JP2004066805A - フィルムマーカシステム及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産工程を自動化して大量、連続生産を可能にするフィルムマーカシステム及びその制御方法を提供する。
【解決手段】フィルムを供給するローディング装置10と、供給されたフィルムを照射位置まで移送する移送装置20と、照射位置に到達したフィルムにレーザー光を照射して所望の文字、数字、記号などをマーキングするレーザーモジュール30と、マーキングされたフィルムを所定長さだけ切断するカッティング装置40と、カッティングされたフィルムを順次着脱可能なジグに積層する積載装置50と、前記装置及びレーザーモジュールに制御信号を印加して作動を制御する制御部60とを含んでなることを特徴とするフィルムマーカシステム。これにより、製造コストを下げ、付着作業の簡便化により生産性を向上させることができ、記載された内容の変造及び偽造を防止でき、システムの連続マーキングを可能にしてシステム停止による損失を防止できる。
【選択図】 図1
【解決手段】フィルムを供給するローディング装置10と、供給されたフィルムを照射位置まで移送する移送装置20と、照射位置に到達したフィルムにレーザー光を照射して所望の文字、数字、記号などをマーキングするレーザーモジュール30と、マーキングされたフィルムを所定長さだけ切断するカッティング装置40と、カッティングされたフィルムを順次着脱可能なジグに積層する積載装置50と、前記装置及びレーザーモジュールに制御信号を印加して作動を制御する制御部60とを含んでなることを特徴とするフィルムマーカシステム。これにより、製造コストを下げ、付着作業の簡便化により生産性を向上させることができ、記載された内容の変造及び偽造を防止でき、システムの連続マーキングを可能にしてシステム停止による損失を防止できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフィルムマーカシステム及びその制御方法に係り、より詳細には生産工程を自動化して大量、連続生産を可能にするフィルムマーカシステム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、従来には自動車や重装備や工場設備やエンジンなどの各種機械部品に部品の一連番号、製造社名、モデル名、製造コード、製造年月日、使用説明、注意事項などの内容を文字や数字記号等で記入して部品に関する情報を表示するため、通常特殊インクやペイントまたは板金などの永久表示技術でアルミニウムなどの金属パネルに内容を記入した後、これをボルトやリベットや接着剤または溶接等で機械部品に付着する方法が使われた。
【0003】
しかし、このような金属パネルに部品の固有番号を記入し、これを溶接やボルティングなどの方法で機械部品に付着する方法は、使われる金属パネルとボルトまたは溶接などの固定用具によって製造コストが高くなる問題点があった。
【0004】
また、金属パネルを部品に固定させるためにかかる金属パネル固定作業によって作業工程数が増加することはもちろん、作業時間が延びて部品の生産性を大きく落とす要因となった。
【0005】
一方、このような従来の金属パネル付着方法は、ボルトを解いたり溶接を解除して機械部品に付着された既存の金属パネルを容易に分離することができ、金属パネルに記入された内容を板金やインクで虚偽ねつ造することが非常に簡単であって、犯罪者が車台番号やエンジン部品等に記載された生産年月日をでっち上げることによって各種不法流通や犯罪等に使われるなど多くの問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記の問題点を解決するための本発明の目的は、金属パネルや別途の固定具が要らなくて製造コストを低め、付着作業の簡便化により作業工程数及び作業時間を縮めて部品の生産性を向上させることができるフィルムマーカシステム及びその制御方法を提供するところにある。
【0007】
また、本発明の他の目的は、車台番号や生産年月などフィルムに記載された内容の変造及び偽造が基本的に不可能で、各種不法な取引や犯罪を事前に防止できるフィルムマーカシステム及びその制御方法を提供するところにある。
【0008】
また、本発明のさらに他の目的は、ユーザがフィルムロールだけ交換すればフィルムの移送、マーキング、切断、積載などのあらゆる作業が自動で行われて作業人数及び作業時間を縮めることによって生産性の飛躍的な向上を図ることはもちろん、高品質及び多様な幅のフィルムを生産できるフィルムマーカシステム及びその制御方法を提供するところにある。
【0009】
また、本発明のさらに他の目的は、フィルムを移送する方法が既存のローラ方式でないグリッパで引張って移送する方法であるため、ローラ摩耗がなくて異物の影響を最小化し、耐久性を向上させうるフィルムマーカシステム及びその制御方法を提供するところにある。
【0010】
また、本発明のさらに他の目的は、製造ラインで部品に車台番号や生産年月などが記入されたフィルムを付着する時に容易に適用でき、ジグの交換時にもシステムの連続マーキングを可能にしてシステム停止による損失を防止できるフィルムマーカシステム及びその制御方法を提供するところにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明のフィルムマーカシステムは、ステッカー型感光フィルムにレーザーで各種文字、数字、記号などをマーキングするフィルムマーカシステムを構成するにおいて、フィルムロールを回転可能に積載し、積載されたフィルムロールを解いてフィルムを連続的に供給するローディング装置と、前記ローディング装置から供給されたフィルムがガイドに沿って照射位置まで案内されるように前記フィルムを捉えて扁平に所定距離だけ引張って移送する移送装置と、前記照射位置に到達したフィルムにレーザー光を照射して所望の文字、数字、記号などをマーキングするレーザーモジュールと、前記レーザーモジュールによりマーキングされたフィルムを所定長さだけ切断するカッティング装置と、前記カッティング装置によりカッティングされたフィルムを順次に着脱可能なジグに積層する積載装置と、前記装置及びレーザーモジュールに制御信号を印加して作動を制御する制御部と、を含んでなることを特徴とする。
【0012】
また、フィルムの円滑な供給のために、前記ローディング装置は、フィルムロールの中心部が挟まれて積載され、前記フィルムロールを回転自在に、またはモーターにより回転されるように支持するスプールと、一側がテーブルの測板に所定角度で重力により回動自在に支持され、前記フィルムロールの上側円周面と接触された接触角度によってフィルムロールの有無を感知する資材感知用プレートと、一側がテーブルの測板に所定角度で張力により回動自在に支持され、前記フィルムロールから解けたフィルムの上側面に接触して前記フィルムの移送張力を感知するフィルム張力調節台と、を含んでなることが望ましい。
【0013】
また、移送が段階的に行われるように、前記移送装置は、前記レーザーモジュールの前方に設置されて前記フィルムを水平に移送するように所定距離だけフィルムの両側面を案内するガイドと、前記カッティング装置の後方に設置されてカッティングされる直前のフィルムを捉えて積載装置の積載場所まで引張って移送するグリッパと、を含んでなることが望ましい。
【0014】
また、部品の不法取引と犯罪とを予防するために、前記フィルムは付着後に外力により容易に剥ける材質で製作され、背面に接着面が塗布された感光紙、及び前記感光紙の接着面に臨時付着される剥離紙を含んでなり、前記レーザーモジュールは、前記フィルムの感光紙表面にあらかじめ入力されたデータによってレーザー光を照射し、レーザー光の波長、強度、照射量、照射時間などを調節してマーキング面と切断面とを差等照射することが望ましい。
