JP2004066151A - 生ごみ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】潮解した生成物が触媒手段以外に流れるように触媒手段を排気通路内に配設させることで、触媒手段の目詰まりの防止を可能とした生ごみ処理装置を実現する。
【解決手段】脱臭器60は、加熱したガスを酸化分解させて臭気成分を除去する触媒手段62と、この触媒手段62を収納して加熱したガスが下方から上方に向けて流通される空気通路を形成する排気ダクト61とを有し、かつ触媒手段62の触媒反応によって生成された生成物の一部を触媒手段62の下流側に堆積させるように構成するとともに、脱臭器60は、堆積した生成物が潮解したときに、潮解した生成物が触媒手段62の通気口62aに侵入されないように触媒手段62を排気ダクト61内に配設させた。これにより、触媒手段62の目詰まりの防止ができる。
【選択図】 図2
【解決手段】脱臭器60は、加熱したガスを酸化分解させて臭気成分を除去する触媒手段62と、この触媒手段62を収納して加熱したガスが下方から上方に向けて流通される空気通路を形成する排気ダクト61とを有し、かつ触媒手段62の触媒反応によって生成された生成物の一部を触媒手段62の下流側に堆積させるように構成するとともに、脱臭器60は、堆積した生成物が潮解したときに、潮解した生成物が触媒手段62の通気口62aに侵入されないように触媒手段62を排気ダクト61内に配設させた。これにより、触媒手段62の目詰まりの防止ができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、台所等で排出される生ごみを微生物により分解処理する生ごみ処理装置に関し、特に、生ごみの分解により生ごみ処理槽内で発生した臭気を脱臭する脱臭手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の生ごみ処理装置の脱臭手段として、例えば、特開2002−153852号公報に開示されたものがある。この公報記載の生ごみ処理装置は、生ごみ処理槽、乾燥槽、残さ容器、排気通路などから構成されている。このうちの生ごみ処理槽は、生ごみを分解処理するために内部にバイオチップと称する木質細片などの微生物を坦持した微生物担体が充填されており、微生物担体に棲息する微生物の働きにより生ごみが分解処理される。
【0003】
乾燥槽は、生ごみ処理槽内で分解された生ごみ残さを乾燥、かつ減量させる槽であり、残さ容器は、乾燥、減量した生ごみ残さを回収する容器である。そして、排気通路には、生ごみ処理槽内の微生物に新鮮な空気を供給するとともに、生ごみ処理槽内で発生したガスを屋外に排出するための換気手段と排出するガスから臭気成分を取り除く脱臭手段とが設けられている。
【0004】
そして、この脱臭手段は、高温で酸化分解させる熱触媒型高温脱臭タイプの脱臭手段であって、詳しくは記載されていないが、排気通路内に加熱手段と触媒手段とを配設させ、加熱手段により加熱されたガスを触媒手段に通過させるように構成している。さらに、上述のガスの加熱に要するエネルギーを低減させるために、脱臭手段の上流側と下流側には、脱臭手段に流入されるガスと脱臭手段から流出されるガスと熱交換する2重管式の向流型熱交換器が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の脱臭手段は、触媒手段の触媒反応によって生成する生成物が触媒手段の下流側に堆積されやすい。上記公報であれば、向流型熱交換器の通風路内に生成物として、具体的には、硫酸水素アンモニウムなどが堆積してくる。そして、堆積した部位近傍のガスの湿度が増加してくると、一旦堆積した生成物が潮解して液体となり下方に垂れ下がることがある。
【0006】
因みに、触媒手段と向流型熱交換器のレイアウトのうちで、向流型熱交換器の直下に触媒手段を配設させると、上記ガスは触媒手段を下方から上方に流通し、触媒手段の下流側、つまり、向流型熱交換器の通風路内で触媒反応により一部の生成物が堆積される。そして、その堆積された生成物は、潮解によって溶解し下方方向に向けて液垂れを起こし、触媒手段の通気通路内に流れ込んできて通気通路の目詰まりを起こす問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記点を鑑みたものであり、潮解した生成物が触媒手段以外に流れるように触媒手段を排気通路内に配設させることで、触媒手段の目詰まりの防止を可能とした生ごみ処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記、目的を達成するために請求項1ないし請求項4に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、投入された生ごみを分解する生ごみ処理槽(2)と、この生ごみ処理槽(2)内のガスを機外に排出する排気通路(B)と、この排気通路(B)に設けられ、排出するガスを脱臭する脱臭手段(60)とを備える生ごみ処理装置において、
脱臭手段(60)は、加熱したガスを酸化分解させて臭気成分を除去する触媒手段(62)と、この触媒手段(62)を収納して加熱したガスが下方から上方に向けて流通される空気通路を形成する排気ダクト(61)とを有し、かつ触媒手段(62)の触媒反応によって生成された生成物の一部を触媒手段(62)の下流側に堆積させるように構成するとともに、脱臭手段(60)は、堆積した生成物が潮解したときに、潮解した生成物が触媒手段(62)の通気通路(62a)に侵入されないように触媒手段(62)を排気ダクト(61)内に配設させたことを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、この種の脱臭手段(60)では、触媒手段(62)の触媒反応によって生成する生成物が触媒手段(62)の下流側に堆積されやすい。そして、堆積した部位近傍のガスの湿度が増加してくると、一旦堆積した生成物が潮解して液体となり下方に垂れ下がることがある。因みに、触媒手段(62)を収納して加熱したガスが下方から上方に向けて流通される空気通路を形成する排気ダクト(61)においては、触媒手段(62)の下流側で触媒反応により一部の生成物が堆積される。そして、その堆積された生成物は、潮解によって溶解し下方方向に向けて液垂れを起こし、触媒手段(62)の通気通路(62a)内に流れ込んできて通気通路(62a)の目詰まりを起こす問題がある。
【0010】
そこで、本発明では、潮解した生成物が触媒手段(62)の通気通路(62a)に垂れ落ちないように排気ダクト(61)内に触媒手段(62)を配設させたことにより、潮解した生成物の液体が通気通路(62a)に侵入させないため通気通路(62a)の目詰まりを起こすことはない。
【0011】
請求項2に記載の発明では、触媒手段(62)は、排気ダクト(61)の内壁面と所定の空間(63)を形成するように排気ダクト(61)内に配設させたことを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、潮解した生成物の液体は、排気ダクト(61)の内壁面に沿って下方に流れてくるため、具体的には、排気ダクト(61)の内壁面と所定の空間(63)を形成するように排気ダクト(61)内に配設させたことにより、潮解した生成物の液体が通気通路(62a)内に侵入することはなく、かつ通気通路(62a)の目詰まりを起こすことはない。
