JP2018020296A - 粉塵回収体と集塵装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の粉塵回収体は、送風機の排気側に取り付けて使用する粉塵回収体であって、入口及び出口を備えた中空の本体と、当該本体を通過する粉塵を捕集する集塵体を備えたものである。本体は、入口側から出口側に向けて次第に広がる先広がりの筒状とした。集塵体は本体から取外し可能とした。集塵体はフィルタと変形防止材を備えたものとした。本発明の集塵装置は、送風機の排気側に前記粉塵回収体が設けられたものであある。送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方に、送風機と粉塵回収体を水平又は略水平に支持する脚を設けることもできる。送風機と粉塵回収体を台座上に配置し、それら送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方を台座に設けられた保持体で保持できるようにしてもよい。
【選択図】図1
Description
本発明の粉塵回収体は、送風機の排気側に取り付けて使用するものであって、入口及び出口を備えた中空の本体と、当該本体を通過する粉塵を捕集する集塵体を備え、その集塵体は、本体内を通過する粉塵を捕集できるように当該本体に設けられ、前記本体の入口側に、前記送風機の排気側に取り付け可能な装着部が設けられ、前記本体の装着部を前記送風機の排気側に装着すると、当該送風機と本体の内部とが連通し、その連通状態で送風機が粉塵を吸引すると、当該送風機で吸引された粉塵が本体に設けられた集塵体で捕集されるようにしたものである。
本発明の集塵装置は、集塵体で粉塵を捕捉して回収するものであって、送風機の排気側に前記いずれかの粉塵回収体が設けられたものである。送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方に、送風機と粉塵回収体を水平又は略水平に支持する脚を設けることもできる。送風機と粉塵回収体を台座上に配置し、それら送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方を台座に設けられた保持体で保持できるようにしてもよい。
本発明の粉塵回収体は、その構成に応じて、例えば次のような効果を奏する。
(1)送風機の排気側に直接取り付けられるため、送風機に取り付けたときに大型化せず、狭隘な作業現場にも設置しやすい。
(2)入口側から出口側に向けて次第に広がる先広がりの筒状とした場合、排気側に粉塵回収体を取り付けても、送風機の本来の性能(換気能力)を損ないにくい。
(3)出口側を広くした場合、集塵体の取替えが容易である。
(4)集塵体をフィルタと変形防止材を備えたものとした場合、風力によるフィルタの変形やそれに伴う粉塵の漏れを防止することができる。
(5)フィルタを変形防止材で保護された状態のまま洗浄できるようにした場合、洗浄作業が楽である。また、構造上フィルタの揉み洗いができないため、揉み洗いによるフィルタの破損や変形等も防止することができる。
本発明の集塵装置は、その構成に応じて、例えば次のような効果を奏する。
(1)送風機に前記いずれかの粉塵回収体を設けてあるため、前記粉塵回収体と同様の効果を奏する。
(2)送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方に脚を設けて、送風機や粉塵回収体を水平又は略水平に支持できるようにした場合、使用中に傾いたり倒れたりしにくいため、安定した集塵が可能である。
(3)台座に送風機や粉塵回収体を保持可能な保持体を備えた場合、送風機や粉塵回収体がより安定しやすい。
本発明の粉塵回収体30及び集塵装置10の一例を、図面を参照して説明する。一例として図1〜図3に示す集塵装置10は、送風機20と粉塵回収体30を備えている。
本発明の粉塵回収体30及び集塵装置10の他例を、図4を参照して説明する。この実施形態の粉塵回収体30及び集塵装置10の基本構造は実施形態1と同様である。異なるのは、集塵体2を直接本体1に着脱可能にして、内側支持材3と外側支持材4を省略したことである。ここでは共通する部分の説明を省略し、異なる部分について説明する。
本発明の粉塵回収体30及び集塵装置10の他例を、図5を参照して説明する。この実施形態の粉塵回収体30及び集塵装置10の基本構造は実施形態1や実施形態2と同様である。異なるのは、送風機20と粉塵回収体30が台座7上に配置され、その台座7上の送風機20が当該台座7に設けられた保持体7bによって保持されたことである。ここでは共通する部分の説明を省略し、異なる部分について説明する。
