JP2004075001A - タイヤ/ホイール組立体及び空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】空気入りタイヤのリムに対する嵌合性を改善することが可能なタイヤ/ホイール組立体及び空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】リム1のリムシート1aとリムシート1aに装着した空気入りタイヤ2のビードベース部2A2との間に、金属または合成樹脂からなる補助材3を配置する。
【選択図】図1
【解決手段】リム1のリムシート1aとリムシート1aに装着した空気入りタイヤ2のビードベース部2A2との間に、金属または合成樹脂からなる補助材3を配置する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ/ホイール組立体及び空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、空気入りタイヤのリムに対する嵌合性を改善するようにしたタイヤ/ホイール組立体及びそれに使用する空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、空気入りタイヤは、ビード部をリムのハンプ外側のリムシートに嵌合させることにより、ホイールに装着するようになっている。このようにリムに嵌合した空気入りタイヤは、走行中にビード部が嵌合したリムシートから外れると、大事故を招く危険がある。特に高速道路での高速走行時に悲惨な大事故に発展し易い。そこで、このような事故をなくすため、空気入りタイヤのリムに対する嵌合性の改善が常に求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、空気入りタイヤのリムに対する嵌合性を改善することが可能なタイヤ/ホイール組立体及び空気入りタイヤを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のタイヤ/ホイール組立体は、リムのリムシートと該リムシートに装着した空気入りタイヤのビードベース部との間に、金属または合成樹脂からなる補助材を配置したことを特徴とする。
【0005】
また、本発明の空気入りタイヤは、少なくともビードベース部を金属または合成樹脂からなる補助材で被覆したことを特徴とする。
【0006】
上述した本発明によれば、リムに装着した空気入りタイヤのビード部の形状を安定化させることができるので、リムに対する空気入りタイヤの嵌合を確実にし、かつビードトウ部の剛性を増大させることが可能になるため、空気入りタイヤのリム外れ抵抗を高めることができ、その結果、リムに対する空気入りタイヤの嵌合性を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0008】
図1は本発明の一実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体(車輪)の要部を示す子午線断面図であり、1はホイール外周のリム、2は空気入りタイヤである。リム1のリムシート1aに空気入りタイヤ2のビード部2Aを嵌合させて空気入りタイヤ2をリム1に装着した構成になっている。
【0009】
空気入りタイヤ2の両ビード部2Aには、金属または合成樹脂からなる板状の部材を環状にした補助材3がそれぞれ設けられている。各補助材3は、ビードヒール部2A1からビードベース部2A2を経て、ビードトウ部2A3まで延在する幅を有し、ビードヒール部2A1及びビードトウ部2A3でタイヤ表面に沿ってタイヤ径方向外側に折り返され、ビードヒール部2A1からビードトウ部2A3までのビード部2Aの表面を被覆している。
【0010】
補助材3に使用する金属としては、スチール、アルミニウムなどを例示することができる。また、樹脂としては、熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂のいずれでもよい。熱可塑性樹脂としては、ナイロン、ポリエステルなどを挙げることができ、また熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などを挙げることができる。樹脂は単独で使用してもよいが、補強繊維を配合して繊維強化樹脂として使用してもよい。
【0011】
補助材3の両折り返し部3A,3Bは、そのタイヤ径方向高さha,hbを10mm以下、好ましくは5mm以下にするのがリム組み性の点からよい。なお、タイヤ径方向高さha,hbは、タイヤ子午線断面において、補助材3が当接するリムシート1aの直線状に延びる外周面を通る仮想直線を基準に測定する。
【0012】
補助材3は、ビードトウ部2A3側を上記のようにタイヤ表面に沿ってタイヤ径方向外側に折り返す構成に代えて、図2に示すように、ビードトウ部2A3を超えてタイヤ幅方向内側に突出させ、その突出部Xをリム1のハンプ1bに沿って延在する形状に形成してもよい。
【0013】
あるいは、図3に示すように、補助材3をビードトウ部2A3を超えてタイヤ幅方向内側に突出させ、その突出部Xをジグザグ状に折り曲げ積層するなどして厚肉状に形成するようにしてもよい。