【0013】
請求項3に記載の発明では、触媒手段(62)は、排気ダクト(61)の内壁面にパッキン部材(64)を介して排気ダクト(61)内に配設させたことを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、パッキン部材(64)を介して排気ダクト(61)内に配設させたことにより、排気ダクト(61)の内壁面と触媒手段(62)との間に空間(63)が形成されることで、請求項2で述べた効果が奏するとともに、潮解した生成物の液体を一時的にパッキン部材(64)にて吸湿できる。
【0015】
なお、潮解した生成物の液体は、加熱させることで蒸発させることができるため、パッキン部材(64)触媒手段(62)を介して加熱されるので長期的に留まることはない。
【0016】
請求項4に記載の発明では、触媒手段(62)は、潮解した生成物が触媒手段(62)の通気通路(62a)に垂れ落ちないように防滴部材(65)を設けたことを特徴としている。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、通気通路(62a)に防滴部材(65)を設けたことにより、潮解した生成物の液体が通気通路(62a)内に侵入することはなく、かつ通気通路(62a)の目詰まりを起こすことはない。
【0018】
また、防滴部材(65)を、例えば、滴下した生成物の液体が上記空間(63)に導かれるように形成させることで、生成物の液体をパッキン部材(64)にて吸湿させることができる。
【0019】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1および図2に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した生ごみ処理装置1の概略構成図である。この生ごみ処理装置1は台所に設置されており、流し台3の下方のキッチンキャビネット内に設置されている。この流し台3には、排水のための排水口4が設けられている。この排水口4には複数の小孔を有する格子状の水切り部5が設置されている。
【0021】
排水口4の下方には、生ごみを後述する生ごみ処理槽2を構成する分解槽2aにまで移送する移送路6を形成する通路形成部材9が設置されている。排水口4と通路形成部材9の上端の生ごみを投入する投入口7との間には、遮断部材であるゲート8が配置されている。通路形成部材9の外周部位には、水切り部5から流れ出した排水を排出するための排出路12が設けられている。排出路12の下流部には、排水トラップ13および排水配管14が接続されている。
【0022】
ゲート8はポリプロピレン等の樹脂にて球面形状に成形されており、ゲート8と一体成形された一対のゲート支柱10を介して、通路形成部材9の外壁面に配置された一対のゲート回動軸11に回動可能に支持されている。そして、図1中左方のゲート回動軸11は排出路形成部材12aを貫通して外側に突出している。ゲート回動軸11の突出した部分は、図示しない電気的駆動手段である電動モータや、使用者自身の足踏み操作力等の回動手段と接続しており、この回動手段により回動されることにより、ゲート8が投入口7を開閉するようになっている。
【0023】
また、排出路形成部材12aの外壁面には、ゲート8が開位置にあるとき、ゲート回動軸11に設けられた駆動片21と接触する位置にゲート開閉検知器としてリミットスイッチ20が配置されている。そして、このリミットスイッチ20のオンオフ状態を後述する制御手段をなす制御装置22に出力するようになっている。
【0024】
次に、移送路6の下流部(下方部)には、生ごみを分解する好気性微生物(本例では、約40℃〜約70℃の各温度でそれぞれ活性を示す複数種の好気性微生物)の担持された微生物担体40を収容する分解槽2aが設けられている。分解槽2aに対し仕切壁2cを介して乾燥槽2bが隣接して設けられており、分解槽2aと乾燥槽2bとで生ごみ処理槽2を構成している。そして、分解槽2a内の微生物担体40と生ごみ分解残さが増加し、仕切壁2cよりオーバーフローすると、オーバーフロー分は乾燥槽2bに落下するようになっている。
【0025】
また、仕切壁2cの分解槽2a側面には、温度検出手段である第1温度センサ72が配設されており、分解槽2a内の微生物担体40や生ごみの温度情報を後述する制御装置22に出力するようになっている。第1温度センサ72をこの位置に配設すると生ごみ処理槽2外部の温度の影響を受け難い。
【0026】
また、分解槽2a内には、分解槽2a内に移送された生ごみと微生物担体40とを攪拌し、微生物担体40による生ごみの分解能力を高めるための攪拌部材をなす攪拌翼50が設けられている。そして、この攪拌翼50に回転軸51が設けられており、この回転軸51の一端側にはスプロケット52が取り付けられている。
【0027】
分解槽2aの下方には攪拌モータ53が配置され、この攪拌モータ53が駆動されると、この駆動力は動力伝達手段であるチェーン54およびスプロケット52を介して伝達され、攪拌翼50は回転駆動する。攪拌翼50、回転軸51、スプロケット52、攪拌モータ53およびチェーン54で本実施形態の攪拌手段を構成している。
【0028】
回転軸51のスプロケット52が設けられた端部と反対側の端部は、仕切壁2cを貫通して乾燥槽2b内に延びており、回転軸51の乾燥槽2b内に配置された部分には、攪拌翼55が設けられている。攪拌翼55は、オーバーフローしてきた微生物担体40と生ごみ分解残さを効率よく乾燥するとともに、乾燥の終了した微生物担体40と生ごみ分解残さを、乾燥槽2bに隣接して生ごみ処理槽2に対し着脱可能に設けられた回収容器30内に掻き出すようになっている。
【0029】
また、分解槽2aの内壁面には分解槽2a内の微生物担体40の含水率を検出する含水率検知手段である含水率センサ42が設けられおり、微生物担体40の含水率情報Wを後述する制御装置22に出力するようになっている。
【0030】
分解槽2aと乾燥槽2bの外壁面には面状ヒータである電気ヒータ71が配設されており、槽壁2dを介して分解槽2a内を生ごみ分解に適した温度に加熱するとともに、乾燥槽2b内を微生物担体40等の乾燥に適した温度に加熱するようになっている。また、電気ヒータ71の外側を覆うようにガラスウールや発泡スチロールからなる図示しない断熱材が設けられている。
【0031】
次に、Aは生ごみ処理槽2内に空気を供給する吸気通路をなす配管であり、配管Aは流し台3下方のキッチンキャビネット内空間と生ごみ処理槽2内(回収容器30が取り付けられている部位の上方)空間とを連通している。一方、Bは生ごみ処理槽2内のガス(生ごみ分解によって発生する分解ガスや水蒸気等)を排出する排気通路をなす配管であり、配管Bは分解槽2a内の上部空間と屋外もしくは屋内の適所とを連通している。
【0032】
そして配管Bには、配管Bを通過するガスから臭気成分を取り除く脱臭手段である脱臭器60が設けられている。本実施形態の脱臭器60は、配管Bを通過するガスを導いて所定温度に加熱させて、セラミックからなる触媒手段62を通過させることで、ガス中の臭気成分を酸化分解させて除去する熱触媒型の高温脱臭方式である。
