JP2001149894A - 連続式有機物残渣発酵処理装置 - Google Patents

連続式有機物残渣発酵処理装置

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JP2001149894A
JP2001149894A JP33724099A JP33724099A JP2001149894A JP 2001149894 A JP2001149894 A JP 2001149894A JP 33724099 A JP33724099 A JP 33724099A JP 33724099 A JP33724099 A JP 33724099A JP 2001149894 A JP2001149894 A JP 2001149894A
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fermentation
fermentation chamber
residue
chamber
drive shaft
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Masaki Sano
正希 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機物残渣の種類に応じて発酵室15の構成
を変更すると共に、最終発酵室15E内の有機物残渣を
床材として適宜初期発酵室15Aに戻す。 【解決手段】 初期発酵室15Aから最終発酵室5Eま
で連続した複数の発酵室15を備え、発酵の進んだ有機
物残渣が順次隣の発酵室15に移動して最終発酵室15
Eから外部に排出される連続式有機物残渣発酵処理装置
1である。本体容器2内に掛け渡した状態で軸受け5,
6に支持されて装着され、撹拌器13を回転させる駆動
軸11と、駆動軸11に4枚取り付けられて5つの発酵
室15を区画して形成する隔壁板12と、駆動軸11内
に設けられ、最終発酵室5Eの有機物残渣の一部を初期
発酵室15Aへ戻す搬送装置14とを備えた。搬送装置
14は、駆動軸11と逆に回転するスクリュー16で構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発酵室を備
えて有機物残渣を各発酵室で連続的に発酵させる連続式
有機物残渣発酵処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】有機物残渣を発酵処理する装置は一般に
知られている。例えば、実願昭60−189669号公
報記載の「生ゴミ堆肥化装置」が知られている。この生
ゴミ堆肥化装置は単槽形式の装置である。このため、生
ゴミ堆肥化装置に生ゴミを投入した後、内部を密封して
所定時間発酵させて、生ゴミを堆肥化させる。
【0003】しかし、単槽形式の装置では、一旦生ゴミ
を投入した後は、その生ゴミが完全に堆肥化するまで次
の生ゴミを投入することができない。このため、このた
め、効率的な生ゴミ処理が図れない。
【0004】これを解消するために、例えば特許第25
16016号公報記載の連続生ゴミ堆肥化装置が提案さ
れている。この連続生ゴミ堆肥化装置は、連続的に配設
された3つの発酵室を備え、生ゴミの発酵の程度に応じ
て各発酵室を順次繰り送られて、第3の発酵室で発酵が
完了するようになっている。これにより、生ゴミをいつ
でも第1の発酵室に投入することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の連続生ゴミ堆肥化装置では、独立した空間を
形成する3つの発酵室が設けられているため、装置が複
雑化してしまうという問題点がある。
【0006】さらに、発酵室が3つに固定されるため、
必要に応じて発酵室を2つ又は4つ以上に変更すること
はできず、処理対象物の種類に応じた適宜構成を変更す
ることができないという問題点がある。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、簡単な構成で、処理対象物の種類に応じて容
易に構成を変更することができる連続式有機物残渣発酵
処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る連続式
有機物残渣発酵処理装置は、初期発酵室から最終発酵室
まで連続した複数の発酵室を備え、発酵の進んだ有機物
残渣が順次隣の発酵室に移動して最終発酵室から外部に
排出される連続式有機物残渣発酵処理装置において、本
体容器に掛け渡した状態で装着されて撹拌器を回転させ
