JP2004065642A - 遊技盤 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技盤に設ける電飾の位置の自由度を高める。
【解決手段】遊技盤10は、透明シート16に透光性の印刷層19を設け、台紙14には印刷層19に対応する位置に通光孔14aを設けて、盤本体12には印刷層19に対応する位置に光源収容孔12aを設けて、光源収容孔12a内に配されたLED22から放射される光を印刷層19から放出可能としたので、印刷層19が電飾になる。電飾となる印刷層19は印刷によって形成されるので、透明シート16の製造工程は複雑化しない。印刷層19を設ける位置は事実上制限がないから電飾位置の選択における自由度はきわめて大きい。
【選択図】 図1
【解決手段】遊技盤10は、透明シート16に透光性の印刷層19を設け、台紙14には印刷層19に対応する位置に通光孔14aを設けて、盤本体12には印刷層19に対応する位置に光源収容孔12aを設けて、光源収容孔12a内に配されたLED22から放射される光を印刷層19から放出可能としたので、印刷層19が電飾になる。電飾となる印刷層19は印刷によって形成されるので、透明シート16の製造工程は複雑化しない。印刷層19を設ける位置は事実上制限がないから電飾位置の選択における自由度はきわめて大きい。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機の遊技盤は、合板製の盤本体にセルと呼ばれる装飾シートを貼着した構造をしている。セルは合成樹脂(例えばPET樹脂、セルロイド)の透明シートと台紙との積層構造とされ、透明シートの片面(普通は背面)には装飾用の印刷(いわゆるセル画)が施されている。
【0003】
遊技盤には、ガイドレール、入賞装置、図柄表示装置、障害釘、風車等が装着される。なお、入賞装置や図柄表示装置を装着するための穴やアウト穴等が穿設される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遊技盤においては、LED等を内蔵して電飾効果を持たせた部品例えばランプ付き風車やランプ付きチャッカー(入賞口)が装着されることが多かったが、これらの部品にLEDを内蔵する場合、その分だけ構造が複雑となるため金型や製造工程が複雑化するという問題があった。また、風車やチャッカーの場合、どこに配置してもよいという訳ではないので、電飾位置の選択における自由度が小さかった。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載の遊技盤は、板状の盤本体と、表面又は裏面に印刷が施されていて前記盤本体との間に台紙を介在させて前記盤本体に貼り付けられた透明シートとからなるパチンコ遊技機の遊技盤において、
前記透明シートに透光性のインクで印刷された透光域を設けて、前記台紙には該透光域に対応する位置に通光孔を設けて、前記盤本体には前記透光域に対応する位置に光源収容孔を設けて、
該光源収容孔内に配された光源から放射される光を前記透光域から放出可能としたので、透明シートに設けられた透光域を電飾にできる。
【0006】
透光域すなわち電飾となる領域は印刷によって形成されるので、透明シートの製造工程は従来と同様であり複雑化しない。盤本体に光源収容孔を設けるための工程が増えるが、単純な穴開けであるから大したことはない。
また、透光域を設ける位置は事実上制限がないから電飾位置の選択における自由度はきわめて大きい。
【0007】
さらに、風車やチャッカーにLEDを内蔵させて電飾効果を持たせる必要が無くなるから、これらの構造も単純化できる。また、これら以外の電飾部品の数を減らしたり小型化したりでき、それによって空いたスペースを他の用途(例えば遊技球の通り道)に利用できるから、遊技盤面の有効利用にも通じる。
【0008】
透明シートの印刷は、請求項2記載のように透明シートの背面に施せば、遊技球と接触しないので印刷に擦過傷が付くおそれはない。また、透明シートの表面に印刷する場合は、この印刷面に別の透明シートを積層して保護すればよい。
