JP2003176814A - ピン結合装置 - Google Patents

ピン結合装置

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JP2003176814A
JP2003176814A JP2001377536A JP2001377536A JP2003176814A JP 2003176814 A JP2003176814 A JP 2003176814A JP 2001377536 A JP2001377536 A JP 2001377536A JP 2001377536 A JP2001377536 A JP 2001377536A JP 2003176814 A JP2003176814 A JP 2003176814A
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pin
arm
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connecting pin
coupling device
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JP2001377536A
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Michio Motokura
三千雄 本倉
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/045Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2350/00Machines or articles related to building
    • F16C2350/26Excavators

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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ピン連結部における回動部材のガ
タツキによりスラスト方向への隙間の形成を防止したピ
ン結合装置を提供することにある。 【解決手段】 一対のブーム2と同ブーム間に配した回
動部材としてのアーム3の相対回転を連結ピンにより枢
支すると共に、アーム先端部を一方のブーム側に付勢す
る弾性体に対して前記連結ピン又は付勢力調整リングに
より付勢力を付与・調整することによりアームとブーム
間に生じる隙間を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建設機械、
産業機械、土木機械において用いられるピン連結部にお
けるスラスト方向へのガタ防止構造を備えたピン結合装
置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、油圧シャベル等において用いられ
るピン連結装置は、ダスト、土砂等の塵埃が充満してい
る作業環境中において露出した状態にて使用され、外部
からの強い衝撃を受けたりする。ピン連結装置の連結部
に塵埃が浸入するのを防止するためには、Oリング、ダ
ストシールなどのシール機構が用いられているが、塵埃
がこれらのシールを通り抜けてしまうことがあり、連結
部の隙間からの侵入を充分に防げずにいる。塵埃が浸入
したピン連結部においては、回転部材間でカジリ現象を
起こし、回転部材間を早期に摩耗させてしまうことにな
る。また、外部からピン連結部に強い衝撃力を受ける
と、この衝撃力によってピン連結部で支持・支承してい
る回転部材が外方に変形したりしてスラスト方向へのガ
タを発生し易くしている。特に、ピン連結装置の製作時
における寸法誤差、組立誤差等によって生じた隙間があ
ると、この衝撃力によって隙間が更に広がり、大きなガ
タの発生原因となっている。
【0003】ガタツキやカジリなどの発生によって回転
部材間に隙間が広く形成されると、騒音、振動あるいは
摩耗等が発生することになり、最悪の場合にはピン連結
装置を破損する原因ともなっている。これらのガタツキ
やカジリ等によって広くなる隙間の間隔を調整するもの
として、実願昭56−148698号(実開昭58−5
23115号)のマイクロフィルム(以下、文献1とす
る。)、実公平7−12447号公報(以下、文献2と
