JP2004067316A - フック装置 - Google Patents

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Shigetaka Nakamura
中村 重孝
Tadashi Okaji
尾梶 忠
Hiroshi Tsumura
津村 浩志
Kenichi Takano
高野 賢一
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Abstract

【課題】連結ピンの鍔部にキー溝を設けることにより、各部品の組立時に寸法精度が必要な部位を少なくし、組立時の作業性や組立精度を向上させる。
【解決手段】連結ピン22を、ブラケット12の腕部14,16内に挿通される軸部22Aと、一方の腕部14の外壁面14Aに当接する鍔部22Bとにより構成する。また、鍔部22Bにはキー溝23を形成し、連結ピン22は、このキー溝23内に挿嵌したキープレート24を用いて腕部14に抜止め状態で固定する。これにより、フック装置11の組立時には、鍔部22B、キー溝23等を高い寸法精度で形成すればよくなり、ブラケット12の腕部14,16等は必要最低限の加工精度で形成できるから、各部品の加工や寸法精度の管理を効率よく行うことができる。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば荷物を引掛けて吊荷作業等を行うのに好適に用いられるフック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フック装置としては、例えばフック付き油圧ショベル、クレーン等の建設機械に設けられ、吊荷作業等に用いられるものが知られている。この種の従来技術によるフック装置として、油圧ショベルに適用されるフック装置を例に挙げて述べると、このフック装置は、油圧ショベルの作業装置に取付けられたブラケットと、長さ方向の一側が前記ブラケットに連結ピンを介して回動可能に連結されたボス部となり、他側が鉤部となった吊荷具とにより構成されている(例えば、特開2001−240364号公報等)。
【0003】
ここで、ブラケットには、ピン挿通孔を有する一対の腕部が互いに対向して形成されている。また、吊荷具は、ボス部がブラケットの各腕部間に配置されると共に、その他側(下側)にはベアリング機構等を介して鉤部が回転可能に連結されている。そして、連結ピンは、軸方向の両側がブラケットの各腕部内に挿通され、軸方向の中間部位が吊荷具のボス部内に挿通されることにより、これらのブラケットと吊荷具とを回動可能に連結している。
【0004】
また、連結ピンには、一方の端部側に位置して径方向外向きに突出した鍔部が設けられ、この鍔部はブラケットの各腕部のうち一方の腕部の外壁面に当接している。また、連結ピンには、他方の端部側に位置してキー溝が設けられ、このキー溝内には、他方の腕部の外壁面に取付けられるキープレートが挿嵌されている。これにより、連結ピンは、鍔部とキープレートとによってブラケットの各腕部間に固定され、軸方向の両側に対して抜止め状態に保持されている。
【0005】
そして、フック装置の組立時には、まず連結ピンを一方の腕部から吊荷具のボス部を介して他方の腕部に挿通し、連結ピンの鍔部を一方の腕部の外壁面に当接させる。次に、この状態で連結ピンのキー溝内にキープレートを挿嵌し、キープレートを他方の腕部の外壁面に固定することにより、ブラケットと吊荷具とを連結するものである。
【0006】
一方、従来技術では、吊荷具の外面側には、ボス部と鉤部との間に配置されたベアリング機構等に給脂を行うための給脂ニップルが設けられ、この給脂ニップルから注入されるグリス等の潤滑油は、吊荷具内のベアリング機構やボス部と連結ピンとの摺動面に供給される構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、連結ピンの一端側に形成した鍔部を一方の腕部の外壁面に当接させ、他端側のキー溝に挿嵌したキープレートを他方の腕部の外壁面に固定することにより、連結ピンをブラケットに抜止め状態で取付ける構成としている。
【0008】
しかし、この場合には、ブラケット、連結ピン等の各部品を形成するときに、ブラケット側における各腕部間の間隔寸法(外壁面間の間隔寸法)と、連結ピン側における鍔部とキープレート(キー溝)との間の軸方向寸法とを正確に対応させる必要がある。即ち、例えば連結ピンの軸方向寸法が各腕部の間隔寸法に対して大き過ぎると、各腕部間で連結ピンのがたつき等が生じることがあり、また連結ピン側の軸方向寸法が小さ過ぎると、フック装置の組立時には、連結ピンのキー溝が他方の腕部のピン挿通孔内に隠れてしまい、キープレートをキー溝に嵌合できないことがある。
