JP2004024985A - 生ごみ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】分解初期のときは乾燥槽に生ごみ分解残さを送り出す方向に攪拌させることで、分解効率の向上を可能とした生ごみ処理装置を実現する。
【解決手段】分解槽2aおよび乾燥槽2b内に配設され、投入された生ごみ、微生物担体40および生ごみ分解残さを攪拌する攪拌手段56とを備える生ごみ処理装置において、攪拌手段56を正転させて分解槽2a内の生ごみ分解残さを乾燥槽2bに送り出し易い方向に攪拌手段56を攪拌させる正転駆動(X方向)と、それと反対方向に攪拌手段56を回転させる逆転駆動(Y方向)とを行なわせる制御装置22が設けられ、制御装置22は、投入口から生ごみを投入したときに、正転駆動から攪拌を開始させ、第1所定時間T1後に逆転駆動を行なわせる。これにより、分解効率の向上が図れる。
【選択図】 図4
【解決手段】分解槽2aおよび乾燥槽2b内に配設され、投入された生ごみ、微生物担体40および生ごみ分解残さを攪拌する攪拌手段56とを備える生ごみ処理装置において、攪拌手段56を正転させて分解槽2a内の生ごみ分解残さを乾燥槽2bに送り出し易い方向に攪拌手段56を攪拌させる正転駆動(X方向)と、それと反対方向に攪拌手段56を回転させる逆転駆動(Y方向)とを行なわせる制御装置22が設けられ、制御装置22は、投入口から生ごみを投入したときに、正転駆動から攪拌を開始させ、第1所定時間T1後に逆転駆動を行なわせる。これにより、分解効率の向上が図れる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、台所などで排出される生ごみを処理する生ごみ処理装置に関するものであり、特に、乾燥槽および回収部材に生ごみ分解残さを送り出す攪拌手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の生ごみ処理装置として、例えば、特開平11−207305号公報に記載されたものが知られている。この公報記載の生ごみ処理装置では、台所の流し台下方のキャビネット内に設置されたキッチン収納タイプのもので、生ごみ分解槽、乾燥槽および生ごみ分解残さを回収する回収部材が設けられている。
【0003】
そして、流し台に設けられた生ごみを投入する投入口と、投入された生ごみを分解処理する生ごみ処理槽とが接続されている。また、この生ごみ分解槽は、生ごみを分解処理するために内部にバイオチップと称する木質細片などの生ごみ処理材が充填されており、一定の間隔で回転する攪拌翼の回転によって、投入された生ごみと生ごみ処理材とが攪拌混合され、生ごみ処理材に生息する微生物の働きにより分解処理されるものである。
【0004】
そして、生ごみ分解槽に隣接して配置された乾燥槽は、生ごみ処理槽内が生ごみを分解処理した際に生ずる生ごみ分解残さの量が増加してくると、攪拌翼の回転によりオーバーフロー口から排出された生ごみ分解残さを収容する槽となっている。また、乾燥槽には排出部が設けてあって、乾燥槽内の生ごみ分解残さの量が多くなってくると、攪拌翼の回転により排出部から脱着自在にセットされた回収部材へ排出されるようになっている。そして、回収部材に溜まった生ごみ分解残さは、使用者が回収部材を生ごみ処理装置から取り外し、外部に持っていって廃棄するようになっている。
【0005】
なお、上記公報では、攪拌翼の回転方向について詳しく記載されていないが、一方向にのみ攪拌翼を回転するようにしたものが一般的である。しかし、上述の乾燥槽および回収部材を備えていない生ごみ処理装置において、生ごみと生ごみ処理材とを攪拌する攪拌手段として、例えば、特開平6−279159号公報に記載のものが知られている。この公報では、生ごみ分解槽内に配設された攪拌翼の回転方向を正転と逆転とを交互に所定時間反復させることによって生ごみの噛み込みによる攪拌翼のロックを防止したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の生ごみ処理装置によれば、生ごみの投入量が多くなると、この多量の投入量によって生ごみ分解残さの量も増大してくる。さらに、生ごみを投入した後の分解初期においては、生ごみの容量が大であるため攪拌翼に過大な攪拌トルクがかかるものである。この過大な攪拌トルクがかかっているときに、例えば頻繁に生ごみを投入させたり、一回の投入量が多いときには、生ごみの噛み込みによるロックなどを発生させて効率の良い攪拌を行なえず、生ごみの分解処理効率が悪くなる問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記点に鑑みてなされたもので、分解初期のときは乾燥槽に生ごみ分解残さを送り出す方向に攪拌させることで、分解効率の向上を可能とした生ごみ処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記、目的を達成するために請求項1ないし請求項4に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、投入口より投入された生ごみを生ごみ処理材(40)により分解処理する生ごみ分解槽(2a)と、この生ごみ分解槽(2a)から送り込まれた生ごみ分解残さを乾燥する乾燥槽(2b)と、この乾燥槽(2b)から送り込まれた生ごみ分解残さを回収する回収手段(30)と、生ごみ分解槽(2a)および乾燥槽(2b)内に配設され、投入された生ごみ、生ごみ処理材(40)および生ごみ分解残さを攪拌する攪拌手段(56)とを備える生ごみ処理装置において、
攪拌手段(56)を正転させて生ごみ分解槽(2a)内の生ごみ分解残さを乾燥槽(2b)に送り出し易い方向に攪拌手段(56)を攪拌させる正転駆動と、それと反対方向に攪拌手段(56)を回転させる逆転駆動とを行なわせる制御手段(22)が設けられ、制御手段(22)は、投入口から生ごみを投入したときに、正転駆動から攪拌を開始させ、第1所定時間(T1)後に、逆転駆動を行なわせることを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、この種の生ごみ処理装置では、生ごみを投入した分解初期のときに、生ごみの投入量に応じて生ごみの噛み込みによるロックなど攪拌不良などを起こすことがある。