JP2004078351A - バーコード作成装置、バーコード読取装置および動画像バーコード - Google Patents

バーコード作成装置、バーコード読取装置および動画像バーコード Download PDF

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Tsunesuke Matsubara
松原 恒介
Minehiro Konya
紺矢 峰弘
Hideto Nishikawa
西川 秀人
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Abstract

【課題】動画像バーコードを作成するバーコード作成装置を提供すること。
【解決手段】記録すべき情報1301を入力するための情報入力手段を備える。その情報入力手段によって入力された情報1301を変換して、それぞれ1画面内に表示される形態を持つ複数の静止画像バーコード1306A,1306Bを得る静止画像バーコード生成手段を備える。さらに、複数の静止画像バーコード1306A,1306Bを時間的に順次表示されるように組み合わせて、形態が時間的に変化する動画像バーコード(b)とする動画像バーコード生成手段を備える。
【選択図】 図13

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、形態が時間的に変化するバーコード(これを「動画像バーコード」と呼ぶ。)を作成するバーコード作成装置、およびそのようなバーコードを読み取るバーコード読取装置に関する。また、そのような動画像バーコードに関する。
【0002】
この明細書において「バーコード」とは、太さの異なる複数本の黒バーと白バー(スペース)とを交互に一方向に並べた記録形式を持つ1次元バーコードのほか、2値または多値を取り得るバーコードシンボル(桝目)を行列状に2次元的に並べた記録形式を持つ2次元バーコードや、特開平10−228526号公報に記載されたような立体コード、特開平7−320013号公報に記載されたような多面マス目コードも広く含む。「動画像バーコード」とは、そのようなバーコードであって、形状や色などで特定される形態が時間的に変化するものを指す。
【0003】
このような動画像バーコードは、例えばディスプレイなどの動画を表示し得る表示手段によって表示され、商品のロットナンバーや特性・タイプその他の情報を表すのに用いられる。
【0004】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
一般に、バーコードは、記録すべき情報をあるバーコード規格に基づいてコード化して作成されている。バーコードを読み取る場合は、そのバーコードに記録された情報を、そのバーコード規格に対応したバーコードリーダ(読取装置)によって読み取るようになっている。例えば、現在広く用いられている1次元バーコードの規格は、太さの異なる複数本の黒バーと白バー(スペース)とを交互に一方向に並べたような記録形式になっている。通常、このようなバーコードは、商品や広告などの媒体に印刷して表示されている。
【0005】
しかし、このような一般的なバーコードでは、記録できる情報量(これを「記録情報量」と呼ぶ。)が少なく、不十分になる場合がある。このため、記録情報量を増やしてほしいという要請がある。
【0006】
この要請に応じて、例えば特開平10−228526号公報では、バーコードを表現する正方形の図形を十字線にて4等分し、この分割された4個のマス目を16通りに塗りつぶすことにより一つの正方形で0から15を表示する立体コードの表示方法が提案されている。また、特開平7−320013号公報では、複数面からなる多面体の可視面のそれぞれに複数のマス目を有する塗りつぶし部と非塗りつぶし部とのマス目群を形成することにより、より多くしかも複雑な情報の表示を行うことができる多面マス目コードが提案されている。これらのコードによれば、記録情報量をある程度増やすことができる。
【0007】
しかし、これらの提案された技術では、依然として記録情報量に限界がある。これに対して、形態が時間的に変化するバーコード、つまり動画像バーコードであれば、記録情報量を容易に増やすことができる。
【0008】
そこで、この発明の課題は、動画像バーコードを作成するバーコード作成装置、およびそのようなバーコードを読み取るバーコード読取装置を提供することにある。また、そのような動画像バーコードを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明のバーコード作成装置は、次のように構成される。すなわち、記録すべき情報を入力するための情報入力手段を備える。また、上記情報入力手段によって入力された情報を変換して、それぞれ1画面内に表示される形態を持つ複数の静止画像バーコードを得る静止画像バーコード生成手段を備える。さらに、上記複数の静止画像バーコードを時間的に順次表示されるように組み合わせて、形態が時間的に変化する動画像バーコードとする動画像バーコード生成手段を備える。
【0010】
ここで、情報入力手段によって入力される「記録すべき情報」には、文字、音声、URL(Uniform Resource Locator:インターネット上にある、情報が保存されている場所を指定する表記。)が含まれるほか、それらの文字、音声、URLの内容を所定のバーコード規格に基づいてコード化して作成されたバーコード(1次元バーコード、2次元バーコードなど)も含まれる。
【0011】
バーコードの「形態」とは、1次元バーコードや2次元バーコードのような記録形式だけでなく、記録内容に応じたバーコード要素(黒バーと白バー、黒枡目と白枡目など)の配置も含めて特定されるものを意味する。
【0012】
また、「静止画像バーコード」とは、形態が時間的に一定であるようなバーコードを意味する。一方、「動画像バーコード」とは、形態が時間的に変化するバーコードを意味する。
【0013】
また、「1画面」とは、表示が走査によって行われる場合は1フレームに相当する。
【0014】
この発明のバーコード作成装置では、情報入力手段によって、記録すべき情報を入力する。次に、静止画像バーコード生成手段によって、上記情報入力手段によって入力された情報を変換して、それぞれ1画面内に表示される形態を持つ複数の静止画像バーコードを得る。そして、動画像バーコード生成手段によって、上記複数の静止画像バーコードを時間的に順次表示されるように組み合わせて、形態が時間的に変化する動画像バーコードとする。
【0015】
このような動画像バーコードであれば、限られた領域に表示される場合であっても、形態が時間的に変化することによって、記録情報量を容易に増やすことができる。
【0016】
生成された動画像バーコードは、例えばディスプレイのような動画を表示できる表示手段へデータとして出力されるのが望ましい。そのような表示手段によって上記動画像バーコードが表示されれば、後述するようなバーコード読取装置によって、上記動画像バーコードを読み取って元の情報(記録内容)を得ることができる。
【0017】
一実施形態のバーコード作成装置は、上記情報入力手段によって入力された情報を、1画面内に表示可能な情報量になるように複数に分割する情報分割手段を備える。そして、上記静止画像バーコード生成手段は、上記情報分割手段によって分割された情報をそれぞれ上記静止画像バーコードへ変換することを特徴とする。
【0018】
この一実施形態のバーコード作成装置では、上記情報入力手段によって入力された情報を、情報分割手段によって、1画面内に表示可能な情報量になるように複数に分割する。そして、上記静止画像バーコード生成手段は、上記情報分割手段によって分割された情報をそれぞれ上記静止画像バーコードへ変換する。したがって、記録すべき情報が大容量のものであっても、何ら支障無く記録することができる。
【0019】
一実施形態のバーコード作成装置は、上記画面内での静止画像バーコードの表示位置を示す位置情報を、その静止画像バーコードに付加されるように生成する位置情報生成手段を備えたことを特徴とする。
【0020】
ここで「静止画像バーコードの表示位置」とは、静止画像バーコードに記録内容(元の情報)を表す部分以外の要素が付加されているときは、その記録内容を表す部分の位置(範囲)を指す。
【0021】
この一実施形態のバーコード作成装置では、位置情報生成手段が、上記画面内での静止画像バーコード(記録内容を表す部分)の表示位置を示す位置情報を、その静止画像バーコードに付加されるように生成する。この結果、動画像バーコードが例えば表示手段によって表示される際に、1画面内に上記静止画像バーコードとともに表示されたその位置情報を読み取ることができる。したがって、その位置情報に基づいて、上記画面内に表示された静止画像バーコードを、抽出範囲を間違えることなく、精度良く抽出することができる。
【0022】
なお、位置情報が「付加」されるとは、静止画像バーコードとともに表示される場合だけなく、音(音声を含む。)として付加される場合も含む。位置情報が静止画像バーコードに音として付加された場合、各静止画像バーコードが例えば表示手段によって順次表示される際に、その音(位置を表す)が発せられる。したがって、その音に基づいて、静止画像バーコードの位置(範囲)を知ることができる。このように位置情報が音からなる場合、位置情報を付加することによる静止画像バーコードの形態の複雑化を防止できる。
【0023】
一実施形態のバーコード作成装置は、上記静止画像バーコードの表示順を示す順序情報を、その静止画像バーコードに付加されるように生成する順序情報生成手段を備えたことを特徴とする。
【0024】
この一実施形態のバーコード作成装置では、動画像バーコードが例えばディスプレイのような動画を表示できる表示手段によって表示される際に、上記静止画像バーコードに付加されたその順序情報を検知することができる。したがって、その順序情報に基づいて、複数の静止画像バーコードについての解析結果を正しい順序で合成することができる。
【0025】
なお、順序情報が「付加」されるとは、静止画像バーコードとともに表示される場合だけなく、音(音声を含む。)として付加される場合も含む。順序情報が静止画像バーコードに音として付加された場合、各静止画像バーコードが例えば表示手段によって順次表示される際に、その音が発せられる。したがって、その音に基づいて、静止画像バーコードの表示順を知ることができる。このように順序情報が音からなる場合、順序情報を付加することによる静止画像バーコードの形態の複雑化を防止できる。
【0026】
一実施形態のバーコード作成装置は、上記静止画像バーコードの表示タイミングを示すタイミング情報を、その静止画像バーコードに付加されるように生成するタイミング情報生成手段を備えたことを特徴とする。
【0027】
