JP2001276786A - 生ゴミ処理機 - Google Patents

生ゴミ処理機

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JP2001276786A
JP2001276786A JP2000111513A JP2000111513A JP2001276786A JP 2001276786 A JP2001276786 A JP 2001276786A JP 2000111513 A JP2000111513 A JP 2000111513A JP 2000111513 A JP2000111513 A JP 2000111513A JP 2001276786 A JP2001276786 A JP 2001276786A
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JP
Japan
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garbage
fermenter
processing chamber
stirrer
upstream
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JP2000111513A
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English (en)
Inventor
Akira Takano
晃 高野
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SUNAGA TEKKO KK
Original Assignee
SUNAGA TEKKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生ゴミを低コストで効率よく発酵分解して其
の減容化を図る。 【構成】 発酵槽5の内部を隔壁15A〜15Cにより
複数の処理室5A〜5Dに区分し、その各処理室5A〜
5Dが撹拌機14の回転軸10方向に沿って直列状に配
列するよう構成する。各隔壁15A〜15Cには上流側
から順に口径が小さくされる流通口28を穿設し、最上
流の一次処理室5Aに供給された生ゴミが各隔壁15A
〜15Cの流通口28を通じて下流の処理室5B→5C
→5Dへ順に移送されるよう構成する。又、発酵槽5に
は下流の処理室5Cから最上流の処理室5Aへ生ゴミの
一部を戻す搬送機18を付設して、生ゴミを循環させな
がら発酵分解させる。これにより、生ゴミの発酵分解が
促進され、これを短期間で大幅に減容することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発酵菌の働きによ
り食品残渣その他の有機系廃棄物で成る生ゴミを減容化
する装置に係わり、特に多量の生ゴミを処理中に細分化
して効率よく発酵分解できるようにした生ゴミ処理機に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大量生産・大量消費が進む中、多
くの廃棄物が発生して深刻な社会問題となっている。特
に、生ゴミは悪臭を放つうえ、多量の水分を含んでいる
ことから、その処理に苦慮してきた。そこで、近年にな
り、生ゴミを発酵菌(例えば好気性微生物)の働きを利
用して、その大部分を短期間で水と炭酸ガスとにまで分
解させることのできる多種多様な処理装置が開発されて
いる。
【0003】その一例を図12に示して概説すれば、T
は生ゴミを収容するための発酵槽であり、その内部には
隔壁Wで区分された処理室P1〜P4が直列状に形成さ
れる。発酵槽Tには処理室P1〜P4の配列方向に沿っ
て、外周に撹拌羽根rをもつ回転軸Sが通してあり、そ
の回転軸Sの回転駆動により発酵槽T中の生ゴミが撹拌
羽根rで撹拌されるようにしてある。
【0004】又、発酵槽Tの外部には温風ファンなどの
熱源Hがあり、その熱源Hにより発酵槽T内を発酵菌の
活動に最適な温度に保ちつつ、生ゴミを加熱乾燥してそ
の汚泥化を防止できるようにしてある。
【0005】尚、生ゴミは、図示せぬ投入口より一端の
処理室P1に投入された後、撹拌羽根rで撹拌されつつ
隔壁Wの上部を乗り越えて下流の処理室P2→P3→P
4へ順に移送される。そして、その過程で生じた水分の
多くは熱源Hの働きにより大気中に放出され、処理後に
は最下流の処理室P4からコンポスト化した少量の生ゴ
ミのみが取り出されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、以上のよう
に構成される従来の生ゴミ処理機は、一端の処理室に供
給した生ゴミが隔壁の上端を乗り越えて順に下流の処理
室へ移送されるような構成であり、生ゴミが単に各処理
室に分配されて処理されるにすぎない。このため、生ゴ
