JP2001355627A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JP2001355627A
JP2001355627A JP2000180060A JP2000180060A JP2001355627A JP 2001355627 A JP2001355627 A JP 2001355627A JP 2000180060 A JP2000180060 A JP 2000180060A JP 2000180060 A JP2000180060 A JP 2000180060A JP 2001355627 A JP2001355627 A JP 2001355627A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/045Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2350/00Machines or articles related to building
    • F16C2350/26Excavators

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  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結ピンとブラケットとの間のたがつきを抑
え、両者の間に摩耗等が生じるのを防止すると共に、部
品点数を減らしてコスト削減等を図る。 【解決手段】 連結ピン26の端面26A側にはピン固
定用の凹円錐穴28およびボルト取付穴30を設ける。
また、連結ピン26のうちブラケット22のピン穴22
Aに挿通される端部側には、凹円錐穴28に沿って軸方
向に延びるスリット31を設ける。そして、ボルト取付
穴30に円錐状ボルト33を螺合し、この円錐状ボルト
33の円錐面部を凹円錐穴28に嵌合させる。この状態
で円錐状ボルト33を連結ピン26に締付けることによ
り、連結ピン26の端部側を凹円錐穴28の外周側で径
方向外側へと拡径させ、この拡径部分をブラケット22
のピン穴22A周壁に強く押付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に適用される作業装置のピン結合部に好
適に用いられる軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械にあ
っては、例えば作業装置のブーム、アームおよびバケッ
ト間をそれぞれ軸受装置により回動可能に連結し、土砂
等の掘削作業時には、これらの軸受装置によってブー
ム、アームおよびバケットをそれぞれ俯仰動(回動)さ
せる構成としている。
【0003】そして、例えばバケットとアームとの間に
設ける軸受装置は、軸方向に離間してバケット側に設け
られた一対のブラケットと、該各ブラケット間に位置し
てアームの先端側に設けられたボスと、該ボスの内周側
に設けられたブッシュと、該ブッシュ内に摺動可能に挿
嵌され両端側がブラケットのピン穴に挿通された連結ピ
ンとにより大略構成されている。
【0004】ところで、この従来技術による軸受装置で
は、連結ピンの一端側を固定ボルト等を用いてブラケッ
トに固定することにより、ブラケットを連結ピンに対し
て廻止め状態に保持する構成としている。
【0005】しかし、固定ボルトと連結ピンとの間等に
は実質的に隙間が形成され、この隙間分だけのがたつき
が生じる。このため、掘削作業時に例えば作業装置に土
砂等が衝突すると、このときの衝撃力によって連結ピン
とブラケットとの間で振動が生じ、両者の間に摩耗が発
生する等の不具合がある。
【0006】そこで、このような問題を解決する方法と
して、例えば図8に示す他の従来技術による軸受装置1
01が知られている(例えば、特表平5−501144
号公報等)。
【0007】即ち、この従来技術による軸受装置101
は、ボス102と上,下のブラケット103,103と
を中空軸体からなる連結ピン104によって相対回転可
能に連結している。また、この連結ピン104の両端側
には端面に向けて縮径するテーパ面104Aを形成し、
このテーパ面104Aとブラケット103のピン穴10
3Aとの間には、2個のスリーブ105,105を嵌入
している。
【0008】さらに、連結ピン104の内周側にはボル
ト106を挿通し、このボルト106の下側に設けられ
たナット107,107を締付けることにより、各スリ
ーブ105を、ブラケット103のピン穴103Aと連
結ピン104のテーパ面104Aとの間に締付ける構成
としている。
【0009】そして、軸受装置101の回動時には、ナ
ット107の締付け力によりスリーブ105とブラケッ
ト103との間、およびスリーブ105と連結ピン10
4との間に大きな摩擦力を与え、ブラケット103と連