【0033】
脱臭器60は、図2に示すように、空気通路を形成する排気ダクト61と、この排気ダクト61内に収容される触媒手段62、加熱ヒータ66、第2温度センサ67および熱交換器68とから構成されている。排気ダクト61は、上方に配管Bからガスを流入する流入口61aおよび脱臭したガスを配管Bに流出する流出口61bが設けられるとともに、流入口61aから導いたガスを矢印に示すようにU字状に流通させて流出口61bに流出するような空気通路を形成するための仕切り板61cが設けられている。なお、この空気通路の断面は矩形状に形成されている。
【0034】
そして、排気ダクト61内には、流入口61aの下流側および流出口61bの上流側に熱交換器68が設けられている。この熱交換器68は後述するパイプヒータ66にて加熱されたガスと流入口61aから流入するガスとを熱交換させて触媒手段62に流入するガスを予熱するための熱交換器である。ここでは、流入側と流出側とが一体に形成したヒートシンクを用いている。
【0035】
パイプヒータ66は、熱交換器68の流入側の下流側に設けられ、熱交換器68で予熱されたガスを所定温度(例えば、250〜280℃)に加熱する電気ヒータであって、第2温度センサ67の温度情報に基づいて制御装置22により制御される。そして、第2温度センサ67は、触媒手段62の上流側に設けられ、触媒手段62に流入するガスの温度を検出しその温度情報を制御装置22に出力するようになっている。
【0036】
次に、触媒手段62は、外郭が矩形状であって内部に格子状の複数の通気通路である通気口62aを有し、その通気口62aにパイプヒータ66により加熱されたガスを下方から上方に向けて通過させることで、ガス内の臭気成分を高温の雰囲気内でセラミックからなる触媒によって酸化分解するものである。臭気成分が酸化されることで脱臭される。そして、脱臭されたガスは熱交換器68、流出口61bを経由して流出させるように構成されている。
【0037】
ところで、加熱されたガスを下方から上方に向けて流通させる触媒手段62は、セラミックからなる触媒によってガス(例えば、アンモニア、硫化水素など)を酸化させることで、その酸化された物が高温の化学反応によって副生成物(例えば、硫酸水素アンモニウム)が生成される。
【0038】
さらに、この副生物の一部は、触媒手段62の下流側に設けられた熱交換器68の図示しない通気口に付着して堆積する。この状態において、熱交換器68の近傍付近、つまり、熱交換器68に付着した副生物が高湿度状態となると、その副生物が潮解して下方に向けて液垂れすることがある。しかも、この副生物の液垂れが熱交換器68の真下に配設された触媒手段62の通気口62aに向けて流れ込むと触媒手段62の通気口62aが目詰まりしてしまう。
【0039】
そこで、本発明では、排気ダクト61の内壁面と触媒手段62の外郭との間に、所定の空間63を形成させるとともに、熱交換器68からの垂れ落ちを受ける防滴部材65を設けて、触媒手段62の通気口62aに上記副生物の液垂れが侵入しないように触媒手段62を排気ダクト61内に配設させたものである。
【0040】
前者の所定の空間63は、触媒手段62の上方の熱交換器68から潮解した副生成物の液体が排気ダクト61の内壁面を伝わって垂れ流れてきたときに、触媒手段62の通気口62aに副生成物の液体が侵入することを防止する隙間であって、ここでは、所定の厚みを有するパッキン部材64を介して触媒手段62を排気ダクト61内に配設させることで所定の空間63を形成したものである。これにより、潮解した副生成物の液体が触媒手段62の通気口62aに侵入することが防止できる。
【0041】
後者の防滴部材65は、熱交換器68からの副生物の垂れ落ちを受けて触媒手段62の通気口62aへの侵入することを防止するように、触媒手段62の出口側に防滴板を設けたものである。従って、図2に示すように、垂れ落ちた副生成物の液体が触媒手段62の外郭側へ流れるように、断面形状をハの字状に形成させている。なお、排気ダクト61の内壁面を伝わって垂れ流れた液体および防滴部材65に垂れ落ちた液体は、それぞれ空間63を経てパッキン部材64に一旦吸湿されるが、この副生成物は加熱することで蒸発するため、上記パイプヒータ66による触媒手段62に流入するガスの温度制御が実行中はパッキン部材64も加熱されることでパッキン部材64に長く堆積されることはない。
【0042】
次に、脱臭器60の下流側には、配管B内の空気を下流側に圧送する電動ファン69が配設されている。本例では電動ファン69として電動モータでシロッコファンを駆動するタイプの電動ファンを用いている。電動ファン69が作動すると、配管Aを介して生ごみ処理槽2内に空気が供給されるとともに、配管B、脱臭器60および配管Cを介して生ごみ処理槽2内のガスが戸外(機外)に排出される。
【0043】
従って、電動ファン69は本実施形態における換気手段をなす換気ファンである。なお、本実施形態の電動ファン69は、後述するがファンモードが含水率情報Wに応じて、HiモードとLoモードのいずれの風量モードに切り換えられる。
【0044】
配管Bの電動ファン69の上流側には、キッチンキャビネット内空間と配管B内を連通する配管Cが接続している。脱臭器60と電動ファン69とが作動したときには、配管Bと配管Cとの接続点より下流側には、脱臭時に加熱され熱交換器68で冷却された脱臭されたガスと配管Cを介して吸入される空気とが混合されたガスが流れるように構成している。従って、熱交換器68を流出したガスより低温のガスが流れるので、電動ファン69やそれより下流側の配管部品等への熱影響を低減することができるようになっている。
【0045】
次に、22は制御手段である制御装置であり、制御装置22は、図1に示すように、リミットスイッチ20、含水率センサ42、第1温度センサ72、および第2温度センサ67等からの入力信号に基づいて、攪拌モータ53、脱臭器60のパイプヒータ66、電動ファン69および電気ヒータ71などを制御するように構成されている。
【0046】
次に、上記構成に基づき生ごみ処理装置1の作動を説明する。生ごみを流し台3の排水口4から投入し、生ごみが水切り部5内に堆積していくと、これに伴って自然に水切り部5に形成された複数の小孔から生ごみ中の水分が排出路12に流れ出して生ごみの水切りが行なわれる。この時ゲート8は排水口4と投入口7の間を遮断している。排出路12に流出した水分は排水トラップ13を通って排水配管14に送られる。
【0047】
そして、使用者が、この水切り部5内に堆積された生ごみを処理する場合、まず、ゲート8を回動し、投入口7を開口させておく。次に、この水切り部5を上方に取り外し、水切り部5内の生ごみを投入口7から移送路6を通じて分解槽2aに送る。生ごみを分解槽2aに送った後、ゲート8を回動し、排水口4と投入口7の間を遮断しておく。
【0048】
分解槽2a内においては、攪拌翼50を回転させ、分解槽2a内に送られた生ごみと分解槽2a内の微生物担体40とを攪拌する。これにより、生ごみが微生物担体40中の微生物にて分解ガスと分解水に分解される。そして、分解槽2a内の生ごみ分解残さが増加し、微生物担体40と生ごみ分解残さとの一部が乾燥槽2b内に落下すると、乾燥槽2b内において、これらは攪拌翼55の回転により乾燥された後、回収容器30に送り出される。