前記実施形態では、本体1が出口1b側に向けて先広がりの円筒状の場合を一例として説明しているが、本体1は出口1b側に向けて先広がりの楕円筒状や角筒状であってもよい。場合によっては、本体1は入口1a側から出口1b側まで太さが一様の(変わらない)円筒状や楕円筒状、角筒状などであってもよい。また、本体1は、装着部1cが細く、それ以外の部分が装着部1cよりも太いもの(装着部1cとそれ以外の部分の太さが異なるもの)とすることもできる。具体的には、装着部1c用とそれ以外の部分用として、太さの異なる筒部材を用意し、後者の入口1a側に貫通孔を備えた平板を固定し、当該平板の貫通孔の周縁に前者の出口1b側を固定するなどして本体1とすることができる。
本発明の集塵装置10の使用例を、図6を参照して説明する。ここでは、鋼管Y内で溶接作業をする際に生じる、溶接ヒュームXを捕集する場合を一例として説明する。
(1)鋼管Y内に、本発明の集塵装置10を配置する。
(2)集塵装置10の送風機20の電源を入れ、溶接作業を行う。
(3)溶接作業によって発生した溶接ヒュームXは、送風機20の吸引力によって送風機20内へ引き込まれ送風機20を通過し、空気とともに粉塵回収体30に送られる。
(4)粉塵回収体30に到達した溶接ヒュームXは出口側へ送られ、出口1b側に配置された集塵体2で捕集される。このとき、空気は集塵体2を通過して粉塵回収体30の外に排出される。
溶接ヒュームXを捕集した集塵体2は、本体1から取り外して、変形防止材2bで挟まれたフィルタ2aをそのまま(変形防止材2bに挟まれたまま)洗浄液につけることで、変形することなく洗浄することができる。洗浄後には集塵体2を本体1にセットし、粉塵のないところで送風機20をONにすることで集塵体2を乾燥させることができる。
1a 入口
1b 出口
1c 装着部
2 集塵体
2a フィルタ
2b 変形防止材
3 内側支持材
4 外側支持材
4a 網材
4b 周壁
5 止め具(蝶ネジ)
6 蝶番
7 台座
7a 載せ板
7b 保持体
8 脚
9 連結部材
10 集塵装置
20 送風機
30 粉塵回収体
X 溶接ヒューム
Y 鋼管
本発明の粉塵回収体は、取っ手を備え、当該取っ手を持って持ち運び可能であり、鋼管内に持ち込み可能なサイズであり、外形が円筒状のポータブル型送風機の排気側に取り付けて使用する粉塵回収体であって、粉塵回収体は、入口及び出口を備えた中空の本体と、前記送風機の送風により当該本体内を通過する粉塵を捕集する集塵体を備え、前記本体は、その入口側が筒状であり、出口側が入口側よりも大きな口径の先広がりの筒状であり、前記入口側に円筒状の装着部が設けられ、前記装着部は前記本体の内部空間が前記送風機の筒状の排気側と連通するように当該排出側に嵌合可能であり、嵌合した排出側に止め具により取り付けることができ、前記集塵体は、前記送風機で吸引された粉塵を捕集できるフィルタが、その排気流入側と排気流出側から多数の通孔を備えた変形防止材で挟まれて当該変形防止材に取り付けられたものであり、前記集塵体が本体の出口側に脱着可能なものである。
本発明の集塵装置は、集塵体で粉塵を捕捉して回収するものであって、送風機の排気側に前記いずれかの粉塵回収体が設けられたものである。送風機は、取っ手を備え、当該取っ手を持って持ち運び可能であり、鋼管内に持ち込み可能なサイズであり、外形が円筒状のポータブル型送風機であり、前記集塵回収体の装着部が前記送風機の排出側に嵌合して止め具により取り付けられて、集塵回収体の筒状の本体の内部空間が前記送風機の筒状の排気側と連通したものである。送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方に、送風機と粉塵回収体を水平又は略水平に支持する脚を設けることもできる。送風機と粉塵回収体を台座上に配置し、それら送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方を台座に設けられた保持体で保持できるようにしてもよい。
本発明の粉塵回収体は、その構成に応じて、例えば次のような効果を奏する。
(1)送風機の排気側に直接取り付けられるため、送風機に取り付けたときに大型化せず、狭隘な作業現場にも設置しやすい。
(2)入口側から出口側に向けて次第に広がる先広がりの筒状とした場合、排気側に粉塵回収体を取り付けても、送風機の本来の性能(換気能力)を損ないにくい。
