JP2007008263A - タイヤホイール組立体 - Google Patents

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【課題】 ランフラット走行状態での操縦安定性を向上することを可能にしたタイヤホイール組立体を提供する。
【解決手段】 弾性リング5と環状シェル4とからなるランフラット用支持体3を備えたタイヤホイール組立体において、環状シェル4の荷重支持面41にタイヤ周方向に延在する凹部41aと該凹部41aの両側に延在する一対の凸部41bとを形成し、該荷重支持面41のタイヤ軸方向に対する傾斜角αを凹部41aの中央から凸部41bに向けて徐々に大きくすると共に凸部41bの頂点からタイヤ軸方向外側に向けて徐々に大きくし、凸部41bの頂点からタイヤ軸方向外側へ少なくとも凹部41aの深さD1の1/2となる位置までの領域Xでは荷重支持面41の傾斜角αを凹部41a内での傾斜角αの最大値よりも小さくし、空気入りタイヤ2のトレッド部の内面にランフラット走行時において環状シェル4の凹部41a内に収容される突起21を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ランフラット走行を可能にするタイヤホイール組立体に関し、さらに詳しくは、ランフラット走行状態での操縦安定性を向上することを可能にしたタイヤホイール組立体に関する。
車両の走行中に空気入りタイヤがパンクした場合でも、ある程度の緊急走行を可能にするための技術が市場の要請から多数提案されている。これら多数の提案のうち、空気入りタイヤの空洞部においてリム上に中子を装着し、パンクしたタイヤを中子によって支持することでランフラット走行を可能にしたものがある(例えば、特許文献1〜3参照)。
このようなランフラット用支持体は、ホイールのリムに嵌合する一対の弾性リングと、これら弾性リング間に跨がる環状シェルとから構成されている。このランフラット用支持体によれば、既存のホイールやリムに何ら特別の改造を加えることなく、そのまま使用できるため、市場に混乱をもたらすことなく受入れ可能であるという利点を有している。
上記ランフラット用支持体を備えたタイヤホイール組立体は、ランフラット用支持体がランフラット走行状態での荷重を支持し、直線走行時には比較的良好な操縦安定性を奏するが、コーナリング時にはコーナリングフォースが極端に低くなり、その操縦安定性が悪いという問題がある。そこで、環状シェルの荷重支持面にタイヤ周方向に延在する凹部と該凹部の両側に延在する一対の凸部とを形成する一方で、空気入りタイヤのトレッド部の内面にランフラット走行時において環状シェルの凹部内に収容される突起を設けることが考えられる(例えば、特許文献4参照)。
このようにトレッド部の内面に突起を設けた場合、空気入りタイヤの突起と環状シェルの凹部との係合により、ランフラット走行状態でのコーナリング時に高いコーナリングフォースを発生し、ランフラット走行状態での操縦安定性を向上することができる。しかしながら、ランフラット走行状態において空気入りタイヤが強い横力を受けた場合、空気入りタイヤの突起が環状シェルの凹部から外れる可能性があり、これが一旦外れてしまうと元の係合状態に戻ることが困難であり、操縦安定性が著しく損なわれることになる。
特表2001−519279号公報 特開2001−163020号公報 特開平10−297226号公報 特表2004−518674号公報
本発明の目的は、ランフラット走行状態での操縦安定性を向上することを可能にしたタイヤホイール組立体を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のタイヤホイール組立体は、空気入りタイヤの空洞部に、ホイールのリムに嵌合する一対の弾性リングと、これら弾性リング間に跨がる環状シェルとからなるランフラット用支持体を挿入したタイヤホイール組立体において、前記環状シェルの荷重支持面にタイヤ周方向に延在する凹部と該凹部の両側に延在する一対の凸部とを形成し、該荷重支持面のタイヤ軸方向に対する傾斜角を前記凹部の中央から前記凸部に向けて徐々に大きくすると共に前記凸部の頂点からタイヤ軸方向外側に向けて徐々に大きくし、前記凸部の頂点からタイヤ軸方向外側へ少なくとも前記凹部の深さの1/2となる位置までの領域では前記荷重支持面の傾斜角を前記凹部内での傾斜角の最大値よりも小さくし、前記空気入りタイヤのトレッド部の内面にランフラット走行時において前記環状シェルの凹部内に収容される突起を設けたことを特徴とするものである。