透光域とする印刷は、透光性のインクを使用すればどのような印刷方式であってもよい。また、透光域の一部を印刷しないで透明にしたり、透明なインク(いわゆるクリアインク)で印刷してもよい。ただし、このような透明部分が広すぎたり多すぎると光源(例えばLED)が直接見えてしまうので好ましくない。
【0009】
透光域の印刷を請求項3記載の縮み印刷にすると、皺状の凹凸が光を散乱させるレンズとして機能するので、電飾効果を高めることができる。縮み印刷は、1つの透光域の一部でもよいし全部でもよい。また、複数の透光域の幾つかに縮み印刷を施して他は凹凸の無い印刷としてもよい。或いは他の印刷と縮み印刷とを重ねてもよい。
【0010】
なお、縮み印刷とは、紫外線硬化性のインクを用いて例えばスクリーン印刷し、紫外線の照射による硬化工程で皺を発生させるものである。この縮み印刷に適したインクの組成及び硬化工程の詳細については、例えば特許第2949121号公報や特開平9−53024号公報に記載されている。
【0011】
特許第2949121号公報に記載のものでは、紫外線硬化組成物を硬化するにあたり、波長254nmをピークに持つ遠紫外線を照射し、次いで加熱したのち高圧紫外線照射をすることにより硬化表面にしわを発生せしめるものである。また、特開平9−53024号公報には、脂環族イソシアネート化合物、エステル系ポリオール及び水酸基を有するアクリレート化合物を必須成分とするウレタンアクリレートと、アクリレート系反応性希釈剤と、400nm以上の波長光に対するモル吸光係数が100(l・mol−1・cm−1)を越えない吸収特性を有する光開始剤とを含む樹脂組成物を使用して、300nm以下の波長に最大発光強度を有し、かつ300nm〜800nmの波長の光が相対強度として20%以下である紫外線照射ランプを用いて、紫外線照射、硬化させることにより、硬化樹脂表面に微細な皺を発生させる技術が開示されている。
【0012】
縮み印刷はこれら2公報に開示されている方法で実現できるが、基本的には紫外線硬化性のインクを用いて印刷し紫外線の照射による硬化工程で皺を発生させればよいので、ここに例示した以外の組成になるインクや方法を採用できることは言うまでもない。
【0013】
光源にはLED、蛍光管、電球等を使用できるが、小型で十分な光量があり、また消費電力も少ないのでLEDが好ましい。LEDは基板に取り付けて、その基板を盤本体(つまり遊技盤)の裏面に固定してLEDを光源収容孔に収容させたり、その基板を遊技盤の背面に装着された部品(例えば入賞球を誘導するための裏部品)に取付けて支持させる構成(請求項4)とすることができる。なお、電球や蛍光管を用いる場合でも、同様の支持構造(基板を盤本体の裏面に固定したり、遊技盤の背面に装着された部品に取付ける構造)を採用できる。
【0014】
光源(例えばLED)から発した光は台紙の通光孔を通って透光域から放射されるので、通光孔の大きさは透光域と同じか一回り大きくすることが望ましい。光源収容孔の周形状も同様に透光域と同じか一回り大きくするとよい。
なお、光源収容孔を通光孔よりも大きくしても通光孔が絞りとして作用するので、光源やその基板の大きさの関係で光源収容孔が通光孔よりも大幅に大きくなることがあっても問題にはならない。ただし、光源収容孔部分では透明シートの裏側を支える部材が無くなるので、光源収容孔を過剰に大きくすることは好ましくない。
【0015】
また、遊技盤の表面は平面であること(凹凸が無いこと)を要求されているが、光源収容孔を過剰に大きくすると、ここで透明シートがたわんでわずかながらも凹又は凸になるおそれがある。したがって、この点からも光源収容孔を過剰に大きくすることは好ましくない。なお、透明シートの材質や板厚を適宜に選択することにより上記のたわみを防止できるから、遊技盤の表面を平面にすることについてはまず問題はない。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。
【0017】
【実施例1】
図1に示すように、遊技盤10は合板製の盤本体12、これに貼着された台紙14、印刷層18、19を台紙14側にして台紙14と積層された透明シート16とで構成されている。また、台紙14には透光性の印刷層19に対応して通光孔14aが設けられ、盤本体12には同様に光源収容孔12aが設けられている。そして、光源収容孔12aには、基板20に取り付けられたLED22が挿入され、基板20は盤本体12の裏面にビス止めされている。なお、図1は遊技盤10の層構造等を模式的に示すものであり、寸法関係は正確ではない。
