JP2004071237A - 電線の圧着装置 - Google Patents

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寺田 克明
Mitsuji Kubota
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Abstract

【課題】端子圧着装置の小型化および構造の簡素化を図るとともに、圧着端子付電線の生産性を高めることができる電線の圧着装置を提供する。
【解決手段】端子圧着装置11の側方に隣接させてガイド治具12を設ける。ガイド治具12には、複数本の電線25を並列に挿入可能な案内溝29を設け、案内溝29の幅Wを電線25の挿入口29aから導出口29bに向かうに従って次第に狭くなるように形成する。複数本の電線25を案内溝29の挿入口29aに挿入し、端子圧着装置11の方向に移動させると、複数本の電線25は案内溝29によって案内されて互いに密接し、揃えられて圧着端子20に供給されるようにした構成を特徴とする。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電線の圧着装置に係り、例えばワイヤハーネスを構成する圧着端子付電線を簡単な機構で、効率よく製造できる電線の圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、1個の圧着端子には、1本の電線を接続するが、図5および図6に示すように、電線1,2の分岐接続や電線1とアース線3との接続等では、1個の圧着端子4の絶縁体加締片4aおよび導体加締片4bに、複数本(例えば2本)の電線1,2を圧着(ダブル圧着)することが求められる場合がある。
【0003】
太物電線1と細物電線2、または細物電線2同士等の圧着は、2本の電線1,2を並列に並べ、密接させた状態で絶縁体加締片4aおよび導体加締片4bに供給する必要がある。
しかし、2本の電線1,2を夫々保持するチャック5,6同士が干渉するため、2本の電線1,2を密接させた状態で保持して供給することができなかった。従って、圧着作業を自動機で行うことができず、自動機のラインとは別の工程を設け、作業者が、電線の皮剥き、加締め、コネクタへの挿入作業等を手作業で行っていた。別工程での手作業は、作業効率が悪く、また一定水準以上の圧着品質を安定して確保する観点からも改善が望まれていた。
【0004】
上記した問題を解決するため、自動機を用いて圧着する装置として、例えば特開平6−231853号公報には、互いに接近または離間可能な一対の電線チャック、および電線保持板に形成された電線保持溝中に2本の電線を挿入し、電線押さえによって押圧して密接させるようにした電線寄せユニットを備えた装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平6−231853号公報に記載された圧着装置は、装置が複雑で高価となる問題点があった。
また、一対の電線チャックを接近または離間させるための駆動装置や、電線押さえ等の専用装置を要し、圧着装置が大型となって、圧着装置の設置にも広いスペースを要する等、改善の余地があった。
【0006】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、端子圧着装置の小型化および構造の簡素化を図るとともに、圧着端子付電線の生産性を高めることができる電線の圧着装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明は、請求項1に記載したように、機枠に固定されたアンビルと、前記アンビルに接近または離間する方向に移動可能に配設されたクリンパとにより圧着端子を押圧して、所定長さの絶縁被覆が除去された複数本の電線の先端に前記圧着端子を圧着する端子圧着装置と、前記アンビルおよび前記クリンパに対向して前記端子圧着装置の側方に隣接して配設され、複数本の前記電線をその長手方向に沿って移動させたとき複数本の前記電線を揃えて前記圧着端子に案内するガイド治具とを備え、前記ガイド治具に挿入して供給された複数本の前記電線を揃えて前記圧着端子の絶縁体加締片および導体加締片上に供給するようにしたことを特徴としている。
【0008】