本発明では、環状シェルの荷重支持面にタイヤ周方向に延在する凹部と該凹部の両側に延在する一対の凸部とを形成する一方で、空気入りタイヤのトレッド部の内面にランフラット走行時において環状シェルの凹部内に収容される突起を設ける。ここで、荷重支持面のタイヤ軸方向に対する傾斜角を凹部の中央から凸部に向けて徐々に大きくすると共に凸部の頂点からタイヤ軸方向外側に向けて徐々に大きくし、凸部の頂点からタイヤ軸方向外側へ少なくとも凹部の深さの1/2となる位置までの領域では荷重支持面の傾斜角を凹部内での傾斜角の最大値よりも小さくする。このように荷重支持面のタイヤ軸方向に対する傾斜角を凹部の中央から凸部に向けて徐々に大きくすることにより、ランフラット走行状態において空気入りタイヤの突起が環状シェルの凹部から外れ難くなり、また、荷重支持面のタイヤ軸方向に対する傾斜角を凸部の頂点よりタイヤ軸方向外側の所定の領域では小さくすることにより、空気入りタイヤの突起が環状シェルの凹部から万が一外れても、その突起が元の係合状態に戻り易くなる。これにより、ランフラット走行状態での操縦安定性を向上することができる。
本発明において、荷重支持面の輪郭を凹部の中央からタイヤ軸方向外側に向けて4つの円弧から構成し、凹部の中央に位置して荷重支持面の外側に中心を持つ第1の円弧の半径R1と、該第1の円弧に接して荷重支持面の外側に中心を持つ第2の円弧の半径R2と、該第2の円弧に接して荷重支持面の内側に中心を持つ第3の円弧の半径R3と、該第3の円弧に接して荷重支持面の内側に中心を持つ第4の円弧の半径R4とを、R1>R4>R2>R3の関係にすることが好ましい。また、環状シェルの凸部の頂点から弾性リングまでのタイヤ径方向の距離を環状シェルの凹部の深さよりも小さくすることが好ましい。これにより、空気入りタイヤの突起を環状シェルの凹部に対して外れ難くしつつ戻り易くする効果を高めることができる。
また、空気入りタイヤの突起の高さは3mm以上とし、該突起の幅は環状シェルの凹部の幅よりも小さくすることが好ましい。これにより、操縦安定性の改善効果を十分に発揮することが可能になる。空気入りタイヤの突起はタイヤ周方向に断続的に形成しても良く、また、空気入りタイヤの突起には中空部分やスリットを設けることが可能である。これにより、重量増加を最小限に抑えることができる。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態からなるタイヤホイール組立体の要部を示す子午線断面図であり、図2及び図3はそれぞれランフラット用支持体を抽出して示す断面図である。図1において、1はホイールのリム、2は空気入りタイヤ、3はランフラット用支持体である。これらホイールのリム1、空気入りタイヤ2、ランフラット用支持体3は、図示しないホイール回転軸を中心として環状に形成されている。
ランフラット用支持体3は、環状シェル4と弾性リング5とを主要部として構成されている。このランフラット用支持体3は、通常走行時には空気入りタイヤ2の内面から離間しているが、パンク時には潰れた空気入りタイヤ2を内側から支持するものである。ランフラット用支持体3の断面高さH1は、装着されるタイヤの断面高さの40%以下、好ましくは25%〜35%であると良い。また、ランフラット用支持体3は切れ目の無い環状であっても良く、或いは、周上の少なくとも1箇所が切断されていて、それら切断部を継ぎ合わせることで一体的に組み立てられたものであっても良い。
環状シェル4は、パンクしたタイヤの内面に当接する荷重支持面41を外周側に張り出すと共に、該荷重支持面41の両側に沿って脚部を備えた開脚構造になっている。環状シェル4の荷重支持面41には、タイヤ周方向に延在する凹部41aと該凹部41aの両側に延在する一対の凸部41b,41bとが形成され、その周方向に直交する断面での輪郭が滑らかな曲線によりタイヤ赤道Eの両側で対称形状となるように形成されている。環状シェル4の凹部41aの深さD1は、タイヤ断面高さの7%〜13%、好ましくは8%〜11%であると良い。一方、空気入りタイヤ2のトレッド部の内面には、ランフラット走行時において環状シェル4の凹部41a内に収容される突起21が形成されている。
