JP3718109B2 - 軸受装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械に適用される作業装置のピン結合部に好適に用いられる軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧ショベル等の建設機械にあっては、例えば作業装置のブーム、アームおよびバケット間をそれぞれ軸受装置により回動可能に連結し、土砂等の掘削作業時には、これらの軸受装置によってブーム、アームおよびバケットをそれぞれ俯仰動(回動)させる構成としている。
【0003】
そして、例えばバケットとアームとの間に設ける軸受装置は、軸方向に離間してバケット側に設けられた一対のブラケットと、該各ブラケット間に位置してアームの先端側に設けられたボスと、該ボスの内周側に設けられたブッシュと、該ブッシュ内に摺動可能に挿嵌され両端側がブラケットのピン穴に挿通された連結ピンとにより大略構成されている。
【0004】
ところで、この従来技術による軸受装置では、連結ピンの一端側を固定ボルト等を用いてブラケットに固定することにより、ブラケットを連結ピンに対して廻止め状態に保持する構成としている。
【0005】
しかし、固定ボルトと連結ピンとの間等には実質的に隙間が形成され、この隙間分だけのがたつきが生じる。このため、掘削作業時に例えば作業装置に土砂等が衝突すると、このときの衝撃力によって連結ピンとブラケットとの間で振動が生じ、両者の間に摩耗が発生する等の不具合がある。
【0006】
そこで、このような問題を解決する方法として、例えば図8に示す他の従来技術による軸受装置101が知られている(例えば、特表平5−501144号公報等)。
【0007】
即ち、この従来技術による軸受装置101は、ボス102と上,下のブラケット103,103とを中空軸体からなる連結ピン104によって相対回転可能に連結している。また、この連結ピン104の両端側には端面に向けて縮径するテーパ面104Aを形成し、このテーパ面104Aとブラケット103のピン穴103Aとの間には、2個のスリーブ105,105を嵌入している。
【0008】
さらに、連結ピン104の内周側にはボルト106を挿通し、このボルト106の下側に設けられたナット107,107を締付けることにより、各スリーブ105を、ブラケット103のピン穴103Aと連結ピン104のテーパ面104Aとの間に締付ける構成としている。
【0009】
そして、軸受装置101の回動時には、ナット107の締付け力によりスリーブ105とブラケット103との間、およびスリーブ105と連結ピン104との間に大きな摩擦力を与え、ブラケット103と連結ピン104との相対回転を規制し、これによりブラケット103のピン穴103Aと連結ピン104との間のがた付きをなくし、両者間で摩耗が生じるのを防止している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した他の従来技術による軸受装置101は、連結ピン104を各ブラケット103に固定するために、2個のスリーブ105、1個のボルト106および2個のナット107等の種々の部材が必要となり、軸受装置101全体の部品点数が増え、コスト等が高くつくという問題がある。
【0011】
また、軸受装置101の組立時には、連結ピン104をブラケット103のピン穴103Aに挿通した後に、スリーブ105、ボルト106およびナット107等の各種部材を順次取付ける必要があるため、全体の組立工数が増え、作業に多大な時間を費やしてしまうという問題がある。
【0012】
また、軸受装置101は、スリーブ105をブラケット103のピン穴103A内に取付けるために、ピン穴103Aを図8に示す如く比較的大きな軸方向寸法Lをもって形成せざるを得ず、これによって、軸受装置101全体が軸方向に大型化してしまう。
【0013】
このため、軸受装置101を、例えば作業装置のピン結合部等に適用すると、作業装置側に取付けられる各種の油圧配管等が軸受装置101と接触、干渉し易くなり、軸受装置101の配置スペースを確保することが難しくなるという問題がある。
【0014】
また、この従来技術は、スリーブ105を連結ピン104のテーパ面104Aおよびブラケット103のピン穴103Aに対して部分的に接触させているに過ぎず、これらのスリーブ105により連結ピン104の両端側を各ブラケット103に対し、必ずしも安定させて固定できないという問題がある。
【0015】
