JP2004069223A - 可搬式集塵装置 - Google Patents

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Nobuyuki Yasui
安井 伸行
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Abstract

【課題】塵埃の発生する工事現場等では、本体を目的地まで運搬するには、多種多用な地形があり、また、作業現場の粉塵量は多く、フィルタは頻繁にメンテをする必要が生じている。そこで、目的地までスムーズに運搬でき、かつ、フィルタのメンテが容易にできる可搬式集塵装置の提供を目的とする。
【解決手段】外郭部に支柱枠を設け、外郭部の支柱の枠に上部チャンバーを固定し、吸気チャンバーの開閉を上部チャンバーと切り離しておこなう構造により、簡易なフィルタのメンテを行なうことができる。それにより、フィルタ保守、保管のメンテナンスが容易な可搬式集塵装置を提供できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビル建設現場、坑山および木工の作業現場等で発生する塵埃等を集塵する装置において、フィルタのメンテを容易にする可搬式集塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の集塵装置は図15に示す技術が知られている。図15に示すように、キャスター101を底面4隅に設け、粉塵を吸込む吸込ダクトを取り付ける吸込口102を有した吸込チャンバー103と、前記吸込んだ粉塵の集塵をするフィルタ104と、その上部にファン105を固定した上部チャンバー106を重畳に構成している。ここで前記上部チャンバー106には、ファン105を被うファンカバー107が取り付けられ、天面に取手108を2個設けられている。また、フィルタは、吸込チャンバー103と上部チャンバー106の両端部に挟まれて、蝶番109を閉して取り付けられていた。
【0003】
そして、本体110を作業現場等に運搬する場合は、取手108を持つ、または本体110を押して移動していた。
【0004】
また、作業現場等では、運転時は作業者が吸込ダクトの先端を清浄したい場所に、直接手で保持して位置決めを行なっていた。そして、ファンを運転すると、吸込口102から塵埃を含んだ空気が吸込チャンバー103内に流入し、フィルタ104のフィルタメディアを通って清浄された空気が機外に排出される。ここで、目詰まりしたフィルタ104の保守は、前記蝶番109を開き、取手108を持ち上げて、ファン105を取り付けた上部チャンバー106を取り外し、フィルタ104を取り出して清掃する。その後、フィルタ104を吸込チャンバー103に載置し、上部チャンバー106を取り付けて蝶番109を閉にして戻して復帰していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の可搬式集塵装置は、本体を作業現場等に運搬する場合には、重量物を取手を持つか本体を押すしか方法がなく、凹凸のある地面や斜面になっているところでは、本体を持ち上げるのが難かしかったり、また不自然な姿勢で運んだりしていたため、難く多大な労力を要していた。
【0006】
また、フィルタの清掃をしようとする場合には、ファンの取り付いている上部チャンバーを持ち上げて取り外し、フィルタを取り外して清掃し、そして再びフィルタを取り付けて、ファンの取り付いている上部チャンバーを取り付けていた。このため、作業現場では、フィルタの清掃に多大な労力と時間的なロスを生じていた。
【0007】
このように、本体を目的地まで運搬するには、多種多用な地形があり、また、作業現場の粉塵量は多く、フィルタは頻繁にメンテをする必要が生じている。そこで、目的地までスムーズに運搬でき、かつ、フィルタのメンテが容易にできる可搬式集塵装置の提供が必要であるとの課題があった。
【0008】
また、トレイに溜まった塵埃を、吸込口から吸込んだ空気が撹乱して再飛散するとの問題があった。
【0009】
また、作業場所は変わらないが、塵埃捕集地点を変化させたい場合には、作業者がダクトを抱えて変更しなければならず、厄介な作業であるという問題があった。
