JP2003050647A - メモリ装置及びその保護方法 - Google Patents
メモリ装置及びその保護方法Info
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- JP2003050647A JP2003050647A JP2001240129A JP2001240129A JP2003050647A JP 2003050647 A JP2003050647 A JP 2003050647A JP 2001240129 A JP2001240129 A JP 2001240129A JP 2001240129 A JP2001240129 A JP 2001240129A JP 2003050647 A JP2003050647 A JP 2003050647A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 書込み時にリセット要求が発生しても確実に
データの保護が出来るメモリ装置及びその保護方法を提
供する。 【解決手段】 データを保持するメモリと、このメモリ
にデータを書き込む書込み部と、この書込み部が書込み
動作中であることを監視するモニタ部と、このモニタ部
の監視結果に基づき書込み部が書込み動作中であると認
識している場合は書込み部のリセット要求を一時的に拒
否すると共に、書込み動作終了後に書込み部のリセット
信号を出力するリセット判断部とを備えた。
データの保護が出来るメモリ装置及びその保護方法を提
供する。 【解決手段】 データを保持するメモリと、このメモリ
にデータを書き込む書込み部と、この書込み部が書込み
動作中であることを監視するモニタ部と、このモニタ部
の監視結果に基づき書込み部が書込み動作中であると認
識している場合は書込み部のリセット要求を一時的に拒
否すると共に、書込み動作終了後に書込み部のリセット
信号を出力するリセット判断部とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メモリにデータ
を書込むことができるメモリ装置に関し、特にリセット
要求時に不具合を生じないメモリ装置及びその保護方法
に関するものである。
を書込むことができるメモリ装置に関し、特にリセット
要求時に不具合を生じないメモリ装置及びその保護方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開昭60−41148
号公報に示された従来のメモリ装置を示すブロック図で
ある。図において101は中央演算処理ユニットCP
U、102は磁気テープ装置などの入出力装置I/O、
103は入出力装置I/Oに接続された入出力制御装置
IOC1、IOCn、104はCPUあるいは入出力制
御装置のアクセス優先順位を決定するメモリアクセス優
先順位回路MPR、G10乃至G1n及びG20乃至G
2nはメモリアクセス優先順位回路MPRを構成するゲ
ート回路である。ここでメモリアクセス優先順位回路M
PRは、中央演算処理ユニットCPUの優先順位が最も
高く、入出力制御装置IOC1が次に高く、入出力制御
回路IOCnが最も低くなるように設定されている。
号公報に示された従来のメモリ装置を示すブロック図で
ある。図において101は中央演算処理ユニットCP
U、102は磁気テープ装置などの入出力装置I/O、
103は入出力装置I/Oに接続された入出力制御装置
IOC1、IOCn、104はCPUあるいは入出力制
御装置のアクセス優先順位を決定するメモリアクセス優
先順位回路MPR、G10乃至G1n及びG20乃至G
2nはメモリアクセス優先順位回路MPRを構成するゲ
ート回路である。ここでメモリアクセス優先順位回路M
PRは、中央演算処理ユニットCPUの優先順位が最も
高く、入出力制御装置IOC1が次に高く、入出力制御
回路IOCnが最も低くなるように設定されている。
【0003】105はCPUあるいは入出力制御装置と
アクセスする主記憶装置MM、CBは制御バス、ABは
アドレスバス、DBはデータバスである。106はシス
テム再立上げ起動信号を受けてシステムを再立上げする
システム再立上げ回路SRS、107はシステム再立上
げ回路に包含されるタイミング発生回路TGである。
アクセスする主記憶装置MM、CBは制御バス、ABは
アドレスバス、DBはデータバスである。106はシス
テム再立上げ起動信号を受けてシステムを再立上げする
システム再立上げ回路SRS、107はシステム再立上
げ回路に包含されるタイミング発生回路TGである。
【0004】次に動作について説明する。システム再立
上げ回路SRSからのメモリアクセス禁止信号111
が”0”の状態、即ち定常状態においては、中央演算処
理ユニットCPU及び入出力制御装置IOC1乃至IO
Cnがメモリアクセス信号112、113、114をメ
モリアクセス優先順位回路MPRに送出すると、優先順
位にしたがってメモリアクセスOK信号115、11
6、117が出力される。同時にメモリアクセス要求信
号118が主記憶装置MMに与えられ、主記憶装置MM
に対するアクセスが可能になる。
上げ回路SRSからのメモリアクセス禁止信号111
が”0”の状態、即ち定常状態においては、中央演算処
理ユニットCPU及び入出力制御装置IOC1乃至IO
Cnがメモリアクセス信号112、113、114をメ
モリアクセス優先順位回路MPRに送出すると、優先順
位にしたがってメモリアクセスOK信号115、11
6、117が出力される。同時にメモリアクセス要求信
号118が主記憶装置MMに与えられ、主記憶装置MM
に対するアクセスが可能になる。
【0005】例えば中央演算処理ユニットCPUからメ
モリアクセス要求信号112が送出されると同時に入出
力制御装置IOC1からメモリアクセス要求信号113
が送出された場合には、ゲート回路により入出力制御装
置IOC1からのメモリアクセス要求信号113が阻止
される。一方、中央演算処理ユニットCPUからのメモ
リアクセス要求信号112は、ゲート回路を介して主記
憶装置MMにメモリアクセス要求信号118として与え
られる。またメモリアクセス優先順位回路MPRからは
中央演算処理ユニットCPUのみにメモリアクセスOK
信号115が与えられる。
モリアクセス要求信号112が送出されると同時に入出
力制御装置IOC1からメモリアクセス要求信号113
が送出された場合には、ゲート回路により入出力制御装
置IOC1からのメモリアクセス要求信号113が阻止
される。一方、中央演算処理ユニットCPUからのメモ