【0018】
この遊技盤10は、(1)透明シートの印刷、(2)透明シートと台紙との積層、(3)光源収容孔の孔開け、(4)透明シート及び台紙と盤本体との接着、(5)入賞装置用の取付孔等の加工、(6)各種部品の装着の各工程を順に経て製造されるので、製造工程に従って説明する。
(1)透明シートの印刷
本実施例の透明シート16はポリエチレンテレフタレートの無延伸シート(PET−G)である。
【0019】
まず、この透明シート16の裏面(台紙14側になる面)に、透光性であることを要さない印刷層18を印刷する。なお、印刷層18は通常は多色であるから、色数に応じて必要な回数の印刷が行われる。この際に紫外線硬化インク(UVインク)を使用すれば、紫外線照射でインクを速やかに乾燥(硬化)させることができ、単位時間当たりの印刷効率が向上する。
【0020】
次に、透光性のインク(例えばUVインク)を用いて印刷層19の基層部分を印刷する。これを多色にする場合は色数に応じて必要な回数の印刷を行う。透光域としてはこの基層部分だけでもよいのだが、皺状の凹凸を設けて光を散乱させるために、基層部分上に透光性のUVインクで縮み印刷を行う。つまり、着色のための基層部分上に皺状の凹凸を形成する。
(2)透明シートと台紙との積層
印刷層18、19を印刷した透明シート16と台紙14とを接着剤にて積層することで、いわゆるセルとなる。
【0021】
台紙14には、印刷層19に対応する位置及び大きさの通光孔14aが予め設けられており、この積層によって印刷層19と通光孔14aとが重なり合う。ただし、通光孔14aは印刷層19よりも一回り大きく開けられているので、印刷層19と通光孔14aとがぴったり重なり合うのではなくて通光孔14aの内側に印刷層19が収まった状態となる。また、このようなサイズ関係にあるので積層時に印刷層19と通光孔14aとの相対位置がわずかにずれても印刷層19が通光孔14aからはみ出す(印刷層19の一部が台紙14で塞がれる)おそれはない。
(3)光源収容孔の孔開け
盤本体12の印刷層19及び通光孔14aに対応する位置に光源収容孔12aを穿設する。この穿設作業は木工作業であるので、上記の透明シート16の印刷や台紙14との積層作業とは別個に行われる。
(4)透明シート及び台紙と盤本体との接着
上記(2)工程で積層された透明シート16及び台紙14を上記(3)工程で光源収容孔12aが穿設された盤本体12に貼着する。これによって遊技盤10の層構造が完成する。なお、光源収容孔12aは透明シート16(印刷層19部分)によって覆われる。
(5)入賞装置用の取付孔等の加工
透明シート16及び台紙14が貼着された盤本体12すなわち遊技盤10に入賞装置や図柄表示装置のための取付孔やアウト穴等を穿設し、また必要により縁部に切欠等を設ける。取付孔等は盤本体12だけでなく透明シート16及び台紙14にも共通に設けられる。
(6)各種部品の装着
取付孔等が加工された遊技盤10にガイドレール、障害釘、入賞装置、図柄表示装置、風車等を取付け、また裏面側からLED22を光源収容孔12aに挿入して基板20を盤本体12の裏面にビス止めする。これにより図1に示す状態の遊技盤10となる。
【0022】
なお、遊技盤10がパチンコ遊技機に装着された後に、基板20とランプ制御基板(図示は省略)とが接続され、LED22はランプ制御基板によって通電すなわち点灯、消灯を制御される。LED22を点灯すると、その光は通光孔14aから印刷層19に入射し、印刷層19から外部(遊技者側)に放射される。
【0023】
この遊技盤10は、透明シート16に透光性のインクで印刷された印刷層19(透光域)を設けて、台紙14には印刷層19に対応する位置に通光孔14aを設けて、盤本体12には印刷層19に対応する位置に光源収容孔12aを設けて、光源収容孔12a内に配されたLED22(光源)から放射される光を印刷層19から放出可能としたので、透明シート16に設けられた印刷層19を電飾にできる。
【0024】
電飾となる印刷層19は印刷によって形成されるので、透明シート16の製造工程は従来と同様であり複雑化しない。盤本体12に光源収容孔12aを設けるための工程が増えるが、単純な穴開けであるから大したことはない。