さらに、軸受装置101から連結ピン104を取外すときには、まず、ブラケット103のピン穴103Aと連結ピン104との間に差込まれたスリーブ105を軸方向に抜取る必要があるが、スリーブ105はブラケット103のピン穴103Aと連結ピン104との間に楔状に強固に差込まれている。このため、ブラケット103のピン穴103Aからスリーブ105を軸方向に抜取る作業を手作業で行なうことは困難であり、油圧ジャッキ等の大掛かり抜取り装置が必要になるという不具合がある。
【0016】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、連結ピンとブラケットとの間のたがつきを抑え、両者の間に摩耗等が生じるのを防止できると共に、部品点数を減らしてコスト削減等を図ることができ、性能、信頼性等を向上でき、しかも連結ピンを取外すときの作業性を向上できるようにした軸受装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明による軸受装置は、軸方向に離間して設けられた一対のブラケットと、該一対のブラケット間に配設されるボスと、該ボス内に設けられたブッシュと、該ブッシュ内に摺動可能に挿嵌され両端側が前記ブラケットのピン穴に挿通された連結ピンと、該連結ピンを前記ブラケットに対して廻止め状態に固定するピン固定手段とを備えている。
【0018】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記ピン固定手段は、前記連結ピンの端面側に形成され当該端面から軸方向に漸次縮径して延びる有底の凹円錐穴と、該凹円錐穴の底部側に形成されたボルト取付穴と、前記凹円錐穴に沿って前記連結ピンの軸方向に延び前記凹円錐穴の外周側で前記連結ピンの端部が拡縮径するのを許すスリットと、前記凹円錐穴内に嵌合する円錐面部を有し該円錐面部の先端側が前記ボルト取付穴に螺合するおねじ部となった円錐状ボルトとにより構成し、連結ピンの外周側にはブッシュとブラケットとの間に位置して環状溝を設けたことにある。
【0019】
このように構成したことにより、軸受装置の組立時に連結ピンをブラケットのピン穴に固定するときには、円錐状ボルトを連結ピンのボルト取付穴に螺合し、該円錐状ボルトに設けた円錐面部を連結ピンの凹円錐穴には嵌合させる。そして、この状態で、円錐ボルトを連結ピンに締付けることにより、凹円錐穴には円錐状ボルトからの径方向外側に向けた拡径力(締付け力)が付与される。
【0020】
ここで、連結ピンの端部側には凹円錐穴に沿って軸方向にスリットを設けているから、凹円錐穴の外周側に位置する連結ピンの端部側は、前記拡径力によりスリットを介して径方向外側へと拡径するようになり、ブラケットのピン穴周壁に対して連結ピンの端部側を強く押付けることができる。
【0021】
また、連結ピンの外周側にブッシュとブラケットとの間に位置して環状溝を設けることにより、円錐状ボルトを用いて連結ピンの端部側をスリットを介して拡径させたときに、この拡径部分をブラケットのピン穴にのみ押付けることができ、ブッシュの内周面に前記拡径部分が接触するのを抑えることができる。
【0022】
また、請求項2の発明は、軸方向に離間して設けられた一対のブラケットと、該一対のブラケット間に配設されるボスと、該ボス内に設けられたブッシュと、該ブッシュ内に摺動可能に挿嵌され両端側が前記ブラケットのピン穴に挿通された連結ピンと、該連結ピンを前記ブラケットに対して廻止め状態に固定するピン固定手段とを備えてなる軸受装置において、前記ピン固定手段は、前記連結ピンの端面側に形成され当該端面から軸方向に漸次縮径して延びる有底の凹円錐穴と、該凹円錐穴の底部側に形成されたボルト取付穴と、前記凹円錐穴に沿って前記連結ピンの軸方向に延び前記凹円錐穴の外周側で前記連結ピンの端部が拡縮径するのを許すスリットと、前記凹円錐穴内に嵌合する円錐面部を有し該円錐面部の先端側が前記ボルト取付穴に螺合するおねじ部となった円錐状ボルトとにより構成し、連結ピンの外周側には凹円錐穴の最小径側に位置して環状溝を設ける構成としている。これにより、連結ピンのうち凹円錐穴の最小径側と対応した部分を環状溝により薄肉に形成でき、円錐状ボルトを連結ピンの凹円錐穴に締付けるときには、連結ピンの端部側を凹円錐穴の最小径側の位置から容易に拡径させることができる。
【0023】
請求項3の発明は、凹円錐穴の最小径側とボルト取付穴との間には円錐状ボルトの円錐面部の最小径部側を逃がす逃がし穴を設ける構成といている。これにより、円錐状ボルトの締付け時には、円錐面部の最小径部側が凹円錐穴の底部(奥所)側に位置するボルト取付穴と干渉するのを逃がし穴により回避することができる。