【0010】
また、運転時に、吸込ダクトの先端を、塵埃を除去したい目的地に向けたまま放置していたのでは、吸込ダクトが目的地から離れたりすることがあるため、作業者が吸込ダクトを直接手で保持を要する等の問題があった。
【0011】
また、使用後の保管時に広い占有面積が必要となるという問題があった。
【0012】
本発明は前記従来の課題を解決するもので、運搬が容易で、フィルタ清掃時に重量物を持ち上げる事なくフィルタの保守・交換、ならびにケーシング内部に溜まったゴミ・ほこりを廃棄する方法を提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明は、ダクト運搬用取手兼、運転時にダクト先端の位置決めをする為に付帯設備や重量物に固定する為の固定金具を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は支柱の枠を用いて可搬式集塵装置を2段積み保管が可能な構造を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の可搬式集塵装置は、建設現場等の作業で発生する塵埃の集塵をおこなう移動式の可搬式集塵装置において、粉塵を吸込むダクトを接続する吸込口を設けた吸込チャンバーと、前記吸込チャンバーの上面にフィルタを載置し、前記フィルタの上部に送風機を固定した上部チャンバーを重畳した構造であって、前記上部チャンバーを支柱枠に固定し、前記吸込チャンバーを前記支柱枠もしくは前記上部チャンバーに取り付け金具を介して係合したことを特徴とする。
【0016】
請求項2記載の本発明の可搬式集塵装置は、請求項1記載の可搬式集塵装置において、前記支柱枠もしくは前記上部チャンバーと前記吸込チャンバー間に蝶番と固定金具および引掛金具を設け、前記蝶番の開閉で前記吸込チャンバーの開閉をおこない、前記蝶番が開のときは前記吸込チャンバーが下向きに開くことを特徴とする。
【0017】
請求項3記載の本発明の可搬式集塵装置は、請求項1から請求項2のいずれかに記載の可搬式集塵装置において、前記吸込チャンバーの下端部に、塵埃を収納する箱形状のトレイを設けたことを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の本発明の可搬式集塵装置は、請求項3記載の可搬式集塵装置において、前記吸込チャンバー内の前記吸込口に、先端部を前記フィルタのフィルタメディアに向けた風向調整口を有し、かつ吸込口の反対側に位置する前記トレイの箱形状の上端部に風向調整バーを設けて、トレイに溜まった塵埃を気流の通路から外すことを特徴とする。
【0019】
請求項5記載の本発明の可搬式集塵装置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の可搬式集塵装置において、前記フィルタの取り付けに際し、前記フィルタの峯部が垂直に位置する方向に吸込チャンバーに載置することを特徴とする。
【0020】
請求項6記載の本発明の可搬式集塵装置は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の可搬式集塵装置において、前記フィルタのフィルタメディア汚れを判断し、汚れの少ないフィルタは取り付いた状態でフィルタ峯部をスライド移動して擦る手段にて清掃し、汚れの多いフィルタは取外して清掃することを特徴とする。
【0021】
請求項7記載の本発明の可搬式集塵装置は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の可搬式集塵装置において、吸込口の先端に取り付ける吸込用ダクトの先端部に、持ち運びできるダクト用取手を備えたことを特徴とする。
【0022】
