JP2004070479A - 写真自動販売機、写真自動販売機におけるサービス提供方法、写真自動販売機におけるサービス提供プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

写真自動販売機、写真自動販売機におけるサービス提供方法、写真自動販売機におけるサービス提供プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Teruhiro Akamatsu
赤松 彰宏
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Abstract

【課題】当該写真自動販売機の設置者独自のサービスを提供することのできる写真自動販売機を提供する。
【解決手段】当該写真自動販売機の設置者は、テストボタンを押してテストモード起動させ、当選確率や当選番号等を設定する。写真自動販売機では、印刷した写真を排出する際に番号を決定し、決定した番号に基づいて、設定した当選確率で、その当選番号も写真と共に印刷して排出する。利用者は、ステップS101でその当選番号を写真自動販売機に入力し、その番号が当選番号と認証されたら(S102でYES)、ステップS103で当選プレイモードにて処理(プレイ)を行なうことができる。当選プレイモードでの撮影時間や編集時間等の設定も、写真自動販売機の設置者が、テストモードで設定することができる。
【選択図】    図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は写真自動販売機、写真自動販売機におけるサービス提供方法、写真自動販売機におけるサービス提供プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体に関し、特に、当該写真自動販売機の設置者独自のサービスを提供することのできる写真自動販売機、写真自動販売機におけるサービス提供方法、写真自動販売機におけるサービス提供プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
コイン等の対価を投入することで、自動的に使用者の写真を撮影しプリントする写真自動販売機や、さらに撮影された使用者の画像と予め記憶されている画像であって使用者から選択された画像とを組合せた写真をプリントする写真自動販売機などが広く知られている。
【0003】
このような写真自動販売機は、撮影された画像に対して、タッチペンなどにより画像を入力し(このような入力は一般に「落書き」や「お絵描き」と呼ばれる。)、撮影された画像の編集を行なった後にプリント出力してユーザに提供する。このような撮影や落書き等の処理は遊びの要素を多分に含むため、写真自動販売機は遊戯を提供する店舗に設置されることが多い。
【0004】
このような店舗において設置者は写真自動販売機を設置することでユーザに遊戯や商品を提供しているが、このような店舗は数多くあるため、ユーザに店舗独自のサービスを提供して他店からの差別化を図りたいという強い要望がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の写真自動販売機は、ユーザに対して当該写真自動販売機でのサービスや商品を提供するのみで、当該写真自動販売機を設置する店舗独自のサービスを提供することができないという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、当該写真自動販売機の設置者独自のサービスを提供することのできる、写真自動販売機、写真自動販売機におけるサービス提供方法、写真自動販売機におけるサービス提供プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、写真自動販売機は、対価の投入を検出する対価検出手段と、対価の投入が検出されると、被写体を撮影する撮影手段と、撮影した画像を印刷する印刷手段とを備える写真自動販売機であって、当該写真自動販売機の設置者が設定を行なうためのモードにおいて当選条件の入力を受付ける当選条件入力手段と、受付けた当選条件に合致する場合に、当選した旨を表わす情報を出力する出力手段とを備える。
【0008】
また、写真自動販売機は、対価の投入が検出された後に番号を発生させる番号発生手段をさらに備え、当選条件入力手段は、当該写真自動販売機の設置者が設定を行なうためのモードにおいて当選確率の入力を受付け、出力手段は、発生した番号に基づいて、受付けた当選確率で、当選した旨を出力することが望ましい。
【0009】
また、上述の番号発生手段は、乱数を発生させる手段であることが望ましい。また、上述の番号発生手段は、当該写真自動販売機におけるプレイ回数に基づいて番号を発生させることが望ましい。
【0010】
また、上述の当選条件入力手段は、期間に応じた複数の当選確率の入力を受付け、出力手段は、現時点が属する期間を判定する判定手段をさらに備え、受付けた複数の当選確率の内、判定された現時点が属する期間に応じた当選確率で、発生した番号に基づいて当選した旨を出力することが望ましい。
【0011】
また、写真自動販売機は、画像合成に用いる複数の画像の選択を受付ける画像選択手段をさらに備え、当選条件入力手段は、当該写真自動販売機の設置者が設定を行なうためのモードにおいて、画像合成に用いる画像の当選組合わせの入力を受付け、出力手段は、画像選択手段で受付けた複数の画像の選択が、当選組合わせに合致する場合に、当選した旨を表わす情報を出力することが望ましい。
【0012】
また、写真自動販売機は、利用者に遊戯を提供する遊戯提供手段と、遊戯において、利用者にレベルを付与するレベル付与手段とをさらに備え、当選条件入力手段は、当該写真自動販売機の設置者が設定を行なうためのモードにおいて、当選レベルの入力を受付け、出力手段は、利用者のレベルが、当選レベル以上である場合に、当選した旨を表わす情報を出力することが望ましい。
【0013】
また、上述の出力手段は、印刷手段で撮影した画像を印刷する以前に、当選した旨を表わす情報を出力し、出力以降の処理において、利用者に利益を提供する処理を実行するように制御する制御手段をさらに備えることが望ましい。
【0014】
また、上述の利用者に利益を提供する処理は、撮影手段における処理で利益を提供する処理と、画像合成の処理で利益を提供する処理と、印刷手段における処理で利益を提供する処理との少なくとも1つであることが望ましい。
【0015】
また、上述の出力手段は、当選した旨を表わす情報を印刷手段において出力することが望ましい。
【0016】
また、上述の印刷手段において出力される当選した旨を表わす情報は、番号発生手段において発生した番号であることが望ましい。
【0017】
また、上述の印刷手段において出力される当選した旨を表わす情報は、当選した旨を表わす識別情報であることが望ましい。
【0018】
また、上述の出力手段は、当選した旨を、さらに照明装置を用いて出力することが望ましい。
【0019】
本発明の他の局面に従うと、写真自動販売機は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影した画像と、所定の画像との画像合成を行なう画像合成手段と、合成された画像を印刷する印刷手段とを備える写真自動販売機であって、画像の入力を受付ける画像入力手段と、当該写真自動販売機の設定を行なうためのモードにおいて、入力を受付けた画像を画像合成に用いる所定の画像として設定する設定手段とをさらに備える。
【0020】
また、写真自動販売機は、画像を作成する画像作成手段をさらに備え、画像入力手段は、画像作成手段において作成した画像の入力を受付けることが望ましい。
【0021】
また、上述の画像入力手段は、記録媒体に記録されている画像データを読出すことで画像の入力を受付けることが望ましい。
【0022】
また、写真自動販売機は、通信手段をさらに備え、画像入力手段は、通信手段を用いて、他の記憶装置に記憶されている画像を読出すことで画像の入力を受付けることが望ましい。
【0023】