【0024】
さらに、請求項4の発明は、スリットを連結ピンの周方向に間隔をおいて複数個配設する構成としている。この場合には、円錐状ボルトを連結ピンの凹円錐穴に締付けることにより、連結ピンの端部側を複数個のスリットを介して容易に拡径させることができる。
【0025】
さらに、請求項5の発明は、ピン固定手段を連結ピンの両端側にそれぞれ配設する構成としている。この場合、連結ピンの両端側をピン固定手段を用いてブラケットに対し安定して固定することができる。
【0026】
一方、請求項6の発明は、ピン固定手段は連結ピンの一端側に配設し、前記連結ピンの他端側にはブラケットと連結ピンとを径方向に貫通することにより前記連結ピンをブラケットに対して抜止め状態に保持する抜止め用のボルトを設ける構成としている。この場合、連結ピンの一端側をピン固定手段を用いてブラケットに対し廻止め状態で固定できると共に、連結ピンの他端側を抜止め用のボルトによりブラケットに対して抜止め状態に保持できる。
【0027】
また、請求項7の発明は、一対のブラケットを上,下に配置し、連結ピンはボスをブラケットに対して左,右方向に回動可能に連結する構成とし、前記連結ピンの上端外周側には前記各ブラケットのうち上側のブラケットに当接することにより前記連結ピンを抜止めする鍔部を設ける構成としている。
【0028】
これにより、軸受装置の組立時に、連結ピンを上側のブラケットのピン穴からブッシュのピン穴を介して下側のブラケットのピン穴へと挿入したときには、連結ピンの鍔部が上側のブラケットに当接することにより、連結ピンをブラケットに対して抜止め状態に保持することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による軸受装置を、オフセットブーム式の側溝掘り仕様の油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【0030】
ここで、図1ないし図6は本発明の第1の実施の形態を示し、1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上部旋回体2は、旋回フレーム3を有し、該旋回フレーム3上にはキャブ4およびエンジンカバー5等が設けられている。
【0031】
6は上部旋回体2の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置を示し、該作業装置6は、旋回フレーム3の前部側にピン結合されたロアブーム7と、該ロアブーム7の先端側に左,右方向(水平方向)で回動可能にピン結合されたアッパブーム8と、該アーパブーム8の先端側に左,右方向で回動可能にピン結合されたアームステー9と、該アームステー9にピン結合されたアーム10と、該アーム10の先端側にピン結合されたバケット11とによって大略構成されている。
【0032】
そして、作業装置6のロアブーム7は旋回フレーム3との間にピン結合されたブームシリンダ12により上,下に俯仰動される。また、ロアブーム7とアッパブーム8との間には、平行四辺形構造をなすリンク13がオフセットシリンダ14と共にピン結合して設けられている。また、オフセットシリンダ14は、アッパブーム8をロアブーム7に対しリンク13を介して左,右に回動させる構成となっている。
【0033】
さらに、アッパブーム8とアーム10との間には該アーム10を上,下に俯仰動させるアームシリンダ15がピン結合して設けられ、アーム10とバケット11との間には該バケット11を上,下に回動させるバケットシリンダ16がピン結合して設けられている。
【0034】
ここで、これらの各ピン結合部には軸受装置が装備されており、例えばロアブーム7とアッパブーム8とは、図3に示す軸受装置21により回動可能に結合されている。そして、この軸受装置21は、後述のブラケット22、ボス23、連結ピン26およびピン固定機構27によって大略構成されている。
【0035】
22,22はロアブーム7の先端側に軸方向(上,下方向)に離間して突設された上,下のブラケットで、該ブラケット22には、ピン穴22Aが穿設されている。また、各ブラケット22は、ボス23を挟んで上,下で対向した端面が内側端面22B,22Bとなり、該内側端面22Bと反対側の端面が外側端面22C,22Cとなっている。
【0036】
23はアッパブーム8の基端側に設けられたボスで、該ボス23は、図3に示すように、アッパブーム8の上板8A、下板8Bと、これら上板8Aの後端部と下板8Bの後端部との間に固着して設けられた筒部材24とによって構成されている。また、このボス23の内周側には軸方向に離間して上,下のブッシュ25,25が嵌着して設けられ、該ブッシュ25は、内周側がピン挿嵌穴25Aとなっている。
