JP6082849B2 - 作業車両、牽引装置の操作方法および牽引装置の組立方法 - Google Patents

作業車両、牽引装置の操作方法および牽引装置の組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、作業車両、牽引装置の操作方法および牽引装置の組立方法に関し、特に、牽引装置を有する作業車両、牽引装置の操作方法および牽引装置の組立方法に関するものである。
作業車両で牽引を行う場合、牽引ピンが用いられる。この牽引ピンは、作業車両の上下2分割のログウェイトに取り付けられる。牽引は、この牽引ピンに被牽引台車を取り付けた状態で行われる。
このような牽引ピンを用いた車両は、たとえば特開2001−10316号公報に開示されている。この公報には、トーイングトラクタの車体に配設した牽引ブラケットと、その牽引ブラケットに対して昇降可能に設けられたドローバピンと、跳ね上り防止部材とが開示されている。
牽引ブラケットは、ドローバピンを挿通するための連結穴を有する上ブラケットと下ブラケットとを有している。ドローバピンには、落下防止部材が取り付けられている。落下防止部材は、本体部と、その本体部から半径方向外側へ突出した突片とを有している。跳ね上り防止部材は、落下防止部材の本体部より大径の貫通穴と、突片を挿通可能な切欠部とを有している。
この跳ね上り防止部材の挿通穴および切欠部から落下防止部材が挿通された後、ドローバピンを回動させることによって、落下防止部材の突片が跳ね上り防止部材の切欠部の真下に位置しないように設定される。これにより、ドローバピンに跳ね上げ力が作用しても跳ね上り防止部材に突片が当接するため、ドローバピンが跳ね上げられることはなく、ドローバピンが牽引ブラケットの連結穴から抜けることはない。
特開2001−10316号公報
上記のような牽引ピンを使用する場合、牽引ピンが作業車両から落下しないように、牽引装置は以下の2つの条件を満たす必要がある。
(A)牽引ピンが作業車両に恒久的に取り付けられていること。
(B)牽引ピンを作業車両に保持する保持装置(リンチピン)が取り付けられている場合、その保持装置が作業車両から分離できないこと。
しかしながら上記文献に記載の装置では、落下防止部材の突片が跳ね上り防止部材の切欠部の真下に位置するようにドローバピンを回転させれば、ドローバピンは容易に跳ね上り防止部材から上方へ抜け落ちる。
上記(A)、(B)を満たすために、チェーン、ワイヤなどにより牽引ピン(または保持装置)を作業車両につなぐことも考えられる。しかしながら、チェーン、ワイヤなどを用いると、チェーン、ワイヤなどによって作業車両に傷が付く。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされてものであり、その目的は、牽引ピンを回転させただけでは牽引ピンをブラケットから上方へ取り外すことができず、かつ作業車両の傷付きを防止できる作業車両、牽引装置の操作方法および牽引装置の組立方法を提供することである。
本発明の作業車両は、牽引装置を有する作業車両であって、牽引ピンと、上ブラケット構造体と、下ブラケットとを備えている。牽引ピンは、柱形状の本体部と、本体部の外周面から外側へ突き出した第1突起とを有する。上ブラケット構造体は、本体部が挿入される第1貫通孔を有し、かつ第1突起の通過を規制する。下ブラケットは、上ブラケット構造体と間隔をあけて上ブラケット構造体の下に位置し、かつ牽引ピンを挿入可能な第2貫通孔を有する。牽引ピンの本体部は少なくとも第1貫通孔に挿入されており、第1突起は上ブラケット構造体よりも下方に位置している。
本発明の作業車両によれば、上ブラケット構造体は第1突起の通過を規制する。このため、第1突起が上ブラケット構造体よりも下方に位置するように牽引ピンの本体部が第1貫通孔に挿入された状態においては、牽引ピンは上ブラケット構造体に対して上側に抜けない。よって、牽引ピンを回転させただけでは牽引ピンを上ブラケット構造体から上方へ取り外すことができない。
また牽引ピンの抜け落ちを防止するためにチェーン、ワイヤなどを用いる必要がないため、作業車両の傷付きを防止することができる。
上記の作業車両において、第1貫通孔は、第1本体挿入部と、第1凹部とを有する。第1本体挿入部は、本体部の柱形状の外周形状より大きい平面形状を有する。第1凹部は、第1本体挿入部の外周に接続され、かつ第1突起の外周形状よりも小さい平面形状を有する。第2貫通孔は、第2本体挿入部と、第2凹部とを有する。第2本体挿入部は、本体部の柱形状の外周形状より大きい平面形状を有する。第2凹部は、第2本体挿入部の外周に接続され、かつ第1突起の外周形状よりも大きい平面形状を有する。
このように、上ブラケット構造体の第1凹部は、第1突起の外周形状よりも小さい平面形状を有する。このため牽引ピンの本体部が少なくとも第1本体挿入部に挿入され、第1突起が上ブラケット構造体よりも下方に位置していれば、牽引ピンを上方に引き上げても第1突起は第1凹部を通過することができない。よって、牽引ピンを回転させただけでは牽引ピンを上ブラケット構造体から上方へ取り外すことができない。
また牽引ピンの抜け落ちを防止するためにチェーン、ワイヤなどを用いる必要がないため、作業車両の傷付きを防止することができる。
上記の作業車両において、上ブラケット構造体は、第3貫通孔を有する上ブラケットと、上ブラケットの上に配置されかつ第4貫通孔を有するプレートとを有する。第3貫通孔は、本体部の柱形状の外周形状より大きい平面形状を有する第3本体挿入部と、第3本体挿入部の外周に接続されかつ第1突起の外周形状より大きい平面形状を有する第3凹部とを有する。第4貫通孔は、本体部の柱形状の外周形状より大きい平面形状を有する第4本体挿入部と、第4本体挿入部の外周に接続されかつ第1突起の外周形状より小さい平面形状を有する第4凹部と、第4本体挿入部の外周に接続されかつ第1突起の外周形状より大きい平面形状を有する第5凹部とを有する。第3本体挿入部と第4本体挿入部とは上下方向に互いに重畳して第1本体挿入部を構成しており、第3凹部と第4凹部とは上下方向に互いに重畳して第1凹部を構成している。
このように上ブラケット構造体が上ブラケットとプレートとから構成されているため、牽引ピンを上ブラケット構造体の第1貫通孔に挿入することが可能となる。
上記の作業車両において、プレートは、第4本体挿入部と第4凹部とを有する平板部と、平板部に接続され、かつ平板部から上方に突き出した回り止め部とを有する。
これにより、牽引ピンを上ブラケット構造体の第1貫通孔と下ブラケットの第2貫通孔とに挿入した状態で回転させた場合の牽引ピンの回転停止位置を回り止め部によって規定することができる。