する。)において、調節機能を備えたピン結合装置が提
案されている。
【0004】文献1に記載されたピン連結装置は、図7
を参照して説明すれば、一対のブラケット20,20間
にアーム21 先端のボス22に備えたブッシュ23及び
調整部材24を配し、これらの部材に挿入されるピン2
5の調整部材24側に形成したねじ部31Aには調整部
材24の端面24Dを抑えるためのプレート26がナッ
ト33により締着されている。また、ピン25のねじ部
31Aと反対側には、ピン31の回転を止めるための腕
34が固着され、腕34はブラケット20に摺接された
ロックピン35によりスライド可能に案内されている。
36はブラケット20の外側面と腕34との間において
ピン25に挿入されたスペーサであり、27はシール用
のOリングである。ナット33のねじ部に対する締め付
け量に対応して調整部材24をピン25の軸方向に沿っ
て摺動させることで、一方のブラケット20とボス22
間及びボス22と調整部材24端面間の隙間を調整する
ことができる。
【0005】文献2に記載されたピン連結装置は、図8
を参照して説明すれば、ピン25により枢支結合される
一方及び他方のピンボス部40Rと43、40Lと43
の各々の対向端面40、40B間に、軸方向Rと半径方
向Sとに分与し得る推力分与形成部40を設けて、剛弾
性環状部材42を挟み込ませている。剛弾性環状部材4
2によって、ピンボス部に対して軸方向Sへの付与力を
付加しており、前記剛弾性環状部材42を半径方向Rに
拡径させる付与力は弾性付与手段50とピン25との螺
合による締め付け量により得ることができる。
【0006】一方のピンボス部を弾性付与手段50によ
り軸方向Sへ強制移動させると、この移動に伴って推力
分与形成部40は剛弾性環状部材42を半径方向Rに拡
径して弾性力の付与作用を行う。これによって、剛弾性
環状部材42の反力エネルギは、ピンボス部の各々の対
向端面40A、40Bの間において、半径方向Rと軸方
向Sとの推力を生じ、ピン25とピンボス部40R、4
3、40Lとの嵌合関係がなす間隙による遊びを強い弾
性力Fで封じることができ、運動停止時の慣性力を極め
て短時間に減殺することができる。さらには強い弾性反
力はピンボス部に対して回転抵抗力として付与すること
にもなり、作業機の俯仰運動停止時の回転慣性力を減少
させることもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文献1
に記載されたピン連結装置では、調整部材24はナット
33によって軸方向に直接押圧されているため、ボス2
2と調整部材24間の位置関係は固定された位置関係と
なっている。このためブラケット20とボス22間及び
ボス22と調整部材24間に隙間が形成される度毎にナ
ット33を締めて調整部材24の位置を調整しなければ
ならない問題がある。また、文献2に記載されたピン連
結装置では、弾性環状部材42の弾性力でピンボス部4
0Lと43及び43と40Rとを両者が離間するように
押圧している。しかも、開先面40A、40Bの斜面上
を弾性環状部材42が摺動することによって行ってい
る。このため、ピンボス部の軸方向へ移動調整すること
のできる量は限られており、弾性環状部材42の弾性力
で行っているために押圧力もそれ程大きくすることはで
きない。また、弾性環状部材42はC型リンク形状に構
成されているので弾性環状部材の開口端から塵埃が侵入
し、ピンボス部間に塵埃が入り込んでしまう問題があ
る。
【0008】本発明は、ピン結合装置における回転部材
間からのダスト、土砂等の塵埃の浸入を防ぎ、しかも常
に一定の付勢力で回転部材間を両者が当接する方向であ
る軸方向へ付勢して隙間の発生を防止すると共に、仮
に、ガタツキ、かじり等が発生して隙間が形成されても
同隙間をなくすように調整することのできるピン結合装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の事項
を備えた本願各請求項に係わる発明により効果的に達成
される。即ち、請求項1に係わる発明は、連結ピン挿入
孔を有する一対のブラケットと、同一対のブラケット間
に配され、先端部に連結ピン挿通孔を有する回動部材
と、前記先端部の一側端面を付勢し、その他側端面を前
記ブラケットの内側面に摺接する弾性体と、及び前記連
結ピン挿入孔及び前記連結ピン挿通孔に挿入され、前記
一対のブラケット及び回動部材とを相対回転自在に枢支