【0037】
26はブッシュ25のピン挿嵌穴25A内に摺動可能に挿嵌された連結ピンで、該連結ピン26は、軸方向の両端側に端面26A,26Aを有している。そして、連結ピン26は、その両端側がブラケット22のピン穴22Aに挿通されることにより、ボス23をブラケット22に対して回転可能に連結するものである。
【0038】
ここで、連結ピン26の両端側は、後述のスリット31によって4つに分割された部位が扇形状の拡縮部26B,26B,…となり、これらの拡縮部26Bは、後述の円錐状ボルト33により拡径した状態でブラケット22のピン穴22A周壁面に押付けられるものである。
【0039】
また、連結ピン26の上端側外周には環状の鍔部26Cが一体形成され、該鍔部26Cについても図4に示す如く各スリット31によって4分割されている。そして、鍔部26Cは、図3に示すように上側のブラケット22の端面に当接することにより、該連結ピン26をブラケット22に対し抜止め状態に保持する構成となっている。
【0040】
27,27は連結ピン26をブラケット22に対して廻止め状態に固定するための上,下のピン固定機構で、該ピン固定機構27は、後述の凹円錐穴28、ボルト取付穴30、スリット31、環状溝32および円錐状ボルト33によって構成されている。
【0041】
28は連結ピン26の端面26A側に開口して設けられた凹円錐穴で、該凹円錐穴28は、連結ピン26の端面26Aから軸方向に円錐状に漸次縮径して延びる有底のテーパ穴として形成され、その底部(奥所)側には後述の逃がし穴29が設けられている。
【0042】
29は凹円錐穴28の最小径側と後述のボルト取付穴30との間に位置して連結ピン26に設けられた逃がし穴で、該逃がし穴29は、凹円錐穴28の最小径部分に対応する穴径をもって軸方向にストレートに延びている。そして、逃がし穴29は、円錐状ボルト33の締付け時に後述する円錐面部33Aの最小径部側を逃がし穴29内へと逃がし、この最小径部側が凹円錐穴28の底部側と接触するのを回避するものである。
【0043】
30は凹円錐穴28の底部側に位置して連結ピン26に設けられたボルト取付穴で、該ボルト取付穴30は、逃がし穴29よりも小さな穴径を有したねじ穴として形成され、逃がし穴29の底部側から連結ピン26の内部を軸方向に延びている。
【0044】
31,31,…ブラケット22のピン穴22A内に位置して、連結ピン26の端部側に径方向に離間して設けられた例えば4個のスリットで、これらのスリット31は、連結ピン26の端部側を凹円錐穴28に沿って軸方向に延び、その一端側は連結ピン26の端面26Aに開口している。また、スリット31の他端側は後述する環状溝32の近傍位置まで延びている。そして、各スリット31は、連結ピン26の端部側に扇形状をなす4個の拡縮部26Bを形成し、これらの拡縮部26Bは後述の円錐状ボルト33により径方向に拡縮径されるものである。
【0045】
32は凹円錐穴28の最小径側に位置して連結ピン26の端部外周側に設けられた環状溝で、該環状溝32は、連結ピン26の外周側に全周に亘って形成され、ブラケット22の内側端面22Bとブッシュ25の端面との間の隙間内に配置されるものである。そして、環状溝32は、円錐状ボルト33の締付け時に連結ピン26の拡縮部26Bを環状溝32側を支点として径方向に拡縮径させるものである。
【0046】
ここで、環状溝32は、図5に示すようにスリット31から軸方向に寸法ΔL分だけ間隔をおいて配置されている。このため、環状溝32はスリット31と交差することがなくなり、連結ピン26の環状溝32側の剛性を高く維持できるようにしている。
【0047】
33は連結ピン26のボルト取付穴30に螺合して設けられた円錐状ボルトで、該円錐状ボルト33は、図5、図6に示すように円錐状に形成された円錐面部33Aと、該円錐面部33Aの最大径側に位置して軸方向に突出した工具係合部としての六角部33Bと、円錐面部33Aの最小径側(先端側)から軸方向に延びたおねじ部33Cとにより構成されている。
【0048】
そして、円錐状ボルト33の円錐面部33Aは、連結ピン26の凹円錐穴28とほぼ対応したテーパ角をもって軸方向に縮径して形成され、凹円錐穴28内に嵌合状態で当接している。また、円錐状ボルト33は、基端側の六角部33Bにレンチ等の工具が配置され、先端側のおねじ部33Cは連結ピン26内のボルト取付穴30に螺合する。
