JP2004074861A - 車両のフード構造 - Google Patents

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杵島 史彦
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Abstract

【課題】フードの衝突面における全面を略均一のストロークにし底付きを無くすと共に、所定値以下で略均一のHIC値にする。
【解決手段】インナパネル14の衝突部20は、インナパネル14の外周骨に沿って形成された所定幅W1(側部幅)、W2(前部幅)、W3(後部幅)の低質量部としての第1エリア20A(図中のハッチングで示す範囲)と、第1エリア20Aに囲まれた矩形状の高質量部としての第2エリア20Bとに分割されている。また、第1エリア20Aの単位面積当たりの質量M1が、第2エリア20Bの単位面積当たりの質量M2より小さくなっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のフード構造に関し、特に、自動車等の車両において衝突時に歩行者を保護する車両のフード構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両のフード構造においては、次のような構成が知られている。
【0003】
図13に示される如く、この車両のフード構造においては、エンジンフード100のインナパネル102における前側骨102A、後側骨102B及び車幅方向外側骨102Cからなる外周骨が他の部位に比べて剛性が高くなっている。また、前側骨102Aと後側骨102Bとを連結する複数の骨格部材106が配設されていると共に、フード100の前後方向中央部には、車幅方向に延びる骨格部材108が配設されており、この骨格部材108の両端部は、骨格部材106の交差部110に連結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなフード100においては、外周骨近傍からフード100の中央部に向かって順番に並んだ各部位P1、P2、P3に、球状の衝突体を衝突させた場合に、各部位におけるフードの変形量(車両下方へのストロークS)と衝突体が受ける加速度Gから計算されるHIC値(頭部障害基準値)との関係は、前記インナパネル102の構造により、図14のグラフに示される如くなる。即ち、HIC値(グラフの実線)は、P1、P2、P3の順に減少しており均一になっておらず、P1、P2、P3の順にストロークS(グラフの一点鎖線)が大きくなる。この結果、外周骨から遠い中央部P3においては、HIC値がH1以下であっても、ストロークSが大きくなり、エンジン等の剛体に底付きする恐れがある。また、P2、P3はストロークが少なくHIC値はH1以上になってしまう。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、フードの衝突面における全面を略均一のストロークにし底付きを無くすと共に、所定値以下で略均一のHIC値にすることができる車両のフード構造を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、フードの車体外側面を構成するアウタ部材と、該アウタ部材の内側に配設されたインナ部材と、からなる車両のフード構造であって、
前記インナ部材における外周骨に沿って所定の幅で形成された低質量部と、
前記インナ部材における前記低質量部によって囲まれ、単位面積当たりの質量が前記低質量部の単位面積当たりの質量より重い高質量部と、
を有することを特徴とする。
【0007】
従って、外周骨に沿って所定の幅で形成されたインナ部材における低質量部の単位面積当たりの質量が、低質量部によって囲まれた高質量部の単位面積当たりの質量より軽くなっているので、インナ部材における低質量部の上方または高質量部の上方となるフードのアウタ部材の各部位に、衝突体の衝突により力が作用した場合には、前記質量の差によって、各部位における加速度特性が変化する。この結果、前記質量を調整することによりフードの変形量(車両下方へのストロークS)を略均一にすることができる。また、前記質量の違いによりインナ部材における低質量部から衝突体が受ける最大加速度Gをインナ部材における高質量部から衝突体が受ける最大加速度Gより小さくできる。このため、フードの衝突面における全面を略均一のストロークにし底付きを無くすことができる共に、フードの変形量(車両下方へのストロークS)と衝突体が受ける加速度Gから計算されるHIC値(頭部障害基準値)をフードの衝突面における全面において所定値以下で略均一にできる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両のフード構造において、前記インナ部材の高質量部が、エンジンルーム内においてフードに近接配置された剛体の上方に位置することを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1記載の内容に加えて、エンジンルーム内においてフードに近接配置された剛体の上方に位置するインナ部材の高質量部の単位面積当たりの質量を重くすることで、フードが、近接配置された剛体に底付きするのを防止できる。
