JP2015038655A - 電子機器 - Google Patents

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Yuji Nakajima
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Abstract

【課題】カメラの向きを用途に応じて自由に調整することができ、しかも、構造が簡単で部品点数も少なくて済み、コストを低減できる電子機器を得ることにある。
【解決手段】電子機器は、筐体、表示モジュール、カメラおよびホルダーを具備している。筐体は、開口部が設けられた第1の面を有する第1のカバーと、第1のカバーと組み合された第2のカバーと、を備えている。表示モジュールは、筐体に収容されているとともに開口部から露出された表示画面を有する。カメラは、第1のカバーと第2のカバーとで覆われるように筐体に収容されて、筐体の第1の面から筐体の外を撮像する。カメラは、ホルダーに固定されている。ホルダーは、表示モジュールの周囲で表示モジュールに向けて傾く第1の位置と、表示モジュールから遠ざかる方向に傾く第2の位置との間で回動可能に筐体に支持されている。筐体の第1の面にレバー部が設けられている。レバー部は、カメラが少なくとも表示モジュールの方向を向くようにホルダーを回動させる。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、カメラを搭載した電子機器に関する。
ポータブルコンピュータのような電子機器では、例えばインターネットを利用したテレビ電話に用いるカメラを搭載することがある。カメラは、電子機器を操作するユーザの顔を撮影し得るように、画像や映像を表示する表示画面の周囲に配置されている。
従来の電子機器によると、カメラは、前面レンズを含む光学系が表示画面と同じ方向を向くように電子機器の筐体に固定されている。
特開2001−14060号公報
従来の電子機器では、カメラが表示画面の中央部からずれている。このため、表示画面の中央部にカメラが撮像したユーザの顔を映し出すためには、ユーザの顔がカメラの正面に位置するように電子機器を移動させるか、あるいはユーザ自身が顔の位置をカメラの正面に移す必要がある。
したがって、電子機器に搭載されたカメラでユーザの顔を映す時の操作性を改善したいといった要求がある。
本発明の目的は、カメラの向きを用途に応じて自由に変更することができ、しかも、構造が簡単で部品点数も少なくて済み、コストを低減できる電子機器を得ることにある。
実施形態によれば、電子機器は、筐体、表示モジュール、カメラおよびホルダーを具備している。筐体は、開口部が設けられた第1の面を有する第1のカバーと、第1のカバーと組み合された第2のカバーと、を備えている。表示モジュールは、筐体に収容されているとともに開口部から露出された表示画面を有する。カメラは、第1のカバーと第2のカバーとで覆われるように筐体に収容されて、筐体の第1の面から筐体の外を撮像する。カメラは、ホルダーに固定されている。ホルダーは、表示モジュールの周囲で表示モジュールに向けて傾く第1の位置と、表示モジュールから遠ざかる方向に傾く第2の位置との間で回動可能に筐体に支持されている。筐体の第1の面にレバー部が設けられている。レバー部は、カメラが少なくとも表示モジュールの方向を向くようにホルダーを回動させる。
第1の実施形態に係る電子機器の斜視図。 第1の実施形態において、カメラが表示モジュールの表示画面と同じ方向を向いた状態を示す電子機器の断面図。 第1の実施形態において、カメラが表示モジュールの表示画面と同じ方向を向いた時のレバー部とカメラとの位置関係を示す斜視図。 第1の実施形態において、カメラが表示モジュールの方向に傾いた状態を示す電子機器の断面図。 第1の実施形態において、カメラが表示モジュールの方向に傾いた時のレバー部とカメラとの位置関係を示す斜視図。 第1の実施形態において、カメラモジュールを筐体に組み込む構造を分解して示す斜視図。 第1の実施形態において、カメラホルダーに制動力を付与する軸受部材をディスプレイマスクで押えた状態を一部断面で示す電子機器の斜視図。 