JP2004152140A - 画像形成装置及び情報処理装置及び電源制御方法及びコンピュータが読み取り可能な記憶媒体並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】パネル電源制御を実行中に、ホスト装置から印刷データを受信した場合、その印刷データの属性に応じて、パネル電源制御を開始できるため、ユーザによる電源制御開始指示操作負担を軽減して、受信されている印刷データに対する印刷要求を速やかに指示することである。
【解決手段】操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた、ホスト装置からの印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において、MPU8がホスト装置から受信した印刷データの属性に応じて操作パネル4に対する電源制御を行う構成を特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた、ホスト装置からの印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において、MPU8がホスト装置から受信した印刷データの属性に応じて操作パネル4に対する電源制御を行う構成を特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、省電力モードを備えた画像形成装置及び情報処理装置及び電源制御方法及びコンピュータが読み取り可能な記憶媒体並びにプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平06−282127号公報には、外部装置から所定データが入力されても、パワーセーブモードを解除することなく維持する仕組みが知られている。また、印刷データが入力された場合にも操作パネルなどは起動させず、印刷データを出力する為の部位のみ起動させ、電力を節約する技術なども知られている。
【0003】
一方、印刷方法の形態として、セキュアドプリントや、お試しプリントなども一般的に普及しつつある。
【0004】
なお、ここで、セキュアドプリントとは、機密性を持った文書を印刷するための方法であり、プリンタが実際に印刷を開始して排紙する前に、そのプリンタで印刷しようとしたユーザがプリンタの操作パネルから自らを識別するユーザIDとそれを認証するパスワードを入力し、ユーザ確認が取れた印刷JOBは印刷を開始する印刷方法である。
【0005】
また、お試しプリントとは、複数部数印刷をプリンタJOBとして投入する際に、お試しプリントである事をプリンタに対して通知することで、プリンタは依頼部数に関わらず1部のみを印刷して待ち状態に遷移する。その後、ユーザがプリンタの操作パネルから指示をする事で、残り部数の印刷を継続するか、印刷を中止するかを選択できる印刷方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プリントJOBの中にはセキュアドプリント、リプリント、お試しプリント等プリント時にパネル操作を有するものがあり、節電制御実行中に、そのようなJOBを処理する場合、従来の技術によればユーザはプリンタ本体に設けられた操作パネルを操作して、操作パネルをON状態として、さらに、バックライトをONする等の操作をしなければならず、省電力化を促進するばかりにユーザの使い勝手が悪いという問題点があり改善の余地があった。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた、ホスト装置からの印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において、印刷データの属性に応じて操作パネルに対する電源制御を行うことにより、パネル電源制御を実行中に、ホスト装置から印刷データを受信した場合、その印刷データの属性に応じて、パネル電源制御を開始できるため、ユーザによる電源制御開始指示操作負担を軽減して、受信されている印刷データに対する印刷要求を速やかに指示できる画像形成装置及び情報処理装置及び電源制御方法及びコンピュータが読み取り可能な記憶媒体並びにプログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えたホスト装置からの印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において、前記印刷データの属性に応じて操作パネルに対する電源制御を行う制御手段(図1に示すMPU8が実行すべき図4に示すステップ(402),(403))を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る第2の発明は、前記印刷形態は、印刷データの属性に応じて決定されるものであり前記印刷データの属性は、ホスト装置の印刷設定画面からの設定指示に基づいて生成されるものであることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る第3の発明は、前記制御手段は、前記印刷データの属性に応じて操作パネルに対応する電源を通電させるよう制御することを特徴とする。
【0011】
本発明に係る第4の発明は、前記操作パネルに対する電源制御には、バックライトをONするよう制御することを特徴とする。
【0012】