リアクセス要求信号112は、ゲート回路を介して主記
憶装置MMにメモリアクセス要求信号118として与え
られる。またメモリアクセス優先順位回路MPRからは
中央演算処理ユニットCPUのみにメモリアクセスOK
信号115が与えられる。
【0006】ここでシステム再立上げ回路SRSにシス
テム再立上げ起動信号119が入力されるとタイミング
発生回路TGが起動され、メモリアクセス禁止信号11
1が送出される。これにより以降のメモリアクセス要求
信号はゲート回路G20乃至G2nにより阻止されメモ
リアクセスOK信号118は送出されないことになる。
この時点ではシステム再立上げ回路SRSはシステムリ
セット信号120を送出しない。従って、中央演算処理
ユニットCPUあるいは入出力制御装置IOC1、IO
Cnが主記憶装置MMにデータを書き込んでいる最中で
あれば、その書込み動作はリセットされることなくその
まま継続される。そしてメモリアクセス禁止信号111
が送出されてから、書込み終了になると予測される所定
時間後にシステムリセット信号120を送出しシステム
リセットが行われる。これにより従来のメモリ装置で
は、主記憶装置MMへの書込み時にシステムリセットを
実行させないことにより、データの保護を図るようにし
ている。
テム再立上げ起動信号119が入力されるとタイミング
発生回路TGが起動され、メモリアクセス禁止信号11
1が送出される。これにより以降のメモリアクセス要求
信号はゲート回路G20乃至G2nにより阻止されメモ
リアクセスOK信号118は送出されないことになる。
この時点ではシステム再立上げ回路SRSはシステムリ
セット信号120を送出しない。従って、中央演算処理
ユニットCPUあるいは入出力制御装置IOC1、IO
Cnが主記憶装置MMにデータを書き込んでいる最中で
あれば、その書込み動作はリセットされることなくその
まま継続される。そしてメモリアクセス禁止信号111
が送出されてから、書込み終了になると予測される所定
時間後にシステムリセット信号120を送出しシステム
リセットが行われる。これにより従来のメモリ装置で
は、主記憶装置MMへの書込み時にシステムリセットを
実行させないことにより、データの保護を図るようにし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のメ
モリ装置は、書込み終了となる時間を予め設定しておい
て、その時間が経過するとリセットを実行するというも
のである。従って、リセット実行時に書込みが終了して
いるのか否か不明であった。
モリ装置は、書込み終了となる時間を予め設定しておい
て、その時間が経過するとリセットを実行するというも
のである。従って、リセット実行時に書込みが終了して
いるのか否か不明であった。
【0008】また、書込み終了となる時間が固定である
ため、実際の書込み動作が終了しており、リセットが可
能な状態であるにも拘らず、当該時間が経過するまでは
リセットを行なえずメモリ装置の処理能力を十分引き出
すことが出来ない。
ため、実際の書込み動作が終了しており、リセットが可
能な状態であるにも拘らず、当該時間が経過するまでは
リセットを行なえずメモリ装置の処理能力を十分引き出
すことが出来ない。
【0009】また、書込み終了となる時間が固定である
ため、書込みに要する時間が固定のアプリケーションに
しか用いることが出来ず、書込みに要する時間が変化す
るアプリケーションに対しては用いることが出来ない。
ため、書込みに要する時間が固定のアプリケーションに
しか用いることが出来ず、書込みに要する時間が変化す
るアプリケーションに対しては用いることが出来ない。
【0010】また、従来のメモリ装置は、中央演算処理
ユニットCPUに対するメモリアクセスの許可を停止さ
せる方法である。このため、中央演算処理ユニットCP
Uの外部に設置されデータバッファを備えたメモリ書込
み回路を包含するメモリコントローラにより、中央演算
処理ユニットCPUとは非同期で主記憶装置MMにアク
セスする構成のものでは、中央演算処理ユニットCPU
のメモリアクセスを停止させてもメモリコントローラか
らのアクセスは継続される。従って、このようなメモリ
装置の場合にはデータの保護が不完全となる恐れが有
る。
ユニットCPUに対するメモリアクセスの許可を停止さ
せる方法である。このため、中央演算処理ユニットCP
Uの外部に設置されデータバッファを備えたメモリ書込
み回路を包含するメモリコントローラにより、中央演算
処理ユニットCPUとは非同期で主記憶装置MMにアク
セスする構成のものでは、中央演算処理ユニットCPU
のメモリアクセスを停止させてもメモリコントローラか
らのアクセスは継続される。従って、このようなメモリ
装置の場合にはデータの保護が不完全となる恐れが有
る。
【0011】この発明は上述の課題を解決するためのも
のであり、書込み時にリセット要求が発生しても確実に
データの保護が出来るメモリ装置及びその保護方法を提
供することを目的としている。
のであり、書込み時にリセット要求が発生しても確実に
データの保護が出来るメモリ装置及びその保護方法を提
供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメモリ装
置は、データを保持するメモリと、このメモリにデータ
を書き込む書込み部と、この書込み部が書込み動作中で
あることを監視するモニタ部と、このモニタ部の監視結
果に基づき書込み部が書込み動作中であると認識してい
る場合は書込み部のリセット要求を一時的に拒否すると
共に、書込み動作終了後に書込み部のリセット信号を出
力するリセット判断部とを備えたものである。
置は、データを保持するメモリと、このメモリにデータ
を書き込む書込み部と、この書込み部が書込み動作中で
あることを監視するモニタ部と、このモニタ部の監視結
果に基づき書込み部が書込み動作中であると認識してい
る場合は書込み部のリセット要求を一時的に拒否すると
共に、書込み動作終了後に書込み部のリセット信号を出
力するリセット判断部とを備えたものである。
【0013】この発明に係るメモリ装置は、保護すべき
メモリの領域を予め設定する保護領域設定部を備え、リ
セット判断部は、書込み部が予め設定されたメモリの領
域に書込み動作中である場合は書込み部のリセット要求
を一時的に拒否すると共に、書込み部が予め設定された
メモリの領域への書込み動作終了後に書込み部のリセッ
ト信号を出力するものである。
メモリの領域を予め設定する保護領域設定部を備え、リ
セット判断部は、書込み部が予め設定されたメモリの領