そこで、本発明では、乾燥槽(2b)に生ごみ分解残さを送り出し易い方向に攪拌される正転駆動と、それと反対方向に攪拌させる逆転駆動とを行なわせる制御手段(22)を設け、生ごみを投入したときに、正転駆動から攪拌を開始させ、第1所定時間(T1)後に、逆転駆動を行なわせることにより、送り出し易い方向に攪拌する正転駆動を行なわせることで、分解初期における攪拌トルクの低減が図れるとともに、正転駆動/逆転駆動により生ごみと生ごみ処理材(40)との攪拌が良好に行なわれ生ごみの分解効率の向上が図れる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、制御手段(22)は、正転駆動と逆転駆動とが第2所定時間(T2)毎に交互に繰り返されることを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、正転駆動と逆転駆動とが交互に繰り返されることにより、生ごみと生ごみ処理材(40)との攪拌がより良好に行なわれ生ごみの分解効率の向上が図れる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、生ごみ分解槽(2a)には、乾燥槽(2b)に通ずる第1排出部(2e)が設けられ、この第1排出部(2e)は、正転駆動を行なわせたときに、攪拌手段(56)により生ごみ分解残さを排出し易い位置に開口したことを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、第1排出部(2e)を排出し易い位置に開口したことにより、生ごみ分解槽(2a)に生ごみ分解残さなどが滞留せずに送り出されるので攪拌手段(56)に過大なトルクを生じさせることはない。
【0014】
請求項4に記載の発明では、乾燥槽(2b)には、回収手段(30)に通ずる第2排出部(2f)が設けられ、この第2排出部(2f)は、正転駆動を行なわせたときに、攪拌手段(56)により生ごみ分解残さを排出し易い位置に開口したことを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、第2排出部(2f)を排出し易い位置に開口したことにより、乾燥槽(2b)に生ごみ分解残さなどが滞留せずに送り出されるので攪拌手段(56)に過大なトルクを生じさせることはない。
【0016】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を台所の流し台シンク下に設置されたキッチン収納タイプの生ごみ処理装置に適用した一実施形態であり、図1ないし図3に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した生ごみ処理装置1の概略構成図である。図1に示すように、この生ごみ処理装置1は台所に設置されており、流し台を構成するシンク3下方のキッチンキャビネット内に設置されている。このシンク3には、排水のための排水口4が設けられている。この排水口4には複数の小孔を有する格子状の水切り部5が設置されている。
【0018】
排水口4の下方には、生ごみを後述する生ごみ処理槽2を構成する生ごみ分解槽(以下、分解槽と称す。)2aにまで移送する移送路6を形成する通路形成部材9が設置されている。排水口4と通路形成部材9の上端の生ごみを投入する投入口7との間には、遮断部材であるゲート8が配置されている。通路形成部材9の外周部位には、水切り部5から流れ出した排水を排出するための排出路12が設けられている。排出路12の下流部には、排水トラップ13および排水配管14が接続されている。
【0019】
ゲート8はポリプロピレン等の樹脂にて球面形状に成形されており、ゲート8と一体成形された一対のゲート支柱10を介して、通路形成部材9の外壁面に配置された一対のゲート回動軸11に回動可能に支持されている。そして、図1中左方のゲート回動軸11は排出路形成部材12aを貫通して外側に突出している。ゲート回動軸11の突出した部分は、図示しない電気的駆動手段である電動モータや、使用者自身の足踏み操作力等の回動手段と接続しており、この回動手段により回動されることにより、ゲート8が投入口7を開閉するようになっている。
【0020】
また、排出路形成部材12aの外壁面には、ゲート8が開位置にあるとき、ゲート回動軸11に設けられた駆動片21と接触する位置にゲート開閉検知器としてリミットスイッチ20が配置されている。そして、このリミットスイッチ20のオンオフ状態を後述する制御手段をなす制御装置22に出力するようになっている。因みに、ゲート8が開位置にあるときにオン信号を出力し、ゲート8閉じるとオフ信号を制御装置22に出力する。
【0021】
次に、移送路6の下流部(下方部)には、生ごみを分解する好気性微生物(本例では、約40℃〜約70℃の各温度でそれぞれ活性を示す複数種の好気性微生物)の担持された生ごみ処理材である微生物担体40を収容する分解槽2aが設けられている。分解槽2aに対し仕切壁2cを介して乾燥槽2bが隣接して設けられており、分解槽2aと乾燥槽2bとで生ごみ処理槽2を構成している。そして、仕切壁2cの上端には第1排出部であるオーバーフロー口2eが形成され、分解槽2a内の生ごみ分解残さが増加し、仕切壁2cよりオーバーフローすると、オーバーフロー分はオーバーフロー口2eを経て乾燥槽2bに落下するようになっている。
【0022】
また、仕切壁2cの分解槽2a側面には、温度検出手段である第1温度センサ72が配設されており、分解槽2a内の微生物担体40や生ごみの温度情報を後述する制御装置22に出力するようになっている。なお、第1温度センサ72をこの位置に配設すると生ごみ処理槽2の外部温度の影響を受け難い。
【0023】
次に、本実施形態の攪拌手段56について説明する。分解槽2a内に移送された生ごみと微生物担体40とを攪拌し、微生物担体40による生ごみの分解能力を高めるための攪拌部材をなす攪拌翼50が分解槽2a内に設けられている。この攪拌翼50は、図2に示すように、略L状の金属製板材からなる掻き部材であって、複数個、回転軸51の外側に延びるように一体に設けられている。なお、複数個の攪拌翼50のうち、仕切壁2cの近傍に位置する一つは、図2に示すように、凸部が仕切壁2cに向けて回転軸51に設けてある。これは、攪拌翼50を攪拌させることで、生ごみ分解残さが仕切壁2c側に送り出すことができるようにしてある。そして、この回転軸51の一端側にはスプロケット52が取り付けられている。
【0024】
また、分解槽2aの下方には攪拌モータ53が配置され、この攪拌モータ53が駆動されると、この駆動力は動力伝達手段であるチェーン54およびスプロケット52を介して伝達され、攪拌翼50は回転駆動する。なお、攪拌翼50、回転軸51、スプロケット52、攪拌モータ53、チェーン54および後述する攪拌翼55で本実施形態の攪拌手段56を構成している。
【0025】