このように構成された電線の圧着装置においては、端子圧着装置の側方に隣接させてガイド治具を備え、ガイド治具によって挿入された複数本の電線を揃えて圧着端子に供給するようにしたので、簡単な機構で複数本の電線を揃えることができ、容易に圧着することができることになる。
従って、この電線の圧着装置においては、従来のような、装置が複雑で高価であり、また圧着装置が大型となって広い設置スペースを要するという問題を解消できることになる。また、電線の皮剥きや圧着端子の圧着のごとに、異なるチャック等で電線を掴み換える必要がなく、圧着端子付電線等の生産性を高めることができる。
【0009】
また本発明は、請求項2に記載したように、請求項1に記載した電線の圧着装置であって、前記ガイド治具は、複数本の前記電線を並列に挿入可能とされ前記端子圧着装置に向かって形成された案内溝を有し、前記案内溝は、前記端子圧着装置から離間した側に設けられた前記電線の挿入口の幅が広く設定され、前記端子圧着装置に隣接した側に設けられた前記電線の導出口の幅が複数の前記電線を互いに密接させて並列に並べたときの幅と略同一の狭い幅となるように、前記挿入口から前記導出口に向かうに従って次第に前記案内溝の幅が狭まるように形成したことを特徴としている。
【0010】
このように構成された電線の圧着装置においては、端子圧着装置の側方に配置したガイド治具に、複数本の電線を並列に挿入可能な案内溝を設け、案内溝の幅を電線の挿入口から導出口に向かうに従って次第に狭くなるようにしたので、単に電線を案内溝の挿入口に挿入し、端子圧着装置方向に押し出すだけで、複数本の電線を密接状態に揃えられることになる。
従って、この電線の圧着装置においては、極めて簡単な機構によって複数本の電線を揃えて圧着端子に供給することができ、電線の圧着装置を簡素化することができる。
【0011】
また本発明は、請求項3に記載したように、請求項2に記載した電線の圧着装置であって、前記案内溝は、その一側面に開閉可能な蓋体を備え、前記案内溝に複数本の前記電線を挿入するときには前記蓋体を閉鎖してパイプ状部材として複数本の前記電線を案内し、複数本の前記電線を前記圧着端子に圧着した後は、前記蓋体を開放して複数本の前記電線を前記案内溝から離脱可能としたことを特徴としている。
【0012】
このように構成された電線の圧着装置においては、案内溝の一側面に開閉可能な蓋体を配設し、電線を圧着端子に案内する時には、蓋体を閉じたパイプ状部材で電線を案内し、圧着端子に圧着後は蓋体を開放して電線を案内溝から離脱可能としたので、圧着端子への電線の供給時に、案内溝からの電線の外れを確実に防止することができる。またこれによって、複数本の電線を短時間で安定、かつ、確実に揃えて圧着端子に供給できることになる。
従って、この電線の圧着装置においては、圧着端子への電線の供給効率を向上させることができ、圧着端子付電線の生産効率を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本発明に係る電線の圧着装置10は、端子圧着装置11と、ガイド治具12とを備えている。端子圧着装置11は、電線25に圧着端子20を圧着するためのものであって、プレス機13の機枠である固定台14に対して、ラム15が油圧シリンダ17等によって駆動されて、接近または離間する方向に移動可能に配設されている。固定台14には、アンビル16が固定され、ラム15にはクリンパ18が、アンビル16に対向して固定されている。
【0014】
図2に示すように、圧着端子20は、角パイプ状の電気接触部20aと、略U字形とされて電気接触部20aの後方に連続して形成された導体加締片20bおよび絶縁体加締片20cとから構成されている。上述した形状の多数個の圧着端子20は、夫々連結片21によって連結板22に連結され、横に並べられた連鎖体23とされている。
図1に示すように、連鎖体23は、端子圧着装置11の上方に配置されたリール24に巻かれている。そして、連鎖体23は、リール24からガイド27を介して間欠搬送されて圧着装置10に供給されるようになっている。
なお、この実施形態では、各圧着端子20が連結片21を介して連鎖体23の長手方向に対して交差する方向に突出するように配列されているが、本発明は各圧着端子20が縦列連結された場合にも適用可能である。
【0015】
図3に示すように、アンビル16は、上面16aが若干の凹状曲面となっており、圧着端子20の導体加締片20bおよび絶縁体加締片20cの下面を受けるようになっている。
