JP2591832Y2 - トーイングトラクタの連結装置 - Google Patents
トーイングトラクタの連結装置Info
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- JP2591832Y2 JP2591832Y2 JP1993009290U JP929093U JP2591832Y2 JP 2591832 Y2 JP2591832 Y2 JP 2591832Y2 JP 1993009290 U JP1993009290 U JP 1993009290U JP 929093 U JP929093 U JP 929093U JP 2591832 Y2 JP2591832 Y2 JP 2591832Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,トーイングトラクタの
牽引ブラケットに対してトレーラーの牽引棒を連結する
連結装置に関する。
牽引ブラケットに対してトレーラーの牽引棒を連結する
連結装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に,トーイングトラクタの連結装置に
おいては,図5及び図6に示すごとく,トーイングトラ
クタ9の後部に装着した牽引ブラケット91を有する。
そして,該牽引ブラケット91に穿設した挿通孔910
に対して,ドローバーピン92を昇降可能に配設する。
該ドローバーピン92はリンク機構93を介して操作レ
バー94に連結する。
おいては,図5及び図6に示すごとく,トーイングトラ
クタ9の後部に装着した牽引ブラケット91を有する。
そして,該牽引ブラケット91に穿設した挿通孔910
に対して,ドローバーピン92を昇降可能に配設する。
該ドローバーピン92はリンク機構93を介して操作レ
バー94に連結する。
【0003】一方,トレーラー(図示略)側には,図
5,図6に示すごとく,牽引棒8を装着する。該牽引棒
8の先端部89は,図6に示すごとく,常時は連結位置
Cの高さに保持してある。そして,連結時には,該牽引
棒8の先端部89に穿設した連結穴81内に,上記ドロ
ーバーピン92を挿通させる。
5,図6に示すごとく,牽引棒8を装着する。該牽引棒
8の先端部89は,図6に示すごとく,常時は連結位置
Cの高さに保持してある。そして,連結時には,該牽引
棒8の先端部89に穿設した連結穴81内に,上記ドロ
ーバーピン92を挿通させる。
【0004】そして,上記牽引ブラケット91に牽引棒
8を連結させる場合には,図6に示すごとく,まず操作
レバー94を操作してドローバーピン92を上昇移動さ
せる。この状態でトーイングトラクタ9を後退方向に走
行移動させて,該ドローバーピン92と上記連結穴81
との位置合わせを行う。
8を連結させる場合には,図6に示すごとく,まず操作
レバー94を操作してドローバーピン92を上昇移動さ
せる。この状態でトーイングトラクタ9を後退方向に走
行移動させて,該ドローバーピン92と上記連結穴81
との位置合わせを行う。
【0005】このようにして位置合わせを行った後,図
5に示すごとく,再び操作レバー94を操作してドロー
バーピン92を下降移動させて,連結穴81内に該ドロ
ーバーピン92を挿通させる。以上のような操作を経
て,牽引ブラケット91に牽引棒8の先端部89を連結
させる。なお,図5において,97はトーイングトラク
タ9の後輪,98は運転席を示す。
5に示すごとく,再び操作レバー94を操作してドロー
バーピン92を下降移動させて,連結穴81内に該ドロ
ーバーピン92を挿通させる。以上のような操作を経
て,牽引ブラケット91に牽引棒8の先端部89を連結
させる。なお,図5において,97はトーイングトラク
タ9の後輪,98は運転席を示す。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来のトーイ
ングトラクタの連結装置には次のような問題点がある。
第1の問題点は,図5に示すように牽引棒8が上下の牽
引ブラケット911,912の中間位置において連結さ
れず,図7に示すように,牽引棒8が下部の牽引ブラケ
ット912の下方,いわば牽引ブラケット911,91
2の外側においてドローバーピン92と係合する場合が
あることである。
ングトラクタの連結装置には次のような問題点がある。
第1の問題点は,図5に示すように牽引棒8が上下の牽
引ブラケット911,912の中間位置において連結さ
れず,図7に示すように,牽引棒8が下部の牽引ブラケ
ット912の下方,いわば牽引ブラケット911,91
2の外側においてドローバーピン92と係合する場合が
あることである。