【0049】
そして、この状態で円錐状ボルト33は、おねじ部33Cをボルト取付穴30内に締込むことにより、円錐面部33Aが連結ピン26の凹円錐穴28に強く嵌入し、連結ピン26の拡縮部26B(凹円錐穴28)を径方向外側へと拡径させ、該拡縮部26Bをブラケット22のピン穴22A周壁面に押圧するものである。
【0050】
本実施の形態による油圧ショベルは上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベルを用いて側溝掘り作業を行う場合には、例えばオフセットシリンダ14によりロアブーム7の先端側でアッパブーム8を左,右方向に揺動させ、ロアブーム7に対してアーム10およびバケット11を左,右方向に平行移動させる。そして、アームシリンダ15によりアッパブーム8の先端側でアーム10を俯仰動させると共に、バケットシリンダ16によりアーム10の先端側でバケット11を回動させて土砂等を掘削する。
【0051】
次に、ロアブーム7とアッパブーム8とを連結する軸受装置21の組立方法について説明する。
【0052】
まず、アッパブーム8側のボス23をロアブーム7側の各ブラケット22間に配置し、ブッシュ25のピン挿嵌穴25Aとブラケット22のピン穴22Aとを芯合せし、この状態で連結ピン26を上側のブラケット22のピン穴22Aから、ブッシュ25のピン挿嵌穴25Aを介して下側のブラケット22のピン穴22Aへと下向きに挿嵌する。
【0053】
そして、このような連結ピン26の挿嵌作業時には、連結ピン26の上端側外周に一体形成した環状の鍔部26Cを上側のブラケット22の端面に当接させ、この状態で連結ピン26をブラケット22に対し抜止め状態に保持できるから、連結ピン26を下側等から支持する手間を省くことができ、作業性を高めることができる。
【0054】
次に、ピン固定機構27を構成する上,下の円錐状ボルト33を連結ピン26のボルト取付穴30に螺合することにより、円錐面部33Aを連結ピン26の凹円錐穴28に嵌合させ、この状態で円錐状ボルト33を所定の締付トルクをもって強く締付ける。
【0055】
ここで、本実施の形態では、連結ピン26の両端側に周方向に離間して軸方向に延びる複数のスリット31を形成することにより、この連結ピン26の端部側に扇形状をなす複数の拡縮部26Bを形成している。このため、前述の如く円錐状ボルト33を凹円錐穴28に締付けることにより、円錐状ボルト33からの径方向外側に向けた拡径力(締付け力)を凹円錐穴28(拡縮部26B)に対して付与することができる。
【0056】
そして、この円錐状ボルト33の拡径力により連結ピン26の拡縮部26Bを図4、図5中に示す矢示F方向へと径方向外側に拡径させ、この状態で拡縮部26Bをブラケット22のピン穴22A周壁面に強く押付けることができる。
【0057】
しかも、連結ピン26の外周側には、凹円錐穴28の最小径側と対応した位置に環状溝32を形成しているので、前述の如く円錐状ボルト33の拡径力を凹円錐穴28に付加することにより、連結ピン26の各拡縮部26Bを環状溝32側を支点として容易に拡径(弾性変形)でき、各拡縮部26Bをブラケット22のピン穴22A周壁面に広い接触面積をもって押付けることができる。
【0058】
そして、この環状溝32はブラケット22の内側端面22Bとブッシュ25のとの隙間内に配置しているので、連結ピン26の拡縮部26Bをブラケット22のピン穴22Aにのみ押付けることができ、拡縮部26Bがブッシュ25のピン挿嵌穴25Aに接触するのを防止できると共に、連結ピン26とブッシュ25との間でかじり等が発生する不具合をなくすことができる。
【0059】
かくして、本実施の形態では、アッパブーム8をロアブーム7に対して左,右方向に揺動させるときには、円錐状ボルト33の締付力によりブラケット22のピン穴22Aと連結ピン26との間に大きな摩擦力を発生させ、連結ピン26をブラケット22に対して廻止め状態に保持することができる。
【0060】
そして、円錐状ボルト33の拡径力によってブラケット22のピン穴22Aと連結ピン26との間のがた付きをなくし、ブラケット22とボス23とを円滑に相対回動させることができると共に、ブラケット22に対して連結ピン26を安定して固定でき、これらの耐久性、寿命等を高めることができる。
【0061】
従って、本実施の形態によれば、軸受装置21の組立時には、円錐状ボルト33を用いるだけで、連結ピン26をブラケット22に簡単に固定することができる。そして、図8に示す従来技術のように、スリーブ105、ボルト106およびナット107等の部材を用いる必要がなくなるので、当該軸受装置21全体の部品点数を減らすことができ、全体の組立工数を削減し、その作業性を高めることができる。
