JP4211973B2 - カメラ付携帯端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ付携帯端末装置に関し、詳細には、携帯端末装置全体の厚みを薄くすることのできるカメラ付携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、携帯電話機などの携帯端末装置においては、カメラ機能部を筐体に内蔵させ、そのカメラ機能部で撮影した静止画像や動画像を、通信機能を用いて相手先に送信する技術が実用化されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、携帯電話機では、文字情報のみならず人の顔などを撮影した画像情報を電子メール機能などを利用して相手方に送信することができるといった使い方が可能となる。
【0003】
ところで、近年、カメラに対する解像度のさらなる要求があり、メガピクセルという高解像度が携帯電話機に求められるようになってきた。カメラ機能部の解像度が増大した場合、その光学的精度を維持するためには、撮像素子(センサー部)の周縁部を含め画像を均一に素子上に投影する必要があることから、一般に複数枚のレンズが必要になる。
【0004】
このように、複数枚のレンズを使用すると、撮像素子とレンズとからなるカメラモジュールの厚みが増す。従来、撮像素子とレンズは一体化して使用されていたため、撮像素子とレンズからなるカメラモジュールを携帯電話機の筐体内に内蔵させた場合には、筐体の小型化の妨げになる。また、カメラモジュールは、一般的に回路基板上に設けられることが多いため、特に厚み方向の小型化の妨げになる。
【0005】
ところで、カメラ機能部を携帯電話機に搭載した場合、使用者の顔写真や風景などの一般的な撮影だけでなく、これらに付加価値を付けて他の様々な被写体を撮影することができるようになれば、そのカメラの機能を充分に発揮させることができ、これによって使用者の需要も増大することになる。カメラの機能を高める方法として考えられることは、例えば、種々の用途向けに作られたレンズを筐体に装着して望遠機能や広角機能、或いは近接ズーム機能などを付加することである。
【0006】
しかしながら、このような高機能化を図るに際して、これら望遠レンズなどの特殊レンズを取り付けると、筐体に対してレンズ部分が突出した状態となり、携帯電話機全体が大型化し、取り扱いも不便になる。また、望遠レンズなどの特殊レンズを使用しない場合には、特殊レンズを別途携帯し、該特殊レンズを使用する場合には、前記特殊レンズを筐体に着脱する必要がある。このように、撮影モードを変えようとする度にレンズ交換をしなくてはならないため、使い勝っての点で実用的には使い難くなることが予想される。
【0007】
そこで、この課題を解決するために、CCDカメラを本体ケースに対して回動可能に設け、撮影モードに応じてCCDカメラを、該本体ケースに取り付けた望遠レンズ又は広角レンズと対向する位置に回転させるようにした、移動体通信装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
しかしながら、この移動体通信装置では、同一の本体ケースにCCDカメラと2種類の特殊レンズを内蔵させた構成であるため、メガピクセルでの撮影用に複数枚のレンズを組み合わせた高精度レンズを使用すれば、筐体の大型化を招くことになる。
【0009】
この他、同一の本体ケースに異なる方向に向けた複数のカメラモジュールを設置し、その各カメラモジュールと対応した位置に撮像素子を配置することで、機械的な操作を行わずに、各特殊レンズによる撮影を行う方法が実用化されている。この方法の場合、複数のセンサー部が必要となるため、本体ケースの体積やコスト上においてデメリットがある。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−253124号公報(第2頁及び第3頁、第1図及び第2図)