請求項8記載の本発明の可搬式集塵装置は、請求項1から請求項7のいずれかに記載の可搬式集塵装置において、複数の可搬式集塵装置を収納して積み上げる場合にあって、一つの可搬式集塵装置の支柱枠の上部に、他の可搬式集塵装置の下部に設けたキャスターの突起部または支柱枠に設けた段積位置決め具で係合する載置手段を設けたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による可搬式集塵装置は、粉塵を吸込むダクトを接続する吸込口を設けた吸込チャンバーと、前記吸込チャンバーの上面にフィルタを載置し、前記フィルタの上部に送風機を固定した上部チャンバーを重畳した構造であって、前記上部チャンバーを支柱枠に固定し、前記吸込チャンバーを前記支柱枠もしくは前記上部チャンバーに取り付け金具を介して係合したものである。このように作業者が本体を運搬する際には、本体の外枠の支柱を持って移動を行なうことが可能となり、作業現場状況に柔軟に対応できるものとなる。
【0024】
本発明の第2の実施の形態は、請求項1における実施の形態における可搬式集塵装置において、前記支柱枠もしくは前記上部チャンバーと前記吸込チャンバー間に蝶番と固定金具および引掛金具を設け、前記蝶番の開閉で前記吸込チャンバーの開閉をおこない、前記蝶番が開のときは前記吸込チャンバーが下向きに開くことができるため、フィルタのメンテが容易となる。
【0025】
本発明の第3の実施の形態は、請求項1から請求項2における実施の形態における可搬式集塵装置において、前記吸込チャンバーの下端部に、塵埃を収納する箱形状のトレイを設けたものである。このように、下端部にトレイを設けることにより、メンテの際、フィルタの峯部を擦り、払い落とした塵埃をこのトレイで保管することができるため、フィルタを脱着まではしない、簡易的なメンテを容易に行なうことができる。
【0026】
本発明の第4の実施の形態は、請求項3における実施の形態における可搬式集塵装置において、前記吸込チャンバー内の前記吸込口に、先端部を前記フィルタのフィルタメディアに向けた風向調整口を有し、かつ吸込口の反対側に位置する前記トレイの箱形状の上端部に風向調整バーを設けて、トレイに溜まった塵埃を気流の通路から外したものである。このように、吸込による流れがトレイの塵埃に触れ難いような気流ルートを作ることにより、トレイに溜まった塵埃の飛散を防ぐことができる。
【0027】
本発明の第5の実施の形態は、請求項1から請求項4における実施の形態における可搬式集塵装置において、前記フィルタの取り付けに際し、前記フィルタの峯部が垂直に位置する方向に吸込チャンバーに載置するものである。このように、フィルタの載置方向を決めることにより、簡易メンテが容易になる。
【0028】
本発明の第6の実施の形態は、請求項1から請求項5における実施の形態における可搬式集塵装置において、前記フィルタのフィルタメディア汚れを判断し、汚れの少ないフィルタは取り付いた状態でフィルタ峯部をスライド移動して擦る手段にて清掃し、汚れの多いフィルタは取外して清掃するものである。このように、フィルタの汚れ具合に応じて、簡易清掃おこなうか、本格清掃するかを決めることにより、頻繁に生じるフィルタ清掃時間を短くできるため、作業時間の短縮になる。
【0029】
本発明の第7の実施の形態は、請求項1から請求項6における実施の形態における可搬式集塵装置において、吸込口の先端に取り付ける吸込用ダクトの先端部に、持ち運びできる取手を備えたものである。このように、吸込ダクトにダクト用取手を設けることにより、吸込ダクトの持ち運びが容易になる。
【0030】
本発明の第8の実施の形態は、請求項1から請求項7における実施の形態における可搬式集塵装置において、複数の可搬式集塵装置を収納して積み上げる場合にあって、一つの可搬式集塵装置の支柱枠の上部に、他の可搬式集塵装置の下部に設けたキャスターの突起部または支柱枠に設けた段積位置決め具で係合する載置手段を設けたものである。このように、積み上げる構造にすることにより、保管面積を少なくすることができる。
【0031】
【実施例】
以下、本発明の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0032】
(実施例1)
