JP3719115B2 - 監視制御装置及び監視制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源の監視制御を行う監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例として、特開平10−283081号公報に記載の情報処理システムおよびその運転方法並びに記憶媒体を図10を参照して説明する。
CPU部10および周辺装置11〜16の種別ごとに予め設定された電力供給または電力供給停止の優先順位に基づく順序で、CPU部10および周辺装置11から16への電力供給または電力供給停止の制御を行い、また個別且つ自動的な制御を行う。加えて、電力供給または電力供給停止の制御を行うタイミングを時間差(インターバル値)により設定し、該設定されたタイミングで制御を行うというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来例はCPU部及び周辺機器に対する電力供給及び電力供給停止の制御を行うものであり、電源そのものに異常が発生した場合にはその電源異常を回避することが出来ないという問題点があった。
【0004】
また、従来の監視制御装置において、スイッチングレギュレータ方式の直流電源装置から電源が供給されている場合は、電源ケーブルが持っているインピーダンス成分と装置の持っているインピーダンス成分が合成されスイッチングノイズ等により共振現象が発生することがある。
このような共振現象が生ずると装置の動作が不安定になり運用に支障をきたす。また、バックアップデータにも異常をきたし、装置そのものの再起動ができなくなるという問題点がある。
【0005】
また、様々な装置が同じ電源系に接続されている場合又は使用条件に応じて実装する被制御盤の種類や枚数が異なる場合では、事前に共振現象を予測することは著しく困難であり、現実には実験的に時定数を決めた電源フィルタを挿入する程度の対策しかない。
その様な場合でも、異常に大きなコンデンサが必要となり突入電流が大きくなるため、電源装置に負荷がかかることになる。そのため、装置に電力を供給する場合には、人手によって負荷を徐々に大きくして行くなどの必要があり、保守が困難であるという問題がある。
【0006】
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、電源の状態を監視することで、電源異常があった場合でも装置の運用を可能とし、電源異常を回避する事ができる監視制御装置及び監視制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために提供する請求項1記載の発明は、制御部と複数の被制御部を有し、前記制御部及び複数の前記被制御部は外部電源から電力の供給が行なわれる監視制御装置において、前記監視制御装置は前記外部電源及び前記制御部間に充電回路と充電電池を有し、前記充電回路は外部電源から給電によって充電電池の充電を行う充電手段を有し、前記充電回路によって充電された充電電池は前記制御部に電力の供給を行い、前記制御部は前記監視制御装置外部に設置してある上位監視制御装置と信号の送受信を行う通信手段と、前記上位監視制御装置から送信された信号に基づき複数の前記被制御部の制御を行う監視制御装置であって、前記制御部はCPUとROMとRAMと制御終端バスと上位監視制御装置インターフェースとバックアップメモリとパラレル入力とパラレル出力と電源監視回路と電源制御回路と切替え回路及びDC/DCコンバータとで構成され、前記電源監視回路は前記外部電源の監視を行う電源監視手段と、前記外部電源に異常が発生するとCPUに電源異常発生の通知を行う電源異常通知手段と、前記切替え回路に前記外部電源から前記充電電池に電源を切替えるように制御を行う電源切替え制御手段を有することを特徴とする。
【0008】
監視制御装置において、電力の供給に際し、外部電源と制御部間に充電回路と充電電池を設置する。
従って、外部電源に異常もしくは故障等が発生した際は、外部電源から充電回路によって充電された充電電池によって制御部は電力の供給を行うことが可能となる。
【0010】
制御部は上位監視制御装置に制御されており、電源に異常が発生した場合や被制御部に異常が発生した場合などの警報情報を上位監視制御装置に通知する。また係る制御部は被制御部の制御を行う。
【0012】
制御部において、電源監視回路は外部電源の監視を行い、外部電源に異常もしくは故障等が発生すると、電源を外部電源から充電電池に切替える指示信号を切替え回路に送信する。
電源を切替える指示信号を受信した切り替え回路は、電源を外部電源から充電電池に切替える。