【0049】
ここで、分解槽2a内で生ごみを分解するときの制御装置22により制御される攪拌モータ53、脱臭器60のパイプヒータ66、電動ファン69および電気ヒータ71などを制御の作動について、簡単に説明する。まず、生ごみ処理装置1の電源がオンされているときには、制御装置22は、パイプヒータ66および電動ファン69を作動させて生ごみ処理槽2内を換気、脱臭するとともに、電気ヒータ71に通電して分解槽2aおよび乾燥槽2bを加熱するとともに、攪拌モータ53に通電して分解槽2a内を攪拌するように制御される。
【0050】
これらの電動ファン69、電気ヒータ71、攪拌モータ53は、含水率センサ42によって検知された含水率情報Wに基づいて制御させて生ごみ処理槽2内の環境を造るものである。具体的には、検知した含水率情報Wが所定値を超えているときに蒸散促進モードを実行し、含水率情報Wが所定値を下回っているときに蒸散抑制モードを実行するようにしている。
【0051】
蒸散促進モードでは、電動ファン69をHiモード(例えば、25L/min)で運転させるとともに、第1温度センサ72によって検知される分解槽2a内の微生物担体40と生ごみとの混合物(以下、単に混合物と呼ぶ)の温度Tmが60〜65℃を維持するように電気ヒータ71を加熱制御させ、かつ攪拌モータ53を15分の攪拌間隔で60秒間攪拌するように攪拌制御させる。
これにより、生ごみを多量に投入した直後など分解槽2a内の湿度が高いときに、速やかに微生物担体40中の水分を水蒸気化し、生ごみ処理槽2外に排出することで含水率Wを所定値以下に復帰させ分解槽2a内の嫌気化を防止する。
【0052】
次に、蒸散抑制モードでは、電動ファン69をLoモード(例えば、15L/min)で運転させるとともに、混合物の温度Tmが60〜65℃を維持するように電気ヒータ71を加熱制御させ、かつ攪拌モータ53を15分の攪拌間隔で30秒間攪拌するように攪拌制御させる。これにより、分解槽2a内が乾いているときに、微生物担体40中の水分の水蒸気化を抑制して速やかに含水率Wを所定値以上に復帰させ分解槽2a内の渇水状態化を防止するものである。
【0053】
一方、脱臭器60においては、第2温度センサ67によって検知される触媒手段62に流入するガスの温度が250〜280℃を維持するようにパイプヒータ66を加熱制御させて、触媒手段62の通気口62aに流入させるガスを高温状態に維持させている。これにより、セラミックからなる触媒によってガス中の臭気成分が酸化分解されて脱臭される。そして、配管Cを経由して戸外に排気される。
【0054】
なお、戸外に排気されるガスは、熱交換器68によって放熱され、かつ配管Cを介して吸入される空気と混合されて戸外(機外)に排気される。
【0055】
また、触媒手段62によってガス(例えば、アンモニア、硫化水素など)を酸化させることで、その酸化された物が高温の化学反応によって副生成物(例えば、硫酸水素アンモニウム)が生成される。この副生物の一部は、触媒手段62の下流側に設けられた熱交換器68の図示しない通気口に付着して堆積する。この熱交換器68に堆積された副生物が高湿度状態となると、その副生物が潮解して液化して下方に向けて液垂れすることがある。
【0056】
本発明では、上記液垂れがあっても所定の空間63および防滴部材65によって、副生成物がパッキン部材64に流れるように構成したことで触媒手段62の通気口62aに侵入させないようになっている。
【0057】
以上の一実施形態の生ごみ処理装置1によれば、下方から上方に向けて高温に加熱されたガスを触媒手段62の通気口62aに流通させることで脱臭する熱触媒型の高温脱臭方式の脱臭器60においては、触媒手段62の触媒反応により生成される副生成物の一部が、触媒手段62の下流側の熱交換器68に堆積され、その副生物が潮解し液化して下方に向けて液垂れすることがあるが、排気ダクト61の内壁面と所定の空間63を形成するように触媒手段62を排気ダクト61内に配設させたことにより、潮解した副生成物の液体が触媒手段62の通気口62a内に侵入することはなく、かつ通気口62aの目詰まりを起こすことはない。
【0058】
また、触媒手段62の出口側に防滴部材65を設けたことにより、潮解した生成物の液体が触媒手段62の通気口62a内に侵入することはなく、かつ通気口62aの目詰まりを起こすことはない。
【0059】
また、防滴部材65を、例えば、滴下した生成物の液体が上記空間63に導かれるように形成させることで、生成物の液体をパッキン部材64にて吸湿させることができる。
【0060】
また、所定の厚みを有するパッキン部材64を介して触媒手段62を排気ダクト61内に配設させたことにより、排気ダクト61の内壁面と触媒手段62の外郭との間に空間63が形成されることで、潮解した生成物の液体を一時的にパッキン部材64にて吸湿できる。なお、潮解した生成物の液体は、加熱させることで蒸発させることができるため、パッキン部材64が触媒手段62を介して加熱されるので長期的に留まることはない。
【0061】
(他の実施形態)
以上の一実施形態では、触媒手段62の上方に熱交換器68を設けてこの熱交換器68に副生成物の一部を堆積させたが、熱交換器68がなくても、触媒手段62の下流側に設けられる電動ファン69や排気ダクト61の内壁面に副生成物の一部が堆積され、その副生物が潮解し液化して下方に向けて液垂れする可能性があるため、所定の空間63を形成および防滴部材65を設けることにより、潮解した生成物の液体が触媒手段62の通気口62a内に侵入することはない。
【0062】
また、以上の実施形態では、生ごみ処理装置1を台所の流し台のシンク下に設置し、シンクの排水口4に連通する投入口7より生ごみを投入する生ごみ処理装置に本発明を適用させたが、これに限らず、投入口7が流し台の外部に配置される生ごみ処理装置、生ごみ処理装置1を流し台のシンク下方以外に設置するタイプ、また、台所以外の屋内に設置するタイプの生ごみ処理装置にも適用できる。
【0063】
また、以上の実施形態では、生ごみ処理槽2は、生ごみを微生物によって分解処理するものであったが、これに限らず、生ごみを乾燥するタイプなどであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における生ごみ処理装置1の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態における脱臭器60の全体構成を示す模式図である。
【符号の説明】
2…生ごみ処理槽
60…脱臭器(脱臭手段)
61…排気ダクト
62…触媒手段
63…空間
64…パッキン部材
65…防滴部材
B…配管(排気通路)
【発明の属する技術分野】
本発明は、台所等で排出される生ごみを微生物により分解処理する生ごみ処理装置に関し、特に、生ごみの分解により生ごみ処理槽内で発生した臭気を脱臭する脱臭手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の生ごみ処理装置の脱臭手段として、例えば、特開2002−153852号公報に開示されたものがある。この公報記載の生ごみ処理装置は、生ごみ処理槽、乾燥槽、残さ容器、排気通路などから構成されている。このうちの生ごみ処理槽は、生ごみを分解処理するために内部にバイオチップと称する木質細片などの微生物を坦持した微生物担体が充填されており、微生物担体に棲息する微生物の働きにより生ごみが分解処理される。