【特許文献2】
特開2002−271679号公報(第3頁及び第4頁、第1図及び第6図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
このように、これまでの技術では、同一の筐体にレンズと撮像素子からなるカメラモジュールを設けた構造であるため、メガピクセルでの撮影用に高解像度レンズを使用する場合は、筐体の厚みが厚くなり、筐体全体の薄型化を実現することができない。
【0012】
特に、近年、ユーザーの要望などによって、携帯電話機の薄型化の要求があるため、非常に限られたスペースでカメラ機能部を搭載させる必要性があり、この要求をできる限り満たす工夫がなされている。
【0013】
そこで、本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、筐体の厚みを厚くすることなくカメラ機能部の光学特性を簡単に切り替えることができ、また、種々の特殊な画像を撮影することができるカメラ付携帯端末装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、二つの筐体からなる端末本体にカメラ機能部が設けられたカメラ付携帯端末装置である。この端末本体に設けられたカメラ機能部は、一方の筐体に回転自在に設けられ、撮像面を外方へ望ませるように撮像素子が固定された回転体と、回転体の回転によって、一方の筐体の表面と裏面にそれぞれ撮像面が向けられる撮像素子と、他方の筐体に固定され、二つの筐体が重ねられると共に回転体の回転によって撮像素子の撮像面が対向配置されたときに、撮像素子の撮像面上への結像を行う第1のレンズとを有している。
【0015】
本発明の携帯端末装置によれば、一方の筐体に回転自在に設けた回転体に撮像素子を固定し、該撮像素子が設けられた筐体とは別の筐体に第1のレンズを設けた構成としたので、レンズと撮像素子をモジュール化して同一の筐体に設けたものに比べて、端末本体全体の厚みを薄くできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態は、一方の筐体に撮像素子を設け、他方の筐体にレンズを設けることによって、端末本体全体の薄型化を図ったものである。
【0017】
[カメラ付携帯端末装置の構成]
本実施の形態のカメラ付携帯端末装置1は、図1に示すように、一方の筐体である第1の筐体2と他方の筐体である第2の筐体3とにより端末本体を構成し、お互いの連結部分に設けられた回転機構部4を中心として水平方向に回動自在とされ、第1の筐体2の上に第2の筐体3が重ねられた状態と、第1の筐体2と第2の筐体3が所定角度に開いた状態とされる、いわゆる面内方向で折り畳み自在な携帯端末装置である。このカメラ付携帯端末装置1には、例えば人や風景などの被写体を撮影するためのカメラ機能部が設けられている。
【0018】
カメラ機能部は、第1の筐体2に回転自在に設けられた回転体と、この回転体の内部に固定される撮像素子(センサー素子)と、第1の筐体2と第2の筐体3が重ねられたときに前記撮像素子と対向配置されて撮影可能状態となる、前記第2の筐体3に設けられた第1のレンズ5と、前記回転体の回転によって前記撮像素子と対向配置されて撮影可能となる、第1の筐体2に固定された第2のレンズとを有している。
【0019】
回転体6は、図2及び図3に示すように、内部を空洞とした円筒体として形成されており、その軸芯方向の一端側に、この回転体6を回転させるためのダイヤル部7を有している。ダイヤル部7は、回転体6の直径よりも若干大きな径とした円盤として形成されている。このダイヤル部7の外周部には、指などによって回転体6を回転させ易くするための突起部8が形成されている。
【0020】
