JP2004078388A - 上位装置の電源のターンオフに連動して自機の電源をターンオフする下位装置及び電源制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】下位装置に大きな負担となるような機能を設けなくても、上位装置の電源のターンオフに連動して下位装置が自機の電源を確実にターンオフすることができるようにする。
【解決手段】USBデバイス機器23Aは、通常は、SOF割り込みを禁止状態にしておき、SOFパケットの受信の有無を監視せず、特定の処理を行なっていないときにのみ、SOF割り込みを有効にしてSOFパケットの受信の有無を監視する。USBデバイス機器23Aは、SOF割り込みが有効のとき、最近SOFパケット(或いはデータ又はコマンド)を受信してから一定時間経ってもSOFパケットを受信しなかったときに、自機の電源をターンオフする。
【選択図】 図6
【解決手段】USBデバイス機器23Aは、通常は、SOF割り込みを禁止状態にしておき、SOFパケットの受信の有無を監視せず、特定の処理を行なっていないときにのみ、SOF割り込みを有効にしてSOFパケットの受信の有無を監視する。USBデバイス機器23Aは、SOF割り込みが有効のとき、最近SOFパケット(或いはデータ又はコマンド)を受信してから一定時間経ってもSOFパケットを受信しなかったときに、自機の電源をターンオフする。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上位装置の電源状態に応じて下位装置の電源状態を制御するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上位装置の電源がターンオフされたことに連動して自機の電源をターンオフすることができる電子機器(下位装置)が知られている。その電子機器には、例えば、図1に示すように、USB(Universal Serial Bus)ケーブル5を介してUSBホスト機器1と通信可能に接続されるUSBデバイス機器3がある。
【0003】
USBホスト機器1は、例えばパーソナルコンピュータであり、USBデバイス機器3に対して主導的に通信制御を行なうものである。USBホスト機器1は、自機の電源がオン状態のときは、常に、USBケーブル5内のVBus線を介してUSBデバイス機器3に電力を供給する。USBホスト機器1の電源がターンオフされたときは、VBus線を介しての電力供給はなくなる。
【0004】
USBデバイス機器3は、例えばプリンタ、ラベル印刷機、スキャナ等の周辺機器であり、USBホスト機器1の主導的な通信制御にしたがってUSBホスト機器1と通信するものである。USBデバイス機器3は、USBホスト機器1から電力の供給を受け始めたときに、自機の電源をターンオンし、それ以後、常に、VBus線の状態を監視する。その監視の結果、USBホスト機器1から電力の供給を受けているのであれば、USBデバイス機器3は、自機の電源をオン状態に維持する。一方、USBデバイス機器3は、VBus線の監視の結果、USBホスト機器1から電力の供給を受けなくなったことを検出したときは、直ちに自機の電源をターンオフする。それにより、このUSBデバイス機器3は、上位装置であるUSBホスト機器1の電源がターンオフされたことに連動して自機の電源をターンオフすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、USBの規格に従う通信システムでは、図2に示すように、HUB11を用いて、1台のUSBホスト機器1に複数台のUSBデバイス機器3A、3B、3C、…を接続できることが知られている。USBホスト機器1とHUB11とは第1のUSBケーブル5Aを介して接続され、HUB11と各USBデバイス機器3A、3B、3C、…は、第2のUSBケーブル5Bを介して接続される。この場合、USBホスト機器1から、第1のUSBケーブル5A内のVBus線(以下、「第1のVBus線」と言う)、HUB11、及び第2のUSBケーブル5B内のVBus線(以下、「第2のVBus線」と言う)を介して、各USBデバイス機器3A、3B、3C、…へ電力が供給される。
【0006】
ここで、USBホスト機器1の電源がターンオフされたときは、USBホスト機器1から第1のVBus線を介してのHUB11への電力供給はなくなる。しかし、HUB11から第2のVBus線を介しての各USBデバイス機器3A、3B、3C、…への電力供給はなくならない場合がある。具体的に言うと、種々のHUB11の中には、USBホスト機器1からの電力供給がなくなっても、自機が接続されている商用電源を利用して各USBデバイス機器3A、3B、3C、…へ電力を供給するものがあるので、HUB11から各USBデバイス機器3A、3B、3C、…への電力供給はなくならない場合がある。このため、各USBデバイス機器3A、3B、3C、…は、VBus線の状態を監視していても、USBホスト機器1の電源がターンオフされたことを検出できず、それ故、USBホスト機器1の電源がターンオフされたことに連動して自機の電源をターンオフすることはできない。
【0007】
それを解決するための方法として、以下の方法が考えられる。
【0008】
USBホスト機器1は、自機の電源がオン状態で所定の状態の間、D+線及びD−線を介して、1msec毎(1フレーム毎)に、SOF(Start Of Frame)パケットを出力している。USBホスト機器1から出力されたSOFパケットは、第1のUSBケーブル5A内のD+線及びD−線、HUB11、及び第2のUSBケーブル5B内のD+線及びD−線を介して、各USBデバイス機器3A、3B、3C、…が受信する。また、USBホスト機器1の電源がターンオフされたときは、USBホスト機器1からSOFパケットは出力されず、且つ、HUB11からもSOFパケットが出力されることはない。従って、各USBデバイス機器3A、3B、3C、…が、SOFパケットを受信しているか否かを常に監視し、その監視の結果に応じて、自機の電源の状態を制御すれば、USBホスト機器1の電源がターンオフされたことに連動して自機の電源をターンオフすることができる。
【0009】
しかし、各USBデバイス機器3A、3B、3C、…が、SOFパケットを受信しているか否かを常に監視することにすると、処理負担が大きく、行なうべき本来の処理(例えば、USBデバイス機器がプリンタであれば印刷処理)が遅くなってしまう。
【0010】
このような問題点は、電力を供給する上位装置と電力の供給を受ける下位装置との間に特定の機器が介在された種々の通信システムにおいて存在し得る。
【0011】
従って、本発明の目的は、下位装置に大きな負担となるような機能を設けなくても、上位装置の電源のターンオフに連動して下位装置が自機の電源を確実にターンオフすることができるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面に従う下位装置は、上位装置とデータラインを介して接続され、前記上位装置から前記データラインを介してデータ又はコマンドを受けて処理する下位装置であって、前記上位装置の電源がオン状態である間、前記上位装置から前記データラインに所定の信号が周期的又は継続的に出力され、前記上位装置の電源がオフ状態である間は前記上位装置から前記所定の信号が出力されないようになっている場合、所定のとき(例えば、前記データ又はコマンドの処理を行なう必要がないときか、又は、前記上位装置の電源がオフ状態である可能性がある所定のとき)に、前記データライン上に前記所定の信号があるか否かの監視を行なう監視手段と、前記監視手段の監視の結果、前記所定の信号がないとき、自機のデータ又はコマンドを処理する処理回路への電源をターンオフする電源制御手段とを備える。