第1の実施形態において、ディスプレイカバーの内面に設けられたカメラ実装領域を示す斜視図。 第1の実施形態において、第1の支持部の嵌合孔に軸受部材を取り付けた状態を示す斜視図。 第1の実施形態において、ディスプレイカバーのカメラ実装領域にカメラホルダーを取り付けた状態を示す斜視図。 第1の実施形態において、カメラホルダーにカメラモジュールを固定した状態を示す斜視図。 第1の実施形態において、ディスプレイマスクにカメラパネルを取り付けた状態を示す斜視図。 第2の実施形態に係る電子機器の斜視図。 図13のF14の箇所を拡大して示す斜視図。 第2の実施形態において、カメラ実装領域にカメラモジュールを組み込んだ状態を示す電子機器の斜視図。
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態について、図1ないし図12を参照して説明する。
図1は、電子機器の一例であるノート型のポータブルコンピュータ1を開示している。ポータブルコンピュータ1は、機器本体2と、機器本体2に支持された表示部3とで構成されている。
機器本体2は、第1の筐体4を備えている。第1の筐体4は、四角い箱形であり、例えばCPUが実装されたマザーボードおよびハードディスク駆動装置のような主要な構成要素を収容している。
第1の筐体4は、上面4aを有している。上面4aは、フラットなパームレスト5とキーボード取り付け部6とを備えている。パームレスト5は、上面4aの前半部において第1の筐体4の幅方向に延びている。キーボード取り付け部6は、パームレスト5よりも凹んだ四角い窪みであり、パームレスト5の背後に位置されている。キーボード7がキーボード取り付け部6に設置されている。キーボード7は、パームレスト5に連続するように第1の筐体4の上面4aに露出されている。
表示部3は、第2の筐体10と表示モジュール11とを備えている。第2の筐体10は、第1の筐体4と略同じ大きさの四角い箱形であり、前壁12、後壁13および周壁14を有している。
本実施形態によると、第2の筐体10は、前壁12を含むディスプレイマスク16と、後壁13を含むディスプレイカバー17とで構成されている。ディスプレイマスク16は、第1のカバーの一例であり、四角い第1の開口部18が設けられた前面19を有している。前面19は、第1の面の一例であり、第1の開口部18を取り囲む額縁20を構成している。
ディスプレイカバー17は、第2のカバーの一例であって、ディスプレイマスク16と組み合わされている。ディスプレイカバー17の後壁13は、ディスプレイマスク16の前壁12および第1の開口部18の反対側に位置されている。
表示装置としての表示モジュール11は、第2の筐体10に収容されている。表示モジュール11は、画像や映像を表示するフラットな表示画面21を有している。表示画面21は、ディスプレイマスク16の第1の開口部18から表示部3の外に露出されている。
図1に示すように、一対のヒンジ部22a,22bが第2の筐体10の一端に形成されている。ヒンジ部22a,22bは、第1の筐体4の後端部に図示しないヒンジを介して接続されている。
このため、表示部3は、ヒンジ部22a,22bを支点に第1の回動位置と第2の回動位置との間で回動可能となっている。第1の回動位置では、表示部3は、表示画面21が第1の筐体4で覆われるように機器本体2の上に横たわる。第2の回動位置では、表示部3は、パームレスト5、キーボード7および表示画面21を露出させるように機器本体2の後端部から起立する。
表示部3の起立角度αは、ポータブルコンピュータ1を操作するユーザの好みに応じて自由に設定することができる。これに伴い、表示画面21の向きも表示部3の起立角度αに対応して微妙に変化する。
図1に示すように、表示画面21を取り囲む第2の筐体10の額縁20は、第1ないし第4の縁部20a、20b、20c、20dを有している。第1の縁部20aは、表示部3が第2の回動位置に回動された時に、表示画面21の上側で表示画面21の幅方向に延びている。第2の縁部20bは、表示部3が第2の回動位置に回動された時に、表示画面21の右側で表示画面21の高さ方向に延びている。第3の縁部20cは、表示部3が第2の回動位置に回動された時に、表示画面21の左側で表示画面21の高さ方向に延びている。第4の縁部20dは、表示部3が第2の回動位置に回動された時に、表示画面21の下側で表示画面21の幅方向に延びている。