【0062】
また、ブラケット22と連結ピン26との間には、図8に示す従来技術のようにスリーブ105を設ける必要がなくなることにより、ピン穴22Aの軸方向寸法を小さく設定することが可能となる。これにより、軸受装置21全体を軸方向の小型化して形成でき、作業装置6側に取付けられる各種油圧配管等が軸受装置21と干渉する事態をなくすことができる。
【0063】
また、連結ピン26の取外し作業時には円錐状ボルト33を連結ピン26から取外すだけで、連結ピン26をブラケット22から簡単に取外すことができ、従来技術で述べたように油圧ジャッキ等の装置を用いる必要がなくなり、分解時の作業性を高めることができる。
【0064】
そして、円錐状ボルト33を連結ピン26から取外したときには、連結ピン26の上端側に設けた鍔部26Cが上側のブラケット22の端面に当接し、連結ピン26の脱落を防止することができる。これにより、円錐状ボルト33の取付け、取外し作業を行なうまでの間、連結ピン26を下側等から支持し続けておく手間を省くことができ、作業性をさらに高めることができる。
【0065】
次に、図7は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、ピン固定機構を連結ピンの下端側に配置し、この連結ピンの上端側にはブラケットと連結ピンとを径方向に貫通して延びる抜止めボルトを設けることにより、この連結ピンの上端側をブラケットに対して抜止め状態に保持する構成としたことにある。
【0066】
なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0067】
図中、41は本実施の形態に係る軸受装置で、該軸受装置41は、第1の実施の形態で述べた軸受装置21とほぼ同様に、ボス23、ブッシュ25、ピン固定機構27、上,下のブラケット42および連結ピン43によって大略構成されている。
【0068】
ここで、ブラケット42は、第1の実施の形態によるブラケット22と同様にピン穴42A、内側端面42Bおよび外側端面42Cを有している。しかし、各ブラケット42のうち上側のブラケット42の外側端面42Cには、ピン穴42Aの外周側に位置して筒状突部42Dが突設されている。
【0069】
また、連結ピン43は、第1の実施の形態による連結ピン26とほぼ同様に構成され、端面43A,43Aを有している。また、連結ピン43の下端側(一端側)には、4個の拡縮部43B(2個のみ図示)が形成されている。そして、この連結ピン43の下端側はピン固定機構27によりブラケット42に対し廻止め状態に固定されている。しかし、連結ピン43の上端側(他端側)には、第1の実施の形態によるピン固定機構27に替えて後述の抜止めボルト44が設けられている。
【0070】
44は連結ピン43の上端側に設けられた抜止め用のボルト(以下、抜止めボルトという)で、該抜止めボルト44は、ブラケット42の筒状突部42Dおよび連結ピン43を径方向に貫通して延びている。そして、抜止めボルト44は、その一端側にナット45,45が螺着されることにより、ブラケット42に一体に取付けられ、連結ピン43をブラケット42に対し抜止め状態に固定するものである。
【0071】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、連結ピン43をピン固定機構27と抜止めボルト44を用いてブラケット42に対し廻止め状態で安定して固定することができ、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0072】
なお、第1の実施の形態では、スリット31を連結ピン26の端部側に4個設ける場合を例に挙げて説明したが、これに替えて例えばスリット31を5個以上設けてもよいし、3個以下でもよい。このことは第2の実施の形態についても同様である。
【0073】
また、各実施の形態では、軸受装置21(41)をロアブーム7とアッパブーム8とのピン結合部に適用する場合を例に挙げて説明したが、これに替えて、例えばアッパブーム8とアームステー9とのピン結合部等に軸受装置を用いる構成としてもよい。
【0074】
また、各実施の形態では、軸受装置21(41)のブラケット22(42)等を上,下方向に対向配置する場合を例に挙げて説明したが、これに替えて、軸受装置のブラケット等を左,右方向に対向配置してなる例えばアーム10とバケット11との間のピン結合部等に用いる構成としてもよい。