従って、外部電源に異常又は故障等が発生しても、制御部は充電電池を電源として動作することが可能となる。
これにより、制御部は上位監視制御装置に電源異常の通知を行い、保存を完了していない監視制御情報をバックアップメモリに格納することが可能となる。
【0013】
前記課題を解決するために提供する請求項記載の発明は、前記制御部は複数の前記被制御部を立ち上げる際に、複数の前記被制御盤を立ち上げる優先順位を定義する優先順位定義手段を有し、前記優先順位定義手段で定義された優先順位に基き、複数の前記被制御部に対して個別に電力の供給を行うことを特徴とする。
【0014】
複数の被制御部を立ち上げる際に、立ち上げる優先順位の定義を行い、定義された優先順位に基いて、複数の被制御部に個別に電力の供給を行う。
これにより、大電流が一気に流れることがなく、外部電源の負荷を緩める事が可能となる。
【0016】
電源制御回路はパラレル出力の信号を基に被制御盤の電源を投入又は開放する制御を行う。
【0017】
前記課題を解決するために提供する請求項記載の発明は、前記ROMは前記監視制御装置全体を立ち上げる装置立ち上げ手段と、複数の前記被制御部を立ち上げる被制御部立ち上げ手段と、電源の監視を行うための電源監視手段と、前記被制御部を自動的に立ち上げるための被制御部自動立ち上げ手段を有することを特徴とする。
【0018】
制御部に設置されているROMは実行用のプログラムを内蔵し、装置全体を立ち上げる手段と被制御部を立ち上げる手段と電源の監視を行う手段と被制御部を自動的に立ち上げる手段とを有している。
【0019】
前記課題を解決するために提供する請求項記載の発明は、前記被制御部は電源制御部とDC/DCコンバータと制御バス終端部及び監視制御対象とで構成され、前記制御バス終端部は前記制御部と前記監視制御対象とで信号の送受信を行う送受信手段を有し、前記電源制御部は前記被制御部の増設時に前記制御部からの指示によって電源を投入する電源投入手段と、前記電源監視制御回路が電源異常を検出すると前記制御部からの指示で電源を開放する電源開放手段とを有することを特徴とする。
【0020】
電源制御回路によって被制御部の電源をON又はOFFにする制御を行う。これにより、被制御盤の増設時に、増設された被制御部に電源を投入後、電源監視回路によって電源の状態監視を行い、電源に異常があれば電源を開放することが可能となる。
【0022】
電源異常が発生した場合、制御部は充電回路によって充電された充電電池を電源として電力の供給を受け、動作することが可能となる。
また、充電電池からの電力の供給は制御部のみに行われるので、充電電池を小容量化する事が可能である。
【0023】
前記課題を解決するために提供する請求項記載の発明は、制御部及び複数の被制御部を有し、前記制御部及び前記被制御部は外部電源から電力の供給が行なわれ、前記外部電源と前記制御部との間に充電を行うための充電回路と前記充電回路によって充電される充電電池とを設置し、前記制御盤は前記充電電池によって電力の供給を行うことが出来るように構成して成る監視制御方法であって、
前記制御部は上位監視制御装置と信号の送受信を行い、前記上位監視制御装置から送信された信号に基き複数の前記被制御部の制御を行い、複数の前記被制御部を立ち上げる際に、複数の前記被制御部に対して優先順位の定義を行い、優先順位に基づいて複数の前記被制御部に個別に電源を投入して立ち上げることを特徴とする。
【0024】
被制御部を立ち上げる際に、優先順位に基いて個別に電力供給を行うので、外部電源装置に負荷がかかることを回避することが可能となる。
【0025】
前記課題を解決するために提供する請求項記載の発明は、前記制御部は電源監視回路と電源制御回路と切替え回路とを有し、前記外部電源の監視を行う前記電源監視回路から前記外部電源の異常が確認されると、前記切替え回路に電源の切替えを行う信号を送信し電源を前記外部電源から前記充電電池に切替えることを特徴とする。
【0026】
電源の異常等が確認されると、電源を外部電源から充電電池に切替える。
従って、電源に異常が発生しても、保存していないデーター等を格納する事ができ、また装置を保護することが可能となる。
【0027】
前記課題を解決するために提供する請求項記載の発明は、前記被制御部の増設時には前記被制御部の電源の制御を行う前記電源制御回路から送信された信号に基き前記被制御部に電源を投入し、前記電源監視回路で電源異常が確認されると前記電源制御回路から送信された信号に基き電源の開放を行うことを特徴とする。
【0028】
被制御部に電源投入後、電源の状態を監視し、電源に異常が発生すると被制御部の電源をOFFにする。