図1および図2に示すように、複数の第1のゴムクッション23が額縁20の第1の縁部20aに接着されている。第1のゴムクッション23は、第1の縁部20aから僅かに張り出しているとともに、第1の縁部20aの長さ方向に間隔を存して一列に並んでいる。
第1のゴムクッション23は、表示部3が第2の回動位置から第1の回動位置に回動された時にパームレスト5の前端部に突き当たる。これにより、表示部3に加わる衝撃が緩和されるとともに、ディスプレイマスク16の前面19とパームレスト5との間に僅かな隙間が確保される。
図2、図4および図6に示すように、カメラ実装領域24が第2の筐体10の内部に設けられている。カメラ実装領域24は、額縁20の第1の縁部20aとディスプレイカバー17の後壁13との間に位置されているとともに、表示モジュール11の幅方向に沿う中央部に位置されている。
図6に示すように、第1および第2の支持部25a,25bがカメラ実装領域24に設けられている。第1および第2の支持部25a,25bは、カメラ実装領域24に対応する後壁13の内面からディスプレイマスク16に向けて突出されているとともに、ディスプレイカバー17の幅方向に互いに離れている。
第1および第2の支持部25a,25bは、夫々円形の嵌合孔26a,26bを有している。嵌合孔26a,26bは、ディスプレイカバー17の幅方向に同軸状に並んでいる。第1の支持部25aの嵌合孔26aは、第1の支持部25aの突出端部に開口されたスリット状の導入部27aを有している。同様に、第2の支持部25bの嵌合孔26bは、第2の支持部25bの突出端部に開口されたスリット状の導入部27bを有している。第1の支持部25aの嵌合孔26aは、第2の支持部25bの嵌合孔26bよりも口径が大きく形成されている。
図6に示すように、円筒状の軸受部材30が第1の支持部25aの嵌合孔26aに取り付けられている。軸受部材30は、例えば金属よりも摩擦係数の大きいゴム状弾性体で構成され、嵌合孔26aに動かないようにしっかりと嵌め込まれている。それとともに、軸受部材30の外周面の一部は、導入部27aから第1の支持部25aの外に露出されている。
第1の支持部25aと第2の支持部25bとの間にカメラホルダー31が配置されている。カメラホルダー31は、ディスプレイカバー17の幅方向に延びる細長いベース板32を備えている。一対のピン状の突起33および複数の係合爪34がベース板32に形成されている。突起33は、ベース板32の長手方向に互いに離れている。係合爪34は、ベース板32の長手方向に沿う一対の側縁から突出されている。
第1の軸支持部35aがベース板32の長手方向に沿う一端に形成されている。第2の軸支持部35bがベース板32の長手方向に沿う他端に形成されている。第1および第2の軸支持部35a,35bは、互いに向かい合うようにベース板32から立ち上げられている。
第1の軸支持部35aは、第1の軸36aを有している。同様に、第2の軸支持部35bは、第2の軸36bを有している。第1の軸36aおよび第2の軸36bは、ディスプレイカバー17の幅方向に沿って水平に延びているとともに、互いに同軸状に並んでいる。
第1の軸36aは、第1の支持部25aに保持された軸受部材30の内側にしっかりと嵌め込まれている。このため、軸受部材30は、第1の支持部25aの嵌合孔26aと第1の軸36aとの間に圧縮状態で介在されて、第1の支持部25aに対する第1の軸36aの自由な回転を制限している。言い換えると、軸受部材30は、第1の軸36aを弾性的に締め付けることで、第1の軸36aに軸回り方向に沿う制動力を付与している。
第2の軸36bは、第2の支持部25bの導入部27bから嵌合孔26bに導かれて、嵌合孔26bに回動可能に支持されている。
したがって、カメラホルダー31は、カメラ実装領域24で表示モジュール11に向けて傾く第1の位置と、表示モジュール11から遠ざかる方向に傾く第2の位置との間で回動可能にディスプレイカバー17に支持されている。
