JP2004069008A - チェーンテンショナアームおよびチェーンガイド - Google Patents
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Abstract
【課題】テンショナアームまたはチェーンガイドにおいて、枢支軸または取付軸に対するチェーン摺動面の平行度を向上させる。
【解決手段】テンショナアーム10は、プラスチック製のアーム本体100と、アーム本体100に装着された金属製の補強プレート150とを備えている。アーム本体100は、弧状に延びるチェーン摺動部101と、その各端部に一体成形されたボス部103およびブロック部104とを有しており、ボス部103には、枢支軸12を受け入れるための貫通孔103aが形成されている。補強プレート150は、アーム本体100のチェーン摺動部101の背面側においてチェーン摺動部101に沿って延びるとともに、その一端がアーム本体100のボス部103まで延設されており、ボス部103に係合する係合穴151a,152aを有している。
【選択図】 図2
【解決手段】テンショナアーム10は、プラスチック製のアーム本体100と、アーム本体100に装着された金属製の補強プレート150とを備えている。アーム本体100は、弧状に延びるチェーン摺動部101と、その各端部に一体成形されたボス部103およびブロック部104とを有しており、ボス部103には、枢支軸12を受け入れるための貫通孔103aが形成されている。補強プレート150は、アーム本体100のチェーン摺動部101の背面側においてチェーン摺動部101に沿って延びるとともに、その一端がアーム本体100のボス部103まで延設されており、ボス部103に係合する係合穴151a,152aを有している。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力伝達用チェーンのためのチェーンテンショナアームおよびチェーンガイドに関し、詳細には、チェーン摺動面の平行度を向上させるための構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
一般に、内燃機関の動弁装置の駆動に用いられるタイミングシステムにおいては、タイミングチェーンの弛み側にチェーンテンショナアームをテンショナとともに配設し、張り側にチェーンガイドを配設している。
【0003】
従来のチェーンテンショナアームおよびチェーンガイドは、例えば特開2000−97300号公報に示すように、枢支軸または取付軸を挿入するための貫通孔が形成されたボス部を有するアルミダイキャスト製の本体部と、チェーン摺動面を有するプラスチック製のシューとから構成されている。シューには複数の係止爪が設けられ、本体部にはこれらの係止爪が係合する複数の係合凹部が形成されている。そして、シューの係止爪を本体部の対応する係合凹部に係止することにより、シューが本体部に取り付けられている。
【0004】
ところで、シューのチェーン摺動面は、チェーンの背面に対して平行に配設されている必要があるが、そのためには、シューのチェーン摺動面が、本体部のボス部に形成された貫通孔の中心軸線に対して平行に配置されていなければならない。
【0005】
しかしながら、前記従来の構造では、本体部とシューが別部材で構成されているため、本体部のボス部の貫通孔の中心軸線とシューのチェーン摺動面との平行度の精度を上げるのは容易ではない。
【0006】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、枢支軸または取付軸に対するチェーン摺動面の平行度を向上できるチェーンテンショナアームまたはチェーンガイドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る動力伝達用チェーンのためのチェーンテンショナアームは、プラスチック製のアーム本体と、金属製の補強プレートとを備えている。アーム本体は、弧状に延びるチェーン摺動部と、その各端部にそれぞれ形成されたボス部およびブロック部とを有しており、ボス部には、枢支軸を受け入れるための貫通孔が形成されている。補強プレートは、アーム本体のチェーン摺動部の背面側に設けられ、チェーン摺動部に沿って延びており、その一端はアーム本体のボス部まで延設されるとともに、ボス部が係合する係合穴を有している。
【0008】
請求項1の発明では、アーム本体にチェーン摺動部が設けられるとともに、チェーン摺動部の端部に形成されたボス部に、枢支軸を受け入れるための貫通孔が形成されている。すなわち、この場合には、チェーン摺動部および貫通孔が、単一の部材であるアーム本体に設けられている。
