する。一方、入力ライブラリが存在する場合(ステップS103でYES)、ステップS104に進む。そして、ステップS104において、入力ライブラリをリンクして接続されるIM12からの画像データの入力を可能な状態にする。
【0019】
次に、ステップS105において、入力属性テーブルを参照し、取得されたライブラリ名に基づいて、接続されるIM12が画像データを入力する際の入力属性を示す属性データを、例えば、RAM3の作業領域attrに保持する。
ここで、入力属性テーブルの構造について、図6を用いて説明する。
図6は本発明の実施形態の入力属性テーブルの構造を示す図である。
【0020】
図6において、入力属性テーブルの各要素は1ワードからなり、複数種類のIM12の各IM12の入力属性を1ワード中の各ビットにON/OFFで記憶する。例えば、IM12によっては一定時間何もコマンドを発行せずに放置されると、省電力のために自動的に電源OFFする省電力機能を有するものがある。そのため、そのようなIM12から画像データを入力する際には、一定時間毎に、電源OFFを解除するためのwakeupコマンドを発行する必要がある。そこで、wakeupコマンドを発行する必要があるIM12の属性データには、その属性データの所定ビットをONにすることで、wakeupコマンドを発行する必要がある旨を予め登録しておく。このように、ライブラリ名に対応する属性データを入力属性テーブルを取得することで、接続されるIM12から画像データを入力する際に必要な処理、この例ではwakeupコマンドを発行する処理を実行することができる。
【0021】
尚、以下の説明では、取得した属性データのwakeupコマンドの発行の有無を示す所定ビットを参照した場合に実行される処理を、例に挙げて説明する。次に、ステップS106において、作業領域attrに保持される属性データを参照し、wakeupコマンドの発行を示す属性がセットされているか否かを調べる。wakeupコマンドの発行を示す属性がセットされている場合(ステップS106でYES)、ステップS107に進む。一方、wakeupコマンドの発行を示す属性がセットされていない場合(ステップS106でNO)、ステップS108に進む。
【0022】
ステップS107において、wakeupコマンドを発行するためのwakeup処理を起動する。この詳細について、図4のフローチャートを用いて説明する。
図4は本発明の実施形態のwakeup処理の詳細な処理フローを示すフローチャートである。
【0023】
尚、wakeupコマンドを発行するための処理自体は、図2のフローチャートで実行される処理と並行に処理されるので、図4のフローチャートで説明する処理が起動されると、その時点で図2のフローチャートはステップS107からステップS108に進むことになる。また、図4のフローチャートで説明する処理は、図2のフローチャートのステップS110において、その処理を強制的に終了するまでは、図2のフローチャートで実行される処理と並行して繰り返し行われる。
【0024】
以降、図4のフローチャートに従ってwakeup処理を説明する。
この処理は、wake up処理を起動することから開始する。
まず、ステップS301において、例えば、RAM3の作業領域tに0を代入する。次に、ステップS302において、作業領域tの値が一定時間T以上か否かを調べる。作業領域tの値が一定時間T未満である場合(ステップS302でNO)、ステップS303に進む。そして、ステップS303において、作業領域tの値に1を加え、ステップS302に戻る。一方、作業領域tの値が一定時間T以上である場合(ステップS302でYES)、ステップS304に進む。そして、ステップS304において、wakeupコマンドを接続されるIM12に発行し、その後、ステップS301に戻って作業領域tの内容を初期化する。
【0025】
以上の処理によって、一定時間T毎にwakeupコマンドが発行されることになり、省電力機能を有するIM12から画像データを入力している間に、省電力機能のためにIM12の電源が自動的にOFFされることを防ぐことができる。
再び、図2のフローチャートの説明に戻る。
【0026】
ステップS108において、接続されるIM12から画像データを入力する画像読込処理を行う。その詳細について、図3のフローチャートを用いて説明する。
図3は本発明の実施形態の画像読込処理の詳細な処理フローを示すフローチャートである。
【0027】
ステップS201において、接続されるIM12に対する処理要求があるか否かを調べる。処理要求がない場合(ステップS201でNO)、再び、ステップS201へ戻り、処理要求があるまで処理を繰り返す。一方、処理要求がある場合(ステップS201でYES)、ステップS202へ進む。尚、処理要求は、本画像処理装置のKB6から入力するものである。
【0028】
次に、ステップS202において、処理要求が接続されるIM12の画像データを入力する画像入力要求か否かを調べる。画像入力要求でない場合(ステップS202でNO)、ステップS210に進む。一方、画像入力要求である場合(ステップS202でYES)、ステップS203に進む。
ステップS203において、IM12に格納されている複数の画像データのうち、入力対象となる画像データを示す番号を指定する。指定はKB6を通じて行い、m枚(mは1以上の整数)の画像データがIM12に記憶されている場合は、1以上m以下の整数を入力することによってを指定する。次に、ステップS204において、IM12から指定した画像データを入力し、画像バッファ15に格納する。
