JP4784552B2 - デジタル複合機 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル複合機に係り、さらに詳しくは、読取画像上に付加領域を指定して2次元バーコードなどのシンボル画像を埋め込むことが可能なデジタル複合機の改良に関する。
スキャナで原稿から読み取った読取画像に対して、ユーザが指定した指定情報を符号化して埋め込むことが可能なデジタル複合機が従来から知られている(例えば、特許文献1)。この様なデジタル複合機では、ユーザ名や日付などの文字又は記号からなる文字列が指定情報として指定され、その様な指定情報が光学読み取り可能なように符号化されてシンボル画像が生成される。このシンボル画像は、2値のピクセルデータからなり、画面表示し、或いは、用紙に印刷した際に目立たないように、透明色を背景色とし、視覚的に認識しづらい単一色、例えば、黄色のピクセルで構成される。つまり、ユーザは、シンボル画像が埋め込まれた合成画像の画面表示や合成画像が印刷された用紙を見て、シンボル画像が埋め込まれていることを認識するのは困難である。この様なシンボル画像は、例えば、ユーザが指定した付加領域内に埋め込まれる。
従来のデジタル複合機では、読取画像に文字列を符号化したシンボル画像を埋め込むための付加領域を指定する際に、既にシンボル画像が埋め込まれている領域を付加領域に指定してしまう場合があるという問題があった。既にシンボル画像が埋め込まれている領域を付加領域に指定してシンボル画像を埋め込んでしまうと、既に埋め込まれていたシンボル画像が新たに埋め込んだシンボル画像と同色である場合、合成画像からシンボル画像を抽出する際の抽出精度が低下してしまう。さらに、既に埋め込まれていたシンボル画像が新たに埋め込んだシンボル画像と同色かつ同一方式で符号化された画像である場合には、合成画像からシンボル画像を正しく抽出することができなくなってしまう。
特開2004−343780号公報
上述した通り、従来のデジタル複合機では、読取画像にユーザが指定した指定情報を符号化したシンボル画像を埋め込むための付加領域を指定する際に、既にシンボル画像が埋め込まれている領域を付加領域に指定してしまう場合があるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、読取画像にユーザが指定した指定情報を符号化したシンボル画像を埋め込むための付加領域を指定する際の利便性を向上させたデジタル複合機を提供することを目的としている。特に、これから埋め込もうとするシンボル画像と同色かつ同一方式で符号化されたシンボル画像が埋め込まれている領域を付加領域に指定してしまうのを抑制することができるデジタル複合機を提供することを目的としている。
第1の本発明によるデジタル複合機は、原稿の光学読み取りにより、読取画像を生成する画像読取手段と、上記読取画像を画面表示する表示手段と、ユーザが指定した指定情報を符号化してシンボル画像を生成する符号化手段と、ユーザ操作に基づいて、上記読取画像に上記シンボル画像を埋め込むための付加領域を指定する領域指定手段と、上記付加領域内に上記シンボル画像を埋め込んで合成画像を生成する画像合成手段とを有するデジタル複合機であって、上記読取画像を復号し、この復号結果に基づいて上記シンボル画像と同色かつ同一方式で符号化された埋め込み画像を上記読取画像から抽出する画像抽出手段と、上記画像抽出手段による抽出結果に基づいて、上記付加領域に指定可能な許可領域を定める領域判定手段とを備え、上記表示手段が、上記領域判定手段により定められた許可領域を上記読取画像上に表示するように構成される。
このデジタル複合機では、読取画像にシンボル画像を埋め込むための付加領域に指定可能な許可領域が定められ、読取画像上に表示される。その際、ユーザが指定した指定情報を符号化して生成されるシンボル画像と同色かつ同一方式で符号化された埋め込み画像が読取画像から抽出され、その抽出結果に基づいて許可領域が定められる。この様な構成により、埋め込み画像の抽出結果に基づいて許可領域が自動的に定められ、読取画像上に表示されるので、これから埋め込もうとするシンボル画像と同色かつ同一方式で符号化されたシンボル画像が埋め込み画像として埋め込まれている領域を付加領域に指定してしまうのを抑制することができる。