本発明に係る第5の発明は、前記印刷データの属性には、セキュアドプリント、或いは、試しプリントが含まれることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第6の発明は、操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた画像形成装置と通信可能な情報処理装置において、印刷形態を設定する設定手段(図3)と、前記設定手段を介して設定された印刷形態に応じて印刷データにパネルを起動させる為の命令を付加する付加手段(情報処理装置に設けられたCPUが実行すべき図5に示すステップ(505))とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る第7の発明は、操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた、ホスト装置からの印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置における電源制御方法であって、前記印刷データの属性に応じて操作パネルに対する電源制御を行う制御ステップ(図1に示すMPU8が実行すべき図4に示すステップ(402),(403))を備えることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る8の発明は、前記印刷データの属性は、ホスト装置の印刷設定画面からの設定指示に基づいて生成されるものであることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る第9の発明は、前記制御ステップは、前記印刷データの属性に応じて操作パネルに対応する電源を通電させるよう制御することを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第10の発明は、前記操作パネルに対する電源制御には、バックライトをONするよう制御することを特徴とする。
【0018】
本発明に係る第11の発明は、前記印刷データの属性には、セキュアドプリント、或いは、試しプリントが含まれることを特徴とする。
【0019】
本発明に係る第12の発明は、操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた画像形成装置と通信可能な情報処理装置による電源制御方法において、印刷形態の情報を取得する取得ステップ(図5に示すステップS502)と、前記取得ステップにおいて取得された印刷形態の情報に応じて(図5に示すステップS504)、印刷データに操作パネルを起動させる為の命令を付加する付加ステップ(図5に示すステップS505)とを有することを特徴とする。
【0020】
本発明に係る第13の発明は、第7〜第12の発明のいずれかに記載の電源制御方法を実現するプログラムを記憶媒体に記憶したことを特徴とする。
【0021】
本発明に係る第14の発明は、第7〜第12の発明のいずれかに記載の電源制御方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示すに画像形成装置の構成を説明するブロック図である。
【0023】
図1において、1はローカルエリアネットワーク(LAN)でありPC等の外部の情報処理装置から印刷原稿データを含むJOBが送られてくる。尚、本実施形態における情報処理装置はCPU、RAM、ROM、ハードディスク、表示手段、マウス等の入出力手段、バス、通信ユニット等の通常の情報処理装置が備えるハードウェア構成を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0024】
2は外部装置との双方向通信を掌る通信手段であるネットワークインタフェースカードであり、ここから印刷原稿データを含むJOBがプリンタへ入力される。
【0025】
3はプリンタエンジンであり、原稿印刷を掌る。
【0026】
4は操作パネルであり、オンライン/オフライン切り替え、排紙等を指示する為の幾つかのボタンからなる。5はプリンタの状態表示を行う為の液晶表示パネル(LCD)であり、バックライトを備える。また液晶表示パネル5の他にも様々な表示装置が適用可能であり、この表示部に係る電源が後述する制御処理により制御される。6はRAMであり処理のワークエリア等に使われる。
【0027】
7はプリンタを制御するプログラムが収められたROMである。8はマイクロプロセッサ(MPU)であり、ROM7に格納されたプログラムに従いプリンタを制御する。
【0028】
9はハードディスク装置であり、画像データの蓄積など大容量データ処理のワークエリアとして使われる。特に複数部数指定時にはプリンタへ送られる画像データは1回分で、これをハードディスク装置9に蓄積しておき指定部数分の印刷処理をプリンタ側だけで行える。
【0029】
尚、本実施形態に適用可能な画像形成装置としては、レーザービームプリンタはもちろん、複写機や、ファクシミリや、プリンタ及びファクシミリ及びコピー機能を統合的に備えたデジタル複合機などが想定される。更にその画像形成装置が備える画像形成手段としては、電子写真方式を採用したもの、インクジェット方式を採用したものなど様々な方式が想定される。
【0030】
図2は、図1に示した操作パネル4に表示されるセキュアドプリント画面の例を示す図である。
【0031】
図2において、21は印刷JOBオーナを識別する情報であり、領域22にユーザIDが表示される。23はパスワード入力項目であり、領域24に操作パネル4にある数値キーなどを使ってユーザIDに対応するパスワードが入力される。25,26はJOBを選ぶためのボタンであり、複数のセキュアドプリントJOBがプリンタへ送られている場合にはこのボタンでユーザに該当するJOBを選ぶ。27はOKボタン、28はキャンセルボタンである。
【0032】
図3は、図1に示した画像形成装置と通信可能な情報処理装置における印刷設定画面の一例を示す図であり、印刷指示をPC(情報処理装置)から行う場合にPCの表示部に表示されるプリンタドライバダイヤログ例に対応する。このプリンタドライバダイヤログは印刷設定画面に相当させることができる。尚、このプリンタドライバダイヤログは1形態であり,プリンタドライバダイヤログの他に、分散印刷ユーティリティー等の各種設定画面に適用することが想定される。
【0033】
図3において、印刷方法フィールドには通常印刷とセキュアドプリントを指示するラジオボタン31,32が配置される。また、印刷部数フィールドには部数を指定するコントロール33とお試しプリントを指定するチェックボックス34が配置される。
【0034】
以上のラジオボタン32、チェックボックス34を選ぶことにより印刷JOB中にセキュアドプリント、お試しプリントの指定が行われる。
【0035】
そして、設定画面を介して入力された設定に基づいて印刷ジョブの属性、即ち、印刷ジョブがどのような種類のジョブに相当するのかを示す属性情報が生成される。例えば、図3の例では、属性情報として、セキュアドプリントの属性情報や、お試しプリントの属性情報が生成される。該生成された属性情報は印刷データのヘッダ部分に付加しても良いし、印刷データと関連付けて印刷データと別途に送信するようにしても良い。尚、個々で,生成された属性情報は後述する図4のステップS401にて画像形成装置にて認識される。
