JP2004064350A - 撮像装置搭載携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯電話機本体1の前面に配置された第1の撮像装置2と、携帯電話機本体1の背面に配置され、第1の撮像装置2よりも画素数の多い第2の撮像装置3と、第1又は第2の撮像装置2,3のいずれかを選択する撮像装置選択キー5と、携帯電話機本体1の前面に配置され、選択された撮像装置による撮像画像を表示する液晶表示部4とを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、撮像装置搭載携帯電話機に係り、さらに詳しくは、2以上の撮像装置を備えた携帯電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は、従来の撮像装置搭載携帯電話機の構成を示した図である。図中の(a)には撮像装置搭載携帯電話機を正面(前面)から見た状態が示され、(b)には背面から見た状態が示されている。図中の1は携帯電話機本体、4は液晶表示部、5はシャッタースイッチ、7は数字キー群、16は撮像装置、17は自画像撮像用の鏡である。
【0003】
利用者は、携帯電話機本体1を操作し、撮像装置を撮像状態にする。撮像装置16は内蔵された撮像素子により、光学レンズで結像された被写体情報を電気信号に変換する。携帯電話機本体1は、変換された電気信号を液晶表示部4に表示する。
【0004】
利用者は、撮像装置16を被写体方向に向け、液晶表示部4に表示された撮像画像を確認しながら、シャッタースイッチ5を操作することにより、画像撮像することができる。しかしながら、自画像を撮像したい場合には、利用者の自画像を液晶表示部4で確認することができない。
【0005】
自画像撮影のための鏡17が、撮像装置16の近傍に配置されている。自画像を撮像しようとする利用者は、鏡17に自身を映し、鏡17に映った像の状態を確認しながら、シャッタースイッチ5を操作することによって、自画像を概略、液晶表示部4の中央位置に撮像することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の撮像装置搭載携帯電話機では、1種類の撮像装置しか搭載していないため、利用者が撮像装置を選択することが出来ず、被写体や状況に応じて最適な撮像画像を得ることができなかった。
【0007】
例えば、通常、暗い場所では、CCD(Charge Coupled Device)等の高感度の撮像素子を用いた撮像装置の方が画質が良く、500lx程度以上の一般的な照度環境では、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の低消費電力の撮像素子を用いて撮像した方が、携帯電話の電池の消耗を軽減することができる。しかしながら、従来の撮像装置搭載携帯電話機は、撮像素子の種類が1種類のため、利用者が撮像環境に応じ、撮像装置を選択することが出来なかった。
【0008】
また、撮像装置搭載携帯電話機にてテレビ電話等を行う場合は、CIF(Common Intermediate Format ; 352×288画素=約10万画素)サイズで15〜30fps(Flame Per Second)程度の画像で十分であるが、パーソナルコンピューター等で静止画像として画像データを取り扱う場合、画素数が10万画素程度では十分な画質が得られず、パーソナルコンピューターのモニター上では非常に小さいサイズの画像となってしまい、画像の用途が限定される。
【0009】
パーソナルコンピューター等で静止画像を取り扱う場合、最低でもVGA(Video Graphic Array ; 640×480画素=約30万画素)サイズの画素数が好ましいが、従来の撮像装置搭載携帯電話機は、撮像素子の画素数が1種類のため、その撮像素子が持つ有効画素数以上の画素数を、容易に選択することができなかった。
【0010】
ちなみに、デジタルカメラの画素数は高級なものでは100万画素以上のものがあり、低価格のものでも30万画素程度の画素数を有する。
【0011】
また、従来の携帯電話機に搭載された撮像装置では、一般的に被写体距離が30cmから無限大となるよう設計されているが、画質的にはその被写体距離の範囲、全てにおいて、高画質な画像を撮像することは不可能であった。広範囲な被写体距離において、常に品質の良い画像を得ることは、1種類のレンズでレンズ設計的に限界があった。
【0012】
また、従来の撮像装置搭載携帯電話機では、撮像方向が1方向であり、かつ、その撮像方向が携帯電話機本体に対し固定されていた。このため、自画像を撮像する際、液晶表示部をビュワー(viewer)として使用することができず、前述の撮像装置横に配置した鏡に映る像を見て撮影する必要があり、液晶表示部中央部に撮像画像を表示させたい場合に不便であった。
【0013】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、1台の携帯電話機を用いて、多様な用途に応じた撮影を可能とする、撮像装置搭載携帯電話機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明による撮像装置搭載携帯電話機は、相互に仕様の異なる複数の撮像装置と、これらの撮像装置のうちいずれか1つの撮像装置を選択する選択手段と、選択された撮像装置による撮像画像を表示可能な表示部とを備えて構成される。この様な構成により、被写体や状況に最適な撮像装置を選択し、用途に応じた撮影を行うことができる。