本発明のさらに他の局面に従うと、写真自動販売機は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影した画像を印刷する印刷手段とを備える写真自動販売機であって、当該写真自動販売機の設定を行なうためのモードにおいて、情報の入力を受付ける入力手段をさらに備え、印刷手段は、入力を受付けた情報を画像と共に印刷する。
【0024】
本発明のさらに他の局面に従うと、写真自動販売機におけるサービス提供方法は、対価の投入を検出する対価検出ステップと、対価の投入が検出されると、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影した画像を印刷する印刷ステップとを備える写真自動販売機におけるサービス提供方法であって、当該写真自動販売機の設置者が設定を行なうためのモードにおいて当選条件の入力を受付ける当選条件入力ステップと、受付けた当選条件に合致する場合に、当選した旨を表わす情報を出力する出力ステップとを備える。
【0025】
本発明のさらに他の局面に従うと、写真自動販売機におけるサービス提供プログラムは、写真自動販売機におけるサービス提供方法である、対価の投入を検出する対価検出ステップと、対価の投入が検出されると、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影した画像を印刷する印刷ステップとをコンピュータに実行させるプログラムであって、当該写真自動販売機の設置者が設定を行なうためのモードにおいて当選条件の入力を受付ける当選条件入力ステップと、受付けた当選条件に合致する場合に、当選した旨を表わす情報を出力する出力ステップとをコンピュータに実行させる。
【0026】
本発明のさらに他の局面に従うと、記録媒体は、写真自動販売機におけるサービス提供プログラムを記録した記録媒体であって、上述の写真自動販売機におけるサービス提供プログラムを記録した、コンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0028】
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態における写真自動販売機の外観の具体例を示す図である。図1を参照して、本実施の形態における写真自動販売機は、パーソナルコンピュータ(以下、PCと言う)101(図3参照)、プリンタ12、および制御部102(基盤)(図3参照)などの各種機器類を納める筐体1と、筐体1と共に撮影ブース4を形成するパネル2と、フレーム材3とを含む。
【0029】
このような写真自動販売機において、被写体であるユーザ15は、筐体1、パネル2およびフレーム材3にて構成される撮影ブース4内に入り、筐体1に相対する向きで撮影を行なう。なお、以降の説明において、便宜上、筐体1の紙面に対して左側の面(ユーザ15から遠い側の面)を背面とする。また、筐体1の紙面に対して右側の面(ユーザ15が相対する面)を正面とする。また、本実施の形態においては、被写体がユーザ15であるものとして説明を行なうが、被写体はユーザ15に限定されず、その他の物体であっても構わない。また、被写体であるユーザ15は、図1においては、1人であるものとして示されているが、複数であっても構わない。
【0030】
上述のパネル2は木製であることが多く、左側面(図1の手前側)、右側面(図1の奥)、背面(図1の右側)、および天井面(図1の上側)等に大きく分割されている。さらに、背面のパネル2は大きいことから、上下または左右に2枚に分割されている場合がある。また、撮影ブース4の内部となるパネル2の裏面は、照明の反射による間接光を目的とする場合は白色、逆に光を吸収させたい時は黒色、クロマキー合成を行なう目的の時は青色等の色彩が施される。すなわち、パネル2の裏面の色は、当該写真自動販売機がどのような撮影を行なうかによって、設計開発時に適宜選ばれる。
【0031】
プリンタ12は、撮影された画像を紙やシールや金属やプラスティック等の印刷媒体に印刷するためのプリンタであって、昇華型プリンタもしくはサーモオートクローム方式(光定着型直接感熱記録方式)のプリンタなどが一般的である。なお、本実施の形態においては、プリンタ12でシールが印刷されるものとして説明を行なうが、印刷媒体はシールに限定されず、上に示す他の印刷媒体であっても同様の処理が実行される。
【0032】
さらに、撮影ブース4内には背景カーテン5が配備され、撮影時の背景として用いられる。背景の色によって、被写体の写り方、特に色調が変わってくるため、様々な色、柄のカーテンが複数枚用意されている。また、背景カーテン5が備えられていなくても構わない。さらに、背景カーテン5は、巻上げ式、引出し方式等、ユーザ15の操作によりセットされてもよいし、操作部24(図2参照)等を操作することで自動でセットされてもよい。また、背景カーテン5は、様々な種類が配備されることで、撮影における遊びの要素ともなり得る。
【0033】
また、ユーザ15が撮影ブース4内に出入りできるように、当該写真自動販売機の側面は開けられているが、撮影が妨げられないよう、また外部光を遮断するためなどの理由で、その側面にサイドカーテン6を備える。なお、撮影ブース4への出入が一方の側面のみである場合には、その側面にのみサイドカーテン6が備えられていてもよい。また、両側面から出入できる場合には、両側面にサイドカーテン6が備えられていてもよい。ユーザ15は、撮影を行なう際には、このサイドカーテン6を開けて撮影ブース4に入り、撮影時はサイドカーテン6を閉める。なお、サイドカーテン6の裏面(撮影ブース4側)の色等は、背景カーテン5やパネル2内面と同様の理由で適宜選ばれる。
【0034】
さらに写真自動販売機の外側には、メインポスター7と、バックドア8と、プリント取出口9と、タブレットディスプレイ13とが備えられる。
【0035】
バックドア8は、筐体1の背面に備えられるドアであって、バックドア8を開けることで筐体1の内部のメンテナンスを行なうことができる。なお、通常は、錠が掛けられており、いたずら等が防止されている。
【0036】
プリント取出口9もまた筐体1の背面に備えられ、箱型の形状を奏している。プリンタ12でプリントされた写真が排出され、ここに落とされる。そして、ユーザ15は、プリント取出口9よりプリントされた写真を取出す。なお、プリント取出口9付近には印刷中LED(Light Emitting Diode)10および印刷エラーLED11とが備えられ、それらが点灯あるいは点滅することによって、ユーザ15は、印刷中であるという状態、あるいは印刷中に用紙切れ、インク切れ、用紙詰まり、メカニカルエラーなどのエラーが発生しているという状態を知ることができる。
【0037】
タブレットディスプレイ13は、筐体1の側面に備えられるディスプレイであって、撮影後の画像を表示する。また、ユーザ15より、その画像に対してタブレットペン14を用いた編集入力(らくがき)を受付ける。なお、タブレットペン14は、ペン形状の入力装置であって、タブレットディスプレイ13にタッチすることで、背景、スタンプ、フレームなどの画像や文字の入力、または使用する項目(ボタン)の選択、操作の選択などの入力をすることができる。タブレットペン14は、図1に示されるように1つのみ備えられてもよいし、複数のユーザ15で編集入力が可能なように、複数備えられていてもよい。
【0038】
メインポスター7は、当該写真自動販売機の商品名や製造メーカーや商品イメージ等を広告するためのポスターであって、当該写真自動販売機の最も目立つ位置に備えられる。
【0039】
さらに、図2に、上述の筐体1を正面(撮影ブース4内方向)から見た具体例を示す。
【0040】
図2を参照して、筐体1の正面、すなわち被写体であるユーザ15と相対する面には、カメラ21およびモニタ22を含み、レール20に沿って上下するカメラユニット19と、デモンストレーション(以下、「デモ」と略す)音声や、BGM、操作方法などのアナウンスを出力するスピーカ23と、デモ画面や撮影中の操作手順、ユーザ15へのアナウンスなどを表示する操作ディスプレイ25と、操作ディスプレイ25に表示される内容を選択決定するためのボタンや項目選択の上下移動ボタンや決定ボタンやキャンセルボタンなどから構成される操作部24と、対価である硬貨を投入するためのコイン投入口26と、前面のメンテナンス等を行なうためのドアであって、錠27によって施錠されているフロントドア28とが備えられる。