ミを各処理室で効率よく発酵分解することはできず、こ
れを大きく減容させるには長期間を要した。
【0007】又、一端の処理室には処理の進行に合わせ
て生ゴミが追加供給されるが、このとき其の追加量によ
って発酵菌を新たに供給しなければならず、処理費用が
嵩んでしまうという欠点があった。
【0008】本発明は以上のような事情に鑑みて成され
たものであり、その目的とする処は生ゴミを低コストで
効率よく分解処理できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下に示すような生ゴミ処理機を提供するも
のである。 (1)上部に投入口を形成した発酵槽と、前記投入口よ
り発酵槽内に供給される生ゴミを撹拌するための撹拌機
と、前記発酵槽中の生ゴミを加熱するための熱源とを具
備して成る生ゴミ処理機において、前記撹拌機は外周に
撹拌羽根をもつ回転軸と該回転軸を回転駆動する駆動源
とで成り、前記発酵槽は流通口を穿設した多孔状の隔壁
により前記撹拌機の回転軸方向で内部が複数の処理室に
区分され、その一端の処理室を前記投入口に通じる一次
処理室として該一次処理室から他の処理室へ前記隔壁の
流通口を通じて生ゴミが順に移送されるようにして成る
生ゴミ処理機。 (2)上部に投入口を形成した発酵槽と、前記投入口よ
り発酵槽内に供給される生ゴミを撹拌するための撹拌機
と、前記発酵槽中の生ゴミを加熱するための熱源とを具
備して成る生ゴミ処理機において、前記撹拌機は外周に
撹拌羽根をもつ回転軸と該回転軸を回転駆動する駆動源
とで成り、前記発酵槽は上部に複数の流通口を穿設して
成る隔壁を該発酵槽内に並列状に固設して前記撹拌機の
回転軸方向で内部が複数の処理室に区分され、その一端
の処理室を前記投入口に通じる一次処理室として該一次
処理室から他の処理室へ前記隔壁の流通口を通じて生ゴ
ミが順に移送されるよう構成され、前記流通口は上流の
隔壁から順にその口径が小さくされると共に、前記発酵
槽には下流の処理室から最上流の一次処理室へ生ゴミの
一部を戻す搬送機が付設されて成ることを特徴とする生
ゴミ処理機。 (3)一次処理室を含む少なくとも一つの処理室に、隔
壁に対向する摺板が設けられ、その摺板が撹拌羽根の側
縁が成す軌道面に近接されている上記第1項、又は第2
項に記載した生ゴミ処理機。 (4)発酵槽中の生ゴミを加熱しつつ撹拌して発酵分解
するようにした生ゴミ処理機であって、前記発酵槽が並
列状に設けられ、その各発酵槽には生ゴミを加熱するた
めの熱源と、生ゴミを撹拌しながら回転軸方向に移送す
る撹拌機とが設けられ、その各発酵槽は流通口を穿設し
た多孔状の隔壁により撹拌機の回転軸方向で内部が複数
の処理室に区分されると共に、隣り合う発酵槽は相対す
る一端がそれぞれ下流の処理室と上流の処理室とされて
その各一端が互いに搬送装置で連絡され、その搬送装置
を通じて最前列の発酵槽から最後列の発酵槽へ生ゴミが
順に移送されるようにしたことを特徴とする生ゴミ処理
機。 (5)発酵槽中の生ゴミを加熱しつつ撹拌して発酵分解
するようにした生ゴミ処理機であって、発酵槽中の生ゴ
ミを加熱するための熱源を有すると共に、前記発酵槽が
上下に階層状にして設けられ、その各発酵槽には生ゴミ
を撹拌しながら回転軸方向に移送する撹拌機が設けら
れ、その各発酵槽は流通口を穿設した多孔状の隔壁によ
り撹拌機の回転軸方向で内部が複数の処理室に区分され
ると共に、下段の発酵槽とその上段の発酵槽は相対する
一端がそれぞれ下流の処理室と上流の処理室とされてそ
の各一端が互いに搬送装置で連絡され、その搬送装置を
通じて最下段の発酵槽から最上段の発酵槽へ生ゴミが順
に移送されるようにしたことを特徴とする生ゴミ処理
機。 (6)搬送装置の上流端が接続する処理室に生ゴミの水
分量を検知するセンサと生ゴミの容量を検知するセンサ
とが設けられ、その両センサの検出値に応じて搬送装置
が駆動するようにした上記第4項、又は第5項に記載し
た生ゴミ処理機。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の適用例を図面に基
づいて詳細に説明する。先ず、図1は本発明の請求項1
〜3に係る生ゴミ処理機の一例を示した斜視概略図であ
る。図中、1は本装置の外装を成すケーシングであり、
その一端側上部には後述する投入口を開閉するための開
閉蓋2が設けられ、他端前面部には処理済みの生ゴミを
取り出す取出口3が設けられる。尚、4はケーシング1
上に突出する排気筒であり、この排気筒4内には必要に
応じて図示せぬ脱臭器を装置できるようにしてある。
【0011】次に、図2は同装置を部分的に破断して示
した平面図であり、図3には図2におけるA−A線断面
を示す。これらの図で明らかなように、ケーシング1の
内部には、その長手方向に沿って所定の容積をもつ発酵
槽5が装置され、その外底部に沿って電気ヒータなどで
成る熱源6が設けられている。特に、熱源6の一端に送