域に書込み動作中である場合は書込み部のリセット要求
を一時的に拒否すると共に、書込み部が予め設定された
メモリの領域への書込み動作終了後に書込み部のリセッ
ト信号を出力するものである。
【0014】この発明に係るメモリ装置は、保護すべき
メモリの領域を任意に設定するリセット禁止設定部を備
え、リセット判断部は、書込み部が任意に設定されたメ
モリの領域に書込み動作中である場合は書込み部のリセ
ット要求を一時的に拒否すると共に、書込み部が任意に
設定されたメモリの領域への書込み動作終了後に書込み
部のリセット信号を出力するものである。
メモリの領域を任意に設定するリセット禁止設定部を備
え、リセット判断部は、書込み部が任意に設定されたメ
モリの領域に書込み動作中である場合は書込み部のリセ
ット要求を一時的に拒否すると共に、書込み部が任意に
設定されたメモリの領域への書込み動作終了後に書込み
部のリセット信号を出力するものである。
【0015】この発明に係るメモリ装置は、リセット要
求に同期して予め定められた所定期間を計測するペンデ
ィング期間監視部を備え、リセット判断部は、予め定め
られた所定期間の計測後に書込み部のリセット信号を出
力するものである。
求に同期して予め定められた所定期間を計測するペンデ
ィング期間監視部を備え、リセット判断部は、予め定め
られた所定期間の計測後に書込み部のリセット信号を出
力するものである。
【0016】この発明に係るメモリ装置は、書込み部
は、中央演算処理装置及びこの中央演算処理装置の外部
に設けられデータバッファを備えた外部メモリ書込み装
置を含むものである。
は、中央演算処理装置及びこの中央演算処理装置の外部
に設けられデータバッファを備えた外部メモリ書込み装
置を含むものである。
【0017】この発明に係るメモリ装置は、データを保
持するメモリと、このメモリの保護領域を有する保護領
域決定部と、メモリにデータを書き込む書込み部と、メ
モリのアクセスしている位置を監視するモニタ部と、こ
のモニタ部の監視結果に基づきメモリのアクセスしてい
る位置が保護領域であると認識している場合は書込み部
のリセット要求を一時的に拒否すると共に、保護領域へ
のアクセス終了後に書込み部のリセット信号を出力する
リセット判断部とを備えたものである。
持するメモリと、このメモリの保護領域を有する保護領
域決定部と、メモリにデータを書き込む書込み部と、メ
モリのアクセスしている位置を監視するモニタ部と、こ
のモニタ部の監視結果に基づきメモリのアクセスしてい
る位置が保護領域であると認識している場合は書込み部
のリセット要求を一時的に拒否すると共に、保護領域へ
のアクセス終了後に書込み部のリセット信号を出力する
リセット判断部とを備えたものである。
【0018】この発明に係るメモリ装置の保護方法は、
メモリにデータを書き込むステップと、書込み部が書込
み動作中であることを監視するステップと、この監視ス
テップの結果に基づき書込み部が書込み動作中であると
認識している場合は書込み部のリセット要求を一時的に
拒否すると共に、書込み動作終了後に書込み部のリセッ
ト信号を出力するステップとを備えたものである。
メモリにデータを書き込むステップと、書込み部が書込
み動作中であることを監視するステップと、この監視ス
テップの結果に基づき書込み部が書込み動作中であると
認識している場合は書込み部のリセット要求を一時的に
拒否すると共に、書込み動作終了後に書込み部のリセッ
ト信号を出力するステップとを備えたものである。
【0019】この発明に係るメモリ装置の保護方法は、
保護すべきメモリの領域を予め設定するステップを備
え、書込み部が予め設定されたメモリの領域に書込み動
作中である場合は書込み部のリセット要求を一時的に拒
否すると共に、書込み部が予め設定されたメモリの領域
への書込み動作終了後に書込み部のリセット信号を出力
するステップを備えたものである。
保護すべきメモリの領域を予め設定するステップを備
え、書込み部が予め設定されたメモリの領域に書込み動
作中である場合は書込み部のリセット要求を一時的に拒
否すると共に、書込み部が予め設定されたメモリの領域
への書込み動作終了後に書込み部のリセット信号を出力
するステップを備えたものである。
【0020】この発明に係るメモリ装置の保護方法は、
保護すべきメモリの領域を任意に設定するステップを備
え、書込み部が任意に設定されたメモリの領域に書込み
動作中である場合は書込み部のリセット要求を一時的に
拒否すると共に、書込み部が任意に設定されたメモリの
領域への書込み動作終了後に書込み部のリセット信号を
出力するステップを備えたものである。
保護すべきメモリの領域を任意に設定するステップを備
え、書込み部が任意に設定されたメモリの領域に書込み
動作中である場合は書込み部のリセット要求を一時的に
拒否すると共に、書込み部が任意に設定されたメモリの
領域への書込み動作終了後に書込み部のリセット信号を
出力するステップを備えたものである。
【0021】この発明に係るメモリ装置の保護方法は、
リセット要求に同期して予め定められた所定期間を計測
するステップを備え、予め定められた所定期間の計測後
に書込み部のリセット信号を出力するステップを備えた
ものである。
リセット要求に同期して予め定められた所定期間を計測
するステップを備え、予め定められた所定期間の計測後
に書込み部のリセット信号を出力するステップを備えた
ものである。
【0022】この発明に係るメモリ装置の保護方法は、
データを保持するメモリの保護領域を決定するステップ
と、メモリのアクセスしている位置を監視するステップ
と、このモニタ部の監視結果に基づきメモリのアクセス
している位置が保護領域であると認識している場合は書
込み部のリセット要求を一時的に拒否すると共に、保護
領域へのアクセス終了後に書込み部のリセット信号を出
力するステップとを備えたものである。
データを保持するメモリの保護領域を決定するステップ
と、メモリのアクセスしている位置を監視するステップ
と、このモニタ部の監視結果に基づきメモリのアクセス
している位置が保護領域であると認識している場合は書
込み部のリセット要求を一時的に拒否すると共に、保護
領域へのアクセス終了後に書込み部のリセット信号を出
力するステップとを備えたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態
1の構成を示すブロック図である。図において1は中央
演算処理ユニット(以下、CPUと称する)、2はCP
Uの外部アクセスに応じてメモリ3を直接制御するメモ