環状シェル4は、例えば厚さ0.5〜5.0mmの薄肉であり、パンクした空気入りタイヤ2を介して車両重量を支えるために高剛性の材料から構成されている。その構成材料には、金属や樹脂などを使用することができる。このうち金属としては、スチール、アルミニウムなどを例示することができる。一方、樹脂としては、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂のいずれでも良い。熱可塑性樹脂としては、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイド、ABSなどを挙げることができ、また熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などを挙げることができる。樹脂は単独で使用しても良いが、補強繊維を配合して繊維強化樹脂として使用しても良い。いずれの場合も、降伏強さ400MPa以上の材料を用いることが望ましい。
弾性リング5は、環状シェル4の脚部にそれぞれ取り付けられ、左右のリムシート上に当接しつつ環状シェル4を支持するようになっている。この弾性リング5は、パンクした空気入りタイヤ2から環状シェル4が受ける衝撃や振動を緩和するほか、リムシートに対する滑りを防止して環状シェル4を安定的に支持するものである。
弾性リング5の構成材料としては、ゴム又は樹脂を使用することができ、特にゴムが好ましい。ゴムとしては、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、水素化NBR、水素化SBR、エチレンプロピレンゴム(EPDM、EPM)、ブチルゴム(IIR)、アクリルゴム(ACM)、クロロプレンゴム(CR)、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどを挙げることができる。勿論、これらゴムには、充填剤、加硫剤、加硫促進剤、軟化剤、老化防止剤などの添加剤を適宜配合することができる。そして、ゴム組成物の配合に基づいて所望の弾性率を得ることができる。
上記タイヤホイール組立体において、図2に示すように、環状シェル4の荷重支持面41のタイヤ軸方向に対する傾斜角αは凹部41aの中央から凸部41bに向けて徐々に大きくなり、その最大値に到達した後に凸部41bの頂点まで徐々に小さくなり、凸部41bの頂点からタイヤ軸方向外側に向けて徐々に大きくなっている。そして、凸部41bの頂点からタイヤ軸方向外側へ少なくとも凹部41aの深さD1の1/2となる位置までの領域Xでは、荷重支持面41の傾斜角αが凹部41a内での傾斜角αの最大値よりも小さくなっている。凹部41a内での傾斜角αの最大値は45°〜90°にすることが好ましい。
上記タイヤホイール組立体によれば、ランフラット走行時に空気入りタイヤ2が潰れてランフラット用支持体3により支持された状態になるが、荷重支持面41の傾斜角αを凹部41aの中央から凸部41bに向けて徐々に大きくすることにより、空気入りタイヤ2の突起21が環状シェル4の凹部41aから外れ難くなる。また、荷重支持面41の傾斜角αを凸部41bの頂点よりタイヤ軸方向外側の領域Xでは小さくすることにより、ランフラット走行状態において空気入りタイヤ2の突起21が環状シェル4の凹部41aから万が一外れても、その突起21が元の係合状態に戻り易くなる。これにより、ランフラット走行状態でのコーナリングフォースを高めて操縦安定性を向上することができる。
なお、空気入りタイヤ2の突起21は外れ難く戻り易いため、その寸法を比較的小さく設定することが可能である。そのため、突起21を小さくすることにより、突起21に起因する重量増加や性能低下を最小限に抑えることが可能である。また、突起21を設けた場合、タイヤ内面に注入される潤滑剤がタイヤ赤道付近に溜まってしまうのを防ぐことができる。
上記タイヤホイール組立体において、図3に示すように、荷重支持面41の輪郭は凹部41aの中央からタイヤ軸方向外側に向けて4つの円弧から構成し、凹部41aの中央に位置して荷重支持面41の外側に中心を持つ第1の円弧の半径R1と、該第1の円弧に接して荷重支持面41の外側に中心を持つ第2の円弧の半径R2と、該第2の円弧に接して荷重支持面41の内側に中心を持つ第3の円弧の半径R3と、該第3の円弧に接して荷重支持面41の内側に中心を持つ第4の円弧の半径R4とを、R1>R4>R2>R3の関係にすると良い。このような輪郭形状を採用することで、上述の傾斜角αの条件を満足すると共に、リム組み性及び耐荷重性を確保しつつコーナリング性能を向上することができる。