【0015】
請求項2に記載の本発明による撮像装置搭載携帯電話機は、携帯電話機本体の前面に配置された第1の撮像装置と、携帯電話機本体の背面に配置され、第1の撮像装置よりも画素数の多い第2の撮像装置と、第1又は第2の撮像装置のいずれかを選択する選択手段と、携帯電話機本体の前面に配置され、選択された撮像装置による撮像画像を表示する表示部とを備えて構成される。
【0016】
この様な構成により、被写体の方向に応じて最適な撮像装置を選択して撮影を行うことができる。また、必要とされる画質に応じた画素数の撮像装置を選択して撮影を行うことができる。例えば、自画像の撮影には第1の撮像装置を使用し、風景の撮影には第2の撮像装置を使用することができる。
【0017】
請求項3に記載の本発明による撮像装置搭載携帯電話機は、TV電話用の第1の撮像装置と、第1の撮像装置よりも画素数の多い第2の撮像装置と、第1又は第2の撮像装置のいずれかを選択する選択手段と、TV電話の受信画像又は第2の撮像装置による撮像画像を表示する表示部とを備えて構成される。この様な構成により、TV電話のための動画像などの撮像には、第1の撮像装置を使用し、静止画像の撮影には、第2の撮像装置を使用し、必要とされる画像データ量に応じて、撮像装置を選択することができる。
【0018】
請求項4に記載の本発明による撮像装置搭載携帯電話機は、第1の撮像装置が、第2の撮像装置よりも低消費電力の撮像装置からなる。一般に、TV電話の撮像装置は、静止画等の撮像装置に比べ、長時間にわたる撮像を行う。このため、第1の撮像装置として低消費電力の撮像装置を採用することにより、携帯電話機の電池消耗を抑制することができる。
【0019】
請求項5に記載の本発明による撮像装置搭載携帯電話機は、第2の撮像装置が、第1の撮像装置よりも画像歪みの少ないレンズ構成からなる。この様な構成により、必要とされる画質に応じて、撮像装置を選択して撮影を行うことができる。例えば、自画像の場合よりも風景画の場合に、より高画質の撮影を行うことができる。また、TV電話等の動画の場合よりも風景画等の静止画の場合に、より高画質の撮影を行うことができる。
【0020】
請求項6に記載の本発明による撮像装置搭載携帯電話機は、第2の撮像装置の撮影画角が、第1の撮像装置の撮像画角よりも狭くなるように構成される。この様な構成により、自画像の場合には大きな画角で、風景画の場合は小さな画角で撮影することができ、いずれの場合にも最適な画角により撮像することができる。
【0021】
請求項7に記載の本発明による撮像装置搭載携帯電話機は、第1の撮像装置の光学系サイズが、第2の撮像装置の光学系サイズよりも小さくなるように構成される。この様な構成により、携帯電話機本体内に複数の撮像装置を搭載することができる。
【0022】
請求項8に記載の本発明による撮像装置搭載携帯電話機は、第1の撮像装置が、多数のCMOSセンサからなり、第2の撮像装置が、多数のCCDセンサからなる。この様な構成により、消費電力や感度等に応じて、撮像装置を選択して撮影を行うことができる。
【0023】
請求項9に記載の本発明による撮像装置搭載携帯電話機は、選択された撮像装置による撮像画像に対し画像処理を行う画像処理回路を備えて構成される。画像処理回路を共用化することにより、画像処理ASIC(Application Specific Integrated circuit)等の実装部品点数を削減することができる。このため、携帯電話機の低コスト化、小型化を図ることができる。
【0024】
請求項10に記載の本発明による撮像装置搭載携帯電話機は、第2の撮像装置が、携帯電話機本体に対し撮像方向を調整可能に構成される。この様な構成により、撮像時の操作性を向上させることができる。
【0025】
請求項11に記載の本発明による撮像装置搭載携帯電話機は、第2の撮像装置が、携帯電話機本体に着脱可能に搭載される。この様な構成により、通常時における携帯電話機の携帯性を損なうことなく、複数の撮像装置を使用することができる。
【0026】
請求項12に記載の本発明による撮像装置搭載携帯電話機は、携帯電話機本体内に内蔵された第1の撮像装置が、光学ズーム機能を有さず、携帯電話機本体内に着脱可能な第2の撮像装置が、光学ズーム機能を有するように構成される。光学ズーム機能を有する第2の撮像装置を着脱可能とすることにより、通常時における携帯電話機の携帯性を損なうことなく、ズーム撮影を選択することもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による撮像装置搭載携帯電話機の一構成例を示した図である。図中の(a)には撮像装置搭載携帯電話機を正面(前面)から見た状態が示され、(b)には背面から見た状態が示されている。図中の1は携帯電話機本体、2は第1の撮像装置、3は第2の撮像装置、4は液晶表示部、5はシャッタースイッチ、6は撮像装置選択スイッチ、7は数字キー群を示す。
【0028】
第1の撮像装置2は、一般にCIFサイズと呼ばれる10万画素の解像度を持つ1/7インチ光学系サイズのCMOSセンサを使用している。これに対し、第2の撮像装置3は、一般にVGAサイズと呼ばれる30万画素の解像度を持つ1/4インチ光学系サイズのCCDセンサを使用している。すなわち、第2の撮像装置3には、第1の撮像装置2と比べて、画素数が少なく、光学サイズが小さな撮像素子が使用されている。