【0016】
クリンパ18は、アンビル16の上方に対向して配置され、加圧用の凹部18aを有している。凹部18aは、圧着端子20の導体加締片20bおよび絶縁体加締片20cの端部を案内して変形させる一対の凹状曲面18b、および一対の凹状曲面18bが合流して形成され、アンビル16側へ突出する凸部18cとから形成されている。夫々の凹状曲面18bの下端18dは、外側に湾曲して形成されている。従って、クリンパ18が下降したとき、圧着端子20の導体加締片20bおよび絶縁体加締片20cの端部を、凹部18aに誘い込み易い形状となっている。
【0017】
そして、連鎖体23の間欠搬送により、圧着端子20の導体加締片20bおよび絶縁体加締片20cは、アンビル16の上面16aに対向する位置に停止する。
ここで、図3に示すように、油圧シリンダ17を作動させてクリンパ18を下降させると、圧着端子20の導体加締片20bおよび絶縁体加締片20cがクリンパ18およびアンビル16によって押圧、変形される。そして、図4に示すように、導体加締片20bが芯線28に、また絶縁体加締片20cが絶縁被覆26に圧着されて圧着端子付電線40が製作されるようになっている。
【0018】
図1および図2に示すように、ガイド治具12は、電線25を圧着端子20の導体加締片20bおよび絶縁体加締片20cに案内して供給するためのものであって、アンビル16およびクリンパ18に対向して端子圧着装置11の側方に隣接して配設されている。
ガイド治具12には、複数本の電線25を並列に並べて挿入可能な幅を有する略U字形の案内溝29が、端子圧着装置11に向かって形成されている。案内溝29は、端子圧着装置11(圧着端子20)から離間した側に電線挿入口29aが設けられ、端子圧着装置11に隣接した側に電線導出口29bが設けられている。
【0019】
電線挿入口29aの幅W1は、広い幅に設定されている。具体的には、幅W1は、一対のチャック30,31によって把持された2本の電線25A,25Bの外側面間の距離L3より大きくなっている。
従って、一対のチャック30,31によって把持された2本の電線25がその軸線に沿って矢印A方向(ガイド治具12に接近する方向)に供給されたとき、2本の電線25が電線挿入口29aの中に確実に挿入される。
なお、一対のチャック30,31によって把持された2本の電線25の間隔は、例えば一対のチャック30,31が互いに干渉しないようにするための必要距離であり、また例えば一対のチャック30,31に把持された2本の電線25の皮剥きを行う皮剥機(図示せず)が必要とする距離によって決定される。
【0020】
電線導出口29bの幅W2は、ガイド治具12に並列に並べられて挿入された複数本の電線25を密接させたときの幅と略同一幅となるようにされており、電線挿入口29aの幅W1より狭い幅となっている。電線挿入口29aから電線導出口29bに至る案内溝29の形状は、電線導出口29bに向かって次第に幅が狭まるように形成されている。
【0021】
一対のチャック30,31に把持され、矢印A方向に供給される2本の電線25は、先ず電線挿入口29aに挿入された後、次第に幅が狭まる案内溝29に案内されて、やがて絶縁被覆26A,26B同士が密接する。
互いに密接して平行に配置された2本の電線25の先端は、電線導出口29bから突出して供給され、芯線28(28A,28B)が導体加締片20bに対向する位置まで供給されるようになっている。
【0022】
上述したように、間隔L3離間して一対のチャック30,31によって把持された2本の電線25は、矢印A方向への搬送に伴って、先端が案内溝29に案内されて互いに接近し、最終的には絶縁被覆26A,26B同士が密接した状態とされて圧着端子20に供給される。
【0023】
図2に示すように、略U字形の案内溝29は、その開放面(図に示す実施形態においては上面)に、蓋体32を案内溝29に対して開閉自在に配設するのが望ましい。
これは、圧着端子20へ2本の電線25を案内するときには、案内溝29をパイプ形状にして電線25の全方向をガイドすることによって、より確実に圧着端子20に供給できるようにするためである。また、蓋体32を開閉自在とすることにより、圧着端子20を圧着後は、電線25を案内溝29から容易に離脱させ、次の圧着作業に備えることができるようにするためである。
【0024】