具体的には、表示部3が第2の回動位置に回動された状態において、カメラホルダー31は、水平方向に延びる第1および第2の軸36a,36bを中心として上下方向に回動可能となっている。
本実施形態によると、カメラホルダー31の第1の軸支持部35aにレバー部37が一体に形成されている。レバー部37は、操作部の一例であって、第1の軸支持部35aの先端からベース板32の反対側に向けて突出されている。このため、レバー部37は突出部と言い換えることができる。
レバー部37は、第1および第2の軸36a,36bを中心とする円弧を描くように動かすことができる。このレバー部37の動きに追従して、カメラホルダー31が第1の位置と第2の位置との間で回動する。
図2、図4および図6に示すように、カメラモジュール38がカメラホルダー31のベース板32に取り付けられている。カメラモジュール38は、カメラ実装領域24に収容されて、ディスプレイマスク16とディスプレイカバー17とで覆い隠されている。
カメラモジュール38は、モジュール基板39、カメラ40、複数の回路部品41、発光ダイオード42およびコネクタ43を有している。
モジュール基板39は、ベース板32に沿って延びているとともに、第1の軸支持部35aと第2の軸支持部35bとの間に介在されている。ベース板32の係合爪34は、モジュール基板39の周縁部に引っ掛かっている。ベース板32の突起33は、モジュール基板39に設けられた一対の通孔44に嵌まり込んでいる。これにより、モジュール基板39がベース板32の上の所定の位置に保持されて、カメラホルダー31と一体に回動するようになっている。
さらに、モジュール基板39は、ベース板32の反対側に位置された実装面46を有している。実装面46は、ディスプレイマスク16の額縁20を構成する第1の縁部20aと向かい合っている。
ベース板32に対するモジュール基板39の保持の仕方は、第1の実施形態に限定されるものではない。例えば、モジュール基板39をベース板32に対し両面接着テープを介して固定するようにしてもよい。
カメラ40は、実装面46の長手方向に沿う一端に半田付け等の手段により固定されている。カメラ40は、表示部3が第2の回動位置に回動された時に、表示画面21の上側であり、かつ表示画面21の中心を横切って表示画面21の高さ方向に延びる中心線CLの上に位置されている。
図2および図4に示すように、カメラ40は、撮像時の視野を定める前面レンズ47と、前面レンズ47を通過した光を受けるセンサ48とを有している。前面レンズ47は、実装面46から離れたカメラ40の前面40aに露出されている。カメラ40の前面40aは、ディスプレイマスク16の第1の縁部20aよりも第2の筐体10の内側に引っ込んでいる。
さらに、前面レンズ47は、カメラホルダー31の回動支点となる第1および第2の軸36a,36bを結ぶ線上又はその近傍に位置されている。言い換えると、第1および第2の軸36a,36bは、カメラホルダー31のベース板32よりもカメラ40の前面40aの方向にずれた位置に設けられ、カメラホルダー31の回動支点がディスプレイマスク16の方向に片寄っている。
回路部品41は、カメラ40の動作を制御するためのものであり、モジュール基板39の実装面46に半田付けされている。発光ダイオード42は、モジュール基板39の実装面46に半田付けされている。発光ダイオード42は、所望の色に点灯又は点滅することで、カメラ40が動作中であることを表示する。
コネクタ43は、実装面46の長手方向に沿う他端に半田付け等の手段により実装されている。カメラハーネス49がコネクタ43に接続されている。カメラハーネス49は、カメラモジュール38を第2の筐体10に収容されたプリント回路板に電気的に接続するためのものであって、表示モジュール11とディスプレイカバー17との間を通して配線されている。
図2および図4に示すように、ディスプレイマスク16の第1の縁部20aは、カメラ実装領域24に対応する位置にパネル取り付け部50を備えている。パネル取り付け部50は、カメラ実装領域24に向けて凹んだ窪みで構成されている。
図7に示すように、パネル取り付け部50の底は、ディスプレイマスク16とディスプレイカバー17とを組み合わせた時に、第1の支持部25aの突出端部に突き合わされて、嵌合孔26aの導入部27aを塞いでいる。