結ピン104との相対回転を規制し、これによりブラケ
ット103のピン穴103Aと連結ピン104との間の
がた付きをなくし、両者間で摩耗が生じるのを防止して
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した他
の従来技術による軸受装置101は、連結ピン104を
各ブラケット103に固定するために、2個のスリーブ
105、1個のボルト106および2個のナット107
等の種々の部材が必要となり、軸受装置101全体の部
品点数が増え、コスト等が高くつくという問題がある。
【0011】また、軸受装置101の組立時には、連結
ピン104をブラケット103のピン穴103Aに挿通
した後に、スリーブ105、ボルト106およびナット
107等の各種部材を順次取付ける必要があるため、全
体の組立工数が増え、作業に多大な時間を費やしてしま
うという問題がある。
【0012】また、軸受装置101は、スリーブ105
をブラケット103のピン穴103A内に取付けるため
に、ピン穴103Aを図8に示す如く比較的大きな軸方
向寸法Lをもって形成せざるを得ず、これによって、軸
受装置101全体が軸方向に大型化してしまう。
【0013】このため、軸受装置101を、例えば作業
装置のピン結合部等に適用すると、作業装置側に取付け
られる各種の油圧配管等が軸受装置101と接触、干渉
し易くなり、軸受装置101の配置スペースを確保する
ことが難しくなるという問題がある。
【0014】また、この従来技術は、スリーブ105を
連結ピン104のテーパ面104Aおよびブラケット1
03のピン穴103Aに対して部分的に接触させている
に過ぎず、これらのスリーブ105により連結ピン10
4の両端側を各ブラケット103に対し、必ずしも安定
させて固定できないという問題がある。
【0015】さらに、軸受装置101から連結ピン10
4を取外すときには、まず、ブラケット103のピン穴
103Aと連結ピン104との間に差込まれたスリーブ
105を軸方向に抜取る必要があるが、スリーブ105
はブラケット103のピン穴103Aと連結ピン104
との間に楔状に強固に差込まれている。このため、ブラ
ケット103のピン穴103Aからスリーブ105を軸
方向に抜取る作業を手作業で行なうことは困難であり、
油圧ジャッキ等の大掛かり抜取り装置が必要になるとい
う不具合がある。
【0016】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、連結ピンとブラケット
との間のたがつきを抑え、両者の間に摩耗等が生じるの
を防止できると共に、部品点数を減らしてコスト削減等
を図ることができ、性能、信頼性等を向上でき、しかも
連結ピンを取外すときの作業性を向上できるようにした
軸受装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による軸受装置は、軸方向に離間して設
けられた一対のブラケットと、該一対のブラケット間に
配設されるボスと、該ボス内に設けられたブッシュと、
該ブッシュ内に摺動可能に挿嵌され両端側が前記ブラケ
ットのピン穴に挿通された連結ピンと、該連結ピンを前
記ブラケットに対して廻止め状態に固定するピン固定手
段とを備えている。
【0018】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記ピン固定手段は、前記連結ピンの端面側に
形成され当該端面から軸方向に漸次縮径して延びる有底
の凹円錐穴と、該凹円錐穴の底部側に形成されたボルト
取付穴と、前記凹円錐穴に沿って前記連結ピンの軸方向
に延び前記凹円錐穴の外周側で前記連結ピンの端部が拡
縮径するのを許すスリットと、前記凹円錐穴内に嵌合す
る円錐面部を有し該円錐面部の先端側が前記ボルト取付
穴に螺合するおねじ部となった円錐状ボルトとにより構
成したことにある。
【0019】このように構成したことにより、軸受装置
の組立時に連結ピンをブラケットのピン穴に固定すると
きには、円錐状ボルトを連結ピンのボルト取付穴に螺合
し、該円錐状ボルトに設けた円錐面部を連結ピンの凹円
錐穴には嵌合させる。そして、この状態で、円錐ボルト
を連結ピンに締付けることにより、凹円錐穴には円錐状
ボルトからの径方向外側に向けた拡径力(締付け力)が
付与される。
【0020】ここで、連結ピンの端部側には凹円錐穴に
沿って軸方向にスリットを設けているから、凹円錐穴の
外周側に位置する連結ピンの端部側は、前記拡径力によ
りスリットを介して径方向外側へと拡径するようにな
り、ブラケットのピン穴周壁に対して連結ピンの端部側
を強く押付けることができる。
【0021】また、請求項2の発明は、連結ピンの外周
側にはブッシュとブラケットとの間に位置して環状溝を
設ける構成としている。これにより、円錐状ボルトを用
いて連結ピンの端部側をスリットを介して拡径させたと