【0009】
このため、従来技術では、ブラケットの各腕部、連結ピン等の部品に高い寸法精度が要求され、例えば各腕部の外壁面や連結ピンの鍔部の端面には、表面粗さを抑える仕上げ加工等が必要となる場合もある。この結果、フック装置の組立時には、各部品に複雑で精度の高い加工等を施すことによって部品加工に手間がかかり、また各部品の寸法精度を厳密に管理する必要があるため、生産性が低下するという問題がある。
【0010】
一方、従来技術では、吊荷具内のベアリング機構や連結ピンとボス部との摺動面に潤滑油を供給するため、吊荷具の外面側に給脂ニップルを設ける構成としている。このため、油圧ショベルを用いた作業時には、給脂ニップルが障害物との接触等によって損傷することがあり、耐久性が低下するという問題がある。
【0011】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の第1の目的は、例えばブラケット、連結ピン等が僅かな寸法誤差等を有している場合でも、これらの部品を容易に組立てることができ、連結ピンをブラケットに対して確実に位置決めできると共に、各部品の加工や寸法精度の管理を効率よく行うことができるようにしたフック装置を提供することにある。
【0012】
また、本発明の第2の目的は、吊荷具のボス部と連結ピンとの摺動面に給脂を行うための給脂ニップルを保護でき、両者の摺動面を安定的に潤滑できると共に、耐久性を向上できるようにしたフック装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、ピン挿通孔を有する一対の腕部が互いに対向して形成されたブラケットと、長さ方向の一側に前記ブラケットの各腕部間に配置されるボス部が形成されると共に他側に吊荷を引掛ける鉤部が形成された吊荷具と、軸方向の両側が前記各ピン挿通孔内に挿通されると共に軸方向の中間部位が前記吊荷具のボス部内に挿通され前記ブラケットと吊荷具とを回動可能に連結する連結ピンとからなるフック装置に適用される。
【0014】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、連結ピンは、ブラケットの各ピン挿通孔と吊荷具のボス部内とに挿通される軸部と、前記軸部の一方の端部側に径方向外向きに突出して設けられ各腕部のうち一方の腕部の外壁面側に当接する鍔部とにより構成し、前記連結ピンの鍔部には前記一方の腕部の外壁面に対応する位置で鍔部を径方向に切欠くことによりキー溝を形成し、前記キー溝に挿嵌されると共に前記一方の腕部の外壁面に取付けられ前記ブラケットに対して連結ピンを抜止め状態で保持するキープレートを設ける構成としたことにある。
【0015】
このように構成することにより、連結ピンの一方の端部側に鍔部とキー溝とを配置できるから、フック装置を組立てるときには、連結ピンの鍔部を一方の腕部に当接した状態で、連結ピンのキー溝に取付けたキープレートを一方の腕部に固定することができる。これにより、連結ピンを一方の腕部に抜止め状態で取付けることができ、他方の腕部には、連結ピンの端部側を抜止めしない状態で挿通できるから、他方の腕部側の寸法誤差等に影響されることなく、フック装置を組立てることができる。
【0016】
また、請求項2の発明によると、連結ピンの軸部は一対の腕部のうち他方の腕部側に配置される端面が前記他方の腕部の外壁面よりも前記ピン挿通孔の奥所側に位置する長さに形成し、前記連結ピンには前記軸部の端面に開口し吊荷具のボス部と前記連結ピンとの間に給脂を行う給脂通路を設け、前記給脂通路の開口側には前記ピン挿通孔内に位置して給脂ニップルを設ける構成としている。
【0017】
これにより、連結ピン内の給脂通路を用いて吊荷具のボス部と連結ピンとの摺動面に給脂を行うことができる。また、連結ピンの端面に配置した給脂ニップルをピン挿通孔の開口位置で外部に露出させることができる。この場合、連結ピンの端面をピン挿通孔の奥所側に配置することにより、この先端部位や給脂ニップル等を他方の腕部によって取囲むことができ、これらの部位を外部の障害物等との接触から保護することができる。
【0018】
また、請求項3の発明によると、一方の腕部の外壁面にはピン挿嵌孔よりも大径に形成され連結ピンの鍔部の一部が挿嵌される環状の鍔挿嵌溝を設ける構成としている。
【0019】
これにより、連結ピンの鍔部を腕部の鍔挿嵌溝内に部分的に挿嵌でき、鍔部を鍔挿嵌溝内で腕部に当接させることができる。また、鍔部には、軸方向の途中部位にキー溝を形成できるから、連結ピンのうちキー溝の軸方向両側に位置する部位の径方向寸法を鍔部によって大きく形成することができる。
【0020】