リコントローラで、CPUの外部に設置されデータバッ
ファを備えたメモリ書込み回路を包含するものである。
ここでCPU1とメモリコントローラ2とは協働して書
込み部を構成している。3はメモリコントローラ2に制
御される不揮発性メモリ、4はメモリコントローラ2の
書込み動作を直接的に監視するモニタ部である。5はリ
セット要求部で、リセットスイッチなどの外部装置、ソ
フトウエアのポートアクセスあるいは低電源電圧検出等
によるリセット要求信号に応じてリセット要求するもの
である。6はリセット判断部で、モニタ部4の監視結果
に基づきメモリコントローラ2が書込み動作中であると
認識している場合はCPU1及びメモリコントローラ2
のリセット要求を一時的に拒否すると共に、メモリコン
トローラ2の書込み動作終了後にCPU1及びメモリコ
ントローラ2のリセット信号を出力するというものであ
る。
1の構成を示すブロック図である。図において1は中央
演算処理ユニット(以下、CPUと称する)、2はCP
Uの外部アクセスに応じてメモリ3を直接制御するメモ
リコントローラで、CPUの外部に設置されデータバッ
ファを備えたメモリ書込み回路を包含するものである。
ここでCPU1とメモリコントローラ2とは協働して書
込み部を構成している。3はメモリコントローラ2に制
御される不揮発性メモリ、4はメモリコントローラ2の
書込み動作を直接的に監視するモニタ部である。5はリ
セット要求部で、リセットスイッチなどの外部装置、ソ
フトウエアのポートアクセスあるいは低電源電圧検出等
によるリセット要求信号に応じてリセット要求するもの
である。6はリセット判断部で、モニタ部4の監視結果
に基づきメモリコントローラ2が書込み動作中であると
認識している場合はCPU1及びメモリコントローラ2
のリセット要求を一時的に拒否すると共に、メモリコン
トローラ2の書込み動作終了後にCPU1及びメモリコ
ントローラ2のリセット信号を出力するというものであ
る。
【0024】なお、aはCPU1から出力されるアドレ
ス信号、dはアドレス信号aに応じてメモリコントロー
ラ2から出力されるメモリアドレス信号、bはCPU1
から出力されるコマンド信号、eはコマンド信号bに応
じてメモリコントローラ2から出力されるメモリ制御信
号、cはCPU1から入出力されるデータ信号、fはメ
モリ3のデータ信号、gはリセット判断部6からCPU
1及びメモリコントローラ2に与えられるリセット信号
で、モニタ部4からのメモリライト中信号iとリセット
要求信号hとに基づいて発生する。
ス信号、dはアドレス信号aに応じてメモリコントロー
ラ2から出力されるメモリアドレス信号、bはCPU1
から出力されるコマンド信号、eはコマンド信号bに応
じてメモリコントローラ2から出力されるメモリ制御信
号、cはCPU1から入出力されるデータ信号、fはメ
モリ3のデータ信号、gはリセット判断部6からCPU
1及びメモリコントローラ2に与えられるリセット信号
で、モニタ部4からのメモリライト中信号iとリセット
要求信号hとに基づいて発生する。
【0025】実施の形態1の動作について説明する。C
PU1からライトアクセスが発生すると、メモリコント
ローラ2はCPU1からのアドレス信号a、コマンド信
号bを受けてアクセス対象であるメモリ3のメモリアド
レス信号d、メモリ制御信号eを生成し、ライト時のデ
ータ信号cをメモリのデータ信号fに転送する。モニタ
部4では、メモリコントローラ2がメモリ3に対して出
力するメモリ制御信号eを監視することにより、メモリ
3への書込み動作を直接監視する。その結果、メモリコ
ントローラ2がメモリ3へ書込み動作中であると認識し
た場合はリセット判断部6に対してメモリライト中信号
iを出力する。
PU1からライトアクセスが発生すると、メモリコント
ローラ2はCPU1からのアドレス信号a、コマンド信
号bを受けてアクセス対象であるメモリ3のメモリアド
レス信号d、メモリ制御信号eを生成し、ライト時のデ
ータ信号cをメモリのデータ信号fに転送する。モニタ
部4では、メモリコントローラ2がメモリ3に対して出
力するメモリ制御信号eを監視することにより、メモリ
3への書込み動作を直接監視する。その結果、メモリコ
ントローラ2がメモリ3へ書込み動作中であると認識し
た場合はリセット判断部6に対してメモリライト中信号
iを出力する。
【0026】一方、リセット要求部5は、装置に付属す
るハードウエアもしくは外部から当該装置に入力される
リセット信号や、ソフトウエアのポートアクセスあるい
は電源電圧の低下などリセットすべき状態にあることを
検出する検出装置からのリセット要求信号hを元に論理
和(OR)条件で、リセット判断部6に対してリセット
要求を出力する。リセット判断部6では、リセット要求
部5からのリセット要求とモニタ部4からのメモリライ
ト中信号iに基づき、メモリライト中信号iが有意のと
きにリセット要求があった場合には、このリセット要求
をペンディングとしリセット信号hを出力しない。
るハードウエアもしくは外部から当該装置に入力される
リセット信号や、ソフトウエアのポートアクセスあるい
は電源電圧の低下などリセットすべき状態にあることを
検出する検出装置からのリセット要求信号hを元に論理
和(OR)条件で、リセット判断部6に対してリセット
要求を出力する。リセット判断部6では、リセット要求
部5からのリセット要求とモニタ部4からのメモリライ
ト中信号iに基づき、メモリライト中信号iが有意のと
きにリセット要求があった場合には、このリセット要求
をペンディングとしリセット信号hを出力しない。
【0027】メモリコントローラ2の書込み動作が終了
すると、モニタ部4はメモリライト中信号iを有意から
無意にする。このタイミングに基づきリセット判断部6
は、ペンディングにしていたリセット信号gを送出し、
CPU1とメモリコントローラ2をリセットする。
すると、モニタ部4はメモリライト中信号iを有意から
無意にする。このタイミングに基づきリセット判断部6
は、ペンディングにしていたリセット信号gを送出し、
CPU1とメモリコントローラ2をリセットする。
【0028】よって実施の形態1によれば、実際のメモ
リ3への書込み動作を監視してリセット信号の送出を停
止するので、誤って書込み動作中にリセットされること
がなく確実にデータの保護を図ることが出来る。
リ3への書込み動作を監視してリセット信号の送出を停
止するので、誤って書込み動作中にリセットされること
がなく確実にデータの保護を図ることが出来る。
【0029】また、実際の書込み動作の終了に応じてリ