本実施形態の作用を説明する。図1および図2に示すように、油圧シリンダ17を作動させて上昇させたクリンパ18とアンビル16の間に、連鎖体23をリール24から繰り出して間欠搬送する。圧着端子20の導体加締片20bおよび絶縁体加締片20cを、アンビル16の上面16aに対向させて連鎖体23の搬送を停止させる。このとき、絶縁体加締片20cの側端面は、案内溝29の電線導出口29bに対向して位置している。
【0025】
一対のチャック30,31によって間隔L3離間して把持された2本の電線25は、従来知られている皮剥き機(図示せず)によって、先端の絶縁被覆26が所定長さ除去される。
芯線28が露出した2本の電線25は、一対のチャック30,31で把持したまま、その軸線に沿ってガイド治具12に接近させる方向(矢印A方向)に移動させる。2本の電線25の先端は、案内溝29の電線挿入口29a内に挿入される。電線挿入口29aの幅W1は、一対のチャック30,31によって把持された2本の電線25の外側面間の距離L3より大きいので、確実に案内溝29内に挿入される。
【0026】
更に2本の電線25を矢印A方向に移動させると、次第に幅が狭くなる案内溝29に案内されて、2本の電線25は、互いに接近する方向に曲げられ、やがて絶縁被覆26A,26Bが互いに密接した状態となって電線導出口29bから突出し、圧着端子20の方向に送り出される。
そして、2本の電線25の芯線28A,28Bは、導体加締片20b上に位置する。このとき、2本の電線25の絶縁被覆26A,26Bは、絶縁体加締片20c上に位置している。
【0027】
次いで、図3に示すように、油圧シリンダ17を作動させてクリンパ18を下降させると、圧着端子20の導体加締片20bおよび絶縁体加締片20cの端部がクリンパ18の下端18dに当接し、凹状曲面18bに誘い込まれる。
クリンパ18が更に下降すると、導体加締片20bおよび絶縁体加締片20cの端部は、凸部18c側へ湾曲し、電線25の芯線28および絶縁被覆26を包み込むように変形する。そして、最終的には、導体加締片20bおよび絶縁体加締片20cの端部が、凸部18cによって反転され、芯線28および絶縁被覆26に食い込むような形態となる。そして、図4に示すように、導体加締片20bが2本の電線25の芯線28A,28Bに、また絶縁体加締片20cが絶縁被覆26A,26Bに圧着されて圧着端子付電線40が組付けられる。
【0028】
このとき、同時に図示しない切断刃によって連結片21が切断されて圧着端子20が連結板22から分離される。
また、図2に示すように、蓋体32が設けられた電線の圧着装置10においては、蓋体32が開き、案内溝29中に収納されていた2本の電線25は、矢印B方向に案内溝29から離脱して搬送され、次工程においてコネクタハウジング(図示せず)に挿入されてワイヤハーネスが完成する。また、連結板22は、一ピッチ分、矢印C方向に間欠搬送されて、次の圧着端子20がアンビル16上に位置し、次の圧着作業の準備を整える。
【0029】
前述した電線の圧着装置10によれば、上述したように、簡単な機構のガイド治具12によって、2本の電線25を確実に揃えて圧着端子20に供給することができる。
また、電線25の外径寸法を変更する場合には、案内溝29の幅W1,W2が、圧着される電線25の太さに適合した幅を有するガイド治具12に交換することで、極めて容易に対応することができる。
【0030】
なお、本発明の電線の圧着装置は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前述した各実施形態では、圧着端子は、略U字形の導体加締片および絶縁体加締片を有するものとして説明したが、加締片が円形等の圧着端子にも適用できることは、明らかである。
【0031】
その他、前述した実施形態において例示したアンビル、クリンパ、チャック、圧着端子、電線、端子圧着装置、ガイド治具、絶縁体加締片、導体加締片、案内溝、電線の挿入口、挿入口の幅、電線の導出口、導出口の幅、蓋体等の材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0032】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、請求項1に記載したように、端子圧着装置の側方に隣接させてガイド治具を設け、ガイド治具に挿入された複数本の電線を揃えて圧着端子に供給するようにしたので、簡単な機構で複数本の電線を揃えることができ、圧着を容易に行うことができる。従って、従来のような装置が複雑で高価となったり、圧着装置が大型となって広い設置スペース等を要するという問題を解消できる。また、電線の皮剥き、圧着端子の圧着のごとに、異なるチャックで電線を掴み換える必要がなく、圧着端子付電線の生産性を高めることができる。