空気入りタイヤ2の突起21の高さは3mm以上とし、該突起21の幅は環状シェル4の凹部41aの幅Wよりも小さくすると良い。但し、ここで言う幅Wとは一対の凸部41bの頂点間の距離である。突起21の寸法を上記の如く設定することにより、操縦安定性の改善効果を十分に発揮することが可能になる。突起21の高さが3mm未満であると抵抗が少なく十分な十分な効果が得られない。支持体3の形状にもよるが、タイヤの重量増加や性能低下を回避するために、突起21の高さは20mm以下にすることが好ましい。突起21の構成材料としては、ゴム組成物のみならず、樹脂、金属、繊維及びその複合材料等を用いることができる。また、突起21はタイヤ赤道Eの両側で対称に構成することが好ましいが、例えばベルト貼り方向等に起因するタイヤ流れを防止するために、タイヤ赤道Eの両側で非対称に構成しても良い。
図4はランフラット用支持体の変形例を示すものである。図4において、環状シェル4の凸部41bの頂点から弾性リング5までのタイヤ径方向の距離D2は、環状シェル4の凹部41aの深さD1よりも小さくなっている。このようにD1>D2の関係を満足する場合、ランフラット走行状態において空気入りタイヤ2の突起21が環状シェル4の凹部41aから外れたとき、突起21が凹部41a内に戻り易くなる。
図5は空気入りタイヤに形成される突起の変形例を示すものである。図5において、空気入りタイヤ2の突起21はタイヤ周方向に断続的に形成されている。この場合、タイヤの重量増加を最小限に抑えることができる。但し、操縦安定性の改善効果を確実に得るために、突起2が存在しない部分のタイヤ周方向の長さは50mm以下とすることが必要である。
図6は空気入りタイヤに形成される突起の他の変形例を示すものである。図6において、空気入りタイヤ2の突起21には多数の中空部分21aが形成されている。例えば、中空部分21aはゴム組成物中に気泡や樹脂バルーンを混ぜることで形成可能である。このように突起21に多数の中空部分21を形成することにより、タイヤの重量増加を最小限に抑えることができる。
図7は空気入りタイヤに形成される突起の更に他の変形例を示すものである。図7において、空気入りタイヤ2の突起21にはタイヤ径方向に延長するスリット21bが形成されている。このように突起21にスリット21bを形成することにより、タイヤの重量増加を最小限に抑えることができる。なお、スリット21bはタイヤ幅方向に形成しても良く、更には突起21に対して複数本のスリット21bを設けるようにしても良い。
タイヤサイズ205/55R16の空気入りタイヤとリムサイズ16×6 1/2JJのホイールとランフラット用支持体とから構成されるタイヤホイール組立体において、ランフラット用支持体を構成する環状シェルの形状を異ならせた比較例1,2及び実施例をそれぞれ製作した。
比較例1は、環状シェルの荷重支持面にタイヤ周方向に延在する凹部と該凹部の両側に延在する一対の凸部とを形成し、該荷重支持面のタイヤ軸方向に対する傾斜角を凹部内において相対的に小さくし、空気入りタイヤのトレッド部の内面には突起を設けていないタイヤホイール組立体である。
比較例2は、環状シェルの荷重支持面にタイヤ周方向に延在する凹部と該凹部の両側に延在する一対の凸部とを形成し、該荷重支持面のタイヤ軸方向に対する傾斜角を凹部内において相対的に小さくする一方で、空気入りタイヤのトレッド部の内面にランフラット走行時において環状シェルの凹部内に収容される突起を設けたタイヤホイール組立体である(図8参照)。
実施例は、環状シェルの荷重支持面にタイヤ周方向に延在する凹部と該凹部の両側に延在する一対の凸部とを形成し、荷重支持面のタイヤ軸方向に対する傾斜角を凹部の中央から凸部に向けて徐々に大きくすると共に凸部の頂点からタイヤ軸方向外側に向けて徐々に大きくし、凸部の頂点からタイヤ軸方向外側へ少なくとも凹部の深さの1/2となる位置までの領域では荷重支持面の傾斜角を凹部内での傾斜角の最大値よりも小さくする一方で、空気入りタイヤのトレッド部の内面にランフラット走行時において環状シェルの凹部内に収容される突起を設けたタイヤホイール組立体である(図1参照)。
これら比較例1,2及び実施例のタイヤホイール組立体について、ランフラット走行状態でスリップアングルを変化させながらコーナリングフォースを測定した。参考のため、実施例のタイヤホイール組立体について、空気圧を200kPaとした状態でのコーナリングフォースを測定した。その結果を図9に示す。
