JP2004075226A - 線状材束 - Google Patents

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Masaaki Yamaguchi
山口 雅明
Akinari Matsuno
松野 章礼
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Abstract

【課題】線状材の余長部分の余長処理作業を迅速化し、簡単な構成で安価な線状材束を提供する。
【解決手段】線状材11を所定の接着力によりまとめているので、線状材11の一端を所定の外力で引っ張ることで線状材束10の接着を剥いで線状材11を線状材束10から引き出すことができ、必要な長さの線状材11を使用できると共に、線状材11の余長部分は線状材束10となってまとまっており、小さなスペースに容易に収納でき、施工作業を円滑かつ迅速に実施することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、線状材がまとまりをもった線状材束に関し、特に、まとまった状態から容易に線状材を引き出せる線状材束に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、所定の長さを有する光ケーブル、光コード、電線、ホースおよびチューブ等の線状材を施工した後、現時点で不必要な余長部分の線状材をそのまま放置するか、または、この余長部分の線状材を適当な径にして手で束ねて、結束用紐やインシュロックで数箇所を縛っていた。
また、線状材束と同様に線状材の余長部分に対して処置を施すものとして、特開平9−222527号、特開平9−222527号に開示される線状材の余長部分を収納する余長収納ケースなるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、線状材の余長部分は前述した通り結束用紐やインシュロックで数箇所を縛っており、施工現場で束巻きする作業が必要であり、見映えをよくするには束をきれいに巻かなければならず、線状材の余長部分の作業に時間を要していたという課題を有する。さらに、一旦施工した後配線替えによる等により、再び、線状材を施工する場合に、結束用紐やインシュロックを解き施工後手で束ねて結束用紐やインシュロックで数箇所を縛るという作業が発生し、作業に長時間を要していたという課題を有する。
また、従来、線状材の余長部分を余長収納ケースに格納していたが、線状材の余長部分だけの為に余長収納ケースを製造すると、製造コストおよび設置する分のコストが嵩み、頻繁に施工が入る部分でないと適用し難いという課題を有していた。
【0004】
本発明は、前記課題を解決するためになされ、線状材の余長部分の余長処理作業を迅速化し、簡単な構成で安価な線状材束を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る線状材束は、光ケーブル、光コード、電線、ホースおよびチューブ等の線状材を所定の接着力により環状にまとめた線状材束において、所定の外力により接着を剥いでまとめた状態から線状材を引き出せるものである。このように本発明においては、線状材を所定の接着力によりまとめているので、線状材の一端を所定の外力で引っ張ることで線状材束の接着を剥いで線状材を線状材束から引き出すことができ、必要な長さの線状材を使用できると共に、線状材の余長部分は線状材束となってまとまっており、小さなスペースに容易に収納でき、施工作業を円滑かつ迅速に実施することができる。
【0006】
また、本発明に係る線状材束は必要に応じて、前記線状材が、許容曲げ半径より求める一周分の長さ毎に1以上前記接着力を有する接着部を有するものである。このように本発明においては、線状材が許容曲げ半径より求める一周分の長さ毎に1以上接着部を有しているので、接着部の接着を剥ぐことにより次の接着部まで簡単に線状材を引き出すことができ、施工作業をさらに円滑かつ迅速に実施することができる。
【0007】
また、本発明に係る線状材束は必要に応じて、光ケーブル、光コード、電線、ホースおよびチューブ等の線状材を環状にまとめた線状材束において、所定の外力によりまとめた状態から線状材を引き出し可能で、逆に、所定の外力により引き出した線状材をまとめた状態とできるものである。このように本発明においては、前記線状材のまとまった状態から線状材を引き出し、逆に引き出した線状材をまとめた状態としているので、当初必要であった長さより必要である長さが小さくなった場合に、引き出した線状材を再びまとめた状態とすることができ、再施工作業を円滑かつ迅速に実施することができる。
【0008】