風機7を接続すると共に、熱源6の他端には発酵槽5内
に通じる連通管8を接続して一体のヒータユニットを構
成している。又、発酵槽5の上面の部位には上述の排気
筒4が形成され、その排気筒4がケーシング1を貫通し
て機外に突出されている。
【0012】又、発酵槽5内には其の長手方向に沿って
回転軸10が水平状に通される。この回転軸10は外周
に撹拌羽根11をもち、その軸端が発酵槽5の両端面を
貫通して軸受12で回転可能に支持されている。そし
て、その一端を減速機付きモータなどで成る駆動源13
に接続して撹拌機14を構成している。ここで、撹拌羽
根11は回転軸10方向に所定の間隔をおいて複数取り
付けられ、その各撹拌羽根11にて発酵槽5内に供給さ
れた生ゴミを撹拌できるようになっている。
【0013】更に、発酵槽5の内部には隔壁15A〜1
5Cが間隔をおいて並列状に固設されており、その各隔
壁15A〜15Cにより、発酵槽5の内部が本例におい
て4つの処理室5A,5B,5C,5Dに区分されてい
る。その各処理室5A〜5Dは、撹拌機14の回転軸1
0方向に沿って直列状に配列し、一端の処理室5Aから
他端の処理室5Dに向かって容積が順に小さくなるよう
区分されている。ここで、最も大きな容積をもつ一端の
処理室5Aは、その上部に投入口16が形成される一次
処理室とされ、その内部が投入口16と連通される。こ
れにより、投入口16に投入した生ゴミは先ず一次処理
室5Aに収容され、これが撹拌羽根11にて撹拌されつ
つ其の回転軸10方向に沿って他の処理室5B→5C→
5Dへ順に移送されるようにしてある。尚、生ゴミは後
述のように隔壁15A〜15Cの部位を透過して処理室
5B→5C→5Dへ移送され、処理室5A〜5Dで粒度
別に処理されるようにしてある。ここで、最下流の処理
室5Dは其の下部が上述の取出口3に通じており、その
取出口3からコンポスト化した処理済みの生ゴミを排出
し得るようにしてある。
【0014】一方、本例において、最下流の処理室5D
を除く各処理室5A,5B,5Cには、撹拌羽根11と
共同して生ゴミを擦り潰す摺板17が設けられる。その
各摺板17は、処理室5A,5B,5Cの上部で撹拌羽
根11の側縁が通る軌道面に近接して固設されると共
に、その軌道面を挟んで隔壁15A〜15Cに対向され
る。又、発酵槽5内の上部には、回転軸10に平行して
撹拌羽根11の先端の軌道から外れた位置に、回転軸1
0と共通の駆動源13をもつ搬送機18が設けられる。
この搬送機18は、円筒状のトラフ19と其の中に通し
た図示せぬ螺旋状の羽根をもつネジ軸20とで成るスク
リュウコンベヤであり、そのトラフ19は各摺板17を
貫通して該摺板17と隔壁15A〜15Cの上端縁とで
水平状に支持されている。又、ネジ軸20はその軸端が
発酵槽5の両端面を貫通して軸受21で回転可能に支持
されており、その一端はスプロケット22を有して回転
軸10上のスプロケット23とチェーン24で連係され
ている。ここで、トラフ19の一端側には一次処理室5
A上で吐出口25が開口され、トラフ19の他端側には
一次処理室5Aより下流の処理室5C上で受口26が開
口される。特に、その受口26は、図4に示すように処
理室5C中に設けれる特定の撹拌羽根11Aに対向する
ようにして開口され、その撹拌羽根11Aは受口26の
位置を通過する都度適量の生ゴミを受口26に導入し得
るよう、其の先端部に凹状のすくい面27が形成され
る。
【0015】次に、図5及び図6には、図2におけるB
−B線、C−C線断面を示す。これらの図で明らかなよ
うに、撹拌羽根11は其の回転方向に湾曲する曲線軸と
され、それぞれ回転軸10上で取付角をずらして渦巻状
に固定されている。又、発酵槽5は其の底部が回転軸1
0を中心とする半円状曲面とされ、各撹拌羽根11が其
の先端を該発酵槽5の内底部に近接させつつ回転移動す
るようになっている。
【0016】一方、隔壁15A〜15Cは、複数の流通
口28を有して多孔状とされる。その流通口28はそれ
ぞれ隔壁15A〜15Cの上部に穿設され、この各流通
口28を通じて隣り合う処理室(5A,5B)、(5
B,5C),(5C,5D)で生ゴミの遣り取りが成さ
れるようになっている。特に、流通口28は其の口径が
最上流の隔壁15A(処理室5A,5Bを区画する隔
壁)で最大とされ、これが上流の隔壁15Aから順に小
さくなるよう設定される。例えば、処理室5A,5Bを
区分する隔壁15Aにおいて、これに形成される流通口
28の口径は50mm、その下流の隔壁15Bにおける流
通口28の口径は25mm、又最下流の隔壁15Cにおけ
る流通口28の口径は3mm等とされる。
【0017】ここで、以上のように構成される生ゴミ処
理機の作用を説明する。先ず、生ゴミを処理するに当た
り開閉蓋2を開け、そして投入口16から一次処理室5
Aへ所定量の生ゴミと、これを分解する発酵菌として糸
