JP2002355645A - 有機物処理装置 - Google Patents
有機物処理装置Info
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- JP2002355645A JP2002355645A JP2001164136A JP2001164136A JP2002355645A JP 2002355645 A JP2002355645 A JP 2002355645A JP 2001164136 A JP2001164136 A JP 2001164136A JP 2001164136 A JP2001164136 A JP 2001164136A JP 2002355645 A JP2002355645 A JP 2002355645A
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- processing
- shutter
- stirring
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- Pending
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 攪拌動作と移送動作を分離することができて
処理制御がし易くなり、安価な構成で、未処理物の移送
や移送量のばらつき、処理能力の低下等を防ぐことがで
きる有機物処理装置を提供する。 【解決手段】 生ごみ等の有機物が投入される投入口3
を有する処理槽(第1処理槽21)と処理物を排出する
排出口4を有する処理槽(第2処理槽22)を含む複数
の処理槽が隣接して配置され、処理槽内を攪拌する攪拌
手段(攪拌翼5)と、処理物を次槽に移送するために槽
間に形成された移送口24を有すると共に、この移送口
24を閉鎖状態に制御可能な開閉手段(回転式シャッタ
6)を備えた。また、移送口24は、攪拌手段(攪拌翼
5)による攪拌域内の上部に位置するように形成した。
処理制御がし易くなり、安価な構成で、未処理物の移送
や移送量のばらつき、処理能力の低下等を防ぐことがで
きる有機物処理装置を提供する。 【解決手段】 生ごみ等の有機物が投入される投入口3
を有する処理槽(第1処理槽21)と処理物を排出する
排出口4を有する処理槽(第2処理槽22)を含む複数
の処理槽が隣接して配置され、処理槽内を攪拌する攪拌
手段(攪拌翼5)と、処理物を次槽に移送するために槽
間に形成された移送口24を有すると共に、この移送口
24を閉鎖状態に制御可能な開閉手段(回転式シャッタ
6)を備えた。また、移送口24は、攪拌手段(攪拌翼
5)による攪拌域内の上部に位置するように形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、生ごみ等の有機
物を処理する有機物処理装置に係わり、特に複数の処理
槽を備えた多槽式の有機物処理装置に関するものであ
る。
物を処理する有機物処理装置に係わり、特に複数の処理
槽を備えた多槽式の有機物処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の多槽式の有機物処理装置におい
ては、生ごみや微生物の担体等の槽間の移送が必要であ
る。そのために従来は、攪拌翼による掻き上げによって
槽間の仕切壁をオーバーフローさせたり、槽底にスクリ
ューを設けて強制移送させたりしている。
ては、生ごみや微生物の担体等の槽間の移送が必要であ
る。そのために従来は、攪拌翼による掻き上げによって
槽間の仕切壁をオーバーフローさせたり、槽底にスクリ
ューを設けて強制移送させたりしている。
【0003】また、特開平07−124541号公報
(B09B 3/00)には、攪拌手段による攪拌域よ
りも上方に、移送用の開口部と移送手段を設けたものが
開示されている。
(B09B 3/00)には、攪拌手段による攪拌域よ
りも上方に、移送用の開口部と移送手段を設けたものが
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、攪拌翼によ
る掻き上げによって槽仕切壁をオーバーフローさせるも
のでは、攪拌翼の回転方向の切り替えにより、次槽にオ
ーバーフローさせたり、させなかったりを制御するた
め、未処理の生ごみを次槽に移送させないようにするた
めには攪拌翼の回転制御が制限される。すなわち、効率
良く攪拌するためには、正転と逆転を交互に行う必要が
あるが、未処理の生ごみを次槽に移送させないようにす
るためには一方方向のみの回転しか行えなくなり、効率
良く攪拌することができなくなる
る掻き上げによって槽仕切壁をオーバーフローさせるも