【0009】
これにより、貫通孔の中心軸つまり枢支軸に対するチェーン摺動部のチェーン摺動面の平行度を容易に向上できるようになる。
【0010】
また、この場合には、プラスチック製のアーム本体を補強するための金属製の補強プレートの一端が、チェーン摺動部の背面側においてアーム本体のボス部まで延設されており、補強プレートの一端に形成された係合穴にアーム本体のボス部が係合している。
【0011】
これにより、アーム本体のボス部の剛性を向上でき、チェーン側から押付力が作用した場合でも、ボス部における曲げなどの変形を防止できる。その結果、ボス部に対するチェーン摺動面の平行度を維持できる。
【0012】
請求項6の発明に係る動力伝達用チェーンのためのチェーンガイドは、プラスチック製のガイド本体と、金属製の補強プレートとを備えている。ガイド本体は、弧状に延びるチェーン摺動部と、その各端部に形成されたボス部とを有しており、各ボス部には、取付軸を受け入れるための貫通孔が形成されている。補強プレートは、ガイド本体のチェーン摺動部の背面側に設けられ、チェーン摺動部に沿って延びており、その各端部はガイド本体の各ボス部まで延設されるとともに、各ボス部が係合する係合穴をそれぞれ有している。
【0013】
請求項5の発明では、ガイド本体にチェーン摺動部が設けられるとともに、チェーン摺動部の各端部に形成された各ボス部に、取付軸を受け入れるための貫通孔がそれぞれ形成されている。すなわち、この場合には、チェーン摺動部および貫通孔が、単一の部材であるガイド本体に設けられている。
【0014】
これにより、貫通孔の各中心軸つまり各取付軸に対するチェーン摺動部のチェーン摺動面の平行度を容易に向上できるようになる。
【0015】
また、この場合には、プラスチック製のガイド本体を補強するための金属製の補強プレートの各端部が、チェーン摺動部の背面側においてガイド本体の各ボス部まで延設されており、補強プレートの各端部に形成された各係合穴にガイド本体の各ボス部がそれぞれ係合している。
【0016】
これにより、ガイド本体のボス部の剛性を向上でき、チェーン側から押付力が作用した場合でも、ボス部における曲げなどの変形を防止できる。その結果、ボス部に対するチェーン摺動面の平行度を維持できる。
【0017】
請求項2または7の発明においては、補強プレートが、チェーン摺動部の背面側において、チェーン摺動部と略直交する向きに配置された少なくとも1枚の部材から構成されている。
【0018】
請求項3または8の発明においては、アーム本体またはガイド本体のチェーン摺動部が、その背面側中央に垂設されかつチェーン摺動部に沿って延びる垂設部を有しており、補強プレートが、垂設部を挟んで対向配置された一対の板状部材から構成されている。
【0019】
これにより、アーム本体またはガイド本体のボス部の剛性をさらに向上でき、チェーン側から過大な押付力が作用した場合でも、ボス部における曲げなどの変形を確実に防止できる。その結果、ボス部に対するチェーン摺動面の平行度を確実に維持できる。
【0020】
請求項4または9の発明においては、アーム本体またはガイド本体に設けられた係止部に補強プレートが係止されることにより、補強プレートがアーム本体またはガイド本体に取り付けられている。
【0021】
請求項5または10の発明においては、アーム本体またはガイド本体に設けられた一対の爪部材が補強プレートの係合穴に係合することにより、補強プレートがアーム本体またはガイド本体に取り付けられている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施態様によるチェーンテンショナアームおよびチェーンガイドが採用されたエンジンタイミングシステムの概略構成図、図2はチェーンテンショナアームの正面図、図3はチェーンテンショナアームの全体斜視図、図4は図2のIV−IV 線断面図、図5は図2のV−V 線断面図、図6は図2のVI−VI 線断面図、図7はチェーンテンショナアームのアーム本体に設けられた爪部材の斜視拡大図である。
【0023】
図1に示すように、エンジンタイミングシステム1は、クランクシャフト2に取り付けられたクランクスプロケット3と、カムシャフト4,5にそれぞれ取り付けられたカムスプロケット6,7と、これらのスプロケット3,6,7に巻き掛けられた動力伝達用チェーンとしてのサイレントチェーン8とを備えている。なお、図中の矢印aはクランクシャフト2の回転方向を、矢印bはサイレントチェーン8の走行方向をそれぞれ示している。
【0024】