【0007】このように,トーイングトラクタ8が牽引
ブラケット911,912の外側で連結されるという連
結ミスは,路面上の異物等による凹凸の発生や牽引棒8
の曲がり,及びこれらの複合現象によって発生する。即
ち,図8に示すように,牽引棒8の連結穴81が連結位
置Cより下方にある状態でドローバーピン92と係合す
ることによって発生する。
ブラケット911,912の外側で連結されるという連
結ミスは,路面上の異物等による凹凸の発生や牽引棒8
の曲がり,及びこれらの複合現象によって発生する。即
ち,図8に示すように,牽引棒8の連結穴81が連結位
置Cより下方にある状態でドローバーピン92と係合す
ることによって発生する。
【0008】このような連結ミスによってトーイングト
ラクタとトレーラーとが連結されると,衝撃などのちょ
っとした切っ掛けによって牽引棒8の連結が外れる。そ
うするとトレーラーだけが取り残されることが考えられ
る。また,この連結ミスは運転席から確認し難い位置に
ある。
ラクタとトレーラーとが連結されると,衝撃などのちょ
っとした切っ掛けによって牽引棒8の連結が外れる。そ
うするとトレーラーだけが取り残されることが考えられ
る。また,この連結ミスは運転席から確認し難い位置に
ある。
【0009】第2の問題点は,図9に示すように,ドロ
ーバーピン92が走行中に脱落し,トーイングトラクタ
9とトレーラー95との連結が外れて,トレーラーが取
り残されることがありうるという問題である。即ち,ト
ーイングトラクタ9とトレーラーとが図5に示すような
連結状態で走行中に,図9に示すように,リンク機構9
3に枢着されたドローバーピン92の結合プレート92
1からピン922が脱落するということが起こりうる。
該結合プレート921とピン922等は溶接等によって
強固に結合されているが,長期間の使用によってはこの
ような脱落の可能性がある。
ーバーピン92が走行中に脱落し,トーイングトラクタ
9とトレーラー95との連結が外れて,トレーラーが取
り残されることがありうるという問題である。即ち,ト
ーイングトラクタ9とトレーラーとが図5に示すような
連結状態で走行中に,図9に示すように,リンク機構9
3に枢着されたドローバーピン92の結合プレート92
1からピン922が脱落するということが起こりうる。
該結合プレート921とピン922等は溶接等によって
強固に結合されているが,長期間の使用によってはこの
ような脱落の可能性がある。
【0010】本考案は,上記のような従来の連結装置の
問題に鑑みて,牽引棒が牽引ブラケットの外側で連結さ
たり,ドローバーピンが脱落したりすることによる,ト
ーイングトラクタとトレーラーとの走行中の連結外れが
生じない,トーイングトラクタの連結装置を提供しよう
とするものである。
問題に鑑みて,牽引棒が牽引ブラケットの外側で連結さ
たり,ドローバーピンが脱落したりすることによる,ト
ーイングトラクタとトレーラーとの走行中の連結外れが
生じない,トーイングトラクタの連結装置を提供しよう
とするものである。
【0011】
【課題の解決手段】本考案は,トーイングトラクタに装
着した少なくとも上下一対の牽引ブラケットと,トレー
ラに装着した牽引棒の連結穴に挿脱するドローバーピン
と,該ドローバーピンを操作する操作レバーと,該操作
レバーと上記ドローバーピンとの間を連結するリンク機
構とを有するトーイングトラクタの連結装置であって,
上記牽引ブラケットには,上記ドローバーピンを挿脱す
る挿通孔がそれぞれ穿設されており,また,最下部の牽
引ブラケットの下方には,上記ドローバーピンの落下を
抑止するために上記挿通孔の下方に設けた底面を有する
ストッパを設けてなり,該ストッパは,上記最下部の牽
引ブラケットとの間に,上記牽引棒が上記最下部の牽引
ブラケット下へ進入することを抑止するための後部側面
体を有し,かつ,該ストッパには,上記最下部の牽引ブ
ラケットの上記挿通孔から下方へ突出した上記ドローバ
ーピンの突出状態を確保するための溝を設けてあること
を特徴とするトーイングトラクタの連結装置にある。
着した少なくとも上下一対の牽引ブラケットと,トレー
ラに装着した牽引棒の連結穴に挿脱するドローバーピン
と,該ドローバーピンを操作する操作レバーと,該操作
レバーと上記ドローバーピンとの間を連結するリンク機
構とを有するトーイングトラクタの連結装置であって,
上記牽引ブラケットには,上記ドローバーピンを挿脱す
る挿通孔がそれぞれ穿設されており,また,最下部の牽
引ブラケットの下方には,上記ドローバーピンの落下を
抑止するために上記挿通孔の下方に設けた底面を有する
ストッパを設けてなり,該ストッパは,上記最下部の牽