また、本発明に係る線状材束は必要に応じて、係合力、接着力および磁力の少なくとも一つを用いて前記線状材をまとめた状態とできるものである。このように本発明においては、前記線状材のまとまった状態を係合力、接着力および磁力の少なくとも一つを用いて実現・維持しているので、係合力、接着力および磁力を上回る所定の外力により線状材を引き出し、さらに、一旦引き出した線状材を再び係合力、接着力および磁力により線状材束としてまとめた状態とでき、再施工作業を円滑かつ迅速に実施することができる。
【0009】
また、本発明に係る線状材束は必要に応じて、前記線状材が、許容曲げ半径より求める一周分の長さ毎に1以上係合部、接着部、磁部を有するものである。このように本発明においては、係合部、接着部又は磁部を線状材が許容曲げ半径より求める一周分の長さ毎に1以上有しているので、精確に線状材の全体に渡って係合部、接着部又は磁部をそれぞれ係合、接着又は引き合わせることなく、部分的に係合部、接着部又は磁部をそれぞれ係合、接着又は引き合わせるだけで、まとめた状態とすることができ、施工作業を円滑かつ迅速に実施することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る線状材束について図1または図2に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る線状材束の全体斜視図、図2は本実施形態に係る線状材束の具体的な施工説明図を示す。
前記図1において本実施形態に係る線状材束10は、線状材11に対して所定の接着力を有する接着剤を部分的に(接着部分を接着部12とする)塗布しながら筒状に数段に巻いたものであり、線状材11の一旦を所定以上の力で引っ張ると、接着材により接着していた線状材11同士の一方が線状材束10より引き剥がされるという構成である。ここで、部分的に接着材を線状材11に対して塗布しているので、全体に渡って接着剤を塗布する場合と比べ、線状材11を引き剥がす場合に、一の接着部12を引き剥がすと次の接着部12までは容易に引き出すことができ、施工作業を迅速に行うことができる。
【0011】
この線状材束10の線状材11が光コード13である場合、屈曲部分の半径が許容曲げ半径より大きくするものとし、このように巻いたとき所定以上の伝送損失が増加することなく、また、光コード13が捩れなく巻くこものとし、このように巻いたとき伝送特性の低下を生じることがない。同様に、光コード13以外の光ケーブル、電線、ホースおよびチューブにおいても、それぞれの線状材11の特性に留意して巻くものとする。
このような線状材束10の製造方法を説明する。別途既に光コード13製造方法により製造される光コード13を円筒な芯に巻きつかせ、十分に必要程度以上の長さに巻き取った後にこの巻き取った光コード13にディスペンサから接着材を部分的に塗布して筒状に形成することで線状材束10の製造が完了する。
【0012】
次に、本実施形態に係る線状材束10を施工した事例について説明する。この場合に使用する線状材11は光コード13とし、光コード13の一端を光パッチパネル14に接続し、さらに、光コード13の他端を光スイッチングハブ15に接続する場合について説明する。ここで、局の伝送装置(図示しない)からの地下光ケーブル(図示しない)を施工する建物内に引き込み、この引き込んだ光ケーブルを光パッチパネルのポートに接続しているものとする。
【0013】
線状材束10から両端を少しずつ手で引っ張って接着を剥いで光コード13を引き出す。この引き出した光コード13の一端を光パッチパネル14に接続する。さらに、光コード13の他端を引っ張って接着を剥いで光スイッチングハブ15に光コード13が届くように引き出す。引き出した光コード13の他端を光スイッチングハブ15に接続する。最後に、光パッチパネル14を配設している収納箱16と光スイッチングハブ15を配設している収納箱17との間に線状材束10を設置する。この時の様子を示すのが図2である。(但し、説明の便宜のため光コード1本のみを施工して場合について現しており、また、同様に便宜のため線状材束10に隙間を空けて現している。)ここで、収納箱間に線状材束10を掛けることができる引っ掛けを設けることもでき、より一層整理して線状材束10を設置することもでき、再施工の場合に迅速に作業を実施することができる。
【0014】
このように本実施形態に係る線状材束10によれば、線状材11同士を所定の接着力で接着して取り扱いし易い所定形状にして線状材束10としているので、必要な線状材11を線状材束10から所定以上の力で引っ張って引き出して、残った余長部分である線状材束10がまとまりをもっているため容易且つ省スペースに収納でき、施工作業を円滑かつ迅速に実施することができる。
【0015】
