JP2001010316A - トーイングトラクタの連結装置 - Google Patents

トーイングトラクタの連結装置

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JP2001010316A
JP2001010316A JP11185897A JP18589799A JP2001010316A JP 2001010316 A JP2001010316 A JP 2001010316A JP 11185897 A JP11185897 A JP 11185897A JP 18589799 A JP18589799 A JP 18589799A JP 2001010316 A JP2001010316 A JP 2001010316A
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towing tractor
rotation restricting
drawbar
towing
pin
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JP11185897A
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English (en)
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Teruo Fujimoto
輝雄 藤本
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被牽引台車側の種々のドローバ連結部構造に
適応でき,かつドローバピンの抜け防止機能を有すると
共に従来のリンク機構に比べて簡素な構造で低コストで
製造可能なトーイングトラクタの連結装置を提供するこ
と。 【解決手段】 車体7に配設した牽引ブラケット2と,
これに対して昇降可能に設けたドローバピン3とを有す
るトーイングトラクタの連結装置1である。牽引ブラケ
ット2は,ドローバピン挿通用の連結穴を設けた上下一
対の上プレート22及び下プレート23を有する。ドロ
ーバピン3には,その上部側に,本体部41とこれから
突出させた突片42とを有する落下防止部材4を配設し
てある。上プレート22の上方には,上記本体部41よ
り大径の挿通穴51と上記突片42を挿通可能な切欠部
52とが設けられた跳ね上り防止部材5を配設してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,ドローバピンの抜け防止機能を
有するトーイングトラクタの連結装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来,図10に示すごとく,トーイングト
ラクタの連結装置9は,車体7に配設した牽引ブラケッ
ト2と,これに対して昇降可能に設けたドローバピン3
とを有する。また,連結装置9は,車体7とドローバピ
ン3との間を連結するリンク部品951,952とを有
する。リンク部品951,952は,車体7とリンク部
品951との枢着点をA点,リンク部品951とリンク
部品952との枢着点をB点,リンク部品952とドロ
ーバピン3との枢着点をC点とすると,ドローバピン3
を降下させた状態において,A点とC点とを結ぶ基準線
Dよりも下方にB点が位置するよう,構成されている。
【0003】連結装置9においては,リンク部品951
の自重により,予めB点を基準線Dよりも下方に位置さ
せておく。この状態で,ドローバピン3を跳ね上げるよ
うな力が働き,ドローバピン3が上昇して,C点とA点
との距離が縮まろうとすると,B点が基準線Dからさら
に下方へ遠ざかろうとする。しかし,B点の移動は,車
体7により制止される。そのため,それ以上,B点が基
準線Dから遠ざかることはできないので,ドローバピン
3が牽引ブラケット2から抜ける前の段階で,ドローバ
ピン3の上昇を制止することができる。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のト
ーイングトラクタの連結装置においては,次の問題があ
る。即ち,連結装置9は,ドローバピン3の抜けを防止
するために,上記のごときリンク機構を必要とする。そ
のため,連結装置の構造を簡素化することは困難であ
る。また,リンク部品951,952の製造や連結等に