引ブラケットとの間に,上記牽引棒が上記最下部の牽引
ブラケット下へ進入することを抑止するための後部側面
体を有し,かつ,該ストッパには,上記最下部の牽引ブ
ラケットの上記挿通孔から下方へ突出した上記ドローバ
ーピンの突出状態を確保するための溝を設けてあること
を特徴とするトーイングトラクタの連結装置にある。
【0012】本考案において最も注目すべきことは,最
下部にある牽引ブラケットの下方に,ドローバーピンの
落下を抑止すると共に牽引棒の牽引ブラケット下への進
入を抑止するストッパを設けたことであり,かつ,後述
する実施例にも示すごとく,上記ストッパには,上記溝
を設けたことである。該ストッパは,例えば,地面と平
行な底面を設けるなどの手段により,ドローバーピンの
落下を抑止するよう構成する。また,上記ストッパは,
例えば,地面に垂直な後部側面体を設けるなどの手段に
より,牽引棒の前方への進入を抑止するよう構成する。
また,上記溝は,後述する実施例に示すごとく,例えば
U字状の溝とすることができる。また,上記ストッパ
は,牽引ブラケットと一体的に形成してもよく,また,
牽引ブラケットに着脱可能な別部材として形成してもよ
い。
下部にある牽引ブラケットの下方に,ドローバーピンの
落下を抑止すると共に牽引棒の牽引ブラケット下への進
入を抑止するストッパを設けたことであり,かつ,後述
する実施例にも示すごとく,上記ストッパには,上記溝
を設けたことである。該ストッパは,例えば,地面と平
行な底面を設けるなどの手段により,ドローバーピンの
落下を抑止するよう構成する。また,上記ストッパは,
例えば,地面に垂直な後部側面体を設けるなどの手段に
より,牽引棒の前方への進入を抑止するよう構成する。
また,上記溝は,後述する実施例に示すごとく,例えば
U字状の溝とすることができる。また,上記ストッパ
は,牽引ブラケットと一体的に形成してもよく,また,
牽引ブラケットに着脱可能な別部材として形成してもよ
い。
【0013】
【作用及び効果】本考案の連結装置においては,ドロー
バーピンの落下を抑止するストッパが設けてある。従っ
て,仮にドローバーピンがリンク機構から外れたとして
も,ストッパに当接して落下しない。また,上記ストッ
パには,上記溝を設けてある。そのため,上記ドローバ
ーピンを牽引ブラケットに挿通させた際に,その先端を
十分に牽引ブラケットの下方に突出させることができる
ので,ドローバーピンと牽引ブラケットとの係合状態を
安定させることができる(図1,図3参照)。それ故,
牽引棒がドローバーピンから外れることがなく,トーイ
ングトラクタとトレーラーとの連結が外れることはな
い。
バーピンの落下を抑止するストッパが設けてある。従っ
て,仮にドローバーピンがリンク機構から外れたとして
も,ストッパに当接して落下しない。また,上記ストッ
パには,上記溝を設けてある。そのため,上記ドローバ
ーピンを牽引ブラケットに挿通させた際に,その先端を
十分に牽引ブラケットの下方に突出させることができる
ので,ドローバーピンと牽引ブラケットとの係合状態を
安定させることができる(図1,図3参照)。それ故,
牽引棒がドローバーピンから外れることがなく,トーイ
ングトラクタとトレーラーとの連結が外れることはな
い。
【0014】また,上記ストッパは牽引棒の牽引ブラケ
ット下への進入をも抑止するから,図8に示すように,
牽引棒8が連結位置Cより下方に位置して,最下部の牽
引ブラケット912の下方において前方に進もうとして
も,上記ストッパによって阻止される。従って,図7に
示すようなトーイングトラクタとトレーラーとの連結ミ
スは発生しない。それ故,このような連結ミスによる走
行中のトレーラーの取り残しが発生しない。
ット下への進入をも抑止するから,図8に示すように,
牽引棒8が連結位置Cより下方に位置して,最下部の牽
引ブラケット912の下方において前方に進もうとして
も,上記ストッパによって阻止される。従って,図7に
示すようなトーイングトラクタとトレーラーとの連結ミ
スは発生しない。それ故,このような連結ミスによる走
行中のトレーラーの取り残しが発生しない。
【0015】上記のように,本考案によれば,牽引棒が
牽引ブラケットの外側で連結されたり,ドローバーピン
が脱落したりすることによる,トーイングトラクタとト
レーラーとの走行中の連結外れが生じない,トーイング
トラクタの連結装置を提供することができる。
牽引ブラケットの外側で連結されたり,ドローバーピン
が脱落したりすることによる,トーイングトラクタとト
レーラーとの走行中の連結外れが生じない,トーイング
トラクタの連結装置を提供することができる。
【0016】