上記の作業車両において、牽引ピンは、本体部に配置された取っ手部を含む。取っ手部は、本体部の外周面から外側へ突き出した延在部分を有する。回り止め部は、牽引ピンの本体部が第1本体挿入部と第2本体挿入部とに挿入された状態で回転されたときの延在部分の回転軌跡内に位置している。
これにより取っ手部の延在部分を回り止め部に当接させることができ、この当接位置を牽引ピンの回転停止位置として規定することができる。
上記の作業車両において、牽引ピンは、第2突起を有する。第2突起は、第1突起の上方において本体部の外周面から外側へ突き出し、かつ第1突起の外側への突き出し寸法よりも小さい突き出し寸法を有している。第1凹部は、第2突起の外周形状よりも大きい平面形状を有する。
この第2突起を第1凹部を通過させて上ブラケット構造体の下方から上方へ移動させた後に、第1凹部の真上からずれるように回転させることにより、第2突起を上ブラケット構造体の上に載置保持することが可能となる。これにより作業者は、牽引ピンを手で持つ必要がなくなるため、牽引ワイヤを両手で取り扱うことが可能となり、牽引の作業性が向上する。
上記の作業車両において、第1突起と第2突起との上下方向の間隔は、上ブラケット構造体の上下方向の厚み以上である。
これにより第2突起を上ブラケット構造体よりも上方に位置させ、かつ第1突起を上ブラケット構造体の下方に位置させることができる。このため、第2突起を上ブラケット構造体の上方位置で回転させる場合に、第1突起が上ブラケット構造体に干渉することが防止される。よって第2突起の回転を第1突起が阻害することが防止される。
上記の作業車両において、第1突起と第2突起との上下方向の間隔は、下ブラケットの上下方向の厚み以上である。
これにより第2突起を下ブラケットよりも上方に位置させ、かつ第1突起を下ブラケットの下方に位置させることができる。このため、第2突起を下ブラケットの上方位置で回転させる場合に、第1突起が下ブラケットに干渉することが防止される。よって第2突起の回転を第1突起が阻害することが防止される。
上記の作業車両において、第2突起は、第1突起に対して本体部の柱形状の軸方向に沿った真上に位置している。
これにより第1突起および第2突起の位置決めが容易となるとともに、第1凹部および第2凹部の設計が容易となる。
上記の作業車両において、第2貫通孔は、第2本体挿入部の外周に接続され、かつ第1突起の外周形状より小さく第2突起の外周形状よりも大きい平面形状を有する第6凹部を有する。第6凹部は、第2凹部に接続されている。
これにより第2突起を第2凹部内と第6凹部内との間で回転させることができる。そして第2突起を第6凹部内に位置させることにより、第1突起の真上には第6凹部が位置することになる。このため、この状態では、牽引ピンに上方への力が作用しても第1突起は下ブラケットを通過することはできず、牽引ピンの上下の振れを抑制することが可能となる。
上記の作業車両において、牽引ピンの本体部が、第2本体挿入部と第3本体挿入部とに挿入された状態で、第2突起は第2凹部および第6凹部のいずれかの内部に配置されている。
このように第2突起が第2凹部および第6凹部のいずれかの内部に配置されていることにより、牽引ピンの本体部に牽引ワイヤが取り付けられても、牽引ワイヤが第2突起に接触することが防止できる。これにより第2突起の牽引ワイヤによる損傷を防止することが可能となる。
本発明の牽引装置の操作方法は、上記のいずれかに記載の作業車両における牽引装置の操作方法であって、以下の工程を備える。
牽引ピンの本体部が第2本体挿入部と第3本体挿入部とに挿入された状態から、第2突起が第1凹部を通過して上ブラケット構造体の上方に位置するように、牽引ピンが上方へ引き上げられる。牽引ピンが上方へ引き上げられた後、本体部の柱形状の軸方向から見て第2突起が第1凹部と重畳しない位置へ移動するように、牽引ピンが上ブラケット構造体に対して回転されることにより、第2突起が上ブラケット構造体上に載置保持される。
本発明の牽引装置の操作方法によれば、第2突起を第1凹部を通過させて前記上ブラケット構造体の下方から上方へ移動させた後に、第1凹部の真上からずれるように回転させることにより、第2突起を上ブラケット構造体の上に載置保持することが可能となる。これにより作業者は、牽引ピンを手で持つ必要がなくなるため、牽引ワイヤを両手で取り扱うことが可能となり、牽引操作の作業性が向上する。
上記の牽引装置の操作方法において、第2突起が上ブラケット構造体上に載置保持された状態で、牽引ピンの下端と下ブラケットとの間に隙間が生じている。隙間が生じた状態で、軸方向から見て第2突起が第2貫通孔と重畳する位置へ移動するように、牽引ピンが上ブラケット構造体に対して回転される。牽引ピンが回転された後、第2突起が第1凹部を通過して上ブラケット構造体の下方に移動するように、かつ牽引ピンが第1貫通孔と第2貫通孔とに挿入された状態となるように、牽引ピンが下方へ引き下げられる。牽引ピンが下方へ引き下げられることにより、上記隙間を利用して牽引ワイヤのリング部に牽引ピンが通される。
このように牽引ワイヤのリング部に牽引ピンを通した後に、牽引ピンを引き下げて下ブラケットの第2貫通孔に挿入することで、牽引ワイヤのリング部が牽引ピンから抜けないようにすることができる。
上記の牽引装置の操作方法において、牽引ピンを引き下げる工程は、第1突起が第2凹部を通過して下ブラケットの下方に位置する状態になるまで牽引ピンを引き下げる工程を含む。第1突起が下ブラケットの下方に位置した状態で、軸方向から見て第1突起が第2凹部と重畳しない位置へ移動するように、牽引ピンが下ブラケットに対して回転される。
このように第1突起が第2凹部の真下からずれることで、牽引ピンに上方への力が作用しても第1突起は下ブラケットを通過することはできず、牽引ピンの上下の振れを抑制することが可能となる。
本発明の牽引装置の組立方法は、上記のいずれかに記載の作業車両における牽引装置の組立方法であって、以下の工程を備える。
プレートの第4本体挿入部が上ブラケットの第3本体挿入部の真上に位置し、かつプレートの第5凹部が上ブラケットの第3凹部の真上に位置するようにプレートが上ブラケットの上に配置される。牽引ピンの本体部がプレートの第4本体挿入部および上ブラケットの第3本体挿入部に挿通されるとともに、牽引ピンの第1突起がプレートの第5凹部および上ブラケットの第3凹部に挿通される。牽引ピンの第1突起が第5凹部および第3凹部に挿通された後に、プレートの第4凹部が上ブラケットの第3凹部の真上に位置するようにプレートが上ブラケットに対して本体部の回りに回転される。第4凹部が第3凹部の真上に位置する状態でプレートが上ブラケットに固定される。