この一実施形態のバーコード作成装置では、動画像バーコードが例えばディスプレイのような動画を表示できる表示手段によって表示される際に、上記静止画像バーコードに付加されたそのタイミング情報を検知することができる。したがって、そのタイミング情報に基づいて、動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを順次抽出することができる。これにより、動画像バーコードを円滑に読み取ることができる。
【0028】
なお、タイミング情報が「付加」されるとは、静止画像バーコードとともに表示される場合だけなく、音(音声を含む。)として付加される場合も含む。タイミング情報が静止画像バーコードに音として付加された場合、各静止画像バーコードが例えば表示手段によって順次表示される際に、その音が発せられる。したがって、その音に基づいて、静止画像バーコードの表示タイミング知ることができる。このようにタイミング情報が音からなる場合、タイミング情報を付加することによる静止画像バーコードの形態の複雑化を防止できる。
【0029】
また、上記位置情報は、特定の色が付された領域からなるマーカであっても良い。そのようにした場合、位置情報を簡単に設けることができる。
【0030】
同様に、上記順序情報は、特定の色が付された領域からなるマーカであっても良い。そのようにした場合、順序情報を簡単に設けることができる。
【0031】
また、上記位置情報は、1次元バーコードまたは2次元バーコードであっても良い。そのようにした場合、上記画面内での静止画像バーコードの表示位置を適切に表すことができる。
【0032】
同様に、上記順序情報は、1次元バーコードまたは2次元バーコードであっても良い。そのようにした場合、上記画面内での静止画像バーコードの表示順を適切に表すことができる。
【0033】
一実施形態のバーコード作成装置は、上記静止画像バーコードの外観を設定する制御パラメータを入力するための制御パラメータ入力手段と、上記情報入力手段によって入力された情報を、上記制御パラメータに応じて外観が設定されたバーコードへ変換する仕方を表す操作情報を作成する操作情報作成手段とを備える。そして、上記静止画像バーコード生成手段は、上記操作情報に応じて、その操作情報を含む上記外観が設定された静止画像バーコードを生成することを特徴とする。
【0034】
バーコードの「外観」とは、1次元バーコードや2次元バーコードのような記録形式、表現上のモチーフなどの、一見して認識される外観を意味する。すなわち、既述のバーコードの「形態」とは異なり、記録内容に応じたバーコード要素(黒バーと白バー、黒枡目と白枡目など)の配置の相違を考慮しない意味である。
【0035】
この一実施形態のバーコード作成装置では、記録すべき情報の内容を表す静止画像バーコードを、外観を可変して作成することができる。
【0036】
すなわち、この一実施形態のバーコード作成装置では、記録すべき情報を情報入力手段によって入力する。また、上記静止画像バーコードの外観を設定する制御パラメータを制御パラメータ入力手段によって入力する。これらの入力は、バーコードを作成しようとする作成者が上記各入力手段を操作することによって行うことができる。これらの入力が行われると、操作情報作成手段が、上記情報入力手段によって入力された情報を、上記制御パラメータに応じて外観が設定されたバーコードへ変換する仕方を表す操作情報を作成する。続いて、静止画像バーコード生成手段が、上記操作情報に応じて、その操作情報を含む上記外観が設定されたバーコードを生成する。したがって、作成者は、このバーコードが付加される対象に応じて上記制御パラメータを入力することによって、意図した外観を持つバーコードを作成できる。つまり、肉眼で見えて位置が分かり易く、かつ商品などに付加されても見る人に違和感を与えることがないようなバーコードを作成できる。
【0037】
なお、作成されたバーコードは、上記情報入力手段によって入力された情報を、上記制御パラメータに応じて外観が設定された静止画像バーコードへ変換する仕方を表す操作情報を含んでいる。したがって、この静止画像バーコードから、その操作情報に基づいて元の情報(記録内容)を読み取ることができる。
【0038】
この発明のバーコード読取装置は、この発明のバーコード作成装置によって作成された動画像バーコードを読み取るバーコード読取装置であって、次のように構成されるものである。すなわち、この発明のバーコード読取装置は、上記動画像バーコードを入力する動画像バーコード入力手段と、上記動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを抽出する静止画像バーコード抽出手段と、上記複数の静止画像バーコードをそれぞれ解析して読み取る静止画像バーコード解析手段を備えたことを特徴とする。
【0039】
この発明のバーコード読取装置では、動画像バーコード入力手段によって、この発明のバーコード作成装置によって作成された動画像バーコード、つまり、複数の静止画像バーコードを時間的に順次表示されるように組み合わせて構成された、形態が時間的に変化する動画像バーコードを入力する。そして、静止画像バーコード抽出手段によって、上記動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを抽出する。次に、静止画像バーコード解析手段によって、上記複数の静止画像バーコードをそれぞれ解析して読み取る。このようにして、上記動画像バーコードから元の情報(記録内容)を読み取ることができる。
【0040】
一実施形態のバーコード読取装置は、上記静止画像バーコード解析手段による上記複数の静止画像バーコードについての解析結果を合成する合成手段を備えたことを特徴とする。
【0041】
この一実施形態のバーコード読取装置では、合成手段によって、上記静止画像バーコード解析手段による上記複数の静止画像バーコードについての解析結果を合成する。したがって、例えば元の情報が複数に分割され、分割された情報がそれぞれ静止画像バーコードへ変換されている場合、その合成によって、元の情報が得られる。
【0042】
一実施形態のバーコード読取装置は、1画面内に上記静止画像バーコードとともに表示されたその静止画像バーコードの表示位置を示す位置情報を読み取る位置情報読取手段を備える。そして、上記静止画像バーコード抽出手段は、上記位置情報読取手段が読み取った位置情報に基づいて、上記画面内に表示された静止画像バーコードを抽出することを特徴とする。
【0043】
動画像バーコードが例えばディスプレイのような動画を表示できる表示手段によって表示される際に、1画面内に上記静止画像バーコードとともにその静止画像バーコード(記録内容を表す部分)の表示位置を示す位置情報が表示される場合がある。このような場合、この一実施形態のバーコード読取装置では、位置情報読取手段によって、1画面内に上記静止画像バーコードとともに表示されたその静止画像バーコードの表示位置を示す位置情報を読み取る。そして、上記静止画像バーコード抽出手段は、上記位置情報読取手段が読み取った位置情報に基づいて、上記画面内に表示された静止画像バーコードを抽出する。したがって、上記画面内に表示された静止画像バーコードを、抽出範囲を間違うことなく、精度良く抽出することができる。
【0044】
一実施形態のバーコード読取装置は、上記静止画像バーコードに付加されたその静止画像バーコードの表示順を示す順序情報を検知する順序情報検知手段を備える。そして、上記合成手段は、上記順序情報検知手段が検出した順序情報に基づいて、上記静止画像バーコード解析手段による上記複数の静止画像バーコードについての解析結果を合成することを特徴とする。
【0045】
動画像バーコードを構成する各静止画像バーコードにその静止画像バーコードの表示順を示す順序情報が付加されている場合がある。そのような場合、この一実施形態のバーコード読取装置では、順序情報検知手段によって、上記静止画像バーコードに付加されたその静止画像バーコードの表示順を示す順序情報を検知する。そして、上記合成手段は、上記順序情報検知手段が検出した順序情報に基づいて、上記静止画像バーコード解析手段による上記複数の静止画像バーコードについての解析結果を合成する。したがって、例えば元の情報が複数に分割され、分割された情報がそれぞれ静止画像バーコードへ変換されている場合、順序を間違えることなく、正しく元の情報が合成される。
【0046】
一実施形態のバーコード読取装置は、上記静止画像バーコードに付加されたその静止画像バーコードの表示タイミングを示すタイミング情報を検知するタイミング情報検知手段を備える。そして、上記静止画像バーコード抽出手段は、上記タイミング情報検知手段によって検知されたタイミング情報に基づいて、上記動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを順次抽出することを特徴とする。
【0047】
動画像バーコードを構成する各静止画像バーコードにその静止画像バーコードの表示タイミングを示すタイミング情報が付加されている場合がある。そのような場合、この一実施形態のバーコード読取装置では、タイミング情報検知手段によって、上記静止画像バーコードに付加されたその静止画像バーコードの表示タイミングを示すタイミング情報を検知する。そして、上記静止画像バーコード抽出手段は、上記タイミング情報検知手段によって検知されたタイミング情報に基づいて、上記動画像バーコード入力手段によって入力される動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを順次抽出する。したがって、動画像バーコードを円滑に読み取ることができる。
【0048】
なお、バーコード読取装置を操作する操作者に対して、読み取りが完了したことを報知する読取完了報知手段を備えるのが望ましい。そのようにした場合、操作者は読み取りが完了したことを直ちに知ることができる。ここで「報知」には、画像表示、音の発生、振動発生などによるものが含まれる。
【0049】
また、バーコード読取装置には、上記動画像バーコードから読み取った元の情報(記録内容)を出力する出力手段を備えるのが望ましい。そのようにした場合、元の情報を有効に利用することができる。例えば元の情報がURLを表していれば、インターネットに接続するための通信手段を介してそのURLにアクセスすることができる。
【0050】
この発明のバーコード読取装置は、一実施形態のバーコード作成装置によって作成された動画像バーコードを読み取るバーコード読取装置であって、次のように構成されるものである。すなわち、この発明のバーコード読取装置は、上記動画像バーコードを入力する動画像バーコード入力手段と、上記動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを抽出する静止画像バーコード抽出手段を備える。また、上記静止画像バーコードに含まれた上記操作情報を検知する操作情報検知手段と、上記静止画像バーコードを上記操作情報に基づいて読み取る静止画像バーコード解析手段を備える。