また、透光域となる印刷層19を設ける位置は事実上制限がないから電飾位置の選択における自由度はきわめて大きい。
【0025】
さらに、風車やチャッカーにLEDを内蔵させて電飾効果を持たせる必要が無くなるから、これらの構造も単純化できる。また、これら以外の電飾部品の数を減らしたり小型化したりでき、それによって空いたスペースを他の用途(例えば遊技球の通り道)に利用できるから、遊技盤面の有効利用にも通じる。
【0026】
透明シート16の印刷層18、19は、透明シート16の背面に施されているので遊技球とは接触せず、印刷層18、19に遊技球による擦過傷が付くおそれはない。
印刷層19の基層部分は通常の透光性印刷として、その上に縮み印刷を施して皺状の凹凸を設けているので、縮み印刷の凹凸が光を散乱させるレンズとして機能して電飾効果を高める。
【0027】
【実施例2】
この実施例では、図2に示すように、LED22の基板20を遊技盤10の背面に装着された裏部品25に設けたボス25a等に取付けて、裏部品25に基板20及びLED22を支持する構成を採用している。なお、他の構造は実施例1と同じであり遊技盤10の製造工程も実施例1と同じである。
【0028】
光源収容孔12aの場所や大きさによっては、例えば入賞装置や図柄表示装置等との関係で基板20を遊技盤10の裏面に固定するのが困難な場合もあり得るが、本例のように裏部品25でLED22を支持する構成にすれば、この問題を回避できる。
【0029】
以上、実施例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できる。例えば実施例1、2のLED22を電球に置き換える等、LED22を他の光源に置き換え可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の遊技盤の層構造等の模式図。
【図2】実施例2の遊技盤の層構造等の模式図。
【符号の説明】
10 遊技盤
12a 光源収容孔
12 盤本体
14 台紙
14a 通光孔
16 透明シート
18 印刷層
19 印刷層(透光域)
20 基板
25 裏部品(遊技盤の背面に装着された部品)
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機の遊技盤は、合板製の盤本体にセルと呼ばれる装飾シートを貼着した構造をしている。セルは合成樹脂(例えばPET樹脂、セルロイド)の透明シートと台紙との積層構造とされ、透明シートの片面(普通は背面)には装飾用の印刷(いわゆるセル画)が施されている。
【0003】
遊技盤には、ガイドレール、入賞装置、図柄表示装置、障害釘、風車等が装着される。なお、入賞装置や図柄表示装置を装着するための穴やアウト穴等が穿設される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遊技盤においては、LED等を内蔵して電飾効果を持たせた部品例えばランプ付き風車やランプ付きチャッカー(入賞口)が装着されることが多かったが、これらの部品にLEDを内蔵する場合、その分だけ構造が複雑となるため金型や製造工程が複雑化するという問題があった。また、風車やチャッカーの場合、どこに配置してもよいという訳ではないので、電飾位置の選択における自由度が小さかった。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1記載の遊技盤は、板状の盤本体と、表面又は裏面に印刷が施されていて前記盤本体との間に台紙を介在させて前記盤本体に貼り付けられた透明シートとからなるパチンコ遊技機の遊技盤において、
前記透明シートに透光性のインクで印刷された透光域を設けて、前記台紙には該透光域に対応する位置に通光孔を設けて、前記盤本体には前記透光域に対応する位置に光源収容孔を設けて、
該光源収容孔内に配された光源から放射される光を前記透光域から放出可能としたので、透明シートに設けられた透光域を電飾にできる。
【0006】
透光域すなわち電飾となる領域は印刷によって形成されるので、透明シートの製造工程は従来と同様であり複雑化しない。盤本体に光源収容孔を設けるための工程が増えるが、単純な穴開けであるから大したことはない。