のでは、攪拌翼の回転方向の切り替えにより、次槽にオ
ーバーフローさせたり、させなかったりを制御するた
め、未処理の生ごみを次槽に移送させないようにするた
めには攪拌翼の回転制御が制限される。すなわち、効率
良く攪拌するためには、正転と逆転を交互に行う必要が
あるが、未処理の生ごみを次槽に移送させないようにす
るためには一方方向のみの回転しか行えなくなり、効率
良く攪拌することができなくなる
【0005】また、オーバフローする量は、攪拌翼によ
る掻き上げ量によって異なるため、移送量が大きくばら
つき、安定しない。さらに、オーバーフローする量に達
していなくても、未処理の生ごみ等が掻き上げられてオ
ーバーフローする場合があった。
る掻き上げ量によって異なるため、移送量が大きくばら
つき、安定しない。さらに、オーバーフローする量に達
していなくても、未処理の生ごみ等が掻き上げられてオ
ーバーフローする場合があった。
【0006】また、槽底にスクリューを設け強制移送さ
せるものでは、機構的に高価な装置が必要で、かつ大き
な移送推力が必要となる。
せるものでは、機構的に高価な装置が必要で、かつ大き
な移送推力が必要となる。
【0007】また、前記公報に開示されているように攪
拌手段よりも上方に移送口や移送手段を設けた場合、攪
拌手段よりも上方まで処理物が貯まらないと移送され
ず、攪拌手段よりも上方まで処理物が貯まった場合は、
攪拌手段を回転させても攪拌の効果がなく、処理能力が
低下する。
拌手段よりも上方に移送口や移送手段を設けた場合、攪
拌手段よりも上方まで処理物が貯まらないと移送され
ず、攪拌手段よりも上方まで処理物が貯まった場合は、
攪拌手段を回転させても攪拌の効果がなく、処理能力が
低下する。
【0008】そこで、本願発明はこのような課題を解決
するためになされたものであり、攪拌動作と移送動作を
分離することができて処理制御がし易くなり、安価な構
成で、未処理物の移送や移送量のばらつき、処理能力の
低下等を防ぐことができる有機物処理装置を提供するこ
とを目的とするものである。
するためになされたものであり、攪拌動作と移送動作を
分離することができて処理制御がし易くなり、安価な構
成で、未処理物の移送や移送量のばらつき、処理能力の
低下等を防ぐことができる有機物処理装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本願発明は、生ごみ等の有機物が投入され
る投入口を有する処理槽と処理物を排出する排出口を有
する処理槽を含む複数の処理槽が隣接して配置され、処
理槽内を攪拌する攪拌手段と、処理物を次槽に移送する
ために槽間に形成された移送口を有すると共に、この移
送口を閉鎖状態に制御可能な開閉手段を備えたことを特
徴とするものである。
するために、本願発明は、生ごみ等の有機物が投入され
る投入口を有する処理槽と処理物を排出する排出口を有
する処理槽を含む複数の処理槽が隣接して配置され、処
理槽内を攪拌する攪拌手段と、処理物を次槽に移送する
ために槽間に形成された移送口を有すると共に、この移
送口を閉鎖状態に制御可能な開閉手段を備えたことを特
徴とするものである。
【0010】また、前記移送口は、前記攪拌手段による
攪拌域内の上部に位置するように形成されて成ることを
特徴とするものである。
攪拌域内の上部に位置するように形成されて成ることを
特徴とするものである。
【0011】また、前記移送口に、処理物を次槽に移送
する移送手段を備えたことを特徴とするものである。
する移送手段を備えたことを特徴とするものである。
【0012】また、前記開閉手段として、前記移送口に
シャッタを備えたことを特徴とするものである。
シャッタを備えたことを特徴とするものである。
【0013】さらに、前記シャッタとして、回転式シャ
ッタを備えたことを特徴とするものである。
ッタを備えたことを特徴とするものである。
【0014】また、前記シャッタは所定時間毎に駆動さ
れることを特徴とするものである。
れることを特徴とするものである。
【0015】また、前記攪拌手段は、処理槽の側壁間に
横架された攪拌軸に複数の攪拌翼が螺旋状に立設されて
成り、処理物の移送時には処理物が次槽への移送口側に
移動する方向に回転駆動することを特徴とするものであ
る。
横架された攪拌軸に複数の攪拌翼が螺旋状に立設されて
成り、処理物の移送時には処理物が次槽への移送口側に
移動する方向に回転駆動することを特徴とするものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図1
〜図3を参照して詳細に説明する。
〜図3を参照して詳細に説明する。
【0017】この有機物処理装置は、例えばコンビニエ