サイレントチェーン8の弛み側スパンには、チェーンテンショナアーム10が配置されている。テンショナアーム10は、チェーン8が摺動するプラスチック製のアーム本体100と、これに装着された金属製の補強プレート150とを備えている。アーム本体100は、その一端を挿通する枢支軸12の回りを回動自在に設けられている。アーム本体100の先端(自由端)には、液圧テンショナ15のピストン15aが当接している。
【0025】
一方、サイレントチェーン8の張り側スパンには、チェーンガイド20が配置されている。チェーンガイド20は、チェーン8が摺動するプラスチック製のガイド本体200と、これに装着された金属製の補強プレート250とを有している。ガイド本体200は、その両端をそれぞれ挿通する取付軸22,23を介してエンジン側に固定されている。
【0026】
図2および図3に示すように、テンショナアーム10のアーム本体100は、弧状に延びるチェーン摺動部101を有している。チェーン摺動部101の上面には、チェーンが摺動しつつ走行するチェーン摺動面101aが形成されている(図4ないし図6参照)。
【0027】
アーム本体100のチェーン摺動部101は、図4ないし図6に示すように、その背面側中央から垂れ下がるように設けられた垂設部102を有している。垂設部102は、チェーン摺動部101の延設方向に沿って延びている。また、垂設部102には、一体に形成された複数のリブ102aが設けられている(図2参照)。
【0028】
チェーン摺動部101の長手方向各端部には、それぞれボス部103およびブロック部104が一体に形成されている。ボス部103には、枢支軸12(図1)を受け入れるための貫通孔103aが形成されている。
【0029】
補強プレート150は、チェーン摺動部101の背面側において、チェーン摺動部101の垂設部102を挟んで対向配置された一対のプレート151,152から構成されている(図2ないし図6参照)。プレート151,152は、チェーン摺動部101に沿って延びている。
【0030】
各プレート151,152の一端は、アーム本体100のボス部103までそれぞれ延設されており(図2および図3参照)、ボス部103は、各プレート151,152の一端に形成された各係合穴151a,152aにそれぞれ係合している(図4参照)。
【0031】
また、チェーン摺動部101の垂設部102には、補強プレート150をアーム本体100に保持し固定するための係止部105が設けられている。この係止部105は、図7に示すように、一対の爪部材105A,105Bから構成されている。各爪部材105A,105Bには、突起部105a,105bがそれぞれ形成されており、各爪部材105A,105Bは、各突起部105a,105bが逆向きに配置された状態で互いにオフセットされている。一方、プレート151,152には、これらの突起部105a,105bが係合し得る係合穴151a,152aがそれぞれ形成されている(図7ではプレート151側の係合穴151aのみ図示)。
【0032】
この場合には、上述のように、プラスチックから形成されたアーム本体100にチェーン摺動部101が設けられるとともに、チェーン摺動部101の端部に一体成形されたボス部103に、枢支軸12を受け入れるための貫通孔103aが形成されている。すなわち、この場合には、チェーン摺動部101および貫通孔103aが、単一の部材であるアーム本体100に設けられている。
【0033】
これにより、貫通孔103aの中心軸線L(図4)に対して、つまり枢支軸12(図1)に対して、チェーン摺動部101のチェーン摺動面101aの平行度を容易に向上できるようになる。
【0034】
しかも、この場合には、プラスチック製のアーム本体100を補強するための金属製の補強プレート150が、チェーン摺動部101の背面側に設けられるとともに、その一端がアーム本体100のボス部103まで延びかつボス部103に係合している。
【0035】
これにより、アーム本体100のボス部103の剛性を向上でき、チェーン側から押付力が作用した場合でも、ボス部103における曲げなどの変形を防止できる。その結果、ボス部103に対するチェーン摺動面101aの平行度を維持できる。
【0036】
さらに、この場合には、補強プレート150が、アーム本体100の垂設部102を挟んで対向配置された一対のプレート151,152から構成されているので、アーム本体100のボス部103の剛性をさらに向上できる。これにより、チェーン側から過大な押付力が作用した場合でも、ボス部103における曲げなどの変形を確実に防止でき、ボス部103に対するチェーン摺動面101aの平行度を確実に維持できる。
