JP2004066250A - ロール異物除去方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレード先端が許容限まで摩耗していく全使用期間にわたって安定した異物除去性能を確保できるロール異物除去方法および装置を提供する。
【解決手段】冷延鋼板処理ライン内で被処理鋼板と接触するロール1面にブレード2の先端を押し付けてロール面に付着した異物を掻き落とすにあたり、ブレードをホルダ3で一定の角度に保持し、稼働中、ブレード先端のロール面への接触位置または押し付け力をモニタ手段5(または8)で監視し、該監視値と初期設定値との差を制御手段7,6(または9)により許容差以下に制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール異物除去方法および装置に関し、詳しくは、冷延鋼板処理ライン内で板に接触するロールに付着した異物をブレードで掻き落とすロール異物除去方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷延鋼板処理ラインでは、種々のロールを用いて冷延鋼板を支持して通板させながら処理が行われる。これらのロールには冷延鋼板が接触するので、ロール面に異物が付着しているとその異物が板面に転写し、品質不良を発生する危険がある。そこで、従来、ロール面に付着した異物を除去するためにブレードと呼ばれる先端を刃状に薄くした板の先端をロール面に押し付ける異物除去装置を用いてロール面に付着した異物を掻き落とす技術が広く用いられている(例えば、特開平8−112605号公報、特開2000−218311号公報、特開2001−47113 号公報など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のロール異物除去方法では、ブレード先端が摩耗していくと異物除去性能が不安定となり、異物の転写による鋼板表面品質不良の発生を十分に抑制できていないという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、ブレード先端が許容限まで摩耗していく全使用期間にわたって安定した異物除去性能を確保できるロール異物除去方法および装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意検討し、ブレード先端がある程度摩耗してもそのロール面との接触位置、その位置での接触角度、および押し付け力がほぼ不変であれば、安定した異物除去性能を確保できることに想到し、それを実現する手段を案出し、以下の要旨構成になる本発明をなした。
【0005】
すなわち、本発明は、冷延鋼板処理ライン内で被処理鋼板と接触するロール面にブレードの先端を押し付けてロール面に付着した異物を掻き落とすロール異物除去方法において、ブレードを一定の角度に保持し、稼働中、ブレード先端のロール面への接触位置または押し付け力を監視し、該監視値と初期設定値との差を許容差以下に制御することを特徴とするロール異物除去方法である。
【0006】
また、本発明は、冷延鋼板処理ライン内で被処理鋼板と接触するロール面にブレードの先端を押し付けてロール面に付着した異物を掻き落とすロール異物除去装置において、ブレードを一定の角度に保持するホルダと、稼働中のブレード先端のロール面への接触位置または押し付け力を監視するモニタ手段と、該モニタ手段の監視値と初期設定値との差を許容差以下にする制御手段とを有することを特徴とするロール異物除去装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1例の説明図である。この第1例は、本発明に係る方法および装置における監視・制御対象を、ブレード先端のロール面への接触位置とした場合の例である。ロール1は冷延鋼板処理ライン内にあって、図示のない部分で被処理鋼板と接触しながら矢印10の方向に回転する。ブレード2は、その両側に配置された内圧可変なチューブ4A、4B、4C、4Dを介して、ホルダ3で一定の角度に保持され、ブレード2の先端がロール1面に押し付けられている。ホルダ3はアクチュエータ6で高さ位置可変に支持されている。ブレード2先端のロール1面への押し付け力は、押し側のチューブ4A、4Bの内圧を受け側のチューブ4C、4Dの内圧よりもある一定の差圧だけ高く設定することにより生じている。初期の押し付け接触点をPとする。
【0008】
ブレード2は、稼働中に先端が摩耗していくと、ブレード2両側に設定した一定の差圧で生じている押し付け力は一定であるが、ロール1面との接触位置が、初期の押し付け接触点Pの位置から、摩耗量とブレード2の角度とロール1周面との幾何学的関係から定まる量だけずれた位置へと移行する。