【0010】
請求項3記載の本発明は、請求項1、2の何れかに記載の車両のフード構造において、前記インナ部材は骨格部材からなることを特徴とする。
【0011】
従って、請求項1、2の何れかに記載の内容に加えて、インナ部材を骨格部材で構成しため、周知の骨格部材を使用することができ、生産性が向上する。
【0012】
請求項4記載の本発明は、請求項1、2の何れかに記載の車両のフード構造において、前記インナ部材は骨格部材とシート部材からなることを特徴とする。
【0013】
従って、請求項1、2の何れかに記載の内容に加えて、インナ部材を骨格部材とシート部材で構成しため、骨格部材とシート部材とを使い分けることで質量の調整が容易である。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明における車両のフード構造の第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0015】
なお、図中矢印UPは車体上方方向を示し、図中矢印FRは車体前方方向を示している。
【0016】
図2に示される如く、本実施形態では、自動車のエンジンフード10が、エンジンフード10の車体外側面を構成するアウタ部材としてのアウタパネル12と、アウタパネル12の内側に配設されエンジンルーム側部を構成するインナ部材としてのインナパネル14で構成されている。
【0017】
図1に示される如く、エンジンフード10のインナパネル14における前側骨14A、後側骨14B及び車幅方向外側骨14Cからなる外周骨は、他の部位に比べて剛性が高くなっている。
【0018】
なお、インナパネル14における外周骨14A、14B、14Cの内側を、衝突部20と定義し、図2に示される如く、この衝突部20の上方側となるアウタパネル12の上面12Aの部位S1をエンジンフード10の衝突面30と定義する。
【0019】
図1に示される如く、インナパネル14の衝突部20は、インナパネル14の外周骨14A、14B、14Cに沿って形成された所定幅W1(側部幅)、W2(前部幅)、W3(後部幅)の低質量部としての第1エリア20A(図中のハッチングで示す範囲)と、第1エリア20Aに囲まれた矩形状の高質量部としての第2エリア20Bとに分割されている。
【0020】
図3に示される如く、インナパネル14の衝突部20の第2エリア20Bは、断面ハット形状の周知の骨格部材22で構成されており、骨格部材22の開口両端部に形成されたフランジ22Aが、アウタパネル12(図2参照)にヘミング加工されている。
【0021】
図1に示される如く、骨格部材22は、インナパネル14の衝突部20における第2エリア20Bの外周部に沿って矩形状に配設されていると共に、第2エリア20Bの車幅方向中央部に車体前後方向に沿って配設されており、車幅方向に並ぶ2つの矩形を形成している。更に、骨格部材22は、前記2つの矩形内の各対角線に沿ってX状に配設されている。
【0022】
図3に示される如く、インナパネル14の衝突部20における第1エリア20Aには、断面ハット形状の周知の骨格部材24が配設されており、骨格部材24は、第2エリア20Bの骨格部材22とインナパネル14の外周骨(図3では、後側骨14B)とを連結している。また、骨格部材24の開口両端部に形成されたフランジ24Aは、インナパネル14の外周側に向って、下方に傾斜しており、アウタパネル12から離間している。
【0023】
図1に示される如く、骨格部材24は、第1エリア20Aの四隅に放射状に配設されていると共に、第1エリア20Aの車幅方向中央部に車体前後方向に沿って配設されている。
【0024】
図2に示される如く、骨格部材22の高さH1は、骨格部材24の高さH2より大きくなっており、骨格部材22の単位長さ当たりの質量が、骨格部材24の単位長さ当たりの質量より大きくなっている。
【0025】
従って、骨格部材22の配設位置と骨格部材24の配設位置との違い及び骨格部材22の単位長さ当たりの質量と骨格部材24の単位長さ当たりの質量との違いとによって、第1エリア20Aの単位面積当たりの質量M1が、第2エリア20Bの単位面積当たりの質量M2より小さくなっている。
【0026】