第2の本発明によるデジタル複合機は、上記構成に加え、上記符号化手段が、透明色を背景色とし、視覚的に認識しづらい単一色のピクセルで構成される画像を上記シンボル画像として生成し、上記画像合成手段が、上記単一色のピクセルについて読取画像にシンボル画像を上書きすることにより、読取画像にシンボル画像を埋め込むように構成される。このデジタル複合機では、透明色を背景色とする視覚的に認識しづらい単一色のピクセルで構成される画像がシンボル画像として生成され、上書きによりシンボル画像が読取画像に埋め込まれる。この様な構成によれば、シンボル画像と同色かつ同一方式で符号化された埋め込み画像が抽出されるので、埋め込み画像が視覚的に認識しづらい単一色のピクセルで構成されている場合であっても、埋め込み画像を正しく抽出することができる。
第3の本発明によるデジタル複合機は、上記構成に加え、上記画像合成手段が、上記付加領域及び上記シンボル画像を比較する比較手段と、上記比較手段による比較結果に基づいて、上記付加領域内に1又は2以上の上記シンボル画像を繰り返し配置するシンボル画像配置手段とを有するように構成される。この様な構成によれば、付加領域及びシンボル画像の比較結果に基づいて、付加領域内に1又は2以上のシンボル画像が自動的に繰り返し配置されるので、ユーザは、付加領域を指定するだけで、付加領域内に複数のシンボル画像が埋め込まれた合成画像を得ることができる。
第4の本発明によるデジタル複合機は、上記構成に加え、同一の読取画像に対して2以上の付加領域が指定された場合に、これらの付加領域間に重複領域が存在するか否かを判別する重複判別手段を備え、上記表示手段が、上記重複判別手段による判別結果を表示するように構成される。この様な構成によれば、同一の読取画像に対して新たに付加領域を指定した場合に、先に指定された付加領域に対して重複領域が存在するか否かが判別され、その判別結果が表示される。このため、ユーザは、重複することなく付加領域を指定することができる。
第5の本発明によるデジタル複合機は、上記構成に加え、上記表示手段が、上記読取画像及び上記合成画像を同一画面上に表示するように構成される。この様な構成によれば、読取画像と、シンボル画像を埋め込んで生成された合成画像とが同一画面上に表示されるので、両画像を容易に見比べることができる。
本発明によるデジタル複合機によれば、埋め込み画像の抽出結果に基づいて許可領域が自動的に定められ、読取画像上に表示されるので、これから埋め込もうとするシンボル画像と同色かつ同一方式で符号化されたシンボル画像が埋め込み画像として埋め込まれている領域を付加領域に指定してしまうのを抑制することができる。従って、読取画像にユーザが指定した指定情報を符号化したシンボル画像を埋め込むための付加領域を指定する際の利便性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態によるデジタル複合機の一例を示した斜視図であり、読取画像の表示可能なデジタル複合機1の外観が示されている。このデジタル複合機1は、スキャナ機能及びプリンタ機能を有するファクシミリ装置であり、装置筐体に設けられた操作パネル11上に、複数の入力キー12及び操作表示部13が配置されている。
各入力キー12は、電話番号などを入力するための操作入力手段であり、例えば、テンキー、スタートキーからなる。操作表示部13は、操作情報や画像データを表示するための表示装置と、表示画面上に配置されるタッチパネルからなる。表示装置は、例えば、矩形形状の表示画面を有するLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)からなる。