手間取るので,連結装置の製造コストを低減することも
困難である。
【0005】これを解決するため,リンクを用いること
なくピンの抜けを防止する方法が提案されている。実開
昭58−157706号には,トラクションピン(ドロ
ーバピン)よりも大径の装着孔に挿通したトラクション
ピンを,装着部に設けた抜け止め部の下方に位置するま
で車両後方に向かって滑り落とし,抜け止め部によりト
ラクションピンの跳ね上りを規制する方法が示されてい
る。しかし,この方法においては,トラクションピンに
対して車両前方に向かって押圧する力がかかると,トラ
クションピンが抜け止め部から簡単に外れてしまう。そ
のため,このときに,トラクションピンに跳ね上げるよ
うな力が働くと,トラクションピンが装着部から抜けて
しまうおそれがある。
【0006】また,特開平6−127227号には,係
止ピン(ドローバピン)の頂部に固定したガイドレバー
を機体の斜面部に沿って滑り落とすことにより,係止ピ
ンの中間部に設けた抜け止めストッパを,係止孔に設け
たストッパ溝と対面させないようにして,係止ピンの跳
ね上りを規制する方法が示されている。しかし,この方
法は,抜け止めストッパと干渉しないような,例えばワ
イヤ等によるドローバ連結部を持つ被牽引台車には適用
が可能であるが,平鋼材の先端部に係止ピンと略同径の
連結穴を設けた通常のドローバ連結部を持つ被牽引台車
には適用が困難である。
【0007】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,被牽引台車側の種々のドローバ連結部構
造に適応でき,かつドローバピンの抜け防止機能を有す
ると共に従来のリンク機構に比べて簡素な構造で低コス
トで製造可能なトーイングトラクタの連結装置を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,トーイン
グトラクタの車体に配設した牽引ブラケットと,該牽引
ブラケットに対して昇降可能に設けたドローバピンとを
有するトーイングトラクタの連結装置において,上記牽
引ブラケットは,上記ドローバピンを挿通するための連
結穴を設けた上下一対の上プレート及び下プレートを有
しており,上記ドローバピンには,その上部側に,本体
部と該本体部から上記ドローバピンの半径方向外側に向
かって突出させた突片とを有する落下防止部材を配設し
てあり,また,上記上プレートの上方には,上記落下防
止部材の上記本体部より大径の挿通穴と上記突片を挿通
可能な切欠部とが設けられた跳ね上り防止部材を配設し
てなることを特徴とするトーイングトラクタの連結装置
にある。
【0009】本発明において最も注目すべきことは,ド
ローバピンには落下防止部材を,上プレートの上方には
跳ね上り防止部材を設けてあることである。
【0010】牽引ブラケットの連結穴にドローバピンを
挿通するに当たっては,上記落下防止部材の本体部及び
突片を,それぞれ上記跳ね上り防止部材の挿通穴及び切
欠部に挿通させる。そして,上記落下防止部材を上記跳
ね上り防止部材と上記上プレートとの間に位置させる。
次いで,ドローバピンを回動させて,上記落下防止部材
を上記上プレートの上面に載置する。なお,ドローバピ
ンの回動は,オペレータが行ってもよいし,ドローバピ
ンの自重を利用して行ってもよい。
【0011】次に,本発明の作用につき説明する。本発
明においては,上記跳ね上り防止部材の挿通穴及び切欠
部から上記落下防止部材を挿通した後,ドローバピンを
回動させることによって,上記落下防止部材の突片が上
記跳ね上り防止部材の切欠部の真下に位置しないように
することができる。そのため,ドローバピンに跳ね上げ
るような力が働いても,上記跳ね上り防止部材に上記突
片が当接するため,それ以上,ドローバピンが跳ね上げ
られることはなく,ドローバピンが牽引ブラケットの連
結穴から抜けることもない。
【0012】また,上記連結装置は,上記落下防止部材
及び跳ね上り防止部材により,ドローバピンの抜けを防
止できる。そのため,従来例に示したような複雑なリン
ク機構を設ける必要がないので,連結装置の構造を簡素
化できる。また,上記落下防止部材及び跳ね上り防止部
材は,相互に連結させることなく個別に設けることがで
きるので,連結装置を低コストで製造できる。
【0013】次に,請求項2の発明のように,上記上プ
レートの上面には,上記突片の回動を規制する回動規制
部材を立設してあることが好ましい。この場合には,上