する連結ピンと、を備えてなることを特徴とするピン結
合装置にある。
【0010】この発明では、弾性体の付勢力で回動部材
の先端部一側端面とブラケットの内側面とを摺接させ、
同摺接している回動部材及びブラケット面間の隙間の発
生を防止している。しかも、ブラケットとリンクとの相
対回転中或いはピン連結装置に外部から衝撃的な負荷等
が加わったことによって、ブラケット又はリンクが連結
ピンの軸方向への変形を受けたとしても、同変形に追従
して前記弾性体の変形にて対応できるので、前記摺接し
ている回動部材及びブラケット面間の隙間の発生を常に
防止することができる。このため、隙間の形成によって
生じるガタガタ音や振動の発生を低減でき、ピン結合装
置を長期に亘って使用することができるようになる。
【0011】請求項2に係わる発明は、請求項1の事項
に加えて、弾性体10の付勢力を調整する付勢力調整手
段を有してなる事項を限定したピン結合装置にある。
【0012】この発明では、付勢力調整手段により弾性
体の付勢力を調整することができるので、前記摺接して
いる回動部材及びブラケット面間に隙間が発生したとし
ても、これを減少する方向に弾性体の付勢力を調整する
ことができる。
【0013】請求項3に係わる発明は、請求項1又は2
の事項に加えて、連結ピンとブラケットとの相対的な回
動を阻止する廻止め手段を有してなる事項を限定したピ
ン結合装置にある。この発明では、連結ピンの廻り止め
固定をする廻止め手段を備えたものであるので、連結ピ
ンはブラケットに対して空回りすることが防げ、ブラケ
ットとリンクとの相対回転中やピン結合装置に衝撃的な
負荷が加わったときでも、連結ピンの弾性体に対して付
与している付勢力を低減させることがない。
【0014】請求項4に係わる発明は、請求項2又は3
の事項に加えて、付勢力調整手段が回動部材の先端部又
はブラケットに形成した螺合部に螺合する付勢力調整リ
ングよりなる事項を限定したピン結合装置にある。
【0015】この発明では、付勢力調整リングを回動部
材の先端部又はブラケットの回動部材側に形成した螺郷
部上で位置調整することによって弾性体に対して付勢力
を付与調整することができる。ブラケットとリンク間に
隙間が形成されたときには隙間が減少する方向に付勢力
調整リングを移動させることで弾性体に同隙間を減少さ
せるために必要な付勢力を付与することができる。
【0016】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施の形態に
ついて添付図面を参照しながら具体的に説明する。図1
は、本実施例によるピン結合装置が適用された油圧ショ
ベルを示し、同油圧ショベルの上部旋回体1には、掘削
作業等を行う作業装置が俯仰動可能に配置されている。
【0017】作業装置は、上部旋回体1にピン結合され
たブーム2と、同ブーム2の先端部にピン結合されたア
ーム3と、同アーム3の先端側にピン結合された作業用
部材としてのバケット4等とから概略構成されている。
これら上部旋回体1とブーム2間、ブーム2とアーム3
間、アーム3とバケット4間には、それぞれピン結合部
を介してブームシリンダ5、アームシリンダ6、バケッ
トシリンダ7が連結されており、各シリンダの作動によ
り各部材の回動操作を行っている。例えば、一対のブー
ム2とアーム3間は図2に示す軸受装置を介して相対回
転可能に結合されている。
【0018】図2において、一対のブラケットとしての
二股のブーム2は回動部材としてのアーム3先端を挟む
ように配されている。アーム3の先端部には連結ピン挿
通孔を有する一対のブッシュ8,8が密着嵌合され、ブ
ッシュ8,8内周面には連結ピン12の周囲で回転する
連結ピン挿通孔としての摺動面が形成されている。一対
のブッシュ8,8間とアーム3及び連結ピン12とで区
画される空間が油脂収容部15として形成されており、
一対のブッシュ8,8の外側面側には図示せぬシール部
材が配されている。同油脂収容部15には、アーム3の
軸方向中間部に設けられ、径方向に延びる図示せぬ給油
脂通路が連通している。
【0019】また、同給油脂通路の他端は、図示せぬ給
油脂用のニップルが着脱自在に取付けられている。二又
のブーム2のそれぞれには連結ピン挿入孔11が形成さ
れており、連結ピン12の両端部は同連結ピン嵌合孔1
1に圧着嵌合し、中央部には前記一対のブッシュ8,8