また、回転軸51のスプロケット52が設けられた端部と反対側の端部は、仕切壁2cを貫通して乾燥槽2b内に延びており、回転軸51の乾燥槽2b内に配置された部分には、攪拌翼55が回転軸51に設けられている。この攪拌翼55も上述の攪拌翼50と同様な形状に形成し、かつ凸部を生ごみ処理槽2の側壁側に向けて回転軸51に設けてある。この攪拌翼55は、オーバーフローしてきた生ごみ分解残さを効率よく乾燥するとともに、乾燥の終了した生ごみ分解残さを生ごみ処理槽2の側壁に形成された第2排出部2fから回収手段である回収容器30内に掻き出すようになっている。
【0026】
ここで、仕切壁2cに形成される第1排出部であるオーバーフロー口2eおよび生ごみ処理槽2の側壁に形成される第2排出部2fの開口位置について説明する。このオーバーフロー口2eおよび第2排出部2fの開口位置は、攪拌翼50、55の回転方向に応じて設定している。因みに、本実施形態では、図3に示すように、回転軸51の回転方向がX方向(図中に示す)に回転したときに、生ごみ分解残さがオーバーフロー口2eおよび第2排出部2fへ攪拌翼50、55により送り出し易い位置に形成している。つまり、分解槽2aおよび乾燥槽2b内の底部から上方に生ごみ分解残さを持ち上げるように攪拌翼50、55を回転させることによって、オーバーフロー口2eから乾燥槽2bに、および、第2排出部2fから回収容器30に生ごみ分解残さが排出され易いように構成したものである。
【0027】
具体的には、攪拌翼50、55が水平方向から垂直方向に回転する区間(図中右斜め上方)に、オーバーフロー口2eおよび第2排出部2fを形成すると良い。これにより、回転方向がX方向に対して反転となるY方向(図中に示す)のときには、攪拌翼50、55が垂直方向から水平方向に回転する区間であるため、攪拌翼50、55で持ち上げた生ごみ分解残さが下方に送り出されるため、オーバーフロー口2eおよび第2排出部2fからの排出がX方向よりも少量となる。
【0028】
そこで、本実施形態では、攪拌翼50、55の回転方向がX方向とY方向とを交互に繰り返すように制御装置22によって攪拌モータ53を制御している。なお、本発明では回転方向がX方向のときを正転駆動と称し、Y方向のときを逆転駆動と称している。
【0029】
次に、回収容器30は、第2排出部2fに対し着脱可能に配設されており、回収容器30内に生ごみ分解残さが蓄積されたときに、使用者が適宜この回収容器30を取り外して回収した生ごみ分解残さを外部に廃棄するものである。
【0030】
また、分解槽2aの内壁面には分解槽2a内の微生物担体40の含水率を検出する含水率検知手段である含水率センサ42が設けられおり、微生物担体40の含水率情報を後述する制御装置22に出力するようになっている。さらに、分解槽2aと乾燥槽2bの外壁面には面状ヒータである電気ヒータ71が配設されており、槽壁2dを介して分解槽2a内を生ごみ分解に適した温度に加熱するとともに、乾燥槽2b内を微生物担体40等の乾燥に適した温度に加熱するようになっている。また、電気ヒータ71の外側を覆うようにガラスウールや発泡スチロールからなる図示しない断熱材が設けられている。
【0031】
次に、Aは生ごみ処理槽2内に空気を供給する吸気通路をなす配管であり、配管Aはシンク3下方のキッチンキャビネット内空間と生ごみ処理槽2内(回収容器30が取り付けられている部位の上方)空間とを連通している。一方、Bは生ごみ処理槽2内のガス(生ごみ分解によって発生する分解ガスや水蒸気等)を排出する排気通路をなす配管であり、配管Bは分解槽2a内の上部空間と屋外もしくは屋内の適所とを連通している。
【0032】
そして、配管Bには、配管Bを通過するガスから臭気成分を取り除く脱臭手段である脱臭器61が設けられている。本例では脱臭器61として高温で臭気成分を酸化分解する熱触媒型高温脱臭器を用いている。
【0033】
配管Bの脱臭器61の上流側と下流側とは熱交換器62内を通過しており、脱臭器61で加熱されたガスと脱臭器61に流入するガスとを熱交換して、脱臭器61での脱臭時にガス加熱に要するエネルギーを低減している。本例では熱交換器62として2重管式の向流型熱交換器を用いている。
【0034】
配管Bの熱交換器62より下流側(熱交換器62の冷却側通路より下流側)には、配管B内の空気を下流側に圧送する電動ファン63が配設されている。本例では電動ファン63として電動モータでシロッコファンを駆動するタイプの電動ファンを用いている。電動ファン63が作動すると、配管Aを介して生ごみ処理槽2内に空気が供給されるとともに、配管Bを介して生ごみ処理槽2内のガスが排出される。従って、電動ファン63は本実施形態における換気手段をなす換気ファンである。
【0035】
配管Bの電動ファン63の上流側には、キッチンキャビネット内空間と配管B内を連通する配管Cが接続している。脱臭器61と電動ファン63が作動したときには、配管Bと配管Cとの接続点より下流側には、脱臭時に加熱され熱交換器62で冷却されたガスと配管Cを介して吸入される空気とが混合されたガスが流れる。従って、熱交換器62を流出したガスより低温のガスが流れるので、電動ファン63やそれより下流側の配管部品等への熱影響を低減することができるようになっている。
【0036】
次に、22は制御手段である制御装置であり、制御装置22は、上述したリミットスイッチ20、含水率センサ42および第1温度センサ72等からの入力信号に基づいて、攪拌モータ53、脱臭器61、電動ファン63および電気ヒータ71等を制御するように構成されている。
【0037】
次に、上記構成による一実施形態の生ごみ処理装置1の作動を説明する。まず、生ごみをシンク3の排水口4から投入し、生ごみが水切り部5内に堆積していくと、これに伴って自然に水切り部5に形成された複数の小孔から生ごみ中の水分が排出路12に流れ出して、生ごみの水切りが行なわれる。この時ゲート8は排水口4と投入口7の間を遮断している。これにより、排出路12に流出した水分は排水トラップ13を通って排水配管14に送られる。
【0038】
そして、使用者が、この水切り部5内に堆積された生ごみを処理する場合、まず、水切り部5を上方に取り外し、生ごみを水切りした後、ゲート8を回動し、投入口7を開口させ、生ごみを投入口7から移送路6を通じて分解槽2aに送る。生ごみを分解槽2aに送った後、ゲート8を回動させ、排水口4と投入口7の間を遮断しておく。
【0039】
分解槽2a内においては、含水率センサ42からの含水率情報および第1温度センサ72からの生ごみ温度情報に基づいて、攪拌モータ53、脱臭器61、電動ファン63および電気ヒータ71を制御させて、生ごみ処理槽2内を換気するとともに、分解槽2a内に送られた生ごみと分解槽2a内の微生物担体40とを所定の温度に制御して攪拌する。因みに、分解槽2a内の含水率情報が高ければ、換気量および攪拌量を多くし、生ごみ温度を高めて蒸散を活発にさせ、逆に含水率情報が低ければ、換気量および攪拌量を少なくし生ごみ温度を低めて蒸散を抑制させて最適な分解状態を得るように制御される。