記突片を回動規制部材に干渉させて,突片の回動を規制
できる。そのため,上記ドローバピンに振動が付与され
ても,上記跳ね上り防止部材の切欠部の真下に上記突片
が位置することを防止できる。それ故,上記ドローバピ
ンが上記牽引ブラケットの連結穴から抜けることを確実
に防止できる。
【0014】次に,請求項3の発明のように,上記回動
規制部材は,少なくとも上記跳ね上り防止部材の上記切
欠部と略同心円上の位置に立設してあることが好まし
い。この場合には,回動規制部材は,上記ドローバピン
が回動したときに上記突片が回動する軌道上に位置す
る。そのため,突片の回動を確実に防止できる。
【0015】次に,請求項4の発明のように,上記回動
規制部材の上端面は,上記切欠部に対面する位置を頂部
として下方向に傾斜したテーパ面をなすことが好まし
い。この場合には,上記突片が上記切欠部に挿通される
と,上記突片が上記ドローバピンの自重を受けて回動規
制部材の上端面に沿って滑り落ちる。そのため,オペレ
ータにドローバピンを回動させることなく,突片の載置
位置を上記切欠部の真下からズラすことができる。
【0016】また,たとえ,上記突片が上記回動規制部
材の上端面に一時的に載ってしまったとしても,上記切
欠部の真下に上記突片が安定的に位置することはないの
で,上記ドローバピンが上記牽引ブラケットの連結穴か
ら抜けることを一層確実に防止できる。また,突片の回
動が規制される位置に,上記突片を自動的に復帰させる
ことができる。
【0017】次に,請求項5の発明のように,上記回動
規制部材は,断面略円状又は断面略円弧状に形成されて
いることが好ましい。この場合には,上記突片の回動が
規制される位置まで,上記突片をスムーズに復帰させる
ことができる。
【0018】次に,請求項6の発明のように,上記回動
規制部材のテーパ面の端部には,垂直方向に形成された
垂直面を設けてあることが好ましい。この場合には,垂
直面に上記突片を係止させることができるので,振動等
により回動規制部材の上端面に上記突片が乗り上げるこ
とを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるトーイングトラクタの連結
装置につき,図1〜図5を用いて説明する。本例のトー
イングトラクタの連結装置1は,図5に示すごとく,ト
ーイングトラクタの車体7に配設した牽引ブラケット2
と,牽引ブラケット2に対して昇降可能に設けた円柱状
のドローバピン3とを有する。上記牽引ブラケット2
は,上記車体7に取り付ける取付プレート21を有する
と共に,ドローバピン3を挿通するための円形の連結穴
220,230を設けた上下一対の上プレート22及び
下プレート23を有している。
【0020】上記ドローバピン3には,図1(a)に示
すごとく,その上部側に,落下防止部材4を配設してあ
る。落下防止部材4は,ドローバピン3の外周部に設け
られた本体部41と,本体部41からドローバピン3の
半径方向外側に向かって突出させた突片42とを有す
る。突片42は2つ設けてあり,互いにドローバピン3
の軸芯を中心として約180度離れた位置に設けられて
いる。なお,図中の符号37は,ドローバピンの取手部
である。
【0021】また,上記上プレート22の上方には,図
1(b),図2に示すごとく,跳ね上り防止部材5を配
設してある。跳ね上り防止部材5には,落下防止部材4
の本体部41より大径の挿通穴51と,突片42を挿通
可能な切欠部52とが設けられている。切欠部52は2
つ設けてあり,互いに挿通穴51の中心を中心として約
180度離れた位置に設けられている。なお,図中の符
号53は,跳ね上り防止部材を固定するためのボルトで
ある。
【0022】また,上記上プレート22の上面221に
は,図1(b),図2に示すごとく,突片42の回動を
規制する回動規制部材6を立設してある。回動規制部材
6は,跳ね上り防止部材5の切欠部52と同心円S上に
位置している。ここで,同心円Sとは,円の中心が跳ね
上り防止部材5の挿通穴51の中心と上プレート22の
連結穴220の中心とを結ぶ直線上にあり,円の半径が
跳ね上り防止部材5の挿通穴51の中心から切欠部52
までの距離と等しい円をいう。
【0023】また,上記回動規制部材6は断面半円状に
形成された半割の円筒形状であり,その上端面61は,
切欠部52に対面する位置を頂部として下方向に傾斜し
たテーパ面となっている。また,回動規制部材6のテー