また、透光域を設ける位置は事実上制限がないから電飾位置の選択における自由度はきわめて大きい。
【0007】
さらに、風車やチャッカーにLEDを内蔵させて電飾効果を持たせる必要が無くなるから、これらの構造も単純化できる。また、これら以外の電飾部品の数を減らしたり小型化したりでき、それによって空いたスペースを他の用途(例えば遊技球の通り道)に利用できるから、遊技盤面の有効利用にも通じる。
【0008】
透明シートの印刷は、請求項2記載のように透明シートの背面に施せば、遊技球と接触しないので印刷に擦過傷が付くおそれはない。また、透明シートの表面に印刷する場合は、この印刷面に別の透明シートを積層して保護すればよい。
透光域とする印刷は、透光性のインクを使用すればどのような印刷方式であってもよい。また、透光域の一部を印刷しないで透明にしたり、透明なインク(いわゆるクリアインク)で印刷してもよい。ただし、このような透明部分が広すぎたり多すぎると光源(例えばLED)が直接見えてしまうので好ましくない。
【0009】
透光域の印刷を請求項3記載の縮み印刷にすると、皺状の凹凸が光を散乱させるレンズとして機能するので、電飾効果を高めることができる。縮み印刷は、1つの透光域の一部でもよいし全部でもよい。また、複数の透光域の幾つかに縮み印刷を施して他は凹凸の無い印刷としてもよい。或いは他の印刷と縮み印刷とを重ねてもよい。
【0010】
なお、縮み印刷とは、紫外線硬化性のインクを用いて例えばスクリーン印刷し、紫外線の照射による硬化工程で皺を発生させるものである。この縮み印刷に適したインクの組成及び硬化工程の詳細については、例えば特許第2949121号公報や特開平9−53024号公報に記載されている。
【0011】
特許第2949121号公報に記載のものでは、紫外線硬化組成物を硬化するにあたり、波長254nmをピークに持つ遠紫外線を照射し、次いで加熱したのち高圧紫外線照射をすることにより硬化表面にしわを発生せしめるものである。また、特開平9−53024号公報には、脂環族イソシアネート化合物、エステル系ポリオール及び水酸基を有するアクリレート化合物を必須成分とするウレタンアクリレートと、アクリレート系反応性希釈剤と、400nm以上の波長光に対するモル吸光係数が100(l・mol−1・cm−1)を越えない吸収特性を有する光開始剤とを含む樹脂組成物を使用して、300nm以下の波長に最大発光強度を有し、かつ300nm〜800nmの波長の光が相対強度として20%以下である紫外線照射ランプを用いて、紫外線照射、硬化させることにより、硬化樹脂表面に微細な皺を発生させる技術が開示されている。
【0012】
縮み印刷はこれら2公報に開示されている方法で実現できるが、基本的には紫外線硬化性のインクを用いて印刷し紫外線の照射による硬化工程で皺を発生させればよいので、ここに例示した以外の組成になるインクや方法を採用できることは言うまでもない。
【0013】
光源にはLED、蛍光管、電球等を使用できるが、小型で十分な光量があり、また消費電力も少ないのでLEDが好ましい。LEDは基板に取り付けて、その基板を盤本体(つまり遊技盤)の裏面に固定してLEDを光源収容孔に収容させたり、その基板を遊技盤の背面に装着された部品(例えば入賞球を誘導するための裏部品)に取付けて支持させる構成(請求項4)とすることができる。なお、電球や蛍光管を用いる場合でも、同様の支持構造(基板を盤本体の裏面に固定したり、遊技盤の背面に装着された部品に取付ける構造)を採用できる。
【0014】
光源(例えばLED)から発した光は台紙の通光孔を通って透光域から放射されるので、通光孔の大きさは透光域と同じか一回り大きくすることが望ましい。光源収容孔の周形状も同様に透光域と同じか一回り大きくするとよい。
なお、光源収容孔を通光孔よりも大きくしても通光孔が絞りとして作用するので、光源やその基板の大きさの関係で光源収容孔が通光孔よりも大幅に大きくなることがあっても問題にはならない。ただし、光源収容孔部分では透明シートの裏側を支える部材が無くなるので、光源収容孔を過剰に大きくすることは好ましくない。
【0015】