【0040】
ここで、生ごみ、微生物担体40および生ごみ分解残さを攪拌する攪拌手段26の作動について説明する。図4は攪拌モータ53の作動を示すタイムチャートであり、制御装置22は、(a)に示すリミットスイッチ20からの検知信号に応じて(b)に示す攪拌モータ53を停止、正転駆動、または逆転駆動のいずれかを作動させるように制御する。リミットスイッチ20からの検知信号は、ゲート8を回動させて投入口7が開いているとオン信号を発し、ゲート8を回動させて投入口7が閉じられるとオフ信号を発する。リミットスイッチ20からの検知信号がオン信号を発しているときは、攪拌モータ53を停止させるように制御している。
【0041】
因みに、検知信号がオフ状態からオンしてオフとなったときは、投入口7から生ごみが投入されたと判定して攪拌手段56を作動させる。具体的には、図4に示すように、リミットスイッチ20からのオンからオフの切り換え信号を受け、攪拌翼50、55がX方向に回転する正転駆動から開始させるように攪拌モータ53を作動させる。そして、第1所定時間T1後、一旦、攪拌モータ53を停止させた後、Y方向に回転する逆転駆動させる。その後、第2所定時間T2毎に、正転駆動/逆転駆動を交互に繰り返されるように制御している。さらに、第1、第2所定時間T1、T2、および攪拌時間は、上述の含水率情報および生ごみ温度情報に応じて、適宜求めるように設定されている。
【0042】
従って、生ごみを投入した直後は、攪拌翼50、55を送り出し易い方向に攪拌する正転駆動から開始させることで、分解初期における攪拌トルクの増加を減少させたものである。これにより、投入された生ごみ分の分解残さが乾燥槽2bに送り込まれ、攪拌トルクの増加もなく攪拌することができ、生ごみが微生物担体40中の微生物にて分解ガスと分解水に分解される。
【0043】
なお、生ごみ分解中に発生する分解ガスや分解水は、電動ファン63および脱臭器61によって脱臭した後に屋外に排気される。さらに、分解槽2a内の生ごみ分解残さが増加して、微生物担体40と生ごみ分解残さとの一部が乾燥槽2b内に落下すると、乾燥槽2b内において、これらは攪拌翼55の回転により乾燥された後、乾燥槽2bをオーバーフローした生ごみ分解残さが回収容器30に送り出される。そして、回収容器30内が生ごみ分解残さで一杯となると、使用者が回収容器30を取り外して外部に生ごみ分解残さを廃棄させるようになっている。
【0044】
以上の一実施形態の生ごみ処理装置によれば、一般的に、生ごみを投入した分解初期のときに、生ごみの投入量に応じて生ごみの噛み込みによるロックなど攪拌不良などを起こすことがある。そこで、本発明では、攪拌モータ53の回転を乾燥槽2bに生ごみ分解残さを送り出し易い方向に攪拌する正転駆動と、それと反対方向に逆転駆動とを行なわせる制御装置22を設け、生ごみを投入したときに、正転駆動から攪拌を開始させ、第1所定時間T1後に、逆転駆動を行なわせることにより、送り出し易い方向に攪拌する正転駆動を行なわせることで、分解初期における攪拌トルクの低減が図れるとともに、正転駆動と逆転駆動との繰り返しにより生ごみと微生物担体40との攪拌が良好に行なわれ生ごみの分解効率の向上が図れる。
【0045】
また、第1排出部であるオーバーフロー口2eおよび第2排出部2fを、攪拌翼50、55が正転駆動(X方向)のときに、それぞれ排出し易い位置に開口したことにより、分解槽2aに生ごみ分解残さなどが滞留せずに送り出されるので攪拌翼50、55に過大なトルクを生じさせることはない。
【0046】
(他の実施形態)
以上の一実施形態では、第1排出部であるオーバーフロー口2eおよび第2排出部2fの開口位置を、図3に示すように、攪拌翼50、55が分解槽2aおよび乾燥槽2b内の底部から上方に生ごみ分解残さを持ち上げる回転方向であるX方向に回転したときに、攪拌翼50、55が水平方向から垂直方向に回転する区間(図中右斜め上方)にそれぞれ形成したが、これに限らず、第2排出部2fを図5に示すように、攪拌翼50、55が垂直方向から水平方向に回転する区間(図中左斜め上方)に形成しても良い。
【0047】
これによれば、X方向に回転するときには、乾燥槽2bから回収容器30へ排出される生ごみ残さの排出量が少なくなるが、生ごみの投入により分解槽2aから生ごみ残さが若干増加する。しかし、このときの乾燥槽2b内は乾燥しているため、攪拌翼50、55の攪拌トルクの上昇は極めて少ない。さらに、本実施形態の第2排出部2fの開口位置は、攪拌翼50、55がX方向に回転した後に、反転のY方向に回転するときに、回収容器30への排出がし易い位置であるためこのときに、生ごみ残さが排出されるものである。従って、第2排出部2fの開口位置が第1排出部であるオーバーフロー口2eと異なっていても攪拌翼50、55に過大なトルクを生じさせることはない。
【0048】
以上の実施形態では、生ごみ処理装置1を台所の流し台のシンク3下に設置し、シンク3の排水口4に連通する投入口7より生ごみを投入するものであったが、投入口7が流し台の外部にあっても良いし、生ごみ処理装置1を流し台のシンク3下方以外に設置しても良い。また、台所以外の屋内に設置するものであっても良いし、屋外に設置するものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における生ごみ処理装置1の全体構成を示す模式図である。
【図2】図1に示す生ごみ処理槽2内に配設される攪拌翼50、55の構成を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態における生ごみ処理槽2および攪拌手段56の構成を示す側面図である。
【図4】本発明の一実施形態における攪拌モータ53の作動を示すタイムチャートである。
【図5】他の実施形態における生ごみ処理槽2および攪拌手段56の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
2a…分解槽(生ごみ分解槽)
2b…乾燥槽
2e…オーバーフロー口(第1排出部)
2f…第2排出部
22…制御装置(制御手段)
30…回収容器(回収手段)
40…微生物担体(生ごみ処理材)
56…攪拌手段
T1…第1所定時間
T2…第2所定時間
【発明の属する技術分野】