状菌、放線菌、その他の微生物とを投入する。好ましく
は、これにリパーゼやアミラーゼなどの食品酵素を加
え、生ゴミの分解能を上げてやる。その後、開閉蓋2を
閉め、駆動源13を起動し、熱源6を発熱させつつ送風
機7を起動する。これにより一次処理室5A内に収容さ
れた生ゴミは撹拌羽根11で撹拌されながら、熱源6に
よる伝導熱と連通管8より吹き込む温風とにより加熱さ
れる。そして、熱源6の制御により発酵槽5内を発酵菌
が活動するに最適な温度に保ちつつ、撹拌羽根11によ
る生ゴミの撹拌を続行する。而して、一次処理室5A内
の生ゴミは発酵菌により徐々に炭酸ガスと水とに分解さ
れてゆき、発生した水分は熱源6による加熱により気化
して排気筒4から機外へ排出される。
【0018】一方、一次処理室5A内において、生ゴミ
は発酵菌で分解されるほか、摺板17と撹拌羽根11と
で磨り潰されて其の粒度が細かくされる。そして、所定
の粒度にまで達した生ゴミは隔壁15Aの流通口28を
通り抜け、隣接する処理室5Bへと流入することにな
る。
【0019】こうして、生ゴミは下流の処理室5B→5
C→5Dへと順に移送され、各隔壁15A〜15Cにお
ける流通口28の口径の相違によって、各処理室5A〜
5Dに生ゴミが粒度別に細分化されながら其の発酵分解
が進行することになる。このため、各処理室5A〜5D
において生ゴミを粒度別に効率よく処理して其の分解を
促進させることができる。
【0020】尚、本例において、最下流の処理室5Dに
達した生ゴミは、その粒径が3mm以下まで分解されたも
のであり、又その含水率は熱源6の働きにより10〜1
5%程度まで低下されている。そして、この処理室5D
に達した生ゴミは同室中の撹拌羽根11により取出口3
から機外に掻き出され、コンポストなどとして利用され
る。
【0021】一方、その上流の処理室5Cでは、隔壁1
5Cの流通口28より処理室5Dへ所定粒度に達した生
ゴミが流出されるほか、その内部に収容された生ゴミが
撹拌羽根11Aにて掻き上げられつつ搬送機18内へ送
り込まれる。そして、その生ゴミは搬送機18により其
の内部を通じて一次処理室5Aまで戻され、ここで再処
理されることになる。尚、一次処理室5Aには生ゴミが
減少する都度、投入口16より生ゴミが補給されるが、
搬送機18から処理中の生ゴミと共に発酵菌が送り込ま
れるため、発酵菌を新たに加えることなく其の内部に収
容された生ゴミを分解することができる。又、搬送機1
8から含水率が低下した生ゴミを供給することにより、
一次処理室5A中の生ゴミの含水率を低下させて発酵菌
の活動に適した環境を整えることにもなる。
【0022】以上、本発明の好適な一例を説明したが、
本願に係る生ゴミ処理機は上記のような構成に限らず、
例えば発酵槽内を4つ以上、又は2〜3の処理室に区分
しても良い。尚、隔壁を複数用いて処理室数を3つ以上
にした場合は、上記のように上流の隔壁から順に流通口
の口径が小さくされるが、隔壁が一つの場合には此れに
適当な口径の流通口が穿設される。
【0023】一方、上記例では搬送機により処理室5C
から一次処理室5Aへ生ゴミの一部を戻すようにしてい
るが、供給側の処理室は処理室5Cに限らず、処理室5
B,5D、又は其れら全てとしてもよい。
【0024】又、その搬送機としてバケットコンベヤな
どを利用できるほか、回転軸10を搬送機の一部(復
路)として利用することもできる。つまり、回転軸10
を中空状にし、これに一次処理室中で生ゴミを吐出する
開口を設けると共に、下流の処理室中で生ゴミを受け入
れる開口を設ける。そして、その回転軸10の内部に生
ゴミ搬送用のネジ軸などを装置するのであり、これによ
れば、回転軸10の回転により其の内部に生ゴミを流入
させ、これをネジ軸により回転軸方向に搬送して一次処
理室へ戻すことができる。又、生ゴミの性状によっては
此れが下流の処理室で汚泥化している可能性がある。そ
こで、下流の処理室から汚泥化した生ゴミを吸い上げる
ポンプと、このポンプで吸い上げた生ゴミを一次処理室
へ導く復路とを発酵槽に付設して搬送機とすることも考
えられる。
【0025】更に、請求項4〜6に係る発明のように発
酵槽を複数備えた多槽式の生ゴミ処理機とすることもで
きる。図7は、その一例として発酵槽50を水平方向に
並列状に設けた例を示す。尚、以下の説明において、上
記例と構成が同一の部分には同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0026】ここで、その発酵槽50(51,52,5
3)も上記例と同様にそれぞれケーシング1の内部に設
けられ、その各発酵槽51〜53の内部はその長手方向
に沿って隔壁15A,15Bにより複数の処理室51A
〜52C,52A〜52C,53A〜53Cに区分され
る。又、各発酵槽51〜53には、処理室51A〜51
C,52A〜52C,53A〜53Cの配列方向に沿っ