パ面の端部には,垂直方向に形成された垂直面62を設
けてある。
【0024】上記連結装置1を用いて被牽引台車8を連
結するにあたっては,次の手順で行う。まず,トーイン
グトラクタの車体7を運転して,上下のプレート間の間
隙部に,被牽引台車8のトーバー81(ドローバ連結
部)を挿入する。次いで,図3(a)に示すごとく,落
下防止部材4の突片42を,跳ね上り防止部材5の切欠
部52の上方に位置させる。そして,その状態で,図3
(b)に示すごとく,跳ね上り防止部材5の挿通穴51
を通じて上プレート22の連結穴220にドローバピン
3を挿通する。
【0025】この際,落下防止部材4の本体部41及び
突片42を,それぞれ跳ね上り防止部材5の挿通穴51
及び切欠部52に挿通させて,落下防止部材4を跳ね上
り防止部材5と上プレート22の上面221との間に位
置させる。すると,突片42がドローバピン3の自重を
受けて回動規制部材6に当接し,その上端面61に沿っ
て滑り落ちる。
【0026】これにより,図4(a)に示すごとく,ド
ローバピン3が約90度回動され,これと共に,図4
(b)に示すごとく,落下防止部材4が上プレート22
の上面221に載置される。そして,図5に示すごと
く,牽引ブラケットの連結穴220,230,及びトー
バーの係合穴810に挿通された状態で,落下防止部材
4により上プレート22に掛止されたドローバーピン3
によって,トーイングトラクタの牽引ブラケット2と被
牽引台車8のトーバー81とを連結する。
【0027】次に,本例の作用につき説明する。本例に
おいては,上記のごとく,落下防止部材4を上プレート
22の上面221に載置させることにより,図4に示す
ごとく,落下防止部材4の突片42を回動規制部材6の
垂直面62に干渉させて,突片42の回動を規制でき
る。そのため,ドローバピン3に対して路面,被牽引台
車8等から振動が付与されても,跳ね上り防止部材5の
切欠部52の真下に突片42が位置することを防止でき
る。
【0028】それ故,ドローバピン3に跳ね上げるよう
な力が働いても,跳ね上り防止部材5の下面に突片42
が当接するため,それ以上,上方にドローバピン3が跳
ね上げられることはなく,ドローバピン3が上プレート
22の連通穴220,及び下プレート23の連結穴23
0から抜け出ることもない。
【0029】また,連結装置1は,上記のごとく,落下
防止部材4,跳ね上り防止部材5,及び回動規制部材6
により,ドローバピン3の抜けを防止できる。そのた
め,従来例に示したような複雑なリンク機構を設ける必
要がないので,連結装置1の構造を簡素化できる。ま
た,落下防止部材4,跳ね上り防止部材5,及び回動規
制部材6は,相互に連結させることなく個別に設けるこ
とができるので,連結に手間取ることがない。また,上
記各部材は簡素な構造である。そのため,連結装置1を
低コストで製造できる。
【0030】また,回動規制部材6は,上記同心円S
(図2)上の位置に立設してあり,ドローバピン3の回
動と共に回動する突片42の軌道上に位置する。そのた
め,突片42の回動を確実に防止できる。さらに,回動
規制部材6は断面半円状であり,突片42はドローバピ
ン3の軸芯を中心として約180度離れた位置に2つ設
けてある。そのため,突片42の時計方向の回動も,反
時計方向の回動も確実に防止できる。
【0031】また,回動規制部材6の上端面61は,上
記のごとく傾斜したテーパ面である。そのため,突片4
2を切欠部52に挿通させると,突片42がドローバピ
ン3の自重を受けて回動規制部材6の上端面61に沿っ
て滑り落ちる。それ故,オペレータにドローバピン3を
回動させることなく,突片42の載置位置を切欠部52
の真下からズラすことができる。
【0032】また,たとえ,上記振動や被牽引台車8等
からの押圧力がドローバピン3にかかり,突片42が回
動規制部材6の上端面61に一時的に載ってしまったと
しても,切欠部52の真下に突片42が安定的に位置す
ることはない。そのため,ドローバピン3が牽引ブラケ
ット2の連結穴220,230から抜けることを一層確
実に防止できる。
【0033】また,突片42の回動が規制される位置
に,突片42を自動的に復帰させることができる。さら
に,回動規制部材6は断面半円状に形成されているの
で,突片42をスムーズに復帰させることができる。
【0034】また,回動規制部材6のテーパ面の端部に
は垂直面62を設けてある。そのため,垂直面62に突