セットが行われるので無駄な待ち時間がなく、メモリ装
置の処理能力を向上させることが出来る。
セットが行われるので無駄な待ち時間がなく、メモリ装
置の処理能力を向上させることが出来る。
【0030】また、CPUの外部に設置されデータバッ
ファを備えたメモリ書込み回路を包含するメモリコント
ローラにより、CPUとは非同期でメモリにアクセスす
る構成のものであっても、メモリコントローラからのア
クセスも含めて停止するため、このようなメモリ装置で
あってもデータの保護を行なうことが出来る。
ファを備えたメモリ書込み回路を包含するメモリコント
ローラにより、CPUとは非同期でメモリにアクセスす
る構成のものであっても、メモリコントローラからのア
クセスも含めて停止するため、このようなメモリ装置で
あってもデータの保護を行なうことが出来る。
【0031】なお、実施の形態1ではメモリ制御信号e
を監視するようにしたが、メモリへの実際の書込み動作
を監視できるものであれば、直接、関節に拘らず何れの
ものでも良い。
を監視するようにしたが、メモリへの実際の書込み動作
を監視できるものであれば、直接、関節に拘らず何れの
ものでも良い。
【0032】また実施の形態1ではメモリへの書込み動
作終了と同時にリセットするものを示したが、リセット
のタイミングは必ずしもメモリへの書込み終了と同時に
行なう必要はなく、メモリへの書込み動作終了に同期し
て若干遅れてリセットを実施するようにしても良い。
作終了と同時にリセットするものを示したが、リセット
のタイミングは必ずしもメモリへの書込み終了と同時に
行なう必要はなく、メモリへの書込み動作終了に同期し
て若干遅れてリセットを実施するようにしても良い。
【0033】実施の形態2.実施の形態1は、メモリ3
のどの領域への書込みであろうと書込み動作中であれば
リセット要求をペンディングするというものであった。
これに対し実施の形態2は、メモリ3の領域のうち特定
の領域へのリセット要求をペンディングするというもの
である。図2は実施の形態2の構成を示すブロック図で
ある。図において図1と同一符号を付しているものは図
1と同一あるいは相当する部分を示す。なお、実施の形
態2は、メモリ3の先頭アドレスから後ろに向かって、
順にアクセスしてゆくものである。7は保護領域決定部
としての保護領域設定部であって、予めメモリの書込み
保護を保証したい領域について先頭アドレス及びメモリ
サイズが設定されている。この保護領域は複数設定され
ても良い。モニタ部4は、保護領域設定部7によって設
定された領域に関する情報とメモリアドレス信号d及び
メモリ制御信号eに基づき、保護領域にアクセスしてい
るときにメモリライト中信号iを出力するものである。
のどの領域への書込みであろうと書込み動作中であれば
リセット要求をペンディングするというものであった。
これに対し実施の形態2は、メモリ3の領域のうち特定
の領域へのリセット要求をペンディングするというもの
である。図2は実施の形態2の構成を示すブロック図で
ある。図において図1と同一符号を付しているものは図
1と同一あるいは相当する部分を示す。なお、実施の形
態2は、メモリ3の先頭アドレスから後ろに向かって、
順にアクセスしてゆくものである。7は保護領域決定部
としての保護領域設定部であって、予めメモリの書込み
保護を保証したい領域について先頭アドレス及びメモリ
サイズが設定されている。この保護領域は複数設定され
ても良い。モニタ部4は、保護領域設定部7によって設
定された領域に関する情報とメモリアドレス信号d及び
メモリ制御信号eに基づき、保護領域にアクセスしてい
るときにメモリライト中信号iを出力するものである。
【0034】このメモリ装置では、CPU1のコマンド
信号に基づき、メモリ3の先頭アドレスから後ろに向か
って順次アクセスされ、必要に応じてデータが書き込ま
れていく。このアクセスはメモリの最後端まで行くと、
再度、最先端に戻る。このようなアクセス中にリセット
要求信号hが有意になったとする。このときモニタ部か
らのメモリライト中信号iが無意であれば、現在アクセ
スしている領域は保護領域ではない。このときはリセッ
ト判断部6からリセット信号gが送出されCPU1及び
メモリコントローラ2がリセットされる。
信号に基づき、メモリ3の先頭アドレスから後ろに向か
って順次アクセスされ、必要に応じてデータが書き込ま
れていく。このアクセスはメモリの最後端まで行くと、
再度、最先端に戻る。このようなアクセス中にリセット
要求信号hが有意になったとする。このときモニタ部か
らのメモリライト中信号iが無意であれば、現在アクセ
スしている領域は保護領域ではない。このときはリセッ
ト判断部6からリセット信号gが送出されCPU1及び
メモリコントローラ2がリセットされる。
【0035】一方、リセット要求信号hが有意になった
際にメモリライト中信号iが有意であった場合は、現在
アクセスしている領域は予め設定した保護領域であるか
ら、リセット判断部6はリセット要求をペンディングす
る。モニタ部4はアクセスしているアドレスの変化をカ
ウントし、予め設定したメモリサイズのカウントを満了
するとメモリライト中信号iを有意から無意に変化す
る。これに応じてリセット判断部6ではリセット信号を
発生し、CPU1及びメモリコントローラ2をリセット
する。
際にメモリライト中信号iが有意であった場合は、現在
アクセスしている領域は予め設定した保護領域であるか
ら、リセット判断部6はリセット要求をペンディングす
る。モニタ部4はアクセスしているアドレスの変化をカ
ウントし、予め設定したメモリサイズのカウントを満了
するとメモリライト中信号iを有意から無意に変化す
る。これに応じてリセット判断部6ではリセット信号を
発生し、CPU1及びメモリコントローラ2をリセット
する。
【0036】従って実施の形態2によれば、保護領域に
設定した範囲ではアクセス中にリセットが実施されない
ので、当該領域においてデータの保護を図ることが出来
る。
設定した範囲ではアクセス中にリセットが実施されない
ので、当該領域においてデータの保護を図ることが出来
る。
【0037】また実施の形態2では保護領域に設定した
範囲では、書込み動作の有無に拘らずメモリライト中信
号iを有意にした。しかしながらこれに拘らず、保護領
域に設定した範囲において書込み動作を行なっていると
きのみにメモリライト中信号iを有意にするようにして
も良い。
範囲では、書込み動作の有無に拘らずメモリライト中信
号iを有意にした。しかしながらこれに拘らず、保護領
域に設定した範囲において書込み動作を行なっていると