(3)出口側を広くした場合、集塵体の取替えが容易である。
(4)集塵体をフィルタと変形防止材を備えたものとした場合、風力によるフィルタの変形やそれに伴う粉塵の漏れを防止することができる。
(5)フィルタを変形防止材で保護された状態のまま洗浄できるようにした場合、洗浄作業が楽である。また、構造上フィルタの揉み洗いができないため、揉み洗いによるフィルタの破損や変形等も防止することができる。
本発明の集塵装置は、その構成に応じて、例えば次のような効果を奏する。
(1)送風機に前記いずれかの粉塵回収体を設けてあるため、前記粉塵回収体と同様の効果を奏する。
(2)送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方に脚を設けて、送風機や粉塵回収体を水平又は略水平に支持できるようにした場合、使用中に傾いたり倒れたりしにくいため、安定した集塵が可能である。
(3)台座に送風機や粉塵回収体を保持可能な保持体を備えた場合、送風機や粉塵回収体がより安定しやすい。
本発明の粉塵回収体30及び集塵装置10の一例を、図面を参照して説明する。一例として図1〜図3に示す集塵装置10は、送風機20と粉塵回収体30を備えている。
本発明の粉塵回収体30及び集塵装置10の他例を、図4を参照して説明する。この実施形態の粉塵回収体30及び集塵装置10の基本構造は実施形態1と同様である。異なるのは、集塵体2を直接本体1に着脱可能にして、内側支持材3と外側支持材4を省略したことである。ここでは共通する部分の説明を省略し、異なる部分について説明する。
本発明の粉塵回収体30及び集塵装置10の他例を、図5を参照して説明する。この実施形態の粉塵回収体30及び集塵装置10の基本構造は実施形態1や実施形態2と同様である。異なるのは、送風機20と粉塵回収体30が台座7上に配置され、その台座7上の送風機20が当該台座7に設けられた保持体7bによって保持されたことである。ここでは共通する部分の説明を省略し、異なる部分について説明する。
前記実施形態では、本体1が出口1b側に向けて先広がりの円筒状の場合を一例として説明しているが、本体1は出口1b側に向けて先広がりの楕円筒状や角筒状であってもよい。場合によっては、本体1は入口1a側から出口1b側まで太さが一様の(変わらない)円筒状や楕円筒状、角筒状などであってもよい。また、本体1は、装着部1cが細く、それ以外の部分が装着部1cよりも太いもの(装着部1cとそれ以外の部分の太さが異なるもの)とすることもできる。具体的には、装着部1c用とそれ以外の部分用として、太さの異なる筒部材を用意し、後者の入口1a側に貫通孔を備えた平板を固定し、当該平板の貫通孔の周縁に前者の出口1b側を固定するなどして本体1とすることができる。
本発明の集塵装置10の使用例を、図6を参照して説明する。ここでは、鋼管Y内で溶接作業をする際に生じる、溶接ヒュームXを捕集する場合を一例として説明する。
(1)鋼管Y内に、本発明の集塵装置10を配置する。
(2)集塵装置10の送風機20の電源を入れ、溶接作業を行う。
(3)溶接作業によって発生した溶接ヒュームXは、送風機20の吸引力によって送風機20内へ引き込まれ送風機20を通過し、空気とともに粉塵回収体30に送られる。
(4)粉塵回収体30に到達した溶接ヒュームXは出口側へ送られ、出口1b側に配置された集塵体2で捕集される。このとき、空気は集塵体2を通過して粉塵回収体30の外に排出される。
溶接ヒュームXを捕集した集塵体2は、本体1から取り外して、変形防止材2bで挟まれたフィルタ2aをそのまま(変形防止材2bに挟まれたまま)洗浄液につけることで、変形することなく洗浄することができる。洗浄後には集塵体2を本体1にセットし、粉塵のないところで送風機20をONにすることで集塵体2を乾燥させることができる。
1a 入口
1b 出口
1c 装着部
2 集塵体
2a フィルタ
2b 変形防止材
3 内側支持材
4 外側支持材
4a 網材
4b 周壁
5 止め具(蝶ネジ)
6 蝶番
7 台座
7a 載せ板
7b 保持体
8 脚
9 連結部材
10 集塵装置
20 送風機
30 粉塵回収体
X 溶接ヒューム
Y 鋼管