本発明の牽引装置の組立方法によれば、プレートの第5凹部が上ブラケットの第3凹部の真上に位置することにより、牽引ピンの第1突起が上ブラケット構造体の第1貫通孔を貫通することが可能となる。牽引ピンの第1突起が上ブラケット構造体を貫通した後、プレートの第4凹部が上ブラケットの第3凹部の真上に位置することにより、牽引ピンの第1突起が上ブラケット構造体の第1貫通孔を貫通することができなくなる。これにより、牽引ピンを上ブラケット構造体および下ブラケットから外れないように取り付けることが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、牽引ピンを回転させただけでは牽引ピンをブラケットから上方へ取り外すことができず、かつ作業車両の傷付きを防止できる作業車両、牽引装置の操作方法および牽引装置の組立方法を実現することができる。
本発明の一実施の形態における作業車両の例としてホイールローダの構成を示す概略側面図である。 図1に示すホイールローダを後方から見た斜視図である。 図2に示すホイールローダに設けられる牽引装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。 上ブラケットに設けられた貫通孔の形状を説明するための平面図である。 下ブラケットに設けられた貫通孔の形状を説明するための平面図である。 プレートに設けられた貫通孔の形状を説明するための平面図である。 上ブラケットとプレートとからなる上ブラケット構造体に設けられた貫通孔の形状を説明するための平面図(A)と、上記(A)のVIIB−VIIB線に沿う断面図(B)とである。 上ブラケット構造体に設けられた貫通孔と牽引ピンとの関係を説明するための一部破断平面図である。 図3に示す牽引装置の組立方法の第1工程を示す斜視図(A)と平面図(B)とである。 図3に示す牽引装置の組立方法の第2工程を示す斜視図(A)と平面図(B)とである。 図3に示す牽引装置の組立方法の第3工程を示す斜視図(A)と平面図(B)とである。 図3に示す牽引装置の組立方法の第4工程を示す斜視図(A)と平面図(B)とである。 図3に示す牽引装置の組立方法の第5工程を示す斜視図(A)と平面図(B)とである。 図3に示す牽引装置の操作方法の第1工程を示す斜視図(A)と平面図(B)とである。 図3に示す牽引装置の操作方法の第2工程を示す斜視図(A)と平面図(B)とである。 図3に示す牽引装置の操作方法の第3工程を示す斜視図(A)と平面図(B)とである。 図3に示す牽引装置の操作方法の第4工程を示す斜視図(A)と平面図(B)とである。 図3に示す牽引装置の操作方法の第5工程を示す斜視図(A)と平面図(B)とである。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず、本発明の一実施の形態における作業車両の構成について説明する。以下、本発明の思想を適用可能な作業車両の一例としてホイールローダについて図1および図2を用いて説明する。なお本発明はホイールローダ以外に油圧ショベル、ブルドーザなどの牽引装置を有する作業車両にも適用可能である。
本例においては、運転室41内の運転席に着座したオペレータを基準として各部の位置関係について説明する。前後方向とは、運転席に着座したオペレータの前後方向をいう。左右方向(幅方向)とは、運転席に着座したオペレータの左右方向をいう。上下方向とは、運転席に着座したオペレータの上下方向をいう。
運転席に着座したオペレータに正対する方向が前方向であり、前方向に対向する方向が後方向である。運転席に着座したオペレータが正面に正対したときの右側、左側がそれぞれ右方向、左方向である。運転席に着座したオペレータの足元側が下側、頭上側が上側である。
図1は、本発明の一実施の形態における作業車両の例としてホイールローダの構成を示す概略側面図である。図2は、図1に示すホイールローダを後方から見た斜視図である。
図1に示されるように、本実施の形態のホイールローダ50は、前部フレーム42と、後部車体44と、作業機30とを主に有している。前部フレーム42の両側部の各々には前輪43aが取付けられている。後部車体44の両側部の各々には後輪43bが取付けられている。
前部フレーム42と後部車体44とは、センタピン(図示せず)により左右に作動自在に取付けられている。前部フレーム42と後部車体44とは、アーティキュレート構造を構成している。
具体的には前部フレーム42と後部車体44とは、左右一対のステアリングシリンダ(図示せず)により連結されている。この左右のステアリングシリンダが伸縮することにより、前部フレーム42と後部車体44とはセンタピンを中心として左右に作動し、操向する。前部フレーム42と後部車体44とによりホイールローダ50の車体が構成されている。
前部フレーム42の前方には作業機30が取付けられている。作業機30は、一対のブーム31と、バケット32と、一対のブームシリンダ33と、ベルクランク34と、バケットシリンダ35と、リンク36とを有している。
ブーム31が前部フレーム42に対して作動自在となるように、ブーム31の基端部が前部フレーム42に取付けられている。バケット32は、ブーム31の先端部に作動自在に取付けられている。ブームシリンダ33は、前部フレーム42とブーム31とを連結している。ブームシリンダ33が伸縮することによりブーム31が前部フレーム42に対して作動する。
ベルクランク34がブーム31に対して作動自在となるように、ベルクランク34のほぼ中央部がブーム31に支持されている。バケットシリンダ35は、ベルクランク34の基端部と前部フレーム42とを連結している。リンク36は、ベルクランク34の先端部とバケット32とを連結している。バケットシリンダ35が伸縮することによりバケット32がブーム31に対して作動する。
後部車体44の後方にはエンジン室44bが配置されている。エンジン室44bの前方には作動油タンク44aが配置されている。後部車体44は、作動油タンク44aの前方に、運転室(たとえばキャブ)41を有している。運転室41は、オペレータが内部に入ってホイールローダ50を操作するための空間を構成している。
後部車体44の後方であって下方には、カウンタウエイト1が取り付けられている。後部車体44の後方であってカウンタウエイト1の上方には、回動プレート44cが設けられている。
