JP2004067806A - ポリエステル樹脂製シート加工品 - Google Patents

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Masayuki Kawabe
川辺 雅之
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Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Ltd
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Kanebo Ltd
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Abstract

【課題】容易に熱成形可能で、耐熱性、透明性、耐衝撃性に優れたポリエステル樹脂製シート加工品を提供する。
【解決手段】テレフタル酸を主たるジカルボン酸成分とし、エチレングリコール80〜60モル%とスピログリコール20〜40モル%をグリコール成分とする共重合ポリエステル樹脂を原料とするポリエステル樹脂製シートからなるポリエステル樹脂製シート加工品であり、温度60℃、湿度90%の条件で48時間放置した際の寸法変化率が10%未満であることを特徴とするポリエステル樹脂製シート加工品。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリエステル樹脂からなるシート加工品に関し、さらに詳しくは熱成形性、耐熱性、透明性および耐衝撃性に優れたポリエステル樹脂からなるシート加工品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ポリエチレンテレフタレート(以下PETと記す)に代表されるポリエステル樹脂は、優れた機械的特性、耐熱性、耐薬品性を有するためにボトルなどの容器、フィルム、シート、繊維として広く使用されている。
【0003】
ポリエステル樹脂製シート加工品は、塩化ビニル樹脂やポリスチレン樹脂を使用した場合に問題となる残留モノマーの安全性や焼却時に発生するダイオキシン類の問題がなく、かつ優れた透明性と機械的特性を有する成形品として調味料、アルコール飲料、炭酸飲料、果樹入り飲料、ミネラルウォーターなどの食品用途および洗剤、化粧品、医薬品、芳香剤、雑貨などの非食品用途にも広く多量に使用されている。
【0004】
しかしながら、通常のPET樹脂からなるシート加工品は、塩化ビニル樹脂やポリスチレン樹脂などのシート加工品に比べて耐熱性が低く、高温多湿雰囲気下に長時間さらされると変形するという問題がある。例えば、輸出用家電品のブリスターケースなどは輸送時の船室内のような高温(50〜60℃)、多湿(60〜90%RH)の条件下では変形を起こすことが確認されている。
【0005】
ポリエステル樹脂製シート加工品の耐熱性を改善する方法として、特開平6−41330号公報や特開平6−49190号公報には、特定の共重合ポリエステルを使用することにより耐熱性に優れたポリエステル製シート加工品が得られることが開示されている。しかしながら、特定の共重合ポリエステルを使用することでポリエステルシート加工品の耐熱性は改善されるものの、これらの共重合ポリエステルシート加工品は耐衝撃性が低く、割れやすいという新たな問題点が発生した。
【0006】
本発明者らは、熱成形性と耐熱性に優れ、かつ透明性と耐衝撃性を有するポリエステル樹脂製シート加工品の開発に取り組み、テレフタル酸を主たるジカルボン酸成分とし、エチレングリコールとスピログリコールをジオール成分とする共重合ポリエステル樹脂からなるシートを用いることにより、熱成形性、耐熱性、透明性および耐衝撃性に優れたポリエステル製シート加工品が得られることを発見し本発明に到達した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記の従来技術の問題点を解消し、容易に熱成形可能で、耐熱性、透明性、耐衝撃性に優れたポリエステル樹脂製シート加工品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、テレフタル酸を主たるジカルボン酸成分とし、エチレングリコール80〜60モル%とスピログリコール20〜40モル%をグリコール成分とする共重合ポリエステル樹脂を原料とするポリエステル樹脂製シートからなるポリエステル樹脂製シート加工品であり、温度60℃、湿度90%の条件で48時間放置した際の寸法変化率が10%未満であることを特徴とするポリエステル樹脂製シート加工品によって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に用いる共重合ポリエステル樹脂は、ジカルボン酸成分とグリコール成分を通常公知の方法により重縮合して得られるものである。