図1から図4に基づいて全体の実施構成を説明する。図1は本発明の一実施例による可搬式集塵装置の全体構成の正面図、図2は同可搬式集塵装置の全体構成の側面図、図3は同可搬式集塵装置の全体構成の背面図、図4は同可搬式集塵装置の全体構成の天面図である。図1から図4に示すように、支柱枠1にボルトで固定した上部チャンバー2と支柱枠1に蝶番3で固定した吸込チャンバー4の間に平形フィルタ5を挿入する。前記吸込チャンバー4は固定金具6と引掛金具7により上方へ締め付けて前記フィルタ5を固定する。前記支柱枠1の底面4隅には運搬用の大径キャスター8と自在キャスター9が設けられ、上面には運搬用取手10、持ち上げ運搬用取手11、吊金具12が設けられている。前記上部チャンバー2の上部には、ファン13と、それを覆うファンカバー14が固定されている。前記ファンカバー14には内部に納められているスイッチBox15の保守用のスイッチBox用点検口16が備えられている。また、前記吸込チャンバー4は内側底部にトレイ17と、それを出し入れする点検口18と、吸込口19を備えている。前記吸込口19の先端に取付ける吸込ダクト20には、ダクト20自身の持運び、兼、ダクト20先端の固定用のダクト取手21が設けられている。
【0033】
また、その運搬については、前記運搬用取手10を手で押して小さな段差を前記大径キャスター8で乗り越え、前記自在キャスター9で方向を変えて移動し、大きな段差は前記持ち上げ運搬用取手11で持ち上げて越して移動する。
【0034】
また、その運転は、前記吸込口19から塵埃を含んだ空気が前記吸込チャンバー4内に流入し、前記フィルタ5のフィルタメディア22より清浄された空気が、前記上部チャンバー2と前記ファン13を通って機外に排出される。
【0035】
次に図5は同可搬式集塵装置のフィルタ5清掃のフローチャート図である。図5に示すフローチャートを用いて前記平形フィルタ5の保守方法を説明する。前記吸込チャンバー4を下方に開いて前記平形フィルタ5の外観を確認し、運転時の性能やフィルタ5の使用時間も考慮して、以下の3つの方法で状況に応じたフィルタ5の保守を行なう。まず、汚れが軽微な場合、前記平形フィルタ5を本体に取付けたままフィルタメディア22を弾き、塵埃を払落した後、前記吸込チャンバー4を閉じる。次に、汚れがひどいが前記平形フィルタ5に破損がない場合、フィルタ5を機外に取出して清掃し、本体に再設置して前記吸込チャンバー4を閉じる。最後に、汚れがひどく前記平形フィルタ5が破損している場合、フィルタ5を機外に取出し交換品を本体に再設置して前記吸込チャンバー4を閉じる。これにより、状況に応じた最小の作業負荷で、常に集塵効果の高い性能を確保する事が出来る。
【0036】
ここで、図6は同可搬式集塵装置のフィルタ5の塵埃払落し状況の正面図、図7は同可搬式集塵装置のフィルタ5の塵埃払落し状況の側面図である。図6、図7に示すように前記フィルタ5の汚れが軽微な場合の保守作業を説明する。まず、前記支柱枠1と前記吸込チャンバー4に設けた前記固定金具6を開いてそれを前記引掛金具7から取外し、前記蝶番3を軸に吸込チャンバー4を床面に接地するまで回転させて開く。それにより生じた前記上部チャンバー4の下面と前記平形フィルタ5の上面の開口に塵埃払い落とし用治具24を挿入してフィルタメディア22に接触させ、フィルタ峯部23に対して垂直に動かして振動を起こす事により塵埃を払い落とす。その後、前記吸込チャンバー4を持ち上げて固定金具6を引掛金具7にセットし、固定金具6を閉めつける。
【0037】
次に図8は同可搬式集塵装置の吸気チャンバー4を開いた構成の正面図、図9は同可搬式集塵装置の吸気チャンバー4を開いた構成の側面図である。図8、図9に示すように、前記平形フィルタ5の汚れがひどく破損がない場合の保守作業を説明する。前記支柱枠1と前記吸込チャンバー4に設けた前記固定金具6を開いて前記蝶番3を軸に前記フィルタ5を下方に回転させて開放しする事でフィルタ5の挟み込み固定を解除してフィルタ5を機外に取出す。取出したフィルタ5は風下側よりエアーブローにて塵埃を吹き飛ばして、もしくは、軽く水で洗い流して汚れを落とした後日陰で十分に乾燥させて掃除を行なう。その後、前期吸込チャンバー4が下向きに開いた状態で吸込チャンバー4上に平形フィルタ5を再設置し、吸込チャンバー4ごとフィルタ5を持ち上げ固定金具6を締め付ける。
【0038】
(実施例2)