【0033】
また、本発明によれば、請求項2に記載したように、端子圧着装置の側方に配置したガイド治具に、複数本の電線を並列に挿入可能な案内溝を設け、案内溝の幅を電線の挿入口から導出口に向かうに従って次第に狭くなるようにしたので、単に電線を案内溝の挿入口に挿入し、端子圧着装置方向に押し出すだけで、複数本の電線を密接状態に揃えられる。従って、極めて簡単な機構によって複数本の電線を揃えて圧着端子に供給することができ、電線の圧着装置を簡素化することができる。
【0034】
また、本発明によれば、請求項3に記載したように、案内溝の一側面に開閉可能な蓋体を配設し、電線を圧着端子に案内する時には、蓋体を閉じたパイプ状部材で電線を案内し、圧着後は蓋体を開放して電線を案内溝から離脱可能としたので、電線供給時に電線が案内溝から外れることはなく、複数本の電線を短時間で安定して、かつ、確実に揃えて圧着端子に供給できる。従って、圧着端子への電線の供給効率を向上させることができ、圧着端子付電線の生産効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図4は本発明に係り、図1は電線の圧着装置の概略構成を示す正面図である。
【図2】アンビルおよびクリンパ間に配置された圧着端子に、2本の電線がガイド治具に案内されて供給される状態を示す斜視図である。
【図3】アンビルおよびクリンパによって圧着端子が電線に圧着される状態を示す正面図である。
【図4】1つの圧着端子に2本の電線が圧着された圧着端子付電線の斜視図である。
【図5】図5および図6は従来例に係り、図5は圧着端子に2本の電線が圧着されたワイヤハーネスの中間製品を示す模式図である。
【図6】圧着端子に2本の電線が圧着される前の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10  電線の圧着装置
11  端子圧着装置
12  ガイド治具
14  固定台(機枠)
16  アンビル
18  クリンパ
20  圧着端子
20b 導体加締片
20c 絶縁体加締片
25  電線
26  絶縁被覆
29  案内溝
29a 電線の挿入口
29b 電線の導出口
32  蓋体
W1  電線挿入口の幅
W2  電線導出口の幅

Claims (3)

  1. 機枠に固定されたアンビルと、前記アンビルに接近または離間する方向に移動可能に配設されたクリンパとにより圧着端子を押圧して、所定長さの絶縁被覆が除去された複数本の電線の先端に前記圧着端子を圧着する端子圧着装置と、
    前記アンビルおよび前記クリッパに対向して前記端子圧着装置の側方に隣接して配設され、複数本の前記電線をその長手方向に沿って移動させたとき複数本の前記電線を揃えて前記圧着端子に案内するガイド治具とを備え、
    前記ガイド治具に挿入して供給された複数本の前記電線を揃えて前記圧着端子の絶縁体加締片および導体加締片上に供給するようにしたことを特徴とする電線の圧着装置。
  2. 前記ガイド治具は、複数本の前記電線を並列に挿入可能とされ前記端子圧着装置に向かって形成された案内溝を有し、前記案内溝は、前記端子圧着装置から離間した側に設けられた前記電線の挿入口の幅が広く設定され、前記端子圧着装置に隣接した側に設けられた前記電線の導出口の幅が複数の前記電線を互いに密接させて並列に並べたときの幅と略同一の狭い幅となるように、前記挿入口から前記導出口に向かうに従って次第に前記案内溝の幅が狭まるように形成したことを特徴とする請求項1に記載した電線の圧着装置。
  3. 前記案内溝は、その一側面に開閉可能な蓋体を備え、前記案内溝に複数本の前記電線を挿入するときには前記蓋体を閉鎖してパイプ状部材として複数本の前記電線を案内し、複数本の前記電線を前記圧着端子に圧着した後は、前記蓋体を開放して複数本の前記電線を前記案内溝から離脱可能としたことを特徴とする請求項2に記載した電線の圧着装置。
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