【0051】
この発明のバーコード読取装置では、動画像バーコード入力手段によって、一実施形態の発明のバーコード作成装置によって作成された動画像バーコードを入力する。つまり、上記操作情報に応じて、その操作情報を含む外観が設定された複数の静止画像バーコードを時間的に順次表示されるように組み合わせて構成された、形態が時間的に変化する動画像バーコードを入力する。そして、静止画像バーコード抽出手段によって、上記動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを抽出する。次に、操作情報検知手段によって、上記静止画像バーコードに含まれた上記操作情報を検知する。次に、静止画像バーコード解析手段によって、上記静止画像バーコードを上記操作情報に基づいて読み取る。このようにして、上記動画像バーコードから元の情報(記録内容)を読み取ることができる。
【0052】
また、この発明の動画像バーコードは、1画面内に表示される形態を持つ複数の静止画像バーコードが、時間的に順次表示されるように組み合わされた、形態が時間的に変化する動画像バーコードである。
【0053】
この発明の動画像バーコードであれば、限られた領域に表示される場合であっても、形態が時間的に変化することによって、記録情報量を容易に増やすことができる。
【0054】
この動画像バーコードは、例えばディスプレイのような動画を表示できる表示手段へデータとして出力されるのが望ましい。そのような表示手段によって上記動画像バーコードが表示されれば、既述のようなバーコード読取装置によって、上記動画像バーコードを読み取って元の情報(記録内容)を得ることができる。
【0055】
また、上記画面内での静止画像バーコードの表示位置を示す位置情報が、その静止画像バーコードに付加されているのが望ましい。上記位置情報に基づいて、上記画面内に表示された静止画像バーコードを抽出でき、したがって、上記画面内に表示された静止画像バーコードを、抽出範囲を間違うことなく、精度良く抽出することができるからである。
【0056】
また、上記静止画像バーコードの表示順を示す順序情報が、その静止画像バーコードに付加されているのが望ましい。例えば元の情報が複数に分割され、分割された情報がそれぞれ静止画像バーコードへ変換されている場合、上記順序情報に基づいて、複数の静止画像バーコードについての解析結果を合成することで、、順序を間違えることなく、正しく元の情報を合成できるからである。
【0057】
また、上記静止画像バーコードの表示タイミングを示すタイミング情報が、その静止画像バーコードに付加されているのが望ましい。上記タイミング情報に基づいて、上記動画像バーコード入力手段によって入力される動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを順次抽出でき、したがって、動画像バーコードを円滑に読み取ることができるからである。
【0058】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0059】
説明の便宜上、記録すべき情報を既存のバーコード規格で複数の「静止画像バーコード」として表現し、それらの複数の「静止画像バーコード」を時間的に順次表示されるように組み合わせて一つの「動画像バーコード」を作成するものとする。以下の説明では、所定のフレームにおける静止画像バーコードは2次元コードであるものとするが、当然ながら、動画像バーコードは2次元コードのみを含むものには限られず、例えば特開平10−228526号公報に記載されたような、行列状の桝目に限られないその他の種類のコードも広く含んでいても良い。また、動画像バーコードはあるフレームにおいて読み取ることができるバーコードを含んでいれば、あらゆる立体、アニメーション、変形処理を加えたものでもよい。
【0060】
図1は、形態が時間的に変化する動画像バーコードの一例を示している。この動画像バーコードは、それぞれ1フレーム内に表示される静止画像バーコード101,102,103,104,105,106と、それらの静止画像バーコードの間でそれぞれ1フレーム内に表示される中間画像107,108,109,110,111,112,113,114とを含んでいる。これら静止画像バーコードおよび中間画像101〜114を時間tの経過に従って順次連続的に表示されるように組み合わせて一つの動画像バーコードが構成されている。この結果、この動画像バーコードは、例えばディスプレイの表示画面内に、6面のそれぞれに2次元バーコードが描かれた立方体が時間tの経過に伴って回転するのを1方向から見たもののように表示される。例えば中間画像107では、立方体の三つの面107a,107b,107cが表され、それらの面のそれぞれには2次元バーコードが描かれている。
【0061】
このような形態が時間的に変化する動画像バーコードによれば、単一の静止画像バーコードでは表現できない大容量の情報を記録することができる。つまり、記録すべき情報が大容量である場合、記録すべき情報を分割して複数(本例では6形態)の静止画像バーコード101,102,103,104,105,106として記録し、それらを時間的に順次表示するようにしておくのである。
【0062】
図2は、動画像バーコードのアニメーションが変化していく過程で、1フレーム内に表示される静止画像バーコードの構成を例示している。201は記録内容を表す部分としてのバーコード領域を示している。順序情報202は、この例では既存のバーコード規格で作成されたバーコードからなり、複数の静止画像バーコード内でのこの静止画像バーコードの表示順を表している。位置情報203は、この例ではRGB空間(Red(赤)、Green(緑)、Blue(青)で定められる色空間)またはHSV空間(hue(色合い)、saturation(彩度)、value(明度)で定められる色空間)などにおける色情報で示された矩形枠からなり、上記フレーム内でのバーコード領域201の表示位置(範囲)を表している。タイミング情報204は、この例では色情報で示された円形のマーカからなり、この静止画像バーコードの表示タイミングを表している。位置情報、順序情報、およびタイミング情報は、後述するバーコード読取装置が検知できるものであれば、RGB空間またはHSV空間などにおける色情報で示された枠、マーカ、音、音声、既存のバーコード規格で作成されたバーコードなどのいずれの態様もとり得る。
【0063】
図1中に示したように、静止画像バーコード101,102,103,104,105,106が表示されるフレームには、それぞれ上述のような順序情報115,116,117,118,119,120、位置情報121,122,123,124,125,126、タイミング情報127,128,129,130,131,132が付加されている。したがって、動画像バーコードが例えばディスプレイのような表示手段によって表示される際に、それらの静止画像バーコードに付加された順序情報、位置情報、タイミング情報を、後述するバーコード読取装置によって検知することができる。したがって、タイミング情報127,128,129,130,131,132に基づいて、動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを順次抽出することができる。また、位置情報121,122,123,124,125,126に基づいて、上記フレーム内に表示された静止画像バーコード(バーコード領域)を、抽出範囲を間違えることなく、精度良く抽出することができる。また、順序情報115,116,117,118,119,120に基づいて、複数の静止画像バーコードについての解析結果を正しい順序で合成することができる。これらの結果、動画像バーコードが回転や変形などの複雑な動きを伴っていても、元の情報(記録内容)を正しく取得することができる。さらに、動画像バーコードを表現する形状(ここでは立方体)を変更することで、記録すべき情報を大容量にすることができ、意匠性にも優れたバーコードを実現することができる。
【0064】
図3は、記録すべき情報から動画像バーコードを作成する二通りの仕方を示している。作成者の用途に応じて、矢印3Aで示すように、記録すべき情報(この例ではURL)302から動画像バーコード301を直接作成しても良い。また、矢印3Bで示すように、記録すべき情報(この例ではURL)302を既存のバーコード規格に基づいてコード化して複数(この例では6形態)のバーコード303、304、305、306、307、308とし、それらのバーコードから動画像バーコード301を作成しても良い。いずれにしても、このような動画像バーコード301(回転される立方体の3面301a,301b,301cが見えている。)には、元の情報302の内容が保持されている。
【0065】
さて、図4は、一実施形態のバーコード作成装置400のブロック構成を示している。このバーコード作成装置400は、概して、入力部401と、作成部402と、記憶部403と、出力部404、外部記憶装置405とを備えている。なお、以下の説明では、このバーコード作成装置400は、動画像バーコードを作成しようとする作成者が操作するものとする。
【0066】
入力部401は、CCDカメラ等からなる情報入力部406を含んでいる。情報入力部406は、作成者による操作に応じて、文字、音、音声、URLなどの記録すべき情報を入力する。また、バーコードを入力する場合は、記録すべき情報を既存のバーコード規格に基づいてコード化して作成された規格バーコードを入力する。
【0067】