この結果、ディスプレイマスク16のパネル取り付け部50は、導入部27aから露出された軸受部材30の外周面に接触して、軸受部材30が嵌合孔26aの導入部27aから抜け出るのを防いでいる。
さらに、パネル取り付け部50の底に通孔51が設けられている。通孔51は、カメラ40および発光ダイオード42と向かい合う細長い開口形状を有している。カメラ40の前面40aは、通孔51の内側に位置されている。
図2ないし図5に示すように、カメラパネル53がパネル取り付け部50に両面接着テープ52を介して固定されている。カメラパネル53は、パネル取り付け部50の通孔51を覆っているとともに、ディスプレイマスク16の前面19と同一の平面上に位置されている。
カメラパネル53に、カメラ窓55、表示窓56およびレバー窓57が設けられている。カメラ窓55、表示窓56およびレバー窓57は、ディスプレイマスク16の幅方向に間隔を存して一列に並んでいる。
カメラ窓55は、カメラ40の前面レンズ47を第2の筐体10の外に露出させる第2の開口部の一例であり、通孔51を通じてカメラ40の前面40aと向かい合っている。カメラ40は、カメラ窓55を通じてディスプレイマスク16の前面19から例えばポータブルコンピュータ1を操作するユーザの顔を撮像する。カメラ40が撮像したユーザの顔は、表示モジュール11の表示画面21に映し出される。
このため、カメラ40は、カメラ窓55から第2の筐体10の外の情報を取り入れる情報取得装置であると言い換えることができる。
表示窓56は、発光ダイオード42と向かい合っている。カメラ40が動作している時に発光ダイオード42が発する光は、表示窓56から第2の筐体10の外に放射される。これにより、ユーザは、カメラ40が動作中であることを知ることができる。
レバー窓57は、カメラホルダー31のレバー部37の移動方向に沿って延びる細長いスリット状である。レバー部37の先端は、レバー窓57からディスプレイマスク16の前面19の上に飛び出ている。
このため、レバー部37の先端に指先を引っ掛けてレバー部37を動かすことにより、カメラモジュール38が固定されたカメラホルダー31を第1の位置と第2の位置との間で例えば5〜10°の範囲内で回動させることができる。
具体的には、表示部3が第2の回動位置に回動された時、レバー窓57は、表示画面21の上側で縦方向に延びている。図3は、レバー部37の先端がレバー窓57の中間部に位置されて、ディスプレイマスク16の前面19に対して直交した状態を示している。
この状態では、カメラ40の前面40aは、表示画面21と平行となるような位置関係にあり、カメラ40の前面レンズ47が表示画面21と同じ方向を向いている。カメラ40の前面レンズ47が表示画面21と同じ方向を向いているとは、図2に示すように、カメラ40の視野Fの中心を通る線F1が表示画面21と直交した状態にあることを指している。
図5は、レバー部37の先端を指先で矢印の方向に押し下げて、レバー部37の先端をレバー窓57の下端に位置させた状態を示している。この状態では、カメラ40が表示画面21に対し下向きとなって、カメラ40の視野Fの中心F1が表示部3の斜め下方を指向している。
さらに、レバー37の先端を指先でレバー窓57の上端に押し上げると、カメラ40が表示画面21に対し上向きとなって、カメラ40の視野Fの中心線F1が表示部3の斜め上方を指向する。
レバー部37の操作性を高めるため、レバー部37の先端に滑り止め用の複数の刻み目を設けてもよい。さらに、レバー部37の先端を円弧状に形成するとともに、円弧状に湾曲された周面に滑り止め用の複数の刻み目を設けてもよい。
図3、図5および図7に示すように、第2のゴムクッション59がカメラパネル53に取り付けられている。第2のゴムクッション59は、表示窓56の隣でカメラパネル53から張り出している。カメラパネル53に対する第2のゴムクッション59の張り出し高さは、カメラパネル53に対するレバー部37の先端の突出高さよりも大きくすることが望ましい。