ンスストア等において業務用として用いられる大型のも
ので、外装ケース1内には、側断面が略U字形状に形成
された横長の処理槽2が収納されている。
ンスストア等において業務用として用いられる大型のも
ので、外装ケース1内には、側断面が略U字形状に形成
された横長の処理槽2が収納されている。
【0018】この処理槽2は、上部に生ごみや微生物の
担体(通常おが屑等の木質細片)を投入するための投入
口3が形成された第1処理槽21と、前壁側に処理物を
排出するための排出口4が形成された第2処理槽22と
に仕切壁23によって仕切られている。
担体(通常おが屑等の木質細片)を投入するための投入
口3が形成された第1処理槽21と、前壁側に処理物を
排出するための排出口4が形成された第2処理槽22と
に仕切壁23によって仕切られている。
【0019】上記投入口3には、ヒンジ等により開閉可
能に構成された蓋体31が設けられている。また、上記
排出口4には、レバー等により開閉可能なシャッタ(図
示せず)が設けられると共に、排出口4から下方に傾斜
して取り付けられた排出ダクト41が外装ケース1の前
面側に位置している。また、外装ケース1の下面側の四
隅には脚部11が取り付けられている。
能に構成された蓋体31が設けられている。また、上記
排出口4には、レバー等により開閉可能なシャッタ(図
示せず)が設けられると共に、排出口4から下方に傾斜
して取り付けられた排出ダクト41が外装ケース1の前
面側に位置している。また、外装ケース1の下面側の四
隅には脚部11が取り付けられている。
【0020】上記処理槽2内には、両側壁間に、複数の
攪拌翼5が螺旋状に立設された攪拌軸51が正逆回転可
能に設けられている。この攪拌軸51の一端側には、ス
プロケットやベルト等から成る減速伝達機構52を介し
て攪拌用モータ53が連結され、攪拌用モータ53の回
転が減速されて伝達され、正逆回転駆動されるようにな
っている。
攪拌翼5が螺旋状に立設された攪拌軸51が正逆回転可
能に設けられている。この攪拌軸51の一端側には、ス
プロケットやベルト等から成る減速伝達機構52を介し
て攪拌用モータ53が連結され、攪拌用モータ53の回
転が減速されて伝達され、正逆回転駆動されるようにな
っている。
【0021】一方、仕切壁23には、上記攪拌翼5によ
る攪拌域内の上部に位置して、仕切壁23の略後半分に
わたって横長の長方形形状を成す移送口24が形成され
ている。さらに、この移送口24には、その長方形形状
より僅かに小さく形成された長方形板のシャッタ61
と、シャッタ61を回転させる回転軸62からなる回転
式シャッタ6が取り付けられている。この回転式シャッ
タ6の回転軸62は処理槽2外面に取り付けられたモー
タ63に連結されて駆動される。上記回転軸62のモー
タ側端部には、上記シャッタ61が縦方向位置,すなわ
ち移送口24を閉鎖した状態にあるのを検出するための
シャッタ位置検出センサ64が取り付けられている。
る攪拌域内の上部に位置して、仕切壁23の略後半分に
わたって横長の長方形形状を成す移送口24が形成され
ている。さらに、この移送口24には、その長方形形状
より僅かに小さく形成された長方形板のシャッタ61
と、シャッタ61を回転させる回転軸62からなる回転
式シャッタ6が取り付けられている。この回転式シャッ
タ6の回転軸62は処理槽2外面に取り付けられたモー
タ63に連結されて駆動される。上記回転軸62のモー
タ側端部には、上記シャッタ61が縦方向位置,すなわ
ち移送口24を閉鎖した状態にあるのを検出するための
シャッタ位置検出センサ64が取り付けられている。
【0022】なお、この種の装置には、処理槽2内を微
生物の活性化に適した温度に維持するための加熱手段
や、処理槽2内を換気して湿った排気ガスを排出すると
共に新鮮な外気を取り入れるための換気手段、さらには
排気ガスの臭いを脱臭するための脱臭手段などが備えら
れているが、本願発明には直接関係しないので図示は省
略している。
生物の活性化に適した温度に維持するための加熱手段
や、処理槽2内を換気して湿った排気ガスを排出すると
共に新鮮な外気を取り入れるための換気手段、さらには
排気ガスの臭いを脱臭するための脱臭手段などが備えら
れているが、本願発明には直接関係しないので図示は省
略している。
【0023】以上の構成において、厨房等で発生した生
ごみは投入口3の蓋体31を開けて、微生物担体が予め
収納されている第1処理槽21内に投入される。
ごみは投入口3の蓋体31を開けて、微生物担体が予め
収納されている第1処理槽21内に投入される。
【0024】蓋体31を開けて生ごみが投入されると、
これを図示しない検出手段が検出して装置全体を制御す