【0013】
好適な実施形態では、前記監視手段は、以下の(1)〜(3)
(1)前記上位装置からデータ又はコマンドを受けてから更なるデータ又はコマンドを受けることなく所定時間が過ぎたとき、
(2)データ又はコマンドの処理が行なわれなくなってから更なるデータ又はコマンドの処理が行なわれることなく所定時間が過ぎたとき、
(3)前記上位装置から前記データラインを介して監視開始コマンドを受けたとき、
の少なくとも1つのときに前記監視を開始する。
【0014】
また、好適な実施形態では、さらに、前記上位装置が電源を供給するための電源ラインとを介して前記上位装置と接続されていて、前記電源制御手段は、前記電源ライン上に電源が供給されていても、前記監視の結果、前記データライン上に前記所定の信号がなければ、自機の前記処理回路への電源をターンオフする。
【0015】
好適な実施形態では、前記電源制御手段は、前記上位装置から前記データラインを介してターンオフコマンドを受けたとき、自機の前記処理回路への電源をターンオフする。
【0016】
好適な実施形態では、USBを介して前記上位装置に接続されており、前記所定の信号は、スタート・オブ・フレームパケットである。
【0017】
好適な実施形態では、前記上位装置の電源がターンオンしたときに前記上位装置から前記データラインに別の所定の信号が出力されるようになっている場合、自機の前記処理回路への電源がオフ状態のときに、前記上位装置から前記別の所定の信号を受信したことを検出する検出手段を更に備え、前記電源制御手段が、前記別の所定の信号を受信したことが検出されたときに、自機の前記処理回路への電源をターンオンする。
【0018】
本発明の第2の側面に従う下位装置は、上位装置と電源ライン及びデータラインを介して接続され、前記上位装置から前記電源ラインを介して電源の供給を受け、且つ、前記上位装置から前記データラインを介してデータ又はコマンドを受けて処理する下位装置であって、前記上位装置の電源がオン状態である間、前記上位装置から前記電源ライン上に電源が供給され、且つ、前記上位装置から前記データラインに所定の信号が周期的又は継続的に出力され、前記上位装置の電源がオフ状態である間、前記上位装置から前記電源ライン上に電源が供給されず、且つ、前記上位装置から前記所定の信号が出力されないようになっている場合、前記上位装置から前記電源ライン上に電源が供給されているか否かの第1の監視を行なう第1の監視手段と、前記第1の監視の結果、前記電源ライン上に電源が供給されていないとき、自機のデータ又はコマンドを処理する処理回路への電源をターンオフする第1の電源制御手段と、前記データライン上に前記所定の信号(例えば、スタート・オブ・フレームパケット、ターンオフコマンド等)があるか否かの第2の監視を行なう第2の監視手段と、前記第2の監視の結果、前記所定の信号がないとき、前記電源ライン上に電源が供給されていても、自機の前記処理回路への電源をターンオフする第2の電源制御手段とを備える。
【0019】
好適な実施形態では、前記第2の監視手段は、所定のとき(例えば、前記データ又はコマンドの処理を行なう必要がないときか、又は、前記上位装置の電源がオフ状態である可能性がある所定のとき)に、前記第2の監視を行なう。
【0020】
本発明の電源制御方法はコンピュータにより実施することができるが、そのためのコンピュータプログラムは、ディスク型ストレージ、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種媒体を通じてコンピュータにインストール又はロードすることができる。
【0021】
また、本発明の電源制御方法は、専用ハードウェア、プログラムされたコンピュータ、又はそれらの組合せのいずれによっても実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係るシステムを示す。
【0023】
このシステムでは、USBホスト機器21に、HUB31を介して複数台のUSBデバイス機器23A、23B、23C、…が接続されている。USBホスト機器21とHUB31は第1のUSBケーブル25Aを介して接続されており、HUB31と各USBデバイス機器23A、23B、23C、…は第2のUSBケーブル25Bを介して接続されている。
【0024】
USBホスト機器21は、例えばパーソナルコンピュータであり(勿論、スタンドアロン型のプリンタなど他の電子機器であっても良い)、USBホストとしての役割を持ち、各USBデバイス機器23A、23B、23C、…に対して主導的に通信制御を行なうものである。USBホスト機器21は、自機の電源がオフ状態のときからターンオンしたときは、所定のデータ(以下、「リセットパケット」と言う)を各USBデバイス機器23A、23B、23C、…を送信する。USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態のときは、常に、第1のUSBケーブル25A内のVBus線(以下、第1のVBus線)、HUB31、及び第2のUSBケーブル25B内のVBus線(以下、第2のVBus線)を介して各USBデバイス機器23A、23B、23C、…に電力を供給する。USBホスト機器21の電源がターンオフされたときは、第1のVBus線、HUB31、及び第2のVBus線を介しての電力供給はなくなる。
【0025】
また、USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態において、所定のときに(例えばユーザからデータ又はコマンドの送信依頼を受けたときに)、データ又はコマンドを生成し、生成したデータ又はコマンドを、第1のUSBケーブル25A内のD+線及びD−線(以下、第1のD+線及びD−線)、HUB31、及び第2のUSBケーブル25B内のD+線及びD−線(以下、第2のD+線及びD−線)を介し、所定の転送方式で(例えば、コントロール転送、バルク転送、アイソクロノス転送のいずれかで)、所定の(例えばユーザに指定された)USBデバイス機器23A、23B、23C、…に送信する。
【0026】
また、USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態で所定の状態の間(例えば、最近データ又はコマンドを出力してから一定時間が経過しいわゆる待ち状態の間)、第1のD+線及びD−線を介して、1msec毎(1フレーム毎)にSOFパケットを出力する。USBホスト機器21は、SOFパケットを、所定種類の転送時にのみ(USBではアイソクロノス転送時にのみ)出力する。USBホスト機器21から出力されたSOFパケットは、第1のD+線及びD−線、HUB31、及び第2のD+線及びD−線を介して、各USBデバイス機器23A、23B、23C、…に到達する。