第2のゴムクッション59は、表示部3を第2の回動位置から第1の回動位置に回動させた時にパームレスト5の前端部に突き当たる。これにより、カメラパネル53とパームレスト5との間に僅かな隙間が確保されるとともに、この隙間内にレバー部37の先端が収まる。したがって、レバー部37の先端がパームレスト5に接することはなく、パームレスト5の傷付きを回避できる。
図6に示すように、アンテナ60が第2の筐体10に収容されている。アンテナ60は、例えばW−LAN用であり、カメラ実装領域24と隣り合うようにディスプレイカバー17の後壁13に支持されている。アンテナ60は、カメラモジュール38のカメラ40から離れている。これにより、カメラ40がアンテナ60に向かう電波を遮ることがなく、アンテナ60の受信感度が良好となる。
このような構成のポータブルコンピュータ1において、第2の筐体10のカメラ実装領域24にカメラモジュール38を取り付ける手順について説明する。
図8に示すように、ディスプレイカバー17の後壁13は、カメラ実装領域24に対応する部位に第1および第2の支持部25a,25bを有している。本実施形態では、最初に第1の支持部の25aの嵌合孔26aに、ゴム状弾性体で構成された軸受部材30を弾性的に嵌め込んで固定する。図9は、軸受部材30を嵌合孔26aに嵌め込んだ状態を示している。軸受部材30の外周面の一部は、導入部27aから第1の支持部25aの先端に露出されている。
この後、カメラホルダー31の第1の軸36aを軸受部材30の内側に弾性的に嵌め込むとともに、カメラホルダー31の第2の軸36bを第2の支持部25bの導入部27bから第2の嵌合孔26bに嵌め込む。
これにより、図10に示すように、カメラホルダー31が第1の支持部25aと第2の支持部25bとの間に支持されるとともに、第1および第2の軸36a,36bを中心として回動可能な状態に保持される。軸受部材30は、第1の軸36aを径方向に弾性的に締め付けることで、第1の軸36aに軸回り方向に沿う制動力を付与している。
この結果、カメラホルダー31の自由な回動が制限されて、カメラホルダー31は所望の位置で停止された状態を維持している。
引き続いて、図11に示すように、カメラホルダー31のベース板32の上にカメラモジュール38のモジュール基板39を載置する。この時、ベース板32から突出されたピン状の突起33をモジュール基板39の通孔44に合致させることで、ベース板32とモジュール基板39との間の位置合わせを実行する。さらに、ベース板32から突出された係合爪34をモジュール基板39の側縁に引っ掛け、モジュール基板39をベース板32の上の定位置に保持する。
この後、ディスプレイカバー17にディスプレイマスク16を組み合せる。これにより、カメラホルダー31およびカメラモジュール38がディスプレイカバー17およびディスプレイマスク16で覆われる。
ディスプレイマスク16とディスプレイカバー17とを互いに組み合わせた状態では、図7に示すように、ディスプレイマスク16のパネル取り付け部50の底が軸受部材30の外周面に接触して、軸受部材30が嵌合孔26aの導入部27aから抜け出るのを防いでいる。
さらに、図12に示すように、カメラ40の前面レンズ47および発光ダイオード42が、夫々カメラパネル53のカメラ窓55および表示窓56と合致して、表示部3の外に露出されている。それとともに、カメラホルダー31から突出されたレバー部37の先端がカメラパネル53のレバー窓57から突出されて、表示部3の外からポータブルコンピュータ1を操作するユーザが手で操作し得る状態に保たれている。
第1の実施形態において、例えばパーソナルコンピュータ1を利用してテレビ電話を始める時、ユーザは、表示部3を第1の回動位置から第2の回動位置に回動させて、表示画面21を見易い角度に表示部3の起立角度αを調整する。
ユーザの顔を撮像するカメラ40は、表示部3が第2の回動位置にある時、起立した表示画面21の中央部から表示画面21の上側にずれている。このため、表示画面21が見易い位置となるように表示部3の起立角度αを調整した場合、起立角度αによってはカメラ40の視野からユーザの顔が外れてしまうことがある。
言い換えると、表示画面21が見易くなる表示部3の起立角度αとカメラ40で撮像したい範囲とは必ずしも一致するとは限らない。そのため、カメラ40で撮像したユーザの顔が表示画面21の中央部に位置するように表示部3の起立角度αを調整すると、表示画面21の向きが不適切となって逆に表示画面21が見難くなることがあり得る。