【0003】
乾燥槽は、生ごみ処理槽内で分解された生ごみ残さを乾燥、かつ減量させる槽であり、残さ容器は、乾燥、減量した生ごみ残さを回収する容器である。そして、排気通路には、生ごみ処理槽内の微生物に新鮮な空気を供給するとともに、生ごみ処理槽内で発生したガスを屋外に排出するための換気手段と排出するガスから臭気成分を取り除く脱臭手段とが設けられている。
【0004】
そして、この脱臭手段は、高温で酸化分解させる熱触媒型高温脱臭タイプの脱臭手段であって、詳しくは記載されていないが、排気通路内に加熱手段と触媒手段とを配設させ、加熱手段により加熱されたガスを触媒手段に通過させるように構成している。さらに、上述のガスの加熱に要するエネルギーを低減させるために、脱臭手段の上流側と下流側には、脱臭手段に流入されるガスと脱臭手段から流出されるガスと熱交換する2重管式の向流型熱交換器が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の脱臭手段は、触媒手段の触媒反応によって生成する生成物が触媒手段の下流側に堆積されやすい。上記公報であれば、向流型熱交換器の通風路内に生成物として、具体的には、硫酸水素アンモニウムなどが堆積してくる。そして、堆積した部位近傍のガスの湿度が増加してくると、一旦堆積した生成物が潮解して液体となり下方に垂れ下がることがある。
【0006】
因みに、触媒手段と向流型熱交換器のレイアウトのうちで、向流型熱交換器の直下に触媒手段を配設させると、上記ガスは触媒手段を下方から上方に流通し、触媒手段の下流側、つまり、向流型熱交換器の通風路内で触媒反応により一部の生成物が堆積される。そして、その堆積された生成物は、潮解によって溶解し下方方向に向けて液垂れを起こし、触媒手段の通気通路内に流れ込んできて通気通路の目詰まりを起こす問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記点を鑑みたものであり、潮解した生成物が触媒手段以外に流れるように触媒手段を排気通路内に配設させることで、触媒手段の目詰まりの防止を可能とした生ごみ処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記、目的を達成するために請求項1ないし請求項4に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、投入された生ごみを分解する生ごみ処理槽(2)と、この生ごみ処理槽(2)内のガスを機外に排出する排気通路(B)と、この排気通路(B)に設けられ、排出するガスを脱臭する脱臭手段(60)とを備える生ごみ処理装置において、
脱臭手段(60)は、加熱したガスを酸化分解させて臭気成分を除去する触媒手段(62)と、この触媒手段(62)を収納して加熱したガスが下方から上方に向けて流通される空気通路を形成する排気ダクト(61)とを有し、かつ触媒手段(62)の触媒反応によって生成された生成物の一部を触媒手段(62)の下流側に堆積させるように構成するとともに、脱臭手段(60)は、堆積した生成物が潮解したときに、潮解した生成物が触媒手段(62)の通気通路(62a)に侵入されないように触媒手段(62)を排気ダクト(61)内に配設させたことを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、この種の脱臭手段(60)では、触媒手段(62)の触媒反応によって生成する生成物が触媒手段(62)の下流側に堆積されやすい。そして、堆積した部位近傍のガスの湿度が増加してくると、一旦堆積した生成物が潮解して液体となり下方に垂れ下がることがある。因みに、触媒手段(62)を収納して加熱したガスが下方から上方に向けて流通される空気通路を形成する排気ダクト(61)においては、触媒手段(62)の下流側で触媒反応により一部の生成物が堆積される。そして、その堆積された生成物は、潮解によって溶解し下方方向に向けて液垂れを起こし、触媒手段(62)の通気通路(62a)内に流れ込んできて通気通路(62a)の目詰まりを起こす問題がある。
【0010】
そこで、本発明では、潮解した生成物が触媒手段(62)の通気通路(62a)に垂れ落ちないように排気ダクト(61)内に触媒手段(62)を配設させたことにより、潮解した生成物の液体が通気通路(62a)に侵入させないため通気通路(62a)の目詰まりを起こすことはない。
【0011】
請求項2に記載の発明では、触媒手段(62)は、排気ダクト(61)の内壁面と所定の空間(63)を形成するように排気ダクト(61)内に配設させたことを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、潮解した生成物の液体は、排気ダクト(61)の内壁面に沿って下方に流れてくるため、具体的には、排気ダクト(61)の内壁面と所定の空間(63)を形成するように排気ダクト(61)内に配設させたことにより、潮解した生成物の液体が通気通路(62a)内に侵入することはなく、かつ通気通路(62a)の目詰まりを起こすことはない。
【0013】
請求項3に記載の発明では、触媒手段(62)は、排気ダクト(61)の内壁面にパッキン部材(64)を介して排気ダクト(61)内に配設させたことを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、パッキン部材(64)を介して排気ダクト(61)内に配設させたことにより、排気ダクト(61)の内壁面と触媒手段(62)との間に空間(63)が形成されることで、請求項2で述べた効果が奏するとともに、潮解した生成物の液体を一時的にパッキン部材(64)にて吸湿できる。
【0015】
なお、潮解した生成物の液体は、加熱させることで蒸発させることができるため、パッキン部材(64)触媒手段(62)を介して加熱されるので長期的に留まることはない。
【0016】
請求項4に記載の発明では、触媒手段(62)は、潮解した生成物が触媒手段(62)の通気通路(62a)に垂れ落ちないように防滴部材(65)を設けたことを特徴としている。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、通気通路(62a)に防滴部材(65)を設けたことにより、潮解した生成物の液体が通気通路(62a)内に侵入することはなく、かつ通気通路(62a)の目詰まりを起こすことはない。
【0018】
また、防滴部材(65)を、例えば、滴下した生成物の液体が上記空間(63)に導かれるように形成させることで、生成物の液体をパッキン部材(64)にて吸湿させることができる。
【0019】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1および図2に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した生ごみ処理装置1の概略構成図である。この生ごみ処理装置1は台所に設置されており、流し台3の下方のキッチンキャビネット内に設置されている。この流し台3には、排水のための排水口4が設けられている。この排水口4には複数の小孔を有する格子状の水切り部5が設置されている。