る駆動軸と、この駆動軸に1又は複数枚取り付けられて
上記本体容器内を複数の空間に仕切ることで上記複数の
発酵室を区画する隔壁板とを備えたことを特徴とする。
【0009】上記構成により、必要とする発酵室の個数
に応じた枚数の隔壁板が駆動軸に取り付けられ、この駆
動軸が本体容器に掛け渡した状態で装着される。これに
より、駆動軸に取り付けられた隔壁板が、本体容器内を
複数の空間に仕切って複数の発酵室を区画する。
【0010】第2の発明に係る連続式有機物残渣発酵処
理装置は、初期発酵室から最終発酵室まで連続した複数
の発酵室を備え、発酵の進んだ有機物残渣が順次隣の発
酵室に移動して最終発酵室から外部に排出される連続式
有機物残渣発酵処理装置において、上記初期発酵室から
最終発酵室まで通して設けられて各発酵室で撹拌器を回
転させる筒体状の駆動軸と、この駆動軸内に設けられ、
発酵の進んだ有機物残渣の一部を初期発酵室側のいずれ
かの発酵室へ戻す搬送装置とを備えたことを特徴とす
る。
【0011】上記構成により、駆動軸内に設けられた搬
送装置が、発酵の進んだ有機物残渣の一部を床材として
初期発酵室側のいずれかの発酵室へ戻す。この床材を戻
す位置は、水分を多く含む有機物残渣がある発酵室であ
る。主に、最終発酵室の有機物残渣が初期発酵室へ戻さ
れる。これにより、水分の多い有機物残渣が比較的乾い
た有機物残渣と混ぜられて水分調整が行われる。これと
同時に種菌が供給される。即ち、床材には多数の種菌が
含まれているため、床材が初期発酵室等へ戻されること
で、同時に種菌が供給される。
【0012】第3の発明に係る連続式有機物残渣発酵処
理装置は、初期発酵室から最終発酵室まで連続した複数
の発酵室を備え、発酵の進んだ有機物残渣が順次隣の発
酵室に移動して最終発酵室から外部に排出される連続式
有機物残渣発酵処理装置において、本体容器内に掛け渡
した状態で装着されて撹拌器を回転させる駆動軸と、こ
の駆動軸に1又は複数枚取り付けられて上記複数の発酵
室を区画して形成する隔壁板と、上記駆動軸内に設けら
れ、発酵の進んだ有機物残渣の一部を初期発酵室側のい
ずれかの発酵室へ戻す搬送装置とを備えたことを特徴と
する。
【0013】上記構成により、駆動軸に取り付けられた
隔壁板が、本体容器内を複数の空間に仕切って複数の発
酵室を区画する。これにより、設定個数の発酵室を容易
に形成できると共に、発酵室の個数を容易に変更でき
る。さらに、搬送装置が発酵の進んだ有機物残渣の一部
を床材として初期発酵室側のいずれかの発酵室へ戻し
て、水分調整が行われると共に種菌が供給される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る連
続式有機物残渣発酵処理装置を添付図面に基づいて説明
する。図1は本実施形態に係る連続式有機物残渣発酵処
理装置を示す側面断面図、図2は本実施形態に係る連続
式有機物残渣発酵処理装置を示す正面断面図、図3は制
御系を示すブロック図である。
【0015】本実施形態に係る連続式有機物残渣発酵処
理装置1は主に、本体容器2と、発酵処理部材3とから
構成されている。
【0016】本体容器2は横長の単槽形式の発酵槽で構
成されている。本体容器2の下部は円筒状(断面半円形
状)に形成されている。本体容器2の上部は長方体状に
形成されている。この発酵槽としての本体容器2内は、
後述する複数の発酵室15に区画される。
【0017】本体容器2の前面板部2Aと後面板部2B
には、発酵処理部材3を回転可能に支持する軸受け5,
6が取り付けられている。この軸受け5,6は、前面板
部2A及び後面板部2Bのうち、半円形の下部の中心
(円筒の軸芯)に取り付けられている。天板部2Cの前
端部(図1中の左端部)には、有機物残渣の投入口7が
設けられている。天板部2Cの中央部には、内部で発生
するガスを外部に排出する排気口8が設けられている。
左側面板部2Dの後端部には、発酵し終わった有機物残
渣を外部に排出する排出口9が設けられている。この排
出口9は、後述する最終発酵室15Eに臨ませて設けら
れ、この最終発酵室15Eに貯まった有機物残渣のうち
上部に位置するものを落として外部に取り出すようにな
っている。
【0018】発酵処理部材3は、有機物残渣を効率的に
発酵させて分解処理するための部材である。即ち、本体
容器2内に初期発酵室15Aから最終発酵室15Eまで
の各発酵室15を区画すると共に各発酵室15内の有機
物残渣を撹拌し、発酵の進んだ有機物残渣の一部を初期
発酵室15A側へ戻すことで、有機物残渣を効率的に発