従って、被制御部を増設する際に、電源異常が発生すると、被制御部の電源の開放を行うので装置の保護を行うことが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明一実施の形態の監視制御装置及び監視制御方法である監視制御装置を示す構成図である。
図1から監視制御装置100は制御盤101と充電回路102とバッテリ103と被制御盤(必須)110と被制御盤(高優先)111と被制御盤(低優先)112と外部電源装置130と上位監視制御装置120とから構成されている。
また、外部電源装置130によって,装置内部の制御盤101及び複数の被制御盤(必須)110と被制御盤(高優先)111と被制御盤(低優先)112と充電回路102のそれぞれに給電する構成である。
充電回路102は、バッテリ103に充電する手段を有する。また、上位監視制御装置120と通信するための手段を有し、上位監視制御装置120からの指示に基づき、制御盤101により制御バスを通じて、被制御盤(必須)110と被制御盤(高優先)111と被制御盤(低優先)112を制御する。また、被制御盤(必須)110と被制御盤(高優先)111と被制御盤(低優先)112で異常が発生すれば、制御盤101により制御バスを通じて収集した警報情報を上位監視制御装置120に対して通知する.装置全体の立上げの際に、被制御盤を個別に電源を投入して立上げを行なうための優先順位を定義している。
【0030】
図2は本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態である制御盤の構成図である。
制御盤はCPU201と RAM202とROM203と制御バス終端部204とバックアップメモリ205とPO(Parallel Output)206と電源制御回路207とPI(Parallel Input)208と電源監視回路209と切替回路210とDC/DCコンバータ(Direct current /Direct current Converter)211及び上位監視制御装置インタフェース212とで構成されている。CPU201は汎用的な物であり、RAM202はプログラムの実行及び作業用のメモリとして用いる。ROM203は実行用のプログラムが格納されており、ROM内蔵実行プログラムを示す図4から装置全体を立ち上げる手段401、被制御盤を立ち上げる手段402、電源異常を監視する手段403、被制御盤を自動立上げする手段404を有している。制御バス終端部204は装置内の制御を行なう制御バスを終端する。バックアップメモリ205は監視制御の情報を格納し、電源断時にもデータを保持する。PO206は汎用的であり、電源制御回路207に対してパラレル信号を出力して制御する。電源制御回路207はPO206の指示に基づき該当する被制御盤の電源をON/OFFする信号を生成する。電源監視制御回路209は電源を監視する手段を有し、入力電圧の低下や発振などを検出した際には異常であることを示す信号を生成し、CPU201に対する割込み信号をアクティブにするとともに、PI208に対するパラレル信号をアクティブにし、切替回路210を制御し電源を外部電源からバッテリーに切り替える。選択された電源をDC/DCコンバータ211で安定化し、制御盤各部に供給する。上位監視制御回路インターフェース212は、図1における上位監視制御回路120からの指示を受け付けたり、装置内各部の異常を上位監視制御回路120に通知する。
【0031】
図3は本発明の監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態である被制御盤の構成図である。図3のように、被制御盤300は電源制御部301とDC/DCコンバータ302と制御バス終端部303と監視制御対象304から構成されている。電源制御部301は、初期状態では電源オフとなるように設定されており、電源制御信号により、ON/OFFを制御できる。DC/DCコンバータ302は電源制御部301によって電源が供給された場合に、電圧を安定化して各部に給電する。制御バス終端部303は制御バスを終端して、図1の制御盤101と監視制御対象304とでデータを交換する。
【0032】
次に以上説明した構成の監視制御装置100によって行われる装置立ち上げ時の一実施の形態について詳細な説明を図2と図5と図6を参照して行う。
図5は本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態である正常時又は装置立ち上げ時の動作を示すフローチャート図である。
また、図6は本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態である被制御盤立ち上げ時の動作を示すフローチャート図である。