本発明の粉塵回収体は、ポータブル型送風機の排気側に取り付けて使用する粉塵回収体であって、前記ポータブル型送風機は、外形が円筒状の胴体と、当該胴体に設けられた取っ手を備え、前記取っ手を持って持ち運び可能であり、鋼管内に持ち込み可能なサイズであり、前記粉塵回収体は、入口及び出口を備えた中空の本体と、前記送風機の送風により当該本体内を通過する粉塵を捕集する集塵体を備え、前記本体は、その入口側が筒状であり、入口側から出口側に向けて内径が次第に広がる先広がりの筒状で出口側の口径が入口側の口径よりも大きく、前記入口側に、前記ポータブル型送風機の胴体の外側に被せる円筒状の装着部が設けられ、前記装着部は前記本体の内部空間が前記送風機の円筒状の胴体の排気側と連通するように胴体の排出側の外側に嵌合可能であり、嵌合した排出側に止め具により取り付けることができ、前記ポータブル型送風機の胴体の排出側に装着された粉塵回収体は、当該ポータブル型送風機の胴体の排出側の端部よりも外側に突出し、当該ポータブル型送風機の胴体内を通過した粉塵を当該ポータブル型送風機の胴体外に位置する集塵体で捕捉可能であり、前記集塵体は、前記送風機で吸引された粉塵を捕集できるフィルタが、その排気流入側と排気流出側から多数の通孔を備えた変形防止材で挟まれて当該変形防止材に取り付けられたものであり、前記集塵体が本体の出口側に脱着可能なものである。
本発明の集塵装置は、集塵体で粉塵を捕捉して回収するものであって、ポータブル型送風機の排気側に前記いずれかの粉塵回収体が設けられたものである。前記ポータブル型送風機は、外形が円筒状の胴体と、当該胴体に設けられた取っ手を備え、前記取っ手を持って持ち運び可能であり、鋼管内に持ち込み可能なサイズであり、外形が円筒状のポータブル型送風機であり、前記集塵回収体の装着部が前記送風機の円筒状の胴体の排出側に嵌合して止め具により取り付けられて、集塵回収体の筒状の本体の内部空間が前記送風機の円筒状の胴体の排気側と連通したものである。送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方に、送風機と粉塵回収体を水平又は略水平に支持する脚を設けることもできる。送風機と粉塵回収体を台座上に配置し、それら送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方を台座に設けられた保持体で保持できるようにしてもよい。
本発明の粉塵回収体は、その構成に応じて、例えば次のような効果を奏する。
(1)送風機の排気側に直接取り付けられるため、送風機に取り付けたときに大型化せず、狭隘な作業現場にも設置しやすい。
(2)入口側から出口側に向けて次第に広がる先広がりの筒状とした場合、排気側に粉塵回収体を取り付けても、送風機の本来の性能(換気能力)を損ないにくい。
(3)出口側を広くした場合、集塵体の取替えが容易である。
(4)集塵体をフィルタと変形防止材を備えたものとした場合、風力によるフィルタの変形やそれに伴う粉塵の漏れを防止することができる。
(5)フィルタを変形防止材で保護された状態のまま洗浄できるようにした場合、洗浄作業が楽である。また、構造上フィルタの揉み洗いができないため、揉み洗いによるフィルタの破損や変形等も防止することができる。
本発明の集塵装置は、その構成に応じて、例えば次のような効果を奏する。
(1)送風機に前記いずれかの粉塵回収体を設けてあるため、前記粉塵回収体と同様の効果を奏する。
(2)送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方に脚を設けて、送風機や粉塵回収体を水平又は略水平に支持できるようにした場合、使用中に傾いたり倒れたりしにくいため、安定した集塵が可能である。
(3)台座に送風機や粉塵回収体を保持可能な保持体を備えた場合、送風機や粉塵回収体がより安定しやすい。
本発明の粉塵回収体30及び集塵装置10の一例を、図面を参照して説明する。一例として図1〜図3に示す集塵装置10は、送風機20と粉塵回収体30を備えている。
本発明の粉塵回収体30及び集塵装置10の他例を、図4を参照して説明する。この実施形態の粉塵回収体30及び集塵装置10の基本構造は実施形態1と同様である。異なるのは、集塵体2を直接本体1に着脱可能にして、内側支持材3と外側支持材4を省略したことである。ここでは共通する部分の説明を省略し、異なる部分について説明する。
本発明の粉塵回収体30及び集塵装置10の他例を、図5を参照して説明する。この実施形態の粉塵回収体30及び集塵装置10の基本構造は実施形態1や実施形態2と同様である。異なるのは、送風機20と粉塵回収体30が台座7上に配置され、その台座7上の送風機20が当該台座7に設けられた保持体7bによって保持されたことである。ここでは共通する部分の説明を省略し、異なる部分について説明する。