作成部402は、情報分割部407と、順序情報生成部408と、バーコード変換部409と、位置情報生成部410と、タイミング情報生成部411と、操作情報生成部412と、静止画像バーコード生成部413と、動画像バーコード生成部414とを含んでいる。情報分割部407は、変換に用いる既存のバーコード規格に基づいて、一つのバーコードに表すことのできる情報量を計算し、上記情報入力部406で入力された情報量と比較して、一つのバーコードに収まらなければ上記記録すべき情報を分割する。順序情報生成部408は、上記情報分割部407によって分割された情報の各々についてその情報が全体の情報のどの部分か(表示順)を表す順序情報を作成する。バーコード変換部409は、上記情報分割部407によって分割された情報を上記既存のバーコード規格を用いてコード化する。位置情報生成部410は、バーコード変換部409によって生成されたバーコードのフレーム内での表示位置(範囲)を表す領域情報を生成する。タイミング情報生成部411は、後述する各静止画像バーコードについてその静止画像バーコードの表示タイミングを示すタイミング情報を作成する。操作情報生成部412は、上記バーコード変換部409で生成されたバーコードがデザイナブルコードである場合に、既存のバーコード規格からそのデザイナブルコードへ変換する仕方を表す操作情報を作成する。ここで「デザイナブルコード」とは、意匠性を考慮して、作成者の好みに合わせて外観(1次元バーコードや2次元バーコードのような記録形式、表現上のモチーフなどの、一見して認識される外観を意味する。)が設定されたバーコードを意味する(特願2002−000197)。この操作情報をデコードに用いれば、デザイナブルコードを規格バーコードへ戻すことができる。このデザイナブルコードのために、バーコード作成装置400にデザイナブルコードの形状や色を示した制御パラメータを入力するためのパラメータ入力部438を含む。ここで「制御パラメータ」とは、形状や色などのデザイナブルバーコードの外観を作成者が設定するためのものである。デザイナブルコードについては後に詳述する。静止画像バーコード生成部413は、上記順序情報生成部408で作成した順序情報、上記位置情報生成部410で作成した位置情報、上記タイミング情報生成部411で作成したタイミング情報、上記操作情報生成部412で作成した操作情報、上記バーコード変換部409で作成したバーコードを対応付けることで静止画像バーコードを作成する。動画像バーコード生成部414は、上記静止画像バーコード生成部413によって作成した複数の静止画像バーコードを時間的に順次表示されるように組み合わせて、動画像バーコードを作成する。さらに、動画像バーコード生成部414は、動画像バーコードの形態が時間的に連続的に変化して見えるように、それらの静止画像バーコードの間に、必要に応じて中間画像を作成して挿入する。例えば図1に示したように、組み合わされる静止画像バーコードが立方体の6面を表したものである場合、立方体を斜めから見た画像を中間画像として作成して、順次表示される静止画像バーコードの間に挿入する。
【0068】
図4中に示す記憶部403は、バーコード規格記憶部415と、最大情報量計算モジュール416と、分割モジュール417と、分割情報記憶部418と、順序情報作成モジュール419と、順序情報記憶部420と、バーコード変換モジュール421と、バーコード記憶部422と、バーコード領域検出モジュール423と、位置情報作成モジュール424と、位置情報記憶部425と、タイミング情報作成モジュール426と、タイミング情報記憶部427と、操作情報作成モジュール428と、操作情報記憶部429と、静止画像バーコード生成モジュール430と、静止画像バーコード記憶部431と、動画像バーコード生成モジュール432と、動画像バーコード記憶部433とを含む。バーコード規格記憶部415は、上記静止画像バーコード生成部413で静止画像バーコードを作成するためのバーコード規格を格納している。最大情報量計算モジュール416は、バーコード規格記憶部415に格納されているバーコード規格に基づいて、一つのバーコードに含むことができる最大の情報量を計算する実行プログラムを格納している。分割モジュール417は、上記最大情報量計算モジュールによって求められた最大情報に基づいて、上記情報入力部406で入力された記録すべき情報の分割を行う実行プログラムを格納している。分割情報記憶部418は、上記分割モジュールによって分割された上記記録すべき情報を格納する。順序情報作成モジュール419は、上記情報分割部407で分割された情報に基づいて順序情報を作成する実行プログラムを格納している。順序情報記憶部420は、上記順序情報作成モジュール419によって作成された順序情報を格納している。バーコード変換モジュール421は、上記分割情報記憶部418に格納されているそれぞれの情報を上記バーコード規格記憶部415に格納されているバーコード規格に基づいてコード化する実行プログラムを格納している。バーコード記憶部422は、上記バーコード変換モジュール421で変換されたバーコードを格納している。バーコード領域検出モジュール423は、上記バーコード記憶部422に格納されているバーコードを読み取るために最低限必要な領域を求める実行プログラムを格納している。位置情報作成モジュール424は、上記バーコード領域検出モジュール423で求められた領域情報から位置情報を作成する実行プログラムを格納している。位置情報記憶部425は、上記位置情報作成モジュール424で作成された位置情報を格納している。タイミング情報作成モジュール426は、上記バーコード記憶部422に格納されているバーコードに付加するためのタイミング情報を作成する実行プログラムを格納している。タイミング情報記憶部427は、上記タイミング情報作成モジュール426で作成されたタイミング情報を格納している。操作情報作成モジュール428は、上記バーコード変換部409がデザイナブルコードを作成する場合の既述の操作情報を作成する実行プログラムを格納している。操作情報記憶部429は、上記操作情報作成モジュール428で作成された操作情報を格納している。静止画像バーコード生成モジュール430は、上記バーコード記憶部422、上記順序情報記憶部420、上記位置情報記憶部425、上記タイミング情報記憶部427、上記操作情報記憶部429に格納されているそれぞれの情報を組み合わせることで静止画像バーコードを作成する実行プログラムを格納している。静止画像バーコード記憶部431は、上記静止画像バーコード生成モジュール430で作成された静止画像バーコードを格納している。動画像バーコード生成モジュール432は、上記静止画像バーコード記憶部431に格納されている静止画像バーコードから、必要であればそれぞれの静止画像バーコード間に存在するべき中間画像を作成して、それら時間的に組み合わせることで動画像バーコードを作成する実行プログラムを格納している。動画像バーコード記憶部433は、上記動画像バーコード生成部で作成された動画像バーコードを格納している。また、格納された上記動画像バーコードは、専用のデータ形式で格納してもよいし、MNG(Multiple−image Network Graphics)あるいはアニメーションGIF(Animated Graphics Interchange Format)等の標準的な動画形式で保存してもよいし、ウェブブラウザで閲覧できるようにHTML(Hyper Text Markup Language)等の形式で保存してもよい。
【0069】
出力部404は、ディスプレイ等からなる画面表示部434と、プリンタ等からなる印刷部435とを含んでいる。画面表示部434は、上記動画像バーコード記憶部433に記憶された動画像バーコードを画面上に表示するために用いられる。表示デバイスとしては、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタンツ)、携帯電話、時計などの液晶画面やパーソナルコンピュータ、テレビジョン受像機などのCRT(陰極線管)ディスプレイ、プラズマディスプレイなどがあげられる。表示方法としては、パーソナルコンピュータにインストールされたウェブブラウザや専用のアプリケーションプログラム等を用いることができる。また、印刷部435は、上記動画像バーコード記憶部433に記憶された動画像バーコードを用紙上に印刷するために用いられる。また、出力部404は必ずしもバーコード作成装置400に付随する必要はなく、作成した上記動画像バーコードをインターネットあるいはLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等を介して通信し、異なる表示端末上に表示することもできる。
【0070】
外部記憶装置405は、ハードディスクを駆動するハードディスクドライブ436と、記録媒体としてのCD−ROMやDVD−ROMなどのリムーバブルディスク(着脱可能ディスク)を駆動するリムーバブルディスクドライブ437とを含んでいる。上記ハードディスクには、このバーコード作成装置400の動作全体を制御するための制御プログラムが格納されている。この制御プログラムは、上記リムーバブルディスクによっても供給することができる。
【0071】
図5は、このバーコード作成装置400によって動画像バーコードを作成する方法の概略フローを示している。まず、作成者が情報入力部406を操作して、記録すべき情報を入力する(S501)。例えば、記録すべき情報として、URLそのもの、またはそのURLを既存のバーコード規格に基づいてコード化して作成された規格バーコードを与える。次に、情報分割部407は、バーコード規格記憶部415に格納されているバーコード規格に基づいて、最大情報量計算モジュール416を用いて一つのバーコードに含むことができる最大情報量を計算して、上記情報入力部406で入力された記録すべき情報が最大情報量を超えているか否かを判断する(S502)。ここで記録すべき情報が最大情報量を超えている場合は(S502でYES)、最大情報量を超えないように記録すべき情報を分割モジュール417によっていくつかに分割し、それらの分割された情報を分割情報記憶部418に格納する(S503)。なお、記録すべき情報が最大情報量を超えない場合は(S502でNO)、その記録すべき情報をバーコード変換部409でバーコード(静止画像バーコードとなる)に変換し、そのバーコードを動画像バーコード記憶部433に格納する(S504)。次に、記録すべき情報をいくつかに分割した場合において順序情報が必要であるときは(S505でYES)、後述するバーコード読取装置が正しい順序で合成を行えるように、順序情報作成部408は、上記情報分割部407で分割された情報の各々について順序情報作成モジュール419を用いて順序情報を作成し、それらの順序情報を順序情報記憶部420に格納する(S506)。例えば、記録すべき情報が5つに分割された場合は、先頭の情報から1/5,2/5,3/5,4/5,5/5と順番に順序情報をマーカあるいはバーコードの形で作成する。また、順序情報を後述するバーコード変換部409でバーコードに含めても良い。次に、バーコード変換部409は、上記情報分割部407で分割された記録すべき情報を上記バーコード規格記憶部415のバーコード規格に基づいて、バーコード変換モジュール421を用いてバーコードに変換し、変換後のバーコードをバーコード記憶部422に格納する(S507)。次に、操作情報作成部412は、上記バーコード変換部409で作成されたバーコードがデザイナブルコードである場合(S508でYES)、パラメータ入力手段によって入力された形状や色に関するパラメータから操作情報作成モジュール428を用いて操作情報(上記分割された情報からデザイナブルコードへの変換の仕方を表す)を作成し、その操作情報を操作情報記憶部429に格納する(S509)。次に、フレーム内での静止画像バーコード(特に記録内容を表すバーコード領域)の表示位置を表す位置情報が必要である場合は(S510でYES)、後述するバーコード読取装置がバーコード領域を精度良く抽出できるように、位置情報生成部410は、上記バーコード記憶部422に格納されているバーコードの位置を、バーコード領域検出モジュール423を用いて検出し、さらに、その検出された位置に基づいて位置情報作成モジュールを用いて所定の形態を持つ位置情報を作成し、その位置情報を位置情報記憶部425に格納する(S511)。