また、請求項4の発明によると、一方の腕部の外壁面には連結ピンの鍔部を部分的に取囲む鍔保護筒を設ける構成としている。これにより、連結ピンの鍔部のうち必要に応じた部位を腕部側の鍔保護筒によって取囲むことができ、この部位を外部の障害物等との接触から保護することができる。
【0021】
さらに、請求項5の発明によると、連結ピンは軸方向の両側に位置する端面のうち少なくとも片側の端面がブラケットの腕部の外壁面よりもピン挿通孔の奥所側に位置する長さに形成し、前記連結ピンには前記連結ピンの端面に開口し吊荷具のボス部と前記連結ピンとの間に給脂を行う給脂通路を設け、前記給脂通路の開口側には前記ピン挿通孔内に位置して給脂ニップルを設ける構成としている。
【0022】
これにより、連結ピン内の給脂通路を用いて吊荷具のボス部と連結ピンとの間の摺動面に給脂でき、給脂ニップルをピン挿通孔の開口位置で外部に露出させることができる。また、連結ピンの先端部位や給脂ニップル等をピン挿通孔の奥所側に配置して他方の腕部により取囲むことができ、これらの部位を外部の障害物等との接触から保護することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態によるフック装置を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
ここで、図1ないし図7は第1の実施の形態を示し、本実施の形態では、フック装置を油圧ショベルに適用した場合を例に挙げて述べる。
【0025】
図中、1は油圧ショベルの下部走行体、2は前記下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、前記上部旋回体2の旋回フレーム2Aには、その前部側に位置して作業装置3が俯仰動可能に取付けられている。
【0026】
3は上部旋回体2の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置で、前記作業装置3は、旋回フレーム2Aに俯仰動可能に取付けられたブーム4と、ブーム4の先端側に回動可能に取付けられたアーム5と、アーム5の先端側に回動可能に取付けられたバケット6と、アーム5の先端側に配置されたバケットリンク7,8と、ブーム4、アーム5、バケット6をそれぞれ作動させるブームシリンダ4A、アームシリンダ5A、バケットシリンダ6Aと、後述のフック装置11とを含んで構成されている。
【0027】
ここで、バケット6には、例えば油圧ショベルの車体の幅方向に離間した一対のブラケット板6B(一方のみ図示)が設けられている。また、バケットリンク7は、車体の幅方向に離間した一対の細長い金属板等からなり、その基端側はリンク用連結ピン7Aを介してバケットシリンダ6Aのロッド側に回動可能に連結されると共に、他のバケットリンク8を介してアーム5と連結されている。また、各バケットリンク7の先端側は、リンク用連結ピン7Bを介してバケット6のブラケット板6Bに回動可能に連結されている。
【0028】
11は作業装置3の先端側に取付けられたフック装置で、前記フック装置11は、図2ないし図5に示す如く、後述のブラケット12、吊荷具18、連結ピン22、キープレート24等を含んで構成されている。
【0029】
12は吊荷具18を支持するブラケットで、前記ブラケット12は、金属材料等により一体に形成され、後述の取付筒部13と、筒部13の外周側から略径方向に突出し、互いに対向して配置された一対の腕部14,16とにより構成されている。
【0030】
13はフック装置11を作業装置3の先端側に取付ける取付筒部で、前記取付筒部13は、バケットリンク7のリンク用連結ピン7Bの外周側に回動可能に挿嵌されている。そして、フック装置11は、リンク用連結ピン7Bを中心として回動することにより、バケットリンク7間に格納された格納位置と、図2に示す作業位置との間で移動可能となっている。
【0031】
14は例えば図5中の右側に位置する一方の腕部で、前記一方の腕部14は、連結ピン22の軸方向に対して腕部16と反対側に位置する端面が外壁面14Aとなり、この外壁面14Aは、後述のキープレート24が当接する平坦面として形成されている。
【0032】
また、腕部14には、連結ピン22の軸部22Aが挿通されるピン挿通孔15が貫通して形成され、このピン挿通孔15は、腕部14の外壁面14Aに開口する開口端15Aを有している。また、腕部14の外壁面14Aには、図7に示す如く、後述の取付ねじ25が螺着されるねじ穴14Bが形成されている。
【0033】
16は例えば左側に位置する他方の腕部で、前記他方の腕部16は、図4、図6に示す如く、連結ピン22の軸方向に対して腕部14と反対側に位置する端面が平坦な外壁面16Aとして形成されている。この場合、腕部14,16の外壁面14A,16Aは、軸方向の間隔Dをもって互いに離間している。