て、それぞれ外周に撹拌羽根11をもつ回転軸10が設
けられる。本例において、その回転軸10は各発酵槽5
1〜53ごとに二本並列に設けられ、その各回転軸10
の回転駆動により各発酵槽中の生ゴミが撹拌されつつ該
回転軸10方向に移送されるようになっている。特に、
各発酵槽51〜53は相対する各一端がスクリューコン
ベヤなどで成る搬送装置31,32により交互に連結さ
れ、生ゴミを供給する最前列の発酵槽51から最後列の
発酵槽53に向けて生ゴミを移送する一連の流路が形成
される。
【0027】つまり、隣り合う発酵槽は、相対する一端
がそれぞれ下流の処理室と上流の処理室とされ、その各
一端が水平状を成す搬送装置31,32で連絡される。
例えば、図7において、発酵槽51の下流の処理室51
Cとこれに隣接する発酵槽52の上流の処理室52Aが
搬送装置31で連絡されると共に、その発酵槽52にお
ける下流の処理室52Cとこれに隣接する発酵槽53の
上流の処理室53Aが搬送装置32で連絡される。換言
すれば、搬送装置31はその一端が上流端として発酵槽
51の下流の処理室51Cに接続されると共に、他の一
端が下流端として発酵槽52の上流の処理室52Aに接
続される。同様に、搬送装置32はその一端が上流端と
して発酵槽52の下流の処理室52Cに接続されると共
に、他の一端が下流端として発酵槽53の上流の処理室
53Aに接続される。
【0028】特に、搬送装置31,32の上流端が接続
する処理室51C,52Cには、その内部に達した生ゴ
ミの水分量を検知するセンサS1(例えば赤外線式)
と、その容量を検知するセンサS2(例えばフロート一
体型リミットスイッチ)とが設けられ、それらセンサS
1,S2の検出値に応じて搬送装置31,32が駆動す
るようにしてある。例えば、処理室51C,52C中の
生ゴミが所定の容量(高さ)に達したことをセンサS2
が検知し、且つその水分量が設定値以下(例えば30%
以下)に達したことをセンサS1が検知したとき、その
信号により搬送装置31,32が起動し、センサS1,
S2による検出値が設定値(センサS2の場合は無感知
状態)から外れると搬送装置31,32が自動停止する
ような制御回路が構成される。尚、センサS1により搬
送装置31,32による移送が不適とされた高水分の生
ゴミは、処理室51C,52C中で適正な水分量に達す
るまで滞留されるが、好ましくは上記例のように発酵槽
51,52に循環用の搬送機18を装置して処理室51
C,52Cの生ゴミが適正な水分量に低下するまで同一
の発酵槽51,52で循環するとよい。
【0029】ここで、各発酵槽51〜53には、その各
処理室51B〜51C,52A〜52C,53A〜53
Cに対応して、その上部に開閉自在な点検口33が形成
される。特に、最前列の発酵槽51では、その上流の処
理室51A上に点検口33に代えて生ゴミを供給するた
めの開閉自在な投入口16が形成され、最後列の発酵槽
53では、その下流の処理室53Cにコンポスト化した
生ゴミを取り出すための取出口3が形成される。
【0030】又、図8に示すように、各発酵槽50(5
1〜53)の上部には排気処理をするための脱臭装置3
4と、発酵槽50中の生ゴミを加熱する熱源としてのヒ
ータユニット61が設けられる。このうち、脱臭装置3
4は例えば触媒や濾過材を内蔵する本体34A、その本
体に吸気口が接続する排気ファン34B、及びその吐出
口に接続する排気筒34Cなどから構成され、本体34
Aには発酵槽50内に導入する吸気管34Dが接続され
る。一方、ヒータユニット61は、例えば電熱線や放熱
管を内蔵するヒータ本体61Aと、これに接続する送風
ファン61Bとで構成され、ヒータ本体61Aには発酵
槽50内に導入する送風管61Cが接続される。
【0031】又、同図で明らかなように、発酵槽50の
底部にも熱源としてのヒータユニット62が設けられ
る。このヒータユニット62は、発酵槽50の底部に形
成される密閉空間62Aと、この密閉空間62Aの一端
に接続する送風ファン62Bと、密閉空間62Aの他の
一端から発酵槽50内に向けて延びる連通管62Cとで
構成され、このうち密閉空間62A内には電熱線や放熱
管が内蔵される。
【0032】ここで、それらのヒータユニット61,6
2によれば、発酵槽50中の生ゴミを上と下から加熱
し、その熱と供給酸素により発酵菌の活動を促すと同時
に生ゴミの乾燥を促進させることができる。そして、高
温多湿と化した発酵槽50内の雰囲気は、脱臭装置34
により外部へ排気されつつ脱臭される。
【0033】又、図8から明らかなように、撹拌羽根1
1をもつ回転軸10は上記例の如く一端がモータなどの
駆動源13に接続して撹拌機14を構成し、その駆動源
13の作動により回転軸10が回転しつつ撹拌羽根11
によって発酵槽50(図には発酵槽51として示す)内
の生ゴミが撹拌されるようになっている。尚、左右一対
の回転軸10は、同一又は共通の駆動源13により同方