例えば、位置情報は図2中に示したようにバーコード領域201を囲む矩形枠203の形で作成される。次に、静止画像バーコードの表示タイミングを表すタイミング情報が必要である場合は(S512でYES)、後述するバーコード読取装置が静止画像バーコードを順次抽出できるように、タイミング情報生成部411は上記バーコード変換部で作成されたバーコードのタイミングでタイミング情報作成モジュール426を用いてタイミング情報を作成し、タイミング情報記憶部427に格納する(S513)。次に、静止画像バーコード生成部413は、順序情報生成部408、位置情報生成部410、タイミング情報生成部411、操作情報生成部412のそれぞれで作成された場合、順序情報記憶部420、バーコード記憶部422、位置情報記憶部425、タイミング情報記憶部427、操作情報記憶部429に格納されている情報から、静止画像バーコード生成モジュール430を用いて静止画像バーコードを作成し、その静止画像バーコードを静止画像バーコード記憶部431に格納する(S514)。この静止画像バーコードは上記情報分割部407で分割された記録すべき情報すべてについて作成する。さらに、動画像バーコード生成部414は、上記静止画像バーコード記憶部431に格納されている静止画像バーコードから、動画像バーコード生成モジュール432を用いて、必要ならば各静止画像バーコードの中間画像を作成した上で、動画像バーコードを作成し、その動画像バーコードを動画像バーコード記憶部433に格納する(S515)。次に、動画像バーコード記憶部433に格納されている動画像バーコードを出力することを作成者が指示した場合は(S516でYES)、出力部404はその生成された動画像バーコードを出力する(S517)。つまり、その生成された動画像バーコードを画面表示部434によって画面上に表示し、または印刷部435によって用紙上に印刷する。
【0072】
図6は、一実施形態のバーコード読取装置600のブロック構成を示している。このバーコード読取装置600は、概して、入力部601と、処理部602と、記憶部603と、出力部604、外部記憶装置605とを備えている。なお、以下の説明では、このバーコード読取装置600は、動画像バーコードを読み取ろうとするユーザが操作するものとする。
【0073】
入力部601は、CCDカメラ等からなる動画像情報入力部606を含む。動画像情報入力部606は、ユーザの操作に応じて、動画像バーコード、位置情報、順序情報、タイミング情報を入力する。
【0074】
処理部602は、タイミング情報検出部607と、バーコード取り込み部608と、順序情報検出部609と、順序情報解析部610と、位置情報検出部611と、位置情報解析部612と、操作情報検出部613と、操作情報解析部614と、バーコード抽出部615と、バーコード解析部616と、合成部617と、実行部618とを含む。タイミング情報検出部607は、上記動画情報入力部606で取り込まれた動画像バーコードからタイミング情報を検出する。バーコード取り込み部608は、上記タイミング情報検出部607によってタイミング情報が検出されたときの静止画像バーコードの取り込みを行う。順序情報検出部609は、上記バーコード取り込み部608で取り込まれたバーコードから順序情報を抽出する。順序情報解析部610は上記順序情報検出部609によって抽出された順序情報の解析を行い、取り込まれたバーコードの情報が動画像バーコード全体の情報のうちどの部分か判断する。位置情報検出部611は、上記バーコード取り込み部608で取り込まれたバーコードから位置情報を抽出する。位置情報解析部612は上記位置情報検出部611によって抽出された位置情報の解析を行い、取り込まれたバーコードから記録された情報を解析するために必要な領域情報を取得する。操作情報検出部613は、上記バーコード取り込み部608で取り込まれたバーコードから操作情報を抽出する。操作情報解析部614は上記操作情報検出部613によって抽出された操作情報の解析を行い、デザイナブルコードからこの読取装置600が読み取ることのできるバーコードに変換するための情報を取得する。バーコード抽出部615は、上記位置情報解析部612によって解析したバーコードを読み取るために必要な領域情報に基づいて、静止画像バーコードから記録内容を表すバーコード領域を抽出する。バーコード解析部616は上記バーコード抽出部615によって抽出されたバーコードの解析を行い、記録されている情報を取得する。合成部617は、上記順序情報解析部610と、上記バーコード解析部616で解析された各静止画像バーコード情報を組み合わせて動画像バーコードに記録されている情報を作成する。実行部618は、インターネット619にアクセスする機能を有している。
【0075】
記憶部603は、タイミング情報検出モジュール620と、バーコード記憶部621と、順序情報検出モジュール622と、順序情報解析モジュール623と、順序情報記憶部624と、位置情報検出モジュール625と、位置情報解析モジュール626と、位置情報記憶部627と、操作情報検出モジュール628と、操作情報解析モジュール629と、操作情報記憶部630と、バーコード抽出モジュール631と、バーコード解析モジュール632と、静止画像バーコード情報記憶部633と、合成モジュール634と、動画像バーコード情報記憶部635とを含む。タイミング情報検出モジュール620は、上記動画像入力部606によって入力された動画像バーコードからタイミング情報を検出することができる実行プログラムを格納している。バーコード記憶部621は、上記タイミング情報検出部607でタイミング情報が検出されたときのフレームにおける静止画像バーコードを格納する。順序情報検出モジュール622は、上記バーコード記憶部621に格納された静止画像バーコードから順序情報を抽出する実行プログラムを格納している。順序情報解析モジュール623は、上記順序情報検出部609で検出された順序情報を解析する実行プログラムを格納している。順序情報記憶部624は、上記順序情報解析部610で解析された順序情報の内容を格納する。位置情報検出モジュール625は、上記バーコード記憶部621に格納された静止画像バーコードからバーコードを最低限解析するのに必要な領域情報である位置情報を抽出する実行プログラムを格納している。位置情報解析モジュール626は、上記位置情報検出部611で検出された位置情報を解析する実行プログラムを格納している。位置情報記憶部627は、上記位置情報解析モジュール626で解析された領域情報を格納している。操作情報検出モジュール628は、上記バーコード記憶部621に格納された静止画像バーコードがデザイナブルコードである場合、読取装置が読み取ることができるバーコードとデザイナブルコードの変換情報である操作情報を抽出する実行プログラムを格納している。操作情報解析モジュール629は、上記操作情報検出部628で検出された操作情報を解析する実行プログラムを格納している。操作情報記憶部630は、上記操作情報解析モジュール629で解析された操作情報を格納している。バーコード抽出モジュール631は、上記位置情報記憶部627に格納されている位置情報を用いて、上記バーコード記憶部621に格納されている静止画像バーコードから読み取ることができるバーコードを抽出する実行プログラムを格納している。バーコード解析モジュール632は、上記バーコード抽出部615で抽出されたバーコードから記録されている情報を解析する実行プログラムを格納している。静止画像バーコード情報記憶部633は、上記バーコード解析部616によって解析された各静止画像バーコード情報を格納している。合成モジュール634は、上記順序情報記憶部624に格納されている順序情報を用いて、上記静止画像バーコード情報記憶部633に格納されている各静止画像バーコード情報を動画像バーコード情報として組み合わせる実行プログラムを格納している。動画像バーコード情報記憶部635は、上記合成部617によって作成された動画像バーコード情報を格納している。
【0076】
出力部604は、ディスプレイ等からなる画面表示部636と、プリンタ等からなる印刷部637と、スピーカー等からなる音声出力部638とを含む。画面表示部636は、上記動画像バーコード情報記憶部635に記憶された動画像バーコードを画面上に表示するために用いられる。また、印刷部637は、上記動画像バーコード情報記憶部635に記憶された動画像バーコードを用紙上に印刷するために用いられる。さらに、音声出力部638は、動画像バーコードが解析完了したときに、その旨を上記合成部617を用いて音または音声等によってユーザに報知する。
【0077】
外部記憶装置605は、ハードディスクを駆動するハードディスクドライブ639と、記録媒体としてのCD−ROMやDVD−ROMなどのリムーバブルディスク(着脱可能ディスク)を駆動するリムーバブルディスクドライブ640とを含んでいる。上記ハードディスクには、このバーコード読取装置600の動作全体を制御するための制御プログラムが格納されている。この制御プログラムは、上記リムーバブルディスクによっても供給することができる。
【0078】
図7は、このバーコード読取装置600によって動画像バーコードを読み取る方法の概略フローを示している。まず、ユーザが動画像情報入力部606を操作して、画面などの対象に表示された動画像バーコードを入力する(S701)。次に、タイミング情報検出部607はタイミング情報検出モジュール620を用いてタイミング情報の検出を行い、入力される動画像バーコードにタイミング情報が含まれているか否かを判断する(S702)。入力される動画像バーコードにタイミング情報が含まれていない場合は(S702でNO)、タイミング情報を検出するまで、上記動画像情報入力部606で動画像バーコードの入力を繰り返す。一方、入力される動画像バーコードにタイミング情報が含まれている場合は(S703でYES)、バーコード取り込み部608でタイミング情報が付加されている静止画像バーコードの取り込みを行い、取りこまれた静止画像バーコードをバーコード記憶部621に格納する(S703)。次に、順序情報検出部609は、順序情報検出モジュール622を用いて上記バーコード記憶部621に格納された静止画像バーコードに順序情報が付加されているか否かを検出する(S704)。静止画像バーコードに順序情報が付加されている場合は(S704でYES)、順序情報解析部610は検出した順序情報の解析を行い、その順序情報を順序情報記憶部624に格納する(S705)。例えば、バーコード領域に対して特定の関係にある場所(例えば、右上)に特定の色(例えば赤色)で表示されている記号、文字、バーコードなどがあれば、それを順序情報であると判断する。検出された順序情報はこの例ではバーコードで表されているため、上記順序情報解析部610はバーコード規格に基づいて読み取りを行って、その順序情報の内容を取得する。さらに、位置情報検出部611は、位置情報検出モジュール625を用いて、上記バーコード記憶部621に格納された静止画像バーコードに位置情報が付加されているか否かを検出する(S706)。静止画像バーコードに位置情報が付加されている場合は(S706でYES)、位置情報解析部612は検出した位置情報の解析を行い、その位置情報を位置情報記憶部627に格納する(S707)。