【0041】
なお、上述のカメラユニット19は、図2においてはカメラ21を横向きに備えているが、カメラユニット19自体を回転することにより縦向きでの撮影もできるようになっている。さらにカメラユニット19には、回転しやすいように、取っ手(図示せず)が取付けられてもよい。
【0042】
カメラユニット19に備えられるカメラ21としては、デジタルカメラが用いられる。一般的なデジタルカメラで設定できる項目(たとえばシャッタスピード、絞り値、露出補正、ホワイトバランスなど)の変更や、撮影タイミングは、PC101(図3参照)から指示される。
【0043】
また、筐体1の側面であって、カメラユニット19の左右には照明ボックス18が備えられる。照明ボックス18は、その内部に、常時点灯している蛍光灯等の照明装置30や、撮影時に撮影と同期して点灯するフラッシュ31(共に図3参照)を備える。さらに、効果的な照明を行なうために、その内部に複数の蛍光灯等の照明装置30およびフラッシュ31が備えられることが望ましい。また、その内部には、光を拡散する拡散板または反射板(図示せず)が取付けられる。それによって、フラッシュ31がそれらに照射して、当該写真自動販売機では間接光で撮影を行なうことができる。なぜなら、直接光よりも間接光の方が当たりの柔らかな光であるため、自然な光で撮影を行なうことができる。さらに、照明ボックス18の前面には光を拡散または透過するアクリル板(図示せず)が設置されている。また、照明ボックス18の正面側は図2ではフラットな面であるが、被写体であるユーザ15に光が向くように傾斜した形状であることが望ましい。
【0044】
さらに、筐体1の側面であって、照明ボックス18の外面には、前述のタブレットディスプレイ13とタブレットペン14とが備えられる。
【0045】
また、筐体1の上面には、筐体1内部の熱を逃がすためのファン16と、外部装置への画像の配信、リモートメンテナンスなどの、外部装置との通信を行なうときにケーブルを差込むためのLAN(Local Area Network)ケーブル差込口17とを備える。
【0046】
次に、図3に、本実施の形態における写真自動販売機の機能ブロック図を示し、写真自動販売機の機能について説明する。
【0047】
図3を参照して、写真自動販売機は、当該写真自動販売機を動作させるためのPC101と、基盤から構成され動作中のPC101からの指示を受付けて接続されている各種装置を制御する制御部102とを備える。
【0048】
さらに、上述のPC101は、PC101の制御を行なう演算装置であるCPU(Central Processing Unit)と、装置を動作させるためのプログラムおよびプログラムで必要なグラフィックデータ、音声データ、撮影された画像や撮影画像に対して入力した編集画像などの各種画像などを記憶する記憶装置と、プログラムの一時的な作業領域ともなるメモリと、カメラ21、プリンタ12、タブレットディスプレイ13、操作ディスプレイ25などの周辺機器を制御するためのソフトウェアであるドライバと、LANケーブルを介して外部機器と接続された場合に通信を行なう通信部とを含む。なお、PC101は、電源スイッチ29が押され、当該写真自動販売機に電源プラグより電源が投入されると、上記プログラムが起動されて動作する。
【0049】
また、写真自動販売機は、電源を必要とするファン16、モニタ22、スピーカ23、操作ディスプレイ25、照明装置30、およびフラッシュ31などの電源系統を制御する電源制御部103を備え、外部からそれらの装置に対する電源の電圧を安定させるよう制御する。さらに、そのような電源の投入および切断は、電源スイッチ29を押すことで行なわれる。しかし、電源切断によりPC101で動作しているプログラムを強制的に終了させることは、動作を不安定にさせる原因となる。そのため、電源が落とされても、しばらくはUPS(Uninterrupted Power Supply)104が電源をバックアップし、PC101に停電信号を送信する。その間に、PC101はプログラムの終了の手続きを行ない、プログラムを正常に終了させることができる。
【0050】
上述の制御部102は、サービスパネル105から制御信号を受付ける。サービスパネル105は、投入されたコインの枚数をカウントするコインカウンタ、印刷されたプリントの枚数をカウントするプリントカウンタ、スピーカ23から出力する音声のボリューム、テストモードを行なうためのテストボタン、コインを投入しなくても装置が利用できるようにするためのサービスボタン等を備えるパネルであって、当該写真自動販売機の設置者が各種設定やメンテナンスの操作を行なう際に用いる。また、上述の如く、本実施の形態における写真自動販売機は、タブレットディスプレイ13を選択的に設置できるため、その設置箇所の入力も、上述のテストモードで行なうことができる。
【0051】
また、制御部102は、操作部24、サービスパネル105、コイン制御部107からの信号を受付けPC101に通知したり、逆に、PC101からの制御信号(指示コマンドなど)によりサービスパネル105、フラッシュ制御部106、フラッシュ31、コイン制御部1089、印刷中LED10、印刷エラーLED11を制御したりする。
【0052】
コイン制御部107では、コイン投入口26に投入されたコインの正当性を検出し、制御部102にコインが投入された信号を送る。逆に、コイン投入を禁止するときは、コイン制御部107は制御部102からの信号によりコイン投入口をブロックすることができる。
【0053】
サービスパネル105では、テストボタン、サービスボタンが押下された信号を制御部102に送る。逆に、制御部102からの信号により、コインカウンタ、プリントカウンタを動作させる(例えばカウンタを1インクリメントする)。また、PC101から出力される音声を、サービスパネル105上のボリュームにより制御部102を介してスピーカ23への出力を制御する。
【0054】
操作部24では、操作部24での入力信号を制御部102に送る。入力信号はPC101に送信され、PC101では、操作内容に応じた処理が行なわれる。
【0055】
さらに、プリンタ12の状態がPC101に通知され、PC101は、その状態に応じて制御部102に信号を送出する。その信号によって、印刷中LED10または印刷エラーLED11が点灯または点滅する。
【0056】
さらに、複数備わるフラッシュ31のうち照射させるフラッシュの選択、光量調節、充電調節などの制御を行なうために、上述のPC101からの制御信号が制御部102を介してフラッシュ制御部106に送られる。また、フラッシュ制御部106では、カメラのシャッタに同期して照明されるようにフラッシュ31が制御される。
【0057】
なお、言うまでもなく、写真自動販売機の形態は、図1〜図3に示される具体例に限定されるものではない。すなわち、図1〜図3に記載されない他の機能が備えられていてもよいし、図1〜図3に記載されている機能が全て備えられていなくても構わない。
【0058】
次に、図4のフローチャートに基づいて、本実施の形態における写真自動販売機での処理について説明する。図4のフローチャートに示される処理は、PC101のCPUが、記憶装置に記憶されるプログラムをメモリに読出して実行することによって実現される。
【0059】
まず、当該写真自動販売機に備わる電源スイッチ29が投入されると、各種装置の電源が投入される。すると、PC101の記憶装置に格納された動作プログラムが起動する。PC101は、各種装置が正常に接続されているかチェックし、初期化が必要な装置に対しては初期化を行なう。その後、当該写真自動販売機の利用を促すタイトルデモを操作ディスプレイ25に表示し、同時に音声をスピーカ23から出力する(S100)。
【0060】
タイトルデモが表示されている状態で、コイン投入口26において、当該写真自動販売機を利用するのためのコインの投入を受付ける(S110)。なお、上述のコインの受付けに替えて、タイトルデモ表示中にテストボタンを押下することによって、当該写真自動販売機のメンテナンスを行なうためのテストモードが起動する。