図10は同可搬式集塵装置の風向板あり時の気流とトレイ17の概略図、図11は同可搬式集塵装置の風量調整板なし時の気流とトレイ17の概略図である。図10、図11に示すように、本発明による前記トレイ17に溜まった塵埃の飛散防止法についてその構成を説明する。前記吸込チャンバー4内の前記吸込口19に上方に向けて風向調整口25を設け、吸込口19の反対側の位置で前記トレイ17の箱形状の上端部に風向調整バー26を設ける。次に、風の流れについて説明する。前記吸込口19より前記吸込チャンバー4に流入する空気は前記風向調整口25により上方の前記平形フィルタ5側に変更される。また、前記吸込口19から流入した空気が前記吸込チャンバー4内の吸込口19と反対側面で反射した風は前記風向調整バー26により上方の前記平形フィルタ5側へ変更される。これにより前記トレイ17付近に風が向かわない為、堆積した塵埃の飛散を防止できる。
【0039】
(実施例3)
図12は同可搬式集塵装置の保管時の2段積みの概略図であり、図12に示すように、本可搬式集塵装置は複数の段積み収納が可能である。まず、段済み収納の構成について説明する。前記支柱枠1は両側のフレーム枠27を天面の前記運搬用取手10と少し高さを抑えた位置の持ち上げ運搬用取手11で固定したもので、両側のフレーム枠27上部に前記吊金具12を備えている。また、前記フレーム枠27底面の前記運搬用取手10側に前記自在キャスター9と段積み位置決め金具28を、前記持ち上げ用取手11側に前記大径キャスター8を設けており、大径キャスター8の間には補強バー29を備えている。
【0040】
次に、段済み時の各構成部品の位置関係を説明する。可搬式集塵装置の前記フレーム枠上部30に、他の可搬式集塵装置のフレーム枠下部31を設置させる。その時、前記運搬用取手10は、上部集塵装置の自在キャスター9と段積み位置決め金具28の間にあり、上部集塵装置の大径キャスター8は下部集塵装置の両側のフレーム枠27により挟まれる構造である。これにより段済みを行なった時、外力がかかっても横ずれせずに位置が決まる。
【0041】
(実施例4)
図13は同可搬式集塵装置のダクト取手21の概略図、図14は同可搬式集塵装置の使用仕様における取手21固定の概略図である。図13、図14に示すように、前記吸込ダクト20の運搬並びに、運転時のダクト20先端位置固定に用いるダクト取手21の構成を説明する。吸込ダクト20の先端にアダプター32を取付け、アダプター32に平板33を備えたコの字形状部材34を取付ける。次に前記ダクト20運搬時、並びに運転時のダクト20先端位置固定方法を説明する。集塵装置本体を集塵場所へ移動する時、または集塵装置本体はそのままにしてダクト20を移動する時、前記コの時形状部材34の平板部33を持って運搬する。また、塵埃を除去したい目的地に向けてダクト20先端を固定する場合、前記平板部33を手で持って固定する、もしくは、重量物35を載置して受け金具として用いる。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によれば、外郭部に支柱枠を設けることにより、本体を目的地まで運搬するには、現地の多種多用な地形に対して、本発明の構成により、支柱枠を持って引ぱったり、押したりできるため、目的地までスムーズに運搬できるようになる。
【0043】
また、外郭部の支柱の枠に上部チャンバーを固定し、吸気チャンバーの開閉を上部チャンバーと切り離しておこなう構造により、簡易なフィルタのメンテを行なうことができる。それにより、フィルタ保守、保管のメンテナンスが容易な可搬式集塵装置を提供できる。
【0044】
また、フィルタの目詰まり状態が悪くなった場合にフィルタを外部に取り出して清掃する必要が生じた場合でもフィルタの脱着を容易に行なうことができる。
【0045】
また、吸込による流れがトレイの塵埃に触れ難いような気流ルートを作る構成により、トレイに溜まった塵埃の飛散を防ぐことができる。
【0046】
また、ダクト先端に運搬用部材兼、位置決め金具を取り付けることによりダクトの運搬が容易で運転時にダクト保持の作業者が不要な可搬式集塵装置を提供できる。
【0047】
また、外郭が支柱枠構造のため、積み上げにて保管をすることができるため、保管スペースが少なくてよい可搬式集塵装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による可搬式集塵装置の全体構成の正面図
【図2】同可搬式集塵装置の全体構成の側面図