【0037】
また、この場合には、テンショナアーム10を枢支軸12によりエンジンに取り付ける際に、アーム本体100と補強プレート150とが一体化されているので、テンショナアーム10のエンジンへの取付けが容易に行える。さらに、アーム本体100がプラスチックから形成されているので、テンショナアーム全体を軽量化できる。
【0038】
なお、前記実施態様では、補強プレート150が一対のプレート151,152から構成された例を示したが、本発明の適用はこれには限定されず、補強プレート150が1枚のプレートから構成される場合にも同様に適用できる。
【0039】
また、前記実施態様では、主にテンショナアームを例にとって説明してきたが、図1において簡単に触れたように、本発明はチェーンガイド20にも同様に適用できる。
【0040】
すなわち、チェーンガイド20は、チェーン8が摺動するプラスチック製のガイド本体200と、これに装着された金属製の補強プレート250とから構成されており、ガイド本体200のチェーン摺動部の両端に一体成形された各ボス部203,204が取付軸22,23によりエンジン側に固定されるとと、補強プレート250の各端部がガイド本体200の各ボス部203,204まで延設されて各ボス部203,204に係合している。また、補強プレート250は、係止部105と同様の構成を有する係止部205により、ガイド本体200に保持されている。
【0041】
この場合においても、前記実施態様と同様に、チェーン摺動部およびボス部貫通孔が単一の部材であるガイド本体200に設けられているので、貫通孔の各中心軸つまり各取付軸22,23に対するチェーン摺動部のチェーン摺動面の平行度を容易に向上できるようになる。さらに、補強プレート250の各端部がガイド本体200の各ボス部203,204まで延設され、各端部がガイド本体200の各ボス部203,204にそれぞれ係合しているので、ガイド本体200の各ボス部203,204の剛性を向上できる。これにより、チェーン側から押付力が作用した場合でも、ボス部203,204における曲げなどの変形を防止できる。その結果、ボス部203,204に対するチェーン摺動面の平行度を維持できる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明に係るチェーンテンショナアームまたはチェーンガイドによれば、枢支軸または取付軸に対するチェーン摺動面の平行度を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるチェーンテンショナアームおよびチェーンガイドが採用されたエンジンタイミングシステムの概略構成図である。
【図2】チェーンテンショナアーム(図1)の正面図である。
【図3】チェーンテンショナアーム(図1)の全体斜視図である。
【図4】図2のIV−IV 線断面図である。
【図5】図2のV−V 線断面図である。
【図6】図2のVI−VI 線断面図である。
【図7】チェーンテンショナアームのアーム本体に設けられた係止部としての一対の爪部材の斜視拡大図である。
【符号の説明】
8: サイレントチェーン(動力伝達用チェーン)
10: チェーンテンショナアーム
12: 枢支軸
100: アーム本体
101: チェーン摺動部
101a: チェーン摺動面
102: 垂設部
103: ボス部
103a: 貫通孔
104: ブロック部
105: 係止部
150: 補強プレート
151: プレート
152: プレート
20: チェーンガイド
22: 取付軸
23: 取付軸
200: ガイド本体
203: ボス部
204: ボス部
205: 係止部
250: 補強プレート
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力伝達用チェーンのためのチェーンテンショナアームおよびチェーンガイドに関し、詳細には、チェーン摺動面の平行度を向上させるための構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
一般に、内燃機関の動弁装置の駆動に用いられるタイミングシステムにおいては、タイミングチェーンの弛み側にチェーンテンショナアームをテンショナとともに配設し、張り側にチェーンガイドを配設している。
【0003】
従来のチェーンテンショナアームおよびチェーンガイドは、例えば特開2000−97300号公報に示すように、枢支軸または取付軸を挿入するための貫通孔が形成されたボス部を有するアルミダイキャスト製の本体部と、チェーン摺動面を有するプラスチック製のシューとから構成されている。シューには複数の係止爪が設けられ、本体部にはこれらの係止爪が係合する複数の係合凹部が形成されている。そして、シューの係止爪を本体部の対応する係合凹部に係止することにより、シューが本体部に取り付けられている。