【0015】
また、カッティング時の抵抗を最小化するために、前記カッティング装置は、テーブル上に設置されるカッティングフレームと、前記カッティングフレームに設置され、シリンダーにより下降しながらフィルムを垂直切削する所定角度傾いた切削刃と、を含んでなることが望ましい。
【0016】
また、積載時にフィルムが順次に積層されるように、前記積載装置は、テーブル上に設置され、カッティングされたフィルムの左右側面を案内する積載フレームと、前記積載フレームに設置され、前記グリッパにより積載位置に移送されたフィルムがカッティングされると、前記フィルムの中心下面を支持し、前記フィルムの左右側面が弾性折曲するようにシリンダーまたはモーターにより前記フィルムを前記積載フレームから離脱させ、上昇分離させるフィルム昇降器と、前記フィルム昇降器により上昇したフィルムの左右側面が弾性復帰しながら下方から積層されるように内側面にフィルムの左右側面が挿入される挿入溝が形成される着脱式ジグと、を含んでなることが望ましい。
【0017】
また、前記制御部は、フィルムロールの残量感知センサーを具備してユーザにアラーム光、アラーム音等でフィルムロール交換時期を知らせ、前記積載装置に積載されるフィルムの数をカウントしてユーザにアラーム光、アラーム音等でジグの交換時期及び作業完了時期などを知らせることが望ましい。
【0018】
一方、前記目的を達成するための本発明のフィルムマーカシステムの制御方法は、ステッカー型感光フィルムにレーザーで各種文字、数字、記号などをマーキングするフィルムマーカシステムを制御する方法において、フィルムロールを回転可能に積載し、積載されたフィルムロールを解いてフィルムを連続的に供給するローディング段階と、前記ローディング段階で供給されたフィルムがガイドに沿って照射位置まで案内されるように前記フィルムを捉えて扁平に所定距離だけ移送する移送段階と、前記移送段階で照射位置に到達したフィルムにレーザー光を照射して所望の文字、数字、記号などをマーキングするマーキング段階と、前記マーキング段階でマーキングされたフィルムを所定長さだけ切断するカッティング段階と、前記カッティング段階でカッティングされたフィルムを順次に着脱可能なジグに積層する積載段階と、を含んでなることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の望ましい一実施例によるフィルムマーカシステムを図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
まず、図1ないし図4に示したように、本発明の望ましい一実施例によるフィルムマーカシステムは、ステッカー型感光フィルム1にレーザーで各種文字、数字、記号などをマーキングするシステムであって、システムの外観をなして各種装置を異物から保護するケース3、前記ケース3の内部に所定高さで形成されるテーブル4、前記テーブル4上に設置されるローディング装置10、移送装置20、レーザーモジュール30、カッティング装置40、積載装置50及び制御部60を具備してなる構成である。
【0021】
ここで、図5ないし図8に示したように、前記ローディング装置10はフィルムがロール状に巻かれたフィルムロール2を回転可能に積載し、積載されたフィルムロール2を解いてフィルムを連続的に供給する装置であり、スプール11、資材感知用プレート12及びフィルム張力調節台13を具備してなる。
【0022】
すなわち、前記スプール11は、フィルムロール2の中心部が挟まれて積載され、前記フィルムロール2をモーター回転支持するものであって、前記フィルムロール2をモーター14で回転支持する場合、前記モーター14の速度を速くすれば、前記フィルムロール2の張力を低めることができ、前記モーター14の速度を遅くすれば、前記フィルムロール2の張力を高めることができる。
【0023】
それ以外にも前記スプール11は後述する移送装置20により引張られて自然回転する構成も可能である。
【0024】
また、前記資材感知用プレート12は、一側がテーブル4の測板に所定角度で重力により回動自在に支持され、前記フィルムロール2の上側円周面と接触された接触角度によってフィルムロール2の有無を感知して前記制御部60にフィルムロール2の有無信号を印加するものであって、前記フィルムロール2との接触角度によってフィルムロール2の残量を感知することも可能である。
【0025】
したがって、前記フィルムロール2がいずれもなくなって所定分量だけ残る場合、前記資材感知用プレート12により前記制御部60ではアラーム光やアラーム音でユーザにこれを知らせて、システムの中断なしに連続的なフィルムマーキングを可能にする。
【0026】
また、前記フィルム張力調節台13は、一側がテーブル4の測板に所定角度で回動自在に支持され、前記フィルムロール2から解けたフィルム1の上面と接触して前記フィルム1の移送張力を感知するものであって、前記フィルム1との摩擦を減らすように他端部にフィルム1と接触するローラ15を具備し、図8に示したように、前記制御部60がフィルム1の張力を感知して前記スプール11のモーター14の速度を制御できるように前記フィルム張力調節台13の回転軸に角度センサー16を具備する。
【0027】
したがって、前記フィルム張力調節台13の角度を前記角度センサー16が感知して前記制御部60に角度信号を印加すれば、前記制御部60はフィルムの張力が弱くて重力により前記フィルム張力調節台13の角度が基準値を下回る場合、前記スプール11のモーター14の速度を緩めてフィルムの張力を適正値に補強し、前記フィルム張力調節台13の角度がフィルム張力により基準値より上回る場合、前記スプール11のモーター14の速度を速めてフィルムの張力を適正値に回復できる。
【0028】
一方、図1に示したように、前記移送装置20は、前記ローディング装置10から供給されたフィルム1がガイド21に沿って照射位置まで案内されるように前記フィルムを捉えて扁平に所定距離だけ引張って移送するものであって、大略ガイド21及びグリッパ22を具備してなる構成である。
【0029】
すなわち、図9ないし図11に示したように、前記ガイド21は前記レーザーモジュール30の前方に設置されて前記フィルムを水平に移送するように所定距離だけフィルムの両側面を案内するものであって、右側ガイド21a、左側ガイド21b及びクランプ21cを含んでなる。
【0030】
ここで、前記右側ガイド21aは、図11に示したように、フィルムの右側面を案内するように右側面溝21a1が形成され、テーブル4に固定されるフィルム右側面のガイドである。
【0031】
また、前記左側ガイド21bは、フィルムの左側面の下面を案内するように所定広さで扁平に形成され、前記右側ガイド21aと対向する方向にテーブルに固定されるフィルムの左側面のガイドである。
【0032】
また、前記クランプ21cは、多様なフィルムの幅に合せて幅調節が可能に前記フィルムの右側面を案内し、前記左側ガイド21bの上面と相接して左側面溝21b1が形成されるように設置され、フィルムの幅方向に広く、あるいは狭く左右方向に設置されたネジの前後進またはレールによりスライディング調節される構造である。
【0033】
したがって、前記移送装置20は前記フィルムの案内時に前記クランプ21cが前記左側ガイド21bの上面を基準に前記フィルムの幅方向に広く、あるいは狭く調節されて多様な幅のフィルムにいずれも適用できるものである。
【0034】
このような幅調節構造は前記積載装置50にそのまま適用される。
【0035】
一方、図14及び図17ないし図19に示したように、前記移送装置20のグリッパ22は、図1の前記カッティング装置40の後方に設置されてカッティングされる直前のフィルムを捉えて積載装置50の積載場所まで引張って移送するものであって、大略フィンガ221、フィンガ窄め装置222及びフィンガ往復移送装置223を具備してなる構成である。