【0061】
テストモードは、当該写真自動販売機の設置者が操作するためのモードであり、当該写真自動販売機の利用状況の確認(たとえばコイン投入数など)や、カメラ21、プリンタ12など周辺機器の調整ができる。
【0062】
ここで当該写真自動販売機の設置者とは、当該写真自動販売機を設置し営業を行なっている店舗等の経営者、管理者、および従業員であり、営業中に、利用者に対応できる者である。
【0063】
また、本実施の形態においては、後に詳述する当選の確率について、テストモードで設定することが可能である。なお、テストモードでの確率の設定については、後に説明を行なう。
【0064】
ステップS110で受付けたコインは、コイン制御部107において正当性や枚数等が検知される。そして、正常にコインを受付けるとプレイが開始される。
【0065】
まず、当該写真自動販売機における処理(プレイ)は、撮影から始まる。始めに、カメラ21が取得する画像を、モニタ22にリアルタイムに表示する。ユーザ15は、モニタ22に表示される画像を見ながら、好みの表情やポーズをとることができる。なお、ここでは、カメラ21が取得した画像をそのままモニタ22に表示しても構わないし、左右に反転処理して表示しても構わない。左右に反転処理して表示した場合、ユーザ15の姿を鏡に写す方向と同じ方向でモニタ22に表示することができる。そのため、ユーザ15は、モニタ22を見ながら好みの表情やポーズをとることが容易になる。
【0066】
次に、撮影方法に複数のモードがある場合は、その選択肢を操作ディスプレイ25に提示し、操作部24のボタン等で好みの撮影モードをユーザ15から受付ける(S120)。そして、選択された撮影モードで撮影を開始する(S130)。
【0067】
また、ここでは、撮影モードだけでなく、ユーザ15は、操作ディスプレイ25に表示される操作画面およびスピーカ23から流れる音声に従って、背景カーテン5の選択したり、カメラユニット19を好みの位置に移動させたり、カメラ21の向きを回転調整したりできる。これらの指示は、操作ディスプレイ25や、操作部24を構成するボタン等で受付ける。さらに、カメラユニット19にカメラ21の向きやズーム等の指示を行なうボタン等が備えられる場合には、それによってカメラ21の向きやズーム等の指示を受付ける。そして、受付けた撮影モードや背景カーテン5等で撮影を行なう。
【0068】
撮影は、時間経過と共に「3.2.1」などのカウントダウンを操作ディスプレイ25あるいはスピーカ23に出力して自動で行なうことができる。また、カメラ21の近傍に設けられた撮影ボタン(図示せず)を押下することで行なってもよい。
【0069】
また、撮影モードによって撮影で使用するフラッシュ31が異なる場合(例えば右からの照明だけなど)は、ここで、PC101からの指示により、フラッシュ制御部106が点灯させるフラッシュの切替えを行なう。
【0070】
撮影は、PC101からカメラ21に撮影信号が送信されることでシャッタが切られ、実行される。同時に、カメラ21からはフラッシュ制御部106に同期信号が送信され、撮影と同期してフラッシュ31が点灯する。ステップS130では、このような撮影を所定回数繰返し行なう。
【0071】
撮影が終了すると、ユーザ15をタブレットディスプレイ13の前に誘導するアナウンス(例えば、「らくがきは左の画面でしてね!」)を操作ディスプレイ25に表示する。さらに、同時に、スピーカ23により音声でアナウンスすればより効果的である。その表示に従って、ユーザ15は撮影ブース4を出て、タブレットディスプレイ13の前に移動する。
【0072】
同時に、撮影が終了すると、撮影した画像をタブレットディスプレイ13に全て表示する。そして、その中からユーザ15が気に入った画像をタブレットペン14でタッチされることによって受付ける(S140)。
【0073】
ユーザ15からの選択を受付けると、選択された画像をタブレットディスプレイ13に表示する。そして、さらに、撮影画像自体の明るさ調整(ハイキー調整)、回転等の画像処理を行なう画面が表示され、ユーザ15の好みにより撮影した画像を調整または加工することができる。
【0074】
次に、選択された撮影画像に対して、ユーザ15からタブレットペン14により編集入力を受付ける(S150)。
【0075】
編集入力中、タブレットディスプレイ13に、撮影された画像と入力する画像とを切替えるためのボタンや、画像を切替えて編集を行なうための「背景」「フレーム」「ペン」「スタンプ」「消しゴム」「やり直し」などのボタンを表示する。ユーザ15は、これらのボタンをタブレットペン14で押すことで使用するツールを選択する。さらに、色、柄等を選択した後、表示された画像上で編集入力を行なう。編集中には、編集入力された画像と撮影された画像との画像合成をリアルタイムに実行し、タブレットディスプレイ13に表示する。
【0076】
編集入力時間は、予め設定されている。そして、タブレットディスプレイ13上に残り時間を表示し、カウントダウンを行なう。残り時間が0になると編集入力が終了する。または、画面に用意された「終了」ボタンを押すことで強制的に終了させることもできる。
【0077】
編集入力が終了すると、合成された画像をタブレットディスプレイ13に表示する。そして、ユーザ15から、シール等の印刷媒体に印刷する画像の選択を受付ける(S160)。また、編集入力に失敗した画像などを印刷しないような選択を受付けることもできる。
【0078】
そして、選択された画像の枚数に応じて、予め決められた複数の印刷レイアウトをタブレットディスプレイ13に表示し、ユーザ15の選択を受付ける(S170)。
【0079】
選択後、プリンタ12に印刷画像を送信し、ユーザ15をプリンタ12の前に誘導するアナウンス(たとえば「シールは左から出るよ!」)を表示する。そして、プリンタ12で印刷を実行する(S180)。
【0080】
このとき、本実施の形態の写真自動販売機においては、PC101のCPUにて乱数を発生させる(S181)。すなわち、記憶装置に予め乱数表を備え、ステップS180で印刷処理を開始するタイミングで当該乱数表から任意の数を選択する。
【0081】
そして、ステップS181で選択した数が、所定の当選番号である場合(S182でYES)、当選した旨を出力する(S183)。
【0082】
ステップS183の出力結果もまた、プリンタ12に送信し、ステップS170で選択された印刷画像と共に印刷媒体に印刷してプリント取出口9よりユーザ15に提供する(S190)。
【0083】
以上の処理が、1組のユーザ15が本実施の形態の写真自動販売機で行なうプレイである。そして、上述の処理を終了すると、次にコインが投入されるまで、再度タイトルデモを操作ディスプレイ25およびスピーカ23から出力する。
【0084】
なお、本実施の形態の写真自動販売機においては、上述の当選確率の設定を、上述のテストモードで当該写真自動販売機の設置者(店舗経営者等)から受付けることを特徴とする。
【0085】
当選確率の設定方法は、当選確率を1/nとする場合に、図5に具体例を示すテストモード画面よりn値の設定を受付ける。具体的には、図5を参照して、n値に該当する数を、操作部24のボタンを操作することによって設定する。ここで、n値に0を設定することで、当選がないように設定することができ、n値を小さく設定するほど、当選の確率を高く設定することができる。
【0086】
なお、当選確率のn値を設定する方法は図5のテストモード画面に示す方法に限定されず、例えば図6に示すように、n値の各桁ごとに操作部24のボタンを操作して数を設定する方法であってもよい。
【0087】
ここで、例えば当選確率を1/100と設定した場合、PC101のCPUは、ステップS181で発生させた乱数を「100」で割る。そのときの余りが0〜99であることから、発生させた乱数をこの余りの数に対応させる。そして、余りの数が、予め0〜99の内から定めた所定の数(例えば1)である場合に、ステップS182で当選とする。
【0088】