きに、この拡径部分をブラケットのピン穴にのみ押付け
ることができ、ブッシュの内周面に前記拡径部分が接触
するのを抑えることができる。
【0022】また、請求項3の発明は、連結ピンの外周
側には凹円錐穴の最小径側に位置して環状溝を設ける構
成としている。これにより、連結ピンのうち凹円錐穴の
最小径側と対応した部分を環状溝により薄肉に形成で
き、円錐状ボルトを連結ピンの凹円錐穴に締付けるとき
には、連結ピンの端部側を凹円錐穴の最小径側の位置か
ら容易に拡径させることができる。
【0023】請求項4の発明は、凹円錐穴の最小径側と
ボルト取付穴との間には円錐状ボルトの円錐面部の最小
径部側を逃がす逃がし穴を設ける構成といている。これ
により、円錐状ボルトの締付け時には、円錐面部の最小
径部側が凹円錐穴の底部(奥所)側に位置するボルト取
付穴と干渉するのを逃がし穴により回避することができ
る。
【0024】さらに、請求項5の発明は、スリットを連
結ピンの周方向に間隔をおいて複数個配設する構成とし
ている。この場合には、円錐状ボルトを連結ピンの凹円
錐穴に締付けることにより、連結ピンの端部側を複数個
のスリットを介して容易に拡径させることができる。
【0025】さらに、請求項6の発明は、ピン固定手段
を連結ピンの両端側にそれぞれ配設する構成としてい
る。この場合、連結ピンの両端側をピン固定手段を用い
てブラケットに対し安定して固定することができる。
【0026】一方、請求項7の発明は、ピン固定手段は
連結ピンの一端側に配設し、前記連結ピンの他端側には
ブラケットと連結ピンとを径方向に貫通することにより
前記連結ピンをブラケットに対して抜止め状態に保持す
る抜止め用のボルトを設ける構成としている。この場
合、連結ピンの一端側をピン固定手段を用いてブラケッ
トに対し廻止め状態で固定できると共に、連結ピンの他
端側を抜止め用のボルトによりブラケットに対して抜止
め状態に保持できる。
【0027】また、請求項8の発明は、一対のブラケッ
トを上,下に配置し、連結ピンはボスをブラケットに対
して左,右方向に回動可能に連結する構成とし、前記連
結ピンの上端外周側には前記各ブラケットのうち上側の
ブラケットに当接することにより前記連結ピンを抜止め
する鍔部を設ける構成としている。
【0028】これにより、軸受装置の組立時に、連結ピ
ンを上側のブラケットのピン穴からブッシュのピン穴を
介して下側のブラケットのピン穴へと挿入したときに
は、連結ピンの鍔部が上側のブラケットに当接すること
により、連結ピンをブラケットに対して抜止め状態に保
持することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
軸受装置を、オフセットブーム式の側溝掘り仕様の油圧
ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って
詳細に説明する。
【0030】ここで、図1ないし図6は本発明の第1の
実施の形態を示し、1は油圧ショベルの下部走行体、2
は該下部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体
で、該上部旋回体2は、旋回フレーム3を有し、該旋回
フレーム3上にはキャブ4およびエンジンカバー5等が
設けられている。
【0031】6は上部旋回体2の前部側に俯仰動可能に
設けられた作業装置を示し、該作業装置6は、旋回フレ
ーム3の前部側にピン結合されたロアブーム7と、該ロ
アブーム7の先端側に左,右方向(水平方向)で回動可
能にピン結合されたアッパブーム8と、該アーパブーム
8の先端側に左,右方向で回動可能にピン結合されたア
ームステー9と、該アームステー9にピン結合されたア
ーム10と、該アーム10の先端側にピン結合されたバ
ケット11とによって大略構成されている。
【0032】そして、作業装置6のロアブーム7は旋回
フレーム3との間にピン結合されたブームシリンダ12
により上,下に俯仰動される。また、ロアブーム7とア
ッパブーム8との間には、平行四辺形構造をなすリンク
13がオフセットシリンダ14と共にピン結合して設け
られている。また、オフセットシリンダ14は、アッパ
ブーム8をロアブーム7に対しリンク13を介して左,
右に回動させる構成となっている。
【0033】さらに、アッパブーム8とアーム10との
間には該アーム10を上,下に俯仰動させるアームシリ
ンダ15がピン結合して設けられ、アーム10とバケッ
ト11との間には該バケット11を上,下に回動させる
バケットシリンダ16がピン結合して設けられている。
【0034】ここで、これらの各ピン結合部には軸受装
置が装備されており、例えばロアブーム7とアッパブー
ム8とは、図3に示す軸受装置21により回動可能に結
合されている。そして、この軸受装置21は、後述のブ
ラケット22、ボス23、連結ピン26およびピン固定
機構27によって大略構成されている。