きのみにメモリライト中信号iを有意にするようにして
も良い。
【0038】実施の形態3.実施の形態2はメモリの先
頭から後ろに向かってシーケンシャルにアクセスする例
について述べたが、実施の形態3ではアクセスする位置
がランダムで、かつ、アクセスする領域(データサイズ)
がランダムである例について述べる。図3は実施の形態
3の構成を示すブロック図である。図において8はモニ
タ部を包含した保護領域決定部としてのリセット禁止設
定部で、リセット要求をペンディングしたい場合にソフ
トウエアによりリセット禁止を設定する。このときリセ
ット禁止設定部8は、リセット判断部6に送出するリセ
ット禁止信号を有意にする。リセット禁止設定部8はソ
フトウエアのプログラムに基づき、その時の状況などに
応じて任意の保護領域をリセット禁止領域に設定する。
リセット禁止領域とは、具体的には先頭アドレスとメモ
リサイズが設定される。
頭から後ろに向かってシーケンシャルにアクセスする例
について述べたが、実施の形態3ではアクセスする位置
がランダムで、かつ、アクセスする領域(データサイズ)
がランダムである例について述べる。図3は実施の形態
3の構成を示すブロック図である。図において8はモニ
タ部を包含した保護領域決定部としてのリセット禁止設
定部で、リセット要求をペンディングしたい場合にソフ
トウエアによりリセット禁止を設定する。このときリセ
ット禁止設定部8は、リセット判断部6に送出するリセ
ット禁止信号を有意にする。リセット禁止設定部8はソ
フトウエアのプログラムに基づき、その時の状況などに
応じて任意の保護領域をリセット禁止領域に設定する。
リセット禁止領域とは、具体的には先頭アドレスとメモ
リサイズが設定される。
【0039】次に動作について説明する。メモリコント
ローラ2は、メモリ3の任意の位置にアクセスし、デー
タの読み込み、書込みなどを行なう。リセット禁止設定
部8は、メモリアドレス信号d、メモリ制御信号eある
いはメモリのデータ信号fに基づきメモリ3のアクセス
している位置を監視しており、現在アクセスしている位
置がリセット禁止領域であるか否かを判断している。こ
こでメモリ3のアクセス位置がリセット禁止領域であれ
ばリセット禁止信号が有意となっており、リセット判断
部6はリセット禁止領域外になるまでリセット要求部5
からのリセット要求をペンディングする。そして、リセ
ット禁止領域外になればリセット禁止信号が無意とな
り、リセット判定部6はリセット信号を送出し、CPU
1及びメモリコントローラ2をリセットする。
ローラ2は、メモリ3の任意の位置にアクセスし、デー
タの読み込み、書込みなどを行なう。リセット禁止設定
部8は、メモリアドレス信号d、メモリ制御信号eある
いはメモリのデータ信号fに基づきメモリ3のアクセス
している位置を監視しており、現在アクセスしている位
置がリセット禁止領域であるか否かを判断している。こ
こでメモリ3のアクセス位置がリセット禁止領域であれ
ばリセット禁止信号が有意となっており、リセット判断
部6はリセット禁止領域外になるまでリセット要求部5
からのリセット要求をペンディングする。そして、リセ
ット禁止領域外になればリセット禁止信号が無意とな
り、リセット判定部6はリセット信号を送出し、CPU
1及びメモリコントローラ2をリセットする。
【0040】実施の形態3によれば、ソフトウエアなど
を用いてメモリ禁止領域を任意に設定するので、保護し
たい領域のアクセス順序がランダムな場合であってもデ
ータを保護することが出来る。また、保護領域の位置や
データサイズも任意のものとすることが出来る。
を用いてメモリ禁止領域を任意に設定するので、保護し
たい領域のアクセス順序がランダムな場合であってもデ
ータを保護することが出来る。また、保護領域の位置や
データサイズも任意のものとすることが出来る。
【0041】なお実施の形態3ではリセット禁止領域に
設定した領域では、書込み動作の有無に拘らずリセット
禁止信号を有意にした。しかしながらこれに拘らず、リ
セット禁止領域に設定した領域において書込み動作を行
なっているときのみにリセット禁止信号を有意にするよ
うにしても良い。
設定した領域では、書込み動作の有無に拘らずリセット
禁止信号を有意にした。しかしながらこれに拘らず、リ
セット禁止領域に設定した領域において書込み動作を行
なっているときのみにリセット禁止信号を有意にするよ
うにしても良い。
【0042】実施の形態4.実施の形態4は、上述の実
施の形態1乃至3においてメモリライト中信号あるいは
リセット禁止信号が有意になったまま解除されない異常
状態であっても、リセット要求に対して強制リセットが
出来るようにしたものである。図4は、実施の形態4の
構成を示すブロック図である。図において9はペンディ
ング時間監視部で、リセット要求を受けてからペンディ
ングしている時間を計測するものである。
施の形態1乃至3においてメモリライト中信号あるいは
リセット禁止信号が有意になったまま解除されない異常
状態であっても、リセット要求に対して強制リセットが
出来るようにしたものである。図4は、実施の形態4の
構成を示すブロック図である。図において9はペンディ
ング時間監視部で、リセット要求を受けてからペンディ
ングしている時間を計測するものである。
【0043】リセット禁止設定部8がリセット禁止信号
を有意にしている間にリセット要求部5からリセット要
求を受けたとき、リセット判断部6はリセット要求をペ
ンディングし、ペンディング時間監視部9へのペンディ
ング中信号を有意にする。ペンディング時間監視部9
は、ペンディング中信号が無意の状態から有意になった
ことを検出しタイマを起動する。タイマは強制リセット
をかけるにふさわしい時間に設定されており、例えば1
0秒に設定されている。ペンディング時間監視部9はタ
イマの満了時点にてペンディング中信号をチェックし、
ペンディング中信号が無意になっていればタイマを初期
の設定に戻す。ここで、タイマ満了しているにも拘らず
ペンディング中信号が有意になっているときは、何らか
の異常によりリセット禁止信号が有意になったまま戻ら
なくなっているものと考えられる。従って、この場合に
はペンディング時間監視部9は、リセット判断部6に強
制リセット信号を送出する。リセット判断部6は、強制
リセット信号が有意になったことに基づき、直ちにCP
U1及びメモリコントローラ2のリセットを実施する。
即ち、リセット要求がペンディングされてから10秒経
過してもリセットが実行されていない場合は、強制的に
リセットが実行される。