なお、ここでの設定は、当選の確率に限定されず、当選番号そのものを設定する方法であってもよいし、例えば100の倍数などという設定方法であってもよい。
【0089】
さらに、このような当選確率や当選番号等の設定は、時間に応じて設定が可能であってもよい。例えば、繁忙時間帯には当選確率を低く設定し、閑散時間帯には当選確率を高く設定することなどが考えられる。また、テストモードで当選確率等の有効期間を設定することが可能であってもよい。
【0090】
また、テストモードで乱数表の設定を行なうことができてもよい。そこで、乱数表の種類を少なくすることによっても、当選の確率を上げることができる。また、テストモードで当選確率や当選番号を設定しないことで、当選確率を0にすることもできる。
【0091】
さらに、上述の例においては、ステップS181において乱数表を用いて乱数を発生させ、任意の数を選択する処理を述べているが、乱数表を用いずにプレイ回数を用いて数を選択してもよい。すなわち、例えば、その日の最初のプレイに「1」を割当てるなど、所定のプレイ時に所定の数を割当ててカウントを開始し、ステップS181において、乱数の替わりに当該プレイのカウント数を「数」に割当ててもよい。
【0092】
この場合においても、上述と同様にテストモードで当選確率の設定を行なうことができる。すなわち、当選確率を1/nとする場合に、図7に具体例を示すテストモード画面よりn値の設定を受付ける。ここではプレイ回数を用いるため、例えば図7に示すように、「100で割りきれるプレイ回数」等の入力を受付けることができる。
【0093】
本実施の形態の写真自動販売機において上述のような当選処理が実行されることで、上述のステップS182で当選していた場合、ステップS190では図5に示すようなシールが出力される。すなわち、図5を参照して、本実施の形態においては、印刷画像と共に、当選した旨の情報とが印刷されたシールが出力される。なお、当選した旨の情報は、印刷画像(写真)を印刷するスペース以外の箇所であればどこに印刷されても構わない。
【0094】
このような当選を設定することで、当該写真自動販売機の設置者は、任意のサービスをユーザ15に提供することが考えられる。例えば、ユーザ15が図8に示す当選が出力されたシールを提示することで、設置者は、ユーザ15に当該写真自動販売機において無料で(あるいは割引して)プレイを行なわせるサービスを提供することができる。また、当該店舗で使用できる商品券や値引き券と引替えるサービスを提供することもできる。
【0095】
また、当該写真自動販売機に、「当選プレイモード」等の、当選した場合に実行されるモードが備えられていてもよい。このような「当選プレイモード」においては、例えば撮影時間や撮影回数、編集時間等が、通常のモードとは別に設定することが可能である。「当選プレイモード」の撮影時間や撮影回数、編集時間等の設定は、予め当該写真自動販売機に設定されているものであってもよいし、テストモードにおいて、当該写真自動販売機の設置者が設定可能であってもよい。また、「当選プレイモード」においては、上述の当選処理が実行されないように設定されていてもよい。そのような設定も、予め設定されているものであってもよいし、テストモードにおいて、当該写真自動販売機の設置者が設定可能であってもよい。
【0096】
このような「当選プレイモード」は、図4に示す通常モードの処理のステップS100において、例えば所定のボタンを押す等の所定の操作を行なうことで、割込み処理として実行される。
【0097】
なお、上述の説明においては、ステップS182で当選した場合にステップS183でその旨を出力する場合について述べたが、ステップS183でその当選番号を発行してもよい。その場合には、ステップS190では図9に示されるようなシールが出力される。
【0098】
この場合においても、上述のように当該写真自動販売機の設置者が様々なサービスを提供することも考えられるし、当該写真自動販売機において当選者向けの処理が実行されてもよい。この場合についてさらに説明する。
【0099】
この場合、当該写真自動販売機においては、図10に示されるように、ステップS100のタイトルデモ出力時に、タブレットディスプレイ13や操作部24等において、ユーザ15から番号の入力を受付ける(S101)。そして、受付けた番号が当選番号である場合には(S102でYES)、通常の処理に「当選プレイモード」を割込ませて実行する(S103)。
【0100】
このような当選番号を入力して「当選プレイモード」を割込み処理で実行する場合には、1度受付けた当選番号を、次回の処理以降、無効とする処理を行なう。具体的には、PC101の記憶装置に図11に示すような、当選番号と、有効期限と、すでに当該番号で「当選プレイモード」が実行されたか否かを示す当選フラグ情報とを含む当選番号表を記憶し、上述のステップS102で、受付けた番号が当選番号か否かをチェックすると同時に、当該プレイ日時が有効期限内であるか否か、当該当選番号ですでに「当選プレイモード」が実行されたか否かもチェックする。
【0101】
このような当選番号表は、上述のように、テストモードにおいて当該写真自動販売機の設置者が設定した内容に応じて、図4のステップS183で当選番号が発行される際に作成される。なお、上述の当選番号表においては、有効期限に替えて、有効期限内の当選番号のみを記録する方法であってもよい。その場合は、ステップS102で当該プレイ日時が有効期限内であるか否かのチェックを行なう必要はなくなる。
【0102】
また、1度発行された当選番号が、所定期間再び発行されないようにする必要もある。そのため、図4のステップS183で当選番号を発行すると、用いた乱数表から当該当選番号を削除する処理を実行してもよい。また、当選番号の発行時に上述の当選番号表が作成される場合には、ステップS181で選択した番号が当該当選番号表において有効であるか否かをチェックした後に、有効である場合にのみステップS183で当該当選番号を発行することもできる。
【0103】
なお、ステップS101で番号の入力を受付けるために、図4のステップS100のタイトルデモの出力中に番号入力画面を表示することが考えられる。番号入力画面は、タイトルデモの出力中に常に表示されてもよいし、いたずらを防止するために、所定の操作を行なった場合にのみに表示されてもよい。所定の操作は、例えば、図12に示すように、当該当選番号を出力したシールに当選番号と共に出力されいてもよい。あるいは、当該当選番号から唯一導出せる操作であって、当該当選番号と1対1に対応している操作であってもよい。また、ステップS102で、所定の回数、入力した番号が当選番号と認証されない場合には、いたずらであると認識して、操作ディスプレイ25やスピーカ23等から警告を出力してもよい。
【0104】
さらに、上述の説明においては、ステップS182で当選番号であった場合にのみステップS183で当選である旨あるいは当選番号が出力され、シールに印刷される旨を述べたが、テストモードにおいて当該写真自動販売機の設置者が設定することによって、当選でない場合に、例えば、図13に示すように、ステップS183でその旨あるいは当選でない番号が出力されてもよい。
【0105】
このような設定をすることでも、当該写真自動販売機の設置者は、任意のサービスをユーザ15に提供することが考えられる。例えば、所定の枚数の「はずれ」シールを提示することで、設置者は、ユーザ15に当該写真自動販売機において無料で(あるいは割引して)プレイを行なわせるサービスを提供することができる。また、当該店舗で使用できる商品券や値引き券と引替えるサービスを提供することもできる。また、複数の「はずれ」番号の中から、さらに当選番号を設定して各種のサービスを提供することもできる。
【0106】
なお、上述の実施の形態においては、ステップS181〜S183に示される当選処理をステップS180の印刷処理後に行なう旨を説明したが、言うまでもなく、当選処理の実行位置は上述の位置に限定されるものではない。すなわち、ステップS180以前に当選処理が実行され、同様に、ステップS190で排出されるシールにその旨が印刷されてもよい。
【0107】