酵させて分解処理するための部材である。この発酵処理
部材3は主に、駆動軸11と、隔壁板12と、撹拌器1
3と、搬送装置14とから構成され、装置本体2の内部
に軸受け5,6によって支持された状態で装着されてい
る。
【0019】駆動軸11は、隔壁板12や撹拌器13等
を支持して回転する部材である。この駆動軸11は、本
体容器2の前面板部2Aと後面板部2Bに軸受け5,6
を介して支持されている。これにより、駆動軸11は、
本体容器2内に前面板部2Aから後面板部2Bまで掛け
渡した状態で配設されている。駆動軸11は筒体状に形
成され、その内部に搬送装置14が装着される。駆動軸
11の端部は、一方の軸受け5を抜けて本体容器2から
外部に延出され、その先端にスプロケット11Aが取り
付けられている。
【0020】隔壁板12は本体容器2内を仕切って発酵
室15を区画するための部材である。この隔壁板12
は、円形状に形成されて駆動軸11に等間隔に4枚取り
付けられ、本体容器2内を5つの空間に仕切っている。
駆動軸11に取り付けられた隔壁板12は、その下部が
本体容器2の底部に整合して、本体容器2内を仕切る。
これにより、4枚の隔壁板12が本体容器2内の下部を
仕切って5つの発酵室15A〜15Eに区画している。
各発酵室15A〜15Eの上部は開放され、発酵が進ん
で嵩が増えた有機物残渣が各隔壁板12を越えて隣の発
酵室15に移動するようになっている。駆動軸11は、
この5つに仕切られた発酵室15A〜15Eを通して、
即ち初期発酵室15Aから最終発酵室15Eまでを通し
て設けられる。
【0021】撹拌器13は、各発酵室15A〜15E内
の有機物残渣を撹拌するための部材である。この撹拌器
13は断面L字型の棒材で構成されている。撹拌器13
は、隔壁板12の周縁部に等間隔に複数本(図において
は2本)取り付けられている。
【0022】搬送装置14は、最終発酵室15E内の有
機物残渣の一部を初期発酵室15Aに搬送するための装
置である。この搬送装置14は主に、筒状の駆動軸11
内に挿入されたスクリュー16によって構成されてい
る。駆動軸11のうち、最終発酵室15Eに位置する部
分には取込口17が設けられている。初期発酵室15A
に位置する部分には突出口18が設けられている。筒状
の駆動軸11内にはスクリュー16が挿入されて、回転
可能に支持されている。スクリュー16の端部は、駆動
軸11のスプロケット11Aから外部に延出され、その
先端にスプロケット16Aが取り付けられている。この
スクリュー16は、駆動軸11と逆回転されて、最終発
酵室15E内から取込口17を介して取り込んだ有機物
残渣を突出口18まで搬送して、初期発酵室15A内に
突出させるようになっている。
【0023】駆動軸11とスクリュー16は駆動部20
に接続されている。この駆動部20は主に、2つの駆動
モータ21,22(図3参照)と、制御部23(図3参
照)とから構成されている。一方の駆動モータ21はチ
ェーン24を介して駆動軸11のスプロケット11Aに
接続されている。他方の駆動モータ22はチェーン25
を介してスクリュー16のスプロケット16Aに接続さ
れている。2つの駆動モータ21,22は、制御部23
に接続され、発酵室15内の状況に応じて適宜制御され
る。
【0024】本体容器2には加熱手段27(図3参照)
が接続されている。この加熱手段27は、各発酵室15
内と搬送装置14内の有機物残渣を暖めるための装置で
ある。この加熱手段27としては、ヒータや、高温のス
チームを通した配管等の種々の手段が用いられる。
【0025】制御部23には、駆動モータ21,22と
共に、加熱手段27、湿度センサ28及び温度センサ2
9がそれぞれ接続され、湿度センサ28及び温度センサ
29からの検出値に応じて駆動モータ21,22及び加
熱手段27が適宜制御されるようになっている。2つの
駆動モータ21,22の制御により、駆動軸11とスク
リュー16とが逆回転すると共に回転速度がオンオフを
含めて調整されるようになっている。
【0026】[動作]以上のように構成された連続式有
機物残渣発酵処理装置1は次のように動作する。
【0027】連続式有機物残渣発酵処理装置1は、処理
対象となる有機物残渣の種類に応じて、駆動軸11に取
り付ける隔壁板12の枚数が設定される。即ち、処理対
象の有機物残渣が発酵し終わるのに長時間を要する物で
あるときは、隔壁板12の設置枚数を多くして発酵室1
5の個数を増やす。これにより、初期発酵室15A内に
投入された有機物残渣が最終発酵室15Eに至るまでの