【0036】
そして、生成された属性情報は同じくPC(情報処理装置)にて生成された印刷データに付されて画像形成装置に通信回線(LAN)1を介して送信される。印刷データと属性情報とを受信した画像形成装置では属性情報に応じた表示部に係る電源制御を実行する。
【0037】
図4は、本発明に係る画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示したCPUがROM/HD(ハードディスク)に記憶された制御用プログラムを読み込み実行することに基づいて実現されるものとする。なお、(S401)〜(S404)は各ステップを示す。
【0038】
まず、所定の通信回線を介して通信可能な情報処理装置であるところのホストコンピュータから送信されてくる印刷データを受信する。印刷データとしてはページ記述言語に基づく描画情報はもちろん、ビットマップデータに展開されたものに基づく描画情報も含むものとする。
【0039】
そして、印刷データのヘッダ部などに含まれる印刷データの属性情報を抽出し、該抽出した属性情報からそのJOBの属性情報を認識する(ステップS401)。
【0040】
そして、ステップS401で認識した印刷データの属性情報に基づいて、パネルに関わる電源を起動(通電)させるか否かを判断する(ステップS402)。例えば、印刷時にパネル操作を必要とするセキュアドプリント、リプリント、お試しプリント等のパネル操作を必要とする印刷形態の属性であると判断された場合には、ステップS402で、Yesと判断され、処理をステップS403に移行させる。
【0041】
ここで、操作パネル4に関わる電源を起動させるとユーザの利便性が向上するようなジョブの属性としては、パネル操作が必要とされるJOBが想定され、該想定されるJOBとしてセキュアドプリント、お試しプリントなどが含まれる。
【0042】
そして、ステップS403の処理を終えた後、処理をステップS404に移行させ、操作パネル4を介して所定の操作が施された後、印刷処理が行われ、処理を終了する。
【0043】
なお、ステップS404での印刷処理としては、紙媒体への画像の記録はもちろん、ハードディスクに保持されたジョブの格納場所を変更する処理なども含まれる。
【0044】
一方、ステップS402で、パネル操作が必要とされるJOBではないと判断された場合には、処理をステップS404へ移行させ、上に説明した印刷処理と同様に所定の処理を実行する。
【0045】
このような場合には、操作パネル4に関わる電源がOFFされている場合には、操作パネル4の電源はOFFされたままの状態となり、印刷処理に必要な部分のみに電源が供給されることとなる。
【0046】
例えば、プリンタコントローラ及びプリンタエンジンへの電源が供給され、電源の供給が必要のない、パネルに関わる電源などは供給されないような電源制御が実行される。
【0047】
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、印刷データの生成時にパネル操作を必要とする印刷形態の属性を画像形成装置と通信可能な情報処理装置にて生成するようにし、この生成された属性に応じた操作パネルに対する電源制御を行うことを説明してきた。
【0048】
第2実施形態では属性に基づく電源制御ではなく、画像形成装置が情報処理装置から指示される操作パネル電源制御コマンドを解釈する形態を説明する。
【0049】
図5は、本発明に係る情報処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、情報処理装置に設けられたCPUがROM/HD(ハードディスク)に記憶された制御用プログラムを読み込み実行することに基づいて実現されるものとする。なお、(S501)〜(S506)は各ステップを示す。
【0050】
まず、ステップS501では文書作成ソフトウエアなどからOSを介して印刷要求が引き起こされたか否かの判断を行う。
【0051】
Noと判断されればステップS501の判断処理を所定のタイミングで繰り返し、Yesと判断された場合には、処理をステップS502に移行させる。
【0052】
そして、ステップS502では印刷形態の属性の情報の取得が、API(Application Program Interface)等の機能を利用することにより取得される。
【0053】
そして、ステップS503においては、取得された情報に基づいて印刷形態の属性が判定される。具体的には、第1実施形態にて説明したセキュアドプリント、リプリント、お試しプリント等のパネル操作を必要とするような印刷形態を伴ったものの判定がなされる。
【0054】
そして、ステップS504でNoと判断されれば通常どおり、アプリケーションデータに従った描画関数に基づく印刷データ(頁記述言語)が通信回線を介して画像形成装置に送信される。送信されてくる印刷データを受信した画像形成装置では受信した印刷データに基づく印刷処理を行う。印刷処理については第1実施形態にて説明した通りである。
【0055】
一方、ステップS504でYesと判断されれば、処理をステップS505に移行させ、ステップS505では操作パネルを起動させる為の命令を生成すると共に印刷データに付加する。尚、印刷データを生成するタイミングはステップS505の前後でも構わないし、ステップS505と平行して行わせるようにしても良い。
【0056】
そして、ステップS506では操作パネルを起動させる為の命令が付加された印刷データが情報処理装置に対して送信される。
【0057】
尚、ステップS505において生成される操作パネルを起動させる為の命令の形態は特に限定されるものではなく、結果として操作パネルが起動させるような用途に利用される命令ではれば適宜採用可能であることが想定される。例えば、空白頁記述言語を流用するようにしてもよいし、ジョブ言語の一部を流用するようにしても良い。また、操作パネルを起動させる為の特別のコマンドを設けるような形態でも良い。
【0058】