【0014】
上記のようにリム1のリムシート1aと空気入りタイヤ2のビードベース部2A2との間に補助材3を配置した本発明によれば、リム2に装着したビード部2Aの形状を安定化させることができるので、空気入りタイヤ2のリム1に対する嵌合を確実にし、かつビードトウ部2A3の剛性を高めることができるので、リム外れ抵抗を増大させることができる。従って、リム1に対する空気入りタイヤ2の嵌合性を向上することが可能になる。
【0015】
図4は、本発明のタイヤ/ホイール組立体の他の例を示す。この実施形態では、上述したビードヒール部2A1からビードトウ部2A3まで延在する補助材3をビードトウ部2A3を超えてタイヤ内側に突出させ、その突出部Xをリム2のハンプ2bに沿って折り返すと共に、ハンプ2bを超えてタイヤ幅方向内側に不図示のホイール回転軸に沿って延在させ、その延在部X1をランフラット用支持体4の着座部に形成したものである。このようにランフラット用支持体4の着座部としても使用する場合には、補助材3は金属から構成するのがよい。
【0016】
上記ランフラット用支持体4は、金属、樹脂などの剛性材から形成された環状シェル5と、ゴム、弾性樹脂などの弾性材から形成された左右の弾性リング6とから構成されている。
【0017】
環状シェル5は、外周側に2つの凸曲面を有する支持面7を形成し、その支持面7は空気入りタイヤ2が正常なときは空気入りタイヤ2の内面から離間しているが、パンクしたとき潰れたタイヤを支持するようになっている。また、環状シェル5の内周側は両側壁がそれぞれ脚部8として二股状に開脚し、その内周側に左右の弾性リング6を取り付けている。
【0018】
リム1、空気入りタイヤ2、ランフラット用支持体4は、図示しないホイールの回転軸を中心として共軸に環状に形成され、リム1に装着した空気入りタイヤ2の空洞部2Xに、弾性リング6を突出部Xの延在部X1に嵌着させるようにしてランフラット用支持体4が配置してある。
【0019】
このような構成のタイヤ/ホイール組立体にあっては、上述した効果に加えて、ランフラット用支持体4を空気入りタイヤ2の空洞部2X内に安定して取り付ることが可能になる。
【0020】
即ち、従来提案されている上記のようなランフラット用支持体4は、リム1のハンプ1bとビードトウ部2A3との狭い間隙に弾性リング6の内周端を座着させることにより、リム1に取り付けていた。
【0021】
しかしながら、隙間がもともと狭いため、隙間量の不足からランフラット走行中にランフラット用支持体4の安定的な座着を得ることが難しく、またタイヤとリムの組み合わせによっては、座着に要する間隙を確保できない場合がある。そこで、上記のように嵌合性を改善する補助材3を利用して、ランフラット用支持体4の着座部を形成したのである。
【0022】
これにより、新たな部材を設けることなく、補助材3により空気入りタイヤ2のリム1に対する嵌合性の改善とランフラット用支持体4の安定的な取付を同時に満足することが可能になる。
【0023】
図5は、本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示し、この実施形態では、図4の補助材3において、延在部X1の先端側に、延在部X1の先端部をタイヤ径方向外側に向けて折り返した後更にタイヤ径方向内側に折り返すことにより、タイヤ径方向外側に突出した、弾性リング用のハンプYを形成したものである。
【0024】
このハンプYにより、延在部X1に嵌合圧着した弾性リング6がランフラット走行時に延在部X1から外れ難くなるため、ランフラット用支持体4を一層安定してタイヤ/ホイール組立体に装着することができる。ハンプYを設けた延在部X1の先端はタイヤ径方向内側に折り返されているので、延在部X1に対する弾性リング6の円滑な嵌合を妨げることがない。
【0025】
本発明において、上記補助材3は、本発明の目的を達成するためには、少なくともビードベース部2A2を被覆するように空気入りタイヤ2のビード部2Aに設け、リムシート1aとビードベース部2A2との間に配置されるようにすればよい。
【0026】
補助材3は、タイヤ加硫時に空気入りタイヤ2のビード部2Aに加硫接着してもよく、また加硫後に空気入りタイヤ2のビードベース部2Aに嵌合させて取り付けてもよい。
【0027】
【発明の効果】
上述したように本発明は、リムシートと空気入りタイヤのビードベース部との間に金属または合成樹脂からなる補助材を配置したので、空気入りタイヤのリムに対する嵌合性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体の要部を示す子午線断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体の要部を拡大して示す子午線断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体の要部を拡大して示す子午線断面図である。
【図4】本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体の要部を拡大して示す子午線断面図である。