る制御部により、攪拌翼5が一定時間正逆回転駆動さ
れ、投入された生ごみと収納されている微生物担体とが
攪拌混合される。このとき、回転式シャッタ6は、モー
タ63及びシャッタ位置検出センサ64により、シャッ
タ61が縦方向位置となるように設定されて、移送口2
4を閉鎖した状態に制御される。従って、投入された生
ごみが攪拌翼5の正逆回転等により移送口24の高さま
で達しても、未処理のままで第2処理槽22に移送され
ることはない。
これを図示しない検出手段が検出して装置全体を制御す
る制御部により、攪拌翼5が一定時間正逆回転駆動さ
れ、投入された生ごみと収納されている微生物担体とが
攪拌混合される。このとき、回転式シャッタ6は、モー
タ63及びシャッタ位置検出センサ64により、シャッ
タ61が縦方向位置となるように設定されて、移送口2
4を閉鎖した状態に制御される。従って、投入された生
ごみが攪拌翼5の正逆回転等により移送口24の高さま
で達しても、未処理のままで第2処理槽22に移送され
ることはない。
【0025】以降の通常運転時には、攪拌翼5が定期的
に一定時間正逆回転駆動されて、生ごみと微生物担体が
効率良く攪拌混合され、担体に棲息する微生物により生
ごみが分解処理される。また、回転式シャッタ6は、上
記攪拌翼5の駆動周期とはずらして、所定時間毎に回転
駆動することにより、付着した処理物が固着して回転不
能に陥るのを防ぐようにしている。
に一定時間正逆回転駆動されて、生ごみと微生物担体が
効率良く攪拌混合され、担体に棲息する微生物により生
ごみが分解処理される。また、回転式シャッタ6は、上
記攪拌翼5の駆動周期とはずらして、所定時間毎に回転
駆動することにより、付着した処理物が固着して回転不
能に陥るのを防ぐようにしている。
【0026】生ごみ投入から所定時間が経過し、生ごみ
の分解処理が進んで、処理物の移送時期になったら、螺
旋状に立設された攪拌翼5を処理物が移送口24側に移
動する方向に回転駆動すると共に、回転式シャッタ6を
一定時間回転駆動する。これにより、分解処理の進んだ
処理物が回転式シャッタ6の一定時間の回転駆動によっ
てほぼ一定量だけ第2処理槽22に移送されるので、移
送量の安定した移送を効率良く行うことができる。
の分解処理が進んで、処理物の移送時期になったら、螺
旋状に立設された攪拌翼5を処理物が移送口24側に移
動する方向に回転駆動すると共に、回転式シャッタ6を
一定時間回転駆動する。これにより、分解処理の進んだ
処理物が回転式シャッタ6の一定時間の回転駆動によっ
てほぼ一定量だけ第2処理槽22に移送されるので、移
送量の安定した移送を効率良く行うことができる。
【0027】上記のようにして、生ごみの投入、生ごみ
と担体の攪拌混合、処理物の移送が行われて、第2処理
槽22に移送された処理物は、ここで一定時間熟成さ
れ、堆肥化される。堆肥化された処理物は、排出口4を
開放して攪拌翼5を処理物が排出口4に向けて掻き上げ
られる方向に回転駆動することにより、排出口4から排
出ダクト41を通して外装ケース1前面側に取り出さ
れ、排出ダクト41に装着したごみ袋等に収納されて、
有機肥料などとして有効利用される。
と担体の攪拌混合、処理物の移送が行われて、第2処理
槽22に移送された処理物は、ここで一定時間熟成さ
れ、堆肥化される。堆肥化された処理物は、排出口4を
開放して攪拌翼5を処理物が排出口4に向けて掻き上げ
られる方向に回転駆動することにより、排出口4から排
出ダクト41を通して外装ケース1前面側に取り出さ
れ、排出ダクト41に装着したごみ袋等に収納されて、
有機肥料などとして有効利用される。
【0028】また、本実施形態においては、移送口24
が攪拌翼5による攪拌域内の上部に位置するように形成
されているので、処理物が攪拌翼5よりも上方まで貯ま
ることがなく、攪拌されない領域が生じることがないの
で、処理能力の低下を防ぐことができる。
が攪拌翼5による攪拌域内の上部に位置するように形成
されているので、処理物が攪拌翼5よりも上方まで貯ま
ることがなく、攪拌されない領域が生じることがないの
で、処理能力の低下を防ぐことができる。
【0029】また、回転式シャッタ6を備えたことによ
り、これ一つで開閉手段と移送手段両方を実現すること
ができるので、安価な構成で、移送量の安定した移送を
効率良く行うことができる。
り、これ一つで開閉手段と移送手段両方を実現すること
ができるので、安価な構成で、移送量の安定した移送を
効率良く行うことができる。
【0030】なお、上記実施形態においては、回転式シ
ャッタ6を用いて、シャッタ61を縦方向位置に設定す
ることにより移送口24を閉鎖し、移送時には回転駆動