【0079】
次に、操作情報検出部613は、上記バーコード記憶部621に格納された静止画像バーコードがデザイナブルコードである場合は、操作情報検出モジュール625を用いてその静止画像バーコードに操作情報が含まれているか否かを検出する(S708)。その静止画像バーコードに操作情報が含まれている場合は(S708でYES)、操作情報解析部614は検出した操作情報の解析を行い、操作情報記憶部630に格納する(S709)。次に、バーコード抽出部615は、上記位置情報記憶部627に位置情報が格納された場合は、その位置情報に基づいて、バーコード抽出モジュール631を用いてバーコードの抽出を行う(S710)。例えば、図2に示したような位置情報203はバーコード領域201を囲むような四角形で表現されているため、バーコード抽出部615は四角形の内側を切り取る形でバーコードの抽出を行う。次に、バーコード解析部616は、上記バーコード抽出部615で抽出されたバーコードの解析を行う(S711)。例えば、抽出されたバーコードがデザイナブルコードである場合は、上記操作情報記憶部630に格納されている操作情報を用いてデザイナブルコードを一旦読取装置600が読み取ることができるバーコードにデコードしてから上記バーコード解析部616で解析を行う。次に、上記バーコード解析部616で動画像バーコードに含まれるすべての静止画像バーコードを解析していない場合は(S712でNO)、再び上記動画像情報入力部606で動画像バーコードの入力を行う(S701)。そして、すべての静止画像バーコードの解析が完了した場合は(S712でYES)、合成部617は、上記順序情報記憶部624、上記静止画像バーコード情報記憶部633に格納されている順序情報、静止画像バーコードの解析結果に基づいて、合成モジュール634を用いて静止画像バーコードの解析結果を組み合わせて動画像バーコードが表す情報(記録内容)を取得し、取得された情報を動画像バーコード情報記憶部に格納する(S713)。例えば、順序情報1/2が付加された静止画像バーコードが表す情報が「バー」、順序情報2/2が付加された静止画像バーコードが表す情報が「コード」である場合は、動画像バーコードが表す情報は「バーコード」となる。さらに、上記合成部617によって動画像バーコードの解析が完了した場合(S714でYES)、音声出力部638はスピーカー等を用いて、または画面表示部636のディスプレイ等を用いて解析完了の報知を行う(S715)。ここで報知とは、読取装置からユーザーに対して画面表示、音声出力、またはバイブレーション等によって告知することである。また、動画像バーコード情報記憶部635に格納されている動画像バーコードが表す情報(記録内容)を出力することをユーザが指示した場合は(S716でYES)、出力部604はその生成された動画像バーコードが表す情報を出力する(S717)。つまり、その動画像バーコードが表す情報を画面表示部636によって画面上に表示し、または印刷部637によって用紙上に印刷する。次に、その読み取った動画像バーコードが表す情報(記録内容)に基づく処理を行うようにユーザが指示している場合は(S718でYES)、実行部618はその処理を行う(S719)。例えば、その記録内容がURLを含んでいれば、上記実行部618がインターネット619にアクセスする。そして、そのURLが示すホームページを画面表示部636によって画面上に表示する。
【0080】
また、処理時間がかかる場合などには、一つ一つの静止画像バーコードを上記バーコード記憶部619に格納して解析するのではなく、複数あるいはすべての静止画像バーコードを一旦上記バーコード記憶部619に格納してから解析することも可能である。
【0081】
次に、動画像バーコードに含まれた位置情報、順序情報、タイミング情報について詳細に説明する。
【0082】
既に述べたように、「位置情報」とは、読取装置が静止画像バーコード(特に記録内容を表すバーコード領域)を抽出できるように、フレーム内での静止画像バーコードの表示位置を示すものである。図8(a)(b)(c)(d)はそれぞれ位置情報が取り得る態様を例示している。図8(a)に示す位置情報の態様は、記録内容を表す矩形のバーコード領域811を取り囲む矩形枠801になっている。読取装置は、この矩形枠801で囲まれた内側の領域を抽出することで、バーコード領域811の記録内容(元の情報)を読み取ることができる。図8(b)に示す位置情報の態様は、記録内容を表す矩形のバーコード領域812の四隅のうち対向する二つの隅に配置された矩形の小領域802A、802Bになっている。読取装置は、二つの小領域802A、802Bの位置からバーコード領域812を取り囲む矩形枠802Cを推定し、その矩形枠802Cの内側の領域を抽出することで、バーコード領域812の記録内容(元の情報)を読み取ることができる。図8(c)に示す位置情報の態様は、記録内容を表す矩形のバーコード領域813の近傍に配置された1次元バーコード803になっている。このバーコード803は、既存のバーコード規格に基づいて、バーコード領域813の座標情報をコード化して表したものである。読取装置は、バーコード803を読み取ることでバーコード領域813を取り囲む矩形枠(図示せず)の座標を取得し、その矩形枠の内側の領域を抽出することでバーコード領域813の記録内容(元の情報)を読み取ることができる。図8(d)に示す位置情報の態様は、記録内容を表す矩形のバーコード領域814のサイズと相対関係にある矩形のマーカ804になっている。読取装置は、バーコード領域814の近傍に配置されたマーカ804を読み取ることでマーカ804のサイズと相対関係にあるバーコード領域814のサイズを認識し、そのサイズの領域を抽出することでバーコード領域813の記録内容(元の情報)を読み取ることができる。このように、読取装置は、記録内容を表す矩形のバーコード領域とともに表示された位置情報に基づいて、フレーム内に表示されたバーコード領域を、抽出範囲を間違えることなく、精度良く抽出することができる。
【0083】
なお、位置情報は、記録内容を表すバーコード領域とともに表示される場合だけなく、静止画像バーコードに音(音声を含む。)として付加されても良い。位置情報が静止画像バーコードに音として付加された場合、各静止画像バーコードが例えば表示手段によって順次表示される際に、その音(位置を表す)が発せられる。したがって、その音に基づいて、静止画像バーコードの位置(範囲)を知ることができる。このように位置情報が音からなる場合、位置情報を付加することによる静止画像バーコードの形態の複雑化を防止できる。
【0084】
また、「順序情報」とは、読取装置が静止画像バーコードを動画像バーコード全体の情報のうちどの部分のものか特定できるように、静止画像バーコードの表示順を示すものである。図9(a)(b)(c)(d)はそれぞれ順序情報が取り得る態様を例示している。これらの順序情報はいずれも対応するバーコード領域の近傍に配置されている。図9(a)に示す順序情報の態様は、表示順に伴って形状が変化するマーカ901A,901B,901Cになっている。この例では、バーコード領域911,912,913の近傍にそれぞれ○形状を持つマーカ901A、△形状を持つマーカ901B、□形状を持つマーカ901Cが並べられている。読取装置は、バーコード領域911,912,913の近傍に配置されたマーカ901A,901B,901Cの形状を解析することで、その静止画像バーコード(バーコード領域)が動画像バーコード全体のどの部分にあたるのかを特定できる。図9(b)に示す順序情報の態様は、表示順に伴って色が変化する矩形のマーカ902A,902B,902Cになっている。この例では、バーコード領域921,922,923の近傍にそれぞれ赤色のマーカ902A、黄色のマーカ902B、青色のマーカ902Cが並べられている。読取装置は、バーコード領域921,922,923の近傍に配置されたマーカ902A,902B,902Cの色を解析することで、その静止画像バーコード(バーコード領域)が動画像バーコード全体のどの部分にあたるのかを特定できる。図9(c)に示す順序情報の態様は、表示順に伴って変化する数字903A,903B,903Cになっている。この例では、バーコード領域931,932,933の近傍にそれぞれ1/3を示すマーカ903A、2/3を示すマーカ903B、3/3を示すマーカ903Cが並べられている。読取装置は、バーコード領域931,932,933の近傍に配置されたマーカ903A,903B,903Cの数字をOCR(光学式文字認識)装置等で解析することで、その静止画像バーコード(バーコード領域)が動画像バーコード全体のどの部分にあたるのかを特定できる。図9(d)に示す順序情報の態様は、表示順に伴って変化する規格バーコード(既存のバーコード規格に基づくもの)904A,904B,904Cになっている。この例では、バーコード領域941,942,943の近傍にそれぞれ1を示すバーコード904A、2を示すバーコード904B、3を示すバーコード904Cが並べられている。読取装置は、バーコード領域941,942,943の近傍に配置された規格バーコード904A,904B,904Cを既存のバーコード規格に基づいて解析することで、その静止画像バーコード(バーコード領域)が動画像バーコード全体のどの部分にあたるのかを特定できる。このように、読取装置は、記録内容を表す矩形のバーコード領域とともに表示された順序情報に基づいて、その静止画像バーコード(バーコード領域)が動画像バーコード全体のどの部分にあたるのかを特定できる。したがって、複数の静止画像バーコードについての解析結果を正しい順序で合成することができる。
【0085】
なお、順序情報は、記録内容を表すバーコード領域とともに表示される場合だけなく、静止画像バーコードに音(音声を含む。)として付加されても良い。順序情報が静止画像バーコードに音として付加された場合、各静止画像バーコードが例えば表示手段によって順次表示される際に、その音(表示順を表す)が発せられる。したがって、その音に基づいて、静止画像バーコードの表示順を知ることができる。このように順序情報が音からなる場合、順序情報を付加することによる静止画像バーコードの形態の複雑化を防止できる。
【0086】