本発明は、台所などで排出される生ごみを処理する生ごみ処理装置に関するものであり、特に、乾燥槽および回収部材に生ごみ分解残さを送り出す攪拌手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の生ごみ処理装置として、例えば、特開平11−207305号公報に記載されたものが知られている。この公報記載の生ごみ処理装置では、台所の流し台下方のキャビネット内に設置されたキッチン収納タイプのもので、生ごみ分解槽、乾燥槽および生ごみ分解残さを回収する回収部材が設けられている。
【0003】
そして、流し台に設けられた生ごみを投入する投入口と、投入された生ごみを分解処理する生ごみ処理槽とが接続されている。また、この生ごみ分解槽は、生ごみを分解処理するために内部にバイオチップと称する木質細片などの生ごみ処理材が充填されており、一定の間隔で回転する攪拌翼の回転によって、投入された生ごみと生ごみ処理材とが攪拌混合され、生ごみ処理材に生息する微生物の働きにより分解処理されるものである。
【0004】
そして、生ごみ分解槽に隣接して配置された乾燥槽は、生ごみ処理槽内が生ごみを分解処理した際に生ずる生ごみ分解残さの量が増加してくると、攪拌翼の回転によりオーバーフロー口から排出された生ごみ分解残さを収容する槽となっている。また、乾燥槽には排出部が設けてあって、乾燥槽内の生ごみ分解残さの量が多くなってくると、攪拌翼の回転により排出部から脱着自在にセットされた回収部材へ排出されるようになっている。そして、回収部材に溜まった生ごみ分解残さは、使用者が回収部材を生ごみ処理装置から取り外し、外部に持っていって廃棄するようになっている。
【0005】
なお、上記公報では、攪拌翼の回転方向について詳しく記載されていないが、一方向にのみ攪拌翼を回転するようにしたものが一般的である。しかし、上述の乾燥槽および回収部材を備えていない生ごみ処理装置において、生ごみと生ごみ処理材とを攪拌する攪拌手段として、例えば、特開平6−279159号公報に記載のものが知られている。この公報では、生ごみ分解槽内に配設された攪拌翼の回転方向を正転と逆転とを交互に所定時間反復させることによって生ごみの噛み込みによる攪拌翼のロックを防止したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の生ごみ処理装置によれば、生ごみの投入量が多くなると、この多量の投入量によって生ごみ分解残さの量も増大してくる。さらに、生ごみを投入した後の分解初期においては、生ごみの容量が大であるため攪拌翼に過大な攪拌トルクがかかるものである。この過大な攪拌トルクがかかっているときに、例えば頻繁に生ごみを投入させたり、一回の投入量が多いときには、生ごみの噛み込みによるロックなどを発生させて効率の良い攪拌を行なえず、生ごみの分解処理効率が悪くなる問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記点に鑑みてなされたもので、分解初期のときは乾燥槽に生ごみ分解残さを送り出す方向に攪拌させることで、分解効率の向上を可能とした生ごみ処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記、目的を達成するために請求項1ないし請求項4に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、投入口より投入された生ごみを生ごみ処理材(40)により分解処理する生ごみ分解槽(2a)と、この生ごみ分解槽(2a)から送り込まれた生ごみ分解残さを乾燥する乾燥槽(2b)と、この乾燥槽(2b)から送り込まれた生ごみ分解残さを回収する回収手段(30)と、生ごみ分解槽(2a)および乾燥槽(2b)内に配設され、投入された生ごみ、生ごみ処理材(40)および生ごみ分解残さを攪拌する攪拌手段(56)とを備える生ごみ処理装置において、
攪拌手段(56)を正転させて生ごみ分解槽(2a)内の生ごみ分解残さを乾燥槽(2b)に送り出し易い方向に攪拌手段(56)を攪拌させる正転駆動と、それと反対方向に攪拌手段(56)を回転させる逆転駆動とを行なわせる制御手段(22)が設けられ、制御手段(22)は、投入口から生ごみを投入したときに、正転駆動から攪拌を開始させ、第1所定時間(T1)後に、逆転駆動を行なわせることを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、この種の生ごみ処理装置では、生ごみを投入した分解初期のときに、生ごみの投入量に応じて生ごみの噛み込みによるロックなど攪拌不良などを起こすことがある。そこで、本発明では、乾燥槽(2b)に生ごみ分解残さを送り出し易い方向に攪拌される正転駆動と、それと反対方向に攪拌させる逆転駆動とを行なわせる制御手段(22)を設け、生ごみを投入したときに、正転駆動から攪拌を開始させ、第1所定時間(T1)後に、逆転駆動を行なわせることにより、送り出し易い方向に攪拌する正転駆動を行なわせることで、分解初期における攪拌トルクの低減が図れるとともに、正転駆動/逆転駆動により生ごみと生ごみ処理材(40)との攪拌が良好に行なわれ生ごみの分解効率の向上が図れる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、制御手段(22)は、正転駆動と逆転駆動とが第2所定時間(T2)毎に交互に繰り返されることを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、正転駆動と逆転駆動とが交互に繰り返されることにより、生ごみと生ごみ処理材(40)との攪拌がより良好に行なわれ生ごみの分解効率の向上が図れる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、生ごみ分解槽(2a)には、乾燥槽(2b)に通ずる第1排出部(2e)が設けられ、この第1排出部(2e)は、正転駆動を行なわせたときに、攪拌手段(56)により生ごみ分解残さを排出し易い位置に開口したことを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、第1排出部(2e)を排出し易い位置に開口したことにより、生ごみ分解槽(2a)に生ごみ分解残さなどが滞留せずに送り出されるので攪拌手段(56)に過大なトルクを生じさせることはない。
【0014】
請求項4に記載の発明では、乾燥槽(2b)には、回収手段(30)に通ずる第2排出部(2f)が設けられ、この第2排出部(2f)は、正転駆動を行なわせたときに、攪拌手段(56)により生ごみ分解残さを排出し易い位置に開口したことを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、第2排出部(2f)を排出し易い位置に開口したことにより、乾燥槽(2b)に生ごみ分解残さなどが滞留せずに送り出されるので攪拌手段(56)に過大なトルクを生じさせることはない。