するようにしたが、移送時にはシャッタ61を水平状態
に設定するようにしても一定の作用効果が得られ、更に
は、上下動するシャッタのような比較的簡単な構成とし
ても、一定の作用効果が得られる。
ャッタ6を用いて、シャッタ61を縦方向位置に設定す
ることにより移送口24を閉鎖し、移送時には回転駆動
するようにしたが、移送時にはシャッタ61を水平状態
に設定するようにしても一定の作用効果が得られ、更に
は、上下動するシャッタのような比較的簡単な構成とし
ても、一定の作用効果が得られる。
【0031】また、上記実施形態においては、本願発明
を第1処理槽21と第2の処理槽22の2槽式のものに
適用した場合について示したが、3槽以上の多槽式のも
のに適用しても上記と同様な作用効果が得られる。
を第1処理槽21と第2の処理槽22の2槽式のものに
適用した場合について示したが、3槽以上の多槽式のも
のに適用しても上記と同様な作用効果が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、生ごみ
等の有機物が投入される投入口を有する処理槽と処理物
を排出する排出口を有する処理槽を含む複数の処理槽が
隣接して配置され、処理槽内を攪拌する攪拌手段と、処
理物を次槽に移送するために槽間に形成された移送口を
有すると共に、この移送口を閉鎖状態に制御可能な開閉
手段を備えたことにより、処理物の移送時のみ移送口を
所定時間開放することができるので、攪拌動作と移送動
作を分離することができて処理制御がし易くなり、安価
な構成で、未処理物の移送や移送量のばらつき等を防ぐ
ことができる。
等の有機物が投入される投入口を有する処理槽と処理物
を排出する排出口を有する処理槽を含む複数の処理槽が
隣接して配置され、処理槽内を攪拌する攪拌手段と、処
理物を次槽に移送するために槽間に形成された移送口を
有すると共に、この移送口を閉鎖状態に制御可能な開閉
手段を備えたことにより、処理物の移送時のみ移送口を
所定時間開放することができるので、攪拌動作と移送動
作を分離することができて処理制御がし易くなり、安価
な構成で、未処理物の移送や移送量のばらつき等を防ぐ
ことができる。
【0033】また、前記移送口は、前記攪拌手段による
攪拌域内の上部に位置するように形成されて成るもので
あるから、処理物が攪拌手段よりも上方まで貯まること
がなく、攪拌されない領域が生じることがないので、処
理能力の低下を防ぐことができる。
攪拌域内の上部に位置するように形成されて成るもので
あるから、処理物が攪拌手段よりも上方まで貯まること
がなく、攪拌されない領域が生じることがないので、処
理能力の低下を防ぐことができる。
【0034】また、前記移送口に、処理物を次槽に移送
する移送手段を備えたことにより、移送量の安定した移
送を効率良く行うことができる。
する移送手段を備えたことにより、移送量の安定した移
送を効率良く行うことができる。
【0035】また、前記開閉手段としては、前記移送口
にシャッタを備えることにより、比較的簡単に実現でき
る。
にシャッタを備えることにより、比較的簡単に実現でき
る。
【0036】さらに、前記シャッタとして、回転式シャ
ッタを備えたことにより、これ一つで開閉手段と移送手
段の両方を実現できるので、安価な構成で、移送量の安
定した移送を効率良く行うことができる。
ッタを備えたことにより、これ一つで開閉手段と移送手
段の両方を実現できるので、安価な構成で、移送量の安
定した移送を効率良く行うことができる。
【0037】また、前記シャッタは所定時間毎に駆動さ
れるので、付着した処理物が固着して駆動不能に陥るの
を防ぐことができる。
れるので、付着した処理物が固着して駆動不能に陥るの
を防ぐことができる。
【0038】また、前記攪拌手段は、処理槽の側壁間に
横架された攪拌軸に複数の攪拌翼が螺旋状に立設されて
成り、処理物の移送時には処理物が次槽への移送口側に
移動する方向に回転駆動するようにしたことにより、処
理物の移送を更に効率良く行うことができる。
横架された攪拌軸に複数の攪拌翼が螺旋状に立設されて
成り、処理物の移送時には処理物が次槽への移送口側に
移動する方向に回転駆動するようにしたことにより、処
理物の移送を更に効率良く行うことができる。
【図1】本願発明の実施形態に係る有機物処理装置内の
要部を正面側から見た構成図。
要部を正面側から見た構成図。
【図2】同じく、有機物処理装置内の要部を上面側から
見た構成図。
見た構成図。
【図3】同じく、有機物処理装置内の要部を右側面側か
ら見た構成図。
ら見た構成図。