を挿入してアーム3を回転自在に支承している。また、
連結ピン12の一端部は一方のブーム2に当接し、他端
部は廻止め手段であるピン固定ボルト13及び止めナッ
ト19により抜止め固定されている。また、アーム3の
先端の一側面側は一方のブーム2に摺接し、他側面側は
付勢力調整リング14及び弾性体10を介して他方のブ
ーム2に当接している。付勢力調整リング14はアーム
先端部に形成した螺合部と螺合するリング部材として形
成されている。同付勢力調整リング14を前記螺合部上
で位置を調整することによって任意の付勢力を弾性体1
0に付与することができる。
【0020】アーム3の先端の一側面側と一方のブーム
2間及び付勢力調整リング14と弾性部材10間とは相
対回転自在に摺接している。なお、このとき弾性部材1
0としてゴム、合成樹脂等の弾性部材を用いる場合に
は、弾性体と付勢力調整リング間に耐摩耗性に優れた金
属板29等を介在させる必要がある。弾性部材10とし
て、皿ばね、スプリング等を用いるときには前記金属板
を介在させなくてもよい。
【0021】付勢力調整リング14と弾性体10の配置
関係は、弾性体10をアーム3の他側面側に当接させ付
勢力調整リング14を他方のブーム2に摺接するように
当接させるように配置してもよい。この場合には、図5
に示すように、ブーム2の連結ピン挿入孔11と連結ピ
ン12との間にリング23を配し、同リング23のアー
ム3側の端部とアーム3間に皿ばね等の弾性体10を介
在させて、連結ピン12端部に形成したボルト等の雄ね
じ部とナットとを螺合締め付けによって、弾性体10の
付勢力を調整することもできる。廻止め手段であるピン
固定ボルト13は、図2においては止めナット19によ
って、廻止めされており、同止めナット19の端面によ
ってブーム2に対してピン固定ボルト13の廻り止めを
行っている。また、図5においては、廻止め手段13は
ボルトによってブーム2に固定されるねじ固定手段17
によって廻止めされている。
【0022】ピン結合装置の組付けは、一対のブーム
2,2間にブッシュ8,8を内装したアーム3の先端を
臨ませると共に、付勢力調整リング14及び弾性体10
を配する。一方のブーム2に設けた連結ピン嵌合孔11
から連結ピン12を圧入しながら挿入し、ブッシュ8,
8、付勢力調整リング14及び弾性体10を挿入して他
方のブーム2に設けた連結ピン嵌合孔11から連結ピン
を圧入しながら他方のブーム2の外方に突出させる。こ
の状態でピン固定ボルト13を連結ピン12に形成した
ピン固定ボルト挿入孔に挿入し、他端を止めナット1
9,19により固定する。
【0023】付勢力調整リングの位置を調整することに
より、弾性体10には付勢力が付与され、アーム3の先
端の一側面側と一方のブーム2間及び付勢力調整リング
14と弾性体10間の隙間の形成を防ぐことができる。
アーム3とブーム2との相対回転中やピン結合装置に対
して外部から衝撃的な負荷等が加わった場合等におい
て、アーム又はブームに対して連結ピン12の軸方向へ
の変形力が加わったとしても、弾性体10による押圧力
で隙間の形成を阻止することができる。
【0024】図3には、第2の実施例が示されており、
連結ピン12の一端部に形成したフランジ部12Aが一
方のブーム2には当接せずに、連結ピン12の一端部に
形成したフランジ部12Aとアーム先端部の一側面側と
が弾性体10を介して当接している。このとき、アーム
先端部の他側面側は他方のブームの内側面と摺接してい
る。連結ピンの他端部側の固定は、上記図2において示
したピン固定ボルト13及びピン固定ボルト止めナット
19を用いたねじ固定手段を用いることができる。
【0025】また、図4に示すように連結ピン12の他
端部側にボルト18を形成し、同ボルト18と螺合する
ナット16により固定することもできる、このとき同ナ
ット16の周面に当接する更に別なるナット17を更に
設けナット16の周り止めとすることができる。この連
結ピン12の先端に設けたボルト18とナット16とに
より連結ピン12を固定する固定方法では、同ボルト1
8とナット16とで付勢力調整手段として構成すること
ができる。このボルト18とナット16とによる付勢力
調整手段によって弾性体の付与力を任意に調整すること
ができる。連結ピン12の先端部にボルトを形成せずに
ボルト螺合孔を形成し、同ボルト螺合孔に螺合するボル
トを用いて連結ピン12を他方にブーム2に固定するこ