図2に示されるように、上記回動プレート44cは、幅方向の一方端側にて車体に回動可能に取り付けられている。この回動プレート44cを開けることにより、作業者はファンおよびラジエータにアクセスすることができる。また回動プレート44cを開けた状態において、作業者は、カウンタウエイト1に設けられた牽引装置10にアクセスすることができる。このように牽引装置10は、回動プレート44cを閉じた状態で回動プレート44cの真下に位置していてもよい。
一方、牽引装置10は、回動プレート44cの真下から後方にずれて位置していてもよい。この場合、牽引装置10は、閉じた状態の回動プレート44cから露出している。このため、作業者は回動プレート44cを開くことなく、牽引装置10にアクセスすることができる。
次に、上記ホイールローダ50に設けられた牽引装置10の構成について図3〜図8を用いて説明する。
図3は、図2に示すホイールローダに設けられる牽引装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。図4、図5および図6は、それぞれ、上ブラケット、下ブラケットおよびプレートに設けられた貫通孔の形状を説明するための平面図である。図7(A)と図7(B)とは、それぞれ、上ブラケットとプレートとからなる上ブラケット構造体に設けられた貫通孔の形状を説明するための平面図と、図7(A)のVIIB−VIIB線に沿う断面図とである。図8は、上ブラケット構造体に設けられた貫通孔と牽引ピンとの関係を説明するための一部破断平面図である。
図3に示されるように、牽引装置10は、上ブラケット2と、下ブラケット3と、プレート4と、固定部材5と、牽引ピン6とを主に有している。上ブラケット2および下ブラケット3は、カウンタウエイト1と一体化しており、カウンタウエイト1の一部である。下ブラケット3は、上ブラケット2と間隔をあけて上ブラケット2の下に位置している。
上ブラケット2と下ブラケット3との各々は、たとえば平板形状を有している。上ブラケット2と下ブラケット3とは互いに平行となるように配置されている。
上ブラケット2には、貫通孔(第3貫通孔)2aが設けられている。貫通孔2aは、上ブラケット2の上面から下面に貫通している。上ブラケット2は、上面に固定部材結合部2eを有している。この固定部材結合部2eは、たとえば雌ねじ部である。
下ブラケット3には、貫通孔(第2貫通孔)3aが設けられている。貫通孔3aは、下ブラケット3の上面から下面に貫通している。上ブラケット2の貫通孔2aと下ブラケット3の貫通孔3aとは、上下方向に互いに同心となるように配置されている。
プレート4は、たとえば金属よりなっている。プレート4は、平板部4aと、回り止め部4fとを有している。平板部4aは、平板形状よりなっている。平板部4aには、貫通孔(第4貫通孔)4bと、固定部材挿通用孔4gとが設けられている。
回り止め部4fは、平板部4aに接続され、かつ平板部4aから上方に突き出している。回り止め部4fは、たとえば2つの突片からなっている。2つの突片は、貫通孔4bを挟むように貫通孔4bの両側に配置されている。2つの突片の各々は、平面視において直線状に延びている。2つの突片は、平面視において同一の直線上に沿うように配置されている。
なお上記において平面視とは、上ブラケット2の上面に直交する方向に沿って上方から下方に向けて見た視点を意味する。
固定部材5は、プレート4を上ブラケット2に固定するためのものであり、たとえばボルトである。固定部材5は、プレート4の固定部材挿通用孔4gを通して上ブラケット2の固定部材結合部2eに結合されている。具体的には、ボルト5の雄ねじ部が雌ねじ部2eに螺合されている。これにより、プレート4は上ブラケット2に固定されている。プレート4が上ブラケット2に固定されることにより、プレート4と上ブラケット2とから上ブラケット構造体が構成されている。
プレート4が上ブラケット2に固定された状態で、上ブラケット2の貫通孔2aの真上にプレート4の貫通孔4bが位置している。上ブラケット2の貫通孔2aとプレート4の貫通孔4bとは平面視において互いに重畳している。
牽引ピン6は、本体部6aと、第1突起6bと、第2突起6cと、取っ手部6dとを主に有している。本体部6aは、柱形状を有しており、たとえば円柱形状を有している。第1突起6bおよび第2突起6cの各々は、本体部6aの外周面から外側へ突き出している。
第2突起6cは、第1突起6bの上方であって取っ手部6dの下方に位置している。第2突起6cは、第1突起6bに対して本体部6aの柱形状の軸方向に沿った真上に位置している。第2突起6cが本体部6aの外周面から外側へ突き出す突き出し寸法は、第1突起6bが本体部6aの外周面から外側へ突き出す突き出し寸法よりも小さい。
第1突起6bと第2突起6cとの上下方向の間隔は、上ブラケット構造体2、4の上下方向の厚み(上ブラケット2の厚みとプレート4の厚みとの合計)以上である。また第1突起6bと第2突起6cとの上下方向の間隔は、下ブラケット3の上下方向の厚み以上である。
取っ手部6dは、本体部6aの上端付近に取り付けられている。取っ手部6dは、矩形の枠形状の1辺中央部を切り欠いた形状を有している。その取っ手部6dの切り欠いた切欠部に本体部6aが取り付けられている。取っ手部6dは、本体部6aに対して回転可能に本体部6aに取り付けられている。
取っ手部6dは、本体部6aの外周面から外側へ突き出した延在部分6daを有している。この延在部分6daは、上記の矩形の枠形状の切欠部から両側に延びる部分である。プレート4の回り止め部4fは、牽引ピン6が貫通孔2a、3a、4bに挿入された状態で回転されたときの延在部分6daの回転軌跡内に位置している。
図4に示されるように、上ブラケット2の貫通孔2aは、本体挿入部(第3本体挿入部)2bと、凹部(第3凹部)2cと、凹部(第7凹部)2dとを有している。本体挿入部2bは、牽引ピン6の本体部6aの柱形状の外周形状より大きい平面形状を有している。本体挿入部2bは、たとえば円形状を有している。本体挿入部2bは、本体挿入部2bに牽引ピン6の本体部6aを挿入した場合、第1突起6bおよび第2突起6cのいずれも通過できない平面形状を有している。
凹部2cは、本体挿入部2bの外周に接続されて本体挿入部2bの半径R1を半径R2に拡大し、かつ第1突起6bの外周形状より大きい平面形状を有している。このため、凹部2cは、本体挿入部2bに牽引ピン6の本体部6aを挿入した場合、第1突起6bおよび第2突起6cのいずれも通過できる平面形状を有している。