このように第2実施形態によれば、画像形成装置側で印刷形態の属性を判断する必要がなくなり、画像形成装置では操作パネルを起動させる為の命令が印刷データに含まれるか或は関連付けられているかを判断すれば良く、情報処理装置側に属性判定の処理を分散させることができる。
【0059】
また、操作パネルを起動させるような指示を別途行うことが無いので、ユーザは煩雑な作業を伴うことなく、効率よく操作パネルを起動することができる。
【0060】
〔第3実施形態〕
上記第1及び第2実施形態では、操作パネル4に対するバックライトをONする制御について説明したが、操作パネル4に対するコントラストや照度を段階的に制御するように構成して、操作パネル4に対する消費電力をさらに節減できるように構成してもよい。
【0061】
また、上記実施形態において、操作パネル4に対するバックライトをONした後、操作パネル4に対する入力操作が所定時間内に行われるか否かを判定して、再度操作パネル4のバックライトを消灯する制御を行ってもよい。
【0062】
また、第1及び第2実施形態では、セキュアドプリント、リプリント、お試しプリント等をプリント時にパネル操作を必要とするものとして説明してきたが、どのような形態のジョブをパネル操作を必要とするようなものとするかを設定可能にすることも想定される。例えば、第1実施形態に対しては印刷形態(セキュアドプリント、リプリント、お試しプリント等)とパネル操作を必要とするジョブであるか否かの対応を示すテーブルを画像形成装置に設定させるようなことが想定される。また、第2実施形態においては、どのような印刷形態に対して操作パネルを起動させる為の命令を付加するか否かのテーブルを設定できるようにすれば良い。これら設定された情報は第1実施形態におけるステップS401或は第2実施形態におけるステップS504などで利用される。
【0063】
上記実施形態によれば、パネル等の消費電力を効率よく節約することができると共に、ユーザにとって、使い勝手の良い、画像形成装置を提供することができるようになる。
【0064】
また、パネル操作が必要と想定されるような場合に、ユーザの指示なしにパネルに関わる電源を供給するようにするので、例えば、操作パネルへの操作を減少させることができ、結果として操作パネルの寿命を長くすることができる。
【0065】
また、よりユーザの要望に沿った操作パネルの設定を可能とするようにしたので、ユーザの用途に従った操作パネル電源制御を実現することができるようになった。
【0066】
以下、図6に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像形成装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0067】
図6は、本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0068】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0069】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0070】
本実施形態における図4,図5に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0071】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0072】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0073】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0074】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0075】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0076】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた、ホスト装置からの印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において、印刷データの属性に応じて操作パネルに対する電源制御を行うので、パネル電源制御を実行中に、ホスト装置から印刷データを受信した場合、その印刷データの属性に応じて、パネル電源制御を開始できるため、ユーザによる電源制御開始指示操作負担を軽減して、受信されている印刷データに対する印刷要求を速やかに指示できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示した操作パネルに表示されるセキュアドプリント画面の例を示す図である。
【図3】図1に示した画像形成装置と通信可能な情報処理装置における印刷設定画面の一例を示す図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る情報処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1 LAN
2 NIC
3 プリンタエンジン
4 操作パネル
5 LCD
6 RAM
7 ROM
8 MPU
【発明の属する技術分野】
本発明は、省電力モードを備えた画像形成装置及び情報処理装置及び電源制御方法及びコンピュータが読み取り可能な記憶媒体並びにプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平06−282127号公報には、外部装置から所定データが入力されても、パワーセーブモードを解除することなく維持する仕組みが知られている。また、印刷データが入力された場合にも操作パネルなどは起動させず、印刷データを出力する為の部位のみ起動させ、電力を節約する技術なども知られている。
【0003】
一方、印刷方法の形態として、セキュアドプリントや、お試しプリントなども一般的に普及しつつある。
【0004】
なお、ここで、セキュアドプリントとは、機密性を持った文書を印刷するための方法であり、プリンタが実際に印刷を開始して排紙する前に、そのプリンタで印刷しようとしたユーザがプリンタの操作パネルから自らを識別するユーザIDとそれを認証するパスワードを入力し、ユーザ確認が取れた印刷JOBは印刷を開始する印刷方法である。