【図5】本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体の要部を拡大して示す子午線断面図である。
【符号の説明】
1(ホイールの)リム 1a リムシート
1b ハンプ 2 空気入りタイヤ
2A ビード部 2A1 ビードヒール部
2A2 ビードベース部 2A3 ビードトウ部
2X 空洞部 3 補助材
3A,3B 折り返し部 4 ランフラット用支持体
5 環状シェル 6 弾性リング
7 支持面 8 脚部
X 突出部 X1 延在部
Y ハンプ ha,hb タイヤ径方向高さ
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ/ホイール組立体及び空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、空気入りタイヤのリムに対する嵌合性を改善するようにしたタイヤ/ホイール組立体及びそれに使用する空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、空気入りタイヤは、ビード部をリムのハンプ外側のリムシートに嵌合させることにより、ホイールに装着するようになっている。このようにリムに嵌合した空気入りタイヤは、走行中にビード部が嵌合したリムシートから外れると、大事故を招く危険がある。特に高速道路での高速走行時に悲惨な大事故に発展し易い。そこで、このような事故をなくすため、空気入りタイヤのリムに対する嵌合性の改善が常に求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、空気入りタイヤのリムに対する嵌合性を改善することが可能なタイヤ/ホイール組立体及び空気入りタイヤを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のタイヤ/ホイール組立体は、リムのリムシートと該リムシートに装着した空気入りタイヤのビードベース部との間に、金属または合成樹脂からなる補助材を配置したことを特徴とする。
【0005】
また、本発明の空気入りタイヤは、少なくともビードベース部を金属または合成樹脂からなる補助材で被覆したことを特徴とする。
【0006】
上述した本発明によれば、リムに装着した空気入りタイヤのビード部の形状を安定化させることができるので、リムに対する空気入りタイヤの嵌合を確実にし、かつビードトウ部の剛性を増大させることが可能になるため、空気入りタイヤのリム外れ抵抗を高めることができ、その結果、リムに対する空気入りタイヤの嵌合性を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0008】
図1は本発明の一実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体(車輪)の要部を示す子午線断面図であり、1はホイール外周のリム、2は空気入りタイヤである。リム1のリムシート1aに空気入りタイヤ2のビード部2Aを嵌合させて空気入りタイヤ2をリム1に装着した構成になっている。
【0009】
空気入りタイヤ2の両ビード部2Aには、金属または合成樹脂からなる板状の部材を環状にした補助材3がそれぞれ設けられている。各補助材3は、ビードヒール部2A1からビードベース部2A2を経て、ビードトウ部2A3まで延在する幅を有し、ビードヒール部2A1及びビードトウ部2A3でタイヤ表面に沿ってタイヤ径方向外側に折り返され、ビードヒール部2A1からビードトウ部2A3までのビード部2Aの表面を被覆している。
【0010】
補助材3に使用する金属としては、スチール、アルミニウムなどを例示することができる。また、樹脂としては、熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂のいずれでもよい。熱可塑性樹脂としては、ナイロン、ポリエステルなどを挙げることができ、また熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などを挙げることができる。樹脂は単独で使用してもよいが、補強繊維を配合して繊維強化樹脂として使用してもよい。
【0011】
補助材3の両折り返し部3A,3Bは、そのタイヤ径方向高さha,hbを10mm以下、好ましくは5mm以下にするのがリム組み性の点からよい。なお、タイヤ径方向高さha,hbは、タイヤ子午線断面において、補助材3が当接するリムシート1aの直線状に延びる外周面を通る仮想直線を基準に測定する。
【0012】
補助材3は、ビードトウ部2A3側を上記のようにタイヤ表面に沿ってタイヤ径方向外側に折り返す構成に代えて、図2に示すように、ビードトウ部2A3を超えてタイヤ幅方向内側に突出させ、その突出部Xをリム1のハンプ1bに沿って延在する形状に形成してもよい。
【0013】
あるいは、図3に示すように、補助材3をビードトウ部2A3を超えてタイヤ幅方向内側に突出させ、その突出部Xをジグザグ状に折り曲げ積層するなどして厚肉状に形成するようにしてもよい。
【0014】