【0027】
各USBデバイス機器23A、23B、23C、…は(以下、どのUSBデバイス機器も特徴的には同じなのでUSBデバイス機器23Aについてのみ説明する)、例えばプリンタ、ラベル印刷機、スキャナ等の周辺機器であり、USBホスト機器21の主導的な通信制御にしたがってUSBホスト機器21と通信するものである。USBデバイス機器23Aは、自機の特定部分への電源、例えば、USBホスト機器21からのデータ又はコマンドを処理する処理回路(例えば、USBデバイス機器23Aがプリンタであれば印刷処理回路)への電源がオフ状態のときに、USBホスト機器21からHUB31を介してリセットパケットを受けたら、自機の上記処理回路への電源をターンオンする。
【0028】
USBデバイス機器23Aは、自機においてSOF割り込みを禁止状態にしたり、それを解除したり(つまりSOF割り込みを有効にしたり)する機能を有している。ここで、「SOF割り込みの禁止状態」とは、第2のD+線及びD−線を介してSOFパケット40を受信しているか否かを監視することを禁止する状態のことであり、「SOF割り込みの禁止状態の解除」とは、SOFパケット40を受信しているか否かを監視することの禁止を解除して、継続的に又は定期的にその監視を行なうことである。
【0029】
USBデバイス機器23Aは、例えば、自機の電源をターンオンした直後や、SOF割り込みが有効であって特定のデータ又はコマンドを受信したときは、SOF割り込みを禁止状態にし、SOFパケットを受信するか否かの監視は行なわない。USBデバイス機器23Aは、その禁止状態を、所定のイベントが検出されるまで維持する。USBデバイス機器23Aは、例えば図4に示すように、USBホスト機器21からデータ又はコマンド50を受けてから更なるデータ又はコマンドを受けずに所定時間(例えば1sec)経過したことが検出されたときは、SOF割り込みの禁止状態を解除して、USBホスト機器21から第2のD+線及びD−線を介してSOFパケット40を受信するか否かを定期的に(例えば1msec毎に)監視する。その監視の結果、SOFパケット40を定期的に(例えば1msec毎に)受信することが検出されれば、USBホスト機器21の電源はオン状態であるので、USBデバイス機器23Aは、自機の上記処理回路への電源をオン状態に維持する。一方、USBデバイス機器3は、SOFパケット40の受信の有無の監視の結果、SOFパケット40を受信してから更なるSOFパケット40を受けずに一定時間過ぎたならば(又は、監視を開始してもSOFパケット40を一度も受信しなければ)、それは、USBホスト機器21の電源がオフ状態になったことを意味するので、直ちに自機の上記処理回路への電源をターンオフする。
【0030】
以下、上述したUSBホスト機器21及びUSBデバイス機器23A(23B、23C、…も同様)の動作の流れを説明する。
【0031】
図5は、USBホスト機器21の動作のフローチャートである。なお、図5(図6も同様)では、ステップを「S」と略記する。
【0032】
USBホスト機器21は、自機の電源がオフ状態のときからターンオンしたときは(S1でY)、第1のVBus線を介して電力を供給することを開始すると共に、第1のD+線及びD−線を介して各USBデバイス機器23A、23B、23C、…にリセットパケットを送信する(S2)。USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態のときは、常に、第1のVBus線、HUB31、及び第2のVBus線を介して各USBデバイス機器23A、23B、23C、…に電力を供給する。
【0033】
USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態において、データ又はコマンドの転送が必要なとき(例えばユーザからデータ又はコマンドの送信依頼を受けたとき)(S3でY)、データ又はコマンドを生成し、生成したデータ又はコマンドを、所定の(例えばユーザに指定された)USBデバイス機器23A、23B、23C、…に送信する(S4)。
【0034】
USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態の場合、データ又はコマンドの転送が必要がなく、最近データ又はコマンドを出力してから一定時間(例えば1秒)が経過しており且ついわゆる待ち状態であれば(S5でY)、第1のD+線及びD−線を介して、1msec毎(1フレーム毎)にSOFパケットを出力する(S6)。
【0035】
その後、USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態の場合、データ又はコマンドの転送が必要なときになったら(S7でY)、データ又はコマンドを生成し、生成したデータ又はコマンドを、所定のUSBデバイス機器23A、23B、23C、…に送信し(S4)、そのようなときでなければ(S7でN)、各USBデバイス機器23A、23B、23C、…に定期的にSOFパケットを送信し続ける。
【0036】
図6は、USBデバイス機器23Aの動作のフローチャートである(他のUSBデバイス機器23B、23C、…も図6と同様の流れで動作する)。
【0037】
USBデバイス機器23Aは、自機の上記処理回路への電源をターンオンした直後、SOF割り込みを禁止状態にし(S11)、第2のD+線及びD−線を介してSOFパケットを受信するか否かの監視は行なわないようにする。
【0038】
その後、USBデバイス機器23Aは、USBホスト機器21から第2のD+線及びD−線を介してデータ又はコマンドを受信したら(S12でY)、そのデータ又はコマンドに基づいて所定の処理を実行する(S13)。
【0039】
一方、USBデバイス機器23Aは、USBホスト機器21からデータ又はコマンドを受信せず(S12でN)、且つ、データ又はコマンドを受けてから更なるデータ又はコマンドを受けずに所定時間(例えば1秒)経過したことが検出されたとき(S13でY)、SOF割り込みが禁止状態であれば(S14でY)、それを解除する(S15)。そして、USBデバイス機器23Aは、USBホスト機器21から第2のD+線及びD−線を介してSOFパケットを受信するか否かを監視する(S16)。
【0040】
S16の監視の結果、SOFパケットを定期的に(例えば1msec毎に)受信すれば、USBホスト機器21の電源はオン状態であるので、USBデバイス機器23Aは、自機の上記処理回路への電源をオン状態に維持する(S17)。
【0041】
一方、S16の監視の結果、SOFパケットを受信してから一定時間過ぎても更なるSOFパケットを全く受信しないようであれば(S16でN、S18でY)、それは、USBホスト機器21の電源がオフ状態になったことを意味するので、USBデバイス機器23Aは、直ちに自機の上記処理回路への電源をターンオフする(S19)。これにより、USBデバイス機器23Aの上記処理回路への電源はオフ状態になる。
【0042】
その後、USBデバイス機器23Aは、USBホスト機器21からリセットパケットを受けるまで上記処理回路への電源のオフ状態を維持し(S20でN、S21)、リセットパケットを受けたら(S20でY)、自機の上記処理回路への電源をターンオンし、上述したS11の動作を実行する。