【0005】
また、お試しプリントとは、複数部数印刷をプリンタJOBとして投入する際に、お試しプリントである事をプリンタに対して通知することで、プリンタは依頼部数に関わらず1部のみを印刷して待ち状態に遷移する。その後、ユーザがプリンタの操作パネルから指示をする事で、残り部数の印刷を継続するか、印刷を中止するかを選択できる印刷方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プリントJOBの中にはセキュアドプリント、リプリント、お試しプリント等プリント時にパネル操作を有するものがあり、節電制御実行中に、そのようなJOBを処理する場合、従来の技術によればユーザはプリンタ本体に設けられた操作パネルを操作して、操作パネルをON状態として、さらに、バックライトをONする等の操作をしなければならず、省電力化を促進するばかりにユーザの使い勝手が悪いという問題点があり改善の余地があった。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた、ホスト装置からの印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において、印刷データの属性に応じて操作パネルに対する電源制御を行うことにより、パネル電源制御を実行中に、ホスト装置から印刷データを受信した場合、その印刷データの属性に応じて、パネル電源制御を開始できるため、ユーザによる電源制御開始指示操作負担を軽減して、受信されている印刷データに対する印刷要求を速やかに指示できる画像形成装置及び情報処理装置及び電源制御方法及びコンピュータが読み取り可能な記憶媒体並びにプログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えたホスト装置からの印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において、前記印刷データの属性に応じて操作パネルに対する電源制御を行う制御手段(図1に示すMPU8が実行すべき図4に示すステップ(402),(403))を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る第2の発明は、前記印刷形態は、印刷データの属性に応じて決定されるものであり前記印刷データの属性は、ホスト装置の印刷設定画面からの設定指示に基づいて生成されるものであることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る第3の発明は、前記制御手段は、前記印刷データの属性に応じて操作パネルに対応する電源を通電させるよう制御することを特徴とする。
【0011】
本発明に係る第4の発明は、前記操作パネルに対する電源制御には、バックライトをONするよう制御することを特徴とする。
【0012】
本発明に係る第5の発明は、前記印刷データの属性には、セキュアドプリント、或いは、試しプリントが含まれることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る第6の発明は、操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた画像形成装置と通信可能な情報処理装置において、印刷形態を設定する設定手段(図3)と、前記設定手段を介して設定された印刷形態に応じて印刷データにパネルを起動させる為の命令を付加する付加手段(情報処理装置に設けられたCPUが実行すべき図5に示すステップ(505))とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明に係る第7の発明は、操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた、ホスト装置からの印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置における電源制御方法であって、前記印刷データの属性に応じて操作パネルに対する電源制御を行う制御ステップ(図1に示すMPU8が実行すべき図4に示すステップ(402),(403))を備えることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る8の発明は、前記印刷データの属性は、ホスト装置の印刷設定画面からの設定指示に基づいて生成されるものであることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る第9の発明は、前記制御ステップは、前記印刷データの属性に応じて操作パネルに対応する電源を通電させるよう制御することを特徴とする。
【0017】
本発明に係る第10の発明は、前記操作パネルに対する電源制御には、バックライトをONするよう制御することを特徴とする。
【0018】
本発明に係る第11の発明は、前記印刷データの属性には、セキュアドプリント、或いは、試しプリントが含まれることを特徴とする。
【0019】
本発明に係る第12の発明は、操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた画像形成装置と通信可能な情報処理装置による電源制御方法において、印刷形態の情報を取得する取得ステップ(図5に示すステップS502)と、前記取得ステップにおいて取得された印刷形態の情報に応じて(図5に示すステップS504)、印刷データに操作パネルを起動させる為の命令を付加する付加ステップ(図5に示すステップS505)とを有することを特徴とする。
【0020】
本発明に係る第13の発明は、第7〜第12の発明のいずれかに記載の電源制御方法を実現するプログラムを記憶媒体に記憶したことを特徴とする。
【0021】
本発明に係る第14の発明は、第7〜第12の発明のいずれかに記載の電源制御方法を実現するプログラムであることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示すに画像形成装置の構成を説明するブロック図である。
【0023】