【0036】
すなわち、前記フィンガ221は、フィルムの上下面と接触される2対の上下フィンガ221a、221bよりなり、したがって、上下フィンガの間にフィルムが挿入されて把持される。
【0037】
ここで、図18及び図19に示したように、前記フィンガ221は、レール221cにより案内されて左右幅の調節が可能である。
【0038】
また、前記フィンガ窄め装置222は、前記制御部60と連結されたシリンダー222aにより前記上フィンガ221aが下フィンガ221b側に下降してフィルムを捉えるように前記上フィンガ221aを昇降させる装置である。
【0039】
また、前記フィンガ往復移送装置223は、前記フィンガ221及びフィンガ窄め装置222をモーター223aを利用した棒223bまたはシリンダーを利用してフィルム切断場所からフィルム積載場所まで直線往復移送させる装置である。
【0040】
ここで、前記フィンガ窄め装置222及び前記フィンガ往復移送装置223はフィルムを把持して引張る本発明のグリッパ22に関する技術的思想を離脱しない範囲内で多様な実施例が可能であるが、当業者により変更及び修正が可能である。
【0041】
一方、図20及び図21に示したように、前記フィルム1は機械部品に一度付着されれば除去や偽造ができないように付着後に外力により容易に剥ける材質で製作され、このような前記フィルム1は、図21に示したように、背面に接着剤が塗布された感光紙1a及び前記感光紙1aの接着剤1bが塗布された接着面に臨時付着される剥離紙1cを含んでなる。
【0042】
ここで、図1の前記レーザーモジュール30は、前記照射位置に到達したフィルム1にレーザー光を照射して所望の文字、数字、記号などをマーキングするものであって、前記フィルム1の感光紙1aの表面にあらかじめ入力されたデータに沿ってレーザー光を照射し、図21に示したように、レーザー光の波長、強度、照射量、照射時間などを調節してマーキング面100aと切断面100bとを差等照射することによって、前記切断面100bを基準にレーザー光により分離された感光紙1aが前記剥離紙1cから容易に剥けて、接着剤1bが塗布された前記感光紙1aを各種機械部品に単に付着するだけで部品に永久固定され、同時に犯罪者がこれを偽造しようとしてもすぐ破損されて偽造及び変造が不可能である。
【0043】
それ以外に前記レーザーモジュール30は、レーザー光を発散して感光紙に内容を印刷するあらゆるレーザー発生器を設置するものであって、レーザー光を発散するレーザーモジュールに関する技術は当業者により変更及び修正が容易である。
【0044】
一方、図12及び図13に示したように、前記カッティング装置40は、前記レーザーモジュール30によりマーキングされたフィルムを所定長さだけ切断するものであって、テーブル4上に設置されるカッティングフレーム41及び前記カッティングフレーム41に設置され、シリンダー42により下降しながらフィルムを垂直切削する所定角度傾いた切削刃43を含んでなる。
【0045】
したがって、前記カッティング装置40はフィルムが前記移送装置20によりカッティング位置に到達すれば、前記切削刃43が前記シリンダー42により下降しながら前記フィルムを垂直にカッティングし、カッティングされたフィルムは前記積載装置50により後述するジグ53に積載される。
【0046】
ここで、前記積載装置50は、図14ないし図16に示したように、図1の前記カッティング装置40によりカッティングされたフィルムを順次に着脱可能なジグ53に積層する装置であって、大略積載フレーム51、フィルム昇降器52及びジグ53よりなる構成である。
【0047】
ここで、前記積載フレーム51は、テーブル4上に設置され、カッティングされたフィルムの左右側面を案内するフレームであって、ジグ53の脱着作業時にもバッファ空間での積載作業が可能でマーキングが連続的に行われるようにテーブル4上の左右方向に形成されたレール54に沿ってスライディングでき、フィルムの積載定位置に位置する定位置フレーム511及びテーブル上の左右方向に形成されたレール54に沿ってスライディングでき、前記定位置フレーム511と平行な臨時位置に位置するバッファフレーム512を含んでなる。
【0048】
また、前記フィルム昇降器52は、前記積載フレーム51の下方に設置され、前記グリッパ22により積載位置に移送されたフィルムがカッティングされると、前記フィルム1の中心下面で待機しながら、前記フィルム1の左右側面が弾性折曲して前記積載フレーム51から離脱するようにシリンダー52aまたはモーターにより前記フィルム1を前記積載フレーム51から離脱させ、上昇分離させる。
【0049】
また、前記ジグ53は、前記フィルム昇降器52により上昇したフィルムの左右側面を弾性復帰させ、下方から積層されるように内側面にフィルムの左右側面が挿入される図16の内側挿入溝53aが形成されるものであって、前記定位置フレーム511の上面に載置される定位置ジグ531及び前記バッファフレーム512の上面に載置されるバッファジグ532を含んでなる。
【0050】
したがって、平常時、前記定位置フレーム511にフィルムが移送されて前記フィルム昇降器52によりフィルムが上昇すれば前記定位置ジグ531にマーキングされた順番に積層されるが、所定分量のフィルムの積層の完了で、モーターまたは修正業務により作業者が前記バッファフレーム512を前記定位置フレーム511の位置にスライディングさせれば、前記フィルムは連続的に前記バッファフレーム512に移送され、かつ固定されて定位置に待機する前記フィルム昇降器52により上昇しながら前記バッファジグ532にマーキングされた順番に積層され続ける。
【0051】
この時、前記定位置フレーム511に積載が完了した定位置ジグ531を前記定位置フレーム511から離脱させて前記定位置ジグ531の内面に積層されたフィルムを順番にとって使用できる。
【0052】
次いで、またバッファジグ532に積載が完了すれば、定位置フレーム511をバッファフレーム512の位置に移動させて前記の過程を反復する。
【0053】
したがって、ジグ53の脱着作業時にもバッファ空間での積載作業が実施できてマーキングが連続的に行われうる。
【0054】
一方、前記制御部60は、前記の各種装置10、20、40、50及びレーザーモジュール30に制御信号を印加して作動を制御するものであって、前記フィルムロール2の残量感知センサー(図示せず)などを追加で具備してユーザにアラーム光、アラーム音等でフィルムロールの交換時期を知らせ、前記積載装置50に積載されるフィルムの数をカウントしてユーザにアラーム光、アラーム音等でジグ53の交換時期及び作業完了時期などを知らせることができる。
【0055】
このような前記制御部60は、図1に示したように、与えられたデータと一連のプログラムとによって各装置10、20、30、40、50を制御し、各種表示部61及びスピーカーを通じてシステムの状況をユーザに知らせることができ、各種データ及びプログラムを入出力できるものであって、機械部品の工場メーンサーバーコンピュータと連結されてラインのフローによって制御できる。
【0056】
すなわち、このような本発明のフィルムマーカシステムの制御方法をより詳細に説明すれば、本発明のフィルムマーカシステムの制御方法は、大略ローディング段階と、移送段階と、マーキング段階と、カッティング段階及び積載段階とよりなる。
【0057】
ここで、前記ローディング段階は、フィルムロールを回転可能に積載し、積載されたフィルムロールを解いてフィルムを連続的に供給する段階である。
【0058】
この時、前記ローディング段階で、フィルムの張力を感知して前記フィルムロールの回転速度を制御できる。
【0059】