そして、この回転体6の軸芯方向における両端部には、当該回転体6を回転自在に支持するための図示しない軸受けに支持される回転軸9a,9bが形成されている。一方の回転軸9aは、回転体6の他端側に形成され、他方の回転軸9bは、ダイヤル部7に形成されている。また、この回転体6には、当該回転体6の内部に固定された撮像素子10の撮像面10aと対向する位置に、この撮像面10aを外方へ望ませるための撮影用孔部11が形成されている。
【0021】
撮像素子10は、図2及び図3に示すように、回転体6の内部に固定された基板12上に設けられている。かかる撮像素子10には、例えばCMOSやCCDで代表される半導体素子が使用される。この半導体素子は、シリコンチップのみの場合、例えば100万画素程度のもので、厚みが0.5mm程度で3〜4mm四方のサイズである。したがって、通常の2つ折りに折り畳み可能とされた携帯電話機の片側筐体の実用的な厚みである8〜10mmのスペース内には充分入る大きさである。
【0022】
このように、回転体6の内部に固定された基板12上の撮像素子10は、当該回転体6が回転すると、この回転体6に伴って回転し、その撮像面10aを図3(a),(b)で示すように第1の筐体2の表面2aまたは裏面2bに向けることになる。
【0023】
第1の筐体2の表面2aには、図1に示すように、ダイヤル部7の一部が突出している。ユーザは、このダイヤル部7を指などで回転させることによって、第1の筐体2内に内蔵させた回転体6を回転させて撮像素子10の向きを変えることができる。また、第1の筐体2の表面2aには、撮像素子10の撮像面10aを外方へ臨ませるための孔部13が形成されている。この孔部13には、回転体6内または第1の筐体2内への塵埃などの侵入を防止するための透明なガラスやプラスチックなどからなる板(図示は省略する)が嵌め込まれている。また、第1の筐体2の表面2aには、マイクロフォン14やテンキー15などが設けられている。
【0024】
この一方、第1の筐体2の裏面2bには、図3及び図4に示すように、第2のレンズ16が設けられている。第2のレンズ16は、第1の筐体2の裏面2bの一部を膨出させた膨出部17の先端に突出形成されたレンズ収容部18に固定されている。この第2のレンズ16は、前記回転体6を回転させても動かないようになっている。かかる第2のレンズ16は、低・中解像度撮影用のレンズであり、例えば凸レンズなどの1枚のレンズからなる。ここで定義する低・中解像度撮影用のレンズは、例えば30万画素程度の解像度を持つレンズである。この程度の解像度のレンズであれば、複数のレンズを必要としないため、上記した程度の厚みを持った筐体でも充分に、この第2のレンズ16を第1の筐体2に設置することができる。
【0025】
なお、第1の筐体2の裏面2bには、ユーザがダイヤル部7を指などで回転させることによって、当該第1の筐体2内に内蔵させた回転体6を回転させて撮像素子10の向きを変えるための該ダイヤル部7の一部が突出している。また、この第1の筐体2の裏面2bには、例えばカメラ機能部によって撮影するときにモニターとして利用し得る表示装置である第2の表示部19が設けられている。第2の表示部19は、サブ液晶として利用されるものである。
【0026】
第1のレンズ5は、図1、図5及び図6に示すように、第2のレンズ16よりも解像度の高い高解像度撮影用のレンズであり、複数枚のレンズから構成されている。本実施の形態では、第1のレンズ5を3枚のレンズ5a、5b、5cで構成し、これら3枚のレンズ5a、5b、5cを、第2の筐体3内に設けたレンズ支持部材20に固定させている。ここで定義する高解像度撮影用のレンズは、例えば100万画素(メガピクセル)程度の解像度を持つレンズである。100万画素程度の解像度の場合、3つのレンズ5a、5b、5cを所定間隔(所定ギャップ)を持って重ねた場合には5〜8mm程度の厚みを必要とするが、筐体の厚みが9〜10mm程度であれば充分に第1のレンズ5を第2の筐体3に収容することができる。
【0027】