【0010】
本発明で用いられるジカルボン酸成分は主としてテレフタル酸である。テレフタル酸以外のジカルボン酸成分としては、アジピン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アゼライン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸、ダイマー酸などが挙げられる。これらは単独でも2種以上を使用することもできるが、ジカルボン酸成分全体の10モル%以下であることが好ましい。
【0011】
本発明で用いられるグリコール成分は主としてエチレングリコールとスピログリコールであり、前記成分以外のグリコール成分としては、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、プロピレングリコール、ヘキサメチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ポリアルキレングリコール、ビスフェノールAまたはビスフェノールSのジエトキシ化合物などが挙げられる。これらは単独でも2種以上を使用することもできるが、ジオール成分全体の10モル%以下であることが好ましい。
【0012】
本発明の共重合ポリエステル樹脂に含まれるスピログリコールは、全グリコール成分に対して20〜40モル%である。スピログリコールの含有量が20モル%に満たない場合は、得られるポリエステル樹脂製シート加工品の耐熱性が十分ではなく、40モル%を超える場合は、得られるポリエステル樹脂製シート加工品の耐衝撃性が低下する。
【0013】
本発明の共重合ポリエステル樹脂は、テレフタル酸と、エチレングリコールおよびスピログリコールとを、エステル化反応により水を除去した後、アンチモン金属化合物を触媒として添加し重縮合反応を行うことにより製造する。必要に応じて、ゲルマニウム金属化合物やチタン金属化合物などを触媒として併用しても良い。エステル化反応工程は、ジカルボン酸とグリコールを250〜280℃の温度で、20〜300kPaの圧力において行われる。この際、グリコールは還流され、エステル化反応によって生成した水のみ系外に放出される。
【0014】
また、本発明の共重合ポリエステル樹脂は、テレフタル酸のエステル形成性誘導体(テレフタル酸ジメチルなど)と、エチレングリコールおよびスピログリコールとを、エステル交換触媒の存在下でエステル交換反応によりメタノールを除去した後、アンチモン金属化合物を触媒として添加し重縮合反応を行うことにより製造することもできる。必要に応じて、ゲルマニウム金属化合物やチタン金属化合物などを触媒として併用しても良い。エステル交換反応工程は、ジカルボン酸とグリコールを230〜250℃の温度で、20〜300kPaの圧力において行われる。この際、グリコールは還流され、エステル交換反応によって生成したメタノールのみ系外に放出される。エステル交換触媒としては、酢酸カルシウム、酢酸コバルト、酢酸マグネシウム、酢酸マンガン、チタンテトラアルコキシドなどの有機酸金属塩が用いられる。
【0015】
本発明の重縮合反応工程は、重縮合触媒の存在下、250〜300℃の温度で、13.3〜665Paの減圧下において行われる。重縮合工程では、上記エステル化工程において得られたジカルボン酸とジヒドロキシ化合物との低次縮合物から、未反応のグリコールおよび重縮合触媒を含む留出物を系外に留去させる。
【0016】
本発明の共重合ポリエステル樹脂の極限粘度は、0.40〜1.20dl/gであることが好ましく、0.50〜0.80dl/gであることがより好ましい。極限粘度が0.40dl/g未満の場合、シート成形に必要な樹脂の溶融粘度が得られない。また、極限粘度が1.20dl/gを超える場合は、樹脂の溶融が困難となり樹脂未溶融物に由来する異物がシートおよびシート加工品に発生し易い。
【0017】
本発明のポリエステル樹脂製シート加工品は、該加工品を温度60℃、湿度90%の恒温恒湿度槽中で48時間放置した、(式1)または(式2)で表される容器の寸法変化率が10%未満である。該加工品を温度70℃、湿度90%の恒温恒湿度槽中で48時間放置した後の容器の寸法変化率が10%未満であることが好ましく、該加工品を温度80℃、湿度90%の恒温恒湿度槽中で48時間放置した後の容器の寸法変化率が10%未満であることがより好ましい。加工品の寸法変化率が10%を超える場合、耐熱性が不十分であり高温高湿度となる場所での保管に耐えられなくなる。
【0018】
寸法変化率(収縮する場合)
寸法変化率(%)=(L−L)/L×100 (式1)
:加熱処理前の加工品高さ(mm)
:加熱処理後の加工品高さ(mm)
【0019】
寸法変化率(膨張する場合)
寸法変化率(%)=(L−L)/L×100 (式2)
:加熱処理前の加工品高さ(mm)
:加熱処理後の加工品高さ(mm)
【0020】
