JP2005230871A - 圧延機におけるロールポリッシング方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【要 約】
【課 題】 ブラシロールにより一旦かき落とされたダストのロールへの再付着を防止する。
【解決手段】 ブラシロール4を囲むフード8内に、板状のブレード11をブラシロール4に接触させるスクレーパ1等のダスト除去手段を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鋼帯等の金属ストリップの圧延を乾式で行う圧延機においてワークロールあるいはバックアップロールをポリッシングするロールポリッシング方法およびその装置に関する。
金属ストリップの圧延を乾式で行う圧延機、例えば鋼帯の連続焼鈍炉出側に設置される乾式の調質圧延を行う圧延機(以下「乾式の調質圧延機」ということがある)等においては、圧延中に発生する板表面の摩耗粉やワークロールあるいはバックアップロール表面からの摩耗粉等がダストとなってワークロールあるいはバックアップロール(以下、この両者を合わせて単に「ロール」ということがある)表面に異物として付着し、堆積したものが剥離して調質圧延中の金属ストリップ板面へ再付着してロールマークと呼ばれる品質不良を発生させることがある。このダストは「ダル粉」とも呼ばれる。この再付着を防止するため、従来一般に樹脂製のブラシロールをロール表面に接触させてポリッシングすることが行われている。特許文献1にこうしたロール表面清掃装置の従来例が記載されている。図3によりこれを簡単に説明する。
この図は特許文献1記載の第1図で、乾式の調質圧延機の清掃装置(ロールポリッシング装置)の構成図である。なお、乾式とは、調質液や圧延油を使用しない乾式調質圧延等の圧延法である。Sは金属ストリップ、3aはワークロール、3bはバックアップロール、4aはワークロール用ブラシロール、4bはバックアップロール用ブラシロール、5は架台、6は進退手段、7は伸縮部、8は各ブラシロール4a、4bを囲むフード、9はフードに接続するダクト、10は吸引用のブロアである。
このロールポリッシング装置は、圧延機のワークロール3aあるいはバックアップロール3bに接触して回転するブラシロール4a,4bを配設し、このブラシロール4a,4bに近接してフード8、ダクト9、ブロア10により構成される排気ダクトを配置し、ブラシロール4a,4bがワークロール3aあるいはバックアップロール3bに接触してこすり落としたダストを排気ダクトで排出するようになっている。フード8は、ロールの径の変化への対応、ならびにロール交換の際の退避のため、架台5に流体シリンダ等の進退手段6を介して取り付けられ、フード8とダクト9は蛇腹等の伸縮部7を介して接続されている。特許文献1の実施例の説明によればワークロール用ブラシロール4aはアルミナの砥粒入りナイロンロール、バックアップロール用ブラシロール4bはアルミナ砥粒入りナイロン、ポリプロピレン混紡ロールである。
一方、図4は特許文献2に記載された第3図で、ロールポリッシング装置の要部を示す部分断面図であり、ブラシロールの作動状況を模式的に示している。符号は図3と同一とした。特許文献1ではブラシロールの回転方向については特に記載はないが、特許文献2ではこの図のようにロール3とブラシロール4とは回転方向を逆にし、ロール表面にはエアを噴射することが記載されている。
ところで、被圧延材の板幅がせまいものから広いものに変わる際に、ロール表面のそれまでの板幅エッジ近傍に「板道マーク」と呼ばれる筋模様が残ることが経験的に知られている。砥粒入りのブラシロールによるポリッシングは、この板道マークの除去にも有効である。
特公平8−9047号公報 特開昭57−75212号公報
ところで、このようなブラシロールによるポリッシングによってロール表面に付着していたダストは一旦はブラシロールにより剥離されるが、ブラシロールに付着し、堆積したダストがロール表面に再度付着するという現象があり、ブラシロールからのすみやかなダストの除去という新たな問題点が発生している。
図5はブラシロールの表面積当たりのダスト堆積量とロール表面への再付着率との関係を示すグラフである。ダストの堆積量が増加するにつれ、再付着率が急激に上昇することがわかる。