を有意にしている間にリセット要求部5からリセット要
求を受けたとき、リセット判断部6はリセット要求をペ
ンディングし、ペンディング時間監視部9へのペンディ
ング中信号を有意にする。ペンディング時間監視部9
は、ペンディング中信号が無意の状態から有意になった
ことを検出しタイマを起動する。タイマは強制リセット
をかけるにふさわしい時間に設定されており、例えば1
0秒に設定されている。ペンディング時間監視部9はタ
イマの満了時点にてペンディング中信号をチェックし、
ペンディング中信号が無意になっていればタイマを初期
の設定に戻す。ここで、タイマ満了しているにも拘らず
ペンディング中信号が有意になっているときは、何らか
の異常によりリセット禁止信号が有意になったまま戻ら
なくなっているものと考えられる。従って、この場合に
はペンディング時間監視部9は、リセット判断部6に強
制リセット信号を送出する。リセット判断部6は、強制
リセット信号が有意になったことに基づき、直ちにCP
U1及びメモリコントローラ2のリセットを実施する。
即ち、リセット要求がペンディングされてから10秒経
過してもリセットが実行されていない場合は、強制的に
リセットが実行される。
【0044】これにより実施の形態1乃至3のようにメ
モリの保護機能を備えたものであっても、異常時にリセ
ットを行ない再起動を図ることが出来る。
モリの保護機能を備えたものであっても、異常時にリセ
ットを行ない再起動を図ることが出来る。
【0045】なお、実施の形態4ではリセット要求がペ
ンディングされてからの時間が所定時間以上のときに強
制リセットを実施するようにしたが、時間の代わりに他
のパラメータを用いることも出来る。例えば、リセット
要求の回数が所定回数以上のときに強制リセットを行な
うなど、所定動作の回数検出に基づいて強制リセットを
実施するようにしても良い。即ち、時間あるいは回数な
どの所定期間経過後に強制リセットを実施すれば良い。
この場合ペンディング時間監視部は、ペンディング期間
監視部を構成する。
ンディングされてからの時間が所定時間以上のときに強
制リセットを実施するようにしたが、時間の代わりに他
のパラメータを用いることも出来る。例えば、リセット
要求の回数が所定回数以上のときに強制リセットを行な
うなど、所定動作の回数検出に基づいて強制リセットを
実施するようにしても良い。即ち、時間あるいは回数な
どの所定期間経過後に強制リセットを実施すれば良い。
この場合ペンディング時間監視部は、ペンディング期間
監視部を構成する。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、書込
み時にリセット要求が発生しても確実にデータの保護が
出来るメモリ装置及びその保護方法を提供することがで
きる。
み時にリセット要求が発生しても確実にデータの保護が
出来るメモリ装置及びその保護方法を提供することがで
きる。
【0047】また、この発明によれば、リセットを禁止
した状態で異常が生じた場合であっても強制リセットを
実施出来るメモリ装置及びその保護装置を提供すること
が出来る。
した状態で異常が生じた場合であっても強制リセットを
実施出来るメモリ装置及びその保護装置を提供すること
が出来る。
【図1】 実施の形態1の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】 実施の形態2の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】 実施の形態3の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】 実施の形態4の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】 従来のメモリ装置を示すブロック図である。
1 中央演算処理ユニット、2 メモリコントローラ、
3 メモリ、4 モニタ部、5 リセット要求部、6
リセット判断部、7 保護領域設定部、8 リセット禁
止設定部、9 ペンディング時間監視部、101 中央
演算処理ユニット、102 入出力装置、103 入出
力制御装置、104 メモリアクセス優先順位回路、1
05 主記憶装置、106 システム再立上げ回路、1
07 タイミング発生回路、111〜120 信号
3 メモリ、4 モニタ部、5 リセット要求部、6
リセット判断部、7 保護領域設定部、8 リセット禁
止設定部、9 ペンディング時間監視部、101 中央
演算処理ユニット、102 入出力装置、103 入出
力制御装置、104 メモリアクセス優先順位回路、1
05 主記憶装置、106 システム再立上げ回路、1
07 タイミング発生回路、111〜120 信号
Claims (11)
- 【請求項1】 データを保持するメモリと、このメモリ
にデータを書き込む書込み部と、この書込み部が書込み
動作中であることを監視するモニタ部と、このモニタ部
の監視結果に基づき前記書込み部が書込み動作中である
と認識している場合は前記書込み部のリセット要求を一
時的に拒否すると共に、前記書込み動作終了後に前記書
込み部のリセット信号を出力するリセット判断部とを備
えたことを特徴とするメモリ装置。 - 【請求項2】 保護すべきメモリの領域を予め設定する
保護領域設定部を備え、リセット判断部は、書込み部が
予め設定されたメモリの領域に書込み動作中である場合
は前記書込み部のリセット要求を一時的に拒否すると共
に、前記書込み部が前記予め設定されたメモリの領域へ
の書込み動作終了後に前記書込み部のリセット信号を出
力することを特徴とする請求項1記載のメモリ装置。 - 【請求項3】 保護すべきメモリの領域を任意に設定す
るリセット禁止設定部を備え、リセット判断部は、書込
み部が任意に設定されたメモリの領域に書込み動作中で
ある場合は前記書込み部のリセット要求を一時的に拒否
すると共に、前記書込み部が前記任意に設定されたメモ
リの領域への書込み動作終了後に前記書込み部のリセッ
ト信号を出力することを特徴とする請求項1記載のメモ
リ装置。 - 【請求項4】 リセット要求に同期して予め定められた
所定期間を計測するペンディング期間監視部を備え、リ
セット判断部は、前記予め定められた所定期間の計測後
に書込み部のリセット信号を出力することを特徴とする
請求項1記載のメモリ装置。 - 【請求項5】 書込み部は、中央演算処理装置及びこの
中央演算処理装置の外部に設けられデータバッファを備
えた外部メモリ書込み装置を含むことを特徴とする請求