本発明に用いるポリエステル樹脂製シートは、公知の成形方法によって製造された実質的に未延伸状態のポリエステルシートである。例えば、本発明の共重合ポリエステル樹脂を加熱溶融した後、Tダイよりシート状に押出し冷却ドラムにより急冷することにより製造される。
【0021】
本発明のポリエステル樹脂製シート加工品は、公知の方法により前述のポリエステル樹脂製シートを種々加工することにより製造される。例えば、ポリエステル樹脂製シートを加熱軟化させて所望の型に押し当てて型と材料の隙間にある空気を除去し大気圧により型に密着させて成形する真空成形方法、あるいは大気圧以上の圧縮空気によりポリエステル樹脂製シートを型に密着させる圧空成形方法、および真空、圧空を併用する成形方法などの熱成形方法が適用できる。このような熱成形方法によって得られるシート加工品の厚みは、耐熱性に密接な関係があるため、最小厚みが0.03mm以上であることが好ましく、0.05mm以上であることがより好ましい。シート加工品の厚みが0.03mmより薄い場合は、本発明のポリエステル樹脂製シートを使用しても耐熱性の改善効果が期待できなくなる。
【0022】
この他に、ポリエステル樹脂製シートを折り曲げて加工品を得ることも出来る。例えば、ポリエステル樹脂製シートに折り曲げ用の罫線(溝など)を付設し、この折り曲げ用罫線に沿って折り曲げ加工を行う方法などが適用できる。このようにして得られる加工品の厚みは、耐熱性に密接な関係があるため、最小厚みが0.1mm以上であることが好ましく、0.5mm以上であることがより好ましい。加工品の厚みが0.1mmより薄い場合は、本発明のポリエステル樹脂製シートを使用しても耐熱性の改善効果が期待できなくなる。
【0023】
【発明の効果】
本発明のポリエステル樹脂製シート加工品は、熱成形性、耐熱性、透明性、耐衝撃性に優れ高温高湿度条件下での長期保管が可能な成形品として好適に使用することができる。具体的には、容器、包装材としての利用が最適である。
【0024】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を詳細に説明する。各物性の測定および評価は下記の方法に従った。
【0025】
(1)極限粘度(IV)
共重合ポリエステル樹脂をフェノール/テトラクロロエタン=60/40(重量比)の混合液に溶かし、自動粘度測定装置(柴山科学製 SS−270LC)を用いて20℃にて測定した。
【0026】
(2)共重合比率
共重合ポリエステル樹脂を、トリフルオロ酢酸−dと重クロロホルムの混合溶液(1:1)で溶解し、テトラメチルシランを標品として混合して、FT−NMR(バリアン社製300MG型)を用いて測定した。
【0027】
(3)ヘーズ(透明性)
共重合ポリエステル樹脂から、東洋精機社製シート成形機(ラボプラストミル30C150モデル)を使用して成形温度250℃にてTダイより押出して厚み0.3mm、幅100mmのシートを成形した。このシートから試験片を切り出し、ヘーズメーター(日本電色製 ヘーズメーター300A)により、JIS K 7105に準じて測定した。
【0028】
(4)熱成形性
ポリエステル樹脂製シートから、単発熱成形機を使用して加熱温度を200℃〜300℃に設定して、深さ90mm、開口径60mm、絞り比1.5の容器を成形した。成形可能な温度領域および熱成形状態で、熱成形性を評価した。
○:ドローダウンが少なく、均一な厚みの成形品が得られる。
△:ドローダウンが少なく成形可能だが、厚みおよび外観が不良(厚みむら、しわ発生など)
×:ドウ−ダウンが激しく、成形金型に挿入不能。
【0029】
(5)寸法量変化率(耐熱性):熱成形品
ポリエステル樹脂製シートから、単発熱成形機を使用して加熱温度を200℃〜300℃に設定して、深さ90mm、開口径60mm、絞り比1.5の容器を成形した。この容器を所定温度(60℃、70℃、80℃)、湿度90%の恒温恒湿度槽中で48時間放置した後の容器の高さを測定した。なお、変化率が50%を超えるものは、容器の変形が激しく正確な変化率を測定することが困難であったため、寸法変化率>50%と記した
寸法変化率(収縮する場合)
寸法変化率(%)=(L−L)/L×100
:加熱処理前の容器高さ(mm)
:加熱処理後の容器高さ(mm)
寸法変化率(膨張する場合)
寸法変化率(%)=(L−L)/L×100
:加熱処理前の容器高さ(mm)
:加熱処理後の容器高さ(mm)
【0030】
(5−2)寸法量変化率(耐熱性):曲げ加工品
ポリエステル樹脂製シートに折り曲げ用の罫線を付設し、この折り曲げ罫線にそって折り曲げ加工を施し、縦150mm、横50mm、高さ30mmの箱型容器を作成した。この容器を所定温度(60℃、70℃、80℃)、湿度90%の恒温恒湿度槽中で48時間放置した後の容器の高さを測定した。なお、変化率が50%を超えるものは、容器の変形が激しく正確な変化率を測定することが困難であったため、寸法変化率>50%と記した