【0043】
以上、上述した実施形態によれば、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、第2のD+線及びD−線を介して受信するSOFパケットを定期的に受信するか否かを監視し、その監視結果に応じて、自機の所定回路への電源状態を制御する、具体的には、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、SOFパケットを受信しなかったときに、自機の所定回路への電源をターンオフする。USBホスト機器21の電源がターンオフしたら、SOFパケットを受信することはない。このため、HUB31が、USBホスト機器21からの給電がなくなったにも拘わらず各USBデバイス機器23A、23B、23C、…に第2のVBus線を介して電力を供給するタイプのものでも、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、確実に、上位装置であるUSBホスト機器21の電源のターンオフに連動して自機の所定回路への電源をターンオフすることができる。
【0044】
また、上述した実施形態によれば、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、通常は、SOF割り込みを禁止状態にしてSOFパケットの受信の有無を監視せず、特定のときにのみ(例えば、USBデバイス機器がプリンタならば印刷処理のように本来行なうべき処理や、第2のD+線及びD−線を介して特定のデータ又はコマンドを受信しないときにのみ)、SOF割り込みを有効にしてSOFパケットの受信の有無を監視する。別の言い方をすれば、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、常にSOFパケットの受信の有無を監視するわけではない。このため、USBデバイス機器23A、23B、23C、…の本来行なうべき処理の負担とならず、その処理を遅くさせてしまうことはない。
【0045】
以上、本発明の好適な幾つかの実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。すなわち、本発明は、USBに従うシステムに限らず種々のシステムに適用し得る。
【0046】
また、上記実施形態では、例えば、上位装置であるUSBデバイス機器21がSOF割り込みを有効にするか禁止状態にするかを示すSOF割り込み有効/禁止コマンドをUSBデバイス機器23A、23B、23C、…に発行し、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、その有効/禁止コマンドに基づいて、SOF割り込みの状態を制御しても良い。すなわち、上位装置が下位装置のSOF割り込みの状態を制御しても良い。
【0047】
また、例えば、USBデバイス機器21は、自機の電源をターンオフするときにターンオフコマンドをUSBデバイス機器23A、23B、23C、…に発行し、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、そのターンオフコマンドを受信したときに自機の所定回路への電源をターンオフしても良い。
【0048】
また、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、第2のVBus線を介して電力が供給されているか否かを監視し、監視の結果、電力が供給されていなければ自機の所定回路への電源をターンオフする機能を持っていても良い。その場合、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、SOF割り込みを有効にした後、SOFパケットの受信が検出されなかったときは、たとえ第2のVBus線を介しての給電が検出されても、自機の所定回路への電源をターンオフしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の通信システムの一例。
【図2】図1に示した通信システムにHUBを備えた場合の通信システムの一例。
【図3】本発明の一実施形態に係るシステムを示すブロック図。
【図4】SOF割り込みを有効にするときのタイミングを説明するための図。
【図5】USBホスト機器の動作のフローチャート。
【図6】USBデバイス機器の動作のフローチャート。
【符号の説明】
21 USBホスト機器
23A、23B、23C USBデバイス機器
25A、25B USBケーブル
31 HUB
【発明の属する技術分野】
本発明は、上位装置の電源状態に応じて下位装置の電源状態を制御するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上位装置の電源がターンオフされたことに連動して自機の電源をターンオフすることができる電子機器(下位装置)が知られている。その電子機器には、例えば、図1に示すように、USB(Universal Serial Bus)ケーブル5を介してUSBホスト機器1と通信可能に接続されるUSBデバイス機器3がある。
【0003】
USBホスト機器1は、例えばパーソナルコンピュータであり、USBデバイス機器3に対して主導的に通信制御を行なうものである。USBホスト機器1は、自機の電源がオン状態のときは、常に、USBケーブル5内のVBus線を介してUSBデバイス機器3に電力を供給する。USBホスト機器1の電源がターンオフされたときは、VBus線を介しての電力供給はなくなる。
【0004】
USBデバイス機器3は、例えばプリンタ、ラベル印刷機、スキャナ等の周辺機器であり、USBホスト機器1の主導的な通信制御にしたがってUSBホスト機器1と通信するものである。USBデバイス機器3は、USBホスト機器1から電力の供給を受け始めたときに、自機の電源をターンオンし、それ以後、常に、VBus線の状態を監視する。その監視の結果、USBホスト機器1から電力の供給を受けているのであれば、USBデバイス機器3は、自機の電源をオン状態に維持する。一方、USBデバイス機器3は、VBus線の監視の結果、USBホスト機器1から電力の供給を受けなくなったことを検出したときは、直ちに自機の電源をターンオフする。それにより、このUSBデバイス機器3は、上位装置であるUSBホスト機器1の電源がターンオフされたことに連動して自機の電源をターンオフすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、USBの規格に従う通信システムでは、図2に示すように、HUB11を用いて、1台のUSBホスト機器1に複数台のUSBデバイス機器3A、3B、3C、…を接続できることが知られている。USBホスト機器1とHUB11とは第1のUSBケーブル5Aを介して接続され、HUB11と各USBデバイス機器3A、3B、3C、…は、第2のUSBケーブル5Bを介して接続される。この場合、USBホスト機器1から、第1のUSBケーブル5A内のVBus線(以下、「第1のVBus線」と言う)、HUB11、及び第2のUSBケーブル5B内のVBus線(以下、「第2のVBus線」と言う)を介して、各USBデバイス機器3A、3B、3C、…へ電力が供給される。
【0006】