【0029】
また、第1の撮像装置2は、光学レンズとして撮像画角が水平50度に設計された1群11枚レンズを使用している。これに対し、第2の撮像装置3は、光学レンズとして撮像画角が水平40度に設計された2群2枚レンズを使用している。すなわち、第2の撮像装置3には、第1の撮像装置2と比べて、レンズ枚数が多く画像歪みのより少ないレンズ構成が採用されるとともに、小さい画角が採用され、より遠い被写体の撮影に適している。
【0030】
また、第1の撮像装置2は、携帯電話機本体1の前面、すなわち、液晶表示部4、シャッタースイッチ5、撮像装置選択スイッチ6及び数字キー群7が設けられた操作面に取り付けられ、その撮影方向は、液晶表示部4の表示方向と同一であり、利用者側を撮影することができる。これに対し、第2の撮像装置3は、携帯電話機本体1の背面、すなわち、操作面とは逆の面に取り付けられ、利用者とは反対側を撮影することができる。
【0031】
この様に、本実施の形態1による携帯電話機本体1には、互いに仕様の異なる2個の撮像装置2及び3が搭載されている。すなわち、これらの撮像装置2及び3は、撮像素子の種類及び画素数などが異なっている。また、取付位置や撮影方向等も異なっている。
【0032】
次に、図1の撮像装置搭載携帯電話機の動作について説明する。携帯電話機の利用者は、キー操作を行って携帯電話機を撮像モードにする。撮像モードにおいて、利用者は、撮像装置選択スイッチ6を操作して、第1の撮像装置2又は第2の撮像装置3を任意に選択することができる。撮像装置2又は3の選択後にシャッタースイッチ5を操作すれば、選択された撮像装置により撮影を行うことができる。
【0033】
例えば、利用者が自画像を撮像したい場合であれば、撮像モードにおいて第1の撮像装置2を選択する。このとき、第1の撮像装置2によって撮影された画像が液晶表示部4に表示される。
【0034】
第1の撮像装置2は、その撮像方向が液晶表示部4の表示方向と同一であるため、利用者が自画像を撮像する際、ビュワーとしての液晶表示部4に表示された自画像を確認しながら撮影することができる。また、第1の撮像装置2は、携帯電話機本体1での取付面が撮影スイッチ5と同一のため、利用者が自画像を撮像する際にシャッタースイッチ5を操作しやすい。
【0035】
また、第1の撮像装置2の撮像方向が液晶表示部4の表示方向と同一であるため、第1の撮像装置2をTV電話の撮像装置として用いれば、利用者の自画像を撮像しながら、液晶表示部4に表示された相手の自画像を見ることができる。特に、TV電話などのような大容量の画像データ通信を行う際、第1の撮像装置2を使用できれば、少画素数であることから画像データ量を少なくすることができ、低消費電力であることから携帯電話機全体としての消費電力を抑制できるので、より望ましい。
【0036】
一方、利用者が景色等を撮像したい場合、すなわち、利用者の対面方向を撮影したい場合であれば、撮像モードにおいて第2の撮像装置3を選択する。このとき、第2の撮像装置3によって撮影された画像が液晶表示部4に表示される。利用者は、液晶表示部4に表示された画像を確認した後、撮像状態が所望の状態であれば、シャッタースイッチ5を押し、風景画像を記録することができる。
【0037】
第2の撮像装置3は、その撮像方向が液晶表示部4の表示方向とは逆方向であるため、第2の撮像装置を使用すれば、形態電話機を従来のデジタルカメラと同様に使用することができる。また、第2の撮像装置3は、携帯電話機本体1での取付面がシャッタースイッチ5と逆側であるため、利用者が自画像を撮像する際にシャッタースイッチ5を操作しやすい。
【0038】
また、第2の撮像装置3は、2群2枚のレンズを使用しているため、第1の撮像装置2よりも画像歪みが少なく、高画素数であるため、高解像度の高い画像データを得ることができる。
【0039】
本実施の形態によれば、携帯電話機本体1に仕様の異なる2個の撮像装置を搭載することにより、利用者が、被写体や撮像環境に応じて撮像装置を選択することができ、それぞれの状況や要求に応じた撮影をすることができる。
【0040】
特に、携帯電話機本体1の前面に第1の撮像装置2を搭載するとともに、背面に第2の撮像装置3を搭載することにより、風景撮影の場合には、第1の撮像装置2を使用し、自画像撮影の場合には、第2の撮像装置3を使用することができ、いずれの場合についても、操作性の良好な状態で撮像を行うことができる。
【0041】
さらに、第2の撮像装置3として、第1の撮像装置2よりも画素数の多い撮像装置を用いることによって、高解像度が問題となる場合が多い風景画等については高解像度で撮像可能とする一方、通信データ量が問題となるTV電話での自画像等については、低解像度でのみ撮影可能としている。このため、携帯電話機に2以上の撮像装置を搭載した場合のコストやサイズの増大を抑制することができる。
【0042】
また、第2の撮像装置3において、第1の撮像装置よりもレンズ数が多い高性能レンズを用いて歪み補償を行うことにより、高解像度の風景画等については、低解像度の自画像等の場合よりも、歪みを抑制した撮像を可能としている。つまり、解像度や用途に応じてレンズ構成を異ならせ、携帯電話機に2以上の撮像装置を搭載した場合のコストやサイズの増大を抑制することができる。
【0043】