向、若しくは互いに逆方向に回転されるが、何れの撹拌
羽根11も互いに発酵槽50中の生ゴミを回転軸10に
沿って同方向(図8において左から右へ)に移送するよ
う所定の取付角に設定される。
【0034】ここで、本例においても、各発酵槽50に
は撹拌羽根11の軌道面を挟んで隔壁15A,15Bに
対向する摺板17が設けられるほか、隔壁15A,15
Bには図9に示すよう流通口28が穿設される。尚、そ
の流通口28は隔壁15A,15Bの上部(全面でも
可)に形成されると共に、全発酵槽50を通じて上流の
隔壁15Aから順にその口径が小さくされる(発酵槽5
1における隔壁15Bの流通口28は、発酵槽52にお
ける隔壁15Aの流通口28より大口径)。
【0035】そして、以上のように構成される並列形の
生ゴミ処理機によれば、投入口16より供給された生ゴ
ミを流通口28を通じて下流の処理室51Cまで徐々に
移送し、その処理室51Cに達した生ゴミを搬送装置3
1を通じて隣接する発酵槽52の上流の処理室52Aへ
移送し、更にその処理室52Aから下流の処理室52C
に達した生ゴミを搬送装置32を通じて隣接する発酵槽
53の上流の処理室53Aへ移送し、やがてその下流の
処理室53Cに達した生ゴミを取出口3より取り出すこ
とができる。特に、生ゴミはその移送中に徐々に発酵分
解されつつ水分を奪われて減容され、取出口3からはコ
ンポスト化した少量の残渣のみが取り出される。尚、本
例では発酵槽50を三連式としているが、これを二連又
は三連以上の構成とすることもできる。又、処理室の数
も増減可能であること言うまでもない。
【0036】次に、図10は請求項5、6の適用例とし
て、発酵槽を上下に階層状にして設けた例を示す。ここ
で、その各発酵槽50(51,52)も上記例と同様に
ケーシング1の内部に設けられ、その各発酵槽51,5
2の内部はその長手方向に沿って隔壁15A,15B,
15Cにより複数の処理室51A〜51D,52A〜5
2Cに区分される。又、各発酵槽51,52には、処理
室51A〜51D,52A〜52Cの配列方向に沿っ
て、それぞれ外周に撹拌羽根11をもつ回転軸10が設
けられ、その各回転軸10は一端がモータなどで成る駆
動源13に接続して撹拌機14を構成している。そし
て、駆動源13の作動により回転軸10が回転し、その
回転駆動により各発酵槽51,52中の生ゴミが撹拌さ
れつつ回転軸10方向に移送されるようになっている。
尚、図10において、下段の発酵槽51中の生ゴミは左
から右へ、又上段の発酵槽52中の生ゴミは右から左へ
移送される。
【0037】ここで、下段の発酵槽51とその上段の発
酵槽52は、相対する各一端がスクリューコンベヤなど
で成る搬送装置35(揚送機)で連結され、最下段の発
酵槽51から最上段の発酵槽52に向けて、生ゴミを移
送する一連の流路が形成される。つまり、下段の発酵槽
51とその上段の発酵槽52は、相対する一端がそれぞ
れ下流の処理室51Dと上流の処理室52Aとされ、そ
の各一端が直立状の搬送装置35で連絡される。換言す
れば、搬送装置35はその一端が上流端として下段の発
酵槽51における下流の処理室51Dに接続されると共
に、他の一端が下流端として上段の発酵槽52における
上流の処理室52Aに接続される。
【0038】特に、搬送装置35の上流端が接続する処
理室51Dには、上記例の如くその内部に達した生ゴミ
の水分量を検知するセンサS1とその容量を検知するセ
ンサS2とが設けられ、それらセンサS1,S2の検出
値に応じて搬送装置35が駆動するようにしてある。
【0039】尚、下段の発酵槽51にはその下流の処理
室51Dから上流の処理室51Aに向けて延びる循環用
の搬送機18(上記例のようにスクリューコンベヤなど
で成る)が装置され、センサS2による検出値が処理室
51Dの生ゴミの満杯状態を指示している場合であっ
て、センサS1による検出値が設定値以上の水分量を示
している場合には、搬送装置35が停止状態のまま、搬
送機18が駆動して処理室51D中の生ゴミを上流の処
理室51Aへ還流させるようになっている。
【0040】ここで、各発酵槽51,52には、その各
処理室51A〜51D,52A〜52Cに対応して、そ
の上部に上記例の如く開閉自在な図示せぬ点検口が形成
されるほか、図10において最下段の発酵槽51では、
その上流の処理室51A上に点検口に代えて生ゴミを供
給するための開閉自在な投入口16が形成され、最上段
の発酵槽52では、その下流の処理室52Cにコンポス
ト化した生ゴミを取り出す斜面状のシュート36が設け
られる。
【0041】又、図10に示すように、発酵槽52の上
部には排気処理をするための脱臭装置34と、発酵槽5
2中の生ゴミを加熱する熱源としてのヒータユニット6
1が設けられる。又、同図で明らかなように、発酵槽5
1,52の底部にも熱源としてのヒータユニット62が