本実施の形態において上述の処理が実行されることで、当該写真自動販売機の設置者は、任意の当選確率を設定することができる。そのため、設置者は、当該写真自動販売機のサービスのみならず、さらに設置者独自の付加価値の高いサービスをユーザに提供することができる。
【0108】
また、同じ写真自動販売機であっても、店舗の運営事情等に合わせて設定を変えることができるので、利用者を呼込みたい店舗は当選確率を高くして利用者にアピールすることができる。また、呼込まなくても利用者が来店するような店舗であれば当選確率をそれほど高く設定することもない。このように、本実施の形態における写真自動販売機は、店舗ごとに利用の形態を変えることができる。
【0109】
なお、上述の実施の形態においては、当選した旨あるいは当選番号をシールに印刷する旨を説明したが、その他の出力方法であってもよい。その場合、本実施の形態における写真自動販売機は、上述の処理とは異なる処理を実行することができる。また、上述の実施の形態においては、番号を選択することで当選処理を行なう旨を説明したが、その他の当選処理あってもよい。そこで、以下に変形例を挙げ説明する。
【0110】
[変形例1]
第1の変形例においては、テストモードで当選背景、当選フレーム、あるいは当選スタンプの設定を、当該写真自動販売機の設置者から受付けることを特徴とする。
【0111】
すなわち、第1の変形例においては、図4のステップS181において乱数を発生させる処理は実行せず、ステップS182において、ステップS150の編集入力で選択された「背景」や「フレーム」や「スタンプ」が、予め設定された当選背景、当選フレーム、あるいは当選スタンプであるか否かをチェックする。
【0112】
そして、当選背景等であった場合に、その旨をステップS183で出力する。ここでの出力方法は、上述の第1の実施の形態での出力方法と同じ方法が考えられるため、説明を繰返さない。
【0113】
また、ステップS183では、当選背景等である旨の出力に替えて、あるいはその出力に加えて、当該当選を示す識別情報を出力することもできる。具体的には、ステップS182で選択された背景等が当選背景等であることが判断されると、例えば乱数を発生させる等の処理を行ない、当該当選に固有の番号等、識別情報を付与する。そして、ステップS183では、付与した識別情報も出力する。なお、この場合、第1の実施の形態と同様に、1度付与された識別情報が所定期間内に再び付与されることを防止するため、テストモードにおいて当該識別情報の有効期間が設定されてもよい。
【0114】
このように識別情報の出力を行なうことで、上述の第1の実施の形態と同様に、ステップS101で当該識別情報の入力を受付けて「当選モードプレイ」を実行することができる。
【0115】
なお、第1の変形例においては、「背景」、「フレーム」、および「スタンプ」のいずれか1つについてのみ当選処理を実行してもよいし、その組合わせを当選組合わせとして設定することで、これらの組合わせにおいて当選処理を実行してもよい。
【0116】
第1の変形例においても、当該写真自動販売機の設置者が任意の当選確率を設定することができ、設置者独自の付加価値の高いサービスをユーザに提供することができる。
【0117】
また、同じ写真自動販売機であっても、店舗の運営事情等に合わせて設定を変えることができるので、利用者を呼込みたい店舗は当選確率を高くして利用者にアピールすることができる。また、呼込まなくても利用者が来店するような店舗であれば当選確率をそれほど高く設定することもない。このように、本実施の形態における写真自動販売機は、店舗ごとに利用の形態を変えることができる。
【0118】
[変形例2]
第2の変形例においては、当該写真自動販売機が、ステップS180のシール印刷処理中に所定の遊戯をユーザ15に提供する。
【0119】
提供する遊戯は、PC101の記憶装置に予めプログラムが記憶されており、それを実行することによって、タブレットディスプレイ13や操作ディスプレイ25等において遊戯が提供される。
【0120】
ここでの遊戯は、いわゆる「じゃんけん」や「ルーレット」や「スロット」や「パズル」や「ナンバーズ」や「間違い探し」や「あみだくじ」等の遊戯であって、ユーザ15の得点や技能の完成度に応じて、ユーザ15にレベルを発行する遊戯である。そして、第2の変形例においては、テストモードで当選レベルの設定を、当該写真自動販売機の設置者から受付けることを特徴とする。
【0121】
例えば、遊戯が「じゃんけん」である場合には、n回勝つことを当選レベルとしてn値の設定を、テストモードで受付けることができる。
【0122】
また、遊戯が「ルーレット」である場合には、出た数字がユーザ15の予測した数字であることが当選レベルであるとする設定を、テストモードで受付けることができる。
【0123】
また、遊戯が「スロット」である場合には、そろった絵柄がユーザ15の予測した絵柄であることが当選レベルであるとする設定を、テストモードで受付けることができる。
【0124】
また、遊戯が「パズル」である場合には、所定時間n内に絵が完成することを当選レベルとして、n値の設定をテストモードで受付けることができる。
【0125】
また、遊戯が「ナンバーズ」である場合には、ユーザ15が選択した数字の組合わせが予め設定した数字nであることを当選レベルとして、n値の設定をテストモードで受付けることができる。
【0126】
また、遊戯が「間違い探し」である場合には、所定時間n内に2枚の絵を比べ、複数ある間違い全てを見つけることを当選レベルとして、n値の設定をテストモードで受付けることができる。
【0127】
また、遊戯が「あみだくじ」でである場合には、ユーザ15が選択した場所を「あみだ」でたどって、「あたりマーク」があることが当選レベルであるとする設定を、テストモードで受付けることができる。
【0128】
すなわち、第2の変形例においては、図4のステップS181において乱数を発生させる処理は実行せず、ユーザ15に上述の遊戯を提供する処理を実行し、ユーザ15の得点や技能の完成度に応じて、ユーザ15にレベルを発行する。そして、ステップS182において、ユーザ15に発行したレベルが、予め設定された当選レベル以上であるか否かをチェックする。
【0129】
そして、当選レベル以上である場合に、その旨をステップS183で出力する。ここでの出力方法は、上述の第1の実施の形態での出力方法と同じ方法が考えられるため、説明を繰返さない。また、第1の変形例と同様に、当選レベル以上である旨を示す識別情報を出力してもよい。
【0130】
なお、第2の変形例においては、予め記憶装置に記憶されているプログラムを実行して遊戯を提供するだけでなく、テストモードにおいて設置者から遊戯のプログラムの入力を受付けもよい。
【0131】
第2の変形例においても、当該写真自動販売機の設置者が任意の当選確率を設定することができ、設置者独自の付加価値の高いサービスをユーザに提供することができる。
【0132】
また、同じ写真自動販売機であっても、店舗の運営事情等に合わせて設定を変えることができるので、利用者を呼込みたい店舗は当選確率を高くして利用者にアピールすることができる。また、呼込まなくても利用者が来店するような店舗であれば当選確率をそれほど高く設定することもない。このように、本実施の形態における写真自動販売機は、店舗ごとに利用の形態を変えることができる。
【0133】
[変形例3]
第3の変形例においては、当選の出力を図4のステップS110〜S180の間に行ない、その結果をシールに印刷せずにディスプレイ表示することを特徴とする。すなわち、コインを投入してから印刷を実行するまでの間に当選処理を行ない、「当選おめでとう!」、「あたり!おめでとう!」など、当選した旨を操作ディスプレイ25等に表示して、プレイ中のユーザ15に通知する。同時に、スピーカ23から出力されてもよい。さらには、当選した場合に赤または青色など目立つように点灯または点滅する照明装置(図示せず)を筐体1に備え、利用者以外の者にアピールするようにすれば、期待感を他の利用者に与えることができ賑わう。さらに、上述の遊戯の結果のレベルが高い場合には、点滅の間隔を早くするなどのより激しいアピールにすることで、さらに他の利用者の期待感と当選した利用者の満足度とが高まる。
【0134】