図1において、1はローカルエリアネットワーク(LAN)でありPC等の外部の情報処理装置から印刷原稿データを含むJOBが送られてくる。尚、本実施形態における情報処理装置はCPU、RAM、ROM、ハードディスク、表示手段、マウス等の入出力手段、バス、通信ユニット等の通常の情報処理装置が備えるハードウェア構成を有するものとし、詳細な説明は省略する。
【0024】
2は外部装置との双方向通信を掌る通信手段であるネットワークインタフェースカードであり、ここから印刷原稿データを含むJOBがプリンタへ入力される。
【0025】
3はプリンタエンジンであり、原稿印刷を掌る。
【0026】
4は操作パネルであり、オンライン/オフライン切り替え、排紙等を指示する為の幾つかのボタンからなる。5はプリンタの状態表示を行う為の液晶表示パネル(LCD)であり、バックライトを備える。また液晶表示パネル5の他にも様々な表示装置が適用可能であり、この表示部に係る電源が後述する制御処理により制御される。6はRAMであり処理のワークエリア等に使われる。
【0027】
7はプリンタを制御するプログラムが収められたROMである。8はマイクロプロセッサ(MPU)であり、ROM7に格納されたプログラムに従いプリンタを制御する。
【0028】
9はハードディスク装置であり、画像データの蓄積など大容量データ処理のワークエリアとして使われる。特に複数部数指定時にはプリンタへ送られる画像データは1回分で、これをハードディスク装置9に蓄積しておき指定部数分の印刷処理をプリンタ側だけで行える。
【0029】
尚、本実施形態に適用可能な画像形成装置としては、レーザービームプリンタはもちろん、複写機や、ファクシミリや、プリンタ及びファクシミリ及びコピー機能を統合的に備えたデジタル複合機などが想定される。更にその画像形成装置が備える画像形成手段としては、電子写真方式を採用したもの、インクジェット方式を採用したものなど様々な方式が想定される。
【0030】
図2は、図1に示した操作パネル4に表示されるセキュアドプリント画面の例を示す図である。
【0031】
図2において、21は印刷JOBオーナを識別する情報であり、領域22にユーザIDが表示される。23はパスワード入力項目であり、領域24に操作パネル4にある数値キーなどを使ってユーザIDに対応するパスワードが入力される。25,26はJOBを選ぶためのボタンであり、複数のセキュアドプリントJOBがプリンタへ送られている場合にはこのボタンでユーザに該当するJOBを選ぶ。27はOKボタン、28はキャンセルボタンである。
【0032】
図3は、図1に示した画像形成装置と通信可能な情報処理装置における印刷設定画面の一例を示す図であり、印刷指示をPC(情報処理装置)から行う場合にPCの表示部に表示されるプリンタドライバダイヤログ例に対応する。このプリンタドライバダイヤログは印刷設定画面に相当させることができる。尚、このプリンタドライバダイヤログは1形態であり,プリンタドライバダイヤログの他に、分散印刷ユーティリティー等の各種設定画面に適用することが想定される。
【0033】
図3において、印刷方法フィールドには通常印刷とセキュアドプリントを指示するラジオボタン31,32が配置される。また、印刷部数フィールドには部数を指定するコントロール33とお試しプリントを指定するチェックボックス34が配置される。
【0034】
以上のラジオボタン32、チェックボックス34を選ぶことにより印刷JOB中にセキュアドプリント、お試しプリントの指定が行われる。
【0035】
そして、設定画面を介して入力された設定に基づいて印刷ジョブの属性、即ち、印刷ジョブがどのような種類のジョブに相当するのかを示す属性情報が生成される。例えば、図3の例では、属性情報として、セキュアドプリントの属性情報や、お試しプリントの属性情報が生成される。該生成された属性情報は印刷データのヘッダ部分に付加しても良いし、印刷データと関連付けて印刷データと別途に送信するようにしても良い。尚、個々で,生成された属性情報は後述する図4のステップS401にて画像形成装置にて認識される。
【0036】
そして、生成された属性情報は同じくPC(情報処理装置)にて生成された印刷データに付されて画像形成装置に通信回線(LAN)1を介して送信される。印刷データと属性情報とを受信した画像形成装置では属性情報に応じた表示部に係る電源制御を実行する。
【0037】
図4は、本発明に係る画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示したCPUがROM/HD(ハードディスク)に記憶された制御用プログラムを読み込み実行することに基づいて実現されるものとする。なお、(S401)〜(S404)は各ステップを示す。
【0038】
まず、所定の通信回線を介して通信可能な情報処理装置であるところのホストコンピュータから送信されてくる印刷データを受信する。印刷データとしてはページ記述言語に基づく描画情報はもちろん、ビットマップデータに展開されたものに基づく描画情報も含むものとする。
【0039】
そして、印刷データのヘッダ部などに含まれる印刷データの属性情報を抽出し、該抽出した属性情報からそのJOBの属性情報を認識する(ステップS401)。
【0040】
そして、ステップS401で認識した印刷データの属性情報に基づいて、パネルに関わる電源を起動(通電)させるか否かを判断する(ステップS402)。例えば、印刷時にパネル操作を必要とするセキュアドプリント、リプリント、お試しプリント等のパネル操作を必要とする印刷形態の属性であると判断された場合には、ステップS402で、Yesと判断され、処理をステップS403に移行させる。
【0041】
ここで、操作パネル4に関わる電源を起動させるとユーザの利便性が向上するようなジョブの属性としては、パネル操作が必要とされるJOBが想定され、該想定されるJOBとしてセキュアドプリント、お試しプリントなどが含まれる。
【0042】
そして、ステップS403の処理を終えた後、処理をステップS404に移行させ、操作パネル4を介して所定の操作が施された後、印刷処理が行われ、処理を終了する。
【0043】
なお、ステップS404での印刷処理としては、紙媒体への画像の記録はもちろん、ハードディスクに保持されたジョブの格納場所を変更する処理なども含まれる。
【0044】
一方、ステップS402で、パネル操作が必要とされるJOBではないと判断された場合には、処理をステップS404へ移行させ、上に説明した印刷処理と同様に所定の処理を実行する。