図2において、正常時かつ装置立上げ時には電源監視回路209は異常を検出しておらず、切替回路210は外部電源を選択している。また、CPU201への割込み信号もアクティブではなく、PI208でも正常状態を読み出せる。
【0033】
図5より、まず制御盤単体の立上げを行なう(501)。次の割込みのマスクを解除する(502)。即ち、割込みを受け付けられる状態にする。続いて一定時間ウェイトする(503)。これは、他の処理をしないで、電源に異常があるかどうかを検出するために行なう。続いて、必須の被制御盤110の立上げ(504)、高優先の被制御盤111の立上げ(505)、低優先の被制御盤112の立上げ(506)という順番で立上げを行なう。
【0034】
なお、ここで言う「必須」は装置として必ず必要な被制御盤を示す。「高優先」とは、増設単位の被制御盤の中で優先度の高いものであり、例えば、使用することが確定している被制御盤を示す。また、「低優先」とは、増設単位の被制御盤の中で優先度の低いものであり、例えば、使用することが確定していない被制御盤を示す。
【0035】
被制御盤の立上げは、図6に示すように共通的な手順をもって実施することが可能である。即ち、被制御盤群は、1枚ずつ立上げ処理に入ることとし、未立上げの被制御盤が残っていれば(601でYESと判断された場合)、次の被制御盤を指定し(602)、図2のPO206と電源制御回路207の制御により、該当の被制御盤300の電源を入れる(603)。その後、一定時間ウェイトする(604)。これは、他の処理をしないで、電源に異常があるかどうかを検出するために行なう。続いて該当の被制御盤の監視制御に関するバックアップ情報がある場合(605でYESと判断された場合)バスを通じてバックアップ情報を書き込む(606)。該当の被制御盤の監視制御に関するバックアップ情報がない場合(605でNOと判断された場合)該当の被制御盤に制御バスを通じてデフォルト情報を書き込む(607)。その後、一定時間ウェイトする。これは、他の処理をしないで電源に異常があるかどうかを検出するために行なう。さらに、次の被制御盤が残っていれば終わるまで同じ処理を繰り返す。
【0036】
次に被制御盤増設時の一実施の形態について詳細な説明を図2と図8を参照して行う。
図8は 本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態である被制御盤増設時における動作を示すフローチャート図である。
図2において、正常時かつ被制御盤増設時には電源制御回路209は異常を検出していなければ、切替回路210は外部電源を選択している。また、CPU201への割込み信号もアクティブではなく、PI208でも正常状態を読み出せる。
【0037】
被制御盤は運用中にも増設可能とするために、図8のような処理を行なう。新規実装の被制御盤を認識した場合(801でYESと判断された場合)、図2のPO206と電源制御回路207の制御により、該当の被制御盤の電源を入れる(802)。その後、一定時間ウェイトする(803)。これは、電源に異常があるかどうかを検出するために行なう。続いて図2のPI208を読出し、電源異常であった場合 (804でYESと判断された場合)、該当の被制御盤の電源をオフにし (805)、上位監視制御装置に電源オフの通知を行なう(806)。該当の被制御盤が電源異常でない場合(804でNOと判断された場合)、該当の被制御盤の監視制御に関するバックアップ情報がある場合(807でYESと判断された場合)、該当の被制御盤に制御バスを通じてバックアップ情報を書き込む(809)。該当の被制御盤の監視制御に関するバックアップ情報がない場合(807でNOと判断された場合)、該当の被制御盤に制御バスを通じてデフォルト情報を書き込む(809)。その後、一定時間ウェイトする。これは、電源に異常があるかどうかを検出するために行なう。続いて電源異常であった場合 (811でYESと判断された場合)、該当の被制御盤の電源をオフにし (812)、上位監視制御装置に電源オフの通知を行なう(813)。
【0038】
次に異常発生時の一実施の形態について詳細な説明を図2と図7を参照して行う。
図7は 本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態である電源異常発生時の動作を示すフローチャート図である。
異常発生時、図2において、電源監視装置209は異常を検出して、切替回路210はバッテリを選択する。
また、CPU201への割込み信号もアクティブとし、PI208でも異常状態を読み出せる。
【0039】