次いで、前記移送段階は、前記ローディング段階で供給されたフィルムがガイドに沿って照射位置まで案内されるように前記フィルムを捉えて扁平に所定距離だけ移送する段階である。
【0060】
この時、前記移送段階は、前記フィルムがローディング場所から照射位置まで移送される照射移送段階及び前記フィルムが照射位置から積載場所まで移送されるカッティング移送段階を含んでなるが、前記カッティング移送段階以後に前記カッティング段階が行われることが望ましい。
【0061】
次いで、前記マーキング段階は、前記移送段階で照射位置に到達したフィルムにレーザー光を照射して所望の文字、数字、記号などをマーキングする段階である。
【0062】
この時、前記マーキング段階で、前記レーザー光はフィルムのマーキング面と切断面とを区分してレーザー光の波長、強度、照射量、照射時間などを調節して差等照射する。
【0063】
次いで、前記カッティング段階は、前記マーキング段階でマーキングされたフィルムを所定長さだけ切断する段階である。
【0064】
次いで、前記積載段階は、前記カッティング段階でカッティングされたフィルムを順次に着脱可能なジグに積層する段階である。
【0065】
この時、前記積載段階で、積載位置への積載が完了したジグを交換する間、臨時でフィルムを積載できるバッファ空間にフィルムを連続的に積載できる。
【0066】
したがって、フィルムの移送、マーキング、切断、積載のあらゆる作業が自動に行われて作業人数及び作業時間を縮めることによって生産性を向上させ、あらゆる作業が精密センサーにより高精度でかつ高品質の製品を生産できる。
【0067】
また、ガイドの幅を調節して多様な幅のフィルム生産ができ、グリッパによりフィルムを移送してローラ接触部位を最小限にすることによって不要なローラ摩耗を除去して耐久性を向上させることができ、マーキングされたフィルムが互いに混ざらないように順番に積載されて製造ラインで部品付着時に容易に適用できる。
【0068】
また、ジグの交換時にもシステムの連続マーキングを可能にしてシステム停止による損失を防止できる利点がある。
【0069】
本発明は前述した実施例に限定されず、本発明の思想を害さない範囲内で当業者による変形が可能である。
【0070】
例えば、本発明の実施例ではステッカー型フィルムに限定されているが、レーザーを照射するあらゆるフィルムに適用できる。
【0071】
したがって、本発明で権利を請求する範囲は特許請求の範囲及びその技術的思想により限定される。
【0072】
【発明の効果】
以上のように本発明のフィルムマーカシステム及びその制御方法によれば、製造コストを下げ、付着作業の簡便化により作業工程数及び作業時間を縮めて部品の生産性を向上させることができ、記載された内容の変造及び偽造がもとより不可能で各種不法な取引や犯罪を事前に防止でき、高精密/高品質の製品を生産でき、多様な幅のフィルム生産が可能であり、装備の耐久性を向上させることができ、ライン部品の付着時に容易に適用でき、システムの連続マーキングを可能にしてシステム停止による損失を防止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の望ましい一実施例によるフィルムマーカシステムを示す部分切開斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1の側面図である。
【図5】図1のローディング装置を示す正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の側面図である。
【図8】図5の背面図である。
【図9】図1の移送装置のガイドを示す正面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】図9の側面図である。
【図12】図1のカッティング装置の正面図である。
【図13】図12の側面図である。
【図14】図1の積載装置の正面図である。
【図15】図14の平面図である。
【図16】図14の側面図である。
【図17】図1の移送装置のグリッパを示す正面図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】図17の側面図である。
【図20】図1のレーザーモジュールによりレーザー照射されたフィルムの一例を示す図面である。
【図21】図20のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 ステッカー型感光フィルム
2 フィルムロール
3 ケース
4 テーブル
10 ローディング装置
11 スプール
12 資材感知用プレート
13 フィルム張力調節台
20 移送装置
21 ガイド
22 グリッパ
30 レーザーモジュール
40 カッティング装置
50 積載装置
60 制御部
61 表示部
【発明の属する技術分野】
本発明はフィルムマーカシステム及びその制御方法に係り、より詳細には生産工程を自動化して大量、連続生産を可能にするフィルムマーカシステム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、従来には自動車や重装備や工場設備やエンジンなどの各種機械部品に部品の一連番号、製造社名、モデル名、製造コード、製造年月日、使用説明、注意事項などの内容を文字や数字記号等で記入して部品に関する情報を表示するため、通常特殊インクやペイントまたは板金などの永久表示技術でアルミニウムなどの金属パネルに内容を記入した後、これをボルトやリベットや接着剤または溶接等で機械部品に付着する方法が使われた。
【0003】
しかし、このような金属パネルに部品の固有番号を記入し、これを溶接やボルティングなどの方法で機械部品に付着する方法は、使われる金属パネルとボルトまたは溶接などの固定用具によって製造コストが高くなる問題点があった。
【0004】
また、金属パネルを部品に固定させるためにかかる金属パネル固定作業によって作業工程数が増加することはもちろん、作業時間が延びて部品の生産性を大きく落とす要因となった。
【0005】
一方、このような従来の金属パネル付着方法は、ボルトを解いたり溶接を解除して機械部品に付着された既存の金属パネルを容易に分離することができ、金属パネルに記入された内容を板金やインクで虚偽ねつ造することが非常に簡単であって、犯罪者が車台番号やエンジン部品等に記載された生産年月日をでっち上げることによって各種不法流通や犯罪等に使われるなど多くの問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記の問題点を解決するための本発明の目的は、金属パネルや別途の固定具が要らなくて製造コストを低め、付着作業の簡便化により作業工程数及び作業時間を縮めて部品の生産性を向上させることができるフィルムマーカシステム及びその制御方法を提供するところにある。
【0007】
また、本発明の他の目的は、車台番号や生産年月などフィルムに記載された内容の変造及び偽造が基本的に不可能で、各種不法な取引や犯罪を事前に防止できるフィルムマーカシステム及びその制御方法を提供するところにある。
【0008】
また、本発明のさらに他の目的は、ユーザがフィルムロールだけ交換すればフィルムの移送、マーキング、切断、積載などのあらゆる作業が自動で行われて作業人数及び作業時間を縮めることによって生産性の飛躍的な向上を図ることはもちろん、高品質及び多様な幅のフィルムを生産できるフィルムマーカシステム及びその制御方法を提供するところにある。
【0009】
また、本発明のさらに他の目的は、フィルムを移送する方法が既存のローラ方式でないグリッパで引張って移送する方法であるため、ローラ摩耗がなくて異物の影響を最小化し、耐久性を向上させうるフィルムマーカシステム及びその制御方法を提供するところにある。