第2の筐体3の表面3aから裏面3bに順次所定間隔を置いて配置固定されたレンズ5a、5b、5cのうち、表面3aに近い側のレンズ5aと中間のレンズ5bとが結像レンズとされ、裏面3bに近い側のレンズ5cが補正レンズとされている。結像レンズとして機能する2つのレンズ5a、5bは、2枚で凸レンズの役目をし、主に結像に寄与する。補正レンズとして機能するレンズ5cは、前記2つのレンズ5a、5bで結像された光の光路長などを調整し、その奥にある撮像素子10の撮像面10aに焦点を合わせる役目をする。
【0028】
高解像度撮影用のレンズ5a、5b、5cは、光軸と呼ばれる中心線の精度が要求され、100万画素程度の解像度の場合、半径方向に約10μmずれた場合でも収差などの解像度劣化を生じる。但し、解像度劣化が生じるのはレンズ5a、5b、5c間の光軸ずれが起こる場合であり、レンズ5a、5b、5cと撮像素子10間の光軸がずれたとしても撮像面10a上での結像位置がずれるのみで解像度劣化は生じない。本実施の形態では、これら3枚のレンズ5a、5b、5cは、それぞれの位置を固定するレンズ支持部材20に位置決め配置されているため、第1の筐体2と第2の筐体3の重なり合う位置が多少ずれた場合でも解像度劣化は起こらない。
【0029】
なお、第2の筐体3の表面3aと裏面3bには、それぞれレンズ5a、5b、5cを外方に臨ませるための開口孔21、22が形成されている。また、第2の筐体3の表面3aには、カメラ機能部によって撮影するときにモニターとして利用し得る表示装置である第1の表示部23が設けられている。この第1の表示部23は、通常、通話する場合や電子メールを作成する場合の表示画面として使用されるが、カメラ撮影時には、モニターとして利用される。また、この第2の筐体3の表面3aには、スピーカ24が設けられている。
【0030】
以上のようにして構成されたカメラ付携帯端末装置1では、撮像素子10を第1の筐体2に設け、第1のレンズ5を第2の筐体3に設けた構成、つまり撮像素子10と第1のレンズ5を分離して設けたので、端末本体全体の厚みを薄くすることができる。すなわち、従来は、レンズと撮像素子を一体化したカメラモジュールとして一方の筐体に内蔵させていたため、前記レンズを高解像度用のレンズとした場合、複数枚のレンズから構成されるため、どうしても筐体の厚みが厚くなってしまう。しかしながら、本実施の形態のカメラ付携帯端末装置1では、一方の筐体(第1の筐体2)に撮像素子10を設け、他方の筐体(第2の筐体3)にレンズ(第1のレンズ5)を設けているため、両方の筐体2,3を合わせた端末本体全体の厚みを薄くすることができる。
【0031】
[カメラ撮影動作]
次に、上述のように構成されたカメラ付携帯端末装置1でのカメラ撮影動作について説明する。
【0032】
図5に示すように、第1の筐体2と第2の筐体3を重ね合わせ、ダイヤル部7を指などで操作して回転体6を回転させることによって、撮像素子10を第1のレンズ5と対向させる。撮像素子10と第1のレンズ5が直線上に並び、且つ撮像素子10の撮像面10aが第1のレンズ5の方向を向いているときに、第1のレンズ5を通して撮影が可能となる。
【0033】
図5では、3枚のレンズ5a、5b、5cからなる第1のレンズ5を介して撮影されるため、高解像度の撮影を行うことができる。この例では、ダイヤル部7を回して回転する回転体6に固定された撮像素子10は、第1のレンズ5の焦点の当たる位置に置かれ、その焦点が撮像面10aの全面に結ばれるようになっている。ユーザは、第2の筐体3に設けられた第1の表示部23に表示された被写体を見ながら、その被写体を撮影することができる。図5の使用形態は、例えば自画像を撮影する場合に好適である。この場合には、自画像は、高解像度で撮影されることになる。
【0034】
図6では、撮像素子10と第2のレンズ16が直線上に並び、且つ撮像素子10の撮像面10aが第2のレンズ16の方向を向いているときに、第2のレンズ16を通してカメラ撮影が可能となる。図6では、1枚のレンズからなる第2のレンズ16を通して撮影されるため、低・中解像度の撮影を行うことができる。この例では、ダイヤル部7を回して回転する回転体6に固定された撮像素子10は、第2のレンズ16の焦点の当たる位置に置かれ、その焦点が撮像面10aの一部に結ばれるようになっている。