凹部2dは、本体挿入部2bの外周に接続されて本体挿入部2bの半径R1を半径R3に拡大し、かつ第1突起6bの外周形状より小さく第2突起6cの外周形状よりも大きい平面形状を有している。このため、凹部2dは、本体挿入部2bに牽引ピン6の本体部6aを挿入した場合、第2突起6cは通過できるが第1突起6bは通過できない平面形状を有している。凹部2dは、凹部2cの外周にも接続されている。
図5に示されるように、下ブラケット3の貫通孔3aは、上ブラケット2の貫通孔2aと同じ形状を有している。下ブラケット3の貫通孔3aは、牽引ピン6を挿入可能である。下ブラケット3の貫通孔3aは、本体挿入部(第2本体挿入部)3bと、凹部(第2凹部)3cと、凹部(第6凹部)3dとを有している。本体挿入部3bは、牽引ピン6の本体部6aの柱形状の外周形状より大きい平面形状を有している。本体挿入部3bは、たとえば円形状を有している。本体挿入部3bは、本体挿入部3bに牽引ピンの本体部6aを挿入した場合、第1突起6bおよび第2突起6cのいずれも通過できない平面形状を有している。
凹部3cは、本体挿入部3bの外周に接続されて本体挿入部3bの半径R4を半径R5に拡大し、かつ第1突起6bの外周形状より大きい平面形状を有している。このため、凹部3cは、本体挿入部3bに牽引ピン6の本体部6aを挿入した場合、第1突起6bおよび第2突起6cのいずれも通過できる平面形状を有している。
凹部3dは、本体挿入部3bの外周に接続されて本体挿入部3bの半径R4を半径R6に拡大し、かつ第1突起6bの外周形状より小さく第2突起6cの外周形状よりも大きい平面形状を有している。このため、凹部3dは、本体挿入部3bに牽引ピン6の本体部6aを挿入した場合、第2突起6cは通過できるが第1突起6bは通過できない平面形状を有している。凹部3dは、凹部3cの外周にも接続されている。
図6に示されるように、プレート4の貫通孔(第4貫通孔)4bは、本体挿入部(第4本体挿入部)4cと、凹部(第4凹部)4dと、凹部(第5凹部)4eとを有している。本体挿入部4cは、牽引ピン6の本体部6aの柱形状の外周形状より大きい平面形状を有している。本体挿入部4cは、たとえば円形状を有している。本体挿入部4cは、本体挿入部4cに牽引ピンの本体部6aを挿入した場合、第1突起6bおよび第2突起6cのいずれも通過できない平面形状を有している。
凹部4dは、本体挿入部4cの外周に接続されて本体挿入部4cの半径R7を半径R8に拡大し、かつ第1突起6bの外周形状より小さく第2突起6cの外周形状よりも大きい平面形状を有している。このため、凹部4dは、本体挿入部4cに牽引ピン6の本体部6aを挿入した場合、第2突起6cは通過できるが第1突起6bは通過できない平面形状を有している。
凹部4eは、本体挿入部4cの外周に接続されて本体挿入部4cの半径R7を半径R9に拡大し、かつ第1突起6bの外周形状より大きい平面形状を有している。このため、凹部4eは、本体挿入部4cに牽引ピン6の本体部6aを挿入した場合、第1突起6bおよび第2突起6cのいずれも通過できる平面形状を有している。凹部4eは、凹部4dの外周に接続されていない。凹部4eは、円形の本体挿入部4cの中心に対して凹部4dの反対側に配置されている。
図7(A)に示されるように、上ブラケット2にプレート4が固定された状態において、上ブラケット2の貫通孔2aとプレート4の貫通孔4bとが平面視において重畳した平面形状が、上ブラケット構造体2、4の貫通孔(第1貫通孔)8aの平面形状となる。なお上ブラケット構造体2、4の貫通孔8aの平面形状は、図7(A)中においてハッチングを付した部分の形状である。
上ブラケット構造体2、4の貫通孔8aは、牽引ピン6の本体部6aを挿入可能である。また上ブラケット構造体2、4は、第1突起6bの通過を規制している。このため第1突起6bは、上ブラケット構造体2、4の貫通孔8aを通過することができない。
上ブラケット構造体2、4の貫通孔8aは、本体挿入部(第1本体挿入部)8bと、凹部(第1凹部)8cとを有している。本体挿入部8bは、上ブラケット2の本体挿入部2bとプレート4の本体挿入部4cとが上下方向に互いに重畳することにより構成されている。凹部8cは、上ブラケット2の凹部2cとプレート4の凹部4dとが上下方向に互いに重畳することにより構成されている。
本体挿入部8bは、牽引ピン6の本体部6aの柱形状の外周形状より大きい平面形状を有している。本体挿入部8bは、たとえば円形状を有している。本体挿入部8bは、本体挿入部8bに牽引ピンの本体部6aを挿入した場合、第1突起6bおよび第2突起6cのいずれも通過できない平面形状を有している。
凹部8cは、本体挿入部8bの外周に接続されて本体挿入部8bの半径R10を半径R11に拡大し、かつ第1突起6bの外周形状より小さく第2突起6cの外周形状よりも大きい平面形状を有している。このため図8に示されるように、凹部8cは、本体挿入部8bに牽引ピン6の本体部6aを挿入した場合、第2突起6cは通過できるが第1突起6bは通過できない平面形状を有している。
図3および図7(B)に示されるように、本体挿入部2bに対する凹部2cの突き出し方向と、本体挿入部3bに対する凹部3cの突き出し方向とは同じである。また本体挿入部2bに対する凹部2dの突き出し方向と、本体挿入部3bに対する凹部3dの突き出し方向とは同じである。このため図7(A)に示されるように、平面視において、上ブラケット2の貫通孔2aの平面形状と下ブラケット3の貫通孔3aの平面形状とは一致する。
次に、本実施の形態における牽引装置の組立方法について図9(A)、図9(B)〜図13(A)、図13(B)を用いて説明する。
図9(A)、図9(B)〜図13(A)、図13(B)は、図3に示す牽引装置の組立方法を工程順に示す斜視図と平面図とである。
図9(A)および図9(B)に示されるように、まず上ブラケット2の上にプレート4が載置される。この載置状態において、プレート4の本体挿入部4cと上ブラケット2の本体挿入部2bとが平面視において重畳し、かつプレート4の凹部4eと上ブラケット2の凹部2cとが平面視において重畳する。この載置状態では、プレート4は、上ブラケット2に載置されているだけであり、上ブラケット2に固定されていない。この載置状態で、牽引ピン6は、下方に引き下げられる。これにより、牽引ピン6の本体部6aがプレート4の本体挿入部4cと上ブラケット2の本体挿入部2bとに挿入され、かつ牽引ピン6の第1突起6bがプレート4の凹部4eと上ブラケット2の凹部2cとに挿入される。
図10(A)および図10(B)に示されるように、牽引ピン6がさらに下方に引き下げられることにより、牽引ピン6の第1突起6bおよび第2突起6cがプレート4および上ブラケット2を貫通して、上ブラケット2の下方に位置する。牽引ピン6がさらに下方に引き下げられることにより、牽引ピン6の本体部6aが下ブラケット3の本体挿入部3bに挿入され、かつ牽引ピン6の第1突起6bが下ブラケット3の凹部3cに挿入される。