このため、歩行者が衝突するフード10のアウタパネル12の衝突面30における前記第1エリア20Aに対応する部位の単位面積当たりの質量が、歩行者が衝突するフード10のアウタパネル12の衝突面30における前記第2エリア20Bに対応する部位の単位面積当たりの質量より軽くなっている。
【0027】
従って、フード10のアウタパネル12の衝突面30におけるこれらの部位に同じ力が作用した場合には、前記第1エリア20Aに対応する部位の加速度が、前記第2エリア20Bに対応する部位の加速度に比べて小さくなる。
【0028】
即ち、インナパネル14の各部位における単位面積当たりの質量の違いにより、フード10の衝突面30における前記第1エリア20Aに対応する部位と前記第2エリア20Bに対応する部位における加速度特性を調整している。
【0029】
具体的には、第2エリア20Bの略中央部Q1(図1参照)の上方となる、フード10の衝突面30における中央部30A(図2参照)では、衝突後半において、インナパネル14における前側縁部14A、後側縁部14B及び車幅方向外側縁部14Cからなる外周骨の影響が少なく、衝突後半の加速度が低い。このため、図4(A)に破線で示す従来構造のフード(図13)に比べて、図4(A)に実線で示すように、ピーク時の加速度G1を上げることで、ストロークS1を短くしている。
【0030】
また、第1エリア20Aにおいて前側縁部14A近傍Q2(図1参照)の上方となる、フード10の衝突面30における前端部30B(図2参照)では、衝突前半から衝突後半にかけて、インナパネル14における外周骨の影響が大きく、高い加速度が発生する。このため、図4(B)に破線で示す従来構造のフード(図13)に比べて、図4(B)に実線で示すように、ピーク時の加速度G2を大幅に下げることで、ストロークS2を伸ばしている。
【0031】
また、第2エリア20Bの略中央部Q1と第1エリア20Aの前側縁部14A近傍Q2との中間の部位Q3(図1参照)の上方となる、前記フード10の衝突面30における部位30C(図2参照)では、衝突後半でインナパネル14における外周骨の影響が大きく、衝突後半の加速度がやや高めになる。このため、図4(C)に破線で示す従来構造のフード(図13)に比べて、図4(C)に実線で示すように、ピーク時の加速度G3を下げることで、ストロークS3を伸ばしている。
【0032】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0033】
本実施形態では、フード10のアウタパネル12の内側に配設されたインナパネル14の第1エリア20Aの単位面積当たりの質量M1が、第2エリア20Bの単位面積当たりの質量M2より小さくなっており、フード10の衝突面30における中央部30Aにおいては、図13に示す従来構造のフードに比べて、図4に実線で示すように、ピーク時の加速度G1を上げることでストロークS1を短くし、フード10の衝突面30における前端部30Bにおいては、図4に二点鎖線で示すように、ピーク時の加速度G2を大幅に下げストロークS2を伸ばし、フード10の衝突面30における前記2つの中間の部位30Cでは、図4に一点鎖線で示すように、ピーク時の加速度G3と後半の加速度G4を共に下げ、ストロークS3を伸ばしている。
【0034】
この結果、前記質量M1、M2を調整することによりフード10の変形量(車両下方へのストロークS)を略均一にすることができる。また、前記質量M1、M2の違いによりインナパネル14における第1エリア20Aから衝突体が受ける最大加速度がインナパネル14における第2エリア20Bから衝突体が受ける最大加速度より小さくなる。このため、フード10の衝突面30における全面を略均一のストロークにし底付きを無くすことができる共に、フード10の変形量(車両下方へのストロークS)と衝突体が受ける加速度Gから計算されるHIC値(頭部障害基準値)をフード10の衝突面30における全面において所定値以下で略均一にできる。
【0035】
また、本実施形態では、インナパネル14を骨格部材22、24で構成し、骨格部材22、24の高さH1、H2及び配設位置の違いによって、フード10の衝突面30における第1エリア20Aの所定範囲内の質量と、前記第2エリア20Bの所定範囲内の質量とを異ならせる構成のため、周知の骨格部材を使用することができ、生産性が向上する。
【0036】
また、本実施形態では、骨格部材24のフランジ24Aがアウタパネル12から離間している。このため、骨格部材24に対向するフード10の衝突面30に衝突体が衝突した場合には、衝突直後に発生する加速度に骨格部材24の質量が関係しないので、この点においても、衝突体が受ける最大加速度Gを小さくすることができる。
【0037】