【0034】
また、腕部16には、腕部14のピン挿通孔15に対して同軸となる位置にピン挿通孔17が形成され、このピン挿通孔17は、腕部16の外壁面16Aに開口する開口端17Aを有している。また、腕部16のうち、ピン挿通孔17の開口端17A側を取囲む部位は、周囲の部位よりも寸法t分だけ連結ピン22の軸方向に突出した略環状の保護突部16Bとして形成され、この保護突部16Bは、連結ピン22の先端面22C側や後述の給脂ニップル27を外部の障害物等から保護する構成となっている。
【0035】
18は連結ピン22を用いてブラケット12に回動可能に連結された吊荷具で、前記吊荷具18は、図5に示す如く、後述の継手部19、鉤部20等を含んで構成されている。
【0036】
19はブラケット12と鉤部20との間を回転可能に連結する継手部で、前記継手部19は、その長さ方向の一側(上部側)に位置してブラケット12の腕部14,16間に配置される筒状のボス部19Aと、前記ボス部19Aの他側(下部側)に一体に形成された有蓋筒状の筒部19Bと、例えば螺合、ねじ止め等の手段により筒部19Bの下部内周側に固定された有底筒状の底蓋部19Cと、この底蓋部19C内に取付けられたスラストベアリング19Dとを含んで構成されている。
【0037】
ここで、ボス部19Aは、連結ピン22の外周側に回動可能に挿通されると共に、ボス部19Aの内周側には、後述の給脂通路26と連通する位置に環状の油溝19Eが設けられている。
【0038】
20は吊荷具18の長さ方向の他側を構成する鉤部で、前記鉤部20は、その基端側に取付けられたナット21と、継手部19のスラストベアリング19Dとを介して底蓋部19Cに回転可能に支持されている。そして、鉤部20は、荷物を引掛けて吊荷作業等を行うものである。
【0039】
22はブラケット12と吊荷具18との間を回動可能に連結する連結ピンで、前記連結ピン22は、図5、図6に示す如く、例えば金属ロッド等により一体に形成され、ピン挿通孔15,17の孔径にほぼ等しい外径を有する略円柱状の軸部22Aと、前記軸部22Aの一方の端部側に径方向外向きに突出して設けられた円板状の鍔部22Bとを含んで構成されている。
【0040】
ここで、軸部22Aは、軸方向の一側がブラケット12の腕部14のピン挿通孔15内に挿通され、軸部22Aのうち一端側(基端側)は、鍔部22Bとなってピン挿通孔15の外側に突出している。また、軸部22Aは、軸方向の他側(先端側)が腕部16のピン挿通孔17内に挿通され、軸方向の中間部位が吊荷具18のボス部19A内に回動可能に挿通されている。
【0041】
この場合、軸部22Aの長さLは、腕部14,16の外壁面14A,16A間の間隔Dよりも小さな寸法として形成され(D>L)、軸部22Aの先端面22Cは、腕部16の外壁面16A(ピン挿通孔17の開口端17A)よりもピン挿通孔17の奥所側に配置されている。これにより、本実施の形態では、連結ピン22の先端部位や給脂ニップル27が外部の障害物等と接触するのを防止する構成となっている。
【0042】
また、鍔部22Bは、軸部22Aよりも大きな外径をもって形成され、その軸方向の端面は、後述するキー溝23の位置を除いて腕部14の外壁面14Aに当接している。これにより、鍔部22Bは、連結ピン22を軸方向の他側(腕部16側)に対して抜止めしている。また、鍔部22Bは、軸部22Aを障害物等との接触から保護するものである。
【0043】
23は連結ピン22の鍔部22Bに形成されたキー溝で、前記キー溝23は、図3、図6に示す如く、腕部14の外壁面14Aに対応する位置(軸部22Aと鍔部22Bとの境界位置)で鍔部22Bの一部を径方向に切欠くことにより、略弓形状の凹溝として形成されている。
【0044】
24は腕部14の外壁面14Aに固定されたキープレートで、前記キープレート24は、例えば細長い金属板等により形成され、その長さ方向の両側部位が取付ねじ25等を用いて腕部14の外壁面14Aに締着されると共に、外壁面14Aに面接触状態で当接している。
【0045】
また、キープレート24は、長さ方向の途中部位が連結ピン22のキー溝23内に挿嵌され、これによって連結ピン22を腕部14,16間に抜止め状態で保持すると共に、ブラケット12に対して連結ピン22を軸方向に位置決めしている。
【0046】
26は連結ピン22の内部に軸方向及び径方向に延びて設けられた給脂通路で、前記給脂通路26は、図6に示す如く、一端側が連結ピン22(軸部22A)の先端面22Cに開口した注入口26Aとなっている。また、給脂通路26の他端側は、ボス部19Aの油溝19Eに面した位置で軸部22Aの外周面の複数箇所に開口している。そして、給脂通路26は、注入口26Aから注入されるグリス等の潤滑油をボス部19Aと軸部22Aとの摺動面に供給するものである。