図2は、図1のデジタル複合機1の概略構成の一例を示したブロック図である。このデジタル複合機1は、画像読取部2、印刷部3、通信部4、制御部5、メモリ6及び操作表示部13により構成される。画像読取部2は、原稿の光学読み取りにより、読取画像を生成する光学式読取手段であり、ピクセルデータからなる画像データが読取画像として生成される。例えば、原稿に光を照射し、その照射光を走査させることにより、読取画像が読み取られる。
読取画像として、RGBの色成分ごとの強度データからなるピクセルデータが生成され、ここでは、そのピクセルデータをRGBから輝度又は明度成分(Y)と、色差又は彩度成分(Cb及びCr)からなるYCbCrに変換して出力されるものとする。
制御部5は、画像読取部2からの画像データをJPEGなどの所定の画像圧縮方式で圧縮し、その圧縮データをメモリ6内に格納する動作を行っている。メモリ6は、制御プログラムなどが格納されているROM(Read Only Memory)、圧縮データを保持するRAM(Random Access Memory)からなる。
印刷部3は、制御部5からの画像データに基づいて画像を用紙に印刷する画像の出力装置である。制御部5では、必要に応じて圧縮データを伸張し、伸張後の画像データを印刷部3へ出力する動作が行われる。
通信部4は、電話回線を介して画像データを送受信する動作を行っている。制御部5では、メモリ6から読み出した圧縮データを送信データとして通信部4へ出力し、通信部4からの受信データをメモリ6内に格納する動作が行われる。操作表示部13は、矩形形状の表示画面を有するLCD13aと、タッチパネル13bからなるユーザインターフェースである。
LCD13aの表示画面上には、画像読取部2により生成された画像データや、通信部4が受信した画像データがユーザ操作に基づいて表示される。タッチパネル13bは、ユーザ操作を検知し、操作位置に応じた所定の操作入力データを生成する操作入力手段である。
制御部5では、タッチパネル13bからの操作入力データに基づいてメモリ6から圧縮データを読み出して伸張し、伸張後の画像データをよりピクセル数の小さな画像データに縮小してLCD13aへ出力する動作が行われる。例えば、原稿から画像データを読み取った際や、画像データを受信した際に、画像データが表示される。また、画像データを印刷する際や、画像データを送信する際に、画像データがプレビュー表示される。
図3は、図2のデジタル複合機1の要部における構成例を示したブロック図であり、制御部5内の機能構成の一例が示されている。この制御部5は、JPEG処理部21、画像抽出部24、領域判定部25、画像縮小処理部26、符号化処理部27、領域指定部28、画像合成部29、色変換部30及び重複判別部31により構成される。JPEG処理部21は、画像データをJPEG方式で圧縮及び伸張する画像処理手段であり、データ圧縮部22及びデータ伸張部23からなる。
画像データは、データ圧縮部22により圧縮データに変換され、メモリ6内に格納される。画像データの圧縮処理は、ピクセル間の統計演算などによってデータ量を減少させる処理である。メモリ6内の圧縮データは、データ伸張部23により伸張され、伸張後の画像データが、印刷用画像データとして印刷部3へ出力され、或いは、画像抽出部24、画像縮小処理部26及び画像合成部29へ出力される。ここでは、プレビュー表示のためのユーザ操作に基づいて、圧縮データの伸張処理が行われるものとする。
画像縮小処理部26は、データ伸張部23からの画像データのピクセル数を減少させ、表示用画像データを生成する処理を行っている。ここでは、画像データの縮小処理として、フレーム内のピクセルデータを単純に間引く間引き処理、或いは、隣接画素のピクセルデータについて平均値を求めて間引くフィルタ処理などが行われるものとする。
画像縮小処理部26により生成された表示用画像データは、操作表示部13のLCD13aへ出力され、表示画面上に表示される。
符号化処理部27は、ユーザが指定した指定情報を符号化(エンコード)し、シンボル画像を生成する処理を行っている。符号化の対象とする指定情報としては、例えば、文字又は記号からなる文字列が指定される。具体的には、読取原稿の識別情報、利用者名、日付、読取装置の識別情報などがこの様な指定情報として考えられる。