1 外装ケース 2 処理槽 21 第1処理槽 22 第2処理槽 23 仕切壁 24 移送口 3 投入口 31 蓋体 4 排出口 41 排出ダクト 5 攪拌翼 51 攪拌軸 52 減速伝達機構 53 攪拌用モータ 6 回転式シャッタ 61 シャッタ 62 回転軸 63 モータ 64 シャッタ位置検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 憲正 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 宗塚 任功 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA03 BA04 CA15 CA19 CA22 CA48 CB04 CB05 CB28 CB31 CB42 CB43 CB45 CC08 DA01 DA02 DA06 DA13 DA20 4G037 AA18 AA20 4G078 AA06 AA20 AB20 BA01 CA02 DA03
Claims (7)
- 【請求項1】 生ごみ等の有機物が投入される投入口を
有する処理槽と処理物を排出する排出口を有する処理槽
を含む複数の処理槽が隣接して配置され、処理槽内を攪
拌する攪拌手段と、処理物を次槽に移送するために槽間
に形成された移送口を有すると共に、この移送口を閉鎖
状態に制御可能な開閉手段を備えたことを特徴とする有
機物処理装置。 - 【請求項2】 前記移送口は、前記攪拌手段による攪拌
域内の上部に位置するように形成されて成ることを特徴
とする請求項1記載の有機物処理装置。 - 【請求項3】 前記移送口に、処理物を次槽に移送する
移送手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項
2記載の有機物処理装置。 - 【請求項4】 前記開閉手段として、前記移送口にシャ
ッタを備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3
のいずれかに記載の有機物処理装置。 - 【請求項5】 前記シャッタとして、回転式シャッタを
備えたことを特徴とする請求項4記載の有機物処理装
置。 - 【請求項6】 前記シャッタは所定時間毎に駆動される
ことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の有機物処
理装置。 - 【請求項7】 前記攪拌手段は、処理槽の側壁間に横架
された攪拌軸に複数の攪拌翼が螺旋状に立設されて成
り、処理物の移送時には処理物が次槽への移送口側に移
動する方向に回転駆動することを特徴とする請求項1な
いし請求項6のいずれかに記載の有機物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001164136A JP2002355645A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 有機物処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001164136A JP2002355645A (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 有機物処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=19006995
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101337838B (zh) * | 2008-08-11 | 2012-02-22 | 鄂尔多斯市东胜区传祥垃圾处理有限责任公司 | 有机固体废弃物联合厌氧发酵方法 |
CN111229066A (zh) * | 2020-03-23 | 2020-06-05 | 安徽华骐环保科技股份有限公司 | 一种立式单筒六槽全自动泡药机 |
-
2001
- 2001-05-31 JP JP2001164136A patent/JP2002355645A/ja active Pending
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CN101337838B (zh) * | 2008-08-11 | 2012-02-22 | 鄂尔多斯市东胜区传祥垃圾处理有限责任公司 | 有机固体废弃物联合厌氧发酵方法 |
CN111229066A (zh) * | 2020-03-23 | 2020-06-05 | 安徽华骐环保科技股份有限公司 | 一种立式单筒六槽全自动泡药机 |
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