【0016】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を台所の流し台シンク下に設置されたキッチン収納タイプの生ごみ処理装置に適用した一実施形態であり、図1ないし図3に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した生ごみ処理装置1の概略構成図である。図1に示すように、この生ごみ処理装置1は台所に設置されており、流し台を構成するシンク3下方のキッチンキャビネット内に設置されている。このシンク3には、排水のための排水口4が設けられている。この排水口4には複数の小孔を有する格子状の水切り部5が設置されている。
【0018】
排水口4の下方には、生ごみを後述する生ごみ処理槽2を構成する生ごみ分解槽(以下、分解槽と称す。)2aにまで移送する移送路6を形成する通路形成部材9が設置されている。排水口4と通路形成部材9の上端の生ごみを投入する投入口7との間には、遮断部材であるゲート8が配置されている。通路形成部材9の外周部位には、水切り部5から流れ出した排水を排出するための排出路12が設けられている。排出路12の下流部には、排水トラップ13および排水配管14が接続されている。
【0019】
ゲート8はポリプロピレン等の樹脂にて球面形状に成形されており、ゲート8と一体成形された一対のゲート支柱10を介して、通路形成部材9の外壁面に配置された一対のゲート回動軸11に回動可能に支持されている。そして、図1中左方のゲート回動軸11は排出路形成部材12aを貫通して外側に突出している。ゲート回動軸11の突出した部分は、図示しない電気的駆動手段である電動モータや、使用者自身の足踏み操作力等の回動手段と接続しており、この回動手段により回動されることにより、ゲート8が投入口7を開閉するようになっている。
【0020】
また、排出路形成部材12aの外壁面には、ゲート8が開位置にあるとき、ゲート回動軸11に設けられた駆動片21と接触する位置にゲート開閉検知器としてリミットスイッチ20が配置されている。そして、このリミットスイッチ20のオンオフ状態を後述する制御手段をなす制御装置22に出力するようになっている。因みに、ゲート8が開位置にあるときにオン信号を出力し、ゲート8閉じるとオフ信号を制御装置22に出力する。
【0021】
次に、移送路6の下流部(下方部)には、生ごみを分解する好気性微生物(本例では、約40℃〜約70℃の各温度でそれぞれ活性を示す複数種の好気性微生物)の担持された生ごみ処理材である微生物担体40を収容する分解槽2aが設けられている。分解槽2aに対し仕切壁2cを介して乾燥槽2bが隣接して設けられており、分解槽2aと乾燥槽2bとで生ごみ処理槽2を構成している。そして、仕切壁2cの上端には第1排出部であるオーバーフロー口2eが形成され、分解槽2a内の生ごみ分解残さが増加し、仕切壁2cよりオーバーフローすると、オーバーフロー分はオーバーフロー口2eを経て乾燥槽2bに落下するようになっている。
【0022】
また、仕切壁2cの分解槽2a側面には、温度検出手段である第1温度センサ72が配設されており、分解槽2a内の微生物担体40や生ごみの温度情報を後述する制御装置22に出力するようになっている。なお、第1温度センサ72をこの位置に配設すると生ごみ処理槽2の外部温度の影響を受け難い。
【0023】
次に、本実施形態の攪拌手段56について説明する。分解槽2a内に移送された生ごみと微生物担体40とを攪拌し、微生物担体40による生ごみの分解能力を高めるための攪拌部材をなす攪拌翼50が分解槽2a内に設けられている。この攪拌翼50は、図2に示すように、略L状の金属製板材からなる掻き部材であって、複数個、回転軸51の外側に延びるように一体に設けられている。なお、複数個の攪拌翼50のうち、仕切壁2cの近傍に位置する一つは、図2に示すように、凸部が仕切壁2cに向けて回転軸51に設けてある。これは、攪拌翼50を攪拌させることで、生ごみ分解残さが仕切壁2c側に送り出すことができるようにしてある。そして、この回転軸51の一端側にはスプロケット52が取り付けられている。
【0024】
また、分解槽2aの下方には攪拌モータ53が配置され、この攪拌モータ53が駆動されると、この駆動力は動力伝達手段であるチェーン54およびスプロケット52を介して伝達され、攪拌翼50は回転駆動する。なお、攪拌翼50、回転軸51、スプロケット52、攪拌モータ53、チェーン54および後述する攪拌翼55で本実施形態の攪拌手段56を構成している。
【0025】
また、回転軸51のスプロケット52が設けられた端部と反対側の端部は、仕切壁2cを貫通して乾燥槽2b内に延びており、回転軸51の乾燥槽2b内に配置された部分には、攪拌翼55が回転軸51に設けられている。この攪拌翼55も上述の攪拌翼50と同様な形状に形成し、かつ凸部を生ごみ処理槽2の側壁側に向けて回転軸51に設けてある。この攪拌翼55は、オーバーフローしてきた生ごみ分解残さを効率よく乾燥するとともに、乾燥の終了した生ごみ分解残さを生ごみ処理槽2の側壁に形成された第2排出部2fから回収手段である回収容器30内に掻き出すようになっている。
【0026】
ここで、仕切壁2cに形成される第1排出部であるオーバーフロー口2eおよび生ごみ処理槽2の側壁に形成される第2排出部2fの開口位置について説明する。このオーバーフロー口2eおよび第2排出部2fの開口位置は、攪拌翼50、55の回転方向に応じて設定している。因みに、本実施形態では、図3に示すように、回転軸51の回転方向がX方向(図中に示す)に回転したときに、生ごみ分解残さがオーバーフロー口2eおよび第2排出部2fへ攪拌翼50、55により送り出し易い位置に形成している。つまり、分解槽2aおよび乾燥槽2b内の底部から上方に生ごみ分解残さを持ち上げるように攪拌翼50、55を回転させることによって、オーバーフロー口2eから乾燥槽2bに、および、第2排出部2fから回収容器30に生ごみ分解残さが排出され易いように構成したものである。
【0027】
具体的には、攪拌翼50、55が水平方向から垂直方向に回転する区間(図中右斜め上方)に、オーバーフロー口2eおよび第2排出部2fを形成すると良い。これにより、回転方向がX方向に対して反転となるY方向(図中に示す)のときには、攪拌翼50、55が垂直方向から水平方向に回転する区間であるため、攪拌翼50、55で持ち上げた生ごみ分解残さが下方に送り出されるため、オーバーフロー口2eおよび第2排出部2fからの排出がX方向よりも少量となる。
【0028】