【0045】
このような場合には、操作パネル4に関わる電源がOFFされている場合には、操作パネル4の電源はOFFされたままの状態となり、印刷処理に必要な部分のみに電源が供給されることとなる。
【0046】
例えば、プリンタコントローラ及びプリンタエンジンへの電源が供給され、電源の供給が必要のない、パネルに関わる電源などは供給されないような電源制御が実行される。
【0047】
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、印刷データの生成時にパネル操作を必要とする印刷形態の属性を画像形成装置と通信可能な情報処理装置にて生成するようにし、この生成された属性に応じた操作パネルに対する電源制御を行うことを説明してきた。
【0048】
第2実施形態では属性に基づく電源制御ではなく、画像形成装置が情報処理装置から指示される操作パネル電源制御コマンドを解釈する形態を説明する。
【0049】
図5は、本発明に係る情報処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、情報処理装置に設けられたCPUがROM/HD(ハードディスク)に記憶された制御用プログラムを読み込み実行することに基づいて実現されるものとする。なお、(S501)〜(S506)は各ステップを示す。
【0050】
まず、ステップS501では文書作成ソフトウエアなどからOSを介して印刷要求が引き起こされたか否かの判断を行う。
【0051】
Noと判断されればステップS501の判断処理を所定のタイミングで繰り返し、Yesと判断された場合には、処理をステップS502に移行させる。
【0052】
そして、ステップS502では印刷形態の属性の情報の取得が、API(Application Program Interface)等の機能を利用することにより取得される。
【0053】
そして、ステップS503においては、取得された情報に基づいて印刷形態の属性が判定される。具体的には、第1実施形態にて説明したセキュアドプリント、リプリント、お試しプリント等のパネル操作を必要とするような印刷形態を伴ったものの判定がなされる。
【0054】
そして、ステップS504でNoと判断されれば通常どおり、アプリケーションデータに従った描画関数に基づく印刷データ(頁記述言語)が通信回線を介して画像形成装置に送信される。送信されてくる印刷データを受信した画像形成装置では受信した印刷データに基づく印刷処理を行う。印刷処理については第1実施形態にて説明した通りである。
【0055】
一方、ステップS504でYesと判断されれば、処理をステップS505に移行させ、ステップS505では操作パネルを起動させる為の命令を生成すると共に印刷データに付加する。尚、印刷データを生成するタイミングはステップS505の前後でも構わないし、ステップS505と平行して行わせるようにしても良い。
【0056】
そして、ステップS506では操作パネルを起動させる為の命令が付加された印刷データが情報処理装置に対して送信される。
【0057】
尚、ステップS505において生成される操作パネルを起動させる為の命令の形態は特に限定されるものではなく、結果として操作パネルが起動させるような用途に利用される命令ではれば適宜採用可能であることが想定される。例えば、空白頁記述言語を流用するようにしてもよいし、ジョブ言語の一部を流用するようにしても良い。また、操作パネルを起動させる為の特別のコマンドを設けるような形態でも良い。
【0058】
このように第2実施形態によれば、画像形成装置側で印刷形態の属性を判断する必要がなくなり、画像形成装置では操作パネルを起動させる為の命令が印刷データに含まれるか或は関連付けられているかを判断すれば良く、情報処理装置側に属性判定の処理を分散させることができる。
【0059】
また、操作パネルを起動させるような指示を別途行うことが無いので、ユーザは煩雑な作業を伴うことなく、効率よく操作パネルを起動することができる。
【0060】
〔第3実施形態〕
上記第1及び第2実施形態では、操作パネル4に対するバックライトをONする制御について説明したが、操作パネル4に対するコントラストや照度を段階的に制御するように構成して、操作パネル4に対する消費電力をさらに節減できるように構成してもよい。
【0061】
また、上記実施形態において、操作パネル4に対するバックライトをONした後、操作パネル4に対する入力操作が所定時間内に行われるか否かを判定して、再度操作パネル4のバックライトを消灯する制御を行ってもよい。
【0062】
また、第1及び第2実施形態では、セキュアドプリント、リプリント、お試しプリント等をプリント時にパネル操作を必要とするものとして説明してきたが、どのような形態のジョブをパネル操作を必要とするようなものとするかを設定可能にすることも想定される。例えば、第1実施形態に対しては印刷形態(セキュアドプリント、リプリント、お試しプリント等)とパネル操作を必要とするジョブであるか否かの対応を示すテーブルを画像形成装置に設定させるようなことが想定される。また、第2実施形態においては、どのような印刷形態に対して操作パネルを起動させる為の命令を付加するか否かのテーブルを設定できるようにすれば良い。これら設定された情報は第1実施形態におけるステップS401或は第2実施形態におけるステップS504などで利用される。
【0063】
上記実施形態によれば、パネル等の消費電力を効率よく節約することができると共に、ユーザにとって、使い勝手の良い、画像形成装置を提供することができるようになる。
【0064】
また、パネル操作が必要と想定されるような場合に、ユーザの指示なしにパネルに関わる電源を供給するようにするので、例えば、操作パネルへの操作を減少させることができ、結果として操作パネルの寿命を長くすることができる。
【0065】
また、よりユーザの要望に沿った操作パネルの設定を可能とするようにしたので、ユーザの用途に従った操作パネル電源制御を実現することができるようになった。
【0066】
以下、図6に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像形成装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0067】