【0004】
ところで、シューのチェーン摺動面は、チェーンの背面に対して平行に配設されている必要があるが、そのためには、シューのチェーン摺動面が、本体部のボス部に形成された貫通孔の中心軸線に対して平行に配置されていなければならない。
【0005】
しかしながら、前記従来の構造では、本体部とシューが別部材で構成されているため、本体部のボス部の貫通孔の中心軸線とシューのチェーン摺動面との平行度の精度を上げるのは容易ではない。
【0006】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、枢支軸または取付軸に対するチェーン摺動面の平行度を向上できるチェーンテンショナアームまたはチェーンガイドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る動力伝達用チェーンのためのチェーンテンショナアームは、プラスチック製のアーム本体と、金属製の補強プレートとを備えている。アーム本体は、弧状に延びるチェーン摺動部と、その各端部にそれぞれ形成されたボス部およびブロック部とを有しており、ボス部には、枢支軸を受け入れるための貫通孔が形成されている。補強プレートは、アーム本体のチェーン摺動部の背面側に設けられ、チェーン摺動部に沿って延びており、その一端はアーム本体のボス部まで延設されるとともに、ボス部が係合する係合穴を有している。
【0008】
請求項1の発明では、アーム本体にチェーン摺動部が設けられるとともに、チェーン摺動部の端部に形成されたボス部に、枢支軸を受け入れるための貫通孔が形成されている。すなわち、この場合には、チェーン摺動部および貫通孔が、単一の部材であるアーム本体に設けられている。
【0009】
これにより、貫通孔の中心軸つまり枢支軸に対するチェーン摺動部のチェーン摺動面の平行度を容易に向上できるようになる。
【0010】
また、この場合には、プラスチック製のアーム本体を補強するための金属製の補強プレートの一端が、チェーン摺動部の背面側においてアーム本体のボス部まで延設されており、補強プレートの一端に形成された係合穴にアーム本体のボス部が係合している。
【0011】
これにより、アーム本体のボス部の剛性を向上でき、チェーン側から押付力が作用した場合でも、ボス部における曲げなどの変形を防止できる。その結果、ボス部に対するチェーン摺動面の平行度を維持できる。
【0012】
請求項6の発明に係る動力伝達用チェーンのためのチェーンガイドは、プラスチック製のガイド本体と、金属製の補強プレートとを備えている。ガイド本体は、弧状に延びるチェーン摺動部と、その各端部に形成されたボス部とを有しており、各ボス部には、取付軸を受け入れるための貫通孔が形成されている。補強プレートは、ガイド本体のチェーン摺動部の背面側に設けられ、チェーン摺動部に沿って延びており、その各端部はガイド本体の各ボス部まで延設されるとともに、各ボス部が係合する係合穴をそれぞれ有している。
【0013】
請求項5の発明では、ガイド本体にチェーン摺動部が設けられるとともに、チェーン摺動部の各端部に形成された各ボス部に、取付軸を受け入れるための貫通孔がそれぞれ形成されている。すなわち、この場合には、チェーン摺動部および貫通孔が、単一の部材であるガイド本体に設けられている。
【0014】
これにより、貫通孔の各中心軸つまり各取付軸に対するチェーン摺動部のチェーン摺動面の平行度を容易に向上できるようになる。
【0015】
また、この場合には、プラスチック製のガイド本体を補強するための金属製の補強プレートの各端部が、チェーン摺動部の背面側においてガイド本体の各ボス部まで延設されており、補強プレートの各端部に形成された各係合穴にガイド本体の各ボス部がそれぞれ係合している。
【0016】
これにより、ガイド本体のボス部の剛性を向上でき、チェーン側から押付力が作用した場合でも、ボス部における曲げなどの変形を防止できる。その結果、ボス部に対するチェーン摺動面の平行度を維持できる。
【0017】
請求項2または7の発明においては、補強プレートが、チェーン摺動部の背面側において、チェーン摺動部と略直交する向きに配置された少なくとも1枚の部材から構成されている。
【0018】
請求項3または8の発明においては、アーム本体またはガイド本体のチェーン摺動部が、その背面側中央に垂設されかつチェーン摺動部に沿って延びる垂設部を有しており、補強プレートが、垂設部を挟んで対向配置された一対の板状部材から構成されている。