【0047】
27は給脂通路26の注入口26A側に着脱可能に取付けられた給脂ニップルで、前記給脂ニップル27は、連結ピン22の先端面22C側に螺着され、給脂通路26内の潤滑油が注入口26Aから流出するのを防止している。
【0048】
この場合、給脂ニップル27は、腕部16のピン挿通穴17の開口端17Aから離れた奥所側に配置され、腕部16には、ピン挿通穴17の周囲に保護突部16Bが形成されている。このため、例えばフック装置11を用いた吊荷作業時には、給脂ニップル27を外部の障害物等から保護できる構成となっている。
【0049】
本実施の形態によるフック装置11は上述の如き構成を有するもので、次にその組立作業について説明する。
【0050】
まず、フック装置11の組立時には、図7に示すブラケット12の腕部14,16間に吊荷具18のボス部19Aを配置する。そして、連結ピン22の軸部22Aを一方のピン挿通孔15からボス部19A内を介して他方のピン挿通孔17に挿通し、鍔部22Bを腕部14の外壁面14Aに突き当てる。
【0051】
この結果、腕部14の外壁面14Aと連結ピン22のキー溝23とが位置合わせされた状態となるので、キープレート24を外壁面14Aに当接させた状態でキー溝23内に挿嵌し、取付ねじ25を用いてキープレート24を腕部14に締着する。これにより、連結ピン22を腕部14,16間に抜止め状態で保持でき、フック装置11を効率よく組立てることができる。
【0052】
かくして、本実施の形態によれば、連結ピン22には、ブラケット12の腕部14,16のうち一方の腕部14側に配置される部位に鍔部22Bとキー溝23とを設ける構成としたので、フック装置11の組立時には、連結ピン22の鍔部22Bを腕部14に当接させることにより、腕部14の外壁面14Aと連結ピン22のキー溝23とを容易に位置合わせすることができ、この状態でキープレート24をキー溝23に挿嵌しつつ、腕部14に円滑に固定することができる。
【0053】
これにより、キープレート24は、連結ピン22を軸方向の両側に抜止めした状態で一方の腕部14に確実に固定でき、他方の腕部16のピン挿通孔17内には、連結ピン22を軸方向の両側に抜止めしない状態で挿通することができる。
【0054】
この結果、ブラケット12、連結ピン22等の部品を形成するときには、例えば鍔部22B、キー溝23等の限られた部位を正確に形成すればよくなり、腕部14,16間の間隔Dや他方の腕部16の寸法等に僅かな誤差が含まれる場合でも、これらの寸法誤差による影響を抑えることができる。そして、フック装置11の各部品が寸法誤差等により組立不能となったり、組立後に連結ピン22のがたつき等が生じるのを確実に防止でき、フック装置11を効率よく組立てることができる。
【0055】
従って、フック装置11の組立時には、ブラケット12の腕部14,16や連結ピン22の長さL等を必要以上に高い精度で加工、形成する必要がなくなるから、これらの部品加工や寸法精度の管理を効率よく行うことができ、生産性を高めることができる。
【0056】
また、フック装置11の使用時には、連結ピン22の軸部22Aが外部の障害物等と接触して損傷するのを鍔部22Bによって防止でき、連結ピン22の耐久性を高めることができる。
【0057】
また、連結ピン22には、その内部に給脂通路26を設けると共に先端面22Cに給脂ニップル27を設けたので、連結ピン22内の給脂通路26を用いてボス部19Aと連結ピン22との摺動面に給脂を容易に行うことができ、これらの間を安定的に潤滑できると共に、他の部品等に給脂通路を設ける必要がなくなり、その構造を簡略化することができる。そして、給脂ニップル27をピン挿通孔17の開口端17A側で外部に露出させることができ、簡単な作業によって潤滑油を給脂通路26に補充することができる。
【0058】
この場合、連結ピン22の軸部22Aの長さLをブラケット12の腕部14,16間の間隔Dよりも小さく形成し、その先端面22Cをピン挿通孔17の奥所側に配置したので、連結ピン22の先端部位や給脂ニップル27等を腕部16によって取囲むことができ、これらの部位を外部の障害物等との接触から保護できると共に、フック装置11の耐久性を高めることができる。
【0059】
次に、図8は本発明による第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、腕部の外壁面に連結ピンの鍔部を挿嵌する環状の鍔挿嵌溝を設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0060】