【0021】
排水口4の下方には、生ごみを後述する生ごみ処理槽2を構成する分解槽2aにまで移送する移送路6を形成する通路形成部材9が設置されている。排水口4と通路形成部材9の上端の生ごみを投入する投入口7との間には、遮断部材であるゲート8が配置されている。通路形成部材9の外周部位には、水切り部5から流れ出した排水を排出するための排出路12が設けられている。排出路12の下流部には、排水トラップ13および排水配管14が接続されている。
【0022】
ゲート8はポリプロピレン等の樹脂にて球面形状に成形されており、ゲート8と一体成形された一対のゲート支柱10を介して、通路形成部材9の外壁面に配置された一対のゲート回動軸11に回動可能に支持されている。そして、図1中左方のゲート回動軸11は排出路形成部材12aを貫通して外側に突出している。ゲート回動軸11の突出した部分は、図示しない電気的駆動手段である電動モータや、使用者自身の足踏み操作力等の回動手段と接続しており、この回動手段により回動されることにより、ゲート8が投入口7を開閉するようになっている。
【0023】
また、排出路形成部材12aの外壁面には、ゲート8が開位置にあるとき、ゲート回動軸11に設けられた駆動片21と接触する位置にゲート開閉検知器としてリミットスイッチ20が配置されている。そして、このリミットスイッチ20のオンオフ状態を後述する制御手段をなす制御装置22に出力するようになっている。
【0024】
次に、移送路6の下流部(下方部)には、生ごみを分解する好気性微生物(本例では、約40℃〜約70℃の各温度でそれぞれ活性を示す複数種の好気性微生物)の担持された微生物担体40を収容する分解槽2aが設けられている。分解槽2aに対し仕切壁2cを介して乾燥槽2bが隣接して設けられており、分解槽2aと乾燥槽2bとで生ごみ処理槽2を構成している。そして、分解槽2a内の微生物担体40と生ごみ分解残さが増加し、仕切壁2cよりオーバーフローすると、オーバーフロー分は乾燥槽2bに落下するようになっている。
【0025】
また、仕切壁2cの分解槽2a側面には、温度検出手段である第1温度センサ72が配設されており、分解槽2a内の微生物担体40や生ごみの温度情報を後述する制御装置22に出力するようになっている。第1温度センサ72をこの位置に配設すると生ごみ処理槽2外部の温度の影響を受け難い。
【0026】
また、分解槽2a内には、分解槽2a内に移送された生ごみと微生物担体40とを攪拌し、微生物担体40による生ごみの分解能力を高めるための攪拌部材をなす攪拌翼50が設けられている。そして、この攪拌翼50に回転軸51が設けられており、この回転軸51の一端側にはスプロケット52が取り付けられている。
【0027】
分解槽2aの下方には攪拌モータ53が配置され、この攪拌モータ53が駆動されると、この駆動力は動力伝達手段であるチェーン54およびスプロケット52を介して伝達され、攪拌翼50は回転駆動する。攪拌翼50、回転軸51、スプロケット52、攪拌モータ53およびチェーン54で本実施形態の攪拌手段を構成している。
【0028】
回転軸51のスプロケット52が設けられた端部と反対側の端部は、仕切壁2cを貫通して乾燥槽2b内に延びており、回転軸51の乾燥槽2b内に配置された部分には、攪拌翼55が設けられている。攪拌翼55は、オーバーフローしてきた微生物担体40と生ごみ分解残さを効率よく乾燥するとともに、乾燥の終了した微生物担体40と生ごみ分解残さを、乾燥槽2bに隣接して生ごみ処理槽2に対し着脱可能に設けられた回収容器30内に掻き出すようになっている。
【0029】
また、分解槽2aの内壁面には分解槽2a内の微生物担体40の含水率を検出する含水率検知手段である含水率センサ42が設けられおり、微生物担体40の含水率情報Wを後述する制御装置22に出力するようになっている。
【0030】
分解槽2aと乾燥槽2bの外壁面には面状ヒータである電気ヒータ71が配設されており、槽壁2dを介して分解槽2a内を生ごみ分解に適した温度に加熱するとともに、乾燥槽2b内を微生物担体40等の乾燥に適した温度に加熱するようになっている。また、電気ヒータ71の外側を覆うようにガラスウールや発泡スチロールからなる図示しない断熱材が設けられている。
【0031】
次に、Aは生ごみ処理槽2内に空気を供給する吸気通路をなす配管であり、配管Aは流し台3下方のキッチンキャビネット内空間と生ごみ処理槽2内(回収容器30が取り付けられている部位の上方)空間とを連通している。一方、Bは生ごみ処理槽2内のガス(生ごみ分解によって発生する分解ガスや水蒸気等)を排出する排気通路をなす配管であり、配管Bは分解槽2a内の上部空間と屋外もしくは屋内の適所とを連通している。
【0032】
そして配管Bには、配管Bを通過するガスから臭気成分を取り除く脱臭手段である脱臭器60が設けられている。本実施形態の脱臭器60は、配管Bを通過するガスを導いて所定温度に加熱させて、セラミックからなる触媒手段62を通過させることで、ガス中の臭気成分を酸化分解させて除去する熱触媒型の高温脱臭方式である。
【0033】
脱臭器60は、図2に示すように、空気通路を形成する排気ダクト61と、この排気ダクト61内に収容される触媒手段62、加熱ヒータ66、第2温度センサ67および熱交換器68とから構成されている。排気ダクト61は、上方に配管Bからガスを流入する流入口61aおよび脱臭したガスを配管Bに流出する流出口61bが設けられるとともに、流入口61aから導いたガスを矢印に示すようにU字状に流通させて流出口61bに流出するような空気通路を形成するための仕切り板61cが設けられている。なお、この空気通路の断面は矩形状に形成されている。
【0034】
そして、排気ダクト61内には、流入口61aの下流側および流出口61bの上流側に熱交換器68が設けられている。この熱交換器68は後述するパイプヒータ66にて加熱されたガスと流入口61aから流入するガスとを熱交換させて触媒手段62に流入するガスを予熱するための熱交換器である。ここでは、流入側と流出側とが一体に形成したヒートシンクを用いている。
【0035】
パイプヒータ66は、熱交換器68の流入側の下流側に設けられ、熱交換器68で予熱されたガスを所定温度(例えば、250〜280℃)に加熱する電気ヒータであって、第2温度センサ67の温度情報に基づいて制御装置22により制御される。そして、第2温度センサ67は、触媒手段62の上流側に設けられ、触媒手段62に流入するガスの温度を検出しその温度情報を制御装置22に出力するようになっている。
【0036】
次に、触媒手段62は、外郭が矩形状であって内部に格子状の複数の通気通路である通気口62aを有し、その通気口62aにパイプヒータ66により加熱されたガスを下方から上方に向けて通過させることで、ガス内の臭気成分を高温の雰囲気内でセラミックからなる触媒によって酸化分解するものである。臭気成分が酸化されることで脱臭される。そして、脱臭されたガスは熱交換器68、流出口61bを経由して流出させるように構成されている。
【0037】
ところで、加熱されたガスを下方から上方に向けて流通させる触媒手段62は、セラミックからなる触媒によってガス(例えば、アンモニア、硫化水素など)を酸化させることで、その酸化された物が高温の化学反応によって副生成物(例えば、硫酸水素アンモニウム)が生成される。