【0035】22,22はロアブーム7の先端側に軸方
向(上,下方向)に離間して突設された上,下のブラケ
ットで、該ブラケット22には、ピン穴22Aが穿設さ
れている。また、各ブラケット22は、ボス23を挟ん
で上,下で対向した端面が内側端面22B,22Bとな
り、該内側端面22Bと反対側の端面が外側端面22
C,22Cとなっている。
【0036】23はアッパブーム8の基端側に設けられ
たボスで、該ボス23は、図3に示すように、アッパブ
ーム8の上板8A、下板8Bと、これら上板8Aの後端
部と下板8Bの後端部との間に固着して設けられた筒部
材24とによって構成されている。また、このボス23
の内周側には軸方向に離間して上,下のブッシュ25,
25が嵌着して設けられ、該ブッシュ25は、内周側が
ピン挿嵌穴25Aとなっている。
【0037】26はブッシュ25のピン挿嵌穴25A内
に摺動可能に挿嵌された連結ピンで、該連結ピン26
は、軸方向の両端側に端面26A,26Aを有してい
る。そして、連結ピン26は、その両端側がブラケット
22のピン穴22Aに挿通されることにより、ボス23
をブラケット22に対して回転可能に連結するものであ
る。
【0038】ここで、連結ピン26の両端側は、後述の
スリット31によって4つに分割された部位が扇形状の
拡縮部26B,26B,…となり、これらの拡縮部26
Bは、後述の円錐状ボルト33により拡径した状態でブ
ラケット22のピン穴22A周壁面に押付けられるもの
である。
【0039】また、連結ピン26の上端側外周には環状
の鍔部26Cが一体形成され、該鍔部26Cについても
図4に示す如く各スリット31によって4分割されてい
る。そして、鍔部26Cは、図3に示すように上側のブ
ラケット22の端面に当接することにより、該連結ピン
26をブラケット22に対し抜止め状態に保持する構成
となっている。
【0040】27,27は連結ピン26をブラケット2
2に対して廻止め状態に固定するための上,下のピン固
定機構で、該ピン固定機構27は、後述の凹円錐穴2
8、ボルト取付穴30、スリット31、環状溝32およ
び円錐状ボルト33によって構成されている。
【0041】28は連結ピン26の端面26A側に開口
して設けられた凹円錐穴で、該凹円錐穴28は、連結ピ
ン26の端面26Aから軸方向に円錐状に漸次縮径して
延びる有底のテーパ穴として形成され、その底部(奥
所)側には後述の逃がし穴29が設けられている。
【0042】29は凹円錐穴28の最小径側と後述のボ
ルト取付穴30との間に位置して連結ピン26に設けら
れた逃がし穴で、該逃がし穴29は、凹円錐穴28の最
小径部分に対応する穴径をもって軸方向にストレートに
延びている。そして、逃がし穴29は、円錐状ボルト3
3の締付け時に後述する円錐面部33Aの最小径部側を
逃がし穴29内へと逃がし、この最小径部側が凹円錐穴
28の底部側と接触するのを回避するものである。
【0043】30は凹円錐穴28の底部側に位置して連
結ピン26に設けられたボルト取付穴で、該ボルト取付
穴30は、逃がし穴29よりも小さな穴径を有したねじ
穴として形成され、逃がし穴29の底部側から連結ピン
26の内部を軸方向に延びている。
【0044】31,31,…ブラケット22のピン穴2
2A内に位置して、連結ピン26の端部側に径方向に離
間して設けられた例えば4個のスリットで、これらのス
リット31は、連結ピン26の端部側を凹円錐穴28に
沿って軸方向に延び、その一端側は連結ピン26の端面
26Aに開口している。また、スリット31の他端側は
後述する環状溝32の近傍位置まで延びている。そし
て、各スリット31は、連結ピン26の端部側に扇形状
をなす4個の拡縮部26Bを形成し、これらの拡縮部2
6Bは後述の円錐状ボルト33により径方向に拡縮径さ
れるものである。
【0045】32は凹円錐穴28の最小径側に位置して
連結ピン26の端部外周側に設けられた環状溝で、該環
状溝32は、連結ピン26の外周側に全周に亘って形成
され、ブラケット22の内側端面22Bとブッシュ25
の端面との間の隙間内に配置されるものである。そし
て、環状溝32は、円錐状ボルト33の締付け時に連結
ピン26の拡縮部26Bを環状溝32側を支点として径
方向に拡縮径させるものである。
【0046】ここで、環状溝32は、図5に示すように
スリット31から軸方向に寸法ΔL分だけ間隔をおいて
配置されている。このため、環状溝32はスリット31
と交差することがなくなり、連結ピン26の環状溝32
側の剛性を高く維持できるようにしている。
【0047】33は連結ピン26のボルト取付穴30に
螺合して設けられた円錐状ボルトで、該円錐状ボルト3
3は、図5、図6に示すように円錐状に形成された円錐
面部33Aと、該円錐面部33Aの最大径側に位置して
軸方向に突出した工具係合部としての六角部33Bと、
円錐面部33Aの最小径側(先端側)から軸方向に延び