そこで、本実施形態では、攪拌翼50、55の回転方向がX方向とY方向とを交互に繰り返すように制御装置22によって攪拌モータ53を制御している。なお、本発明では回転方向がX方向のときを正転駆動と称し、Y方向のときを逆転駆動と称している。
【0029】
次に、回収容器30は、第2排出部2fに対し着脱可能に配設されており、回収容器30内に生ごみ分解残さが蓄積されたときに、使用者が適宜この回収容器30を取り外して回収した生ごみ分解残さを外部に廃棄するものである。
【0030】
また、分解槽2aの内壁面には分解槽2a内の微生物担体40の含水率を検出する含水率検知手段である含水率センサ42が設けられおり、微生物担体40の含水率情報を後述する制御装置22に出力するようになっている。さらに、分解槽2aと乾燥槽2bの外壁面には面状ヒータである電気ヒータ71が配設されており、槽壁2dを介して分解槽2a内を生ごみ分解に適した温度に加熱するとともに、乾燥槽2b内を微生物担体40等の乾燥に適した温度に加熱するようになっている。また、電気ヒータ71の外側を覆うようにガラスウールや発泡スチロールからなる図示しない断熱材が設けられている。
【0031】
次に、Aは生ごみ処理槽2内に空気を供給する吸気通路をなす配管であり、配管Aはシンク3下方のキッチンキャビネット内空間と生ごみ処理槽2内(回収容器30が取り付けられている部位の上方)空間とを連通している。一方、Bは生ごみ処理槽2内のガス(生ごみ分解によって発生する分解ガスや水蒸気等)を排出する排気通路をなす配管であり、配管Bは分解槽2a内の上部空間と屋外もしくは屋内の適所とを連通している。
【0032】
そして、配管Bには、配管Bを通過するガスから臭気成分を取り除く脱臭手段である脱臭器61が設けられている。本例では脱臭器61として高温で臭気成分を酸化分解する熱触媒型高温脱臭器を用いている。
【0033】
配管Bの脱臭器61の上流側と下流側とは熱交換器62内を通過しており、脱臭器61で加熱されたガスと脱臭器61に流入するガスとを熱交換して、脱臭器61での脱臭時にガス加熱に要するエネルギーを低減している。本例では熱交換器62として2重管式の向流型熱交換器を用いている。
【0034】
配管Bの熱交換器62より下流側(熱交換器62の冷却側通路より下流側)には、配管B内の空気を下流側に圧送する電動ファン63が配設されている。本例では電動ファン63として電動モータでシロッコファンを駆動するタイプの電動ファンを用いている。電動ファン63が作動すると、配管Aを介して生ごみ処理槽2内に空気が供給されるとともに、配管Bを介して生ごみ処理槽2内のガスが排出される。従って、電動ファン63は本実施形態における換気手段をなす換気ファンである。
【0035】
配管Bの電動ファン63の上流側には、キッチンキャビネット内空間と配管B内を連通する配管Cが接続している。脱臭器61と電動ファン63が作動したときには、配管Bと配管Cとの接続点より下流側には、脱臭時に加熱され熱交換器62で冷却されたガスと配管Cを介して吸入される空気とが混合されたガスが流れる。従って、熱交換器62を流出したガスより低温のガスが流れるので、電動ファン63やそれより下流側の配管部品等への熱影響を低減することができるようになっている。
【0036】
次に、22は制御手段である制御装置であり、制御装置22は、上述したリミットスイッチ20、含水率センサ42および第1温度センサ72等からの入力信号に基づいて、攪拌モータ53、脱臭器61、電動ファン63および電気ヒータ71等を制御するように構成されている。
【0037】
次に、上記構成による一実施形態の生ごみ処理装置1の作動を説明する。まず、生ごみをシンク3の排水口4から投入し、生ごみが水切り部5内に堆積していくと、これに伴って自然に水切り部5に形成された複数の小孔から生ごみ中の水分が排出路12に流れ出して、生ごみの水切りが行なわれる。この時ゲート8は排水口4と投入口7の間を遮断している。これにより、排出路12に流出した水分は排水トラップ13を通って排水配管14に送られる。
【0038】
そして、使用者が、この水切り部5内に堆積された生ごみを処理する場合、まず、水切り部5を上方に取り外し、生ごみを水切りした後、ゲート8を回動し、投入口7を開口させ、生ごみを投入口7から移送路6を通じて分解槽2aに送る。生ごみを分解槽2aに送った後、ゲート8を回動させ、排水口4と投入口7の間を遮断しておく。
【0039】
分解槽2a内においては、含水率センサ42からの含水率情報および第1温度センサ72からの生ごみ温度情報に基づいて、攪拌モータ53、脱臭器61、電動ファン63および電気ヒータ71を制御させて、生ごみ処理槽2内を換気するとともに、分解槽2a内に送られた生ごみと分解槽2a内の微生物担体40とを所定の温度に制御して攪拌する。因みに、分解槽2a内の含水率情報が高ければ、換気量および攪拌量を多くし、生ごみ温度を高めて蒸散を活発にさせ、逆に含水率情報が低ければ、換気量および攪拌量を少なくし生ごみ温度を低めて蒸散を抑制させて最適な分解状態を得るように制御される。
【0040】
ここで、生ごみ、微生物担体40および生ごみ分解残さを攪拌する攪拌手段26の作動について説明する。図4は攪拌モータ53の作動を示すタイムチャートであり、制御装置22は、(a)に示すリミットスイッチ20からの検知信号に応じて(b)に示す攪拌モータ53を停止、正転駆動、または逆転駆動のいずれかを作動させるように制御する。リミットスイッチ20からの検知信号は、ゲート8を回動させて投入口7が開いているとオン信号を発し、ゲート8を回動させて投入口7が閉じられるとオフ信号を発する。リミットスイッチ20からの検知信号がオン信号を発しているときは、攪拌モータ53を停止させるように制御している。
【0041】
因みに、検知信号がオフ状態からオンしてオフとなったときは、投入口7から生ごみが投入されたと判定して攪拌手段56を作動させる。具体的には、図4に示すように、リミットスイッチ20からのオンからオフの切り換え信号を受け、攪拌翼50、55がX方向に回転する正転駆動から開始させるように攪拌モータ53を作動させる。そして、第1所定時間T1後、一旦、攪拌モータ53を停止させた後、Y方向に回転する逆転駆動させる。その後、第2所定時間T2毎に、正転駆動/逆転駆動を交互に繰り返されるように制御している。さらに、第1、第2所定時間T1、T2、および攪拌時間は、上述の含水率情報および生ごみ温度情報に応じて、適宜求めるように設定されている。
【0042】
従って、生ごみを投入した直後は、攪拌翼50、55を送り出し易い方向に攪拌する正転駆動から開始させることで、分解初期における攪拌トルクの増加を減少させたものである。これにより、投入された生ごみ分の分解残さが乾燥槽2bに送り込まれ、攪拌トルクの増加もなく攪拌することができ、生ごみが微生物担体40中の微生物にて分解ガスと分解水に分解される。
