JP2004068966A - 駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被移動体、例えばエレベータの乗かごを支持するロープ又はベルト状の張力部材がシーブに巻き付けられ、該シーブに巻き掛けられた該張力部材の円弧領域に接触するベルトを、モータにより循環駆動するベルトを有する駆動装置において、
1.ベルトは三つのプーリに巻き掛けられ該プーリには溝を有し、ベルトには該溝に嵌合するリブを有する。
2.ベルトは三つのプーリに巻き掛けられ、該プーリの外周側部には返しを設ける。
ものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新しい駆動機構を備えた例えば、エレベータの駆動装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3はこの新しい駆動装置の全体を示す斜視図である。駆動装置10は主ロープ1が巻き掛けられたシーブ2を取り囲むように配置されたフレーム11内に収められ、ベルト12が三つのプーリ13,14,15に巻きかけられ、かつシーブ2の上方に覆い被さって上方から主ロープ1をシーブ2に押付けるように配置されている。プーリ13には図示しないモータが連結されて回転駆動され、ベルト12の循環運動を通じてシーブ2と主ロープ1とを共に移動させ、乗りかご(図示しない)を昇降させる機構になっている。そして、乗かごが建物の階床に停止すると、モータに設けられた通常のブレーキを作動させて、乗かごを静止状態に保つようにしている。
【0003】
ここで、プーリ14及びプーリ15については、ベルト12に適度張力を与えるために、垂直方向に移動自在(例えば、図3に示す通りボルトナットと長穴により構成)にフレーム11に設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような機構であれば、シーブ2へのベルト12の押付け力を十分に確保すれば、主ロープ1のすべりを皆無にできるメリットがあるが、プーリ13,14,15の芯だし不良により、ベルト12が蛇行したり片寄りを起こすと、最悪の場合ベルト12が脱落する虞があった。又、プーリのベアリングからグリースが漏れ出してベルトに付着してしまうと、ベルト12とプーリ13等との間にグリースが入ることによりスリップが生じて、主ロープ1を十分に駆動できず、不平衡荷重の影響を受けて乗かごが低速で移動したりする問題もあった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、極めて信頼性の高い駆動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被移動体を支持するロープ又はベルト状の張力部材がシーブに巻き付けられ、該シーブに巻き掛けられた該張力部材の円弧領域に接触して往復移動するベルトを有する駆動装置において、
1.ベルトは三つのプーリに巻き掛けられ該プーリには溝を有し、ベルトには該溝に嵌合するリブを有する。
2.ベルトは三つのプーリに巻き掛けられ、該プーリの外周側部には返しを設ける。
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、次の二つの観点に立って構成するものである。
1.ベルトの蛇行を防止して信頼性を高める。
2.ベルトへの油の付着を防止して信頼性を高める。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明に係るプーリの一例を示す断面図、図2は本発明に係るプーリとベルトとの係合関係の一例を示す断面図である。本発明については、エレベータ装置以外の駆動装置についても、当然適用できる技術である。
【0009】
まず、ベルトへの油の付着を防止する構成について説明する。
図中、図3と同一符号のものは同一のものを示すが、20は本発明に係るプーリで、シャフトブロック21に固定されたシャフト22にベアリング23を介して回動自在に設けられており、側部には一周にわたって返し24が設けられ、ベアリング23から漏れ出してくるグリースを受けられるように構成されている。そして、この返し21にはドーナツ状の油吸収体25などが挿入されている。したがって、万一グリースが漏れ出してきてもこの油吸収体22にグリースが吸収されるため、後述するベルト30に油が付着することはない。26はカバーである。
【0010】
次に、ベルト30の蛇行を防止する構成について説明する。
図2に示すように、プーリ20の外周には例えばV溝20aを設ける。一方、ベルト30には図2に示すように、プーリ20に対向する面にはリブ30aを有し、プーリ20の溝20aに嵌合してベルト30が蛇行しないように構成する。このようにすれば、ベルト30の蛇行を確実に抑えることができ好都合である。そして、30bは主ロープ1と接触する窪みである。
【0011】
ここで、実施例ではVリブベルトの例について述べているが、これはどのような形状のリブベルトであってもよく、実施例に限定されないことは言うまでもない。
【0012】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によればベルトへの油の付着やベルトの蛇行を未然に防止することができるため、信頼性の高い駆動装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプーリの一例を示す断面図である。
【図2】本発明に係るプーリとベルトとの係合関係の一例を示す断面図である。
【図3】新しい駆動装置の全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 主ロープ
2 シーブ
12,30 ベルト
30a ベルト30のリブ
13,14,15,20 プーリ
20a プーリ20の溝
23 ベアリング
24 返し
25 油吸収体
Claims (4)
- 被移動体を支持するロープ又はベルト状の張力部材がシーブに巻き付けられ、該シーブに巻き掛けられた該張力部材の円弧領域に接触するベルトを、モータにより循環駆動するベルトを有する駆動装置において、
前記ベルトは三つのプーリに巻き掛けられ該プーリには溝を有し、前記ベルトには該溝に嵌合するリブを有することを特徴とする駆動装置。 - 前記リブはV形状リブであることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
- 被移動体を支持するロープ又はベルト状の張力部材がシーブに巻き付けられ、該シーブに巻き掛けられた該張力部材の円弧領域に接触するベルトを、モータにより循環駆動するベルトを有する駆動装置において、
前記ベルトは三つのプーリに巻き掛けられ、該プーリの外周側部には返しを設けたことを特徴とする駆動装置。 - 該返しには油吸収体が挿入されていることを特徴とする請求項3に記載の駆動装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002231214A JP4114431B2 (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002231214A JP4114431B2 (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 駆動装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008005906A Division JP4760835B2 (ja) | 2008-01-15 | 2008-01-15 | 駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004068966A true JP2004068966A (ja) | 2004-03-04 |
JP4114431B2 JP4114431B2 (ja) | 2008-07-09 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002231214A Expired - Fee Related JP4114431B2 (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 駆動装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008111549A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-05-15 | Inventio Ag | 張力キャリヤを備えた平ベルト状の支持駆動手段 |
JPWO2009147749A1 (ja) * | 2008-06-06 | 2011-10-20 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
JP2012012156A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベーターの巻上機 |
-
2002
- 2002-08-08 JP JP2002231214A patent/JP4114431B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4114431B2 (ja) | 2008-07-09 |
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