片42を係止させることができるので,上記振動や押圧
力等により回動規制部材6の上端面61に突片42が乗
り上げることを防止できる。
【0035】また,本例においては,ドローバピン3に
対してトーイングトラクタの車体7の前方に向かって押
圧する力がかかっても,落下防止部材4が跳ね上り防止
部材5から上方へ外れてしまうことはない。そのため,
たとえ,ドローバピン3に上記押圧力がかかっていると
きに,ドローバピンに跳ね上げるような力が働いても,
ドローバピン3が牽引ブラケット2から抜けてしまうこ
とを防止できる。
【0036】また,落下防止部材4が上プレート22の
上面221に掛止されるため,この落下防止部材4が被
牽引台車8のトーバー81の係合穴810と干渉するこ
とがない。そのため,本例の連結装置1は,ドローバ連
結部としてワイヤを持つ被牽引台車に適用できるだけで
なく,平鋼材の先端部に対してドローバピンと略同径の
係合穴810を設けた通常のトーバー81を持つ被牽引
台車8にも適用が可能である。
【0037】実施形態例2 本例は,図6に示すごとく,回動規制部材6の上端面6
1を,水平方向に形成した例である。その他は,実施形
態例1と同様である。本例においては,回動規制部材6
の垂直面62の高さが高くなるので,落下防止部材の突
片が回動規制部材6の上端面61に乗り上げることを,
より一層確実に防止できる。その他,実施形態例1と同
様の作用効果を得ることができる。
【0038】実施形態例3 本例は,図7に示すごとく,一対の係止端部63を上方
に向かって屈曲させた断面コ字状の回動規制部材6を,
上プレート22に配設した例である。回動規制部材6
は,同心円S上において,切欠部52の真下から約90
度ズラした位置に配設されている。また,一対の係止端
部63の間には,突片42を収容するための凹部64が
形成されている。その他は,実施形態例1と同様であ
る。
【0039】本例においては,跳ね上り防止部材5の挿
通穴51及び切欠部52から落下防止部材4を挿通した
後,ドローバピン3を回動させて,突片42を回動規制
部材6の凹部64に遊嵌する。これにより,突片42を
回動規制部材6の係止端部63に干渉させて,突片42
の回動を規制し,突片42が切欠部52の真下に位置し
ないようにすることができる。そのため,本例において
も,ドローバピン3の抜けを確実に防止できる。その
他,実施形態例1と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0040】実施形態例4 本例は,図8に示すごとく,2つの半球状の回動規制部
材6を,突片42の幅より若干広めの収容スペース65
を空けて,上プレート22に配設した例である。収容ス
ペース65は,同心円S上において,切欠部52の真下
から約90度ズラした位置に配設されている。その他
は,実施形態例1と同様である。
【0041】本例においては,ドローバピン3を回動さ
せて,突片42を収容スペース65上に載置することに
より,突片42を回動規制部材6に干渉させて,突片4
2の回動を規制し,突片42が切欠部52の真下に位置
しないようにすることができる。そのため,本例におい
ても,ドローバピン3の抜けを確実に防止できる。その
他,実施形態例1と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0042】実施形態例5 本例は,図9に示すごとく,2つの角柱状の回動規制部
材6を,上プレート22上において,切欠部52の真下
に配設した例である。その他は,実施形態例1と同様で
ある。本例においては,回動規制部材6を障害物として
機能させることにより,突片42を切欠部52の真下に
位置させないようにすることができる。そのため,本例
においても,ドローバピン3の抜けを確実に防止でき
る。その他,実施形態例1と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0043】実施形態例6 本例の回動規制部材6は,実施形態例1の回動規制部材
を2つ合わせたような断面円状の円筒形状にしたもので
ある。即ち,本例の回動規制部材6の上端面61は,上
記2つの切欠部52に対面する位置をそれぞれ頂部とし
て,両頂部の間に谷部を有するテーパ面となっている。
その他は,実施形態例1と同様である。本例において