31は油圧ショベルの作業装置3に取付けられるフック装置で、前記フック装置31は、第1の実施の形態とほぼ同様に、吊荷具18と、後述のブラケット32、連結ピン39とを含んで構成されている。
【0061】
32は吊荷具18を支持するブラケットで、前記ブラケット32は、第1の実施の形態とほぼ同様に、取付筒部33と、後述の腕部34,37とによって構成され、腕部34,37のうち一方の腕部34には、外壁面34A、開口端35Aを有するピン挿通孔35等が形成されている。しかし、腕部34の外壁面34A側には、後述の鍔挿嵌溝36が設けられている点で異なる。
【0062】
36は腕部34の外壁面34A側に設けられた環状の鍔挿嵌溝で、前記鍔挿嵌溝36は、ピン挿通孔35の孔径よりも大径に形成された開口端36Aを有し、ピン挿通孔35を径方向外側から取囲んでいる。そして、鍔挿嵌溝36の底部側には、ピン挿通孔35の開口端35Aが配置されている。
【0063】
37は腕部34と対向して配置された他方の腕部で、前記他方の腕部37には、第1の実施の形態とほぼ同様に、外壁面37A、保護突部37B、開口端38Aを有するピン挿通孔38等が形成されている。
【0064】
39はブラケット32と吊荷具18との間を回動可能に連結する連結ピンで、前記連結ピン39は、第1の実施の形態とほぼ同様に、腕部34,37のピン挿通孔35,38と吊荷具18のボス部19A内とに挿通された略円柱状の軸部39Aと、前記軸部39Aの一方の端部側に径方向外向きに突出して設けられた円柱状の鍔部39Bとを含んで構成され、軸部39Aの先端面39C側には、給脂通路26用の給脂ニップル27が設けられている。
【0065】
ここで、鍔部39Bは、第1の実施の形態による連結ピン22と比較して軸方向に長く形成されている。そして、鍔部39Bは、軸部39A寄りの一部分が腕部34の鍔挿嵌溝36内に挿嵌され、鍔挿嵌溝36の底部側に当接している。
【0066】
40は連結ピン39の鍔部39Bに設けられたキー溝で、前記キー溝40は、鍔部39Bの軸方向途中部位を径方向に切欠くことにより形成され、鍔挿嵌溝36の開口端36Aに対応する位置に配置されている。そして、連結ピン39は、キープレート24がキー溝40内に挿嵌された状態で腕部34の外壁面34Aに固定されることにより、腕部34,37間に抜止め状態で保持されている。
【0067】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、腕部34の外壁面34A側に環状の鍔挿嵌溝36を設ける構成としたので、連結ピン39の鍔部39Bを鍔挿嵌溝36内に収容でき、鍔部39Bを障害物との衝突等から保護することができる。
【0068】
また、鍔部39Bには、軸方向の途中部位にキー溝40を形成できるから、連結ピン39のうちキー溝40の外径寸法を鍔部39Bによって大きく形成でき、これらの部位の強度を高めることができる。
【0069】
次に、図9は本発明による第3の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、一方の腕部の外壁面に鍔保護筒を設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0070】
41は油圧ショベルの作業装置3に取付けられるフック装置で、前記フック装置41は、第1の実施の形態とほぼ同様に、吊荷具18と、後述のブラケット42、連結ピン50とを含んで構成されている。
【0071】
42は吊荷具18を支持するブラケットで、前記ブラケット42は、第2の実施の形態とほぼ同様に、取付筒部43と、後述の腕部44,48とによって構成されている。そして、腕部44,48のうち一方の腕部44には、外壁面44A、開口端45Aを有するピン挿通孔45、開口端46Aを有する鍔挿嵌溝46等が形成されている。しかし、腕部44の外壁面44A側には、後述の鍔保護筒47が設けられている。
【0072】
47は腕部44の外壁面44Aに設けられた鍔保護筒で、前記鍔保護筒47は、後述する連結ピン50の鍔部50Bの外周面に沿って軸方向に突出しつつ、周方向の一定範囲にわたって略円弧状(筒状)に延び、鍔部50Bを径方向外側から部分的に取囲んでいる。
【0073】
48は腕部44と対向して配置された他方の腕部で、前記他方の腕部48には、第1の実施の形態とほぼ同様に、外壁面48A、保護突部48B、開口端49Aを有するピン挿通孔49等が形成されている。
【0074】
50はブラケット42と吊荷具18との間を回動可能に連結する連結ピンで、前記連結ピン50は、第2の実施の形態とほぼ同様に、略円柱状の軸部50Aと、円柱状の鍔部50Bとを含んで構成され、先端面50C、キー溝51、給脂通路26、給脂ニップル27等を備えている。
【0075】