また、遊技盤の表面は平面であること(凹凸が無いこと)を要求されているが、光源収容孔を過剰に大きくすると、ここで透明シートがたわんでわずかながらも凹又は凸になるおそれがある。したがって、この点からも光源収容孔を過剰に大きくすることは好ましくない。なお、透明シートの材質や板厚を適宜に選択することにより上記のたわみを防止できるから、遊技盤の表面を平面にすることについてはまず問題はない。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。
【0017】
【実施例1】
図1に示すように、遊技盤10は合板製の盤本体12、これに貼着された台紙14、印刷層18、19を台紙14側にして台紙14と積層された透明シート16とで構成されている。また、台紙14には透光性の印刷層19に対応して通光孔14aが設けられ、盤本体12には同様に光源収容孔12aが設けられている。そして、光源収容孔12aには、基板20に取り付けられたLED22が挿入され、基板20は盤本体12の裏面にビス止めされている。なお、図1は遊技盤10の層構造等を模式的に示すものであり、寸法関係は正確ではない。
【0018】
この遊技盤10は、(1)透明シートの印刷、(2)透明シートと台紙との積層、(3)光源収容孔の孔開け、(4)透明シート及び台紙と盤本体との接着、(5)入賞装置用の取付孔等の加工、(6)各種部品の装着の各工程を順に経て製造されるので、製造工程に従って説明する。
(1)透明シートの印刷
本実施例の透明シート16はポリエチレンテレフタレートの無延伸シート(PET−G)である。
【0019】
まず、この透明シート16の裏面(台紙14側になる面)に、透光性であることを要さない印刷層18を印刷する。なお、印刷層18は通常は多色であるから、色数に応じて必要な回数の印刷が行われる。この際に紫外線硬化インク(UVインク)を使用すれば、紫外線照射でインクを速やかに乾燥(硬化)させることができ、単位時間当たりの印刷効率が向上する。
【0020】
次に、透光性のインク(例えばUVインク)を用いて印刷層19の基層部分を印刷する。これを多色にする場合は色数に応じて必要な回数の印刷を行う。透光域としてはこの基層部分だけでもよいのだが、皺状の凹凸を設けて光を散乱させるために、基層部分上に透光性のUVインクで縮み印刷を行う。つまり、着色のための基層部分上に皺状の凹凸を形成する。
(2)透明シートと台紙との積層
印刷層18、19を印刷した透明シート16と台紙14とを接着剤にて積層することで、いわゆるセルとなる。
【0021】
台紙14には、印刷層19に対応する位置及び大きさの通光孔14aが予め設けられており、この積層によって印刷層19と通光孔14aとが重なり合う。ただし、通光孔14aは印刷層19よりも一回り大きく開けられているので、印刷層19と通光孔14aとがぴったり重なり合うのではなくて通光孔14aの内側に印刷層19が収まった状態となる。また、このようなサイズ関係にあるので積層時に印刷層19と通光孔14aとの相対位置がわずかにずれても印刷層19が通光孔14aからはみ出す(印刷層19の一部が台紙14で塞がれる)おそれはない。
(3)光源収容孔の孔開け
盤本体12の印刷層19及び通光孔14aに対応する位置に光源収容孔12aを穿設する。この穿設作業は木工作業であるので、上記の透明シート16の印刷や台紙14との積層作業とは別個に行われる。
(4)透明シート及び台紙と盤本体との接着
上記(2)工程で積層された透明シート16及び台紙14を上記(3)工程で光源収容孔12aが穿設された盤本体12に貼着する。これによって遊技盤10の層構造が完成する。なお、光源収容孔12aは透明シート16(印刷層19部分)によって覆われる。
(5)入賞装置用の取付孔等の加工
透明シート16及び台紙14が貼着された盤本体12すなわち遊技盤10に入賞装置や図柄表示装置のための取付孔やアウト穴等を穿設し、また必要により縁部に切欠等を設ける。取付孔等は盤本体12だけでなく透明シート16及び台紙14にも共通に設けられる。
(6)各種部品の装着
取付孔等が加工された遊技盤10にガイドレール、障害釘、入賞装置、図柄表示装置、風車等を取付け、また裏面側からLED22を光源収容孔12aに挿入して基板20を盤本体12の裏面にビス止めする。これにより図1に示す状態の遊技盤10となる。
【0022】