シンボル画像は、光学読取可能な画像データであり、例えば、2値のピクセルデータからなる。具体的には、QRコードなどの2次元バーコードがシンボル画像として生成される。QR(Quick Response)コードは、小さな正方形の点を縦横同じ数だけ並べて構成されるマトリックス型の2次元コードである。
ここでは、画面表示し、或いは、用紙に印刷した場合に、透明色を背景色とし、視覚的に認識しづらい単一色、例えば、黄色のピクセルで構成される画像がシンボル画像として生成されるものとする。符号化処理部27により生成されたシンボル画像は、画像合成部29へ出力される。
領域指定部28は、ユーザ操作に基づいて、読取画像にシンボル画像を埋め込むための付加領域を指定する動作を行っている。具体的には、付加領域を指定した領域指定情報が生成され、画像合成部29及び色変換部30へ出力される。
画像合成部29は、領域指定部28からの領域指定情報に基づいて、付加領域内にシンボル画像を埋め込んで合成画像を生成する処理を行っている。例えば、シンボル画像における透明色のピクセルと、シンボル画像が埋め込まれる領域以外のピクセルとについて、読取画像のピクセルデータを用い、単一色のピクセルについては、読取画像にシンボル画像を上書きすることにより、読取画像にシンボル画像が埋め込まれる。
色変換部30は、領域指定部28により指定された付加領域を表示画面上でフォーカシングするために、領域指定情報に基づいて読取画像におけるYCbCr成分を変換し、付加領域データを生成する動作を行っている。
具体的には、読取画像が全体的に明るい場合、付加領域について、輝度成分Yを一定値だけ小さくし、色差成分Cb及びCrをそれぞれ一定値だけ大きくすることにより、付加領域の画面表示を濃くすることができる。また、読取画像が全体的に暗い場合には、付加領域について、輝度成分Yを一定値だけ大きくし、色差成分Cb及びCrをそれぞれ一定値だけ小さくすることにより、付加領域の画面表示を薄くすることができる。
重複判別部31は、同一の読取画像に対して複数の付加領域が指定された場合に、これらの付加領域間に重複領域が存在するか否かを判別する動作を行っている。例えば、同一の読取画像に対して新たに付加領域を指定した際、先に指定された付加領域に対して重複領域が存在すると、重複エラーが判別結果として出力される。
画像抽出部24は、読取画像を復号し、この復号結果に基づいて符号化処理部27により生成されるシンボル画像と同色かつ同一方式で符号化された埋め込み画像を読取画像から抽出する処理を行っている。例えば、データ伸張部23からの画像データについて、シンボル画像と同色のピクセル、すなわち、黄色のピクセルを抽出して復号し、その復号結果に基づいて埋め込み画像が抽出される。
具体的には、読取画像から抽出された同色ピクセルからなる画像について、処理対象とする領域を異ならせながら復号(デコード)処理を繰り返し、サムチェックなどの所定の誤り検出方法を用いて復号エラーの有無が判別される。そして、復号エラー無しの場合は、埋め込み画像が正しく抽出されたと判定される。一方、復号エラー有りの場合には、埋め込み画像が正しく抽出されなかったと判定される。この様にして、復号エラー無しと判定された領域が同色ピクセルからなる画像内に存在すれば、当該領域に埋め込み画像が埋め込まれていたと判断される。つまり、埋め込み画像は、読取画像から同色ピクセルを抽出するとともに、抽出された同色ピクセルからなる画像について処理対象とする領域を異ならせながら復号処理を繰り返し、復号エラー無しと判定された領域が存在する場合に当該領域が埋め込み画像として抽出される。
この画像抽出部24では、読取画像に埋め込まれた埋め込み画像を抽出する場合において、復号可能な方式で符号化されたシンボル画像が埋め込み画像として抽出される。また、読取画像から埋め込み画像を抽出する際の復号処理は、文字列などの指定情報を光学読み取り可能なように符号化してシンボル画像を得るのとは逆の処理であって、画像データから文字列などの情報を得るための処理のことである。従って、ここでいう復号処理は、画像データの伸張処理とは異なる処理である。