この場合、現在の処理後に続けて上述の「当選プレイモード」を実行することができる。この場合の処理は、図4に示す通常のモードの処理の後、上述の当選処理の結果を受けて「当選プレイモード」を割込み処理で実行することによって実現される。そして、「当選プレイモード」の処理の実行中には、操作ディスプレイ25やスピーカ23から「当選プレイモード」の処理である旨の出力がなされていてもよい。具体的には、操作ディスプレイ25に「あたりプレイ中!」などの表示がなされてもよいし、スピーカ23から「当選プレイモード」の処理であることがわかる音楽等が出力されてもよい。
【0135】
ここでの「当選プレイモード」の撮影時間や撮影回数、編集時間等の設定もまた、テストモードにおいて当該写真自動販売機の設置者が設定可能であってもよい。
【0136】
また、当選をディスプレイ表示する場合、当選した時点から当該処理を「当選プレイモード」の処理に切換えることもできる。すなわち、上述の如く、図4のステップS181〜S183に示される当選処理が実行される位置は、図4に示される位置に限定されるものではないため、当選処理が実行された時点から当該処理を「当選プレイモード」の処理に切換えることもできる。
【0137】
ここでの「当選プレイモード」は、上述の「当選プレイモード」とは異なり、ユーザ15にサービスを提供するモードであって、提供するサービスの設定は、テストモードにおいて当該写真自動販売機の設置者から受付ける。
【0138】
具体的には、上述の当選処理が図4のステップS180に示される印刷処理以前に実行される場合には、当選によって、ステップS130における撮影時間やショット数を増加させることもできる。また、ステップS150における編集入力時間や、編集入力で用いる「背景」、「フレーム」、あるいは「スタンプ」の種類を増加させることもできる。また、ステップS180における印刷枚数を増加させることもできる。あるいは、さらに印刷レイアウトの選択を受付けることもできる。
【0139】
この場合の処理は、図4に示す通常のモードの処理中、上述の当選処理が実行された後、当選処理の結果を受けて「当選プレイモード」を割込み処理で実行することによって実現される。そして、「当選プレイモード」の処理の実行中には、同様に、操作ディスプレイ25やスピーカ23から「当選プレイモード」の処理である旨の出力がなされていてもよい。
【0140】
このように第4の変形例においても、当該写真自動販売機の設置者が任意の当選確率を設定することができ、設置者独自の付加価値の高いサービスをユーザに提供することができる。また、当選プレイモードで提供するサービスの設定も行なうことができ、設置者独自のさらに付加価値の高いサービスをユーザに提供することができる。
【0141】
また、同じ写真自動販売機であっても、店舗の運営事情等に合わせて設定を変えることができるので、利用者を呼込みたい店舗は当選確率を高くして利用者にアピールすることができる。また、呼込まなくても利用者が来店するような店舗であれば当選確率をそれほど高く設定することもない。このように、本実施の形態における写真自動販売機は、店舗ごとに利用の形態を変えることができる。
【0142】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態においては、図1〜図3に示される写真自動販売機において当該写真自動販売機の設置者独自のサービスを提供する他の場合について説明する。
【0143】
本実施の形態においては、図1〜図3に示される写真自動販売機はさらに画像入力装置(図示せず)を備えることを特徴とする。この画像入力装置は、スキャナ等の読取り装置であってもよい。また、フレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体を読込む読込装置であってもよい。また、LANケーブル差込口17に差込まれたLAN等の通信回線を介して他の記憶装置(図示せず)に記憶されている画像を読出して入力する機能を備える場合には、その機能を画像入力装置とすることもできる。
【0144】
また、本実施の形態において、上述の画像入力装置に替えて、写真自動販売機は、画像を作成して入力するための操作部を備えてもよい。この操作部は、タブレットディスプレイ13およびタブレットペン14から構成されてもよいし、操作部24が画像作成用のボタンを備えることで実現されてもよい。
【0145】
さらに、本実施の形態の写真自動販売機は、画像入力装置から画像の入力を受付け、あるいは、上述の操作部で作成された画像の入力を受付け、上述のテストモードにおいて、画像入力装置から入力された画像を、ステップS150の編集入力で用いる「背景」や「フレーム」や「スタンプ」の柄として設定することを特徴とする。すなわち、本実施の形態の写真自動販売機を用いて、当該写真自動販売機の設置者は、任意の画像を画像入力装置から入力し、あるいは上述の操作部で任意の画像を作成して入力し、ステップS150の編集入力で用いる「背景」や「フレーム」や「スタンプ」の柄として設定することができる。
【0146】
なお、上述の入力される画像は、広告用の画像や文字等であってもよく、その場合、上述のテストモードにおいて、画像入力装置から入力された画像を、ステップS180において、印刷媒体の、ステップS160で選択された画像を印刷する箇所以外の箇所に印刷する画像として設定することができる。
【0147】
また、上述の画像入力装置である読込装置を、情報書込装置として用いる場合、ユーザ15がプレイの際に所定の記録媒体を挿入することで、その利用や、シールの完成度等に応じてポイントを記録媒体に加算することもできる。また、ポイントに替えて、スタンプ等の情報を記録媒体に入力することもできる。そして、当該写真自動販売機の設置者は、そのポイントやスタンプ等の情報の数(量)に応じたサービスを提供することもできる。提供するサービスについては、第1の実施の形態で説明したサービスと同様のものが考えられるため、ここでは具体例を繰返さない。
【0148】
第2の実施の形態における写真自動販売機が上述の構成を備えることでも、設置者は、当該写真自動販売機のサービスのみならず、さらに設置者独自の付加価値の高いサービスをユーザに提供することができる。また、設置者は、割引き等の販促情報、店舗名、営業時間、休業等の案内、店舗または近隣店舗の広告などユーザに知らせたい有用な情報を提供することができる。
【0149】
さらに、このような情報の発信を、写真自動販売機を用いて実行することで、情報を発信するための費用を大幅に削減することができる。
【0150】
なお、上述の写真自動販売機における当選処理の方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0151】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0152】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における写真自動販売機の外観の具体例を示す図である。
【図2】筐体1を正面から見た具体例を示す図である。
【図3】第1の実施の形態における写真自動販売機の機能ブロック図である。
【図4】第1の実施の形態における写真自動販売機での処理を示すフローチャートである。
【図5】テストモード画面の具体例を示す図である。
【図6】テストモード画面の具体例を示す図である。
【図7】テストモード画面の具体例を示す図である。
【図8】当選した場合に出力されるシールの具体例を示す図である。
【図9】当選した場合に出力されるシールの具体例を示す図である。
【図10】第1の実施の形態における写真自動販売機での当選者向けの処理の概要を示すフローチャートである。
【図11】当選番号表の具体例を示す図である。
【図12】当選した場合に出力されるシールの具体例を示す図である。