【0043】
なお、生ごみ分解中に発生する分解ガスや分解水は、電動ファン63および脱臭器61によって脱臭した後に屋外に排気される。さらに、分解槽2a内の生ごみ分解残さが増加して、微生物担体40と生ごみ分解残さとの一部が乾燥槽2b内に落下すると、乾燥槽2b内において、これらは攪拌翼55の回転により乾燥された後、乾燥槽2bをオーバーフローした生ごみ分解残さが回収容器30に送り出される。そして、回収容器30内が生ごみ分解残さで一杯となると、使用者が回収容器30を取り外して外部に生ごみ分解残さを廃棄させるようになっている。
【0044】
以上の一実施形態の生ごみ処理装置によれば、一般的に、生ごみを投入した分解初期のときに、生ごみの投入量に応じて生ごみの噛み込みによるロックなど攪拌不良などを起こすことがある。そこで、本発明では、攪拌モータ53の回転を乾燥槽2bに生ごみ分解残さを送り出し易い方向に攪拌する正転駆動と、それと反対方向に逆転駆動とを行なわせる制御装置22を設け、生ごみを投入したときに、正転駆動から攪拌を開始させ、第1所定時間T1後に、逆転駆動を行なわせることにより、送り出し易い方向に攪拌する正転駆動を行なわせることで、分解初期における攪拌トルクの低減が図れるとともに、正転駆動と逆転駆動との繰り返しにより生ごみと微生物担体40との攪拌が良好に行なわれ生ごみの分解効率の向上が図れる。
【0045】
また、第1排出部であるオーバーフロー口2eおよび第2排出部2fを、攪拌翼50、55が正転駆動(X方向)のときに、それぞれ排出し易い位置に開口したことにより、分解槽2aに生ごみ分解残さなどが滞留せずに送り出されるので攪拌翼50、55に過大なトルクを生じさせることはない。
【0046】
(他の実施形態)
以上の一実施形態では、第1排出部であるオーバーフロー口2eおよび第2排出部2fの開口位置を、図3に示すように、攪拌翼50、55が分解槽2aおよび乾燥槽2b内の底部から上方に生ごみ分解残さを持ち上げる回転方向であるX方向に回転したときに、攪拌翼50、55が水平方向から垂直方向に回転する区間(図中右斜め上方)にそれぞれ形成したが、これに限らず、第2排出部2fを図5に示すように、攪拌翼50、55が垂直方向から水平方向に回転する区間(図中左斜め上方)に形成しても良い。
【0047】
これによれば、X方向に回転するときには、乾燥槽2bから回収容器30へ排出される生ごみ残さの排出量が少なくなるが、生ごみの投入により分解槽2aから生ごみ残さが若干増加する。しかし、このときの乾燥槽2b内は乾燥しているため、攪拌翼50、55の攪拌トルクの上昇は極めて少ない。さらに、本実施形態の第2排出部2fの開口位置は、攪拌翼50、55がX方向に回転した後に、反転のY方向に回転するときに、回収容器30への排出がし易い位置であるためこのときに、生ごみ残さが排出されるものである。従って、第2排出部2fの開口位置が第1排出部であるオーバーフロー口2eと異なっていても攪拌翼50、55に過大なトルクを生じさせることはない。
【0048】
以上の実施形態では、生ごみ処理装置1を台所の流し台のシンク3下に設置し、シンク3の排水口4に連通する投入口7より生ごみを投入するものであったが、投入口7が流し台の外部にあっても良いし、生ごみ処理装置1を流し台のシンク3下方以外に設置しても良い。また、台所以外の屋内に設置するものであっても良いし、屋外に設置するものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における生ごみ処理装置1の全体構成を示す模式図である。
【図2】図1に示す生ごみ処理槽2内に配設される攪拌翼50、55の構成を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態における生ごみ処理槽2および攪拌手段56の構成を示す側面図である。
【図4】本発明の一実施形態における攪拌モータ53の作動を示すタイムチャートである。
【図5】他の実施形態における生ごみ処理槽2および攪拌手段56の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
2a…分解槽(生ごみ分解槽)
2b…乾燥槽
2e…オーバーフロー口(第1排出部)
2f…第2排出部
22…制御装置(制御手段)
30…回収容器(回収手段)
40…微生物担体(生ごみ処理材)
56…攪拌手段
T1…第1所定時間
T2…第2所定時間
Claims (4)
- 投入口より投入された生ごみを生ごみ処理材(40)により分解処理する生ごみ分解槽(2a)と、
前記生ごみ分解槽(2a)から送り込まれた生ごみ分解残さを乾燥する乾燥槽(2b)と、
前記乾燥槽(2b)から送り込まれた生ごみ分解残さを回収する回収手段(30)と、
前記生ごみ分解槽(2a)および前記乾燥槽(2b)内に配設され、投入された生ごみ、前記生ごみ処理材(40)および生ごみ分解残さを攪拌する攪拌手段(56)とを備える生ごみ処理装置において、
前記攪拌手段(56)を正転させて前記生ごみ分解槽(2a)内の生ごみ分解残さを前記乾燥槽(2b)に送り出し易い方向に前記攪拌手段(56)を攪拌させる正転駆動と、それと反対方向に前記攪拌手段(56)を回転させる逆転駆動とを行なわせる制御手段(22)が設けられ、前記制御手段(22)は、投入口から生ごみを投入したときに、前記正転駆動から攪拌を開始させ、第1所定時間(T1)後に、前記逆転駆動を行なわせることを特徴とする生ごみ処理装置。 - 前記制御手段(22)は、前記正転駆動と前記逆転駆動とが第2所定時間(T2)毎に交互に繰り返されることを特徴とする請求項1に記載の生ごみ処理装置。
- 前記生ごみ分解槽(2a)には、前記乾燥槽(2b)に通ずる第1排出部(2e)が設けられ、前記第1排出部(2e)は、前記正転駆動を行なわせたときに、前記攪拌手段(56)により前記生ごみ分解残さを排出し易い位置に開口したことを特徴とする請求項1に記載の生ごみ処理装置。
- 前記乾燥槽(2b)には、前記回収手段(30)に通ずる第2排出部(2f)が設けられ、前記第2排出部(2f)は、前記正転駆動を行なわせたときに、前記攪拌手段(56)により前記生ごみ分解残さを排出し易い位置に開口したことを特徴とする請求項1に記載の生ごみ処理装置。
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2002
- 2002-06-24 JP JP2002183170A patent/JP2004024985A/ja active Pending
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