上記のようにリム1のリムシート1aと空気入りタイヤ2のビードベース部2A2との間に補助材3を配置した本発明によれば、リム2に装着したビード部2Aの形状を安定化させることができるので、空気入りタイヤ2のリム1に対する嵌合を確実にし、かつビードトウ部2A3の剛性を高めることができるので、リム外れ抵抗を増大させることができる。従って、リム1に対する空気入りタイヤ2の嵌合性を向上することが可能になる。
【0015】
図4は、本発明のタイヤ/ホイール組立体の他の例を示す。この実施形態では、上述したビードヒール部2A1からビードトウ部2A3まで延在する補助材3をビードトウ部2A3を超えてタイヤ内側に突出させ、その突出部Xをリム2のハンプ2bに沿って折り返すと共に、ハンプ2bを超えてタイヤ幅方向内側に不図示のホイール回転軸に沿って延在させ、その延在部X1をランフラット用支持体4の着座部に形成したものである。このようにランフラット用支持体4の着座部としても使用する場合には、補助材3は金属から構成するのがよい。
【0016】
上記ランフラット用支持体4は、金属、樹脂などの剛性材から形成された環状シェル5と、ゴム、弾性樹脂などの弾性材から形成された左右の弾性リング6とから構成されている。
【0017】
環状シェル5は、外周側に2つの凸曲面を有する支持面7を形成し、その支持面7は空気入りタイヤ2が正常なときは空気入りタイヤ2の内面から離間しているが、パンクしたとき潰れたタイヤを支持するようになっている。また、環状シェル5の内周側は両側壁がそれぞれ脚部8として二股状に開脚し、その内周側に左右の弾性リング6を取り付けている。
【0018】
リム1、空気入りタイヤ2、ランフラット用支持体4は、図示しないホイールの回転軸を中心として共軸に環状に形成され、リム1に装着した空気入りタイヤ2の空洞部2Xに、弾性リング6を突出部Xの延在部X1に嵌着させるようにしてランフラット用支持体4が配置してある。
【0019】
このような構成のタイヤ/ホイール組立体にあっては、上述した効果に加えて、ランフラット用支持体4を空気入りタイヤ2の空洞部2X内に安定して取り付ることが可能になる。
【0020】
即ち、従来提案されている上記のようなランフラット用支持体4は、リム1のハンプ1bとビードトウ部2A3との狭い間隙に弾性リング6の内周端を座着させることにより、リム1に取り付けていた。
【0021】
しかしながら、隙間がもともと狭いため、隙間量の不足からランフラット走行中にランフラット用支持体4の安定的な座着を得ることが難しく、またタイヤとリムの組み合わせによっては、座着に要する間隙を確保できない場合がある。そこで、上記のように嵌合性を改善する補助材3を利用して、ランフラット用支持体4の着座部を形成したのである。
【0022】
これにより、新たな部材を設けることなく、補助材3により空気入りタイヤ2のリム1に対する嵌合性の改善とランフラット用支持体4の安定的な取付を同時に満足することが可能になる。
【0023】
図5は、本発明のタイヤ/ホイール組立体の更に他の例を示し、この実施形態では、図4の補助材3において、延在部X1の先端側に、延在部X1の先端部をタイヤ径方向外側に向けて折り返した後更にタイヤ径方向内側に折り返すことにより、タイヤ径方向外側に突出した、弾性リング用のハンプYを形成したものである。
【0024】
このハンプYにより、延在部X1に嵌合圧着した弾性リング6がランフラット走行時に延在部X1から外れ難くなるため、ランフラット用支持体4を一層安定してタイヤ/ホイール組立体に装着することができる。ハンプYを設けた延在部X1の先端はタイヤ径方向内側に折り返されているので、延在部X1に対する弾性リング6の円滑な嵌合を妨げることがない。
【0025】
本発明において、上記補助材3は、本発明の目的を達成するためには、少なくともビードベース部2A2を被覆するように空気入りタイヤ2のビード部2Aに設け、リムシート1aとビードベース部2A2との間に配置されるようにすればよい。
【0026】
補助材3は、タイヤ加硫時に空気入りタイヤ2のビード部2Aに加硫接着してもよく、また加硫後に空気入りタイヤ2のビードベース部2Aに嵌合させて取り付けてもよい。
【0027】
【発明の効果】
上述したように本発明は、リムシートと空気入りタイヤのビードベース部との間に金属または合成樹脂からなる補助材を配置したので、空気入りタイヤのリムに対する嵌合性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体の要部を示す子午線断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体の要部を拡大して示す子午線断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体の要部を拡大して示す子午線断面図である。
【図4】本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体の要部を拡大して示す子午線断面図である。
【図5】本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ/ホイール組立体の要部を拡大して示す子午線断面図である。