【0029】
ここで、画像バッファ15の構成について、図7を用いて説明する。
図7は本発明の実施形態の画像バッファの構成を示す図である。
図7において、画像バッファ15は、例えば、入力された画像データの各画素を示すR、G、B成分の各8ビットの画素データを保持し、それらが入力順に従って水平方向および垂直方向に順次格納する。
【0030】
次に、ステップS205において、画像バッファ15に格納される画像データをCRTC7に出力し、CRTC7の制御によって画像データに基づく画像をCRT8に表示する。
以上の処理によって、IM12から画像データを入力した後、再びステップS201に戻り、次の処理要求を待つ。
【0031】
一方、ステップS202において、処理要求が画像入力要求でない場合は、ステップS210において、処理要求が画像データを保存する画像保存要求であるか否かを調べる。画像保存要求でない場合(ステップS210でNO)、ステップS220に進む。一方、画像保存要求である場合(ステップS210でYES)、ステップS211に進む。
【0032】
ステップS211において、画像バッファ15に画像データが格納されているか否かを調べる。画像データが格納されていない場合(ステップS211でNO)、画像保存処理を行わずにステップS201に戻り、次の処理要求を待つ。一方、画像データが格納されている場合(ステップS211でYES)、ステップS212にを進む。ステップS212において、画像バッファ15に格納されている画像データを、外部記憶装置10に保存する。
【0033】
一方、ステップS210で画像保存要求でない場合、ステップS220において、処理要求が処理を終了する終了要求であるか否かを調べる。終了要求でない場合(ステップS220でNO)、ステップS201に戻り、次の処理要求を待つ。一方、週力要求である場合(ステップS220でYES)、処理を終了して、図2のフローチャートのステップS109に進む。
【0034】
以上の処理によって、IM12から画像データを入力し、その入力した画像データをCRT8に表示したり、外部記憶装置10に保存することができる。
再び、図2のフローチャートを説明に戻る。
ステップS109において、作業領域attrに保持されている属性データにwakeupコマンドの発行を示す属性がセットされているか否かを調べる。wakeupコマンドの発行を示す属性がセットされていない場合(ステップS109でNO)、ステップS111に進む。一方、wakeupコマンドの発行を示す属性がセットされている場合(ステップS109でYES)、ステップS110に進む。
【0035】
ステップS110において、wakeup処理を終了する処理を行う。そして、ステップS111において、入力ライブラリを解放し、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、画像処理装置に接続可能なIM12毎に属性テーブルの処理属性に従って、入力ライブラリに対して最適な処理を依頼しているので、接続されるIM12から画像データを入力する等の各種制御を最適かつ無駄無く実行することができる。
【0036】
尚、本実施形態では、入力属性テーブルに登録する属性データとして、wakeupコマンドの発行を示す属性を例に挙げて説明したが、例えば、IM12によっては画像処理装置と接続される通信回線が常にオープンされていないとIM12との通信効率が極端に低下するものがある。そのため、そのようなIM12から画像データを入力する際には、画像データの入力が完了しても通信回線のオープンを維持するためのコマンド(オープンコマンドと称する)を発行する必要がある。そこで、このオープンコマンドを発行する必要があるIM12の属性データには、その属性データの所定をONにすることで、オープンコマンドを発行する必要がある旨を予め登録しておく。
本実施形態では、電源オンオフを制御するコマンドを画像入力装置へ出力したが、電源を、例えば、節電のために低減させるようなコマンドであっても本発明に含まれる。また、逆に、電力を向上させても良いし、あるいは、電力を供給させるUSBあるいは1394インタフェースのようなインタフェースであればかかるインタフェースによる電力制御も本発明に含まれる。
【0037】
また、画像処理装置に入力する画像データとして、デジタルカメラ等の画像記憶装置から画像データを入力する構成を示したが、これに限らない。例えば、スキャナより入力される画像データ、ホストコンピュータより入力される画像データ、また、あるいはネットワーク回線を接続して入力される画像データ等の外部装置から画像データを入力する構成にしても良い。その際、各接続する外部装置の入力ライブラリと入力属性を、それぞれ画像処理装置の入力ライブラリ名テーブル、入力属性テーブルに予め登録しておくことは言うまでもない。
【0038】
尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0039】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0040】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0041】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0042】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになるが、簡単に説明すると、図8のメモリマップ例に示す各モジュールを記憶媒体に格納することになる。