たおねじ部33Cとにより構成されている。
【0048】そして、円錐状ボルト33の円錐面部33
Aは、連結ピン26の凹円錐穴28とほぼ対応したテー
パ角をもって軸方向に縮径して形成され、凹円錐穴28
内に嵌合状態で当接している。また、円錐状ボルト33
は、基端側の六角部33Bにレンチ等の工具が配置さ
れ、先端側のおねじ部33Cは連結ピン26内のボルト
取付穴30に螺合する。
【0049】そして、この状態で円錐状ボルト33は、
おねじ部33Cをボルト取付穴30内に締込むことによ
り、円錐面部33Aが連結ピン26の凹円錐穴28に強
く嵌入し、連結ピン26の拡縮部26B(凹円錐穴2
8)を径方向外側へと拡径させ、該拡縮部26Bをブラ
ケット22のピン穴22A周壁面に押圧するものであ
る。
【0050】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、この油圧ショベルを用いて側
溝掘り作業を行う場合には、例えばオフセットシリンダ
14によりロアブーム7の先端側でアッパブーム8を
左,右方向に揺動させ、ロアブーム7に対してアーム1
0およびバケット11を左,右方向に平行移動させる。
そして、アームシリンダ15によりアッパブーム8の先
端側でアーム10を俯仰動させると共に、バケットシリ
ンダ16によりアーム10の先端側でバケット11を回
動させて土砂等を掘削する。
【0051】次に、ロアブーム7とアッパブーム8とを
連結する軸受装置21の組立方法について説明する。
【0052】まず、アッパブーム8側のボス23をロア
ブーム7側の各ブラケット22間に配置し、ブッシュ2
5のピン挿嵌穴25Aとブラケット22のピン穴22A
とを芯合せし、この状態で連結ピン26を上側のブラケ
ット22のピン穴22Aから、ブッシュ25のピン挿嵌
穴25Aを介して下側のブラケット22のピン穴22A
へと下向きに挿嵌する。
【0053】そして、このような連結ピン26の挿嵌作
業時には、連結ピン26の上端側外周に一体形成した環
状の鍔部26Cを上側のブラケット22の端面に当接さ
せ、この状態で連結ピン26をブラケット22に対し抜
止め状態に保持できるから、連結ピン26を下側等から
支持する手間を省くことができ、作業性を高めることが
できる。
【0054】次に、ピン固定機構27を構成する上,下
の円錐状ボルト33を連結ピン26のボルト取付穴30
に螺合することにより、円錐面部33Aを連結ピン26
の凹円錐穴28に嵌合させ、この状態で円錐状ボルト3
3を所定の締付トルクをもって強く締付ける。
【0055】ここで、本実施の形態では、連結ピン26
の両端側に周方向に離間して軸方向に延びる複数のスリ
ット31を形成することにより、この連結ピン26の端
部側に扇形状をなす複数の拡縮部26Bを形成してい
る。このため、前述の如く円錐状ボルト33を凹円錐穴
28に締付けることにより、円錐状ボルト33からの径
方向外側に向けた拡径力(締付け力)を凹円錐穴28
(拡縮部26B)に対して付与することができる。
【0056】そして、この円錐状ボルト33の拡径力に
より連結ピン26の拡縮部26Bを図4、図5中に示す
矢示F方向へと径方向外側に拡径させ、この状態で拡縮
部26Bをブラケット22のピン穴22A周壁面に強く
押付けることができる。
【0057】しかも、連結ピン26の外周側には、凹円
錐穴28の最小径側と対応した位置に環状溝32を形成
しているので、前述の如く円錐状ボルト33の拡径力を
凹円錐穴28に付加することにより、連結ピン26の各
拡縮部26Bを環状溝32側を支点として容易に拡径
(弾性変形)でき、各拡縮部26Bをブラケット22の
ピン穴22A周壁面に広い接触面積をもって押付けるこ
とができる。
【0058】そして、この環状溝32はブラケット22
の内側端面22Bとブッシュ25のとの隙間内に配置し
ているので、連結ピン26の拡縮部26Bをブラケット
22のピン穴22Aにのみ押付けることができ、拡縮部
26Bがブッシュ25のピン挿嵌穴25Aに接触するの
を防止できると共に、連結ピン26とブッシュ25との
間でかじり等が発生する不具合をなくすことができる。
【0059】かくして、本実施の形態では、アッパブー
ム8をロアブーム7に対して左,右方向に揺動させると
きには、円錐状ボルト33の締付力によりブラケット2
2のピン穴22Aと連結ピン26との間に大きな摩擦力
を発生させ、連結ピン26をブラケット22に対して廻
止め状態に保持することができる。
【0060】そして、円錐状ボルト33の拡径力によっ
てブラケット22のピン穴22Aと連結ピン26との間
のがた付きをなくし、ブラケット22とボス23とを円
滑に相対回動させることができると共に、ブラケット2
2に対して連結ピン26を安定して固定でき、これらの
耐久性、寿命等を高めることができる。
【0061】従って、本実施の形態によれば、軸受装置