【0035】
なお、第2のレンズ16は、1枚レンズのため収差などの影響により、撮像面10a上に焦点を結像させた場合でも焦点が数画素分に亘って広がり、図5の場合ほど解像度が上がらない。但し、この場合は、数画素を1画素として扱えるため、感度向上が期待できる。また、第2のレンズ16を通して撮影を行う場合は、第1の筐体2と第2の筐体3が重ねられた状態またはこれら第1の筐体2と第2の筐体3が開いた状態の何れの場合でも撮影することができる。
【0036】
この例では、ユーザは、第2の筐体3に設けられた第1の表示部23に表示された被写体を見ながら、その被写体を撮影することができる。図6の使用形態は、例えば風景などを撮影する場合に好適である。この場合には、風景などは、低・中解像度で撮影されることになる。また、図6の使用形態においては、第1の筐体2に設けられた第2の表示部19を見ながら自画像を撮影することもできる。この場合の自画像は、低・中解像度での撮影となる。
【0037】
また、第1の筐体2と第2の筐体3を開いてカメラ撮影する場合には、第2の筐体3に設けられた第1の表示部23を見ながら第2のレンズ16を通して撮影することもできる。その場合は、低・中解像度撮影用の第2のレンズ16を通して風景などの撮影が行える。同じく、第1の筐体2と第2の筐体3を開いた状態でカメラ撮影する場合、第1の筐体2に設けられた第2の表示部19を見ながら自画像を撮影することもできる。
【0038】
このように、第2の表示部19を第1の筐体2に設けることによって、撮影バリエーションがより一層増え、ユーザに対してカメラ撮影に対する付加価値を高めることができる。
【0039】
[その他の実施の形態]
以上、本発明を適用した具体的な実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態に制限されることなく種々の変更が可能である。
【0040】
例えば、図7に示すように、第1の筐体2には、高解像度撮影用の第1のレンズ5を設け、第2の筐体3には、回転体6、撮像素子10及び第2のレンズ16を設けるようにしてよい。
【0041】
この図7の場合、第1のレンズ5を通してカメラ撮影するには、第1の筐体2と第2の筐体3を重ね合わせ、ダイヤル部7を回転操作して回転体6を回転させて撮像素子10を第1のレンズ5と対向させる。これにより、第1の表示部23に表示された風景などの被写体を見ながら高解像度用の第1のレンズ5を通しての撮影が可能となる。
【0042】
第2のレンズ16を通してカメラ撮影するには、第1の筐体2と第2の筐体3を重ね合わせるか、または第1の筐体2と第2の筐体3を開いた状態とし、ダイヤル部7を回転操作して回転体6を回転させて撮像素子10を第2のレンズ16と対向させる。これにより、第1の表示部23または第2の表示部19に表示された自画像または風景などの被写体を見ながら低・中解像度用の第2のレンズ16を通しての撮影が可能となる。
【0043】
第1の筐体2と第2の筐体3を重ね合わせて閉じた状態でカメラ撮影をする場合は、第1の表示部23を見ながらの自画像の撮影、または第2の表示部19を見ながらの風景などの撮影になる。第1の筐体2と第2の筐体3を開いた状態でカメラ撮影する場合は、第2の表示部19を見ながらの風景などの撮影、または第1の表示部23を見ながらの自画像の撮影になる。
【0044】
図8は、第1のレンズ5を、第2の筐体3に対して着脱自在な構造とした例を示す。第1のレンズ5は、図9に示すように、光学特性の異なる2種類の特殊レンズ25、26で、これら特殊レンズ25、26をレンズ保持部材27に保持させている。レンズ保持部材27は、第1の筐体2の側面に形成されたスロット28に挿入され得る程度の大きさとされた長方体形状をなし、所定位置に形成したそれぞれのレンズ装着孔29に前記特殊レンズ25、26を固定させている。そして、これら特殊レンズ25、26は、複数枚のレンズが光軸ずれしないように各レンズの中心線を固定したまま前記レンズ装着孔29に固定されている。