(本発明の第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る線状材束について図3ないし図5に基づいて説明する。図3は本実施形態に係る線状材束の全体斜視図、図4は本実施形態に係る線状材束の具体的な施工説明図、図5は本実施形態に係る線状材束の線状材の断面図を示す。
前記各図において本実施形態に係る線状材束10は、線状材11の表面に延出方向に全体に渡って凸部11a、および、凹部11bを係合部として有し、この線状材11を螺旋状に巻くと共に、この凸部11aを凹部11bに係合させたものであり、線状材11の一端を所定以上の力で引っ張ると、係合していた凸部11aが凹部11bから離反し、係合していた線状材11の一方が線状材束10より引き出され、逆に、一旦引き出された線状材束10を巻くと共にこの凸部11aを凹部11bに係合させる構成である。
【0016】
図5(a)が線状材束10の線状材11の断面図を示す。ここで、図5(b)に示すように線状材11の断面図を四角とすることもでき、図5(c)に示すように非常に安定して凸部11aと凹部11bとが係合しており、さらに、一旦引き出された線状材束10を巻くと共にこの凸部11aを凹部11bに係合させる場合に容易に係合させることができる。
この線状材10での凸部11aと凹部11bとの位置は、互いに、反対方向に位置するものである。このように反対方向に凸部11aと凹部11bとが位置することで、凸部11aと凹部11bとを係合させて螺旋状に線状材束10を形成することができる。
【0017】
このような線状材束10の製造方法を説明する。別途既に光コード製造方法により製造されている光コード13は、最終工程で外皮を形成して次々と引き出され、この引き出された光コード13を円筒の芯に巻きつかせ、光ケーブルのロールを作成する。ここで、外皮を形成するときにダイスの形状により凸部11aおよび凹部11bを光コード13表面に形成する。以下、凸部11aおよび凹部11bが形成された光コード13を螺旋状に巻き取る。十分に必要程度以上の長さに巻き取ることで線状材束10の製造が完了する。
【0018】
次に、本実施形態に係る線状材束10を施工した事例について説明する。この場合に使用する線状材11は光コード13とし、別途光コード13の一端を光パッチパネル14に接続し、さらに、光コード13の他端を光スイッチングハブ15に接続する場合について説明する。ここで、局の伝送装置(図示しない)からの地下光ケーブルを施工する建物内に引き込み、この引き込んだ光ケーブルを光パッチパネル14のポートに接続しているものとする。
【0019】
線状材束10から両端を少しずつ手で引っ張り、線状材11の凸部11aと凹部11bとの係合を解いて光コード13を引き出す。この引き出した光コード13の一端をまず光パッチパネル14のポートに接続する。光コード13の他端を引っ張って線状材11の凸部と凹部との係合を解いて光スイッチングハブ15に光コード13が届くように引き出す。引き出した光コード13の他端を光スイッチングハブ15のポートに接続する。最後に、光パッチパネル14を配設している収納箱16と他の光スイッチングハブ15を配設している収納箱17との間に線状材束10を設置する。この時の様子を示すのが図2である。
【0020】
このように本実施形態に係る線状材束10を施工した後に、さらに、一旦施工した光コード13について配線替えによる再施工について説明する。
まず、光パッチパネル14に接続された光コード13の一端を外す。次に、光パッチパネル14の所望のポートにこの外した光コード13の一端を接続する。光コード13を光スイッチングハブ15に近い光パッチパネルのポートに接続したため、余長となった光コード13が生じる。収納箱間に設置した線状材束10を取り出し、この取り出した線状材束10に余長となった光コード13を巻くと共に、余長となった光コード13の凸部11a(又は凹部11a)を線状材束11の光コード13の凹部11b(又は凸部11a)に係合させる。最後に、収納箱間に線状材束10を設置する。この時の様子を示すのが図4である。
【0021】
このように本実施形態に係る線状材束10によれば、線状材11同士を凸部11aと凹部11bとの係合力により接着して取り扱いし易い所定形状にして線状材束10としているので、必要な線状材11を線状材束10から所定以上の力で引っ張って引き出して、残った余長部分である線状材束10がまとまりをもっているため容易且つ省スペースに収納でき、施工作業を円滑かつ迅速に実施することができる。さらに、再施工により生じた余長部分を再び線状材11の凸部11a(又は凹部11b)を線状材束10の凹部11b(又は凸部11a)に係合させているので、施工した線状材11を何度でも引き出したり巻きなおしたりでき、再施工作業を円滑かつ迅速に実施することができる。
【0022】