前記実施形態では、本体1が出口1b側に向けて先広がりの円筒状の場合を一例として説明しているが、本体1は出口1b側に向けて先広がりの楕円筒状や角筒状であってもよい。場合によっては、本体1は入口1a側から出口1b側まで太さが一様の(変わらない)円筒状や楕円筒状、角筒状などであってもよい。また、本体1は、装着部1cが細く、それ以外の部分が装着部1cよりも太いもの(装着部1cとそれ以外の部分の太さが異なるもの)とすることもできる。具体的には、装着部1c用とそれ以外の部分用として、太さの異なる筒部材を用意し、後者の入口1a側に貫通孔を備えた平板を固定し、当該平板の貫通孔の周縁に前者の出口1b側を固定するなどして本体1とすることができる。
本発明の集塵装置10の使用例を、図6を参照して説明する。ここでは、鋼管Y内で溶接作業をする際に生じる、溶接ヒュームXを捕集する場合を一例として説明する。
(1)鋼管Y内に、本発明の集塵装置10を配置する。
(2)集塵装置10の送風機20の電源を入れ、溶接作業を行う。
(3)溶接作業によって発生した溶接ヒュームXは、送風機20の吸引力によって送風機20内へ引き込まれ送風機20を通過し、空気とともに粉塵回収体30に送られる。
(4)粉塵回収体30に到達した溶接ヒュームXは出口側へ送られ、出口1b側に配置された集塵体2で捕集される。このとき、空気は集塵体2を通過して粉塵回収体30の外に排出される。
溶接ヒュームXを捕集した集塵体2は、本体1から取り外して、変形防止材2bで挟まれたフィルタ2aをそのまま(変形防止材2bに挟まれたまま)洗浄液につけることで、変形することなく洗浄することができる。洗浄後には集塵体2を本体1にセットし、粉塵のないところで送風機20をONにすることで集塵体2を乾燥させることができる。
1a 入口
1b 出口
1c 装着部
2 集塵体
2a フィルタ
2b 変形防止材
3 内側支持材
4 外側支持材
4a 網材
4b 周壁
5 止め具(蝶ネジ)
6 蝶番
7 台座
7a 載せ板
7b 保持体
8 脚
9 連結部材
10 集塵装置
20 送風機
30 粉塵回収体
X 溶接ヒューム
Y 鋼管
Claims (9)
- 送風機の排気側に取り付けて使用する粉塵回収体であって、
入口及び出口を備えた中空の本体と、当該本体を通過する粉塵を捕集する集塵体を備え、
前記集塵体は、本体内を通過する粉塵を捕集できるように前記本体に設けられ、
前記本体の入口側に、前記送風機に取り付け可能な装着部が設けられ、
前記本体の装着部を前記送風機の排気側に装着すると、当該送風機と本体の内部とが連通し、その連通状態で送風機が粉塵を吸引すると、当該送風機で吸引された粉塵が本体に設けられた集塵体で捕集される、
ことを特徴とする粉塵回収体。 - 請求項1記載の粉塵回収体において、
本体は、入口側から出口側に向けて次第に広がる先広がりの筒状である、
ことを特徴とする粉塵回収体。 - 請求項1又は請求項2記載の粉塵回収体において、
集塵体は本体から取外し可能である、
ことを特徴とする粉塵回収体。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の粉塵回収体において、
集塵体は、フィルタと当該フィルタの変形を防止する変形防止材を備えている、
ことを特徴とする粉塵回収体。 - 請求項4に記載の粉塵回収体において、
フィルタは変形防止材で保護された状態で洗浄可能である、
ことを特徴とする粉塵回収体。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の粉塵回収体において、
集塵体の内側と外側の双方又はいずれか一方に、当該集塵体を支持する支持材が設けられた、
ことを特徴とする粉塵回収体。 - 集塵体で粉塵を捕捉して回収する集塵装置において、
送風機の排気側に請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の粉塵回収体が設けられた、
ことを特徴とする集塵装置。 - 請求項7記載の集塵装置において、
送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方に、送風機と粉塵回収体を水平又は略水平に支持する脚が設けられた、
ことを特徴とする集塵装置。 - 請求項7又は請求項8記載の集塵装置において、
送風機と粉塵回収体が台座上に配置され、
前記台座は、前記送風機と粉塵回収体の双方又はいずれか一方を保持可能な保持体を備えた、
ことを特徴とする集塵装置。
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