図7において、異常発生により割込み信号がアクティブになれば(701でYESと判断された場合)、割込みを禁止する(702)。保存を完了していない監視制御情報をバックアップメモリに格納(バックアップ)する(703)。次に、バックアップファイルへの書込みを禁止する(704)。次に上位制御装置へ電源異常を通知する(705)。次に、一定時間ウェイトし(706)、電源異常状態が回復していれば(707でNOと判断された場合)、上位制御装置へ電源異常の回復を通知し(708)、バックアップファイルの書き込み禁止状態を解除し(709)、割込み禁止状態を解除する(710)。
【0040】
ただし、一定時間ウェイト行うステップ706でのウェイトは単純なループではなく、一旦、制御を通常処理に戻して一定時間後に再度アクセスするような作りとする。そうでないと、割込み処理から抜けられなくなる恐れがあるからである。
【0041】
次に本発明に係る他の実施の形態について説明を行う。
図9は本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の他の実施の形態の動作を示すフローチャート図である。
前述した一実施の形態では、異常が発生すると回復するまで一時割込み処理の中で待つだけであった。そこで、図9から低優先の被制御盤が存在する場合において、異常を検出時に被制御盤(低優先)110が存在すれば(711でYESと判断された場合)1枚の被制御盤の電源をオフにする(712)処理を行う。従って、被制御盤の電源を1枚ずつオフにするので、外部電源装置130における負荷を徐々に緩和し、合成インピーダンスを改善させることができる。これにより、発振の現象を抑制させることができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法は、充電のための手段とバッテリなどの2次電池を有するために、電源に異常があった場合に、制御盤はバッテリを電源として動作することができ、上位監視制御装置に電源の異常を通知するとともに、保存を完了していない監視制御情報をバックアップメモリに格納することが可能となる。
【0043】
また、装置全体を立ち上げる際に、被制御盤を個別に電源を入れ立ち上げる手段を有するために、大電流が一気に流れることがなくなり、外部電源装置にとっての負荷をゆるめることができる。従来はこのような制御を人手で行なっていた。
【0044】
また、合成インピーダンスがある一定の値になったときに、電源の発振が発生することが一般的に確認されているが、装置に被制御盤を増設した時に、制御盤からの制御によって電源をON/OFFする手段を有するために、電源投入後に電源の状態を監視し、異常があれば、電源を開放し、装置を保護することが可能となる。
【0045】
また、バッテリからの電源供給は制御盤のみを対象としたので、装置全体に供給する場合に比べて、バッテリを非常に小容量化できる。これは、装置の小型軽量化および低価格化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態である監視制御装置の構成図である。
【図2】本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態である制御盤の構成図である。
【図3】本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態である被制御盤の構成図である。
【図4】本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態であるROM内蔵実行プログラムを示すブロック図である。
【図5】本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態である正常時又は装置立ち上げ時の動作を示すフローチャート図である。
【図6】本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態である被制御盤立ち上げ時の動作を示すフローチャート図であ。
【図7】本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態において電源異常発生時の動作を示すフローチャート図である。
【図8】本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の一実施の形態において被制御盤増設時における動作を示すフローチャート図である。
【図9】本発明に係る監視制御装置及び監視制御方法の他の実施の形態の動作を示すフローチャート図である。
【図10】従来例の情報処理システムを示す構成図である。
【符号の説明】
100.監視制御装置
101.制御盤
102.充電回路
103.バッテリ
110.被制御盤(必須)