21の組立時には、円錐状ボルト33を用いるだけで、
連結ピン26をブラケット22に簡単に固定することが
できる。そして、図8に示す従来技術のように、スリー
ブ105、ボルト106およびナット107等の部材を
用いる必要がなくなるので、当該軸受装置21全体の部
品点数を減らすことができ、全体の組立工数を削減し、
その作業性を高めることができる。
【0062】また、ブラケット22と連結ピン26との
間には、図8に示す従来技術のようにスリーブ105を
設ける必要がなくなることにより、ピン穴22Aの軸方
向寸法を小さく設定することが可能となる。これによ
り、軸受装置21全体を軸方向の小型化して形成でき、
作業装置6側に取付けられる各種油圧配管等が軸受装置
21と干渉する事態をなくすことができる。
【0063】また、連結ピン26の取外し作業時には円
錐状ボルト33を連結ピン26から取外すだけで、連結
ピン26をブラケット22から簡単に取外すことがで
き、従来技術で述べたように油圧ジャッキ等の装置を用
いる必要がなくなり、分解時の作業性を高めることがで
きる。
【0064】そして、円錐状ボルト33を連結ピン26
から取外したときには、連結ピン26の上端側に設けた
鍔部26Cが上側のブラケット22の端面に当接し、連
結ピン26の脱落を防止することができる。これによ
り、円錐状ボルト33の取付け、取外し作業を行なうま
での間、連結ピン26を下側等から支持し続けておく手
間を省くことができ、作業性をさらに高めることができ
る。
【0065】次に、図7は本発明の第2の実施の形態を
示し、本実施の形態の特徴は、ピン固定機構を連結ピン
の下端側に配置し、この連結ピンの上端側にはブラケッ
トと連結ピンとを径方向に貫通して延びる抜止めボルト
を設けることにより、この連結ピンの上端側をブラケッ
トに対して抜止め状態に保持する構成としたことにあ
る。
【0066】なお、本実施の形態では、前記第1の実施
の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0067】図中、41は本実施の形態に係る軸受装置
で、該軸受装置41は、第1の実施の形態で述べた軸受
装置21とほぼ同様に、ボス23、ブッシュ25、ピン
固定機構27、上,下のブラケット42および連結ピン
43によって大略構成されている。
【0068】ここで、ブラケット42は、第1の実施の
形態によるブラケット22と同様にピン穴42A、内側
端面42Bおよび外側端面42Cを有している。しか
し、各ブラケット42のうち上側のブラケット42の外
側端面42Cには、ピン穴42Aの外周側に位置して筒
状突部42Dが突設されている。
【0069】また、連結ピン43は、第1の実施の形態
による連結ピン26とほぼ同様に構成され、端面43
A,43Aを有している。また、連結ピン43の下端側
(一端側)には、4個の拡縮部43B(2個のみ図示)
が形成されている。そして、この連結ピン43の下端側
はピン固定機構27によりブラケット42に対し廻止め
状態に固定されている。しかし、連結ピン43の上端側
(他端側)には、第1の実施の形態によるピン固定機構
27に替えて後述の抜止めボルト44が設けられてい
る。
【0070】44は連結ピン43の上端側に設けられた
抜止め用のボルト(以下、抜止めボルトという)で、該
抜止めボルト44は、ブラケット42の筒状突部42D
および連結ピン43を径方向に貫通して延びている。そ
して、抜止めボルト44は、その一端側にナット45,
45が螺着されることにより、ブラケット42に一体に
取付けられ、連結ピン43をブラケット42に対し抜止
め状態に固定するものである。
【0071】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、連結ピン43をピン固定機構27と抜止めボ
ルト44を用いてブラケット42に対し廻止め状態で安
定して固定することができ、第1の実施の形態とほぼ同
様の作用効果を得ることができる。
【0072】なお、第1の実施の形態では、スリット3
1を連結ピン26の端部側に4個設ける場合を例に挙げ
て説明したが、これに替えて例えばスリット31を5個
以上設けてもよいし、3個以下でもよい。このことは第
2の実施の形態についても同様である。
【0073】また、各実施の形態では、軸受装置21
(41)をロアブーム7とアッパブーム8とのピン結合
部に適用する場合を例に挙げて説明したが、これに替え
て、例えばアッパブーム8とアームステー9とのピン結
合部等に軸受装置を用いる構成としてもよい。
【0074】また、各実施の形態では、軸受装置21
(41)のブラケット22(42)等を上,下方向に対
向配置する場合を例に挙げて説明したが、これに替え
て、軸受装置のブラケット等を左,右方向に対向配置し
てなる例えばアーム10とバケット11との間のピン結
合部等に用いる構成としてもよい。