また、「タイミング情報」とは、読取装置が動画像バーコードに含まれた静止画像バーコードを読み取るタイミングが分かるように、静止画像バーコードの表示タイミングを示すものである。図10(a)(b)はそれぞれタイミング情報が取り得る態様を例示している。これらのタイミング情報はいずれも対応するバーコード領域の近傍に配置されている。図10(a)に示すタイミング情報の態様は、同じ色情報を持つ円形のマーカ1001A,1001B,1001Cになっている。この例では、バーコード領域1011,1012,1013の近傍にそれぞれ黄色のマーカ1001A,1001B,1001Cが並べられている。読取装置は、バーコード領域1011,1012,1013の近傍に配置された黄色のマーカ1001A,1001B,1001Cを検出することで、動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを順次抽出することができる。これにより、動画像バーコードを円滑に読み取ることができる。図10(b)に示すタイミング情報の態様は、1番目のバーコード領域1021に付加されたものが順序情報を兼ねた規格バーコード1002Aになっており、2番目、3番目のバーコード領域1022,1023に付加されたものが同じ色情報(黄色)を持つ円形のマーカ1002B,1002Cになっている。読取装置は、1番目のバーコード領域1021の近傍に配置された規格バーコード1002Aを検出してそのバーコード領域1021の表示順と表示タイミングを知ることができる。したがって、1番目のバーコード領域1021を抽出することができる。その後は残りのマーカ1002B,1002Cの表示タイミングにあわせて各バーコード領域1022,1023を順次抽出することができる。
【0087】
さらに、順序情報は静止画像バーコードの内部に含めることもできる。また、タイミング情報は位置情報あるいは順序情報を読み取ることができるタイミングで表示させることで賄うことも可能である。
【0088】
なお、タイミング情報は、記録内容を表すバーコード領域とともに表示される場合だけなく、静止画像バーコードに音(音声を含む。)として付加されても良い。タイミング情報が静止画像バーコードに音として付加された場合、各静止画像バーコードが例えば表示手段によって順次表示される際に、その音が発せられる。したがって、その音に基づいて、静止画像バーコードの表示タイミング知ることができる。このようにタイミング情報が音からなる場合、タイミング情報を付加することによる静止画像バーコードの形態の複雑化を防止できる。
【0089】
また、順序情報やタイミング情報は、音(音声を含む。)が鳴る回数や音の種類で表現することもできる。動画像バーコードが画面表示部に動画として表示され、スピーカ等で順序情報を示す音が鳴らされる場合、読取装置は、例えば第1音が鳴るタイミングで動画像バーコードから静止画像バーコードを抽出し、それに続く音を順序情報として数えることでそれに続く静止画像バーコードを解析することができる。ここで、動画像バーコードの表示タイミングと読取装置の読取タイミングとがずれることで正しく静止画像バーコードを読み取ることができない場合は、第1音が鳴ってから読取装置が抽出するまで間は動画像バーコードの動きを止める、あるいはタイムラグをあらかじめ想定して音を鳴らすタイミングを早めるようにする。これにより、動画像バーコードの表示タイミングと読取装置の読取タイミングとを同期させることができる。
【0090】
次に、動画像バーコードが含む静止画像バーコードがデザイナブルコードである場合について詳細に説明する。
【0091】
例えば、動画像バーコードが含む静止画像バーコードが図12中に示すデザイナブルコード1201であり、そのデザイナブルコード1201の近傍に既存の1次元バーコードからなる操作情報1202が付加されているものとする。
【0092】
操作情報1202は、図11に示す規格バーコード1101から図12に示すデザイナブルコード1201への変換の仕方を表すものである。この例では、規格バーコード1101、デザイナブルコード1201ともに、6行6列の枡目(バーコードシンボル)を有し、各枡目に黒または白が付与された形態になっている。規格バーコード1101とデザイナブルコード1201の対応するバーコードシンボル同士を比較すると、値が異なるバーコードシンボルの座標は(0,0),(3,0),(1,1),(2,0),(2,5),(3,2),(4,1),(4,4),(5,1),(5,2)となっている。比較して抽出された座標情報に基づいて、入力された規格バーコード1101からそのサンプルへの変換の仕方を表す操作情報1202が作成される。操作情報1202は、抽出した座標情報を記憶することによって作成され、抽出した座標情報のバーコードシンボルの値を変更することを表す。すなわち、操作情報1202は既存のバーコード規格で上記座標情報をコード化したものである。
【0093】
デザイナブルコード1201を読み取る際には、デザイナブルコード1201を元の規格バーコード1101へ操作情報1202を用いてデコードする。操作情報1202が検出された場合は、その操作情報が表す座標情報に基づいてバーコードシンボルを逆に考えれば、デザイナブルコード1201から規格バーコード1101への変換を行うことができる。したがって、動画像バーコードに含まれた静止画像バーコードがデザイナブルコードであっても、元の情報(記録内容)を読み取ることができる。
【0094】
次に、動画像バーコードを作成し、読み取る一連の流れについて、具体例を挙げて詳細に説明する。
【0095】
図13(a)(b)は、動画像バーコードを作成する一連の流れを示している。この例では、作成すべき動画像バーコードに含まれる静止画像バーコード1306A,1306Bは、記録内容を表す部分として2行2列の桝目からなる矩形のバーコード領域1304A,1304Bを有するものとする。このバーコード領域1304A,1304Bは、上段の二つの枡目と、下段の二つの枡目とで、併せて二つの数字を表現することができる。上段、下段とも、左右両方の桝目が白の場合は0、左側の桝目のみ黒の場合は1、右側の桝目のみ黒の場合は2、左右両方の桝目が黒の場合は3を表す。したがって、それぞれのバーコード領域1304A,1304Bが表せる最大の情報量は、数字0,1,2,3のうちの2文字である。
【0096】
まず、バーコード作成装置400の情報入力部406によって、記録すべき情報1301として四つの数字「1,2,1,1」を入力する。このとき、入力した情報1301は一つのバーコード領域で表現できる最大の情報量を超えているため、情報分割部407によって、記録すべき情報1301を、「1,2」という前半部分1302Aと、「1,1」という後半部分1302Bとに分割する。次に、順序情報生成部408によって、「1,2」という前半部分1302Aには順序情報として数字「1/2」を表すバーコード1303Aを、「1,1」という後半部分1302Bには順序情報として数字「2/2」を表すバーコード1303Bを、それぞれ付加する。さらに、バーコード変換部409によって、「1,2」という前半部分1302Aをバーコード領域1304Aに、「1,1」という後半部分1302Bをバーコード領域1304Bに、それぞれ変換する。
【0097】
次に、位置情報生成部410およびタイミング情報生成部411によって、それぞれ位置情報、タイミング情報を作成する。この例では、位置情報は、図8(b)に示したのと同様に、それぞれ矩形のバーコード領域1304A,1304Bの対向する二つの隅に配置された矩形の小領域1303A,1305A;1303B,1305Bになっている。各一方の小領域1303A,1303Bは、バーコード領域1304A,1304Bの表示順を表す順序情報として兼用されている。さらに、これらの小領域1303A,1305A;1303B,1305Bは、バーコード領域1304A,1304Bの表示タイミングを表すタイミング情報としても兼用されている。これにより、静止画像バーコードの複雑化を防止でき、含まれる情報量を減らすことができる。
【0098】
次に、静止画像バーコード生成部413によって、バーコード領域1304Aと小領域1303A,1305Aとを組み合わせて、1フレーム内に表示される静止画像バーコード1306Aを作成するとともに、バーコード領域1304Bと小領域1303B,1305Bとを組み合わせて、1フレーム内に表示される静止画像バーコード1306Bを生成する。
【0099】
最後に、動画像バーコード生成部414によって、静止画像バーコード1306A,1306Bの形態が連続的に変化するように見せるための中間画像1307A,1307B,1307C,1307Dを生成する。そして、静止画像バーコード1306A,1306Bと中間画像1307A,1307B,1307C,1307Dとを時間的順次表示されるように組み合わせることで、図13(b)に示すような一つの動画像バーコードを生成する。
【0100】
図14は、図13で作成した動画像バーコードを読み取る一連の流れを示している。
【0101】
まず、静止画像バーコード1401の表示タイミングを表すタイミング情報として小領域1401A、1401Bを検出し、その検出したタイミングで動画像情報入力部606によって、記録内容を表すバーコード領域1401C、小領域1401A、1401Bを抽出する。次に、順序情報解析部610によって、抽出した小領域1401Aを順序情報として解析する。ここでは小領域1401Aは1次元バーコードで表現されているため、その1次元バーコードを解析して、表示順として「1/2」を得る。さらに、位置情報解析部612によって、抽出した小領域1401A、1401Bを位置情報として取得し、その位置情報に基づいてフレーム内からバーコード領域1401Cを抽出する。次に、バーコード解析部616によって、抽出したバーコード領域1401Cの内容を解析して、「1,2」という情報を取得する。
【0102】
静止画像バーコード1401に続いて表示される中間画像1402,1403は、タイミング情報としての小領域が付加されていない。したがって、動画像情報入力部606は、それらを取り込まずに見送る。
【0103】
次に、静止画像バーコード1404の表示タイミングを表すタイミング情報として小領域1404A、1404Bを検出し、その検出したタイミングで動画像情報入力部606によって、記録内容を表すバーコード領域1404C、小領域1404A、1404Bを抽出する。静止画像バーコード1401と同様にして解析を行って、静止画像バーコード1404について、表示順として「2/2」を得、さらにバーコード領域1404Cから「1,1」という情報を取得する。
【0104】
静止画像バーコード1404に続いて表示される中間画像1405,1406は、タイミング情報としての小領域が付加されていない。したがって、動画像情報入力部606は、それらを取り込まずに見送る。
【0105】
最後に、合成部617によって、取得したバーコード領域1401C,1404Cの情報を順序情報に基づいて組み合わせて、「1,2,1,1」という元の情報を得る。
【0106】
次に、動画像バーコードを送受信する通信システムについて具体例を挙げて説明する。本通信システムは、携帯電話機等の無線通信端末装置を使用して、インターネットのホームページなどのサイトにアクセスできるようにした通信システムで、動画像バーコードを送受信するように適用したものである。