ここで、USBホスト機器1の電源がターンオフされたときは、USBホスト機器1から第1のVBus線を介してのHUB11への電力供給はなくなる。しかし、HUB11から第2のVBus線を介しての各USBデバイス機器3A、3B、3C、…への電力供給はなくならない場合がある。具体的に言うと、種々のHUB11の中には、USBホスト機器1からの電力供給がなくなっても、自機が接続されている商用電源を利用して各USBデバイス機器3A、3B、3C、…へ電力を供給するものがあるので、HUB11から各USBデバイス機器3A、3B、3C、…への電力供給はなくならない場合がある。このため、各USBデバイス機器3A、3B、3C、…は、VBus線の状態を監視していても、USBホスト機器1の電源がターンオフされたことを検出できず、それ故、USBホスト機器1の電源がターンオフされたことに連動して自機の電源をターンオフすることはできない。
【0007】
それを解決するための方法として、以下の方法が考えられる。
【0008】
USBホスト機器1は、自機の電源がオン状態で所定の状態の間、D+線及びD−線を介して、1msec毎(1フレーム毎)に、SOF(Start Of Frame)パケットを出力している。USBホスト機器1から出力されたSOFパケットは、第1のUSBケーブル5A内のD+線及びD−線、HUB11、及び第2のUSBケーブル5B内のD+線及びD−線を介して、各USBデバイス機器3A、3B、3C、…が受信する。また、USBホスト機器1の電源がターンオフされたときは、USBホスト機器1からSOFパケットは出力されず、且つ、HUB11からもSOFパケットが出力されることはない。従って、各USBデバイス機器3A、3B、3C、…が、SOFパケットを受信しているか否かを常に監視し、その監視の結果に応じて、自機の電源の状態を制御すれば、USBホスト機器1の電源がターンオフされたことに連動して自機の電源をターンオフすることができる。
【0009】
しかし、各USBデバイス機器3A、3B、3C、…が、SOFパケットを受信しているか否かを常に監視することにすると、処理負担が大きく、行なうべき本来の処理(例えば、USBデバイス機器がプリンタであれば印刷処理)が遅くなってしまう。
【0010】
このような問題点は、電力を供給する上位装置と電力の供給を受ける下位装置との間に特定の機器が介在された種々の通信システムにおいて存在し得る。
【0011】
従って、本発明の目的は、下位装置に大きな負担となるような機能を設けなくても、上位装置の電源のターンオフに連動して下位装置が自機の電源を確実にターンオフすることができるようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面に従う下位装置は、上位装置とデータラインを介して接続され、前記上位装置から前記データラインを介してデータ又はコマンドを受けて処理する下位装置であって、前記上位装置の電源がオン状態である間、前記上位装置から前記データラインに所定の信号が周期的又は継続的に出力され、前記上位装置の電源がオフ状態である間は前記上位装置から前記所定の信号が出力されないようになっている場合、所定のとき(例えば、前記データ又はコマンドの処理を行なう必要がないときか、又は、前記上位装置の電源がオフ状態である可能性がある所定のとき)に、前記データライン上に前記所定の信号があるか否かの監視を行なう監視手段と、前記監視手段の監視の結果、前記所定の信号がないとき、自機のデータ又はコマンドを処理する処理回路への電源をターンオフする電源制御手段とを備える。
【0013】
好適な実施形態では、前記監視手段は、以下の(1)〜(3)
(1)前記上位装置からデータ又はコマンドを受けてから更なるデータ又はコマンドを受けることなく所定時間が過ぎたとき、
(2)データ又はコマンドの処理が行なわれなくなってから更なるデータ又はコマンドの処理が行なわれることなく所定時間が過ぎたとき、
(3)前記上位装置から前記データラインを介して監視開始コマンドを受けたとき、
の少なくとも1つのときに前記監視を開始する。
【0014】
また、好適な実施形態では、さらに、前記上位装置が電源を供給するための電源ラインとを介して前記上位装置と接続されていて、前記電源制御手段は、前記電源ライン上に電源が供給されていても、前記監視の結果、前記データライン上に前記所定の信号がなければ、自機の前記処理回路への電源をターンオフする。
【0015】
好適な実施形態では、前記電源制御手段は、前記上位装置から前記データラインを介してターンオフコマンドを受けたとき、自機の前記処理回路への電源をターンオフする。
【0016】
好適な実施形態では、USBを介して前記上位装置に接続されており、前記所定の信号は、スタート・オブ・フレームパケットである。
【0017】
好適な実施形態では、前記上位装置の電源がターンオンしたときに前記上位装置から前記データラインに別の所定の信号が出力されるようになっている場合、自機の前記処理回路への電源がオフ状態のときに、前記上位装置から前記別の所定の信号を受信したことを検出する検出手段を更に備え、前記電源制御手段が、前記別の所定の信号を受信したことが検出されたときに、自機の前記処理回路への電源をターンオンする。
【0018】
本発明の第2の側面に従う下位装置は、上位装置と電源ライン及びデータラインを介して接続され、前記上位装置から前記電源ラインを介して電源の供給を受け、且つ、前記上位装置から前記データラインを介してデータ又はコマンドを受けて処理する下位装置であって、前記上位装置の電源がオン状態である間、前記上位装置から前記電源ライン上に電源が供給され、且つ、前記上位装置から前記データラインに所定の信号が周期的又は継続的に出力され、前記上位装置の電源がオフ状態である間、前記上位装置から前記電源ライン上に電源が供給されず、且つ、前記上位装置から前記所定の信号が出力されないようになっている場合、前記上位装置から前記電源ライン上に電源が供給されているか否かの第1の監視を行なう第1の監視手段と、前記第1の監視の結果、前記電源ライン上に電源が供給されていないとき、自機のデータ又はコマンドを処理する処理回路への電源をターンオフする第1の電源制御手段と、前記データライン上に前記所定の信号(例えば、スタート・オブ・フレームパケット、ターンオフコマンド等)があるか否かの第2の監視を行なう第2の監視手段と、前記第2の監視の結果、前記所定の信号がないとき、前記電源ライン上に電源が供給されていても、自機の前記処理回路への電源をターンオフする第2の電源制御手段とを備える。
【0019】
好適な実施形態では、前記第2の監視手段は、所定のとき(例えば、前記データ又はコマンドの処理を行なう必要がないときか、又は、前記上位装置の電源がオフ状態である可能性がある所定のとき)に、前記第2の監視を行なう。
【0020】
本発明の電源制御方法はコンピュータにより実施することができるが、そのためのコンピュータプログラムは、ディスク型ストレージ、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種媒体を通じてコンピュータにインストール又はロードすることができる。
【0021】