図6は、本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0068】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0069】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0070】
本実施形態における図4,図5に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0071】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0072】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0073】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0074】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0075】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0076】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた、ホスト装置からの印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において、印刷データの属性に応じて操作パネルに対する電源制御を行うので、パネル電源制御を実行中に、ホスト装置から印刷データを受信した場合、その印刷データの属性に応じて、パネル電源制御を開始できるため、ユーザによる電源制御開始指示操作負担を軽減して、受信されている印刷データに対する印刷要求を速やかに指示できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示した操作パネルに表示されるセキュアドプリント画面の例を示す図である。
【図3】図1に示した画像形成装置と通信可能な情報処理装置における印刷設定画面の一例を示す図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る情報処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1 LAN
2 NIC
3 プリンタエンジン
4 操作パネル
5 LCD
6 RAM
7 ROM
8 MPU
Claims (14)
- 操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えたホスト装置からの印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置において、
前記印刷形態に応じて操作パネルに対する電源制御を行う制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記印刷形態は、印刷データの属性に応じて決定されるものであり、前記印刷データの属性は、ホスト装置の印刷設定画面からの設定指示に基づいて生成されるものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記印刷データの属性に応じて操作パネルに対応する電源を通電させるよう制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記操作パネルに対する電源制御には、バックライトをONするよう制御することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記印刷データの属性には、セキュアドプリント、或いは、試しプリントが含まれることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の画像形成装置。
- 操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた画像形成装置と通信可能な情報処理装置において、
印刷形態を設定する設定手段と、
前記設定手段を介して設定された印刷形態に応じて印刷データにパネルを起動させる為の命令を付加する付加手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えたホスト装置からの印刷データに基づいて画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置における電源制御方法であって、
前記印刷データの属性に応じて操作パネルに対する電源制御を行う制御ステップを備えることを特徴とする電源制御方法。 - 前記印刷データの属性は、ホスト装置の印刷設定画面からの設定指示に基づいて生成されるものであることを特徴とする請求項7に記載の電源制御方法。
- 前記制御ステップは、前記印刷データの属性に応じて操作パネルに対応する電源を通電させるよう制御することを特徴とする請求項7又は8に記載の電源制御方法。
- 前記操作パネルに対する電源制御には、バックライトをONするよう制御することを特徴とする請求項7から9の何れかに記載の電源制御方法。
- 前記印刷データの属性には、セキュアドプリント、或いは、試しプリントが含まれることを特徴とする請求項7から10の何れかに記載の電源制御方法。
- 操作パネルに対するパネル電源制御機能を備えた画像形成装置と通信可能な情報処理装置による電源制御方法において、
印刷形態の情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された印刷形態の情報に応じて印刷データに操作パネルを起動させる為の命令を付加する付加ステップと、
を有することを特徴とする電源制御方法。 - 請求項7〜12のいずれかに記載の電源制御方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項7〜12のいずれかに記載の電源制御方法を実現することを特徴とするプログラム。
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