なお、本実施形態に係る線状材束10においては、線状材11の表面に延出方向に全体に渡って凸部11a、および、凹部11bを有して、この凸部11aと凹部11bとの係合力を利用したが、線状材11の凸部11a、凹部11bを有している箇所に替わりに、磁化可能な外皮を線状材11に形成してそれぞれ正極、負極に磁化させることもできる。ここで、既に磁力を有するものを線状材11に形成することもできる。
【0023】
また、本実施形態に係る線状材束10においては、線状材11の表面に延出方向に全体に渡って凸部11a、および、凹部11bを有して、この凸部11aと凹部11bとの係合力を利用したが、線状材11の凸部11a、凹部11bを有している箇所に替わりにそれぞれ接着剤を塗布して接着力を利用することもできる。ここで使用する接着剤は再接着性が高いものが望ましい。
【0024】
また、本実施形態に係る線状材束10においては、線状材11の表面に延出方向に全体に渡って凸部11a、および、凹部11bを有して、この凸部11aと凹部11bとの係合力を利用したが、線状材11の凸部11a、凹部11bを有している箇所に替わりにそれぞれ布製接着テープの雄、雌を配設して接着力を利用することもできる。
【0025】
(本発明の第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る線状材束10は、前記第2の実施形態において線状材11の延出方向に全体に渡って凸部11aと凹部11bとを有して、この凸部11aと凹部11bとの係合力を利用したが、線状材11の凸部11a、凹部11bを有している箇所の一部に替わりにそれぞれ磁石の正極、磁石の負極を配設して磁力を利用する構成である。
【0026】
このように本実施形態に係る線状材束10によれば、線状材11施工後に線状材11の余長部分を巻きなおす場合に、精確に線状材11の全体に渡って磁石の正極と磁石の負極とを引き合わせることなく、部分的に磁石の正極と磁石の負極とを引き合わせるだけで巻きなおすことができ、施工作業を円滑かつ迅速に実施することができる。
【0027】
なお、本実施形態に係る線状材束10においては、線状材11の表面に延出方向に所定間隔で磁石の正極、および、磁石の負極を有して、この磁石の正極と磁石の負極との磁力を利用したが、線状材11の磁石の正極、磁石の負極を有している箇所に替わりにそれぞれ凸部11a、凹部11bを配設して係合力を利用することもできる。
【0028】
また、本実施形態に係る線状材束10においては、線状材11の表面に延出方向に所定間隔で磁石の正極、および、磁石の負極を有して、この磁石の正極と磁石の負極との磁力を利用したが、線状材11の磁石の正極、磁石の負極を有している箇所に替わりにそれぞれ接着剤を塗布して接着力を利用することもできる。ここで使用する接着剤は再接着性が高いものが望ましい。
【0029】
また、本実施形態に係る線状材束10においては、線状材11の表面に延出方向に所定間隔で磁石の正極、および、磁石の負極を有して、この磁石の正極と磁石の負極との磁力を利用したが、線状材11の磁石の正極、磁石の負極を有している箇所に替わりにそれぞれ布製接着テープの雄、雌を配設して接着力を利用することもできる。
【0030】
(本発明のその他の実施形態)
なお、前記各実施形態に係る線状材束においては、収納箱間に線状材束10を設置したが、光パッチパネル14または光スイッチングハブ15の上部または下部にスペースを空けて設置し、このスペースに線状材束10を設置することもできる。ここで、このスペースに線状材束10の専用トレイを設けて、この専用トレイに線状材束10を設置することもできる。
【0031】
また、前記各実施形態に係る線状材束においては、線状材束10を2つに分割して2つの線状材束10とし、一方の線状材束10を光パッチパネル14側に、他方の線状材束10を光スイッチングハブ15側に設置することもでき、両側の配線替え等に対してでも容易に対応できる。ここで、始めから線状材束10が分割した形成とすることもでき、さらに、複数に分割することもできる。
【0032】
また、前記各実施形態に係る線状材束においては、線状材束10の一巻きにつき、線状材11の伝送特性を所定以上に維持する範囲で巻き方向と逆の緩み方向に捻りを加えつつ巻き取って形成されることにより、線状材11にストレスが生じず、均一に捻りを加えた状態となり、引出し時に電線・ケーブルに巻き方向の捻りが加わっても、予めまとめた線状材束10とする際に加えられた逆向きの捻りにより線状材を全くよじれのない状態で使用でき、使い勝手が大きく向上する。また、線状材に捻りを加えるだけで巻き自体を乱さず巻き取れるため、密巻にすることができ、形状をコンパクト化でき、取り扱い性に優れる。ここで、線状材11の捻りに応じて、凸部および凹部、磁石の正極および磁石の負極、または、布製接着テープの雄および雌を形成した場合に、それぞれの部位を色分けすることもでき、捻りが加わった難しい巻きなおしが容易に実施できる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、線状材を所定の接着力によりまとめているので、線状材の一端を所定の外力で引っ張ることで線状材束の接着を剥いで線状材を線状材束から引き出すことができ、必要な長さの線状材を使用できると共に、線状材の余長部分は線状材束となってまとまっており、小さなスペースに容易に収納でき、施工作業を円滑かつ迅速に実施することができるという効果を奏する。