そして、鍔部50Bは、軸部50A寄りの一部分が腕部44の鍔挿嵌溝46内に挿嵌され、この鍔挿嵌溝46の底部側に当接している。また、鍔部50Bは、鍔挿嵌溝46から突出した部位が鍔保護筒47に取囲まれているため、例えばフック装置41を用いた吊荷作業時には、鍔部50Bを外部の障害物等から保護できる構成となっている。
【0076】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1,第2の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、腕部44の外壁面44Aに鍔保護筒47を設ける構成としたので、鍔部50Bのうち必要に応じた部位を鍔保護筒47によって保護でき、鍔部50Bが障害物との接触等により摩耗、損傷するのを防止することができる。
【0077】
なお、前記実施の形態では、吊荷具18と鉤部20との間に継手部19を介在させる構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、継手部のうちボス部以外の部位を省略し、ボス部と鉤部とを直接連結することによって吊荷具を構成してもよい。
【0078】
また、実施の形態では、フック装置11,31,41を装備したフック付き油圧ショベルを例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばクレーンのフック装置等を含めて各種の建設機械に適用する構成としてもよい。
【0079】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、連結ピンの鍔部にキー溝を形成し、このキー溝に挿嵌されたキープレートをブラケットの一方の腕部に取付ける構成としたので、連結ピンの鍔部を一方の腕部に当接させて腕部の外壁面とキー溝とを位置合わせすることができる。そして、キープレートにより連結ピンを軸方向の両側に抜止めした状態で一方の腕部に確実に固定でき、他方の腕部内には、連結ピンの端部側を抜止めしない状態で挿通することができる。
【0080】
この結果、ブラケット、連結ピン等の部品を形成するときには、例えば連結ピンの鍔部、キー溝等を正確に形成すればよくなり、他方の腕部側の寸法等に僅かな誤差が含まれる場合でも、この寸法誤差による影響を抑えることができるから、フック装置を効率よく組立てることができ、組立後に連結ピンのがたつき等が生じるのを防止することができる。従って、ブラケットや連結ピン等を必要以上に高い精度で加工する必要がなくなり、これらの部品加工や寸法精度の管理を効率よく行うことができる。
【0081】
また、請求項2の発明によれば、連結ピンの軸部は、その端面がピン挿通孔の奥所側に位置する長さに形成し、連結ピンには、軸部の端面に開口し給脂ニップルが取付けられる給脂通路を設ける構成としたので、連結ピン内の給脂通路を用いて吊荷具のボス部と連結ピンとの摺動面を安定的に潤滑でき、給脂通路の構造を簡略化できると共に、給脂ニップルを用いて潤滑油等を給脂通路に容易に補充することができる。そして、連結ピンの先端部位や給脂ニップル等を他方の腕部によって取囲むことができるから、これらの部位を外部の障害物等との接触から保護でき、耐久性を高めることができる。
【0082】
また、請求項3の発明によれば、一方の腕部の外壁面には、連結ピンの鍔部の一部が挿嵌される環状の鍔挿嵌溝を設ける構成としたので、鍔部を鍔挿嵌溝内に収容して障害物との衝突等から保護することができる。また、鍔部には、軸方向の途中部位にキー溝を形成できるから、連結ピンのうちキー溝の軸方向両側に位置する部位の外径寸法を鍔部によって大きく形成でき、これらの部位の強度を高めることができる。
【0083】
また、請求項4の発明によれば、一方の腕部の外壁面には、連結ピンの鍔部を部分的に取囲む鍔保護筒を設ける構成としたので、連結ピンの鍔部のうち必要に応じた部位を鍔保護筒によって保護でき、鍔部が障害物との接触等により摩耗、損傷するのを防止することができる。
【0084】
さらに、請求項5の発明によれば、連結ピンは、軸方向両側に位置する端面のうち少なくとも片側の端面がピン挿通孔の奥所側に位置する長さに形成し、連結ピンには、給脂ニップルが取付けられる給脂通路を設ける構成としたので、連結ピン内の給脂通路を用いて吊荷具のボス部と連結ピンとの摺動面を安定的に潤滑でき、給脂通路の構造を簡略化できると共に、給脂ニップルを用いて潤滑油等を給脂通路に容易に補充することができる。そして、連結ピンの先端部位や給脂ニップル等を他方の腕部によって取囲むことができるから、これらの部位を外部の障害物等との接触から保護でき、耐久性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるフック装置を適用したフック付き油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】図1中のフック装置を拡大して示す一部破断の正面図である。