図11(A)および図11(B)に示されるように、牽引ピン6の取っ手部6dがプレート4の上面に接しないように牽引ピン6を持ち上げた状態で、プレート4が上ブラケット2に対して牽引ピン6の本体部6aの回りに回転される。この回転により、プレート4の凹部4dが上ブラケット2の凹部2cと重畳する。
図12(A)および図12(B)に示されるように、プレート4が回転された後、プレート4が固定部材5によって上ブラケット2に固定される。この固定は、たとえばボルトである固定部材5が、プレート4の固定部材挿通用孔4gを通して、たとえば雌ねじ部である固定部材挿通用孔4gに螺合されることにより行われる。この後、牽引ピン6は本体部6a(図3)の軸線を中心にして回転させられる。この回転により、取っ手部6dの延在部分6daが延びる方向と回り止め部4fの延びる方向とが平行となる。なお牽引ピン6が回転された後にプレート4が上ブラケット2に固定されてもよい。
図13(A)および図13(B)に示されるように、牽引ピン6は、取っ手部6dがプレート4の上面に当接するまで引き下げられる。この状態において第2突起6cは下ブラケット3の凹部3d内に位置している。第1突起6bは下ブラケット3の下方に位置しており、かつ下ブラケット3の凹部3dの真下に位置している。
以上により、牽引装置10は組み立てられて、牽引ピン6は上ブラケット2から抜け落ちることが防止される。
次に、本実施の形態における牽引装置の操作方法について図13(A)、図13(B)〜図18(A)、図18(B)を用いて説明する。
図13(A)、図13(B)〜図18(A)、図18(B)は、図3に示す牽引装置の操作方法を工程順に示す斜視図と平面図とである。
まずは、図13(A)および図13(B)に示される状態から牽引ピン6が引き上げられる。
図14(A)および図14(B)に示されるように、牽引ピン6が引き上げられたことにより、牽引ピン6はプレート4の上面から離れる。牽引ピン6の引き上げ高さは、回り止め部4fの高さ以上である。
図15(A)および図15(B)に示されるように、牽引ピン6が回転させられる。これにより、牽引ピン6の第1突起6bは下ブラケット3の凹部3cの真下に位置する。この状態から牽引ピン6が上方へ引き上げられる。
図16(A)および図16(B)に示されるように、牽引ピン6の上方への引き上げにより、牽引ピン6の第2突起6cが上ブラケット構造体2、4の凹部8c(図8)を通過して上ブラケット構造体2、4を下から上へ貫通する。これにより、第2突起6cは、上ブラケット構造体2、4の上面よりも上方に位置する。
図17(A)および図17(B)に示されるように、第2突起6cが上ブラケット構造体2、4の上方に引き上げられた後、牽引ピン6が回転される。これにより第2突起6cは、本体部6aの軸方向から見て第2突起6cが凹部8c(図8)と重畳しない位置へ移動する。この位置においては、第2突起6cは上ブラケット構造体2、4上に載置保持される。
第2突起6cが上ブラケット構造体2、4上に載置保持された状態で、牽引ピン6の下端と下ブラケット3との間に隙間が生じている。隙間が生じた状態で、牽引ワイヤ11のリング部11aが牽引ピン6の真下領域を取り囲むように配置される。この後、上記と逆の操作が行われて、牽引ピン6が下方に引き下げられる。
図18(A)および図18(B)に示されるように、上記と逆の動作が行われることにより、牽引ワイヤ11のリング部11aに牽引ピン6が通される。このように牽引ワイヤ11のリング部11aに牽引ピン6を通した後に、牽引ピン6を引き下げて下ブラケット3の貫通孔3aに挿入することで、牽引ワイヤ11のリング部11aが牽引ピン6から抜けないようにすることができる。
以上のようにして牽引装置10に牽引ワイヤを取り付ける操作を行うことができる。
次に、本実施の形態における作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、図8に示されるように、上ブラケット構造体2、4の凹部8cは、第1突起6bの外周形状よりも小さい平面形状を有する。このため牽引ピン6の本体部6aが少なくとも上ブラケット構造体2、4の本体挿入部8bに挿入され、第1突起6bが上ブラケット構造体2、4よりも下方に位置していれば、牽引ピン6を上方に引き上げても第1突起6bは凹部8cを通過することができない。よって、牽引ピン6を回転させただけでは牽引ピン6を上ブラケット構造体2、4から上方へ取り外すことができない。
また牽引ピン6の抜け落ちを防止するためにチェーン、ワイヤなどを用いる必要がないため、チェーン、ワイヤなどによるホイールローダ50の傷付きを防止することができる。
また上ブラケット構造体2、4が上ブラケット2とプレート4とから構成されているため、図9(A)、図9(B)〜図13(A)、図13(B)に示されるように、牽引ピン6を上ブラケット構造体2、4の貫通孔8aに挿入することが可能となる。
また図3に示されるように、プレート4は、平板部4aから上方に突き出した回り止め部4fを有する。これにより図12(A)、図12(B)〜図13(A)、図13(B)に示されるように、牽引ピン6を上ブラケット構造体2、4の貫通孔8aと下ブラケット3の貫通孔3aとに挿入した状態で回転させた場合の牽引ピン6の回転停止位置を回り止め部4fによって規定することができる。
また図3に示されるように、回り止め部4fは、牽引ピン6の本体部6aが上ブラケット構造体2、4の本体挿入部8bと下ブラケット3の本体挿入部3bとに挿入された状態で回転されたときの取っ手部6dの延在部分の回転軌跡内に位置している。これにより図12(A)、図12(B)〜図13(A)、図13(B)に示されるように、取っ手部6dの延在部分を回り止め部4fに当接させることができ、この当接位置を牽引ピン6の回転停止位置として規定することができる。
また図3に示されるように、牽引ピン6の第2突起6cの外側への突き出し寸法は第1突起6bの外側への突き出し寸法よりも小さい。また図7(A)に示されるように、上ブラケット構造体2、4の凹部8cは、第2突起6cの外周形状よりも大きい平面形状を有する。図16(A)、図16(B)に示されるように、第2突起6cを凹部8cを通過させて上ブラケット構造体2、4の下方から上方へ移動させた後に、図17(A)、図17(B)に示されるように、凹部8cの真上からずれるように回転させることにより、第2突起6cを上ブラケット構造体2、4の上に載置保持することが可能となる。これにより作業者は、牽引ピン6を手で持つ必要がなくなるため、牽引ワイヤ11を両手で取り扱うことが可能となり、牽引の作業性が向上する。