【0019】
これにより、アーム本体またはガイド本体のボス部の剛性をさらに向上でき、チェーン側から過大な押付力が作用した場合でも、ボス部における曲げなどの変形を確実に防止できる。その結果、ボス部に対するチェーン摺動面の平行度を確実に維持できる。
【0020】
請求項4または9の発明においては、アーム本体またはガイド本体に設けられた係止部に補強プレートが係止されることにより、補強プレートがアーム本体またはガイド本体に取り付けられている。
【0021】
請求項5または10の発明においては、アーム本体またはガイド本体に設けられた一対の爪部材が補強プレートの係合穴に係合することにより、補強プレートがアーム本体またはガイド本体に取り付けられている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施態様によるチェーンテンショナアームおよびチェーンガイドが採用されたエンジンタイミングシステムの概略構成図、図2はチェーンテンショナアームの正面図、図3はチェーンテンショナアームの全体斜視図、図4は図2のIV−IV 線断面図、図5は図2のV−V 線断面図、図6は図2のVI−VI 線断面図、図7はチェーンテンショナアームのアーム本体に設けられた爪部材の斜視拡大図である。
【0023】
図1に示すように、エンジンタイミングシステム1は、クランクシャフト2に取り付けられたクランクスプロケット3と、カムシャフト4,5にそれぞれ取り付けられたカムスプロケット6,7と、これらのスプロケット3,6,7に巻き掛けられた動力伝達用チェーンとしてのサイレントチェーン8とを備えている。なお、図中の矢印aはクランクシャフト2の回転方向を、矢印bはサイレントチェーン8の走行方向をそれぞれ示している。
【0024】
サイレントチェーン8の弛み側スパンには、チェーンテンショナアーム10が配置されている。テンショナアーム10は、チェーン8が摺動するプラスチック製のアーム本体100と、これに装着された金属製の補強プレート150とを備えている。アーム本体100は、その一端を挿通する枢支軸12の回りを回動自在に設けられている。アーム本体100の先端(自由端)には、液圧テンショナ15のピストン15aが当接している。
【0025】
一方、サイレントチェーン8の張り側スパンには、チェーンガイド20が配置されている。チェーンガイド20は、チェーン8が摺動するプラスチック製のガイド本体200と、これに装着された金属製の補強プレート250とを有している。ガイド本体200は、その両端をそれぞれ挿通する取付軸22,23を介してエンジン側に固定されている。
【0026】
図2および図3に示すように、テンショナアーム10のアーム本体100は、弧状に延びるチェーン摺動部101を有している。チェーン摺動部101の上面には、チェーンが摺動しつつ走行するチェーン摺動面101aが形成されている(図4ないし図6参照)。
【0027】
アーム本体100のチェーン摺動部101は、図4ないし図6に示すように、その背面側中央から垂れ下がるように設けられた垂設部102を有している。垂設部102は、チェーン摺動部101の延設方向に沿って延びている。また、垂設部102には、一体に形成された複数のリブ102aが設けられている(図2参照)。
【0028】
チェーン摺動部101の長手方向各端部には、それぞれボス部103およびブロック部104が一体に形成されている。ボス部103には、枢支軸12(図1)を受け入れるための貫通孔103aが形成されている。
【0029】
補強プレート150は、チェーン摺動部101の背面側において、チェーン摺動部101の垂設部102を挟んで対向配置された一対のプレート151,152から構成されている(図2ないし図6参照)。プレート151,152は、チェーン摺動部101に沿って延びている。
【0030】
各プレート151,152の一端は、アーム本体100のボス部103までそれぞれ延設されており(図2および図3参照)、ボス部103は、各プレート151,152の一端に形成された各係合穴151a,152aにそれぞれ係合している(図4参照)。
【0031】
また、チェーン摺動部101の垂設部102には、補強プレート150をアーム本体100に保持し固定するための係止部105が設けられている。この係止部105は、図7に示すように、一対の爪部材105A,105Bから構成されている。各爪部材105A,105Bには、突起部105a,105bがそれぞれ形成されており、各爪部材105A,105Bは、各突起部105a,105bが逆向きに配置された状態で互いにオフセットされている。一方、プレート151,152には、これらの突起部105a,105bが係合し得る係合穴151a,152aがそれぞれ形成されている(図7ではプレート151側の係合穴151aのみ図示)。