設けられる。尚、それらの構成は上記例と同様であるの
で各部には上記例と同一符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0042】ここで、本例においても、各発酵槽51,
52には撹拌羽根11の軌道面を挟んで隔壁15A〜1
5Cに対向する摺板17が設けられるほか、隔壁15A
〜15Cには図11に示すよう流通口28が穿設され
る。尚、その流通口28は隔壁15A〜15Cの上部
(全面でも可)に形成されると共に、全発酵槽51,5
2を通じて上流の隔壁15Aから順にその口径が小さく
される。
【0043】又、図11で明らかなように、本例におい
ても撹拌機14の回転軸10は各発酵槽51,52で二
本並列に設けられる。尚、本例において、左右一対の回
転軸10は、同一又は共通の駆動源13により互いに逆
向きに回転され、発酵槽51ではその軌道の中間に循環
用の搬送機18が設けられる。
【0044】そして、以上のように構成される積層形の
生ゴミ処理機によれば、投入口16より供給された生ゴ
ミを流通口28を通じて下流の処理室51Dまで徐々に
移送し、その処理室51Dに達した生ゴミを搬送機18
で上流の処理室51Aに戻して循環し、これが適正な状
態になったら搬送装置35を通じて上段の発酵槽52に
おける上流の処理室52Aへ移送し、やがてその下流の
処理室52Cに達したコンポスト化した少量の生ゴミを
シュート36より取り出し、その下部に配置される図示
せぬ容器に回収することができる。尚、本例では発酵槽
50を二段式としているが、これを三段以上の構成とす
ることもできる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば隔壁により発酵槽の内部を撹拌機の回転軸方向
に沿って並ぶ複数の処理室に区分し、その各処理室を区
分する隔壁に生ゴミを通す流通口を穿設したため、その
流通口の口径により生ゴミを粒度別に分けて効率よく分
解処理することができる。
【0046】特に、隔壁を並列状に設けて上流側の隔壁
から順に流通口の大きさを小さくしていることから、生
ゴミを粒度別に細分化して其の発酵分解をより一層促進
させることができる。
【0047】又、搬送機により最上流の一次処理室へ下
流の処理室から生ゴミの一部を戻して循環させるように
していることから、生ゴミの減容化を大幅に向上させる
ことができ、しかも一次処理室に生ゴミを追加供給する
度に発酵菌を加えることなく此れを繰り返し利用でき、
更には一次処理室と下流の処理室とにおける生ゴミの含
水率の格差を減らして発酵菌の活動を好適状態に保つこ
とができる。
【0048】更に、撹拌羽根と摺板とにより、処理室中
の生ゴミを磨り潰すようにしているため、発酵菌による
生ゴミの発酵分解を助長して処理の効率化を図ることが
できる。
【0049】又、発酵槽を並列状あるいは階層状に設け
ていることから、大量の生ゴミをより効率的に処理する
ことができ、特に並列式のものでは生ゴミの処理量に応
じて発酵槽を容易に増減でき、階層式(積層式)のもの
では下段の発酵槽から上段の発酵槽に生ゴミが流れるよ
うにしているので生ゴミの投入が困難でなく、しかも上
段の発酵槽では生ゴミの発酵分解が進行してその重量が
軽くなるので、装置の耐荷重性を小さくしてコストダウ
ンを図ることができる。
【0050】更に、各発酵槽を連絡する搬送装置の上流
端が接続する処理室に、生ゴミの水分量を検知するセン
サと、その容量を検知するセンサとを設け、それらセン
サの検出値に応じて搬送装置が駆動するようにしたた
め、各発酵槽で生ゴミを適正に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生ゴミ処理機の一例を示した斜視
概略図
【図2】同処理機を部分的に破断して示した平面図
【図3】図2におけるA−A線断面図
【図4】撹拌羽根により搬送機内へ生ゴミが導入される
状態を示した部分断面図
【図5】図2におけるB−B線断面図
【図6】図2におけるC−C線断面図
【図7】発酵槽を並列状に設けた例を示す平面概略図
【図8】図7の生ゴミ処理機における発酵槽の内部構造
を示す正面概略図
【図9】図7の生ゴミ処理機を示す側面概略図
【図10】発酵槽を階層状に設けた例を示す横断面図
【図11】図10に示した生ゴミ処理機の縦断面図