図9に示すように、タイヤ内面に突起を設けた比較例2のタイヤホイール組立体は、タイヤ内面に突起を設けていない比較例1のタイヤホイール組立体に比べて、高いコーナリングフォースを発生するが、スリップアングルが大きくなるとコーナリングフォースの増大効果が得られなくなる。これに対して、環状シェルの荷重支持面の形状を図示のように規定した実施例のタイヤホイール組立体は、スリップアングルが大きい場合であっても、比較例1のタイヤホイール組立体に比べて、高いコーナリングフォースを発生することができた。
本発明の実施形態からなるタイヤホイール組立体の要部を示す子午線断面図である。 図1におけるランフラット用支持体を抽出して示す断面図である。 図1におけるランフラット用支持体を抽出して示す断面図である。 ランフラット用支持体の変形例を示す断面図である。 空気入りタイヤに形成される突起の変形例を示す断面図である。 空気入りタイヤに形成される突起の他の変形例を示す断面図である。 空気入りタイヤに形成される突起の更に他の変形例を示す断面図である。 比較例のタイヤホイール組立体の要部を示す子午線断面図である。 スリップアングルとコーナリングフォースとの関係を示すグラフである。
符号の説明
1 ホイールのリム
2 空気入りタイヤ
3 ランフラット用支持体
4 環状シェル
5 弾性リング
41 荷重支持面
41a 凹部
41b 凸部
21 突起
21a 中空部分
21b スリット
α 荷重支持面の傾斜角

Claims (7)

  1. 空気入りタイヤの空洞部に、ホイールのリムに嵌合する一対の弾性リングと、これら弾性リング間に跨がる環状シェルとからなるランフラット用支持体を挿入したタイヤホイール組立体において、前記環状シェルの荷重支持面にタイヤ周方向に延在する凹部と該凹部の両側に延在する一対の凸部とを形成し、該荷重支持面のタイヤ軸方向に対する傾斜角を前記凹部の中央から前記凸部に向けて徐々に大きくすると共に前記凸部の頂点からタイヤ軸方向外側に向けて徐々に大きくし、前記凸部の頂点からタイヤ軸方向外側へ少なくとも前記凹部の深さの1/2となる位置までの領域では前記荷重支持面の傾斜角を前記凹部内での傾斜角の最大値よりも小さくし、前記空気入りタイヤのトレッド部の内面にランフラット走行時において前記環状シェルの凹部内に収容される突起を設けたタイヤホイール組立体。
  2. 前記荷重支持面の輪郭を前記凹部の中央からタイヤ軸方向外側に向けて4つの円弧から構成し、前記凹部の中央に位置して荷重支持面の外側に中心を持つ第1の円弧の半径R1と、該第1の円弧に接して荷重支持面の外側に中心を持つ第2の円弧の半径R2と、該第2の円弧に接して荷重支持面の内側に中心を持つ第3の円弧の半径R3と、該第3の円弧に接して荷重支持面の内側に中心を持つ第4の円弧の半径R4とを、R1>R4>R2>R3の関係にした請求項1に記載のタイヤホイール組立体。
  3. 前記環状シェルの凸部の頂点から前記弾性リングまでのタイヤ径方向の距離を前記環状シェルの凹部の深さよりも小さくした請求項1又は請求項2に記載のタイヤホイール組立体。
  4. 前記空気入りタイヤの突起の高さを3mm以上とし、該突起の幅を前記環状シェルの凹部の幅よりも小さくした請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤホイール組立体。
  5. 前記空気入りタイヤの突起をタイヤ周方向に断続的に形成した請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤホイール組立体。
  6. 前記空気入りタイヤの突起に中空部分を設けた請求項1〜5のいずれかに記載のタイヤホイール組立体。
  7. 前記空気入りタイヤの突起にスリットを設けた請求項1〜5のいずれかに記載のタイヤホイール組立体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008195337A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Bridgestone Corp ランフラット用支持体および空気入りランフラットタイヤ

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