また、第1の撮像装置2の撮像素子には、より消費電力の少ないCMOSセンサを用いる一方、第2の撮像装置3の撮像素子には、より高感度のCCDセンサを用いている。このため、暗い室内の風景を撮像する場合でも感度の良い撮影が可能であるとともに、TV電話として利用する場合の消費電力は抑制し、長時間通話を可能とすることができる。
【0044】
なお、本実施の形態では、第1の撮像装置の撮像素子を10万画素CMOSセンサ、第2の撮像装置の撮像素子を30万画素CCDセンサとしたが、例えば、第2の撮像装置の撮像素子は100万画素の撮像素子、あるいはCMOSセンサであってもよく、本発明は、本実施の形態の撮像素子の画素数に限定されない。
【0045】
また、第1の撮像装置の光学系サイズを1/7インチ、第2の撮像装置の光学系サイズを1/4インチとしたが、例えば、第2の撮像装置の光学系サイズは1/7インチのものであっても良く、本発明は、本実施の形態の光学系サイズに限定されるものではない。
【0046】
また、第1の撮像装置の光学レンズは撮像画角が水平50度に設計された1群1枚レンズ、第2の撮像装置の光学レンズは撮像画角が水平40度に設計された2群2枚レンズとしたが、例えば第2の撮像装置の光学レンズは1群1枚レンズであっても良く、本発明は、本実施の形態のレンズ構成に限定されるものではない。
【0047】
また、第1及び第2の撮像装置は、種々の光学系の仕様を異ならせることができる。例えば、画角、歪率、光透過率、レンズの構成、材質、赤外光遮断フィルターの性能又は有無、ARコートフィルターの性能又は有無、光学ズーム機能などである。
【0048】
また、第1の撮像装置の撮像方向を携帯電話の前面側に配置し、第2の撮像装置の撮像方向を携帯電話の背面側に配置したが、例えば第2の撮像装置の撮像方向を携帯電話の上方向に配置しても良く、本発明は、本実施の形態の撮像装置の撮像方向に限定されるものではない。
【0049】
また、本発明の実施の形態1では詳細を記載しなかったが、2つの撮像装置において、それぞれの撮像素子からは画像データのみを出力する構成とし、色合いの調整等の画像処理は共通の画像処理ASICとした、撮像装置搭載携帯電話機であっても良い。
【0050】
また、本実施の形態では、仕様の異なる2個の撮像装置を搭載した携帯電話機の場合の例について説明したが、撮像装置の数は3個以上であっても良く、その内の少なくとも1台の撮像装置の仕様を他の撮像装置の仕様と異なるようにすればよい。
【0051】
実施の形態2.
実施の形態1では、携帯電話機本体1の前面及び背面に撮像装置をそれぞれ配置する場合の例について説明したが、本実施の形態では、携帯電話機本体1の同一面に2個の撮像装置を配置する場合について説明する。
【0052】
図2は、本発明の実施の形態2による撮像装置搭載携帯電話機の一構成例を示した図である。図中の(a)には撮像装置搭載携帯電話機を正面(前面)から見た状態が示され、(b)には側面から見た状態が示されている。図中の1は携帯電話機本体、2は第1の撮像装置、3は第2の撮像装置、4は液晶表示部、5はシャッタースイッチ、6は撮像装置選択スイッチ、7は数字キー群を示す。
【0053】
第1の撮像装置2及び第2の撮像装置3は、ともに携帯電話機本体1の前面に取り付けられ、第1の撮像装置2は、第2の撮像装置3よりも先端側(上側)に取り付けられている。ここでは、携帯電話機本体1が、先端にいくほど、前面がより狭くなり、厚みがより薄くなっている。このため、第1の撮像装置2は、第2の撮像装置3よりも、より狭い空間に内蔵されている。
【0054】
図3は、図2の携帯電話機に搭載された第1の撮像装置2の外観を示した図である。図中の8はレンズマウント、9はレンズ、10は回路基板である。この回路基板10上には、一般にCIFサイズと呼ばれる10万画素の解像度を持つ1/7インチ光学系サイズのCMOSセンサ(不図示)が設けられている。このCMOSセンサにレンズマウント8を介してレンズ9が取り付けられている。
【0055】
図4は、図2の携帯電話機に搭載された第2の撮像装置3の外観を示した図である。図中の8はレンズマウント、9はレンズ、10は回路基板、11はメモリパッケージである。この回路基板10上には、一般にVGAサイズと呼ばれる30万画素の解像度を持つ1/4インチ光学系サイズのCCDセンサ(不図示)及びメモリパッケージ11が設けられている。このCCDセンサにレンズマウント8を介してレンズ9が取り付けられている。
【0056】
一般に、携帯電話機本体1は、中央部付近に液晶表示デバイスが配置されるため、携帯電話機本体1は、中央部付近が厚くなるのに対し、先端部付近は大型の部品が配置されず薄くすることができる。デザイン上の観点からも滑らかな形状であることが望ましい。このため、携帯電話機本体1は、通常、先端部が薄くなる形状をしている。
【0057】
第1の撮像装置2は、第2の撮像装置3に比べ、光学系サイズの小さなセンサを用いて、外径サイズが小型化されている。特に、レンズマウント8、レンズ9及びセンサの厚みや面積が小さくなっている。このため、第1の撮像装置2は、携帯電話機本体1の先端の薄くて狭い空間にも搭載することができる。このため、携帯電話機本体1のデザインを損なうことなく、2個の撮像装置を内蔵することができる。
【0058】