時間を長くする。短時間で発酵が終わる有機物残渣の場
合は、隔壁板12の設置枚数を少なくして発酵室15の
個数を減らす。これにより、初期発酵室15A内に投入
された有機物残渣が最終発酵室15Eに至るまでの時間
を短くする。また、一度に投入される有機物残渣の量の
大小等の他の条件に応じて隔壁板12の枚数を設定する
場合もある。
【0028】連続式有機物残渣発酵処理装置1の運転当
初は、有機物残渣の水分を十分に絞って投入口7から初
期発酵室15A内へ種菌と共に投入する。次いで、制御
部23を作動させて駆動モータ21を駆動させる。これ
により、駆動軸11が一定の回転速度で回転し、各撹拌
器13が隔壁板12と共に一定速度で回転して各発酵室
15内の有機物残渣が撹拌される。これにより、初期発
酵室15A内の有機物残渣が発酵して次第に分解されて
いく。投入口7からは有機物残渣が適宜投入される。一
方、搬送装置14は当初は停止されている。
【0029】初期発酵室15A内で有機物残渣の嵩が次
第に増え、隔壁板12を越える高さになると、その越え
た分が隔壁板12を越えて次の発酵室15に移動する。
投入口7から有機物残渣が順次投入されると、初期発酵
室15Aから溢れた有機物残渣が順次隣の発酵室15に
移動し、順送りに最終発酵室15Eまで達する。この間
に、各発酵室15で有機物残渣が発酵して分解され、最
終発酵室15Eに達するときにはほぼ発酵が完了する。
【0030】一方、制御部23において、湿度センサ2
8からの検出値が設定値を超えている場合、即ち、初期
発酵室15A内に投入された有機物残渣の水分量が多い
場合には、搬送装置14を作動させる。具体的には、駆
動モータ22が駆動されてスクリュー16が回転され
る。これにより、最終発酵室15E内の有機物残渣の一
部が取込口17から取り込まれ、駆動軸11内を搬送さ
れて突出口18から初期発酵室15A内に床材として投
入される。この最終発酵室15E内から搬送された有機
物残渣は発酵過程で水分が飛んである程度乾燥している
ので、水分を吸収する。即ち、ある程度乾燥した最終発
酵室15E内からの有機物残渣と、初期発酵室15A内
の水分の多い有機物残渣とが混ざり合うことで、適度な
水分量に調整される。さらに、種菌も同時に供給され
る。湿度センサ28での検出値が設定値になったところ
で、駆動モータ22が停止される。なお、種菌を定期的
に初期発酵室15A内へ補給する場合は、駆動モータ2
2を定期的に作動させて、最終発酵室15E内からの有
機物残渣を初期発酵室15A内へ送る。
【0031】一方、温度センサ29からの検出値で、各
発酵室15内や搬送装置14内の有機物残渣の温度が設
定温度(種菌が活動しやすい温度)よりも低いと判断し
たときは、加熱手段27を作動させて有機物残渣を暖め
る。
【0032】[効果]以上のように、有機物残渣の種類
等の条件に応じて、駆動軸11に取り付ける隔壁板12
の枚数を設定するため、有機物残渣の種類等の条件に応
じた個数の発酵室15を、簡単な構成の隔壁板12によ
って容易に形成することができる。さらに、隔壁板12
の枚数を変えるだけで、発酵室15の個数を容易に変更
することができる。
【0033】発酵の進んだ最終発酵室15E内の有機物
残渣の一部を床材として初期発酵室15Aへ戻し、水分
の多い初期発酵室15A内の有機物残渣と混ぜるので、
容易に水分調整を行うことができる。
【0034】また、最終発酵室15E内の有機物残渣の
一部を床材として初期発酵室15Aへ戻すことで、種菌
を容易に供給することができる。
【0035】[変形例] (1) 上記実施形態では、最終発酵室15E内の有機
物残渣の一部を床材として初期発酵室15Aへ戻すよう
にしたが、有機物残渣を取り込む位置及び戻す位置は、
最終発酵室15E及び初期発酵室15Aに限らず、その
中間位置の発酵室15でもよい。発酵が進んで比較的乾
いた有機物残渣を、比較的湿った有機物残渣に混ぜれ
ば、水分調整ができるため、必要に応じて適宜位置の発
酵室15から取り込んだ、発酵の進んだ有機物残渣の一
部を初期発酵室15A側のいずれかの発酵室15へ戻す
ことで、上記実施形態同様の作用、効果を奏することが
できる。
【0036】(2) 上記実施形態では、隔壁板12を
駆動軸11に一体的に取り付けたが、回転可能に取り付
けてもよい。これにより、本体容器2の下部が半円形で
ない他の形状の底部を有する本体容器2に対しても、本
発明を適用することができる。
【0037】(3) 上記実施形態では、有機物残渣の
投入口7が、初期発酵室15Aに向けて1つだけ設けた