【0045】
第1の筐体2の表面2aには、前記スロット28が形成された位置に、特殊レンズ25、26を外方へ臨ませるための開口孔30が形成されている。レンズ保持部材27をスロット28の奥まで挿入させると、挿入方向手前側の特殊レンズ26が前記開口孔30と対向する位置に設けられ、レンズ保持部材27をスロット28の中途部まで挿入させると(図8に示す状態)、挿入方向奥側の特殊レンズ25が前記開口孔30と対向する位置に設けられる。
【0046】
なお、レンズ保持部材27は、それぞれの特殊レンズ25、26が開口部30と対向した位置にあるときにはスロット28から不用意に取り出し不可能なようにロック手段(図示は省略する)によってロックされている。ロックを解除するには、レンズ保持部材27を押し込むことによって解除する。この操作によって、スロット28からレンズ保持部材27を取り出すことができる。
【0047】
この実施の形態のように、光学特性の異なる2種類の特殊レンズ25、26を固定させたレンズ保持部材27をスロット28に挿入し、撮影の用途に応じてそのレンズ保持部材27のスロット28への挿入位置を決定すれば、1つの撮像素子10で3種類の特殊撮影を行うことができる。例えば、一方の特殊レンズ25を望遠レンズとし、他方の特殊レンズ26を近接ズームレンズ(マクロレンズ)とすることで、望遠撮影及びマクロ撮影を1台のカメラ付携帯端末装置1で実現できる。この他、特殊レンズ25、26として広角レンズや魚眼レンズなどをレンズ装着孔29に嵌め込んだレンズ保持部材27を別途用意しておけば、撮影用途に応じて数種類用意したレンズ保持部材27の中から所望のレンズ保持部材27を選択し、その選択したレンズ保持部材27をスロット28に抜き差しすることで、光学特性の異なる種々の画像の撮影を簡単に実現できる。
【0048】
図10は、略円盤形状のダイヤル31に、光学特性の異なる4種類の特殊レンズ32、33、34、35を円環状に配置し、ダイヤル31を回転させて撮影する用途に応じたこれら特殊レンズ32、33、34、35の中から選択したレンズを、前記第1の筐体2に形成した開口孔30と対向配置させることにより、カメラ撮影を行うように構成した例である。
【0049】
ダイヤル31は、図10及び図11に示すように、中心部に形成された回転軸36を有し、その回転軸36を中心として前記第1の筐体2内で回転自在とされている。このダイヤル31の外周部には、指などによって当該ダイヤル31を回転させ易くするための突起部37が形成されている。そして、このダイヤル31には、所定位置に形成されたレンズ装着孔38に前記特殊レンズ32、33、34、35を固定させている。
【0050】
なお、ダイヤル31は、それぞれの特殊レンズ32、33、34、35が開口部30と対向した位置にあるときには、その位置がずれないように回転防止手段(図示は省略する)によってロックされる。このように、ダイヤル31をロックしておけば、不用意にダイヤル31に触ってしまって撮影時に特殊レンズ32、33、34、35と開口部30との位置ずれを防止できる。
【0051】
この実施の形態のように、第1の筐体2内に回転自在に設けたダイヤル31に、光学特性の異なる数種類の特殊レンズ32、33、34、35を固定させておけば、ダイヤル31を回すだけで撮影用途に応じたカメラ撮影を簡単に実現することができる。特に、この実施の形態では、特殊レンズ32、33、34、35を第1の筐体2に対して抜き差しする必要がないため、使い勝ってが良く、取り扱い性も向上する。
【0052】
図12及び図13は、第1の表示部23が設けられた第2の筐体3に対して、テンキー15が設けられた第1の筐体2をスライド自在に収納可能とする、いわゆるスライド式のカメラ付携帯端末装置1に、本発明を適用した例である。
【0053】