【0010】
また、本発明のさらに他の目的は、製造ラインで部品に車台番号や生産年月などが記入されたフィルムを付着する時に容易に適用でき、ジグの交換時にもシステムの連続マーキングを可能にしてシステム停止による損失を防止できるフィルムマーカシステム及びその制御方法を提供するところにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明のフィルムマーカシステムは、ステッカー型感光フィルムにレーザーで各種文字、数字、記号などをマーキングするフィルムマーカシステムを構成するにおいて、フィルムロールを回転可能に積載し、積載されたフィルムロールを解いてフィルムを連続的に供給するローディング装置と、前記ローディング装置から供給されたフィルムがガイドに沿って照射位置まで案内されるように前記フィルムを捉えて扁平に所定距離だけ引張って移送する移送装置と、前記照射位置に到達したフィルムにレーザー光を照射して所望の文字、数字、記号などをマーキングするレーザーモジュールと、前記レーザーモジュールによりマーキングされたフィルムを所定長さだけ切断するカッティング装置と、前記カッティング装置によりカッティングされたフィルムを順次に着脱可能なジグに積層する積載装置と、前記装置及びレーザーモジュールに制御信号を印加して作動を制御する制御部と、を含んでなることを特徴とする。
【0012】
また、フィルムの円滑な供給のために、前記ローディング装置は、フィルムロールの中心部が挟まれて積載され、前記フィルムロールを回転自在に、またはモーターにより回転されるように支持するスプールと、一側がテーブルの測板に所定角度で重力により回動自在に支持され、前記フィルムロールの上側円周面と接触された接触角度によってフィルムロールの有無を感知する資材感知用プレートと、一側がテーブルの測板に所定角度で張力により回動自在に支持され、前記フィルムロールから解けたフィルムの上側面に接触して前記フィルムの移送張力を感知するフィルム張力調節台と、を含んでなることが望ましい。
【0013】
また、移送が段階的に行われるように、前記移送装置は、前記レーザーモジュールの前方に設置されて前記フィルムを水平に移送するように所定距離だけフィルムの両側面を案内するガイドと、前記カッティング装置の後方に設置されてカッティングされる直前のフィルムを捉えて積載装置の積載場所まで引張って移送するグリッパと、を含んでなることが望ましい。
【0014】
また、部品の不法取引と犯罪とを予防するために、前記フィルムは付着後に外力により容易に剥ける材質で製作され、背面に接着面が塗布された感光紙、及び前記感光紙の接着面に臨時付着される剥離紙を含んでなり、前記レーザーモジュールは、前記フィルムの感光紙表面にあらかじめ入力されたデータによってレーザー光を照射し、レーザー光の波長、強度、照射量、照射時間などを調節してマーキング面と切断面とを差等照射することが望ましい。
【0015】
また、カッティング時の抵抗を最小化するために、前記カッティング装置は、テーブル上に設置されるカッティングフレームと、前記カッティングフレームに設置され、シリンダーにより下降しながらフィルムを垂直切削する所定角度傾いた切削刃と、を含んでなることが望ましい。
【0016】
また、積載時にフィルムが順次に積層されるように、前記積載装置は、テーブル上に設置され、カッティングされたフィルムの左右側面を案内する積載フレームと、前記積載フレームに設置され、前記グリッパにより積載位置に移送されたフィルムがカッティングされると、前記フィルムの中心下面を支持し、前記フィルムの左右側面が弾性折曲するようにシリンダーまたはモーターにより前記フィルムを前記積載フレームから離脱させ、上昇分離させるフィルム昇降器と、前記フィルム昇降器により上昇したフィルムの左右側面が弾性復帰しながら下方から積層されるように内側面にフィルムの左右側面が挿入される挿入溝が形成される着脱式ジグと、を含んでなることが望ましい。
【0017】
また、前記制御部は、フィルムロールの残量感知センサーを具備してユーザにアラーム光、アラーム音等でフィルムロール交換時期を知らせ、前記積載装置に積載されるフィルムの数をカウントしてユーザにアラーム光、アラーム音等でジグの交換時期及び作業完了時期などを知らせることが望ましい。
【0018】
一方、前記目的を達成するための本発明のフィルムマーカシステムの制御方法は、ステッカー型感光フィルムにレーザーで各種文字、数字、記号などをマーキングするフィルムマーカシステムを制御する方法において、フィルムロールを回転可能に積載し、積載されたフィルムロールを解いてフィルムを連続的に供給するローディング段階と、前記ローディング段階で供給されたフィルムがガイドに沿って照射位置まで案内されるように前記フィルムを捉えて扁平に所定距離だけ移送する移送段階と、前記移送段階で照射位置に到達したフィルムにレーザー光を照射して所望の文字、数字、記号などをマーキングするマーキング段階と、前記マーキング段階でマーキングされたフィルムを所定長さだけ切断するカッティング段階と、前記カッティング段階でカッティングされたフィルムを順次に着脱可能なジグに積層する積載段階と、を含んでなることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の望ましい一実施例によるフィルムマーカシステムを図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
まず、図1ないし図4に示したように、本発明の望ましい一実施例によるフィルムマーカシステムは、ステッカー型感光フィルム1にレーザーで各種文字、数字、記号などをマーキングするシステムであって、システムの外観をなして各種装置を異物から保護するケース3、前記ケース3の内部に所定高さで形成されるテーブル4、前記テーブル4上に設置されるローディング装置10、移送装置20、レーザーモジュール30、カッティング装置40、積載装置50及び制御部60を具備してなる構成である。
【0021】
ここで、図5ないし図8に示したように、前記ローディング装置10はフィルムがロール状に巻かれたフィルムロール2を回転可能に積載し、積載されたフィルムロール2を解いてフィルムを連続的に供給する装置であり、スプール11、資材感知用プレート12及びフィルム張力調節台13を具備してなる。
【0022】
すなわち、前記スプール11は、フィルムロール2の中心部が挟まれて積載され、前記フィルムロール2をモーター回転支持するものであって、前記フィルムロール2をモーター14で回転支持する場合、前記モーター14の速度を速くすれば、前記フィルムロール2の張力を低めることができ、前記モーター14の速度を遅くすれば、前記フィルムロール2の張力を高めることができる。
【0023】
それ以外にも前記スプール11は後述する移送装置20により引張られて自然回転する構成も可能である。
【0024】
また、前記資材感知用プレート12は、一側がテーブル4の測板に所定角度で重力により回動自在に支持され、前記フィルムロール2の上側円周面と接触された接触角度によってフィルムロール2の有無を感知して前記制御部60にフィルムロール2の有無信号を印加するものであって、前記フィルムロール2との接触角度によってフィルムロール2の残量を感知することも可能である。
【0025】
したがって、前記フィルムロール2がいずれもなくなって所定分量だけ残る場合、前記資材感知用プレート12により前記制御部60ではアラーム光やアラーム音でユーザにこれを知らせて、システムの中断なしに連続的なフィルムマーキングを可能にする。
【0026】