領域判定部25は、画像抽出部24による抽出結果に基づいて、付加領域に指定可能な領域として許可領域を定める動作を行っている。領域判定部25による領域判定情報は、許可領域データとして操作表示部13のLCD13aへ出力される。
操作表示部13のLCD13aでは、領域判定部25により定められた許可領域が読取画像上に表示される。ユーザは、許可領域の表示を見て、付加領域を定めることとなる。その際、同一の読取画像に対して複数の付加領域を指定する場合には、重複判別部31による判別結果が表示される。
この様にして指定された付加領域に対して、シンボル画像が埋め込まれ、合成画像が生成される。その際、合成画像は、読取画像と共に同一画面上に表示される。
図4は、図3の制御部5における画像合成部29の構成例を示したブロック図である。この画像合成部29は、比較部29a、シンボル画像配置部29b及び埋め込み処理部29cからなり、領域指定部28からの付加領域指定情報に基づいて、読取画像上の付加領域内にシンボル画像を埋め込んで合成画像データを生成する動作が行われる。
比較部29aは、領域指定部28により付加領域が指定された場合に、符号化処理部27からのシンボル画像データと、領域指定部28からの付加領域指定情報に基づいて、付加領域及びシンボル画像を比較する動作を行っている。例えば、付加領域の領域サイズと、シンボル画像の画像サイズとが比較され、その比較結果が出力される。
シンボル画像配置部29bは、比較部29aによる比較結果に基づいて、付加領域内に1又は2以上のシンボル画像を繰り返し配置する動作を行っている。埋め込み処理部29cは、シンボル画像配置部29bによって繰り返し配置されたシンボル画像を読取画像に埋め込んで合成画像データを生成する処理を行っている。
付加領域内にシンボル画像を繰り返し配置して合成画像を生成することにより、合成画像からシンボル画像を抽出して復号する際の復号精度を向上させることができる。
図5は、図2のデジタル複合機1における動作の一例を示した図であり、画像読取部2により生成された読取画像A1が示されている。この読取画像A1は、カラー印刷された原稿から光学読み取りによって得られた画像データであり、縦長の画像内に領域A11〜A13が形成されている。これらの領域A11〜A13は、写真などが印刷されている領域であり、領域A11は、左上段に配置され、領域A12は、右上段に配置され、領域A13は、下段に配置されている。
この様な読取画像A1が、ユーザ操作に基づいて、印刷され、或いは、プレビュー表示される。読取画像A1をプレビュー表示する際には、読取画像A1がLCD13aの画面サイズに合わせてよりピクセル数の小さな画像データに変換され、表示用画像データが生成される。また、読取画像A1にユーザが指定した文字列を符号化したシンボル画像を埋め込む際には、読取画像A1を解析して埋め込み画像が抽出され、その抽出結果に基づいて許可領域が定められる。
図6は、図2のデジタル複合機1における動作の一例を示した図であり、領域判定部25により定められた読取画像A1内の許可領域B2が示されている。読取画像A1は、画像抽出部24により処理され、符号化処理部27により生成されるシンボル画像と同色かつ同一方式で符号化された埋め込み画像B1が読取画像A1内に存在する場合に、埋め込み画像B1が抽出される。この例では、読取画像A1の領域A13内に埋め込み画像B1が埋め込まれている。
領域判定部25では、この様な読取画像A1に対して、付加領域として指定可能な領域、すなわち、シンボル画像の埋め込み可能な領域が許可領域B2として定められる。具体的には、埋め込み画像B1と重複しない読取画像A1内の領域が許可領域B2として定められる。この例では、許可領域B2に領域A11及びA12が含まれている。
この様にして定められた読取画像A1上の許可領域B2は、例えば、付加領域の設定画面として画面表示され、ユーザが付加領域を定める際に参照される。この例では、許可領域B2の輪郭を示す境界線が表示されている。