【図12】従来の生ゴミ処理機を示した概略図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 開閉蓋 3 取出口 4 排気筒 5,51,52,53 発酵槽 5A〜5D 処理室 51A〜51D 処理室 52A〜52C 処理室 53A〜53C 処理室 6 熱源 61,62 ヒータユニット(熱源) 10 回転軸 11 撹拌羽根 13 駆動源 14 撹拌機 15A〜15C 隔壁 16 投入口 17 摺板 18 搬送機 28 流通口 31,32,35 搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA03 AB01 AC04 BA04 CA15 CA18 CA20 CA22 CA42 CA48 CB04 CB05 CB28 CB32 CB36 CB45 CC07 DA01 DA02 DA06 DA09 DA11 4G037 CA11 EA03 4G078 AA04 AB20 BA01 BA07 CA03 CA05 CA08 DA01 EA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に投入口を形成した発酵槽と、前記
    投入口より発酵槽内に供給される生ゴミを撹拌するため
    の撹拌機と、前記発酵槽中の生ゴミを加熱するための熱
    源とを具備して成る生ゴミ処理機において、前記撹拌機
    は外周に撹拌羽根をもつ回転軸と該回転軸を回転駆動す
    る駆動源とで成り、前記発酵槽は流通口を穿設した多孔
    状の隔壁により前記撹拌機の回転軸方向で内部が複数の
    処理室に区分され、その一端の処理室を前記投入口に通
    じる一次処理室として該一次処理室から他の処理室へ前
    記隔壁の流通口を通じて生ゴミが順に移送されるように
    して成る生ゴミ処理機。
  2. 【請求項2】 上部に投入口を形成した発酵槽と、前記
    投入口より発酵槽内に供給される生ゴミを撹拌するため
    の撹拌機と、前記発酵槽中の生ゴミを加熱するための熱
    源とを具備して成る生ゴミ処理機において、前記撹拌機
    は外周に撹拌羽根をもつ回転軸と該回転軸を回転駆動す
    る駆動源とで成り、前記発酵槽は上部に複数の流通口を
    穿設して成る隔壁を該発酵槽内に並列状に固設して前記
    撹拌機の回転軸方向で内部が複数の処理室に区分され、
    その一端の処理室を前記投入口に通じる一次処理室とし
    て該一次処理室から他の処理室へ前記隔壁の流通口を通
    じて生ゴミが順に移送されるよう構成され、前記流通口
    は上流の隔壁から順にその口径が小さくされると共に、
    前記発酵槽には下流の処理室から最上流の一次処理室へ
    生ゴミの一部を戻す搬送機が付設されて成ることを特徴
    とする生ゴミ処理機。
  3. 【請求項3】 一次処理室を含む少なくとも一つの処理
    室には、隔壁に対向する摺板が設けられ、その摺板が撹
    拌羽根の側縁が成す軌道面に近接されている請求項1、
    又は2に記載した生ゴミ処理機。
  4. 【請求項4】 発酵槽中の生ゴミを加熱しつつ撹拌して
    発酵分解するようにした生ゴミ処理機であって、前記発
    酵槽が並列状に設けられ、その各発酵槽には生ゴミを加
    熱するための熱源と、生ゴミを撹拌しながら回転軸方向
    に移送する撹拌機とが設けられ、その各発酵槽は流通口
    を穿設した多孔状の隔壁により撹拌機の回転軸方向で内
    部が複数の処理室に区分されると共に、隣り合う発酵槽
    は相対する一端がそれぞれ下流の処理室と上流の処理室
    とされてその各一端が互いに搬送装置で連絡され、その
    搬送装置を通じて最前列の発酵槽から最後列の発酵槽へ
    生ゴミが順に移送されるようにしたことを特徴とする生
    ゴミ処理機。
  5. 【請求項5】 発酵槽中の生ゴミを加熱しつつ撹拌して
    発酵分解するようにした生ゴミ処理機であって、発酵槽
    中の生ゴミを加熱するための熱源を有すると共に、前記
    発酵槽が上下に階層状にして設けられ、その各発酵槽に
    は生ゴミを撹拌しながら回転軸方向に移送する撹拌機が
    設けられ、その各発酵槽は流通口を穿設した多孔状の隔
    壁により撹拌機の回転軸方向で内部が複数の処理室に区
    分されると共に、下段の発酵槽とその上段の発酵槽は相
    対する一端がそれぞれ下流の処理室と上流の処理室とさ
    れてその各一端が互いに搬送装置で連絡され、その搬送
    装置を通じて最下段の発酵槽から最上段の発酵槽へ生ゴ
    ミが順に移送されるようにしたことを特徴とする生ゴミ
    処理機。
  6. 【請求項6】 搬送装置の上流端が接続する処理室に生
    ゴミの水分量を検知するセンサと生ゴミの容量を検知す
    るセンサとが設けられ、その両センサの検出値に応じて
    搬送装置が駆動するようにした請求項4、又は5に記載
    した生ゴミ処理機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023211096A1 (ko) * 2022-04-29 2023-11-02 주식회사 금강바이오 슬러지 자원화 장치

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