なお、遊技盤10がパチンコ遊技機に装着された後に、基板20とランプ制御基板(図示は省略)とが接続され、LED22はランプ制御基板によって通電すなわち点灯、消灯を制御される。LED22を点灯すると、その光は通光孔14aから印刷層19に入射し、印刷層19から外部(遊技者側)に放射される。
【0023】
この遊技盤10は、透明シート16に透光性のインクで印刷された印刷層19(透光域)を設けて、台紙14には印刷層19に対応する位置に通光孔14aを設けて、盤本体12には印刷層19に対応する位置に光源収容孔12aを設けて、光源収容孔12a内に配されたLED22(光源)から放射される光を印刷層19から放出可能としたので、透明シート16に設けられた印刷層19を電飾にできる。
【0024】
電飾となる印刷層19は印刷によって形成されるので、透明シート16の製造工程は従来と同様であり複雑化しない。盤本体12に光源収容孔12aを設けるための工程が増えるが、単純な穴開けであるから大したことはない。
また、透光域となる印刷層19を設ける位置は事実上制限がないから電飾位置の選択における自由度はきわめて大きい。
【0025】
さらに、風車やチャッカーにLEDを内蔵させて電飾効果を持たせる必要が無くなるから、これらの構造も単純化できる。また、これら以外の電飾部品の数を減らしたり小型化したりでき、それによって空いたスペースを他の用途(例えば遊技球の通り道)に利用できるから、遊技盤面の有効利用にも通じる。
【0026】
透明シート16の印刷層18、19は、透明シート16の背面に施されているので遊技球とは接触せず、印刷層18、19に遊技球による擦過傷が付くおそれはない。
印刷層19の基層部分は通常の透光性印刷として、その上に縮み印刷を施して皺状の凹凸を設けているので、縮み印刷の凹凸が光を散乱させるレンズとして機能して電飾効果を高める。
【0027】
【実施例2】
この実施例では、図2に示すように、LED22の基板20を遊技盤10の背面に装着された裏部品25に設けたボス25a等に取付けて、裏部品25に基板20及びLED22を支持する構成を採用している。なお、他の構造は実施例1と同じであり遊技盤10の製造工程も実施例1と同じである。
【0028】
光源収容孔12aの場所や大きさによっては、例えば入賞装置や図柄表示装置等との関係で基板20を遊技盤10の裏面に固定するのが困難な場合もあり得るが、本例のように裏部品25でLED22を支持する構成にすれば、この問題を回避できる。
【0029】
以上、実施例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できる。例えば実施例1、2のLED22を電球に置き換える等、LED22を他の光源に置き換え可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の遊技盤の層構造等の模式図。
【図2】実施例2の遊技盤の層構造等の模式図。
【符号の説明】
10 遊技盤
12a 光源収容孔
12 盤本体
14 台紙
14a 通光孔
16 透明シート
18 印刷層
19 印刷層(透光域)
20 基板
25 裏部品(遊技盤の背面に装着された部品)
Claims (4)
- 板状の盤本体と、表面又は裏面に印刷が施されていて前記盤本体との間に台紙を介在させて前記盤本体に貼り付けられた透明シートとからなるパチンコ遊技機の遊技盤において、
前記透明シートに透光性のインクで印刷された透光域を設けて、
前記台紙には該透光域に対応する位置に通光孔を設けて、
前記盤本体には前記透光域に対応する位置に光源収容孔を設けて、
該光源収容孔内に配された光源から放射される光を前記透光域から放出可能とした
ことを特徴とする遊技盤。 - 請求項1記載の遊技盤において、
前記印刷は前記透明シートの背面に施されていることを特徴とする遊技盤。 - 請求項2記載の遊技盤において、
前記透光域に縮み印刷されていることを特徴とする遊技盤。 - 請求項1ないし3のいずれか記載の遊技盤において、
前記光源となるLEDは該遊技盤の背面に装着された部品によって支持されていることを特徴とする遊技盤。
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