【実施例】実施例1 本考案の実施例にかかるトーイングトラクタの連結装置
について,図1〜図3を用いて説明する。本例は,図1
に示すように,トーイングトラクタ9に装着した少なく
とも上下一対の牽引ブラケット111,112と,トレ
ーラーに装着した牽引棒8の連結穴81に挿脱するドロ
ーバーピン14と,該ドローバーピン14を操作する操
作レバー16と,該操作レバー16と上記ドローバーピ
ン14との間を連結するリンク機構18とを有するトー
イングトラクタ9の連結装置10である。
について,図1〜図3を用いて説明する。本例は,図1
に示すように,トーイングトラクタ9に装着した少なく
とも上下一対の牽引ブラケット111,112と,トレ
ーラーに装着した牽引棒8の連結穴81に挿脱するドロ
ーバーピン14と,該ドローバーピン14を操作する操
作レバー16と,該操作レバー16と上記ドローバーピ
ン14との間を連結するリンク機構18とを有するトー
イングトラクタ9の連結装置10である。
【0017】上記牽引ブラケット111,112には,
上記ドローバーピン14を挿脱する挿通孔15がそれぞ
れ穿設されており,最下部の牽引ブラケット112の下
方には,上記ドローバーピン14の落下を抑止すると共
に上記牽引棒8の牽引ブラケット112下への進入を抑
止するストッパ20が設けてある。
上記ドローバーピン14を挿脱する挿通孔15がそれぞ
れ穿設されており,最下部の牽引ブラケット112の下
方には,上記ドローバーピン14の落下を抑止すると共
に上記牽引棒8の牽引ブラケット112下への進入を抑
止するストッパ20が設けてある。
【0018】次に,ストッパ20を中心にした要部につ
いて詳説する。図1に示すように,本例の連結装置10
の最下部牽引ブラケット112の下方にはストッパ20
が取付ボルト29によって取付けられている。上記スト
ッパ20は,図1,図3に示すように,U字形の溝20
1を有している。そして,ドローバーピン14が降下し
た位置にあるときに,上記U字溝201内にドローバー
ピン14の下部が収容されるよう,ストッパ20は最下
部牽引ブラケット112の下部に取付けられている。
いて詳説する。図1に示すように,本例の連結装置10
の最下部牽引ブラケット112の下方にはストッパ20
が取付ボルト29によって取付けられている。上記スト
ッパ20は,図1,図3に示すように,U字形の溝20
1を有している。そして,ドローバーピン14が降下し
た位置にあるときに,上記U字溝201内にドローバー
ピン14の下部が収容されるよう,ストッパ20は最下
部牽引ブラケット112の下部に取付けられている。
【0019】また,ストッパ20は,図2に示すよう
に,側方から見た形状がT字形となっており,T字形の
上辺部202を最下部牽引ブラケット112の下面11
21に接して取付けられている。そして,T字形の縦プ
レート203には上記U字溝201が形成されている。
に,側方から見た形状がT字形となっており,T字形の
上辺部202を最下部牽引ブラケット112の下面11
21に接して取付けられている。そして,T字形の縦プ
レート203には上記U字溝201が形成されている。
【0020】また,図3に示すように,該縦プレート2
03の鉛直な後部側面体204と水平な底面205との
間にはテーパ面206が形成されている。一方,ドロー
バーピン14は,図2,図3に示すように,リンク機構
18と結合する結合プレート141と,牽引ブラケット
111,112の挿通孔15に挿脱されるピン142と
を有している。
03の鉛直な後部側面体204と水平な底面205との
間にはテーパ面206が形成されている。一方,ドロー
バーピン14は,図2,図3に示すように,リンク機構
18と結合する結合プレート141と,牽引ブラケット
111,112の挿通孔15に挿脱されるピン142と
を有している。
【0021】次に,本例の連結装置10の作用効果につ
いて述べる。本例の連結装置10においては,図3に示
すように,最下部牽引ブラケット112の下方には,U
字溝201を有するストッパ20が取付けられている。
従って,ドローバーピン14の結合プレート141から
ピン142が脱落しても,ピン142はU字溝201の
底部に当接して落下しない。それ故,ピン142が脱落
しても,牽引棒8とドローバーピン14との連結状態が
維持され,トレーラー95のトーイングトラクタ9から
の離脱を防止することができる。
いて述べる。本例の連結装置10においては,図3に示
すように,最下部牽引ブラケット112の下方には,U
字溝201を有するストッパ20が取付けられている。
従って,ドローバーピン14の結合プレート141から
ピン142が脱落しても,ピン142はU字溝201の