【符号の説明】
1(ホイールの)リム 1a リムシート
1b ハンプ 2 空気入りタイヤ
2A ビード部 2A1 ビードヒール部
2A2 ビードベース部 2A3 ビードトウ部
2X 空洞部 3 補助材
3A,3B 折り返し部 4 ランフラット用支持体
5 環状シェル 6 弾性リング
7 支持面 8 脚部
X 突出部 X1 延在部
Y ハンプ ha,hb タイヤ径方向高さ
Claims (15)
- リムのリムシートと該リムシートに装着した空気入りタイヤのビードベース部との間に、金属または合成樹脂からなる補助材を配置したタイヤ/ホイール組立体。
- 前記補助材を前記ビードベース部両側のビードトウ部及びビードヒール部まで延在させると共に、タイヤ表面に沿ってタイヤ径方向外側に折り返し、該折り返し部のタイヤ径方向高さを10mm以下にした請求項1に記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 前記補助材をビードトウ部を超えてタイヤ幅方向内側に突出させ、該突出部を前記リムのハンプに沿って延在する形状に形成した請求項1に記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 前記補助材をビードトウ部を超えてタイヤ幅方向内側に突出させ、該突出部を厚肉状に形成した請求項1に記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 前記補助材をビードトウ部を超えてタイヤ幅方向内側に突出させ、該突出部を前記リムのハンプに沿って折り返すと共に、該ハンプを超えてタイヤ幅方向内側に延在させた請求項1に記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 前記突出部の延在部の先端側にタイヤ径方向外側に突出したハンプを設けた請求項5に記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 前記ハンプを前記延在部の先端部をタイヤ径方向外側に向けて折り返した後更にタイヤ径方向内側に折り返すことにより形成した請求項6に記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 外周側を支持面にすると共に内周側を二股状に開脚した環状シェルと前記二股状に開脚した脚部をリム上に支持する左右の弾性リングとからなるランフラット用支持体を、該弾性リングが前記突出部の延在部に嵌着するようにして前記空気入りタイヤ内に配置した請求項5,6または7に記載のタイヤ/ホイール組立体。
- 少なくともビードベース部を金属または合成樹脂からなる補助材で被覆した空気入りタイヤ。
- 前記補助材を前記ビードベース部両側のビードトウ部及びビードヒール部まで延在させると共に、タイヤ表面に沿ってタイヤ径方向外側に折り返し、該折り返し部のタイヤ径方向高さを10mm以下にした請求項9に記載の空気入りタイヤ。
- 前記補助材をビードトウ部を超えてタイヤ幅方向内側に突出させ、該突出部を装着するリムのハンプに沿って延在する形状に形成した請求項9に記載の空気入りタイヤ。
- 前記補助材をビードトウ部を超えてタイヤ幅方向内側に突出させ、該突出部を厚肉状に形成した請求項9に記載の空気入りタイヤ。
- 前記補助材をビードトウ部を超えてタイヤ幅方向内側に突出させ、該突出部を装着するリムのハンプに沿って折り返すと共に、該ハンプを超えてタイヤ幅方向内側に延在させた請求項9に記載の空気入りタイヤ。
- 前記突出部の延在部の先端側にタイヤ径方向外側に突出したハンプを設けた請求項13に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ハンプを前記延在部の先端部をタイヤ径方向外側に向けて折り返した後更にタイヤ径方向内側に折り返すことにより形成した請求項14に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241398A JP2004075001A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | タイヤ/ホイール組立体及び空気入りタイヤ |
US10/642,132 US20040035512A1 (en) | 2002-08-22 | 2003-08-18 | Tire/wheel assembly and pneumatic tire |
DE10338456A DE10338456A1 (de) | 2002-08-22 | 2003-08-21 | Reifen-/Radbaugruppe und Luftreifen |
US11/527,525 US20070017621A1 (en) | 2002-08-22 | 2006-09-27 | Tire/wheel assembly and pneumatic tire |
Applications Claiming Priority (1)
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