すなわち、少なくとも「記憶モジュール」、「指定モジュール」および「実行モジュール」の各モジュールのプログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0043】
尚、「記憶モジュール」は、複数種類の画像入力装置の各画像入力装置からの画像データの入力処理に対する入力処理情報を記憶媒体に記憶する。「実行モジュール」は、当該画像処理装置に接続される画像入力装置を指定する。「実行モジュール」は、指定された画像入力装置に対応する入力処理情報を記憶媒体より獲得し、該入力処情報に基づいて該画像入力装置からの画像データの入力処理を実行する。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数種類の画像入力装置と接続でき、接続される画像入力装置から画像データを入力する画像処理装置において、画像データを効率的に入力するために、特に、省電力機能を有する画像入力装置から画像データを入力している間に、省電力機能のために画像入力装置の電源が自動的にOFFされること防止することができる画像処理装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態で実行される処理の処理フローを示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態の画像読込処理の詳細な処理フローを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態のwakeup処理の詳細な処理フローを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態の入力ライブラリ名テーブルの構造を示す図である。
【図6】本発明の実施形態の入力属性テーブルの構造を示す図である。
【図7】本発明の実施形態の画像バッファの構成を示す図である。
【図8】 本発明の実施形態を実現するプログラムコードを格納した記憶媒体のメモリマップの構造を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 外部RAM
5 KBC
6 KB
7 CRTC
8 CRT
9 DkC
10 外部記憶装置
11 RSC
12 IM
13 PRT
Claims (7)
- 画像入力装置より画像データを受信する画像処理装置であって、
接続された画像入力装置と通信する通信手段と、
前記接続された画像入力装置が、所定時間放置されると自動的に電源OFFする省電力機能を有しているか否かを判定する判定手段とを備え、
前記判定手段によって、前記接続された画像入力装置が省電力機能を有していると判定された場合、前記通信手段は、所定時間毎に該画像入力装置の電源の通電状態の保持を指示するコマンドを発行する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記画像入力装置は、デジタルカメラである
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記接続された画像入力装置に対して、前記コマンドの発行の有無を示す情報を記憶する記憶手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1または請求項2のどちらかに記載の画像処理装置。 - 画像入力装置より画像データを受信する画像処理装置の制御方法であって、
接続された画像入力装置と通信する通信工程と、
前記接続された画像入力装置が、所定時間放置されると自動的に電源OFFする省電力機能を有しているか否かを判定する判定工程とを備え、
前記判定工程によって、前記接続された画像入力装置が省電力機能を有していると判定された場合、前記通信手段は、所定時間毎に該画像入力装置の電源の通電状態の保持を指示するコマンドを発行する
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 前記画像入力装置は、デジタルカメラである
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置の制御方法。 - 前記画像処理装置は、前記接続された画像入力装置に対して、前記コマンドの発行の有無を示す情報を記憶する記憶手段を更に備える
ことを特徴とする請求項4または請求項5のどちらかに記載の画像処理装置の制御方法。 - 画像入力装置より画像データを受信する画像処理装置の制御のプログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリであって、
接続された画像入力装置と通信する通信工程のプログラムコードと、
前記接続された画像入力装置が、所定時間放置されると自動的に電源OFFする省電力機能を有しているか否かを判定する判定工程のプログラムコードとを備え、
前記判定工程によって、前記接続された画像入力装置が省電力機能を有していると判定された場合、前記通信手段は、所定時間毎に該画像入力装置の電源の通電状態の保持を指示するコマンドを発行する
ことを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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