また図3に示されるように、第1突起6bと第2突起6cとの上下方向の間隔は、上ブラケット構造体2、4の上下方向の厚み以上である。これにより図15(A)〜図16(A)に示されるように、第2突起6cを上ブラケット構造体2、4の上方へ移動させる際に、その第2突起6cが上ブラケット構造体2、4を下から上へ貫通するまでの間に第1突起6bが上ブラケット構造体2、4の下面に当接することはない。このため上記の第2突起6cの移動を第1突起6bが阻害することが防止される。
また図3に示されるように、第1突起6bと第2突起6cとの上下方向の間隔は、下ブラケット3の上下方向の厚み以上である。これにより第2突起6cを下ブラケット3の凹部3cの真上から回転によりずらして下ブラケット3の上に載置保持する際に、その第2突起6cの回転移動を第1突起6bが下ブラケット3に当接することで阻害することは防止される。
また図3に示されるように、第2突起6cは、第1突起6bに対して本体部6aの柱形状の軸方向に沿った真上に位置している。これにより第1突起6bおよび第2突起6cの位置決めが容易となるとともに、上ブラケット構造体2、4の凹部8cおよび下ブラケット3の凹部3cの設計が容易となる。
また図5に示されるように、下ブラケット3の凹部3dは、凹部3cに接続されている。これにより牽引ピン6の第2突起6cを凹部3c内と凹部3d内との間で回転させることができる。そして第2突起6cを凹部3d内に位置させることにより、第1突起6bの真上には凹部3dが位置することになる。このため、この状態では、牽引ピン6に上方への力が作用しても第1突起6bは下ブラケット3を通過することはできない。よって、牽引ピン6の上下の振れを抑制することが可能となる。
また図18(A)に示されるように、牽引ピン6の本体部6aが、上ブラケット構造体2、4の本体挿入部8bと下ブラケット3の本体挿入部3bとに挿入された状態で、第2突起6cは下ブラケット3の凹部3cおよび凹部3dのいずれかの内部に配置されている。これにより、牽引ピン6の本体部6aに牽引ワイヤ11が取り付けられても、牽引ワイヤ11が第2突起6cに接触することが防止できる。これにより第2突起6cの牽引ワイヤ11による損傷を防止することが可能となる。
また図17(A)に示されるように、第2突起6cが上ブラケット構造体2、4上に載置保持された状態で、牽引ピン6の下端と下ブラケット3との間に隙間が生じている。隙間が生じた状態で、軸方向から見て第2突起6cが上ブラケット構造体2、4の凹部8cと重畳する位置へ移動するように、牽引ピン6が上ブラケット構造体2、4に対して回転される。図18(A)に示されるように牽引ピン6が回転された後、第2突起6cが上記凹部8cを通過して上ブラケット構造体2、4の下方に移動するように、かつ牽引ピン6の本体部6aが上ブラケット構造体2、4の本体挿入部8bと下ブラケット3の本体挿入部3bとに挿入された状態となるように、牽引ピン6が下方へ引き下げられる。牽引ピン6が下方へ引き下げられることにより、上記隙間を利用して牽引ワイヤ11のリング部11aに牽引ピン6が通される。このように牽引ワイヤ11のリング部11aに牽引ピン6を通した後に、牽引ピン6を引き下げて下ブラケット3の貫通孔3aに挿入することで、牽引ワイヤ11のリング部11aが牽引ピン6から抜けないようにすることができる。
また図13(A)、図13(B)に示されるように、牽引ピン6の取っ手部6dがプレート4の上面に当接するまで牽引ピン6が引き下げられた後に、軸方向から見て第1突起6bが下ブラケット3の凹部3cと重畳しない位置へ移動するように、牽引ピン6が下ブラケット3に対して回転される。このように第1突起6bが凹部3cの真下からずれることで、牽引ピン6に上方への力が作用しても第1突起6bは下ブラケット3の貫通孔3aを通過することはできない。よって、牽引ピン6の上下の振れを抑制することが可能となる。
また図9(A)、図9(B)に示されるように、牽引装置10の組立時には、プレート4の凹部4eが上ブラケット2の凹部2cの真上に位置する。これにより図10(A)に示されるように、牽引ピン6の第1突起6bが上ブラケット構造体2、4の貫通孔8aを貫通することが可能となる。牽引ピン6が上ブラケット2を貫通した後、図11(A)、図11(B)に示されるように、プレート4の凹部4dが上ブラケット2の凹部2cの真上に位置することにより、牽引ピン6の第1突起6bが上ブラケット構造体2、4の貫通孔8aを貫通することができなくなる。これにより、牽引ピン6を上ブラケット構造体2、4および下ブラケット3から外れないように取り付けることが可能となる。
本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 カウンタウエイト、2 上ブラケット、2a,3a,4b,8a 貫通孔、2b,3b,4c,8b 本体挿入部、2c,2d,3c,3d,4d,4e,8c 凹部、2e 雌ねじ部、3 ブラケット、4 プレート、4a 平板部、4f 回り止め部、4g 固定部材挿通用孔、5 ボルト(固定部材)、6 牽引ピン、6a 本体部、6b 第1突起、6c 第2突起、6d 取っ手部、6da 在部分、10 牽引装置、11 牽引ワイヤ、11a リング部、30 作業機、31 ブーム、32 バケット、33 ブームシリンダ、34 ベルクランク、35 バケットシリンダ、36 リンク、41 運転室、42 前部フレーム、43a 前輪、43b 後輪、44 後部車体、44a 作動油タンク、44b エンジン室、44c 回動プレート、50 ホイールローダ。

Claims (13)

  1. 牽引装置を有する作業車両であって、
    柱形状の本体部と、前記本体部の外周面から外側へ突き出した第1突起とを有する牽引ピンと、
    前記本体部が挿入される第1貫通孔を有し、かつ前記第1突起の通過を規制する上ブラケット構造体と、
    前記上ブラケット構造体と間隔をあけて前記上ブラケット構造体の下に位置し、かつ前記牽引ピンを挿入可能な第2貫通孔を有する下ブラケットとを備え、
    前記牽引ピンの前記本体部は少なくとも前記第1貫通孔に挿入されており、前記第1突起は前記上ブラケット構造体よりも下方に位置しており、
    前記第1貫通孔は前記第1突起が通過できない平面形状を有し、
    前記第1貫通孔は、
    前記本体部の前記柱形状の外周形状より大きい平面形状を有する第1本体挿入部と、