が、複数の投入口7を複数の発酵室15に設けてもよ
い。これにより、発酵速度の異なる複数の有機物残渣を
一緒に処理する場合には、その発酵高速に応じて、適宜
位置の投入口7から有機物残渣を発酵室15内に投入す
る。即ち、任意の投入口7から投入された有機物残渣
が、最終発酵室15Eで発酵を完了させることができる
ような位置の発酵室15内に投入する。
【0038】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の連続式
有機物残渣発酵処理装置によれば次のような効果をそう
する。
【0039】(1) 有機物残渣の種類等の条件に応じ
て、駆動軸に取り付ける隔壁板の枚数を設定するため、
有機物残渣の種類等の条件に応じた個数の発酵室を、簡
単な構成の隔壁板によって容易に形成することができ
る。
【0040】さらに、隔壁板の枚数を変えるだけで、発
酵室の個数を容易に変更することができる。
【0041】(2) 発酵の進んだ有機物残渣の一部を
床材として初期発酵室側のいずれかの発酵室へ戻し、水
分の多い初期発酵室内の有機物残渣と混ぜるので、容易
に水分調整を行うことができる。
【0042】(3) 発酵の進んだ有機物残渣の一部を
床材として初期発酵室側のいずれかの発酵室へ戻すこと
で、種菌を容易に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る連続式有機物残渣発酵
処理装置を示す側面断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る連続式有機物残渣発酵
処理装置を示す正面断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る連続式有機物残渣発酵
処理装置の制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:連続式有機物残渣発酵処理装置、2:本体容器、2
A:前面板部、2B:後面板部、2C:天板部、2D:
左側面板部、3:発酵処理部材、5,6:軸受け、7:
投入口、8:排気口、9:排出口、11:駆動軸、1
2:隔壁板、13:撹拌器、14:搬送装置、15:発
酵室、15A:初期発酵室、15E:最終発酵室、1
6:スクリュー、16A:スプロケット、17:取込
口、18:突出口、20:駆動部、21,22:駆動モ
ータ、23:制御部、24,25:チェーン、27:加
熱手段、28:湿度センサ、29:温度センサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初期発酵室から最終発酵室まで連続した
    複数の発酵室を備え、発酵の進んだ有機物残渣が順次隣
    の発酵室に移動して最終発酵室から外部に排出される連
    続式有機物残渣発酵処理装置において、 本体容器に掛け渡した状態で装着されて撹拌器を回転さ
    せる駆動軸と、 この駆動軸に1又は複数枚取り付けられて上記本体容器
    内を複数の空間に仕切ることで上記複数の発酵室を区画
    する隔壁板とを備えたことを特徴とする連続式有機物残
    渣発酵処理装置。
  2. 【請求項2】 初期発酵室から最終発酵室まで連続した
    複数の発酵室を備え、発酵の進んだ有機物残渣が順次隣
    の発酵室に移動して最終発酵室から外部に排出される連
    続式有機物残渣発酵処理装置において、 上記初期発酵室から最終発酵室まで通して設けられて各
    発酵室で撹拌器を回転させる筒体状の駆動軸と、 この駆動軸内に設けられ、発酵の進んだ有機物残渣の一
    部を初期発酵室側のいずれかの発酵室へ戻す搬送装置と
    を備えたことを特徴とする連続式有機物残渣発酵処理装
    置。
  3. 【請求項3】 初期発酵室から最終発酵室まで連続した
    複数の発酵室を備え、発酵の進んだ有機物残渣が順次隣
    の発酵室に移動して最終発酵室から外部に排出される連
    続式有機物残渣発酵処理装置において、 本体容器内に掛け渡した状態で装着されて撹拌器を回転
    させる駆動軸と、 この駆動軸に1又は複数枚取り付けられて上記複数の発
    酵室を区画して形成する隔壁板と、 上記駆動軸内に設けられ、発酵の進んだ有機物残渣の一
    部を初期発酵室側のいずれかの発酵室へ戻す搬送装置と
    を備えたことを特徴とする連続式有機物残渣発酵処理装
    置。
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