111.被制御盤(高優先)
112.被制御盤(低優先)
120.上位監視制御装置
130.外部電源装置
201.CPU
202.RAM
203.ROM
204.制御バス終端
205.バックアップメモリ
206.PO
207.電源制御回路
208.PI
209.電源監視回路
210.切替え回路
211.DC/DCコンバータ
212.上位監視制御装置インターフェース
301.電源制御部
302.DC/DCコンバータ
303.制御バス終端部
304.監視制御対象
400.ROM内蔵実行用プログラム
401.装置全体を立ち上げる手段
402.被制御盤を立ち上げる手段
403.電源異常警報を監視する手段
404.被制御盤を自動立ち上げする手段

Claims (7)

  1. 制御部と複数の被制御部を有し、前記制御部及び複数の前記被制御部は外部電源から電力の供給が行なわれる監視制御装置において、前記監視制御装置は前記外部電源及び前記制御部間に充電回路と充電電池を有し、前記充電回路は外部電源から給電によって充電電池の充電を行う充電手段を有し、前記充電回路によって充電された充電電池は前記制御部に電力の供給を行い、前記制御部は前記監視制御装置外部に設置してある上位監視制御装置と信号の送受信を行う通信手段と、前記上位監視制御装置から送信された信号に基づき複数の前記被制御部の制御を行う監視制御装置であって、
    前記制御部はCPUとROMとRAMと制御終端バスと上位監視制御装置インターフェースとバックアップメモリとパラレル入力とパラレル出力と電源監視回路と電源制御回路と切替え回路及びDC/DCコンバータとで構成され、
    前記電源監視回路は前記外部電源の監視を行う電源監視手段と、
    前記外部電源に異常が発生するとCPUに電源異常発生の通知を行う電源異常通知手段と、
    前記切替え回路に前記外部電源から前記充電電池に電源を切替えるように制御を行う電源切替え制御手段を有することを特徴とする監視制御装置。
  2. 前記制御部は複数の前記被制御部を立ち上げる際に、複数の前記被制御盤を立ち上げる優先順位を定義する優先順位定義手段を有し、前記優先順位定義手段で定義された優先順位に基き、複数の前記被制御部に対して個別に電力の供給を行うことを特徴とする請求項に記載の監視制御装置。
  3. 前記ROMは前記監視制御装置全体を立ち上げる装置立ち上げ手段と、
    複数の前記被制御部を立ち上げる被制御部立ち上げ手段と、
    電源の監視を行うための電源監視手段と、
    前記被制御部を自動的に立ち上げるための被制御部自動立ち上げ手段を有することを特徴とする請求項に記載の監視制御装置。
  4. 前記被制御部は電源制御部とDC/DCコンバータと制御バス終端部及び監視制御対象とで構成され、
    前記制御バス終端部は前記制御部と前記監視制御対象とで信号の送受信を行う送受信手段を有し、
    前記電源制御部は前記被制御部の増設時に前記制御部からの指示によって電源を投入する電源投入手段と、
    前記電源監視制御回路が電源異常を検出すると前記制御部からの指示で電源を開放する電源開放手段とを有することを特徴とする請求項又は請求項又は請求項に記載の監視制御装置。
  5. 制御部及び複数の被制御部を有し、前記制御部及び前記被制御部は外部電源から電力の供給が行なわれ、前記外部電源と前記制御部との間に充電を行うための充電回路と前記充電回路によって充電される充電電池とを設置し、前記制御盤は前記充電電池によって電力の供給を行うことが出来るように構成して成る監視制御方法であって、
    前記制御部は上位監視制御装置と信号の送受信を行い、前記上位監視制御装置から送信された信号に基き複数の前記被制御部の制御を行い、複数の前記被制御部を立ち上げる際に、複数の前記被制御部に対して優先順位の定義を行い、優先順位に基づいて複数の前記被制御部に個別に電源を投入して立ち上げることを特徴とする監視制御方法。
  6. 前記制御部は電源監視回路と電源制御回路と切替え回路とを有し、
    前記外部電源の監視を行う前記電源監視回路から前記外部電源の異常が確認されると、前記切替え回路に電源の切替えを行う信号を送信し電源を前記外部電源から前記充電電池に切替えることを特徴とする請求項に記載の監視制御方法。
  7. 前記被制御部の増設時には前記被制御部の電源の制御を行う前記電源制御回路から送信された信号に基き前記被制御部に電源を投入し、前記電源監視回路で電源異常が確認されると前記電源制御回路から送信された信号に基き電源の開放を行うことを特徴とする請求項又は請求項に記載の監視制御方法。
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