【図3】同可搬式集塵装置の全体構成の背面図
【図4】同可搬式集塵装置の全体構成の天面図
【図5】同可搬式集塵装置のフィルタ清掃のフローチャート
【図6】同可搬式集塵装置のフィルタの塵埃払落し状況の正面図
【図7】同可搬式集塵装置のフィルタの塵埃払落し状況の側面図
【図8】同可搬式集塵装置の吸気チャンバーを開いた構成の正面図
【図9】同可搬式集塵装置の吸気チャンバーを開いた構成の側面図
【図10】同可搬式集塵装置の風向板あり時の気流とトレイの概略図
【図11】同可搬式集塵装置の風量調整板なし時の気流とトレイの概略図
【図12】同可搬式集塵装置の保管時の2段積みの概略図
【図13】同可搬式集塵装置のダクト取手の概略図
【図14】同可搬式集塵装置の使用仕様における取手固定の概略図
【図15】従来の可搬式集塵装置の斜視図
【符号の説明】
1 支柱枠
2 上部チャンバー
3 蝶番
4 吸込チャンバー
5 平形フィルタ
6 取付金具
7 引掛け金具
8 大径キャスター
9 自在キャスター
10 運搬用取手
11 持ち上げ運搬用取手
12 吊金具
13 ファン
14 ファンカバー
15 スイッチBOX
16 スイッチBOX点検口
17 トレイ
18 点検口
19 吸込口
20 吸込ダクト
21 ダクト用取手
22 フィルタメディア
23 フィルタ峯部
24 塵埃払落し用治具
25 風向調整口
26 風向調整バー
27 フレーム枠
28 段積み位置決め金具
29 補強バー
30 フレーム枠上部
31 フレーム枠下部
32 アダプター
33 平板
34 コの字形状部材
35 重量物

Claims (8)

  1. 建設現場等の作業で発生する塵埃の集塵をおこなう移動式の可搬式集塵装置において、粉塵を吸込むダクトを接続する吸込口を設けた吸込チャンバーと、前記吸込チャンバーの上面にフィルタを載置し、前記フィルタの上部にファンを固定した上部チャンバーを重畳した構造であって、前記上部チャンバーを支柱枠に固定し、前記吸込チャンバーを前記支柱枠もしくは前記上部チャンバーに取り付け金具を介して係合したことを特徴とする可搬式集塵装置。
  2. 前記支柱枠もしくは前記上部チャンバーと前記吸込チャンバー間に蝶番と固定金具および引掛金具を設け、前記蝶番の開閉で前記吸込チャンバーの開閉をおこない、前記蝶番が開のときは前記吸込チャンバーが下向きに開くことを特徴とする請求項1記載の可搬式集塵装置。
  3. 前記吸込チャンバーの下端部に、塵埃を収納する箱形状のトレイを設けたことを特徴とする請求項1から請求項2のいずれかに記載の可搬式集塵装置。
  4. 前記吸込チャンバー内の前記吸込口に、先端部を前記フィルタのフィルタメディアに向けた風向調整口を有し、かつ吸込口の反対側に位置する前記トレイの箱形状の上端部に風向調整バーを設けて、トレイに溜まった塵埃を気流の通路から外すことを特徴とする請求項3記載の可搬式集塵装置。
  5. 前記フィルタの取り付けに際し、前記フィルタの峯部が垂直に位置する方向に吸込チャンバーに載置することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の可搬式集塵装置。
  6. 前記フィルタのフィルタメディア汚れを判断し、汚れの少ないフィルタは取り付いた状態でフィルタ峯部をスライド移動して擦る手段にて清掃し、汚れの多いフィルタは取外して清掃することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の可搬式集塵装置。
  7. 吸込口の先端に取り付ける吸込用ダクトの先端部に、持ち運びできるダクト用取手を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の可搬式集塵装置。
  8. 複数の可搬式集塵装置を収納して積み上げる場合にあって、一つの可搬式集塵装置の支柱枠の上部に、他の可搬式集塵装置の下部に設けたキャスターの突起部または支柱枠に設けた段積位置決め具で係合する載置手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の可搬式集塵装置。
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