【0075】
また、第2の実施の形態では、連結ピン43を全長に亘ってストレートに延びるストレートピンとして形成する場合を例に挙げて説明したが、これに替えて、連結ピン43の上端側には第1の実施の形態による連結ピン26と同様に環状の鍔部を一体形成し、この鍔部を上側のブラケット42に当接させる構成としてもよい。
【0076】
さらに、前記各実施の形態では、オフセットブーム式の油圧ショベルを例に挙げて説明したが、これに替えて、例えば特開平9−209399号公報等に記載されているように、ブームの基端側をスイングポスト等を用いて旋回フレームに連結した型式の油圧ショベルにも適用できるものである。
【0077】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、連結ピンの端面側にピン固定手段となる凹円錐穴およびボルト取付穴を設けると共に、連結ピンの端部側には、凹円錐穴の外周側で連結ピンの端部が拡縮径するのを許すスリットを設け、前記ボルト取付穴に円錐状ボルトを螺合することにより、該円錐状ボルトの円錐面部を凹円錐穴に嵌合させる構成としたので、軸受装置の組立時に連結ピンをブラケットのピン穴に固定するときには、円錐状ボルトを連結ピンに締付けることにより、凹円錐穴の外周側に位置する連結ピンの端部側を、スリットを介して径方向外側へと拡径させて、ブラケットのピン穴周壁に強く押付けることができ、この状態で連結ピンをブラケットに対して廻止め状態に保持することができる。
【0078】
これにより、ブラケットのピン穴と連結ピンとの間のがた付きをなくし、ブラケットとボスとを円滑に相対回動させることができる。また、軸受装置の組立時には円錐状ボルトを用いるだけで、連結ピンをブラケットに簡単に固定でき、当該軸受装置全体の部品点数を減らすことができると共に、全体の組立工数を削減し、作業性を高めることができる。
【0079】
また、連結ピンの外周側には、環状溝をブッシュとブラケットとの間に位置して設ける構成としたので、円錐状ボルトを用いて連結ピンの端部側を拡径させたときに、この拡径部分をブラケットのピン穴にのみ押付けることができ、ブッシュと連結ピンとの間でかじり等が発生するのを防止することができる。
【0080】
また、請求項2の発明は、連結ピンの外周側には凹円錐穴の最小径側に位置して環状溝を設ける構成としたので、円錐状ボルトを連結ピンの凹円錐穴に締付けるときには、連結ピンの端部側を凹円錐穴の最小径側の位置から容易に拡径させることができ、この連結ピンの拡径側をブラケットのピン穴に安定して接触させることができる。
【0081】
請求項3の発明は、凹円錐穴の最小径側とボルト取付穴との間には円錐状ボルトのうち円錐面部の最小径部側を逃がすための逃がし穴を設ける構成としたので、円錐状ボルトの締付け時には、円錐面部の最小径部側がボルト取付穴と干渉するのを逃がし穴により回避でき、円錐状ボルトの締付け作業を円滑に行なうことができる。
【0082】
さらに、請求項4の発明は、スリットを連結ピンの周方向に間隔をおいて複数個配設しているので、円錐状ボルトを連結ピンに締付けたときに、連結ピンの端部側を複数個のスリットを介して容易に拡径でき、連結ピンの拡径部分を凹円錐穴の周壁面に対しより広い接触面積をもって押付けることができる。
【0083】
さらに、請求項5の発明は、ピン固定手段を連結ピンの両端側にそれぞれ配設する構成としたので、ピン固定手段により連結ピンの両端側をそれぞれブラケットに対し安定して固定することができ、軸受装置の性能等を高めることができる。
【0084】
一方、請求項6の発明は、ピン固定手段を連結ピンの一端側に配設し、連結ピンの他端側には連結ピンをブラケットに対して抜止め状態に保持する抜止め用のボルトを設ける構成としたので、この場合についても、請求項5の発明とほぼ同様に、連結ピンの両端側をピン固定手段、廻止め用のボルトを用いてブラケットに対し安定して固定することができる。
【0085】
また、請求項7の発明は、一対のブラケットを上,下に配置し、連結ピンの鍔部を各ブラケットのうち上側のブラケットに当接させることにより、連結ピンをブラケットに対して抜止めする構成としたので、軸受装置の組立時に、連結ピンを上側のブラケットのピン穴からブッシュのピン穴を介して下側のブラケットのピン穴へと挿入したときには、連結ピンの鍔部が上側のブラケットに当接することにより連結ピンをブラケットに対して抜止め状態に保持でき、作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用されるオフセットブーム式の油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】図1に示す油圧ショベルを拡大して示す平面図である。