そこで、初期の押し付け接触点Pを含む適当な広さの範囲の側面を、CCD等で構成されたモニタ用カメラ(モニタ手段)5で監視し、その監視画像データ(を演算装置7に送る。演算装置7は、送られた監視画像データから初期の押し付け接触点Pの位置(初期設定値)と稼働中のブレード2先端位置(監視値)との高さ方向位置差Δdを導出し、この高さ方向位置差Δdが許容差εよりも十分小さい値を超えないようにアクチュエータ6の設定高さを変更する。すなわち、第1例では、制御手段は演算装置7とアクチュエータ6とで構成されている。許容差εは操業実績に基づいて適宜の値に設定される。
【0009】
これにより、ブレード2は、稼動中にその先端が許容限まで摩耗していく期間全体を通じて、そのロール面への接触位置、接触角度、及び押し付け力がほぼ一定に保たれることとなり、安定した異物除去性能を持続できる。
図2は本発明の第2例の説明図である。この第2例は、本発明に係る方法および装置における監視・制御対象を、ブレード先端のロール面への押し付け力とした場合の例である。ロール1は冷延鋼板処理ライン内にあって、図示のない部分で被処理鋼板と接触しながら矢印10の方向に回転する。ブレード2は、その両側に配置された内圧可変なチューブ4A、4B、4C、4Dを介して、ホルダ3で一定の角度に保持され、ブレード2の先端がロール面に押し付けられている。ホルダ3は支持架構11で不動状態に保持されている。チューブ4A、4B、4C、4Dの内圧は互いに等しく設定されている。初期の押し付け接触点をPとする。
【0010】
ブレード2先端のロール1面への押し付け力は、ホルダ内3のブレード2後端に配置された内圧可変なチューブ4Eをエアポンプ等の与圧手段9で加圧膨張させてブレード2後端に押し圧力を作用させることにより生じている。
稼働中にブレード2先端が例えばΔs1 だけ摩耗したとすると、摩耗の進行方向と押し付け力の方向が一致しているから接触位置は初期の点Pの位置から移動しないが、摩耗した分だけチューブ4Eの内容積が拡大し、その内圧(ブレード2後端に作用する押し圧力)が減少する。
【0011】
そこで、圧力計(モニタ手段)8でチューブ4Eの内圧を監視し、その監視値と初期設定値との差が許容差ε1 よりも十分小さい値を超えないように与圧手段9の設定を変更する。すなわち、第2例では、制御手段は与圧手段9で構成されている。許容差ε1 は操業実績に基づいて適宜の値に設定される。
これにより、ブレード2は、稼働中にその先端が許容限まで摩耗していく期間全体を通じて、そのロール面への接触位置、接触角度、及び押し付け力がほぼ一定に保たれることとなり、安定した異物除去性能を持続できる。
【0012】
【実施例】
冷延鋼板の連続焼鈍ライン内の複数箇所に配置されて被処理鋼板に接触しながら回転するロールに対し、ある箇所では図1に示した第1例の形態で、また別の箇所では図2に示した第2例の形態で、本発明を実施した。第1例の形態では接触位置に係る許容差を3mmとし、また第2例の形態では押し付け力に対応するチューブ4Eの内圧に係る許容差を0.1MPaとした。このラインでは、従来、図1においてアクチュエータ6に代えて図2の支持架構11とし、かつモニタ用カメラ5及び演算装置7を除去した形態でロール異物除去を行っていた。かかる従来においては、ロールに付着した異物の転写による鋼板表面の品質不良発生率が0.8 %程度であったのに対し、本発明実施後は、同品質不良発生率が0.05%程度以下にまで低減した。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、冷延鋼板処理ライン内で被処理鋼板と接触して回転するロールの表面に付着した異物をより確実に除去できるようになり、被処理鋼板の表面品質不良発生率を大幅に低減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1例の説明図である。
【図2】本発明の第2例の説明図である。
【符号の説明】
1 ロール
2 ブレード
3 ホルダ
4A、4B、4C、 4D、4E チューブ
5 モニタ用カメラ(接触位置のモニタ手段)
6 アクチュエータ(接触位置の制御手段の構成要素)
7 演算装置(接触位置の制御手段の構成要素)
8 圧力計(押し付け力のモニタ手段)
9 与圧手段(押し付け力の制御手段)
10 ロールの回転方向
11 支持架構

Claims (2)

  1. 冷延鋼板処理ライン内で被処理鋼板と接触するロール面にブレードの先端を押し付けてロール面に付着した異物を掻き落とすロール異物除去方法において、ブレードを一定の角度に保持し、稼働中、ブレード先端のロール面への接触位置または押し付け力を監視し、該監視値と初期設定値との差を許容差以下に制御することを特徴とするロール異物除去方法。
  2. 冷延鋼板処理ライン内で被処理鋼板と接触するロール面にブレードの先端を押し付けてロール面に付着した異物を掻き落とすロール異物除去装置において、ブレードを一定の角度に保持するホルダと、稼働中のブレード先端のロール面への接触位置または押し付け力を監視するモニタ手段と、該モニタ手段の監視値と初期設定値との差を許容差以下にする制御手段とを有することを特徴とするロール異物除去装置。
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