また、前記フィルム張力調節台13は、一側がテーブル4の測板に所定角度で回動自在に支持され、前記フィルムロール2から解けたフィルム1の上面と接触して前記フィルム1の移送張力を感知するものであって、前記フィルム1との摩擦を減らすように他端部にフィルム1と接触するローラ15を具備し、図8に示したように、前記制御部60がフィルム1の張力を感知して前記スプール11のモーター14の速度を制御できるように前記フィルム張力調節台13の回転軸に角度センサー16を具備する。
【0027】
したがって、前記フィルム張力調節台13の角度を前記角度センサー16が感知して前記制御部60に角度信号を印加すれば、前記制御部60はフィルムの張力が弱くて重力により前記フィルム張力調節台13の角度が基準値を下回る場合、前記スプール11のモーター14の速度を緩めてフィルムの張力を適正値に補強し、前記フィルム張力調節台13の角度がフィルム張力により基準値より上回る場合、前記スプール11のモーター14の速度を速めてフィルムの張力を適正値に回復できる。
【0028】
一方、図1に示したように、前記移送装置20は、前記ローディング装置10から供給されたフィルム1がガイド21に沿って照射位置まで案内されるように前記フィルムを捉えて扁平に所定距離だけ引張って移送するものであって、大略ガイド21及びグリッパ22を具備してなる構成である。
【0029】
すなわち、図9ないし図11に示したように、前記ガイド21は前記レーザーモジュール30の前方に設置されて前記フィルムを水平に移送するように所定距離だけフィルムの両側面を案内するものであって、右側ガイド21a、左側ガイド21b及びクランプ21cを含んでなる。
【0030】
ここで、前記右側ガイド21aは、図11に示したように、フィルムの右側面を案内するように右側面溝21a1が形成され、テーブル4に固定されるフィルム右側面のガイドである。
【0031】
また、前記左側ガイド21bは、フィルムの左側面の下面を案内するように所定広さで扁平に形成され、前記右側ガイド21aと対向する方向にテーブルに固定されるフィルムの左側面のガイドである。
【0032】
また、前記クランプ21cは、多様なフィルムの幅に合せて幅調節が可能に前記フィルムの右側面を案内し、前記左側ガイド21bの上面と相接して左側面溝21b1が形成されるように設置され、フィルムの幅方向に広く、あるいは狭く左右方向に設置されたネジの前後進またはレールによりスライディング調節される構造である。
【0033】
したがって、前記移送装置20は前記フィルムの案内時に前記クランプ21cが前記左側ガイド21bの上面を基準に前記フィルムの幅方向に広く、あるいは狭く調節されて多様な幅のフィルムにいずれも適用できるものである。
【0034】
このような幅調節構造は前記積載装置50にそのまま適用される。
【0035】
一方、図14及び図17ないし図19に示したように、前記移送装置20のグリッパ22は、図1の前記カッティング装置40の後方に設置されてカッティングされる直前のフィルムを捉えて積載装置50の積載場所まで引張って移送するものであって、大略フィンガ221、フィンガ窄め装置222及びフィンガ往復移送装置223を具備してなる構成である。
【0036】
すなわち、前記フィンガ221は、フィルムの上下面と接触される2対の上下フィンガ221a、221bよりなり、したがって、上下フィンガの間にフィルムが挿入されて把持される。
【0037】
ここで、図18及び図19に示したように、前記フィンガ221は、レール221cにより案内されて左右幅の調節が可能である。
【0038】
また、前記フィンガ窄め装置222は、前記制御部60と連結されたシリンダー222aにより前記上フィンガ221aが下フィンガ221b側に下降してフィルムを捉えるように前記上フィンガ221aを昇降させる装置である。
【0039】
また、前記フィンガ往復移送装置223は、前記フィンガ221及びフィンガ窄め装置222をモーター223aを利用した棒223bまたはシリンダーを利用してフィルム切断場所からフィルム積載場所まで直線往復移送させる装置である。
【0040】
ここで、前記フィンガ窄め装置222及び前記フィンガ往復移送装置223はフィルムを把持して引張る本発明のグリッパ22に関する技術的思想を離脱しない範囲内で多様な実施例が可能であるが、当業者により変更及び修正が可能である。
【0041】
一方、図20及び図21に示したように、前記フィルム1は機械部品に一度付着されれば除去や偽造ができないように付着後に外力により容易に剥ける材質で製作され、このような前記フィルム1は、図21に示したように、背面に接着剤が塗布された感光紙1a及び前記感光紙1aの接着剤1bが塗布された接着面に臨時付着される剥離紙1cを含んでなる。
【0042】
ここで、図1の前記レーザーモジュール30は、前記照射位置に到達したフィルム1にレーザー光を照射して所望の文字、数字、記号などをマーキングするものであって、前記フィルム1の感光紙1aの表面にあらかじめ入力されたデータに沿ってレーザー光を照射し、図21に示したように、レーザー光の波長、強度、照射量、照射時間などを調節してマーキング面100aと切断面100bとを差等照射することによって、前記切断面100bを基準にレーザー光により分離された感光紙1aが前記剥離紙1cから容易に剥けて、接着剤1bが塗布された前記感光紙1aを各種機械部品に単に付着するだけで部品に永久固定され、同時に犯罪者がこれを偽造しようとしてもすぐ破損されて偽造及び変造が不可能である。
【0043】
それ以外に前記レーザーモジュール30は、レーザー光を発散して感光紙に内容を印刷するあらゆるレーザー発生器を設置するものであって、レーザー光を発散するレーザーモジュールに関する技術は当業者により変更及び修正が容易である。
【0044】
一方、図12及び図13に示したように、前記カッティング装置40は、前記レーザーモジュール30によりマーキングされたフィルムを所定長さだけ切断するものであって、テーブル4上に設置されるカッティングフレーム41及び前記カッティングフレーム41に設置され、シリンダー42により下降しながらフィルムを垂直切削する所定角度傾いた切削刃43を含んでなる。
【0045】
したがって、前記カッティング装置40はフィルムが前記移送装置20によりカッティング位置に到達すれば、前記切削刃43が前記シリンダー42により下降しながら前記フィルムを垂直にカッティングし、カッティングされたフィルムは前記積載装置50により後述するジグ53に積載される。
【0046】
ここで、前記積載装置50は、図14ないし図16に示したように、図1の前記カッティング装置40によりカッティングされたフィルムを順次に着脱可能なジグ53に積層する装置であって、大略積載フレーム51、フィルム昇降器52及びジグ53よりなる構成である。
【0047】
ここで、前記積載フレーム51は、テーブル4上に設置され、カッティングされたフィルムの左右側面を案内するフレームであって、ジグ53の脱着作業時にもバッファ空間での積載作業が可能でマーキングが連続的に行われるようにテーブル4上の左右方向に形成されたレール54に沿ってスライディングでき、フィルムの積載定位置に位置する定位置フレーム511及びテーブル上の左右方向に形成されたレール54に沿ってスライディングでき、前記定位置フレーム511と平行な臨時位置に位置するバッファフレーム512を含んでなる。
【0048】
また、前記フィルム昇降器52は、前記積載フレーム51の下方に設置され、前記グリッパ22により積載位置に移送されたフィルムがカッティングされると、前記フィルム1の中心下面で待機しながら、前記フィルム1の左右側面が弾性折曲して前記積載フレーム51から離脱するようにシリンダー52aまたはモーターにより前記フィルム1を前記積載フレーム51から離脱させ、上昇分離させる。
【0049】