次に、図2の撮像装置搭載携帯電話機の動作について説明する。携帯電話機の利用者は、キー操作を行って携帯電話機を撮像モードにする。撮像モードにおいて、利用者は、撮像装置選択スイッチ6を操作して、第1の撮像装置2又は第2の撮像装置3を任意に選択することができる。撮像装置2又は3の選択後にシャッタースイッチ5を操作すれば、選択された撮像装置により撮影を行うことができる。
【0059】
例えば、利用者が自画像を撮像したい場合であれば、撮像モードにおいて第1の撮像装置2を選択する。このとき、第1の撮像装置2によって撮影された画像が液晶表示部4に表示される。第1の撮像装置2は、その撮像方向が液晶表示部4の表示方向と同一であるため、利用者が自画像を撮像する際、ビュワーとしての液晶表示部4に表示された自画像を確認しながら撮影することができる。
【0060】
一般に、携帯電話機をTV電話等の目的に使用する場合、自画像の動画データは、通常15〜30fpsのフレームレートが好ましく、人間の目で視認できない程度の画像ノイズについては、静止画像とは異なり、細部の画像補正をする必要はない。また、動画データの場合、第2の撮像装置3で行うような、メモリ11に画像データを取り込んで、高度な画像補正を行うことは、前記フレームレートの制約から困難である。
【0061】
すなわち、図2の撮像装置搭載携帯電話機では、利用者は、TV電話等15〜30fpsのフレームレートの動画撮像が必要な場合には、回路10上にメモリを含まない第1の撮像装置2を選択することができる。
【0062】
一方、高画質の静止画像を得たい場合、利用者は、第2の撮像装置3を選択する。第2の撮像装置3では、撮像した画像を、一旦、メモリ11に画像データとして記憶することにより、撮像装置が持つ画像ノイズや特異画素の補正を実施し、高画質の画像を得ることができる。すなわち、利用者は、パーソナルコンピューター等で取り扱うような高品質の静止画データが必要な場合は、第2の撮像装置3を選択することができる。
【0063】
本実施の形態によれば、携帯電話機の同一面に第1及び第2の撮像装置2,3を配置する際、第1の撮像装置2を第2の撮像装置3より小型にし、第1の撮像装置2を第2の撮像装置3より携帯電話機本体1の先端部に配置している。このため、携帯電話機のデザインを、携帯電話の先端部が薄くなるようにデザインすることができる。
【0064】
また、第2の撮像装置3をより高解像度、高感度の撮像装置とするとともに、画像補正のためのメモリを備え、第1の撮像装置2よりも高画質の撮像を行うことができる。このため、利用者が被写体や撮像環境に応じて撮像装置を選択でき、それぞれの状況や要求に応じた撮像をすることができる。
【0065】
なお、本実施の形態では、第1の撮像装置の撮像素子を10万画素CMOSセンサ、第2の撮像装置の撮像素子を30万画素CCDセンサとしたが、例えば、第2の撮像装置の撮像素子は100万画素の撮像素子、あるいはCMOSセンサであっても良く、本発明は、本実施の形態の撮像素子の画素数に限定されるものではない。
【0066】
また、第1の撮像装置の光学系サイズを1/7インチ、第2の撮像装置の光学系サイズを1/4インチとしたが、例えば、第2の撮像装置の光学系サイズは1/7インチのものであっても良く、本発明は、本実施の形態の光学系サイズに限定されるものではない。
【0067】
また、本実施の形態では、第1の撮像装置及び第2の撮像装置の撮像方向を携帯電話の前面側としたが、例えば第2の撮像装置の撮像方向を携帯電話の背面側としても良く、本発明は、本実施の形態の撮像装置の撮像方向に限定されるものではない。
【0068】
実施の形態3.
実施の形態1および2では、撮像方向が固定化された2個の撮像装置を携帯電話機本体に配置する場合の例について説明したが、本実施の形態では、一方の撮像装置を可動式とし、携帯電話機本体に対し撮像方向を調整可能とする場合について説明する。
【0069】
図5及び図6は、本発明の実施の形態3による撮像装置搭載携帯電話機の一構成例を示した斜視図であり、図5には、折り畳み式の携帯電話機本体を開いたときの状態が示され、図6には、折り畳み式の携帯電話機本体を閉じたときの状態が示されている。図中の1aはLCD側携帯電話機本体、1bはキー側携帯電話機本体、2は第1の撮像装置、3は第2の撮像装置、4は液晶表示部、5はシャッタースイッチ、6は撮像装置選択スイッチ、7は数字キー群、12はヒンジ部、13は切り欠き構造部である。
【0070】
この携帯電話機はいわゆる折り畳み式であり、携帯電話機本体1は、LCD側携帯電話機本体1a及びキー側携帯電話機本体1bにより構成される。2つの携帯電話機本体1a,1bは、ヒンジ部12を介して開閉可能に連結され、両者の前面側を対向させて、すなわち、液晶表示部4及びキー操作部5〜7を対向させて折り畳むことができる。
【0071】
第1の撮像装置2は、LCD側携帯電話機本体1aの前面側に配置され、第2の撮像装置3は、ヒンジ部12の中央付近に配置されている。第2の撮像装置3は、可動式の撮像装置であり、ヒンジ部12の回転軸を中心として、ヒンジ部12に対し回転可能に取り付けられている。
【0072】
また、LCD側携帯電話機本体1aは、ヒンジ部12の端部においてヒンジ部12に連結されるとともに、ヒンジ側12の中央付近には切り欠き構造部13が設けられている。この切り欠き構造部13は、第2の撮像装置3を回転させたとき、あるいは、携帯電話機本体1a,1bを開閉したときに、第2の撮像装置3の突起部が、LCD側携帯電話機本体1aと干渉しないように、第2の撮像装置に対応する位置に設けられている。
【0073】