【図13】当選しなかった場合に出力されるシールの具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体、2 パネル、3 フレーム材、4 撮影ブース、5 背景カーテン、6 サイドカーテン、7 メインポスター、8 バックドア、9 プリント取出口、10 印刷中LED、11 印刷エラーLED、12 プリンタ、13 タブレットディスプレイ、14 タブレットペン、15 ユーザ、16 ファン、17 LNAケーブル差込口、18 照明ボックス、19 カメラユニット、20 レール、21 カメラ、22 モニタ、23 スピーカ、24 操作部、25 操作ディスプレイ、26 コイン投入口、27 錠、28 フロントドア、29 電源スイッチ、30 照明装置、31 フラッシュ、101 PC、102 制御部、103 電源制御部、104 UPS、105 サービスパネル、106 フラッシュ制御部、107 コイン制御部。

Claims (21)

  1. 対価の投入を検出する対価検出手段と、
    前記対価の投入が検出されると、被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影した画像を印刷する印刷手段とを備える写真自動販売機であって、
    当該写真自動販売機の設置者が設定を行なうためのモードにおいて当選条件の入力を受付ける当選条件入力手段と、
    前記受付けた当選条件に合致する場合に、当選した旨を表わす情報を出力する出力手段とを備える、写真自動販売機。
  2. 前記対価の投入が検出された後に番号を発生させる番号発生手段をさらに備え、
    前記当選条件入力手段は、前記当該写真自動販売機の設置者が設定を行なうためのモードにおいて当選確率の入力を受付け、
    前記出力手段は、前記発生した番号に基づいて、前記受付けた当選確率で、当選した旨を出力する、請求項1に記載の写真自動販売機。
  3. 前記番号発生手段は、乱数を発生させる手段である、請求項2に記載の写真自動販売機。
  4. 前記番号発生手段は、当該写真自動販売機におけるプレイ回数に基づいて番号を発生させる、請求項2に記載の写真自動販売機。
  5. 前記当選条件入力手段は、期間に応じた複数の当選確率の入力を受付け、
    前記出力手段は、現時点が属する期間を判定する判定手段をさらに備え、前記受付けた複数の当選確率の内、前記判定された現時点が属する期間に応じた当選確率で、前記発生した番号に基づいて当選した旨を出力する、請求項2〜4のいずれかに記載の写真自動販売機。
  6. 画像合成に用いる複数の画像の選択を受付ける画像選択手段をさらに備え、
    前記当選条件入力手段は、前記当該写真自動販売機の設置者が設定を行なうためのモードにおいて、前記画像合成に用いる画像の当選組合わせの入力を受付け、
    前記出力手段は、前記画像選択手段で受付けた複数の画像の選択が、前記当選組合わせに合致する場合に、当選した旨を表わす情報を出力する、請求項1に記載の写真自動販売機。
  7. 利用者に遊戯を提供する遊戯提供手段と、
    前記遊戯において、前記利用者にレベルを付与するレベル付与手段とをさらに備え、
    前記当選条件入力手段は、前記当該写真自動販売機の設置者が設定を行なうためのモードにおいて、当選レベルの入力を受付け、
    前記出力手段は、前記利用者のレベルが、前記当選レベル以上である場合に、当選した旨を表わす情報を出力する、請求項1に記載の写真自動販売機。
  8. 前記出力手段は、前記印刷手段で前記撮影した画像を印刷する以前に、前記当選した旨を表わす情報を出力し、
    前記出力以降の処理において、利用者に利益を提供する処理を実行するように制御する制御手段をさらに備える、請求項1〜7のいずれかに記載の写真自動販売機。
  9. 前記利用者に利益を提供する処理は、前記撮影手段における処理で利益を提供する処理と、画像合成の処理で利益を提供する処理と、前記印刷手段における処理で利益を提供する処理との少なくとも1つである、請求項8に記載の写真自動販売機。
  10. 前記出力手段は、前記当選した旨を表わす情報を前記印刷手段において出力する、請求項1〜7のいずれかに記載の写真自動販売機。
  11. 前記印刷手段において出力される前記当選した旨を表わす情報は、前記番号発生手段において発生した番号である、請求項2〜5のいずれかに記載の写真自動販売機。
  12. 前記印刷手段において出力される前記当選した旨を表わす情報は、前記当選した旨を表わす識別情報である、請求項6または7に記載の写真自動販売機。
  13. 前記出力手段は、前記当選した旨を、さらに照明装置を用いて出力する、請求項1〜7のいずれかに記載の写真自動販売機。
  14. 被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影した画像と、所定の画像との画像合成を行なう画像合成手段と、
    前記合成された画像を印刷する印刷手段とを備える写真自動販売機であって、
    画像の入力を受付ける画像入力手段と、
    当該写真自動販売機の設定を行なうためのモードにおいて、前記入力を受付けた画像を前記画像合成に用いる所定の画像として設定する設定手段とをさらに備える、写真自動販売機。
  15. 画像を作成する画像作成手段をさらに備え、
    前記画像入力手段は、前記画像作成手段において作成した画像の入力を受付ける、請求項14に記載の写真自動販売機。
  16. 前記画像入力手段は、記録媒体に記録されている画像データを読出すことで画像の入力を受付ける、請求項14に記載の写真自動販売機。
  17. 通信手段をさらに備え、
    前記画像入力手段は、前記通信手段を用いて、他の記憶装置に記憶されている画像を読出すことで画像の入力を受付ける、請求項14に記載の写真自動販売機。
  18. 被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影した画像を印刷する印刷手段とを備える写真自動販売機であって、
    当該写真自動販売機の設定を行なうためのモードにおいて、情報の入力を受付ける入力手段をさらに備え、
    前記印刷手段は、前記入力を受付けた情報を前記画像と共に印刷する、写真自動販売機。
  19. 対価の投入を検出する対価検出ステップと、
    前記対価の投入が検出されると、被写体を撮影する撮影ステップと、
    前記撮影した画像を印刷する印刷ステップとを備える写真自動販売機におけるサービス提供方法であって、
    当該写真自動販売機の設置者が設定を行なうためのモードにおいて当選条件の入力を受付ける当選条件入力ステップと、
    前記受付けた当選条件に合致する場合に、当選した旨を表わす情報を出力する出力ステップとを備える、写真自動販売機におけるサービス提供方法。
  20. 写真自動販売機におけるサービス提供方法である、
    対価の投入を検出する対価検出ステップと、
    前記対価の投入が検出されると、被写体を撮影する撮影ステップと、
    前記撮影した画像を印刷する印刷ステップとをコンピュータに実行させるプログラムであって、
    当該写真自動販売機の設置者が設定を行なうためのモードにおいて当選条件の入力を受付ける当選条件入力ステップと、
    前記受付けた当選条件に合致する場合に、当選した旨を表わす情報を出力する出力ステップとをコンピュータに実行させる、写真自動販売機におけるサービス提供プログラム。
  21. 写真自動販売機におけるサービス提供プログラムを記録した記録媒体であって、請求項20に記載の写真自動販売機におけるサービス提供プログラムを記録した、コンピュータ読取り可能な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5527446B1 (ja) * 2013-02-08 2014-06-18 フリュー株式会社 撮影装置および撮影方法
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JP2014164298A (ja) * 2013-03-18 2014-09-08 Make Softwear:Kk 写真シール作成装置、写真シール作成装置の制御方法、及び写真シール作成装置の制御プログラム

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