本発明はブラシロールにダストを堆積させないよう、従来の集塵装置によるダストの除去に加え、さらに強力かつ確実なダスト除去手段を実現することを目的とする。
本発明の圧延機におけるロールポリッシング方法は、金属ストリップの圧延を乾式で行う圧延機のワークロールあるいはバックアップロールの少なくとも一方にブラシロールを接触させて前記ワークロールあるいはバックアップロールの少なくとも一方に付着したダストを剥離し、このブラシロールを囲むフード内に吸引しダクトから排出する圧延機におけるロールポリッシング方法において、前記ブラシロールに対して、前記フード内にダスト除去手段を設けて前記ブラシロールに付着したダストを強制的に除去することを特徴とし、望ましくは前記のダスト除去手段が板状のブレードを前記ブラシロールに接触させるものであるか、あるいはブラシロールに接近して取り付けた電磁石である前記の圧延機におけるロールポリッシング方法である。
また本発明の圧延機におけるロールポリッシング装置は、金属ストリップの圧延を乾式で行う圧延機のワークロールあるいはバックアップロールの少なくとも一方に接触するブラシロールと、前記ブラシロールを囲むフードと、フード内のダストを排出するダクトからなる圧延機におけるロールポリッシング装置において、前記ブラシロールに対して、付着したダストを強制的に除去するダスト除去手段を前記フード内に設けたことを特徴とし、望ましくは前記のダスト除去手段が板状のブレードを前記ブラシロールに接触させるものであるか、あるいは前記のダスト除去手段がブラシロールに接近して取り付けた電磁石である前記の圧延機におけるロールポリッシング装置である。
本発明によれば、一旦付着したダストを効果的にブラシロールから除去し、堆積を防止し、ロール表面への再付着をなくすることによりロールマークに起因する品質不良を大幅に削減できるという、優れた効果を奏する。
本発明においては、ブラシロールに対して、ブラシロールを囲むフード内にダスト除去手段を設けて付着したダストを強制的に除去することを特徴とし、ブラシロールにダストが付着しても堆積しないうちに除去されるので、ロールマークによる品質不良を減少させることができる。
なお、ここで付着したダストを強制的に除去するとは、吸引状態にあるフード内でもブラシロールから除去されずに付着しているダストを、例えば機械的にかき取ったり、磁力を利用して剥離させるなどしてブラシロールから除去することを意味する。
図1は本発明の第1の実施例であるロールポリッシング装置の要部を示す部分断面図で、示した範囲はおよそさきに説明した図4に相当し、本発明の特徴部分であるダストの強制的除去手段を除いて、周辺の機器構成は図3に示した従来のものと特に相違はない。
図1の実施例では、ダストの強制的除去手段として板状のブレード11を使用している。1はブラシロール4に接触可能にフード内に設けたスクレーパで、板状のブレード11とこれを支持する支持軸12とからなり、ブレード11は支持軸12を支点として回動可能であり、図の実線の状態でブラシロール4に食い込んで接触しており、図示しない流体シリンダ等のアクチュエータにより破線の状態に回動させるとブラシロール4から開放される。回動手段は特に限定しないが、例えば空気を送り込むことによって上部、下部いずれかがふくらむ「エアチューブ」と呼ばれるものでもよいし、公知の流体シリンダ等のアクチュエータでもよい。ブラシロール4を回転させてブレード11を接触させることによりブラシに付着したダストを剥離させ、フード内に浮遊させて吸引、除去するので、ブラシロール4にダストが堆積することがなく、本発明の目的を達成することができる。
いうまでもなくこのスクレーパ1はブラシロール4のチョック、あるいはフード8に連結して取り付けられており、ブラシロール4の前進、後退に追随して移動する。
これまでの例では、ロール交換が終わって新しいロールにあらためてブラシロールを接触させたとたんにブラシロール内に堆積していたダスト一気にロールに再付着する例が多かったので、本発明のロールポリッシングはロール交換中の操業中断時間を利用して行い、清浄なブラシロールをロールに接触させるようにすると効果的である。