なお、本実施形態では、骨格部材22、24の高さH1、H2及び配設位置の違いによって、フード10の衝突面30における第1エリア20Aの単位面積当たりの質量と、前記第2エリア20Bの単位面積当たりの質量とを変える構成としたが、これに代えて、図5に示される如く、骨格部材22の高さH1と、骨格部材24の高さH2とを略等しくし、骨格部材22、24の形状、板厚、材質等の違いによって、フード10の衝突面30における第1エリア20Aの単位面積当たりの質量と、前記第2エリア20Bの単位面積当たりの質量とを変える構成とししても良い。
【0038】
また、図6に示される如く、骨格部材24の開口両端部に形成されたフランジ24Aを傾斜させずに略同一の幅Lでアウタパネル12から離間させた構成としても良い。
【0039】
また、骨格部材22の配設形状は、図1に示される本実施形態の形状に限定されず、図7に示される如く、骨格部材22が、第2エリア20Bの外周部に沿って矩形状に配設されていると共に、矩形状内に車幅方向に略等間隔で4本配設された配設形状等の他の配設形状としても良い。更には、骨格部材24を無くし、骨格部材22を前側骨14Aと後側骨14Bに架設し、骨格部材22における第2エリア20Bとなる部位のみの板厚を厚くする等により質量を調整しても良い。
【0040】
次に、本発明における車両のフード構造の第2実施形態を図8及び図9に従って説明する。
【0041】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】
図8に示される如く、本実施形態では、インナパネル14の衝突部20の第2エリア20Bが、矩形状のシート部材32からなり、シート部材32はアスファルトシート、樹脂系熱硬化型シート、塩ビシート、金属板等によって構成されている。
【0043】
図9に示される如く、シート部材32は、アウタパネル12の裏面に固定されている。
【0044】
図8に示される如く、インナパネル14の衝突部20における第1エリア20Aの骨格部材24は、第1実施形態と同様に、第2エリア20Bのシート部材32とインナパネル14の外周部とを連結している。
【0045】
このため、歩行者が衝突するフード10のアウタパネル12の衝突面30における前記第1エリア20Aに対応する部位の単位面積当たりの質量が、歩行者が衝突するフード10のアウタパネル12の衝突面30における前記第2エリア20Bに対応する部位の単位面積当たりの質量より軽くなっている。
【0046】
従って、本実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果が得られると共に、本実施形態では、インナパネル14を骨格部材24とシート部材32で構成しため、骨格部材24とシート部材32とを使い分けることで質量の調整が容易である。
【0047】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態では、インナパネル14の衝突部20を、外周部を構成する所定幅Wの第1エリア20Aと、第1エリア20Aに囲まれた矩形状の第2エリア20Bとに分割したが、これに代えて、図10に示される如く、第2エリア20Bの車両後方側の部位20Cを第2エリア20Bの一部とし、インナパネル14の衝突部20を、インナパネル14の少なくとも前側骨14Aと車幅方向外側骨14Cとの外周骨に沿って所定の幅で形成された第1エリア20Aと、この第1エリア20Aの内側となる第2エリア20B、20Cとに分割した構成としても良い。
【0048】
また、図11、図12に示される如く、フード10の一部10Aにおいて、骨格部材34とシート部材36を使用し、エンジンルーム内においてフード10に近接配置されたエンジン等の剛体の上方に位置する部位を高質量部としての第2エリア20Bとすると共に、インナパネル14の外周骨に沿って所定幅で形成された第2エリア20Bの外周部を低質量部としての第1エリア20A(図中のハッチングで示す範囲)とした構成としても良い。
【0049】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、フードの車体外側面を構成するアウタ部材と、アウタ部材の内側に配設されたインナ部材と、からなる車両のフード構造であって、インナ部材における外周骨に沿って所定の幅で形成された低質量部と、インナ部材における低質量部によって囲まれ、単位面積当たりの質量が低質量部の単位面積当たりの質量より重い高質量部と、を有するため、フードの衝突面における全面を略均一のストロークにし底付きを無くすと共に、所定値以下で略均一のHIC値にすることができるという優れた効果を有する。
【0050】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両のフード構造において、インナ部材の高質量部が、エンジンルーム内においてフードに近接配置された剛体の上方に位置するため、請求項1記載の効果に加えて、フードが近接配置された剛体に底付きするのを防止できるという優れた効果を有する。