【図3】フック装置を示す右側面図である。
【図4】フック装置を示す左側面図である。
【図5】図3中の矢示V−V方向からみたフック装置の縦断面図である。
【図6】図5中の連結ピンの近傍を拡大して示す要部拡大断面図である。
【図7】フック装置を組立てる前の状態を示す分解図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態によるフック装置を図6と同様位置からみた要部拡大断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態によるフック装置を図6と同様位置からみた要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体
2 上部旋回体
3 作業装置
11,31,41 フック装置
12,32,42 ブラケット
13,33,43 取付筒部
14,34,44 一方の腕部
14A,16A,34A,37A,44A,48A 外壁面
15,17,35,38,45,49 ピン挿通孔
15A,17A,35A,36A,38A,45A,46A,49A 開口端
16,37,48 他方の腕部
16B,37B,48B 保護突部
18 吊荷具
19 継手部
19A ボス部
20 鉤部
22,39,50 連結ピン
22A,39A,50A 軸部
22B,39B,50B 鍔部
22C,39C,50C 先端面(端面)
23,40,51 キー溝
24 キープレート
26 給脂通路
27 給脂ニップル
36,46 鍔挿嵌溝
47 鍔保護筒

Claims (5)

  1. ピン挿通孔を有する一対の腕部が互いに対向して形成されたブラケットと、長さ方向の一側に前記ブラケットの各腕部間に配置されるボス部が形成されると共に他側に吊荷を引掛ける鉤部が形成された吊荷具と、軸方向の両側が前記各ピン挿通孔内に挿通されると共に軸方向の中間部位が前記吊荷具のボス部内に挿通され前記ブラケットと吊荷具とを回動可能に連結する連結ピンとからなるフック装置において、
    前記連結ピンは、前記ブラケットの各ピン挿通孔と前記吊荷具のボス部内とに挿通される軸部と、前記軸部の一方の端部側に径方向外向きに突出して設けられ前記各腕部のうち一方の腕部の外壁面側に当接する鍔部とにより構成し、
    前記連結ピンの鍔部には前記一方の腕部の外壁面に対応する位置で前記鍔部を径方向に切欠くことによりキー溝を形成し、
    前記キー溝に挿嵌されると共に前記一方の腕部の外壁面に取付けられ前記ブラケットに対して前記連結ピンを抜止め状態で保持するキープレートを設ける構成としたことを特徴とするフック装置。
  2. 前記連結ピンの軸部は前記一対の腕部のうち他方の腕部側に配置される端面が前記他方の腕部の外壁面よりも前記ピン挿通孔の奥所側に位置する長さに形成し、
    前記連結ピンには前記軸部の端面に開口し前記吊荷具のボス部と前記連結ピンとの間に給脂を行う給脂通路を設け、
    前記給脂通路の開口側には前記ピン挿通孔内に位置して給脂ニップルを設けてなる請求項1に記載のフック装置。
  3. 前記一方の腕部の外壁面には前記ピン挿嵌孔よりも大径に形成され前記連結ピンの鍔部の一部が挿嵌される環状の鍔挿嵌溝を設ける構成としてなる請求項1または2に記載のフック装置。
  4. 前記一方の腕部の外壁面には前記連結ピンの鍔部を部分的に取囲む鍔保護筒を設けてなる請求項1,2または3に記載のフック装置。
  5. ピン挿通孔を有する一対の腕部が互いに対向して形成されたブラケットと、長さ方向の一側に前記ブラケットの各腕部間に配置されるボス部が形成されると共に他側に吊荷を引掛ける鉤部が形成された吊荷具と、軸方向の両側が前記各ピン挿通孔内に挿通されると共に軸方向の中間部位が前記吊荷具のボス部内に挿通され前記ブラケットと吊荷具とを回動可能に連結する連結ピンとからなるフック装置において、
    前記連結ピンは軸方向の両側に位置する端面のうち少なくとも片側の端面が前記ブラケットの腕部の外壁面よりも前記ピン挿通孔の奥所側に位置する長さに形成し、
    前記連結ピンには前記連結ピンの端面に開口し前記吊荷具のボス部と前記連結ピンとの間に給脂を行う給脂通路を設け、
    前記給脂通路の開口側には前記ピン挿通孔内に位置して給脂ニップルを設ける構成としたことを特徴とするフック装置。
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