【0032】
この場合には、上述のように、プラスチックから形成されたアーム本体100にチェーン摺動部101が設けられるとともに、チェーン摺動部101の端部に一体成形されたボス部103に、枢支軸12を受け入れるための貫通孔103aが形成されている。すなわち、この場合には、チェーン摺動部101および貫通孔103aが、単一の部材であるアーム本体100に設けられている。
【0033】
これにより、貫通孔103aの中心軸線L(図4)に対して、つまり枢支軸12(図1)に対して、チェーン摺動部101のチェーン摺動面101aの平行度を容易に向上できるようになる。
【0034】
しかも、この場合には、プラスチック製のアーム本体100を補強するための金属製の補強プレート150が、チェーン摺動部101の背面側に設けられるとともに、その一端がアーム本体100のボス部103まで延びかつボス部103に係合している。
【0035】
これにより、アーム本体100のボス部103の剛性を向上でき、チェーン側から押付力が作用した場合でも、ボス部103における曲げなどの変形を防止できる。その結果、ボス部103に対するチェーン摺動面101aの平行度を維持できる。
【0036】
さらに、この場合には、補強プレート150が、アーム本体100の垂設部102を挟んで対向配置された一対のプレート151,152から構成されているので、アーム本体100のボス部103の剛性をさらに向上できる。これにより、チェーン側から過大な押付力が作用した場合でも、ボス部103における曲げなどの変形を確実に防止でき、ボス部103に対するチェーン摺動面101aの平行度を確実に維持できる。
【0037】
また、この場合には、テンショナアーム10を枢支軸12によりエンジンに取り付ける際に、アーム本体100と補強プレート150とが一体化されているので、テンショナアーム10のエンジンへの取付けが容易に行える。さらに、アーム本体100がプラスチックから形成されているので、テンショナアーム全体を軽量化できる。
【0038】
なお、前記実施態様では、補強プレート150が一対のプレート151,152から構成された例を示したが、本発明の適用はこれには限定されず、補強プレート150が1枚のプレートから構成される場合にも同様に適用できる。
【0039】
また、前記実施態様では、主にテンショナアームを例にとって説明してきたが、図1において簡単に触れたように、本発明はチェーンガイド20にも同様に適用できる。
【0040】
すなわち、チェーンガイド20は、チェーン8が摺動するプラスチック製のガイド本体200と、これに装着された金属製の補強プレート250とから構成されており、ガイド本体200のチェーン摺動部の両端に一体成形された各ボス部203,204が取付軸22,23によりエンジン側に固定されるとと、補強プレート250の各端部がガイド本体200の各ボス部203,204まで延設されて各ボス部203,204に係合している。また、補強プレート250は、係止部105と同様の構成を有する係止部205により、ガイド本体200に保持されている。
【0041】
この場合においても、前記実施態様と同様に、チェーン摺動部およびボス部貫通孔が単一の部材であるガイド本体200に設けられているので、貫通孔の各中心軸つまり各取付軸22,23に対するチェーン摺動部のチェーン摺動面の平行度を容易に向上できるようになる。さらに、補強プレート250の各端部がガイド本体200の各ボス部203,204まで延設され、各端部がガイド本体200の各ボス部203,204にそれぞれ係合しているので、ガイド本体200の各ボス部203,204の剛性を向上できる。これにより、チェーン側から押付力が作用した場合でも、ボス部203,204における曲げなどの変形を防止できる。その結果、ボス部203,204に対するチェーン摺動面の平行度を維持できる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明に係るチェーンテンショナアームまたはチェーンガイドによれば、枢支軸または取付軸に対するチェーン摺動面の平行度を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様によるチェーンテンショナアームおよびチェーンガイドが採用されたエンジンタイミングシステムの概略構成図である。
【図2】チェーンテンショナアーム(図1)の正面図である。