【0051】
請求項3記載の本発明は、請求項1、2の何れかに記載の車両のフード構造において、インナ部材は骨格部材からなるため、請求項1、2の何れかに記載の効果に加えて、生産性が向上するという優れた効果を有する。
【0052】
請求項4記載の本発明は、請求項1、2の何れかに記載の車両のフード構造において、インナ部材は骨格部材とシート部材からなるため、請求項1、2の何れかに記載の効果に加えて、質量の調整が容易であるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両のフード構造を示す車両下方から見た概略平面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った拡大断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る車両のフード構造におけるインナパネルの一部を示す車斜め前方上側から見た斜視図である。
【図4】(A)〜(C)は本発明の第1実施形態に係る車両のフード構造のストロークと加速度との関係を示すグラフである。
【図5】本発明の第1実施形態の変形例に係る車両のフード構造を示す図2に対応する断面である。
【図6】本発明の第1実施形態の変形例に係る車両のフード構造を示す図3に対応する斜視面である。
【図7】本発明の第1実施形態の変形例に係る車両のフード構造を示す図1に対応する概略平面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る車両のフード構造を示す車両下方から見た概略平面図である。
【図9】図8の9−9線に沿った拡大断面図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係る車両のフード構造を示す車両下方から見た概略平面図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係る車両のフード構造を示す車両下方から見た概略平面図である。
【図12】図11の12−12線に沿った拡大断面図である。
【図13】従来技術の車両のフード構造を示す車両下方から見た概略平面図である。
【図14】従来技術の車両のフード構造におけるフード先端からの距離とHIC値との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10  エンジンフード
12  エンジンフードのアウタパネル(アウタ部材)
14  エンジンフードのインナパネル(インナ部材)
14A  前側骨(外周骨)
14B  後側骨(外周骨)
14C  車幅方向外側骨(外周骨)
20  インナパネルの衝突部
20A  衝突部の第1エリア(低質量部)
20B  衝突部の第2エリア(高質量部)
22  骨格部材
24  骨格部材
30  フードの衝突面
32  シート部材
34  骨格部材
36  シート部材

Claims (4)

  1. フードの車体外側面を構成するアウタ部材と、該アウタ部材の内側に配設されたインナ部材と、からなる車両のフード構造であって、
    前記インナ部材における外周骨に沿って所定の幅で形成された低質量部と、
    前記インナ部材における前記低質量部によって囲まれ、単位面積当たりの質量が前記低質量部の単位面積当たりの質量より重い高質量部と、
    を有することを特徴とする車両のフード構造。
  2. 前記インナ部材の高質量部が、エンジンルーム内においてフードに近接配置された剛体の上方に位置することを特徴とする請求項1に記載の車両のフード構造。
  3. 前記インナ部材は骨格部材からなることを特徴とする請求項1、2の何れかに記載の車両のフード構造。
  4. 前記インナ部材は骨格部材とシート部材からなることを特徴とする請求項1、2の何れかに記載の車両のフード構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004035421A1 (de) * 2004-07-21 2006-03-16 Adam Opel Ag Fronthaube, insbesondere Motorhaube für ein Kraftfahrzeug
DE102005044818A1 (de) * 2005-09-20 2007-04-05 GM Global Technology Operations, Inc., Detroit Fronthaube, insbesondere Motorhaube für ein Kraftfahrzeug

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