【0107】
図15は、そのような通信システム全体構成を示している。本通信システムは、テレビジョン受像装置1501、インターネット受像装置1503、動画像バーコード読取装置1502を備えている。
【0108】
テレビジョン受像装置1501は、放送受信回路1505と、テレビジョン画面表示部1506とを含む。放送受信回路1505は、アンテナ1504を介してデジタル衛星放送、あるいは地上波のテレビジョン放送から映像信号および音声信号を受信する。受信した映像信号には、これまで説明したような動画像バーコードが含まれているものとする。テレビジョン画面表示部1506は、上記放送受信回路1505で受信された映像信号および音声信号を出力し、表示する。
【0109】
インターネット受像装置1502は、入力装置1507と、制御部1508と、通信インターフェース1509と、画面表示部1510とを含む。入力装置1507によればユーザがURL等を入力することができる。制御部1508は、上記入力装置1507で入力されたURLに基づいて、通信インターフェース1509を制御する。通信インターフェース1509は、インターネット1516に接続し、ホームページ等に含まれる動画像バーコードをダウンロードする。画面表示部1510は、上記インターネット1516のホームページに含まれる動画像バーコード等を表示する。
【0110】
動画像バーコード読取装置1502は、CCD等のバーコード入力部1511と、処理部1512と、操作入力部1513と、画面表示部1514と、通信制御部1515とを含む。バーコード入力部1511は、上記テレビジョン画面表示部1506あるいは上記画面表示部1510に表示された動画像バーコードを読み取る。処理部1512は、上記バーコード入力部1511で読み取ったバーコードの内容を、上記バーコード読取装置600の処理を行うことで読み取る。操作入力部1513は、バーコードの読み取り開始等のユーザに対するインターフェースである。画面表示部1514は、上記処理部1512によって読み取った動画像バーコードの読み取り結果等を表示する。通信制御部1515は、上記処理部1512によって読み取った動画像バーコードの結果に応じてインターネット1516に接続する。例えば、動画像バーコードがURLを表していれば、そのURLにアクセスする。
【0111】
以上の通信システムによって、画面上に表示される動画像バーコードに含まれるURLを取り込み、インターネットを介してそのURLにアクセスすることができる。
【0112】
【発明の効果】
以上より明らかなように、この発明のバーコード作成装置によれば、形態が時間的に変化するバーコード、つまり動画像バーコードを作成でき、記録情報量を容易に増やすことができる。
【0113】
また、この発明のバーコード読取装置によれば、そのようなバーコードを適切に読み取ることができる。
【0114】
また、この発明の動画像バーコードによれば、記録情報量を容易に増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の動画像バーコードの形態が時間的に順次変化する態様を例示する図である。
【図2】上記動画像バーコードに含まれた静止画像バーコードを例示する図である。
【図3】上記動画像バーコードを作成する方法を二通りに大別して示す図である。
【図4】この発明の一実施形態のバーコード作成装置のブロック構成を示す図である。
【図5】バーコード作成装置によるバーコード作成方法のフローを示す図である。
【図6】この発明の一実施形態のバーコード読取装置のブロック構成を示す図である。
【図7】バーコード読取装置によるバーコード読取方法のフローを示す図である。
【図8】上記静止画像バーコードに付加される位置情報の様々な態様を例示する図である。
【図9】上記静止画像バーコードに付加される順序情報の様々な態様を例示する図である。
【図10】上記静止画像バーコードに付加されるタイミング情報の態様を例示する図である。
【図11】デザイナブルコードに変換される規格バーコードを例示する図である。
【図12】上記規格バーコードから作成された円形のデザイナブルコードを操作情報とともに例示する図である。
【図13】上記バーコード作成装置により記録すべき情報から動画像バーコードを作成する一連の過程を示す図である。
【図14】上記バーコード読取装置により動画像バーコードから記録された情報を読み取る一連の過程を示す図である。
【図15】動画像バーコードを送受信する通信システムのブロック構成を示す図である。
【符号の説明】
101,102,103,104,105,106,1306A,1306B,1401,1404 静止画像バーコード
107,108,109,110,111,112,113,114,1307A,1307B,1307C,1307D,1402,1403,1405,1406 中間画像
115,116,117,118,119,120,202 順序情報
121,122,123,124,125,126,203 位置情報
127,128,129,130,131,132,204 タイミング情報
400 バーコード作成装置
600 バーコード読取装置
801 矩形枠
802A,802B 小領域
803 1次元バーコード
804,902A,902B,902C 矩形のマーカ
901A,901B,901C,903A,903B,903C マーカ
904A,904B,904C,1002A 規格バーコード
1001A,1001B,1001C,1002B,1002C 円形のマーカ

Claims (13)

  1. 記録すべき情報を入力するための情報入力手段と、
    上記情報入力手段によって入力された情報を変換して、それぞれ1画面内に表示される形態を持つ複数の静止画像バーコードを得る静止画像バーコード生成手段と、
    上記複数の静止画像バーコードを時間的に順次表示されるように組み合わせて、形態が時間的に変化する動画像バーコードとする動画像バーコード生成手段を備えたバーコード作成装置。
  2. 請求項1に記載のバーコード作成装置において、
    上記情報入力手段によって入力された情報を、1画面内に表示可能な情報量になるように複数に分割する情報分割手段を備え、
    上記静止画像バーコード生成手段は、上記情報分割手段によって分割された情報をそれぞれ上記静止画像バーコードへ変換することを特徴とするバーコード作成装置。
  3. 請求項1に記載のバーコード作成装置において、
    上記画面内での静止画像バーコードの表示位置を示す位置情報を、その静止画像バーコードに付加されるように生成する位置情報生成手段を備えたことを特徴とするバーコード作成装置。
  4. 請求項1に記載のバーコード作成装置において、
    上記静止画像バーコードの表示順を示す順序情報を、その静止画像バーコードに付加されるように生成する順序情報生成手段を備えたことを特徴とするバーコード作成装置。
  5. 請求項1に記載のバーコード作成装置において、
    上記静止画像バーコードの表示タイミングを示すタイミング情報を、その静止画像バーコードに付加されるように生成するタイミング情報生成手段を備えたことを特徴とするバーコード作成装置。
  6. 請求項1に記載のバーコード作成装置において、
    上記静止画像バーコードの外観を設定する制御パラメータを入力するための制御パラメータ入力手段と、
    上記情報入力手段によって入力された情報を、上記制御パラメータに応じて外観が設定されたバーコードへ変換する仕方を表す操作情報を作成する操作情報作成手段とを備え、
    上記静止画像バーコード生成手段は、上記操作情報に応じて、その操作情報を含む上記外観が設定された静止画像バーコードを生成することを特徴とするバーコード作成装置。
  7. 請求項1に記載のバーコード作成装置によって作成された動画像バーコードを読み取るバーコード読取装置であって、
    上記動画像バーコードを入力する動画像バーコード入力手段と、
    上記動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを抽出する静止画像バーコード抽出手段と、
    上記複数の静止画像バーコードをそれぞれ解析して読み取る静止画像バーコード解析手段を備えたことを特徴とするバーコード読取装置。
  8. 請求項7に記載のバーコード読取装置において、
    上記静止画像バーコード解析手段による上記複数の静止画像バーコードについての解析結果を合成する合成手段を備えたことを特徴とするバーコード読取装置。
  9. 請求項7に記載のバーコード読取装置において、
    1画面内に上記静止画像バーコードとともに表示されたその静止画像バーコードの表示位置を示す位置情報を読み取る位置情報読取手段を備え、
    上記静止画像バーコード抽出手段は、上記位置情報読取手段が読み取った位置情報に基づいて、上記画面内に表示された静止画像バーコードを抽出することを特徴とするバーコード読取装置。
  10. 請求項8に記載のバーコード読取装置において、
    上記静止画像バーコードに付加されたその静止画像バーコードの表示順を示す順序情報を検知する順序情報検知手段を備え、
    上記合成手段は、上記順序情報検知手段が検出した順序情報に基づいて、上記静止画像バーコード解析手段による上記複数の静止画像バーコードについての解析結果を合成することを特徴とするバーコード読取装置。
  11. 請求項7に記載のバーコード読取装置において、
    上記静止画像バーコードに付加されたその静止画像バーコードの表示タイミングを示すタイミング情報を検知するタイミング情報検知手段を備え、
    上記静止画像バーコード抽出手段は、上記タイミング情報検知手段によって検知されたタイミング情報に基づいて、上記動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを順次抽出することを特徴とするバーコード読取装置。
  12. 請求項6に記載のバーコード作成装置によって作成された動画像バーコードを読み取るバーコード読取装置であって、
    上記動画像バーコードを入力する動画像バーコード入力手段と、
    上記動画像バーコード内に含まれた複数の静止画像バーコードを抽出する静止画像バーコード抽出手段と、
    上記静止画像バーコードに含まれた上記操作情報を検知する操作情報検知手段と、
    上記静止画像バーコードを上記操作情報に基づいて読み取る静止画像バーコード解析手段を備えたことを特徴とするバーコード読取装置。
  13. 1画面内に表示される形態を持つ複数の静止画像バーコードが、時間的に順次表示されるように組み合わされた、形態が時間的に変化する動画像バーコード。
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