図7は、図2のデジタル複合機1における動作の一例を示した図であり、領域指定部28により指定された読取画像A2上の付加領域B3が示されている。領域指定部28では、ユーザ操作に基づいて、読取画像A2上に付加領域B3を指定する動作が行われる。ユーザは、許可領域B2の画面表示を見て、付加領域B3を定めることとなる。
付加領域B3は、例えば、矩形形状の領域からなり、対角線上の2つの頂点を指定することにより定められる。具体的には、左上の頂点と、右下の頂点の位置座標を指定し、或いは、タッチパネル13b上で位置を指定することにより定められる。この例では、読取画像A2上の領域A11内に付加領域B3が指定されている。
この様にして定められた付加領域B3は、濃度を他の領域よりも濃くして表示され、或いは、薄くして表示される。また、付加領域B3は、読取画像A2内に埋め込もうとするシンボル画像ごとに指定することができる。同一の読取画像A2に対して複数の付加領域B3を指定する場合には、付加領域間に重複領域が存在するか否かが判別され、重複領域が存在する場合には、重複エラーが出力される。
図8は、図2のデジタル複合機1における動作の一例を示した図であり、付加領域B31及びB32間に重複領域Cが存在する場合が示されている。同一の読取画像A2に対して複数の付加領域B31,B32が指定された場合に、重複領域Cが存在すると、重複エラーが出力される。例えば、重複エラーを示すメッセージが画面表示され、付加領域の変更をユーザに促す動作が行われる。
図9は、図2のデジタル複合機1における動作の一例を示した図であり、画像合成部29により読取画像上の付加領域D1内に埋め込まれた複数のシンボル画像D2が示されている。領域指定部28により付加領域D1が指定された場合に、付加領域D1と、シンボル画像D2とが比較され、その比較結果に基づいて、付加領域D1内に同一のシンボル画像D2が繰り返し配置される。
この例では、横長の矩形形状の付加領域D1内に、正方形形状のシンボル画像D2が8個配置されている。具体的には、シンボル画像D2を左右方向に4個並べたシンボル画像D2の列が、上下に2段形成されている。この様に同一のシンボル画像D2を繰り返し配置して合成画像を生成することにより、合成画像からシンボル画像D2を抽出して復号する際の抽出精度及び復号精度を向上させることができる。
図10は、図2のデジタル複合機1における動作の一例を示した図であり、読取画像42及び合成画像43が表示されたプレビュー画面41が示されている。このプレビュー画面41は、合成画像データを出力する際にLCD13a上に表示される画面表示である。
プレビュー画面41では、原稿から光学読み取りによって得られた読取画像42と、その読取画像42にシンボル画像を埋め込んで得られた合成画像43とがそれぞれ所定の表示領域内に表示されている。
読取画像42及び合成画像43は、いずれも画像の全部又は一部が表示される。ここでは、画像から切り出された付加領域について、読取画像42及び合成画像43が表示されるものとする。また、ユーザ指定の付加領域が画面サイズに比べて比較的に大きい場合には、縮小して表示される。
読取画像42と、シンボル画像を埋め込んで生成された合成画像43とを同一画面上に表示することにより、両画像を容易に見比べることができる。
プレビュー画面41内には、付加領域を変更するための領域変更ボタン44が配置されている。付加領域の位置やサイズを変更する際には、領域変更ボタン44を操作することにより、付加領域の設定画面に戻ることができる。
図11のステップS101〜S112は、図2のデジタル複合機1におけるコード埋め込み時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、画像抽出部24は、符号化処理部27により生成されるシンボル画像と同色のピクセルを読取画像から抽出する(ステップS101)。