ともできる。この場合には、ボルト螺合孔トボルトによ
って、付勢力調整手段が構成される。このときも同ボル
トの頭部と当接するナット又はボルトを他方にブームに
取り付けて、同ボルトの周り止めとすることが望まし
い。
【0026】アーム先端部の一側面側を押圧する弾性体
10及び付勢力調整リング14を付勢する弾性体10の
構成としては、図6に示すような各種弾性体を用いるこ
とができる。各種弾性体としては、ゴム、合成樹脂、ば
ね、スプリング等を用いることができる。ゴム、合成樹
脂を用いる場合には回転部と摺接する面側をハガネ等の
剛性、耐摩耗性のある金属板を配することが必要であ
る。また、ゴム、合成樹脂製の弾性部材をハガネ等の剛
性、耐摩耗性のある金属板を用いてサンドウィッチ状に
挟みこんだ弾性体を用いることもできる。弾性体として
のスプリングはコイルスプリング、コイルスプリングと
しては円筒状のコイルスプリング、円錐状のコイルスプ
リング、中央部の径が小さく両端の径が大きな堤型、あ
るいは中央部の径が両端部の径より大きい太鼓型のコイ
ルスプリングなどを用いることができる。
【0027】また、皿ばね、皿ばねを背中併せで重ねた
もの、など弾性体としての機能を奏するものなら弾性体
として用いることができる。ねじ固定手段で弾性体へ付
与する付勢力が調整できるばあいには、前述の付勢力調
整リングを設ける必要は特にない。上述の実施例ではア
ームの先端部は一体のものとして構成した例を示してい
るが、アームの先端部を2又状に形成し、同二股の間に
他のリンクを設けた構成とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの斜視図
【図2】ピン結合装置
【図3】ピン結合装置の他の実施例
【図4】連結ピンの固定機構
【図5】付勢力調整の他の配置図
【図6】各種弾性体
【図7】従来のピン連結装置
【図8】従来のピン連結装置
【符号の説明】
1 上部旋回体 2 ブーム 3 アーム 4 バケット 5 ブームシリンダ 6 アームシリンダ 7 バケットシリンダ 8 ブッシュ 9 連結ピン挿通孔 10 弾性体 11 連結ピン挿入孔 12 連結ピン 13 廻止め手段 14 付勢力調整リング 16 ナット 17 ねじ固定手段 18 ボルト 19 止めナット 20 ブラケット 21 アーム 22 ボス 23 リング 24 調整部材 25 ピン 29 金属板 40R,40L,43 ピンボス部 40A,40B 対向端面 42 剛弾性環状部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結ピン挿入孔11,11を有する一対
    のブラケット2,2と、 同一対のブラケット2,2間に配され、先端部に連結ピ
    ン挿通孔9を有する回動部材3と、 前記先端部の一側端面を付勢し、その他側端面を前記ブ
    ラケット2,2の内側面に摺接する弾性体10と、及び
    前記連結ピン挿入孔11,11及び前記連結ピン挿通孔
    9に挿入され、前記一対のブラケット2,2及び回動部
    材3とを相対回転自在に枢支する連結ピン12と、を備
    えてなることを特徴とするピン結合装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性体10の付勢力を調整する付勢
    力調整手段を有してなることを特徴とする請求項1記載
    のピン結合装置。
  3. 【請求項3】 前記連結ピン12と前記ブラケット2,
    2との相対的な回動を阻止する廻止め手段を有してなる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のピン結合装置。
  4. 【請求項4】前記付勢力調整手段が前記先端部又は前記
    ブラケットに形成した螺合部に螺合する付勢力調整リン
    グ14よりなることを特徴とする請求項2又は3に記載
    のピン結合装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008291530A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Caterpillar Japan Ltd 作業機械におけるピン連結構造
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