図7は、図5の撮像装置搭載携帯電話機を折り畳んだ状態の側面図である。また、図8は、図5の撮像装置搭載携帯電話機を背面側から見た斜視図である。図中の14は、第2の撮像装置3の回転方向を示している。第2の撮像装置3を回転させることによって、図5及び図8に示す様に、第2の撮像装置3の撮影方向を携帯電話機の前面側及び背面側の任意の方向とすることができる。
【0074】
なお、第1及び第2の撮像装置2及び3は、異なる仕様の撮像装置であり、ここでは、撮像装置1には、一般にCIFサイズと呼ばれる10万画素の解像度を持つCMOSセンサが用いられ、撮像装置2には、一般にVGAサイズと呼ばれる30万画素の解像度を持つCCDセンサが用いられている。
【0075】
次に、図5〜図8の撮像装置搭載携帯電話機の動作について説明する。携帯電話機の利用者は、キー操作を行って携帯電話機を撮像モードにする。撮像モードにおいて、利用者は、撮像装置選択スイッチ6を操作して、第1の撮像装置2又は第2の撮像装置3を任意に選択することができる。撮像装置2又は3の選択後にシャッタースイッチ5を操作すれば、選択された撮像装置により撮影を行うことができる。
【0076】
例えば、利用者が自画像を撮像したい場合、例えば動画を低解像度で撮影したい場合であれば、撮像モードにおいて第1の撮像装置2を選択する。このとき、第1の撮像装置2によって撮影された画像が液晶表示部4に表示される。第1の撮像装置2は、その撮像方向が液晶表示部4の表示方向と同一であるため、利用者が自画像を撮像する際、ビュワーとしての液晶表示部4に表示された自画像を確認しながら撮影することができる。
【0077】
一方、利用者がパーソナルコンピュータなどで取り扱う目的で、高画質の静止画像を撮影したい場合であれば、撮像モードにおいて第2の撮像装置3を選択する。第2の撮像装置3は、30万画素のCCDセンサが用いられているので、第1の撮像装置2と比較すれば、高解像度の画像を得ることができる。
【0078】
このとき、第2の撮像装置3を回転させ、図8のように携帯電話機本体1の背面側に配置していれば、利用者の対面方向の風景などを高解像度で撮影することができる。また、第2の撮像装置3を回転させて、図5のように携帯電話機本体1の前面側に配置していれば、利用者の自画像を高解像度で撮影することができる。いずれの場合にも、ビュワーとしての液晶表示部4に表示された画像を確認しながら撮影することができる。
【0079】
本実施の形態によれば、携帯電話機に第1及び第2の撮像装置2,3を配置する際、第1の撮像装置2を撮像方向が固定された低解像度の撮像装置とし、第2の撮像装置3を撮像方向が調整可能な高解像度の撮像装置としている。このため、TV電話として使用する場合等のように低解像度で自画像を撮像したい場合には第1の撮像装置2を使用する一方、高解像度で自画像や風景を撮像したい場合には、第2の撮像装置3の撮像方向を調整して使用することができる。
【0080】
また、第2の撮像装置3は、回転させるだけで撮影方向を変化させ、携帯電話機の前面及び背面にわたって変化させることができる。このため、利用者は、ビュワーとしての液晶表示画面4を見ながら、様々な方向を撮像することができ、携帯電話機の操作性を向上させることができる。
【0081】
なお、本発明の実施の形態3では撮像装置搭載携帯電話機を折り畳み式の携帯電話機の例について説明したが、折り畳み式ではない携帯電話機でも、少なくとも一つの撮像装置を可動式とし、携帯電話機本体に搭載することにより、同様の効果が得られる。また、可動式の撮像装置は折り畳み式携帯電話のヒンジ部に搭載された携帯電話を例に説明したが、その他の場所であっても良い。
【0082】
また、第1の撮像装置の撮像素子を10万画素CMOSセンサ、第2の撮像装置の撮像素子を30万画素CCDセンサとしたが、例えば、第2の撮像装置の撮像素子は100万画素の撮像素子、あるいはCMOSセンサであっても良く、本発明は、本実施の形態の撮像素子の画素数に限定されるものではない。
【0083】
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、携帯電話機本体に複数の撮像装置が設けられた携帯電話機の場合の例について説明したが、本実施の形態では、これらの撮像装置の一部を着脱式とする携帯電話機の場合について説明する。
【0084】
図9は、本発明の実施の形態4による撮像装置搭載携帯電話機の一構成例を示した斜視図である。図中の1は携帯電話機本体、1aはLCD側携帯電話機本体、1bはキー側携帯電話機本体、2は第1の撮像装置、3は第2の撮像装置、4は液晶表示部、5はシャッタースイッチ、6は撮像装置選択スイッチ、7は数字キー群、12はヒンジ部である。
【0085】
この携帯電話機は、実施の形態3の場合と同様、LCD側携帯電話機本体1a及びキー側携帯電話機本体1bが、ヒンジ部12を介して開閉可能に連結され、両者の前面側を対向させて折り畳むことができる。
【0086】
第1の撮像装置2は、LCD側携帯電話機本体1aの前面側に配置され、第2の撮像装置3は、ヒンジ部12の一端に配置されている。第2の撮像装置3は、着脱式の撮像装置である。また、第2の撮像装置3は可動式の撮像装置であり、ヒンジ部12の回転軸を中心として、ヒンジ部12に対し回転可能に取り付けられている。
【0087】