画像抽出部24は、読取画像から抽出した同色ピクセルからなる画像について、処理対象とする領域を異ならせながら復号処理を繰り返し、復号エラーの有無を判定する。そして、復号エラー無しと判定された領域が画像内に存在すれば、当該領域にシンボル画像と同一方式で符号化された埋め込み画像が埋め込まれていたと判断される。この様に、読取画像から同色ピクセルを抽出し、そして、同色ピクセルからなる画像を復号して復号エラーの有無を判定することにより、埋め込み画像が抽出される(ステップS102)。
領域判定部25は、埋め込み画像の抽出結果に基づいて、付加領域に指定可能な領域の有無を判別し、その判別結果に基づいて許可領域を定める(ステップS103)。
付加領域に指定可能な領域がある場合、許可領域が表示される(ステップS104)。一方、付加領域に指定可能な領域がない場合には、シンボル画像の埋め込み不可が出力され、この処理は終了する(ステップS112)。
次に、領域指定部28は、ユーザ操作に基づいて、付加領域を指定した領域指定情報を生成する(ステップS105)。重複判別部31は、同一の読取画像に対して複数の付加領域が指定された場合に、領域指定情報に基づいて、付加領域間に重複領域が存在するか否かを判別する(ステップS106)。
このとき、付加領域間に重複領域が存在する場合、重複エラーが出力され、そして、付加領域の変更が指示されれば、ステップS105からの処理手順が繰り返される(ステップS110,S111)。付加領域の変更が指示されなければ、シンボル画像の埋め込み不可が出力され、この処理は終了する(ステップS112)。
付加領域間に重複領域が存在しない場合には、各付加領域について、合成画像が生成され、読取画像と共に画面表示される(ステップS107,S108)。このとき、付加領域の変更が指示されれば、ステップS105からの処理手順が繰り返される。ステップS105からステップS108までの処理手順は、付加領域の指定が終了するまで繰り返され、付加領域の指定が終了すると、この処理は終了する(ステップS109)。
本実施の形態によれば、埋め込み画像の抽出結果に基づいて許可領域が自動的に定められ、読取画像上に表示されるので、これから埋め込もうとするシンボル画像と同色かつ同一方式で符号化されたシンボル画像が埋め込み画像として埋め込まれている領域を付加領域に指定してしまうのを抑制することができる。また、シンボル画像と同色かつ同一方式で符号化された埋め込み画像が抽出されるので、埋め込み画像が視覚的に認識しづらい単一色のピクセルで構成されている場合であっても、埋め込み画像を正しく抽出することができる。
さらに、付加領域及びシンボル画像の比較結果に基づいて、付加領域内に1又は2以上のシンボル画像が自動的に繰り返し配置されるので、ユーザは、付加領域を指定するだけで、付加領域内に複数のシンボル画像が埋め込まれた合成画像を得ることができる。また、同一の読取画像に対して新たに付加領域を指定した場合に、先に指定された付加領域に対して重複領域が存在するか否かが判別され、その判別結果が表示されるので、ユーザは、重複することなく付加領域を指定することができる。
なお、本実施の形態では、同一の読取画像に対して複数の付加領域を指定する際に付加領域間に重複領域が存在するか否かが判別される場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、付加領域が指定された場合に、ユーザが読取画像に対して定めた付加領域と、当該読取画像から抽出された埋め込み画像との間に重複領域が存在するか否かを判別し、その判別結果を表示しても良い。
また、本実施の形態では、許可領域や合成画像がLCD13a上にプレビュー表示される場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、領域判定部25により定められた許可領域を用紙に印刷し、或いは、画像合成部29により生成された合成画像を読取画像と共に用紙に印刷しても良い。