このカメラ付携帯端末装置1では、図1のカメラ付携帯端末装置1と同様に、第1の筐体2に回転体6、撮像素子10及び第2のレンズ16が設けられ、第2の筐体3に第1のレンズ5が設けられた構成とされており、第1の筐体2が第2の筐体3に対してスライド自在である他は図1のカメラ付携帯端末装置1と同じである。
【0054】
図12に示すように、第1の筐体2が第2の筐体3から引き出された状態にある場合は、ダイヤル部7の回転操作によって回転された回転体6に固定された撮像素子10を第2のレンズ16と対向する位置に配置させることによって、第1の表示部23に表示された被写体を見ながら風景などの被写体を撮影することができる。
【0055】
図13に示すように、第1の筐体2が第2の筐体3に収納された状態にある場合は、第1のレンズ5を通しての撮影と、第2のレンズ16を通しての撮影が行える。第1のレンズ5を通して撮影を行う場合は、ダイヤル部7を操作して回転体6を回転させ、この回転体6に固定された撮像素子10を第1のレンズ5と対向させた位置に配置させることによって、第1の表示部23に表示された被写体を見ながら自画像などを撮影することができる。
【0056】
この一方、第2のレンズ16を通して撮影を行う場合は、ダイヤル部7を操作して回転体6を回転させ、この回転体6に固定された撮像素子10を第2のレンズ16と対向させた位置に配置させることによって、風景などを撮影することができる。
【0057】
なお、このスライド式のカメラ付携帯端末装置1においては、前述した例のように、第1の筐体2には第1のレンズ5を設け、第2の筐体3には回転体6、撮像素子10及び第2のレンズ16を設けるようにしても構わない。そうすることによって、風景などを撮影する場合は、第1のレンズ5を通した高解像度で撮影することができ、自画像などを撮影する場合は、第2のレンズ16を通した低・中解像度で撮影することができる。
【0058】
また、このスライド式のカメラ付携帯端末装置1においては、図8で示したような数種類の特殊レンズ25、26を保持したレンズ保持部材27を抜き差しするようにしても良いし、図10で示したような光学特性の異なる特殊レンズ32、33、34、35を保持させたダイヤル31を回転させることによって、撮影用途に応じたレンズを選択してカメラ撮影を行うようにしてもよい。または、第1の筐体2の裏面2bに、サブ液晶としての第2の表示部19を設けるようにしてもよい。
【0059】
以上は、本発明を携帯電話機に適用した例としたが、PDA(Personal Digital Assistant )などの携帯端末装置に本発明を適用しても同様の作用効果が得られる。特に、通信機能を備えたPDAでは、カメラ撮影した画像を電子メールによって任意の相手に送信することが可能となる。
【0060】
【発明の効果】
本発明のカメラ付携帯端末装置によれば、撮像素子を一方の筐体に固定し、第1のレンズを別の筐体に分離して設けたので、これら撮像素子とレンズを一体化したカメラモジュールを同一の筐体に配置する場合に比べて、二つの筐体からなる端末本体全体の厚みを薄くすることができる。
【0061】
また、本発明のカメラ付携帯端末装置によれば、上記した効果に加えて、撮像素子を回転体に固定して回転自在とし、光学特性の異なる第1のレンズと第2のレンズとを別々の筐体に配置し、撮影用途に応じて回転体を回転させてそれぞれのレンズに撮像素子を対向配置させて撮影可能としているので、1つの撮像素子で複数種類の撮影を行うことができ、ユーザにカメラ撮影時の付加価値を与えることができると共に、カメラ機能部のコストを大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラ付携帯端末装置において、第1の筐体と第2の筐体を所定角度に開いた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明のカメラ付携帯端末装置における回転体の斜視図である。