【0038】
さらに、この副生物の一部は、触媒手段62の下流側に設けられた熱交換器68の図示しない通気口に付着して堆積する。この状態において、熱交換器68の近傍付近、つまり、熱交換器68に付着した副生物が高湿度状態となると、その副生物が潮解して下方に向けて液垂れすることがある。しかも、この副生物の液垂れが熱交換器68の真下に配設された触媒手段62の通気口62aに向けて流れ込むと触媒手段62の通気口62aが目詰まりしてしまう。
【0039】
そこで、本発明では、排気ダクト61の内壁面と触媒手段62の外郭との間に、所定の空間63を形成させるとともに、熱交換器68からの垂れ落ちを受ける防滴部材65を設けて、触媒手段62の通気口62aに上記副生物の液垂れが侵入しないように触媒手段62を排気ダクト61内に配設させたものである。
【0040】
前者の所定の空間63は、触媒手段62の上方の熱交換器68から潮解した副生成物の液体が排気ダクト61の内壁面を伝わって垂れ流れてきたときに、触媒手段62の通気口62aに副生成物の液体が侵入することを防止する隙間であって、ここでは、所定の厚みを有するパッキン部材64を介して触媒手段62を排気ダクト61内に配設させることで所定の空間63を形成したものである。これにより、潮解した副生成物の液体が触媒手段62の通気口62aに侵入することが防止できる。
【0041】
後者の防滴部材65は、熱交換器68からの副生物の垂れ落ちを受けて触媒手段62の通気口62aへの侵入することを防止するように、触媒手段62の出口側に防滴板を設けたものである。従って、図2に示すように、垂れ落ちた副生成物の液体が触媒手段62の外郭側へ流れるように、断面形状をハの字状に形成させている。なお、排気ダクト61の内壁面を伝わって垂れ流れた液体および防滴部材65に垂れ落ちた液体は、それぞれ空間63を経てパッキン部材64に一旦吸湿されるが、この副生成物は加熱することで蒸発するため、上記パイプヒータ66による触媒手段62に流入するガスの温度制御が実行中はパッキン部材64も加熱されることでパッキン部材64に長く堆積されることはない。
【0042】
次に、脱臭器60の下流側には、配管B内の空気を下流側に圧送する電動ファン69が配設されている。本例では電動ファン69として電動モータでシロッコファンを駆動するタイプの電動ファンを用いている。電動ファン69が作動すると、配管Aを介して生ごみ処理槽2内に空気が供給されるとともに、配管B、脱臭器60および配管Cを介して生ごみ処理槽2内のガスが戸外(機外)に排出される。
【0043】
従って、電動ファン69は本実施形態における換気手段をなす換気ファンである。なお、本実施形態の電動ファン69は、後述するがファンモードが含水率情報Wに応じて、HiモードとLoモードのいずれの風量モードに切り換えられる。
【0044】
配管Bの電動ファン69の上流側には、キッチンキャビネット内空間と配管B内を連通する配管Cが接続している。脱臭器60と電動ファン69とが作動したときには、配管Bと配管Cとの接続点より下流側には、脱臭時に加熱され熱交換器68で冷却された脱臭されたガスと配管Cを介して吸入される空気とが混合されたガスが流れるように構成している。従って、熱交換器68を流出したガスより低温のガスが流れるので、電動ファン69やそれより下流側の配管部品等への熱影響を低減することができるようになっている。
【0045】
次に、22は制御手段である制御装置であり、制御装置22は、図1に示すように、リミットスイッチ20、含水率センサ42、第1温度センサ72、および第2温度センサ67等からの入力信号に基づいて、攪拌モータ53、脱臭器60のパイプヒータ66、電動ファン69および電気ヒータ71などを制御するように構成されている。
【0046】
次に、上記構成に基づき生ごみ処理装置1の作動を説明する。生ごみを流し台3の排水口4から投入し、生ごみが水切り部5内に堆積していくと、これに伴って自然に水切り部5に形成された複数の小孔から生ごみ中の水分が排出路12に流れ出して生ごみの水切りが行なわれる。この時ゲート8は排水口4と投入口7の間を遮断している。排出路12に流出した水分は排水トラップ13を通って排水配管14に送られる。
【0047】
そして、使用者が、この水切り部5内に堆積された生ごみを処理する場合、まず、ゲート8を回動し、投入口7を開口させておく。次に、この水切り部5を上方に取り外し、水切り部5内の生ごみを投入口7から移送路6を通じて分解槽2aに送る。生ごみを分解槽2aに送った後、ゲート8を回動し、排水口4と投入口7の間を遮断しておく。
【0048】
分解槽2a内においては、攪拌翼50を回転させ、分解槽2a内に送られた生ごみと分解槽2a内の微生物担体40とを攪拌する。これにより、生ごみが微生物担体40中の微生物にて分解ガスと分解水に分解される。そして、分解槽2a内の生ごみ分解残さが増加し、微生物担体40と生ごみ分解残さとの一部が乾燥槽2b内に落下すると、乾燥槽2b内において、これらは攪拌翼55の回転により乾燥された後、回収容器30に送り出される。
【0049】
ここで、分解槽2a内で生ごみを分解するときの制御装置22により制御される攪拌モータ53、脱臭器60のパイプヒータ66、電動ファン69および電気ヒータ71などを制御の作動について、簡単に説明する。まず、生ごみ処理装置1の電源がオンされているときには、制御装置22は、パイプヒータ66および電動ファン69を作動させて生ごみ処理槽2内を換気、脱臭するとともに、電気ヒータ71に通電して分解槽2aおよび乾燥槽2bを加熱するとともに、攪拌モータ53に通電して分解槽2a内を攪拌するように制御される。
【0050】
これらの電動ファン69、電気ヒータ71、攪拌モータ53は、含水率センサ42によって検知された含水率情報Wに基づいて制御させて生ごみ処理槽2内の環境を造るものである。具体的には、検知した含水率情報Wが所定値を超えているときに蒸散促進モードを実行し、含水率情報Wが所定値を下回っているときに蒸散抑制モードを実行するようにしている。
【0051】
蒸散促進モードでは、電動ファン69をHiモード(例えば、25L/min)で運転させるとともに、第1温度センサ72によって検知される分解槽2a内の微生物担体40と生ごみとの混合物(以下、単に混合物と呼ぶ)の温度Tmが60〜65℃を維持するように電気ヒータ71を加熱制御させ、かつ攪拌モータ53を15分の攪拌間隔で60秒間攪拌するように攪拌制御させる。
これにより、生ごみを多量に投入した直後など分解槽2a内の湿度が高いときに、速やかに微生物担体40中の水分を水蒸気化し、生ごみ処理槽2外に排出することで含水率Wを所定値以下に復帰させ分解槽2a内の嫌気化を防止する。
【0052】
次に、蒸散抑制モードでは、電動ファン69をLoモード(例えば、15L/min)で運転させるとともに、混合物の温度Tmが60〜65℃を維持するように電気ヒータ71を加熱制御させ、かつ攪拌モータ53を15分の攪拌間隔で30秒間攪拌するように攪拌制御させる。これにより、分解槽2a内が乾いているときに、微生物担体40中の水分の水蒸気化を抑制して速やかに含水率Wを所定値以上に復帰させ分解槽2a内の渇水状態化を防止するものである。
【0053】