本発明の実施の形態によるデジタル複合機の一例を示した斜視図であり、読取画像の表示可能なデジタル複合機1の外観が示されている。 図1のデジタル複合機1の概略構成の一例を示したブロック図である。 図2のデジタル複合機1の要部における構成例を示したブロック図であり、制御部5内の機能構成の一例が示されている。 図3の制御部5における画像合成部29の構成例を示したブロック図である。 図2のデジタル複合機1における動作の一例を示した図であり、画像読取部2により生成された読取画像A1が示されている。 図2のデジタル複合機1における動作の一例を示した図であり、領域判定部25により定められた読取画像A1内の許可領域B2が示されている。 図2のデジタル複合機1における動作の一例を示した図であり、領域指定部28により指定された読取画像A2上の付加領域B3が示されている。 図2のデジタル複合機1における動作の一例を示した図であり、付加領域B31及びB32間に重複領域Cが存在する場合が示されている。 図2のデジタル複合機1における動作の一例を示した図であり、読取画像上の付加領域D1内に埋め込まれた複数のシンボル画像D2が示されている。 図2のデジタル複合機1における動作の一例を示した図であり、読取画像42及び合成画像43が表示されたプレビュー画面41が示されている。 図2のデジタル複合機1におけるコード埋め込み時の動作の一例を示したフローチャートである。
符号の説明
1 デジタル複合機
2 画像読取部
3 印刷部
4 通信部
5 制御部
6 メモリ
11 操作パネル
12 入力キー
13 操作表示部
13a LCD
13b タッチパネル
21 JPEG処理部
22 データ圧縮部
23 データ伸張部
24 画像抽出部
25 領域判定部
26 画像縮小処理部
27 符号化処理部
28 領域指定部
29 画像合成部
29a 比較部
29b シンボル画像配置部
29c 埋め込み処理部
30 色変換部
31 重複判別部
A1,A2 読取画像
B1 埋め込み画像
B2 許可領域
B3 付加領域
C 重複領域
D1 付加領域
D2 シンボル画像

Claims (5)

  1. 原稿の光学読み取りにより、読取画像を生成する画像読取手段と、上記読取画像を画面表示する表示手段と、ユーザが指定した指定情報を符号化してシンボル画像を生成する符号化手段と、ユーザ操作に基づいて、上記読取画像に上記シンボル画像を埋め込むための付加領域を指定する領域指定手段と、上記付加領域内に上記シンボル画像を埋め込んで合成画像を生成する画像合成手段とを有するデジタル複合機において、
    上記読取画像を復号し、この復号結果に基づいて上記シンボル画像と同色かつ同一方式で符号化された埋め込み画像を上記読取画像から抽出する画像抽出手段と、
    上記画像抽出手段による抽出結果に基づいて、上記付加領域に指定可能な許可領域を定める領域判定手段とを備え、
    上記表示手段が、上記領域判定手段により定められた許可領域を上記読取画像上に表示することを特徴とするデジタル複合機。
  2. 上記符号化手段が、透明色を背景色とし、視覚的に認識しづらい単一色のピクセルで構成される画像を上記シンボル画像として生成し、
    上記画像合成手段が、上記単一色のピクセルについて読取画像にシンボル画像を上書きすることにより、読取画像にシンボル画像を埋め込むことを特徴とする請求項1に記載のデジタル複合機。
  3. 上記画像合成手段は、上記付加領域及び上記シンボル画像を比較する比較手段と、上記比較手段による比較結果に基づいて、上記付加領域内に1又は2以上の上記シンボル画像を繰り返し配置するシンボル画像配置手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のデジタル複合機。
  4. 同一の読取画像に対して2以上の付加領域が指定された場合に、これらの付加領域間に重複領域が存在するか否かを判別する重複判別手段を備え、
    上記表示手段が、上記重複判別手段による判別結果を表示することを特徴とする請求項1に記載のデジタル複合機。
  5. 上記表示手段が、上記読取画像及び上記合成画像を同一画面上に表示することを特徴とする請求項1に記載のデジタル複合機。
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