図10は、携帯電話機本体1から第2の撮像装置3を着脱する際の様子を示した図である。第2の撮像装置3は、その突起部がヒンジ12の係合穴に挿入され、利用者によって着脱可能に取り付けられている。第2の撮像装置を着脱可能とすることにより、利用者は、必要に応じて、携帯電話機本体1への取り付け又は取り外しを行うことができる。
【0088】
図11は、第2の撮像装置3の回転方向を示した図である。図中の14は、携帯電話機本体1に取り付けた状態における第2の撮像装置3の回転方向を示している。第2の撮像装置を携帯電話機本体1に対し回転可能に取り付けることにより、撮像方向を利用者が任意に選択することができる。
【0089】
なお、第1及び第2の撮像装置2及び3は、異なる仕様の撮像装置であり、ここでは、撮像装置1には、一般にCIFサイズと呼ばれる10万画素の解像度を持つCMOSセンサが用いられ、撮像装置2には、一般にVGAサイズと呼ばれる30万画素の解像度を持つCCDセンサが用いられている。
【0090】
図12は、図9の撮像装置搭載携帯電話機において、第2の撮像装置3に代えて、第3の撮像装置15を取り付けた様子を示した図である。第2の撮像装置3の取り付け位置に、第2の撮像装置3とは異なる仕様の第3の撮像装置15が取り付けられている。この第3の撮像装置15は、第2の撮像装置と同様、ヒンジ部12に着脱可能かつ回転可能に取り付けられるが、光学式ズームレンズを搭載している点で異なる。なお、第1及び第2の撮像装置2,3は、光学式ズームレンズを備えない小型軽量の撮像装置であり、第3の撮像装置は、第1及び第2の撮像装置2,3に比べてサイズ及び重量がより大きくなる。
【0091】
次に、図9〜図12の撮像装置搭載携帯電話機の動作について説明する。携帯電話機の利用者は、キー操作を行って携帯電話機を撮像モードにする。撮像モードにおいて、利用者は、撮像装置選択スイッチ6を操作して、第1の撮像装置2又は着脱式の撮像装置(つまり第2の撮像装置3又は第3の撮像装置15)を任意に選択することができる。撮像装置の選択後にシャッタースイッチ5を操作すれば、選択された撮像装置により撮影を行うことができる。
【0092】
例えば、利用者が自画像を撮像したい場合、動画像を低解像度で撮影したい場合であれば、撮像モードにおいて第1の撮像装置2を選択する。このとき、第1の撮像装置2によって撮影された画像が液晶表示部4に表示される。第1の撮像装置2は、その撮像方向が液晶表示部4の表示方向と同一であるため、利用者が自画像を撮像する際、ビュワーとしての液晶表示部4に表示された自画像を確認しながら撮影することができる。
【0093】
一方、利用者がパーソナルコンピュータなどで取り扱う目的で、高画質の静止画像を撮影したい場合であれば、撮像モードにおいて第2の撮像装置3を選択する。第2の撮像装置3は、30万画素のCCDセンサが用いられているので、第1の撮像装置2と比較すれば、高解像度の画像を得ることができる。また、第2の撮像装置3を回転させれば、ビュワーとしての液晶表示部4に表示された画像を確認しながら、任意の方向に向けて撮像することができる。
【0094】
ここで、利用者は、常に高画質の静止画像を撮像するわけではない。このため、高画質の静止画像の撮像が不要なときは、図10に示したように、ヒンジ部12に装着される第2の撮像装置3を取り外して携帯することができる。
【0095】
また、利用者が第1の撮像装置2や第2の撮像装置3によって撮影可能な画像以外の撮影をしたい場合、例えば望遠の撮影をしたい場合などには、図12に示したように、光学式ズームレンズを搭載した第3の撮像装置15をヒンジ部12に装着するとともに、撮像モードにおいて第3の撮像装置15を選択する。
【0096】
本実施の形態によれば、携帯電話機に第1及び第2の撮像装置2,3を搭載する際、低解像度の第1の撮像装置2を内蔵するとともに、高解像度の第2の撮像装置3を着脱可能としている。このため、利用者は、第2の撮像装置が不要な場合には、携帯電話機本体から取り外すことができ、携帯電話機の携帯性を向上させることができる。
【0097】
さらに、利用者は、必要に応じて、第2の撮像装置3とは仕様の異なる第3の撮像装置15を装着することができ、様々な撮像装置を選択し、多様な撮像画像の撮影を行うことが可能となる。特に、第3の撮像装置として、ズームレンズ付撮像装置を使用可能とすることにより、通常時の携帯性を損なうことなく、ズーム画像を撮影可能とすることができる。
【0098】
なお、着脱可能な撮像装置と、少なくとも一つのそれ以外の撮像装置の周辺回路素子、例えば色合いの調整等の画像処理ASICを共通としても良い。この場合、撮像装置搭載携帯電話機の実装部品点数を削減でき、携帯電話の小型化が可能である。
【0099】
また、本実施の形態では、第1の撮像装置の撮像素子を10万画素CMOSセンサ、第2の撮像装置の撮像素子を30万画素CCDセンサ、第3の撮像装置は光学式ズームレンズを搭載した撮像装置としたが、例えば、第3の撮像装置は、100万画素の撮像素子としても良く、本発明は、本実施の形態の撮像素子の画素数や光学レンズの種類に限定するものではない。
【0100】
【発明の効果】
本発明によれば、ひとつの携帯電話機本体に仕様の異なる2つ以上の撮像装置が搭載されているため、利用者が被写体や撮像環境に応じて撮像装置を選択でき、それぞれの状況や要求に応じた撮影をすることができる。
【0101】