また、本発明の電源制御方法は、専用ハードウェア、プログラムされたコンピュータ、又はそれらの組合せのいずれによっても実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係るシステムを示す。
【0023】
このシステムでは、USBホスト機器21に、HUB31を介して複数台のUSBデバイス機器23A、23B、23C、…が接続されている。USBホスト機器21とHUB31は第1のUSBケーブル25Aを介して接続されており、HUB31と各USBデバイス機器23A、23B、23C、…は第2のUSBケーブル25Bを介して接続されている。
【0024】
USBホスト機器21は、例えばパーソナルコンピュータであり(勿論、スタンドアロン型のプリンタなど他の電子機器であっても良い)、USBホストとしての役割を持ち、各USBデバイス機器23A、23B、23C、…に対して主導的に通信制御を行なうものである。USBホスト機器21は、自機の電源がオフ状態のときからターンオンしたときは、所定のデータ(以下、「リセットパケット」と言う)を各USBデバイス機器23A、23B、23C、…を送信する。USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態のときは、常に、第1のUSBケーブル25A内のVBus線(以下、第1のVBus線)、HUB31、及び第2のUSBケーブル25B内のVBus線(以下、第2のVBus線)を介して各USBデバイス機器23A、23B、23C、…に電力を供給する。USBホスト機器21の電源がターンオフされたときは、第1のVBus線、HUB31、及び第2のVBus線を介しての電力供給はなくなる。
【0025】
また、USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態において、所定のときに(例えばユーザからデータ又はコマンドの送信依頼を受けたときに)、データ又はコマンドを生成し、生成したデータ又はコマンドを、第1のUSBケーブル25A内のD+線及びD−線(以下、第1のD+線及びD−線)、HUB31、及び第2のUSBケーブル25B内のD+線及びD−線(以下、第2のD+線及びD−線)を介し、所定の転送方式で(例えば、コントロール転送、バルク転送、アイソクロノス転送のいずれかで)、所定の(例えばユーザに指定された)USBデバイス機器23A、23B、23C、…に送信する。
【0026】
また、USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態で所定の状態の間(例えば、最近データ又はコマンドを出力してから一定時間が経過しいわゆる待ち状態の間)、第1のD+線及びD−線を介して、1msec毎(1フレーム毎)にSOFパケットを出力する。USBホスト機器21は、SOFパケットを、所定種類の転送時にのみ(USBではアイソクロノス転送時にのみ)出力する。USBホスト機器21から出力されたSOFパケットは、第1のD+線及びD−線、HUB31、及び第2のD+線及びD−線を介して、各USBデバイス機器23A、23B、23C、…に到達する。
【0027】
各USBデバイス機器23A、23B、23C、…は(以下、どのUSBデバイス機器も特徴的には同じなのでUSBデバイス機器23Aについてのみ説明する)、例えばプリンタ、ラベル印刷機、スキャナ等の周辺機器であり、USBホスト機器21の主導的な通信制御にしたがってUSBホスト機器21と通信するものである。USBデバイス機器23Aは、自機の特定部分への電源、例えば、USBホスト機器21からのデータ又はコマンドを処理する処理回路(例えば、USBデバイス機器23Aがプリンタであれば印刷処理回路)への電源がオフ状態のときに、USBホスト機器21からHUB31を介してリセットパケットを受けたら、自機の上記処理回路への電源をターンオンする。
【0028】
USBデバイス機器23Aは、自機においてSOF割り込みを禁止状態にしたり、それを解除したり(つまりSOF割り込みを有効にしたり)する機能を有している。ここで、「SOF割り込みの禁止状態」とは、第2のD+線及びD−線を介してSOFパケット40を受信しているか否かを監視することを禁止する状態のことであり、「SOF割り込みの禁止状態の解除」とは、SOFパケット40を受信しているか否かを監視することの禁止を解除して、継続的に又は定期的にその監視を行なうことである。
【0029】
USBデバイス機器23Aは、例えば、自機の電源をターンオンした直後や、SOF割り込みが有効であって特定のデータ又はコマンドを受信したときは、SOF割り込みを禁止状態にし、SOFパケットを受信するか否かの監視は行なわない。USBデバイス機器23Aは、その禁止状態を、所定のイベントが検出されるまで維持する。USBデバイス機器23Aは、例えば図4に示すように、USBホスト機器21からデータ又はコマンド50を受けてから更なるデータ又はコマンドを受けずに所定時間(例えば1sec)経過したことが検出されたときは、SOF割り込みの禁止状態を解除して、USBホスト機器21から第2のD+線及びD−線を介してSOFパケット40を受信するか否かを定期的に(例えば1msec毎に)監視する。その監視の結果、SOFパケット40を定期的に(例えば1msec毎に)受信することが検出されれば、USBホスト機器21の電源はオン状態であるので、USBデバイス機器23Aは、自機の上記処理回路への電源をオン状態に維持する。一方、USBデバイス機器3は、SOFパケット40の受信の有無の監視の結果、SOFパケット40を受信してから更なるSOFパケット40を受けずに一定時間過ぎたならば(又は、監視を開始してもSOFパケット40を一度も受信しなければ)、それは、USBホスト機器21の電源がオフ状態になったことを意味するので、直ちに自機の上記処理回路への電源をターンオフする。
【0030】
以下、上述したUSBホスト機器21及びUSBデバイス機器23A(23B、23C、…も同様)の動作の流れを説明する。
【0031】
図5は、USBホスト機器21の動作のフローチャートである。なお、図5(図6も同様)では、ステップを「S」と略記する。
【0032】
USBホスト機器21は、自機の電源がオフ状態のときからターンオンしたときは(S1でY)、第1のVBus線を介して電力を供給することを開始すると共に、第1のD+線及びD−線を介して各USBデバイス機器23A、23B、23C、…にリセットパケットを送信する(S2)。USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態のときは、常に、第1のVBus線、HUB31、及び第2のVBus線を介して各USBデバイス機器23A、23B、23C、…に電力を供給する。
【0033】
USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態において、データ又はコマンドの転送が必要なとき(例えばユーザからデータ又はコマンドの送信依頼を受けたとき)(S3でY)、データ又はコマンドを生成し、生成したデータ又はコマンドを、所定の(例えばユーザに指定された)USBデバイス機器23A、23B、23C、…に送信する(S4)。
【0034】
USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態の場合、データ又はコマンドの転送が必要がなく、最近データ又はコマンドを出力してから一定時間(例えば1秒)が経過しており且ついわゆる待ち状態であれば(S5でY)、第1のD+線及びD−線を介して、1msec毎(1フレーム毎)にSOFパケットを出力する(S6)。
【0035】
その後、USBホスト機器21は、自機の電源がオン状態の場合、データ又はコマンドの転送が必要なときになったら(S7でY)、データ又はコマンドを生成し、生成したデータ又はコマンドを、所定のUSBデバイス機器23A、23B、23C、…に送信し(S4)、そのようなときでなければ(S7でN)、各USBデバイス機器23A、23B、23C、…に定期的にSOFパケットを送信し続ける。
【0036】
図6は、USBデバイス機器23Aの動作のフローチャートである(他のUSBデバイス機器23B、23C、…も図6と同様の流れで動作する)。
【0037】
USBデバイス機器23Aは、自機の上記処理回路への電源をターンオンした直後、SOF割り込みを禁止状態にし(S11)、第2のD+線及びD−線を介してSOFパケットを受信するか否かの監視は行なわないようにする。
【0038】
その後、USBデバイス機器23Aは、USBホスト機器21から第2のD+線及びD−線を介してデータ又はコマンドを受信したら(S12でY)、そのデータ又はコマンドに基づいて所定の処理を実行する(S13)。
【0039】
一方、USBデバイス機器23Aは、USBホスト機器21からデータ又はコマンドを受信せず(S12でN)、且つ、データ又はコマンドを受けてから更なるデータ又はコマンドを受けずに所定時間(例えば1秒)経過したことが検出されたとき(S13でY)、SOF割り込みが禁止状態であれば(S14でY)、それを解除する(S15)。そして、USBデバイス機器23Aは、USBホスト機器21から第2のD+線及びD−線を介してSOFパケットを受信するか否かを監視する(S16)。
【0040】
S16の監視の結果、SOFパケットを定期的に(例えば1msec毎に)受信すれば、USBホスト機器21の電源はオン状態であるので、USBデバイス機器23Aは、自機の上記処理回路への電源をオン状態に維持する(S17)。
【0041】
一方、S16の監視の結果、SOFパケットを受信してから一定時間過ぎても更なるSOFパケットを全く受信しないようであれば(S16でN、S18でY)、それは、USBホスト機器21の電源がオフ状態になったことを意味するので、USBデバイス機器23Aは、直ちに自機の上記処理回路への電源をターンオフする(S19)。これにより、USBデバイス機器23Aの上記処理回路への電源はオフ状態になる。
【0042】
その後、USBデバイス機器23Aは、USBホスト機器21からリセットパケットを受けるまで上記処理回路への電源のオフ状態を維持し(S20でN、S21)、リセットパケットを受けたら(S20でY)、自機の上記処理回路への電源をターンオンし、上述したS11の動作を実行する。
【0043】
以上、上述した実施形態によれば、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、第2のD+線及びD−線を介して受信するSOFパケットを定期的に受信するか否かを監視し、その監視結果に応じて、自機の所定回路への電源状態を制御する、具体的には、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、SOFパケットを受信しなかったときに、自機の所定回路への電源をターンオフする。USBホスト機器21の電源がターンオフしたら、SOFパケットを受信することはない。このため、HUB31が、USBホスト機器21からの給電がなくなったにも拘わらず各USBデバイス機器23A、23B、23C、…に第2のVBus線を介して電力を供給するタイプのものでも、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、確実に、上位装置であるUSBホスト機器21の電源のターンオフに連動して自機の所定回路への電源をターンオフすることができる。
【0044】
また、上述した実施形態によれば、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、通常は、SOF割り込みを禁止状態にしてSOFパケットの受信の有無を監視せず、特定のときにのみ(例えば、USBデバイス機器がプリンタならば印刷処理のように本来行なうべき処理や、第2のD+線及びD−線を介して特定のデータ又はコマンドを受信しないときにのみ)、SOF割り込みを有効にしてSOFパケットの受信の有無を監視する。別の言い方をすれば、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、常にSOFパケットの受信の有無を監視するわけではない。このため、USBデバイス機器23A、23B、23C、…の本来行なうべき処理の負担とならず、その処理を遅くさせてしまうことはない。
【0045】
以上、本発明の好適な幾つかの実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。すなわち、本発明は、USBに従うシステムに限らず種々のシステムに適用し得る。
【0046】
また、上記実施形態では、例えば、上位装置であるUSBデバイス機器21がSOF割り込みを有効にするか禁止状態にするかを示すSOF割り込み有効/禁止コマンドをUSBデバイス機器23A、23B、23C、…に発行し、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、その有効/禁止コマンドに基づいて、SOF割り込みの状態を制御しても良い。すなわち、上位装置が下位装置のSOF割り込みの状態を制御しても良い。
【0047】
また、例えば、USBデバイス機器21は、自機の電源をターンオフするときにターンオフコマンドをUSBデバイス機器23A、23B、23C、…に発行し、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、そのターンオフコマンドを受信したときに自機の所定回路への電源をターンオフしても良い。
【0048】
また、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、第2のVBus線を介して電力が供給されているか否かを監視し、監視の結果、電力が供給されていなければ自機の所定回路への電源をターンオフする機能を持っていても良い。その場合、USBデバイス機器23A、23B、23C、…は、SOF割り込みを有効にした後、SOFパケットの受信が検出されなかったときは、たとえ第2のVBus線を介しての給電が検出されても、自機の所定回路への電源をターンオフしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の通信システムの一例。
【図2】図1に示した通信システムにHUBを備えた場合の通信システムの一例。
【図3】本発明の一実施形態に係るシステムを示すブロック図。
【図4】SOF割り込みを有効にするときのタイミングを説明するための図。
【図5】USBホスト機器の動作のフローチャート。