【0075】また、第2の実施の形態では、連結ピン4
3を全長に亘ってストレートに延びるストレートピンと
して形成する場合を例に挙げて説明したが、これに替え
て、連結ピン43の上端側には第1の実施の形態による
連結ピン26と同様に環状の鍔部を一体形成し、この鍔
部を上側のブラケット42に当接させる構成としてもよ
い。
【0076】さらに、前記各実施の形態では、オフセッ
トブーム式の油圧ショベルを例に挙げて説明したが、こ
れに替えて、例えば特開平9−209399号公報等に
記載されているように、ブームの基端側をスイングポス
ト等を用いて旋回フレームに連結した型式の油圧ショベ
ルにも適用できるものである。
【0077】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、連結ピンの端面側にピン固定手段となる凹円錐穴
およびボルト取付穴を設けると共に、連結ピンの端部側
には、凹円錐穴の外周側で連結ピンの端部が拡縮径する
のを許すスリットを設け、前記ボルト取付穴に円錐状ボ
ルトを螺合することにより、該円錐状ボルトの円錐面部
を凹円錐穴に嵌合させる構成としたので、軸受装置の組
立時に連結ピンをブラケットのピン穴に固定するときに
は、円錐状ボルトを連結ピンに締付けることにより、凹
円錐穴の外周側に位置する連結ピンの端部側を、スリッ
トを介して径方向外側へと拡径させて、ブラケットのピ
ン穴周壁に強く押付けることができ、この状態で連結ピ
ンをブラケットに対して廻止め状態に保持することがで
きる。
【0078】これにより、ブラケットのピン穴と連結ピ
ンとの間のがた付きをなくし、ブラケットとボスとを円
滑に相対回動させることができる。また、軸受装置の組
立時には円錐状ボルトを用いるだけで、連結ピンをブラ
ケットに簡単に固定でき、当該軸受装置全体の部品点数
を減らすことができると共に、全体の組立工数を削減
し、作業性を高めることができる。
【0079】また、請求項2の発明は、環状溝をブッシ
ュとブラケットとの間に位置して設ける構成としたの
で、円錐状ボルトを用いて連結ピンの端部側を拡径させ
たときに、この拡径部分をブラケットのピン穴にのみ押
付けることができ、ブッシュと連結ピンとの間でかじり
等が発生するのを防止することができる。
【0080】また、請求項3の発明は、連結ピンの外周
側には凹円錐穴の最小径側に位置して環状溝を設ける構
成としたので、円錐状ボルトを連結ピンの凹円錐穴に締
付けるときには、連結ピンの端部側を凹円錐穴の最小径
側の位置から容易に拡径させることができ、この連結ピ
ンの拡径側をブラケットのピン穴に安定して接触させる
ことができる。
【0081】請求項4の発明は、凹円錐穴の最小径側と
ボルト取付穴との間には円錐状ボルトのうち円錐面部の
最小径部側を逃がすための逃がし穴を設ける構成とした
ので、円錐状ボルトの締付け時には、円錐面部の最小径
部側がボルト取付穴と干渉するのを逃がし穴により回避
でき、円錐状ボルトの締付け作業を円滑に行なうことが
できる。
【0082】さらに、請求項5の発明は、スリットを連
結ピンの周方向に間隔をおいて複数個配設しているの
で、円錐状ボルトを連結ピンに締付けたときに、連結ピ
ンの端部側を複数個のスリットを介して容易に拡径で
き、連結ピンの拡径部分を凹円錐穴の周壁面に対しより
広い接触面積をもって押付けることができる。
【0083】さらに、請求項6の発明は、ピン固定手段
を連結ピンの両端側にそれぞれ配設する構成としたの
で、ピン固定手段により連結ピンの両端側をそれぞれブ
ラケットに対し安定して固定することができ、軸受装置
の性能等を高めることができる。
【0084】一方、請求項7の発明は、ピン固定手段を
連結ピンの一端側に配設し、連結ピンの他端側には連結
ピンをブラケットに対して抜止め状態に保持する抜止め
用のボルトを設ける構成としたので、この場合について
も、請求項5の発明とほぼ同様に、連結ピンの両端側を
ピン固定手段、廻止め用のボルトを用いてブラケットに
対し安定して固定することができる。
【0085】また、請求項8の発明は、一対のブラケッ
トを上,下に配置し、連結ピンの鍔部を各ブラケットの
うち上側のブラケットに当接させることにより、連結ピ
ンをブラケットに対して抜止めする構成としたので、軸
受装置の組立時に、連結ピンを上側のブラケットのピン
穴からブッシュのピン穴を介して下側のブラケットのピ
ン穴へと挿入したときには、連結ピンの鍔部が上側のブ
ラケットに当接することにより連結ピンをブラケットに
対して抜止め状態に保持でき、作業性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用されるオフセ
ットブーム式の油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】図1に示す油圧ショベルを拡大して示す平面図
である。