    前記第1本体挿入部の外周に接続され、かつ前記第1突起の外周形状よりも小さい平面形状を有する第1凹部とを有し、
    前記第2貫通孔は、
    前記本体部の前記柱形状の外周形状より大きい平面形状を有する第2本体挿入部と、
    前記第2本体挿入部の外周に接続され、かつ前記第1突起の外周形状よりも大きい平面形状を有する第2凹部とを有し、
    前記上ブラケット構造体は、第3貫通孔を有する上ブラケットと、前記上ブラケットの上に配置されかつ第4貫通孔を有するプレートとを有し、
    前記第3貫通孔は、前記本体部の前記柱形状の外周形状より大きい平面形状を有する第3本体挿入部と、前記第3本体挿入部の外周に接続されかつ前記第1突起の外周形状より大きい平面形状を有する第3凹部とを有し、
    前記第4貫通孔は、前記本体部の前記柱形状の外周形状より大きい平面形状を有する第4本体挿入部と、前記第4本体挿入部の外周に接続されかつ前記第1突起の外周形状より小さい平面形状を有する第4凹部と、前記第4本体挿入部の外周に接続されかつ前記第1突起の外周形状より大きい平面形状を有する第5凹部とを有し、
    前記第3本体挿入部と前記第4本体挿入部とは上下方向に互いに重畳して前記第1本体挿入部を構成しており、前記第3凹部と前記第4凹部とは上下方向に互いに重畳して前記第1凹部を構成している、作業車両。
  2. 前記プレートは、
    前記第4本体挿入部と前記第4凹部とを有する平板部と、
    前記平板部に接続され、かつ前記平板部から上方に突き出した回り止め部とを有する、請求項に記載の作業車両。
  3. 前記牽引ピンは、前記本体部に配置された取っ手部を含み、
    前記取っ手部は、前記本体部の前記外周面から外側へ突き出した延在部分を有し、
    前記回り止め部は、前記牽引ピンの前記本体部が前記第1本体挿入部と前記第2本体挿入部とに挿入された状態で回転されたときの前記延在部分の回転軌跡内に位置している、請求項に記載の作業車両。
  4. 前記牽引ピンは、第2突起を有し、
    前記第2突起は、前記第1突起の上方において前記本体部の外周面から外側へ突き出し、かつ前記第1突起の外側への突き出し寸法よりも小さい突き出し寸法を有しており、
    前記第1凹部は、前記第2突起の外周形状よりも大きい平面形状を有する、請求項のいずれか1項に記載の作業車両。
  5. 前記第1突起と前記第2突起との上下方向の間隔は、前記上ブラケット構造体の前記上下方向の厚み以上である、請求項に記載の作業車両。
  6. 前記第1突起と前記第2突起との上下方向の間隔は、前記下ブラケットの前記上下方向の厚み以上である、請求項またはに記載の作業車両。
  7. 前記第2突起は、前記第1突起に対して前記本体部の前記柱形状の軸方向に沿った真上に位置している、請求項のいずれか1項に記載の作業車両。
  8. 前記第2貫通孔は、前記第2本体挿入部の外周に接続され、かつ前記第1突起の外周形状より小さく前記第2突起の外周形状よりも大きい平面形状を有する第6凹部を有し、
    前記第6凹部は、前記第2凹部に接続されている、請求項のいずれか1項に記載の作業車両。
  9. 前記牽引ピンの前記本体部が、前記第2本体挿入部と前記第3本体挿入部とに挿入された状態で、前記第2突起は前記第2凹部および前記第6凹部のいずれかの内部に配置されている、請求項に記載の作業車両。
  10. 請求項のいずれか1項に記載の作業車両における牽引装置の操作方法であって、
    前記牽引ピンの前記本体部が前記第2本体挿入部と前記第3本体挿入部とに挿入された状態から、前記第2突起が前記第1凹部を通過して前記上ブラケット構造体の上方に位置するように、前記牽引ピンを上方へ引き上げる工程と、
    前記牽引ピンを上方へ引き上げた後、前記本体部の前記柱形状の軸方向から見て前記第2突起が前記第1凹部と重畳しない位置へ移動するように、前記牽引ピンを前記上ブラケット構造体に対して回転させることにより、前記第2突起を前記上ブラケット構造体上に載置保持する工程とを備えた、牽引装置の操作方法。
  11. 前記第2突起が前記上ブラケット構造体上に載置保持された状態で、前記牽引ピンの下端と前記下ブラケットとの間に隙間が生じており、
    前記隙間が生じた状態で、前記軸方向から見て前記第2突起が前記第2貫通孔と重畳する位置へ移動するように、前記牽引ピンを前記上ブラケット構造体に対して回転させる工程と、
    前記牽引ピンを回転させた後、前記第2突起が前記第1凹部を通過して前記上ブラケット構造体の下方に移動するように、かつ前記牽引ピンが前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とに挿入された状態となるように、前記牽引ピンを下方へ引き下げる工程とをさらに備え、
    前記牽引ピンを下方へ引き下げることにより、前記隙間を利用して牽引ワイヤのリング部に前記牽引ピンが通される、請求項10に記載の牽引装置の操作方法。
  12. 前記牽引ピンを引き下げる工程は、前記第1突起が前記第2凹部を通過して前記下ブラケットの下方に位置する状態になるまで前記牽引ピンを引き下げる工程を含み、
    前記第1突起が前記下ブラケットの下方に位置した状態で、前記軸方向から見て前記第1突起が前記第2凹部と重畳しない位置へ移動するように、前記牽引ピンを前記下ブラケットに対して回転させる工程をさらに備えた、請求項11に記載の牽引装置の操作方法。
  13. 請求項のいずれか1項に記載の作業車両における牽引装置の組立方法であって、
    前記プレートの前記第4本体挿入部が前記上ブラケットの前記第3本体挿入部の真上に位置し、かつ前記プレートの前記第5凹部が前記上ブラケットの前記第3凹部の真上に位置するように前記プレートを前記上ブラケットの上に配置する工程と、
    前記牽引ピンの前記本体部を前記プレートの前記第4本体挿入部および前記上ブラケットの前記第3本体挿入部に挿通するとともに、前記牽引ピンの前記第1突起を前記プレートの前記第5凹部および前記上ブラケットの前記第3凹部に挿通する工程と、
    前記牽引ピンの前記第1突起を前記第5凹部および前記第3凹部に挿通させた後に、前記プレートの前記第4凹部が前記上ブラケットの前記第3凹部の真上に位置するように前記プレートを前記上ブラケットに対して前記本体部の回りに回転させる工程と、
    前記第4凹部が前記第3凹部の真上に位置する状態で前記プレートを前記上ブラケットに固定する工程とを備えた、牽引装置の組立方法。
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