【図3】本発明のカメラ付携帯端末装置において、第1の筐体内に回転自在に設けられた回転体が配置された部分の要部拡大断面図であり、(a)は撮像素子が第2のレンズに向いた状態、(b)は撮像素子が第1の筐体の表面に形成された孔部に向いた状態である。
【図4】本発明のカメラ付携帯端末装置において、第2の筐体の裏面側に設けられた第2のレンズ部分を拡大して示す斜視図である。
【図5】本発明のカメラ付携帯端末装置において、第1のレンズを通して高解像度でカメラ撮影を行う状態を示す要部拡大断面図である。
【図6】本発明のカメラ付携帯端末装置において、第2のレンズを通して低・中解像度でカメラ撮影を行う状態を示す要部拡大断面図である。
【図7】本発明のカメラ付携帯端末装置の他の例を示し、第1の筐体に高解像度撮影用の第1のレンズを設け、第2の筐体に回転体、撮像素子及び第2のレンズを設けたカメラ付携帯端末装置の斜視図である。
【図8】本発明のカメラ付携帯端末装置の他の例を示し、第1のレンズを第2の筐体に対して着脱自在な構造とした要部拡大平面図である。
【図9】図8のカメラ付携帯端末装置のスロットに抜き差しされる、光学特性の異なる数種類の特殊レンズを取り付けたレンズ保持部材の一例を示す図である。
【図10】本発明のカメラ付携帯端末装置の他の例を示し、ダイヤルに設けた第1のレンズを第1の筐体に対して回転自在な構造とした要部拡大平面図である。
【図11】図10のカメラ付携帯端末装置に回転自在に取り付けられる、光学特性の異なる数種類の特殊レンズを円環状に配置させたダイヤルを示す図である。
【図12】本発明のカメラ付携帯端末装置の他の例を示し、表示部が設けられた第2の筐体に対して、テンキーが設けられた第1の筐体をスライド自在に収納可能とする、いわゆるスライド式の携帯端末装置の斜視図である。
【図13】図12のスライド式の携帯端末装置において、第2の筐体に第1の筐体を収納させて閉じた状態を裏面側から見たときの斜視図である。
【符号の説明】
1…携帯端末装置
2…第1の筐体
3…第2の筐体
5…第1のレンズ(高解像度用のレンズ)
6…回転体
7…ダイヤル部
10…撮像素子
16…第2のレンズ(低・中解像度用のレンズ)
25,26,32,33,34,35…特殊レンズ
27…レンズ保持部材
28…スロット
31…ダイヤル
Claims (5)
- 二つの筐体からなる端末本体にカメラ機能部が設けられたカメラ付携帯端末装置であって、
前記カメラ機能部は、
一方の筐体に回転自在に設けられ、撮像面を外方へ望ませるように撮像素子が固定された回転体と、
前記回転体の回転によって、前記一方の筐体の表面と裏面にそれぞれ前記撮像面が向けられる撮像素子と、
前記他方の筐体に固定され、前記二つの筐体が重ねられると共に前記回転体の回転によって前記撮像素子の撮像面が対向配置されたときに、前記撮像素子の撮像面上への結像を行う第1のレンズとを有する
ことを特徴とするカメラ付携帯端末装置。 - 前記カメラ機能部は、
前記一方の筐体に固定されており、前記回転体の回転によって前記撮像素子の撮像面が対向配置されたときに、前記撮像素子の撮像面上への結像を行う第2のレンズを有する請求項1記載のカメラ付携帯端末装置。 - 前記第1のレンズは複数枚のレンズからなり、前記第2のレンズは1枚のレンズとされ、
前記第1のレンズは、前記第2のレンズより解像度の高いレンズとされている請求項2記載のカメラ付携帯端末装置。 - 前記第1のレンズは、前記他方の筐体に対して着脱自在とされるレンズ保持部材に固定されており、当該レンズ保持部材が前記他方の筐体に装着されることで前記他方の筐体に固定される請求項1記載のカメラ付携帯端末装置。
- 前記第1のレンズは、光学特性の異なる数種類のレンズからなり、それら数種類のレンズが所定位置に配列されて前記レンズ保持部材に固定されている請求項4記載のカメラ付携帯端末装置。
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