【図3】図2中の矢示 III−III 方向からみた軸受装置
の縦断面図である。
【図4】ブラケット、連結ピンおよび円錐状ボルト等を
図3中の矢示IV−IV方向から拡大してみた一部破断の平
面図である。
【図5】図3中のブラケット、連結ピンおよび円錐状ボ
ルト等を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図6】図3中の連結ピンおよび円錐状ボルトを示す分
解斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態による軸受装置を図
3と同様位置からみた縦断面図である。
【図8】従来技術による軸受装置を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
7 ロアブーム 8 アッパブーム 21,41 軸受装置 22,42 ブラケット 22A,42A ピン穴 23 ボス 25 ブッシュ 25A ピン挿嵌穴(ピン穴) 26,43 連結ピン 26A,43A 端面 26C 鍔部 27 ピン固定機構 28 凹円錐穴 29 逃がし穴 30 ボルト取付穴 31 スリット 32 環状溝 33 円錐状ボルト 33A 円錐面部 33C おねじ部 44 抜止めボルト(抜止め用のボルト)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に離間して設けられた一対のブラ
    ケットと、該一対のブラケット間に配設されるボスと、
    該ボス内に設けられたブッシュと、該ブッシュ内に摺動
    可能に挿嵌され両端側が前記ブラケットのピン穴に挿通
    された連結ピンと、該連結ピンを前記ブラケットに対し
    て廻止め状態に固定するピン固定手段とを備えてなる軸
    受装置において、 前記ピン固定手段は、前記連結ピンの端面側に形成され
    当該端面から軸方向に漸次縮径して延びる有底の凹円錐
    穴と、該凹円錐穴の底部側に形成されたボルト取付穴
    と、前記凹円錐穴に沿って前記連結ピンの軸方向に延び
    前記凹円錐穴の外周側で前記連結ピンの端部が拡縮径す
    るのを許すスリットと、前記凹円錐穴内に嵌合する円錐
    面部を有し該円錐面部の先端側が前記ボルト取付穴に螺
    合するおねじ部となった円錐状ボルトとにより構成した
    ことを特徴とする軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記連結ピンの外周側には前記ブッシュ
    とブラケットとの間に位置して環状溝を設けてなる請求
    項1に記載の軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記連結ピンの外周側には前記凹円錐穴
    の最小径側に位置して環状溝を設けてなる請求項1に記
    載の軸受装置。
  4. 【請求項4】 前記凹円錐穴の最小径側とボルト取付穴
    との間には円錐状ボルトの円錐面部の最小径部側を逃が
    す逃がし穴を設けてなる請求項1,2または3に記載の
    軸受装置。
  5. 【請求項5】 前記スリットは前記連結ピンの周方向に
    間隔をおいて複数個配設してなる請求項1,2,3また
    は4に記載の軸受装置。
  6. 【請求項6】 前記ピン固定手段は前記連結ピンの両端
    側にそれぞれ配設してなる請求項1,2,3,4または
    5に記載の軸受装置。
  7. 【請求項7】 前記ピン固定手段は前記連結ピンの一端
    側に配設し、前記連結ピンの他端側には前記ブラケット
    と連結ピンとを径方向に貫通することにより前記連結ピ
    ンをブラケットに対して抜止め状態に保持する抜止め用
    のボルトを設けてなる請求項1,2,3,4または5に
    記載の軸受装置。
  8. 【請求項8】 前記一対のブラケットを上,下に配置
    し、前記連結ピンは前記ボスをブラケットに対して左,
    右方向に回動可能に連結する構成とし、前記連結ピンの
    上端外周側には前記各ブラケットのうち上側のブラケッ
    トに当接することにより前記連結ピンを抜止めする鍔部
    を設けてなる請求項1,2,3,4,5,6または7に
    記載の軸受装置。
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JP2013233280A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Konosuke Hirono ユニット組立体
CN117847103A (zh) * 2024-03-06 2024-04-09 宁波银球科技股份有限公司 轴承装配工装及双沟合套仪

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