また、前記ジグ53は、前記フィルム昇降器52により上昇したフィルムの左右側面を弾性復帰させ、下方から積層されるように内側面にフィルムの左右側面が挿入される図16の内側挿入溝53aが形成されるものであって、前記定位置フレーム511の上面に載置される定位置ジグ531及び前記バッファフレーム512の上面に載置されるバッファジグ532を含んでなる。
【0050】
したがって、平常時、前記定位置フレーム511にフィルムが移送されて前記フィルム昇降器52によりフィルムが上昇すれば前記定位置ジグ531にマーキングされた順番に積層されるが、所定分量のフィルムの積層の完了で、モーターまたは修正業務により作業者が前記バッファフレーム512を前記定位置フレーム511の位置にスライディングさせれば、前記フィルムは連続的に前記バッファフレーム512に移送され、かつ固定されて定位置に待機する前記フィルム昇降器52により上昇しながら前記バッファジグ532にマーキングされた順番に積層され続ける。
【0051】
この時、前記定位置フレーム511に積載が完了した定位置ジグ531を前記定位置フレーム511から離脱させて前記定位置ジグ531の内面に積層されたフィルムを順番にとって使用できる。
【0052】
次いで、またバッファジグ532に積載が完了すれば、定位置フレーム511をバッファフレーム512の位置に移動させて前記の過程を反復する。
【0053】
したがって、ジグ53の脱着作業時にもバッファ空間での積載作業が実施できてマーキングが連続的に行われうる。
【0054】
一方、前記制御部60は、前記の各種装置10、20、40、50及びレーザーモジュール30に制御信号を印加して作動を制御するものであって、前記フィルムロール2の残量感知センサー(図示せず)などを追加で具備してユーザにアラーム光、アラーム音等でフィルムロールの交換時期を知らせ、前記積載装置50に積載されるフィルムの数をカウントしてユーザにアラーム光、アラーム音等でジグ53の交換時期及び作業完了時期などを知らせることができる。
【0055】
このような前記制御部60は、図1に示したように、与えられたデータと一連のプログラムとによって各装置10、20、30、40、50を制御し、各種表示部61及びスピーカーを通じてシステムの状況をユーザに知らせることができ、各種データ及びプログラムを入出力できるものであって、機械部品の工場メーンサーバーコンピュータと連結されてラインのフローによって制御できる。
【0056】
すなわち、このような本発明のフィルムマーカシステムの制御方法をより詳細に説明すれば、本発明のフィルムマーカシステムの制御方法は、大略ローディング段階と、移送段階と、マーキング段階と、カッティング段階及び積載段階とよりなる。
【0057】
ここで、前記ローディング段階は、フィルムロールを回転可能に積載し、積載されたフィルムロールを解いてフィルムを連続的に供給する段階である。
【0058】
この時、前記ローディング段階で、フィルムの張力を感知して前記フィルムロールの回転速度を制御できる。
【0059】
次いで、前記移送段階は、前記ローディング段階で供給されたフィルムがガイドに沿って照射位置まで案内されるように前記フィルムを捉えて扁平に所定距離だけ移送する段階である。
【0060】
この時、前記移送段階は、前記フィルムがローディング場所から照射位置まで移送される照射移送段階及び前記フィルムが照射位置から積載場所まで移送されるカッティング移送段階を含んでなるが、前記カッティング移送段階以後に前記カッティング段階が行われることが望ましい。
【0061】
次いで、前記マーキング段階は、前記移送段階で照射位置に到達したフィルムにレーザー光を照射して所望の文字、数字、記号などをマーキングする段階である。
【0062】
この時、前記マーキング段階で、前記レーザー光はフィルムのマーキング面と切断面とを区分してレーザー光の波長、強度、照射量、照射時間などを調節して差等照射する。
【0063】
次いで、前記カッティング段階は、前記マーキング段階でマーキングされたフィルムを所定長さだけ切断する段階である。
【0064】
次いで、前記積載段階は、前記カッティング段階でカッティングされたフィルムを順次に着脱可能なジグに積層する段階である。
【0065】
この時、前記積載段階で、積載位置への積載が完了したジグを交換する間、臨時でフィルムを積載できるバッファ空間にフィルムを連続的に積載できる。
【0066】
したがって、フィルムの移送、マーキング、切断、積載のあらゆる作業が自動に行われて作業人数及び作業時間を縮めることによって生産性を向上させ、あらゆる作業が精密センサーにより高精度でかつ高品質の製品を生産できる。
【0067】
また、ガイドの幅を調節して多様な幅のフィルム生産ができ、グリッパによりフィルムを移送してローラ接触部位を最小限にすることによって不要なローラ摩耗を除去して耐久性を向上させることができ、マーキングされたフィルムが互いに混ざらないように順番に積載されて製造ラインで部品付着時に容易に適用できる。
【0068】
また、ジグの交換時にもシステムの連続マーキングを可能にしてシステム停止による損失を防止できる利点がある。
【0069】
本発明は前述した実施例に限定されず、本発明の思想を害さない範囲内で当業者による変形が可能である。
【0070】
例えば、本発明の実施例ではステッカー型フィルムに限定されているが、レーザーを照射するあらゆるフィルムに適用できる。
【0071】
したがって、本発明で権利を請求する範囲は特許請求の範囲及びその技術的思想により限定される。
【0072】
【発明の効果】
以上のように本発明のフィルムマーカシステム及びその制御方法によれば、製造コストを下げ、付着作業の簡便化により作業工程数及び作業時間を縮めて部品の生産性を向上させることができ、記載された内容の変造及び偽造がもとより不可能で各種不法な取引や犯罪を事前に防止でき、高精密/高品質の製品を生産でき、多様な幅のフィルム生産が可能であり、装備の耐久性を向上させることができ、ライン部品の付着時に容易に適用でき、システムの連続マーキングを可能にしてシステム停止による損失を防止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の望ましい一実施例によるフィルムマーカシステムを示す部分切開斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1の側面図である。
【図5】図1のローディング装置を示す正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の側面図である。
【図8】図5の背面図である。
【図9】図1の移送装置のガイドを示す正面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】図9の側面図である。
【図12】図1のカッティング装置の正面図である。
【図13】図12の側面図である。
【図14】図1の積載装置の正面図である。
【図15】図14の平面図である。
【図16】図14の側面図である。
【図17】図1の移送装置のグリッパを示す正面図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】図17の側面図である。
【図20】図1のレーザーモジュールによりレーザー照射されたフィルムの一例を示す図面である。
【図21】図20のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 ステッカー型感光フィルム
2 フィルムロール
3 ケース
4 テーブル
10 ローディング装置
11 スプール
12 資材感知用プレート
13 フィルム張力調節台
20 移送装置
21 ガイド
22 グリッパ
30 レーザーモジュール
40 カッティング装置
50 積載装置
60 制御部
61 表示部
Claims (16)
- ステッカー型感光フィルムにレーザーで各種文字、数字、記号などをマーキングするフィルムマーカシステムを構成するにおいて、