も,実施形態例1と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0044】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,被牽引
台車側の種々のドローバ連結部構造に適応でき,かつド
ローバピンの抜け防止機能を有すると共に従来のリンク
機構に比べて簡素な構造で低コストで製造可能なトーイ
ングトラクタの連結装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,連結装置の(a)落下
防止部材,(b)跳ね上り防止部材及び回動規制部材の
斜視図。
【図2】実施形態例1における,跳ね上り防止部材及び
回動規制部材の(a)平面図,(b)A−A線矢視断面
図,(c)B−B線矢視断面図。
【図3】実施形態例1における,連結開始時のドローバ
ピンの状態を説明する(a)平面図,(b)側面説明
図。
【図4】実施形態例1における,連結完了時のドローバ
ピンの状態を説明する(a)平面図,(b)側面説明
図。
【図5】実施形態例1における,トーイングトラクタ及
び連結装置の側面説明図。
【図6】実施形態例2における,回動規制部材の斜視
図。
【図7】実施形態例3における,回動規制部材の斜視
図。
【図8】実施形態例4における,回動規制部材の斜視
図。
【図9】実施形態例5における,回動規制部材の斜視
図。
【図10】従来例における,トーイングトラクタ及び連
結装置の側面説明図。
【符号の説明】
1...トーイングトラクタの連結装置, 2...牽引ブラケット, 22...上プレート, 3...ドローバピン, 4...落下防止部材, 41...本体部, 42...突片, 5...跳ね上り防止部材, 51...挿通穴, 52...切欠部, 6...回動規制部材, 61...上端面, 62...垂直面, 7...車体, 8...被牽引台車,

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーイングトラクタの車体に配設した牽
    引ブラケットと,該牽引ブラケットに対して昇降可能に
    設けたドローバピンとを有するトーイングトラクタの連
    結装置において,上記牽引ブラケットは,上記ドローバ
    ピンを挿通するための連結穴を設けた上下一対の上プレ
    ート及び下プレートを有しており,上記ドローバピンに
    は,その上部側に,本体部と該本体部から上記ドローバ
    ピンの半径方向外側に向かって突出させた突片とを有す
    る落下防止部材を配設してあり,また,上記上プレート
    の上方には,上記落下防止部材の上記本体部より大径の
    挿通穴と上記突片を挿通可能な切欠部とが設けられた跳
    ね上り防止部材を配設してなることを特徴とするトーイ
    ングトラクタの連結装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記上プレートの上
    面には,上記突片の回動を規制する回動規制部材を立設
    してなることを特徴とするトーイングトラクタの連結装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記回動規制部材
    は,少なくとも上記跳ね上り防止部材の上記切欠部と略
    同心円上の位置に立設してあることを特徴とするトーイ
    ングトラクタの連結装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において,上記回動規制
    部材の上端面は,上記切欠部に対面する位置を頂部とし
    て下方向に傾斜したテーパ面をなすことを特徴とするト
    ーイングトラクタの連結装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において,上記回動規制部材
    は,断面略円状又は断面略円弧状に形成されていること
    を特徴とするトーイングトラクタの連結装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において,上記回動規制部材の
    テーパ面の端部には,垂直方向に形成された垂直面を設
    けてなることを特徴とするトーイングトラクタの連結装
    置。
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