また、携帯電話機本体の前面に表示部及び第1の撮像装置を配置するとともに、携帯電話機本体の背面に画素数の多い第2の撮像装置を配置しているため、被写体に応じた画質で撮影をすることができる。また、TV電話用の撮像装置と、より画素数の多い撮像装置を備えているため、画像データ量に応じた撮影をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による撮像装置搭載携帯電話機の一構成例を示した図である。
【図2】本発明の実施の形態2による撮像装置搭載携帯電話機の一構成例を示した図である。
【図3】図2の携帯電話機に搭載された第1の撮像装置2の外観を示した図である。
【図4】図2の携帯電話機に搭載された第2の撮像装置3の外観を示した図である。
【図5】本発明の実施の形態3による撮像装置搭載携帯電話機の一構成例を示した斜視図であり、折り畳み式の携帯電話機本体を開いたときの状態が示されている。
【図6】本発明の実施の形態3による撮像装置搭載携帯電話機の一構成例を示した斜視図であり、折り畳み式の携帯電話機本体を閉じたときの状態が示されている。
【図7】図5の撮像装置搭載携帯電話機を折り畳んだ状態の側面図である。
【図8】図5の撮像装置搭載携帯電話機を背面側から見た斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態4による撮像装置搭載携帯電話機の一構成例を示した斜視図である。
【図10】携帯電話機本体1から第2の撮像装置3を着脱する際の様子を示した図である。
【図11】第2の撮像装置3の回転方向を示した図である。
【図12】図9の撮像装置搭載携帯電話機に光学式ズームレンズ付きの撮像装置を取り付けた様子を示した斜視図である。
【図13】従来の撮像装置搭載携帯電話機の構成を示した図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機本体、1a LCD側携帯電話機本体、
1b キー側携帯電話機本体、2 第1の撮像装置、3 第2の撮像装置、
4 液晶表示部、5 シャッタースイッチ、6 撮像装置選択スイッチ、
7 数字キー群、8 レンズマウント、9 レンズ、10 回路基板、
11 メモリパッケージ、12 ヒンジ部、13 切り欠き構造部、
14 回転方向、15 第3の撮像装置
Claims (12)
- 相互に仕様の異なる複数の撮像装置と、これらの撮像装置のうちいずれか1つの撮像装置を選択する選択手段と、選択された撮像装置による撮像画像を表示可能な表示部とを備えたことを特徴とする撮像装置搭載携帯電話機。
- 携帯電話機本体の前面に配置された第1の撮像装置と、携帯電話機本体の背面に配置され、第1の撮像装置よりも画素数の多い第2の撮像装置と、第1又は第2の撮像装置のいずれかを選択する選択手段と、携帯電話機本体の前面に配置され、選択された撮像装置による撮像画像を表示する表示部とを備えたことを特徴とする撮像装置搭載携帯電話機。
- TV電話用の第1の撮像装置と、第1の撮像装置よりも画素数の多い第2の撮像装置と、第1又は第2の撮像装置のいずれかを選択する選択手段と、TV電話の受信画像又は第2の撮像装置による撮像画像を表示する表示部とを備えたことを特徴とする撮像装置搭載携帯電話機。
- 第1の撮像装置は、第2の撮像装置よりも低消費電力の撮像装置からなることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置搭載携帯電話機。
- 第2の撮像装置が、第1の撮像装置よりも画像歪みの少ないレンズ構成からなることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置搭載携帯電話機。
- 第2の撮像装置の撮影画角が、第1の撮像装置の撮像画角よりも狭いことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置搭載携帯電話機。
- 第1の撮像装置の光学系サイズが、第2の撮像装置の光学系サイズよりも小さいことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置搭載携帯電話機。
- 第1の撮像装置が、多数のCMOSセンサからなり、第2の撮像装置が、多数のCCDセンサからなることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置搭載携帯電話機。
- 選択された撮像装置による撮像画像に対し画像処理を行う画像処理回路を備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置搭載携帯電話機。
- 第2の撮像装置が、携帯電話機本体に対し撮像方向を調整可能であることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置搭載携帯電話機。
- 第2の撮像装置が、携帯電話機本体に着脱可能に搭載されることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置搭載携帯電話機。
- 携帯電話機本体内に内蔵された第1の撮像装置が、光学ズーム機能を有さず、携帯電話機本体内に着脱可能な第2の撮像装置が、光学ズーム機能を有することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置搭載携帯電話機。
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