フィルムロールを回転可能に積載し、積載されたフィルムロールを解いてフィルムを連続的に供給するローディング装置と、
前記ローディング装置から供給されたフィルムがガイドに沿って照射位置まで案内されるように前記フィルムを捉えて扁平に所定距離だけ引張って移送する移送装置と、
前記照射位置に到達したフィルムにレーザー光を照射して所望の文字、数字、記号などをマーキングするレーザーモジュールと、
前記レーザーモジュールによりマーキングされたフィルムを所定長さだけ切断するカッティング装置と、
前記カッティング装置によりカッティングされたフィルムを順次に着脱可能なジグに積層する積載装置と、
前記装置及びレーザーモジュールに制御信号を印加して作動を制御する制御部と、を含んでなることを特徴とするフィルムマーカシステム。 - 前記ローディング装置は、
フィルムロールの中心部が挟まれて積載され、前記フィルムロールを回転自在に、またはモーターにより回転されるように支持するスプールと、
一側がテーブルの測板に所定角度で重力により回動自在に支持され、前記フィルムロールの上側円周面と接触された接触角度によってフィルムロールの有無を感知する資材感知用プレートと、
一側がテーブルの測板に所定角度で張力により回動自在に支持され、前記フィルムロールから解けたフィルムの上側面に接触して前記フィルムの移送張力を感知するフィルム張力調節台と、を含んでなることを特徴とする請求項1に記載のフィルムマーカシステム。 - 前記フィルム張力調節台は、前記フィルムとの摩擦を減らすように他端部にフィルムと接触するローラを具備し、前記制御部がフィルムの張力を感知して前記スプールモーターの速度を制御できるように前記フィルム張力調節台の回転軸に角度センサーを具備することを特徴とする請求項2に記載のフィルムマーカシステム。
- 前記移送装置は、
前記レーザーモジュールの前方に設置されて前記フィルムを水平に移送するように所定距離だけフィルムの両側面を案内するガイドと、
前記カッティング装置の後方に設置されてカッティングされる直前のフィルムを捉えて積載装置の積載場所まで引張って移送するグリッパと、を含んでなることを特徴とする請求項1に記載のフィルムマーカシステム。 - 前記ガイドは、
フィルムの右側面を案内するように右側面溝が形成され、テーブルに固定される右側ガイドと、
フィルムの左側面の下面を案内するように所定広さで扁平に形成され、前記右側ガイドと対向する方向にテーブルに固定される左側ガイドと、
多様なフィルムの幅に合せて幅調節できるように前記フィルムの左側面を案内し、前記左側ガイドの上面と相接して設置され、フィルムの幅方向に広く、あるいは狭くスライディング調節されるクランプと、を含んでなることを特徴とする請求項4に記載のフィルムマーカシステム。 - 前記グリッパは、
フィルムの上下面と接触される2対の上下フィンガと、
前記制御部と連結されたシリンダーにより前記上側フィンガが下側フィンガ方向に下降してフィルムを捉えるように前記上側フィンガを作動させるフィンガ窄め装置と、
前記上下フィンガ及びフィンガ窄め装置をシリンダーまたはネジ棒を利用してフィルム切断場所からフィルム積載場所まで直線往復移送するフィンガ往復移送装置と、を含んでなることを特徴とする請求項4に記載のフィルムマーカシステム。 - 前記フィルムは付着後に外力により容易に剥ける材質で製作され、背面に接着面が塗布された感光紙、及び前記感光紙の接着面に臨時付着される剥離紙を含んでなり、
前記レーザーモジュールは、
前記フィルムの感光紙表面にあらかじめ入力されたデータによってレーザー光を照射し、レーザー光の波長、強度、照射量、照射時間などを調節してマーキング面と切断面とを差等照射することを特徴とする請求項1に記載のフィルムマーカシステム。 - 前記カッティング装置は、
テーブル上に設置されるカッティングフレームと、
前記カッティングフレームに設置され、シリンダーにより下降しながらフィルムを垂直切削する所定角度傾いた切削刃と、を含んでなることを特徴とする請求項1に記載のフィルムマーカシステム。 - 前記積載装置は、
テーブル上に設置され、カッティングされたフィルムの左右側面を案内する積載フレームと、
前記積載フレームに設置され、前記グリッパにより積載位置に移送されたフィルムがカッティングされると、前記フィルムの中心下面を支持し、前記フィルムの左右側面が弾性折曲するようにシリンダーまたはモーターにより前記フィルムを前記積載フレームから離脱させ、上昇分離させるフィルム昇降器と、
前記フィルム昇降器により上昇したフィルムの左右側面が弾性復帰しながら下方から積層されるように内側面にフィルムの左右側面が挿入される挿入溝が形成される着脱式ジグと、を含んでなることを特徴とする請求項1に記載のフィルムマーカシステム。 - ジグ脱着作業時にもバッファ空間での積載作業が可能でマーキングが連続的に行われるように、
前記積載フレームは、
テーブル上の左右方向に形成されたレールに沿ってスライディングでき、フィルムの積載定位置に位置する定位置フレームと、
テーブル上の左右方向に形成されたレールに沿ってスライディングでき、前記定位置フレームと平行な臨時位置に位置するバッファフレームと、を含んでなり、
前記ジグは、
前記定位置フレームの上面に載置される定位置ジグと、
前記バッファフレームの上面に載置されるバッファジグと、を含んでなることを特徴とする請求項9に記載のフィルムマーカシステム。 - 前記制御部は、フィルムロールの残量感知センサーを具備してユーザにアラーム光、アラーム音等でフィルムロール交換時期を知らせ、前記積載装置に積載されるフィルムの数をカウントしてユーザにアラーム光、アラーム音等でジグの交換時期及び作業完了時期などを知らせることを特徴とする請求項1に記載のフィルムマーカシステム。
- ステッカー型感光フィルムにレーザーで各種文字、数字、記号などをマーキングするフィルムマーカシステムを制御する方法において、
フィルムロールを回転可能に積載し、積載されたフィルムロールを解いてフィルムを連続的に供給するローディング段階と、
前記ローディング段階で供給されたフィルムがガイドに沿って照射位置まで案内されるように前記フィルムを捉えて扁平に所定距離だけ移送する移送段階と、
前記移送段階で照射位置に到達したフィルムにレーザー光を照射して所望の文字、数字、記号などをマーキングするマーキング段階と、
前記マーキング段階でマーキングされたフィルムを所定長さだけ切断するカッティング段階と、
前記カッティング段階でカッティングされたフィルムを順次に着脱可能なジグに積層する積載段階と、を含んでなることを特徴とするフィルムマーカシステムの制御方法。 - 前記ローディング段階で、フィルムの張力を感知して前記フィルムロールの回転速度を制御することを特徴とする請求項12に記載のフィルムマーカシステムの制御方法。
- 前記移送段階は、前記フィルムがローディング場所から照射位置まで移送される照射移送段階と、
前記フィルムが照射位置から積載場所まで移送されるカッティング移送段階とを含んでなり、
前記カッティング移送段階以後に前記カッティング段階が行われることを特徴とする請求項12に記載のフィルムマーカシステムの制御方法。 - 前記マーキング段階で、前記レーザー光はフィルムのマーキング面と切断面とを区分してレーザー光の波長、強度、照射量、照射時間などを調節して差等照射することを特徴とする請求項12に記載のフィルムマーカシステムの制御方法。
- 前記積載段階で、積載位置に積載が完了したジグを交換する間、臨時にフィルムを積載できるバッファ空間にフィルムを連続的に積載することを特徴とする請求項12に記載のフィルムマーカシステムの制御方法。
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