一方、脱臭器60においては、第2温度センサ67によって検知される触媒手段62に流入するガスの温度が250〜280℃を維持するようにパイプヒータ66を加熱制御させて、触媒手段62の通気口62aに流入させるガスを高温状態に維持させている。これにより、セラミックからなる触媒によってガス中の臭気成分が酸化分解されて脱臭される。そして、配管Cを経由して戸外に排気される。
【0054】
なお、戸外に排気されるガスは、熱交換器68によって放熱され、かつ配管Cを介して吸入される空気と混合されて戸外(機外)に排気される。
【0055】
また、触媒手段62によってガス(例えば、アンモニア、硫化水素など)を酸化させることで、その酸化された物が高温の化学反応によって副生成物(例えば、硫酸水素アンモニウム)が生成される。この副生物の一部は、触媒手段62の下流側に設けられた熱交換器68の図示しない通気口に付着して堆積する。この熱交換器68に堆積された副生物が高湿度状態となると、その副生物が潮解して液化して下方に向けて液垂れすることがある。
【0056】
本発明では、上記液垂れがあっても所定の空間63および防滴部材65によって、副生成物がパッキン部材64に流れるように構成したことで触媒手段62の通気口62aに侵入させないようになっている。
【0057】
以上の一実施形態の生ごみ処理装置1によれば、下方から上方に向けて高温に加熱されたガスを触媒手段62の通気口62aに流通させることで脱臭する熱触媒型の高温脱臭方式の脱臭器60においては、触媒手段62の触媒反応により生成される副生成物の一部が、触媒手段62の下流側の熱交換器68に堆積され、その副生物が潮解し液化して下方に向けて液垂れすることがあるが、排気ダクト61の内壁面と所定の空間63を形成するように触媒手段62を排気ダクト61内に配設させたことにより、潮解した副生成物の液体が触媒手段62の通気口62a内に侵入することはなく、かつ通気口62aの目詰まりを起こすことはない。
【0058】
また、触媒手段62の出口側に防滴部材65を設けたことにより、潮解した生成物の液体が触媒手段62の通気口62a内に侵入することはなく、かつ通気口62aの目詰まりを起こすことはない。
【0059】
また、防滴部材65を、例えば、滴下した生成物の液体が上記空間63に導かれるように形成させることで、生成物の液体をパッキン部材64にて吸湿させることができる。
【0060】
また、所定の厚みを有するパッキン部材64を介して触媒手段62を排気ダクト61内に配設させたことにより、排気ダクト61の内壁面と触媒手段62の外郭との間に空間63が形成されることで、潮解した生成物の液体を一時的にパッキン部材64にて吸湿できる。なお、潮解した生成物の液体は、加熱させることで蒸発させることができるため、パッキン部材64が触媒手段62を介して加熱されるので長期的に留まることはない。
【0061】
(他の実施形態)
以上の一実施形態では、触媒手段62の上方に熱交換器68を設けてこの熱交換器68に副生成物の一部を堆積させたが、熱交換器68がなくても、触媒手段62の下流側に設けられる電動ファン69や排気ダクト61の内壁面に副生成物の一部が堆積され、その副生物が潮解し液化して下方に向けて液垂れする可能性があるため、所定の空間63を形成および防滴部材65を設けることにより、潮解した生成物の液体が触媒手段62の通気口62a内に侵入することはない。
【0062】
また、以上の実施形態では、生ごみ処理装置1を台所の流し台のシンク下に設置し、シンクの排水口4に連通する投入口7より生ごみを投入する生ごみ処理装置に本発明を適用させたが、これに限らず、投入口7が流し台の外部に配置される生ごみ処理装置、生ごみ処理装置1を流し台のシンク下方以外に設置するタイプ、また、台所以外の屋内に設置するタイプの生ごみ処理装置にも適用できる。
【0063】
また、以上の実施形態では、生ごみ処理槽2は、生ごみを微生物によって分解処理するものであったが、これに限らず、生ごみを乾燥するタイプなどであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における生ごみ処理装置1の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態における脱臭器60の全体構成を示す模式図である。
【符号の説明】
2…生ごみ処理槽
60…脱臭器(脱臭手段)
61…排気ダクト
62…触媒手段
63…空間
64…パッキン部材
65…防滴部材
B…配管(排気通路)
Claims (4)
- 投入された生ごみを分解する生ごみ処理槽(2)と、前記生ごみ処理槽(2)内のガスを機外に排出する排気通路(B)と、前記排気通路(B)に設けられ、排出するガスを脱臭する脱臭手段(60)とを備える生ごみ処理装置において、
前記脱臭手段(60)は、加熱したガスを酸化分解させて臭気成分を除去する触媒手段(62)と、前記触媒手段(62)を収納して加熱したガスが下方から上方に向けて流通される空気通路を形成する排気ダクト(61)とを有し、かつ前記触媒手段(62)の触媒反応によって生成された生成物の一部を前記触媒手段(62)の下流側に堆積させるように構成するとともに、前記脱臭手段(60)は、堆積した生成物が潮解したときに、潮解した生成物が前記触媒手段(62)の通気通路(62a)内に侵入されないように前記触媒手段(62)を前記排気ダクト(61)内に配設させたことを特徴とする生ごみ処理装置。 - 前記触媒手段(62)は、前記排気ダクト(61)の内壁面と所定の空間(63)を形成するように前記排気ダクト(61)内に配設させたことを特徴とする請求項1に記載の生ごみ処理装置。
- 前記触媒手段(62)は、前記排気ダクト(61)の内壁面にパッキン部材(64)を介して前記排気ダクト(61)内に配設させたことを特徴とする請求項2に記載の生ごみ処理装置。
- 前記触媒手段(62)は、潮解した生成物が前記触媒手段(62)の通気通路(62a)に垂れ落ちないように防滴部材(65)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の生ごみ処理装置。
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JP2002230931A JP2004066151A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 生ごみ処理装置 |
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JP2002230931A Pending JP2004066151A (ja) | 2002-08-08 | 2002-08-08 | 生ごみ処理装置 |
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JP (1) | JP2004066151A (ja) |
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2002
- 2002-08-08 JP JP2002230931A patent/JP2004066151A/ja active Pending
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