底部に当接して落下しない。それ故,ピン142が脱落
しても,牽引棒8とドローバーピン14との連結状態が
維持され,トレーラー95のトーイングトラクタ9から
の離脱を防止することができる。
【0022】また,牽引棒8が前記連結位置Cの下方に
位置した状態(図8)で,牽引棒8をトーイングトラク
タ9の連結装置10に連結しようとしても,牽引棒8は
最下部牽引ブラケット112の直下部に進入できない。
そして,図3に示すように,ストッパ20に阻止されて
牽引棒8の連結穴にドローバーピン14を係合させるこ
とができない。従って,図7に示すような牽引ブラケッ
ト下方での牽引棒8の連結ミスが生じない。
位置した状態(図8)で,牽引棒8をトーイングトラク
タ9の連結装置10に連結しようとしても,牽引棒8は
最下部牽引ブラケット112の直下部に進入できない。
そして,図3に示すように,ストッパ20に阻止されて
牽引棒8の連結穴にドローバーピン14を係合させるこ
とができない。従って,図7に示すような牽引ブラケッ
ト下方での牽引棒8の連結ミスが生じない。
【0023】また,ストッパ20は,下部牽引ブラケッ
ト112に取付ネジ29によって取付ける構造になって
いる。従って,本例のストッパ20は最下部牽引ブラケ
ット112に取付けネジ29の取付穴を穿設すれば,既
設の連結装置10に対しても容易に取付けることができ
る。
ト112に取付ネジ29によって取付ける構造になって
いる。従って,本例のストッパ20は最下部牽引ブラケ
ット112に取付けネジ29の取付穴を穿設すれば,既
設の連結装置10に対しても容易に取付けることができ
る。
【0024】上記のように,本例の連結装置10によれ
ば,牽引棒8が牽引ブラケット111,112の外側で
連結されたり,ドローバーピン14が脱落したりするこ
とによるトーイングトラクタ9とトレーラー95との走
行中の連結外れを生じない連結装置10を提供すること
ができる。
ば,牽引棒8が牽引ブラケット111,112の外側で
連結されたり,ドローバーピン14が脱落したりするこ
とによるトーイングトラクタ9とトレーラー95との走
行中の連結外れを生じない連結装置10を提供すること
ができる。
【0025】実施例2 本例は,図4に示すように,実施例1において上下の牽
引ブラケット13,12のうち下部牽引ブラケット12
を鉤形に形成し,ストッパ21と下部牽引ブラケット1
2とを一体化したものである。即ち,下部牽引ブラケッ
ト12は,平板な形状からなる従来と同様の牽引ブラケ
ット部121の下方にL字形ストッパ21を一体的に形
成して,鉤形の形状としてある。図4に示すごとく,上
記L字形ストッパ21において,その水平部分がドロー
バーピン14の落下を抑止するための上記底面であり,
鉛直部分が上記牽引棒が最下部の牽引ブラケット12下
へ進入することを抑止するための後部側面体である。本
例の牽引ブラケット13,12によっても,ドローバー
ピン14の落下を防止することができると共に,牽引棒
8の牽引ブラケット13,12の下方での連結ミスも防
止することができる。また,本例のストッパ21は下部
牽引ブラケット部121と一体的に成形されるから,取
付ネジも不要であり,構造が簡単である。しかしなが
ら,実施例1の連結装置のようにストッパ21だけを既
設の連結装置10に装着することはできない。その他に
ついては実施例1と同様である。
引ブラケット13,12のうち下部牽引ブラケット12
を鉤形に形成し,ストッパ21と下部牽引ブラケット1
2とを一体化したものである。即ち,下部牽引ブラケッ
ト12は,平板な形状からなる従来と同様の牽引ブラケ
ット部121の下方にL字形ストッパ21を一体的に形
成して,鉤形の形状としてある。図4に示すごとく,上
記L字形ストッパ21において,その水平部分がドロー
バーピン14の落下を抑止するための上記底面であり,
鉛直部分が上記牽引棒が最下部の牽引ブラケット12下
へ進入することを抑止するための後部側面体である。本
例の牽引ブラケット13,12によっても,ドローバー
ピン14の落下を防止することができると共に,牽引棒
8の牽引ブラケット13,12の下方での連結ミスも防
止することができる。また,本例のストッパ21は下部
牽引ブラケット部121と一体的に成形されるから,取
付ネジも不要であり,構造が簡単である。しかしなが
ら,実施例1の連結装置のようにストッパ21だけを既
設の連結装置10に装着することはできない。その他に
ついては実施例1と同様である。
【図1】実施例1の連結装置の正面図。
【図2】実施例1の連結装置の牽引ブラケット部の側面
図。
図。
【図3】実施例1の連結装置と曲がった牽引棒との当接