【図6】USBデバイス機器の動作のフローチャート。
【符号の説明】
21 USBホスト機器
23A、23B、23C USBデバイス機器
25A、25B USBケーブル
31 HUB
Claims (12)
- 上位装置からデータラインを介してデータ又はコマンドを受けて処理する下位装置において、
前記上位装置の電源がオン状態である間、前記上位装置から前記データラインに所定の信号が周期的又は継続的に出力され、前記上位装置の電源がオフ状態である間は前記上位装置から前記所定の信号が出力されないようになっている場合、
所定のときに、前記データライン上に前記所定の信号があるか否かの監視を行なう監視手段と、
前記監視手段の監視の結果、前記所定の信号がないとき、自機のデータ又はコマンドを処理する処理回路への電源をターンオフする電源制御手段と
を備える下位装置。 - 前記監視手段は、以下の(1)〜(3)
(1)前記上位装置からデータ又はコマンドを受けてから更なるデータ又はコマンドを受けることなく所定時間が過ぎたとき、
(2)データ又はコマンドの処理が行なわれなくなってから更なるデータ又はコマンドの処理が行なわれることなく所定時間が過ぎたとき、
(3)前記上位装置から前記データラインを介して監視開始コマンドを受けたとき、
の少なくとも1つのときに前記監視を開始する、
請求項1記載の下位装置。 - 前記上位装置から電源ラインを介して電源の供給を受けるようになっており、
前記電源制御手段は、前記電源ライン上に電源が供給されていても、前記監視の結果、前記データライン上に前記所定の信号がなければ、自機の前記処理回路への電源をターンオフする、
請求項1記載の下位装置。 - 前記電源制御手段は、前記上位装置から前記データラインを介してターンオフコマンドを受けたとき、自機の前記処理回路への電源をターンオフする、
請求項1記載の下位装置。 - USBを介して前記上位装置に接続されており、
前記所定の信号は、スタート・オブ・フレームパケットである、
請求項1記載の下位装置。 - 前記上位装置の電源がターンオンしたときに前記上位装置から前記データラインに別の所定の信号が出力されるようになっている場合、
自機の前記処理回路への電源がオフ状態のときに、前記上位装置から前記別の所定の信号を受信したことを検出する検出手段を更に備え、
前記電源制御手段が、前記別の所定の信号を受信したことが検出されたときに、自機の前記処理回路への電源をターンオンする、
請求項1記載の下位装置。 - 上位装置から電源ラインを介して電源の供給を受け、且つ、前記上位装置から前記データラインを介してデータ又はコマンドを受けて処理する下位装置において、
前記上位装置の電源がオン状態である間、前記上位装置から前記電源ライン上に電源が供給され、且つ、前記上位装置から前記データラインに所定の信号が周期的又は継続的に出力され、前記上位装置の電源がオフ状態である間、前記上位装置から前記電源ライン上に電源が供給されず、且つ、前記上位装置から前記所定の信号が出力されないようになっている場合、
前記上位装置から前記電源ライン上に電源が供給されているか否かの第1の監視を行なう第1の監視手段と、
前記第1の監視の結果、前記電源ライン上に電源が供給されていないとき、自機のデータ又はコマンドを処理する処理回路への電源をターンオフする第1の電源制御手段と、
前記データライン上に前記所定の信号があるか否かの第2の監視を行なう第2の監視手段と、
前記第2の監視の結果、前記所定の信号がないとき、前記電源ライン上に電源が供給されていても、自機の前記処理回路への電源をターンオフする第2の電源制御手段と
を備える下位装置。 - 前記第2の監視手段は、所定のときに、前記第2の監視を行なう、
請求項7記載の下位装置。 - 上位装置の電源のターンオフに連動して下位装置の電源をターンオフするための電源制御システムにおいて、
前記上位装置は、前記下位装置とデータラインを介して接続され、自機の電源がオン状態である間、前記データラインに所定の信号を周期的又は継続的に出力し、自機の電源がオフ状態である間、前記所定の信号を出力しないようになっており、
前記下位装置は、
前記上位装置から前記データラインを介してデータ又はコマンドを受けて処理するものであり、
所定のときに、前記データライン上に前記所定の信号があるか否かの監視を行なう監視手段と、
前記監視手段の監視の結果、前記所定の信号がないとき、自機のデータ又はコマンドを処理する処理回路への電源をターンオフする電源制御手段と
を備える電源制御システム。 - 上位装置の電源のターンオフに連動して下位装置の電源をターンオフするための電源制御システムにおいて、
前記上位装置は、前記下位装置と電源ライン及びデータラインを介して接続され、自機の電源がオン状態である間、前記電源ライン上に電源を供給し、且つ、前記データラインに所定の信号を周期的又は継続的に出力し、前記上位装置の電源がオフ状態である間、前記電源ライン上に電源を供給せず、且つ、前記所定の信号を前記データライン上に出力しないようになっており、
前記下位装置は、
前記上位装置から前記電源ラインを介して電源の供給を受け、且つ、前記上位装置から前記データラインを介してデータ又はコマンドを受けて処理するものであり、
前記上位装置から前記電源ライン上に電源が供給されているか否かの第1の監視を行なう第1の監視手段と、
前記第1の監視の結果、前記電源ライン上に電源が供給されていないとき、自機のデータ又はコマンドを処理する処理回路への電源をターンオフする第1の電源制御手段と、
前記データライン上に前記所定の信号があるか否かの第2の監視を行なう第2の監視手段と、
前記第2の監視の結果、前記所定の信号がないとき、前記電源ライン上に電源が供給されていても、自機の前記処理回路への電源をターンオフする第2の電源制御手段と
を備える電源制御システム。 - 上位装置の電源のターンオフに連動して下位装置の電源をターンオフするための電源制御方法において、
上位装置と下位装置とがデータラインを介して接続されており、
所定のときに、前記上位装置がオン状態の間に前記データライン上に出力される所定の信号が前記データライン上にあるか否かの監視を行なうステップと、
前記監視手段の監視の結果、前記所定の信号がないとき、前記下位装置のデータ又はコマンドを処理する処理回路への電源をターンオフするステップと
を有する電源制御方法。 - 上位装置の電源のターンオフに連動して下位装置の電源をターンオフするための電源制御方法において、
上位装置と下位装置とが電源ライン及びデータラインを介して接続されており、
前記上位装置から前記電源ライン上に電源が供給されているか否かの第1の監視を行なうステップと、
前記第1の監視の結果、前記電源ライン上に電源が供給されていないとき、前記下位装置のデータ又はコマンドを処理する処理回路への電源をターンオフするステップと、
前記上位装置がオン状態の間に前記データライン上に出力される所定の信号が前記データライン上にあるか否かの第2の監視を行なうステップと、
前記第2の監視の結果、前記所定の信号がないとき、前記電源ライン上に電源が供給されていても、自機の前記処理回路への電源をターンオフするステップとを有する電源制御方法。
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