【0034】
また、本発明においては、線状材が許容曲げ半径より求める一周分の長さ毎に1以上接着部を有しているので、接着部の接着を剥ぐことにより次の接着部まで簡単に線状材を引き出すことができ、施工作業をさらに円滑かつ迅速に実施することができるという効果を有する。
【0035】
また、本発明においては、前記線状材のまとまった状態から線状材を引き出し、逆に引き出した線状材をまとめた状態としているので、当初必要であった長さより必要である長さが小さくなった場合に、引き出した線状材を再びまとめた状態とすることができ、再施工作業を円滑かつ迅速に実施することができるという効果を有する。
【0036】
また、本発明においては、前記線状材のまとまった状態を係合力、接着力および磁力の少なくとも一つを用いて実現・維持しているので、係合力、接着力および磁力を上回る所定の外力により線状材を引き出し、さらに、一旦引き出した線状材を再び係合力、接着力および磁力により線状材束としてまとめた状態とでき、再施工作業を円滑かつ迅速に実施することができるという効果を有する。
【0037】
また、本発明においては、係合部、接着部又は磁部を線状材が許容曲げ半径より求める一周分の長さ毎に1以上有しているので、精確に線状材の全体に渡って係合部、接着部又は磁部をそれぞれ係合、接着又は引き合わせることなく、部分的に係合部、接着部又は磁部をそれぞれ係合、接着又は引き合わせるだけで、まとめた状態とすることができ、施工作業を円滑かつ迅速に実施することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る線状材束の全体斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る線状材束の具体的な施工説明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る線状材束の全体斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る線状材束の具体的な施工説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る線状材束の線状材の断面図である。
【符号の説明】
10 線状材束
11 線状材
11a 凸部
11b 凹部
12 接着部
13 光コード
14 光パッチパネル
15 光スイッチングハブ
16、17 収納箱

Claims (5)

  1. 光ケーブル、光コード、電線、ホースおよびチューブ等の線状材を所定の接着力により環状にまとめた線状材束において、
    所定の外力により接着を剥いでまとめた状態から線状材を引き出せることを
    特徴とする線状材束。
  2. 前記請求項1に記載の線状材束において、
    前記線状材が、許容曲げ半径より求める一周分の長さ毎に1以上前記接着力を有する接着部を有することを
    特徴とする線状材束。
  3. 光ケーブル、光コード、電線、ホースおよびチューブ等の線状材を環状にまとめた線状材束において、
    所定の外力によりまとめた状態から線状材を引き出し可能で、逆に、所定の外力により引き出した線状材をまとめた状態とできることを
    特徴とする線状材束。
  4. 前記請求項3に記載の線状材束において、
    係合力、接着力および磁力の少なくとも一つを用いて前記線状材をまとめた状態とできることを
    特徴とする線状材束。
  5. 前記請求項4に記載の線状材束において、
    前記線状材が、許容曲げ半径より求める一周分の長さ毎に1以上係合部、接着部、磁部を有することを
    特徴とする線状材束。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008108421A1 (ja) * 2007-03-06 2008-09-12 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 光ケーブル
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