寸法変化率(収縮する場合)
寸法変化率(%)=(L−L)/L×100
:加熱処理前の容器高さ(mm)
:加熱処理後の容器高さ(mm)
寸法変化率(膨張する場合)
寸法変化率(%)=(L−L)/L1×100
:加熱処理前の容器高さ(mm)
:加熱処理後の容器高さ(mm)
【0031】
(6)落下試験(耐衝撃性):熱成形品
ポリエステル樹脂製シートから、単発熱成形機を使用して加熱温度を200℃〜300℃に設定して、深さ90mm、開口径60mm、絞り比1.5の容器を成形した。得られた容器に水を満たし、80cmの高さからコンクリートの床面上に2回連続して落下させ、容器の割れを観測した。
○:10個の容器中、割れ発生が0〜2個。
×:10個の容器中、割れ発生が3個以上。
【0032】
(7)衝撃強度(耐衝撃性):曲げ加工品
厚み0.3mmのポリエステル樹脂製シート試験片を切り出し、JIS K 7124「プラスチックフィルム及びシート−自由落下のダート法による衝撃試験方法−2部:計装貫通法」に準じて、衝撃貫通試験を行い、最大荷重と衝撃エネルギーを測定した。一般的に最大荷重と衝撃エネルギーの数値が高くなるほど耐衝撃性に優れている。
【0033】
ポリエステルシートの製造例
ステンレス製オートクレーブに所定量のテレフタル酸ジメチルと、エチレングリコールおよびスピログリコールを、グリコール成分が酸成分に対してモル比2.0となるように仕込み、酢酸カルシウムをエステル交換触媒として、230℃、常圧にてエステル交換反応を行った。エステル交換反応終了後、三酸化アンチモンを300ppm(対ポリマー重量)、およびトリメチルリン酸をリン原子量換算値80ppm(対ポリマー重量)を加え285℃、133Paの減圧下で重縮合反応を行なった。三酸化アンチモンは2.0重量%のエチレングリコール溶液で、トリメチルリン酸は7.0重量%エチレングリコール溶液として添加した。重縮合反応終了後、ポリマーをガット状に押出しカッティングして共重合ポリエステル樹脂を得た。得られた共重合ポリエステル樹脂から厚み0.3mm、幅100mmのシートを成形した。
【0034】
実施例1〜3
上記のシートから熱成形機により深さ90mm、開口径60mm、絞り比1.5の容器を成形して物性を評価した。結果を表1に示す。
【0035】
比較例1〜3
ポリエステル樹脂を製造する際にスピログリコールの共重合比率を変更する以外は、実施例1と同様の試験を行った。得られたポリエステル樹脂製シート成形品(熱成形品)の物性を表2に示す。
【0036】
【表1】
Figure 2004067806
【0037】
【表2】
Figure 2004067806
【0038】
実施例4〜6
製造例により得られたポリエステル樹脂製シートに折り曲げ用の罫線を付設し、この折り曲げ罫線にそって折り曲げ加工を施し、縦150mm、横50mm、高さ30mmの箱型容器を作成した。
得られたシートおよび包装容器の各種物性を評価した結果を表3に示す。
【0039】
比較例4〜6
スピログリコールの共重合比率を変更する以外は、実施例4と同様の試験を行った。得られたポリエステル樹脂の物性を表4に示す。
【0040】
【表3】
Figure 2004067806
【0041】
【表4】
Figure 2004067806

Claims (3)

  1. テレフタル酸を主たるジカルボン酸成分とし、エチレングリコール80〜60モル%とスピログリコール20〜40モル%をグリコール成分とする共重合ポリエステル樹脂を原料とするポリエステル樹脂製シートからなるポリエステル樹脂製シート加工品であり、温度60℃、湿度90%の条件で48時間放置した際の寸法変化率が10%未満であることを特徴とするポリエステル樹脂製シート加工品。
  2. 該加工品がポリエステル樹脂製シートを熱成型加工したものである、請求項1記載のポリエステル樹脂製シート加工品。
  3. 該加工品がポリエステル樹脂製シートを折り曲げ加工したものである、請求項1記載のポリエステル樹脂製シート加工品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006303478A (ja) * 2005-03-24 2006-11-02 Toray Ind Inc Led用反射体
JP2007112989A (ja) * 2005-09-20 2007-05-10 Toray Ind Inc 易表面賦形性シート、易表面賦形性シート積層体、それを用いた表面賦形方法及び成形品。
JP2007112988A (ja) * 2005-09-20 2007-05-10 Toray Ind Inc 易表面賦形性シート、易表面賦形性シート積層体、それを用いた表面賦形方法及び成形品

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