項1記載のメモリ装置。 - 【請求項6】 データを保持するメモリと、このメモリ
の保護領域を有する保護領域決定部と、前記メモリにデ
ータを書き込む書込み部と、前記メモリのアクセスして
いる位置を監視するモニタ部と、このモニタ部の監視結
果に基づき前記メモリのアクセスしている位置が前記保
護領域であると認識している場合は前記書込み部のリセ
ット要求を一時的に拒否すると共に、前記保護領域への
アクセス終了後に前記書込み部のリセット信号を出力す
るリセット判断部とを備えたことを特徴とするメモリ装
置。 - 【請求項7】 メモリにデータを書き込むステップと、
書込み部が書込み動作中であることを監視するステップ
と、この監視ステップの結果に基づき前記書込み部が書
込み動作中であると認識している場合は前記書込み部の
リセット要求を一時的に拒否すると共に、前記書込み動
作終了後に前記書込み部のリセット信号を出力するステ
ップとを備えたことを特徴とするメモリ装置の保護方
法。 - 【請求項8】 保護すべきメモリの領域を予め設定する
ステップを備え、書込み部が予め設定されたメモリの領
域に書込み動作中である場合は前記書込み部のリセット
要求を一時的に拒否すると共に、前記書込み部が前記予
め設定されたメモリの領域への書込み動作終了後に前記
書込み部のリセット信号を出力するステップを備えたこ
とを特徴とする請求項7記載のメモリ装置の保護方法。 - 【請求項9】 保護すべきメモリの領域を任意に設定す
るステップを備え、書込み部が任意に設定されたメモリ
の領域に書込み動作中である場合は前記書込み部のリセ
ット要求を一時的に拒否すると共に、前記書込み部が前
記任意に設定されたメモリの領域への書込み動作終了後
に前記書込み部のリセット信号を出力するステップを備
えたことを特徴とする請求項7記載のメモリ装置の保護
方法。 - 【請求項10】 リセット要求に同期して予め定められ
た所定期間を計測するステップを備え、前記予め定めら
れた所定期間の計測後に書込み部のリセット信号を出力
するステップを備えたことを特徴とする請求項7記載の
メモリ装置の保護方法。 - 【請求項11】 データを保持するメモリの保護領域を
決定するステップと、前記メモリのアクセスしている位
置を監視するステップと、このモニタ部の監視結果に基
づき前記メモリのアクセスしている位置が前記保護領域
であると認識している場合は前記書込み部のリセット要
求を一時的に拒否すると共に、前記保護領域へのアクセ
ス終了後に前記書込み部のリセット信号を出力するステ
ップとを備えたことを特徴とするメモリ装置の保護方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001240129A JP2003050647A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | メモリ装置及びその保護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001240129A JP2003050647A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | メモリ装置及びその保護方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003050647A true JP2003050647A (ja) | 2003-02-21 |
Family
ID=19070788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001240129A Pending JP2003050647A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | メモリ装置及びその保護方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003050647A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008160399A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Samsung Electronics Co Ltd | パワーオンシステムリセット回路 |
JP2008165536A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置,記憶部誤書込み防止方法,および情報処理システム |
JP2009277167A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Mitsubishi Electric Corp | 制御装置 |
JP2013110641A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光トランシーバ |
-
2001
- 2001-08-08 JP JP2001240129A patent/JP2003050647A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008160399A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Samsung Electronics Co Ltd | パワーオンシステムリセット回路 |
JP2008165536A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Fujitsu Ltd | 情報処理装置,記憶部誤書込み防止方法,および情報処理システム |
JP2009277167A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Mitsubishi Electric Corp | 制御装置 |
JP2013110641A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光トランシーバ |
US9166693B2 (en) | 2011-11-22 | 2015-10-20 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical transceiver having reset sequence |
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