【図3】チェーンテンショナアーム(図1)の全体斜視図である。
【図4】図2のIV−IV 線断面図である。
【図5】図2のV−V 線断面図である。
【図6】図2のVI−VI 線断面図である。
【図7】チェーンテンショナアームのアーム本体に設けられた係止部としての一対の爪部材の斜視拡大図である。
【符号の説明】
8: サイレントチェーン(動力伝達用チェーン)
10: チェーンテンショナアーム
12: 枢支軸
100: アーム本体
101: チェーン摺動部
101a: チェーン摺動面
102: 垂設部
103: ボス部
103a: 貫通孔
104: ブロック部
105: 係止部
150: 補強プレート
151: プレート
152: プレート
20: チェーンガイド
22: 取付軸
23: 取付軸
200: ガイド本体
203: ボス部
204: ボス部
205: 係止部
250: 補強プレート
Claims (10)
- 動力伝達用チェーンのためのチェーンテンショナアームであって、
弧状に延びるチェーン摺動部と、その各端部にそれぞれ形成されたボス部およびブロック部とを有するとともに、枢支軸を受け入れるための貫通孔が前記ボス部に形成されたプラスチック製のアーム本体と、
前記アーム本体の前記チェーン摺動部の背面側に設けられ、前記チェーン摺動部に沿って延びるとともに、その一端が前記アーム本体のボス部まで延設されかつ前記ボス部に係合する係合穴を有している金属製の補強ブレートと、
を備えたチェーンテンショナアーム。 - 請求項1において、
前記補強プレートが、前記チェーン摺動部の背面側において、前記チェーン摺動部と略直交する向きに配置された少なくとも1枚の部材から構成されている、ことを特徴とするチェーンテンショナアーム。 - 請求項1において、
前記アーム本体の前記チェーン摺動部が、その背面側中央に垂設されかつ前記チェーン摺動部に沿って延びる垂設部を有しており、前記補強プレートが、前記垂設部を挟んで対向配置された一対の板状部材から構成されている、
ことを特徴とするチェーンテンショナアーム。 - 請求項1において、
前記アーム本体には、前記補強プレートを係止するための係止部が設けられている、
ことを特徴とするチェーンテンショナアーム。 - 請求項4において、
前記係止部は、前記アーム本体に設けられた一対の爪部材から構成されており、前記補強プレートには、前記各爪部材が係合し得る係合穴が形成されている、ことを特徴とするチェーンテンショナアーム。 - 動力伝達用チェーンのためのチェーンガイドであって、
弧状に延びるチェーン摺動部と、その各端部に形成されたボス部とを有するとともに、取付軸を受け入れるための貫通孔が前記各ボス部に形成されたプラスチック製のガイド本体と、
前記ガイド本体の前記チェーン摺動部の背面側に設けられ、前記チェーン摺動部に沿って延びるとともに、その各端部が前記ガイド本体の各ボス部まで延設されかつ前記各ボス部に係合する係合穴をそれぞれ有している金属製の補強ブレートと、
を備えたチェーンガイド。 - 請求項6において、
前記補強プレートが、前記チェーン摺動部の背面側において、前記チェーン摺動部と略直交する向きに配置された少なくとも1枚の部材から構成されている、ことを特徴とするチェーンガイド。 - 請求項6において、
前記ガイド本体の前記チェーン摺動部が、その背面側中央に垂設されかつ前記チェーン摺動部に沿って延びる垂設部を有しており、前記補強プレートが、前記垂設部を挟んで対向配置された一対の板状部材から構成されている、
ことを特徴とするチェーンガイド。 - 請求項6において、
前記ガイド本体には、前記補強プレートを係止するための係止部が設けられている、
ことを特徴とするチェーンガイド。 - 請求項9において、
前記係止部は、前記ガイド本体に設けられた一対の爪部材から構成されており、前記補強プレートには、前記各爪部材が係合し得る係合穴が形成されている、ことを特徴とするチェーンガイド。
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JP2007064369A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Borg Warner Morse Tec Japan Kk | チェーンテンショナアームおよびチェーンガイド |
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-
2002
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