連続焼鈍炉の出側の調質圧延機で缶用低炭素鋼材のストリップを乾式調質圧延する際に本発明を実施した。圧延条件は圧延速度最高1400mpm、伸び率1.0%である。ポリッシャはバックアップロールに設置し、ブラシロールは砥粒入りのナイロンブラシ、ブラシロール径200mm、ブラシの毛の直径0.5mm、ブラシロールの回転はバックアップロールと反対方向に700rpmである。スキンパスサイクル毎、すなわちワークロールを交換するタイミング度に圧延していない状態でスクレーパをブラシロールに接触させ、付着したダストの除去および吸引操作を行った。その結果、板面へのロールマークの発生率が従来の実績1.0%から0.2%に減少した。
図2は本発明の第2の実施例であるロールポリッシング装置の要部を示す部分断面図で、ダストの強制的除去手段として電磁石2を使用している。2はブラシロール4に接近してフード内に取り付けられた電磁石である。ロールが鍛鋼や鋳鉄等の鉄製で、被圧延材が低炭素鋼等の強磁性体の場合、摩耗粉であるダストは磁石に吸引されるので、電磁石2をオンオフすることによりブラシロール4に付着したダストを任意に電磁石2に吸引し、またこれを解放して、浮遊するダストをダクトから排出することができる。
実施のタイミング、実施の効果等は実施例1と同様である。
本発明の第1の実施例であるロールポリッシング装置の要部を示す部分断面図である。 本発明の第2の実施例であるロールポリッシング装置の要部を示す部分断面図である。 従来の技術におけるロールポリッシング装置の構成図である。 他の従来の技術におけるロールポリッシング装置の要部を示す部分断面図である。 従来の技術におけるダスト堆積量とロール表面への再付着率との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 スクレーパ
2 電磁石
3 ロール
3a ワークロール
3b バックアップロール
4、4a、4b ブラシロール
5 架台
6 進退手段
7 伸縮部
8 フード
9 ダクト
10 ブロア
11 ブレード
12 支持軸
S 金属ストリップ

Claims (6)

  1. 金属ストリップの圧延を乾式で行う圧延機のワークロールあるいはバックアップロールの少なくとも一方にブラシロールを接触させて前記ワークロールあるいはバックアップロールの少なくとも一方に付着したダストを剥離し、このブラシロールを囲むフード内に吸引しダクトから排出する圧延機におけるロールポリッシング方法において、前記ブラシロールに対して、前記フード内にダスト除去手段を設けて前記ブラシロールに付着したダストを強制的に除去することを特徴とする圧延機におけるロールポリッシング方法。
  2. 前記のダスト除去手段が板状のブレードを前記ブラシロールに接触させるものである請求項1に記載の圧延機におけるロールポリッシング方法。
  3. 前記のダスト除去手段がブラシロールに接近して取り付けた電磁石である請求項1に記載の圧延機におけるロールポリッシング方法。
  4. 金属ストリップの圧延を乾式で行う圧延機のワークロール(3a)あるいはバックアップロール(3b)の少なくとも一方に接触するブラシロール(4)と、前記ブラシロール(4)を囲むフード(8)と、フード(8)内のダストを排出するダクト(9)からなる圧延機におけるロールポリッシング装置において、前記ブラシロール(4)に対して、付着したダストを強制的に除去するダスト除去手段(1、2)を前記フード(8)内に設けたことを特徴とする圧延機におけるロールポリッシング装置。
  5. 前記のダスト除去手段が板状のブレード(11)を前記ブラシロールに接触させるものである請求項4に記載の圧延機におけるロールポリッシング装置。
  6. 前記のダスト除去手段がブラシロールに接近して取り付けた電磁石(2)である請求項4に記載の圧延機におけるロールポリッシング装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100732203B1 (ko) * 2006-04-12 2007-06-27 포철기연주식회사 롤표면 이물 제거장치
CN105665578A (zh) * 2015-12-31 2016-06-15 海盐振达汽配有限公司 一种带有安全防护装置的同步清洁矫平机

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