状態図。
状態図。
【図4】実施例2の連結装置の正面図。
【図5】従来の連結装置の正面図。
【図6】図5において牽引棒を引き外した状態の正面
図。
図。
【図7】従来の連結装置において牽引棒が正規の連結位
置から外れた状態にある連結状態正面図。
置から外れた状態にある連結状態正面図。
【図8】図7において牽引棒の連結前の状態を表す正面
図。
図。
【図9】従来の連結装置におけるドローバーピン脱落状
況の説明図。
況の説明図。
10...連結装置, 11,12,13...牽引ブラケット, 112...最下部牽引ブラケット, 14...ドローバーピン, 15...挿通穴, 20,21...ストッパ, 8...牽引棒, 81...連結穴,
Claims (2)
- 【請求項1】 トーイングトラクタに装着した少なくと
も上下一対の牽引ブラケットと,トレーラに装着した牽
引棒の連結穴に挿脱するドローバーピンと,該ドローバ
ーピンを操作する操作レバーと,該操作レバーと上記ド
ローバーピンとの間を連結するリンク機構とを有するト
ーイングトラクタの連結装置であって, 上記牽引ブラケットには,上記ドローバーピンを挿脱す
る挿通孔がそれぞれ穿設されており, また,最下部の牽引ブラケットの下方には,上記ドロー
バーピンの落下を抑止するために上記挿通孔の下方に設
けた底面を有するストッパを設けてなり, 該ストッパは,上記最下部の牽引ブラケットとの間に,
上記牽引棒が上記最下部の牽引ブラケット下へ進入する
ことを抑止するための後部側面体を有し, かつ,該ストッパには,上記最下部の牽引ブラケットの
上記挿通孔から下方へ突出した上記ドローバーピンの突
出状態を確保するための溝を設けてあることを特徴とす
るトーイングトラクタの連結装置。 - 【請求項2】 請求項1において,上記ストッパは牽引
ブラケットと一体化されていることを特徴とするトーイ
ングトラクタの連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993009290U JP2591832Y2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | トーイングトラクタの連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993009290U JP2591832Y2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | トーイングトラクタの連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661511U JPH0661511U (ja) | 1994-08-30 |
JP2591832Y2 true JP2591832Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=11716351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993009290U Expired - Lifetime JP2591832Y2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | トーイングトラクタの連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591832Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5977157B2 (ja) * | 2012-11-30 | 2016-08-24 | 株式会社日立産機システム | 搬送台車を牽引する自動搬送車を用いた自動搬送システムにおける自動搬送車と搬送台車の連結係合・連結解除方法及び自動搬送システム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50150977U (ja) * | 1974-05-31 | 1975-12-16 | ||
JPS59110783U (ja) * | 1983-01-19 | 1984-07-26 | 株式会社小松製作所 | トラツクロ−ラ |
-
1993
- 1993-02-10 JP JP1993009290U patent/JP2591832Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0661511U (ja) | 1994-08-30 |
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