【図3】図2中の矢示 III−III 方向からみた軸受装置の縦断面図である。
【図4】ブラケット、連結ピンおよび円錐状ボルト等を図3中の矢示IV−IV方向から拡大してみた一部破断の平面図である。
【図5】図3中のブラケット、連結ピンおよび円錐状ボルト等を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図6】図3中の連結ピンおよび円錐状ボルトを示す分解斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態による軸受装置を図3と同様位置からみた縦断面図である。
【図8】従来技術による軸受装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
7 ロアブーム
8 アッパブーム
21,41 軸受装置
22,42 ブラケット
22A,42A ピン穴
23 ボス
25 ブッシュ
25A ピン挿嵌穴(ピン穴)
26,43 連結ピン
26A,43A 端面
26C 鍔部
27 ピン固定機構
28 凹円錐穴
29 逃がし穴
30 ボルト取付穴
31 スリット
32 環状溝
33 円錐状ボルト
33A 円錐面部
33C おねじ部
44 抜止めボルト(抜止め用のボルト)
Claims (7)
- 軸方向に離間して設けられた一対のブラケットと、該一対のブラケット間に配設されるボスと、該ボス内に設けられたブッシュと、該ブッシュ内に摺動可能に挿嵌され両端側が前記ブラケットのピン穴に挿通された連結ピンと、該連結ピンを前記ブラケットに対して廻止め状態に固定するピン固定手段とを備えてなる軸受装置において、
前記ピン固定手段は、前記連結ピンの端面側に形成され当該端面から軸方向に漸次縮径して延びる有底の凹円錐穴と、該凹円錐穴の底部側に形成されたボルト取付穴と、前記凹円錐穴に沿って前記連結ピンの軸方向に延び前記凹円錐穴の外周側で前記連結ピンの端部が拡縮径するのを許すスリットと、前記凹円錐穴内に嵌合する円錐面部を有し該円錐面部の先端側が前記ボルト取付穴に螺合するおねじ部となった円錐状ボルトとにより構成し、
前記連結ピンの外周側には前記ブッシュとブラケットとの間に位置して環状溝を設けたことを特徴とする軸受装置。 - 軸方向に離間して設けられた一対のブラケットと、該一対のブラケット間に配設されるボスと、該ボス内に設けられたブッシュと、該ブッシュ内に摺動可能に挿嵌され両端側が前記ブラケットのピン穴に挿通された連結ピンと、該連結ピンを前記ブラケットに対して廻止め状態に固定するピン固定手段とを備えてなる軸受装置において、
前記ピン固定手段は、前記連結ピンの端面側に形成され当該端面から軸方向に漸次縮径して延びる有底の凹円錐穴と、該凹円錐穴の底部側に形成されたボルト取付穴と、前記凹円錐穴に沿って前記連結ピンの軸方向に延び前記凹円錐穴の外周側で前記連結ピンの端部が拡縮径するのを許すスリットと、前記凹円錐穴内に嵌合する円錐面部を有し該円錐面部の先端側が前記ボルト取付穴に螺合するおねじ部となった円錐状ボルトとにより構成し、
前記連結ピンの外周側には前記凹円錐穴の最小径側に位置して環状溝を設けたことを特徴とする軸受装置。 - 前記凹円錐穴の最小径側とボルト取付穴との間には円錐状ボルトの円錐面部の最小径部側を逃がす逃がし穴を設けてなる請求項1または2に記載の軸受装置。
- 前記スリットは前記連結ピンの周方向に間隔をおいて複数個配設してなる請求項1,2または3に記載の軸受装置。
- 前記ピン固定手段は前記連結ピンの両端側にそれぞれ配設してなる請求項1,2,3または4に記載の軸受装置。
- 前記ピン固定手段は前記連結ピンの一端側に配設し、前記連結ピンの他端側には前記ブラケットと連結ピンとを径方向に貫通することにより前記連結ピンをブラケットに対して抜止め状態に保持する抜止め用のボルトを設けてなる請求項1,2,3または4に記載の軸受装置。
- 前記一対のブラケットを上,下に配置し、前記連結ピンは前記ボスをブラケットに対して左,右方向に回動可能に連結する構成とし、前記連結ピンの上端外周側には前記各ブラケットのうち上側のブラケットに当接することにより前記連結ピンを抜止めする鍔部を設けてなる請求項1,2,3,4,5または6に記載の軸受装置。
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