第1の実施形態では、カメラモジュール38を支持するカメラホルダー31がディスプレイカバー17に上下方向に回動可能に支持され、カメラホルダー31を回動させるレバー部37の先端がディスプレイマスク16の前面19に露出されている。
そのため、ユーザがレバー部37を手の指先で動かしてカメラホルダー31を上下方向に回動させれば、カメラ40の向きを単独で調整することができる。すなわち、ユーザは、表示画面21が見易くなる角度に表示部3の起立角度αを調整した後、自分の顔が表示画面21に適切に映し出されるように、表示画面21を見ながらレバー部37を動かしてカメラ40の向きを変更することができる。
この結果、カメラ40を使用して自分の顔を撮像する時に、その都度、表示部3の起立角度αを変更したり、あるいは自分の顔がカメラ40の視野内に位置するように顔の位置をずらすといった面倒な行為が不要となり、カメラ40で自分の顔を映す操作を容易に行うことができる。
さらに、第1の実施形態によると、カメラモジュール38は、表示モジュール11と一緒に第2の筐体10の内部に収容され、ディスプレイマスク16とディスプレイカバー17とで覆い隠されている。このため、カメラモジュール38を覆う専用の外装部品が不要となり、カメラモジュール38の構造を簡素化することができる。よって、ポータブルコンピュータ1の部品点数を削減でき、ポータブルコンピュータ1のコストの低減に寄与する。
加えて、カメラモジュール38を支持するカメラホルダー31は、軸受部材30から常時制動力を受けている。このため、レバー部37を動かしてカメラ40の向きを変更した後、レバー部37から手を離してもカメラホルダー31が勝手に回動することはなく、カメラ40の向きを固定的に定めることができる。
しかも、第1の実施形態では、カメラホルダー31の第1の軸36aを支える軸受部材30を摩擦係数が大きいゴム状弾性体で構成し、この軸受部材30で第1の軸36aを径方向に弾性的に締め付けることで、カメラホルダー31に制動力を付与している。このため、軸受部材30が制動部品としての機能を兼ねており、カメラホルダー31を所望の回動位置で停止させる専用の制動用部品が不要となる。
したがって、部品点数を少なく抑えることができ、この点でもポータブルコンピュータ1のコストの低減に寄与するといった利点がある。
第1の実施形態によると、カメラ40の回動支点となる第1および第2の軸36a,36bがカメラホルダー31のベース板32よりもカメラ40の前面40aの方向にずれた位置に設けられている。
この構成によれば、カメラモジュール38が回動するにも拘らず、カメラ40の前面40aがディスプレイマスク16の通孔51からカメラパネル53に向けて張り出すのを防止できる。よって、カメラ40の前面40aの変位量を少なく抑えて、カメラ40とカメラパネル53との干渉を回避することができる。
第1の実施形態によると、カメラモジュール38は、表示部3が第2の回動位置に回動された時に、表示画面21の上側に位置されている。しかしながら、カメラモジュール38の位置は第1の実施形態に限らず、例えば表示部3が第2の回動位置に回動された時に、表示画面21の右側、左側あるいは下側にカメラモジュール38が位置するようにしてもよい。
さらに、カメラの数は一つ限らず、例えば二つのカメラを表示部の幅方向に並べて配置して、3D映像を得るようにしてもよい。
[第2の実施形態]
図13ないし図15は、第2の実施形態を開示している。
図13は、例えばユーザが手で持って使用するスレートタイプのポータブルコンピュータ(Slate Portable Computer)71を開示している。ポータブルコンピュータ71は、フラットな筐体72を備えている。筐体72は、横長の矩形状であり、前壁73、後壁74および周壁75を有している。
本実施形態によると、筐体72は、前壁73を含むトップカバー76と、後壁74および周壁75を有するベース77とで構成されている。
トップカバー76は、第1のカバーの一例であり、四角い第1の開口部78が設けられた前面79を有している。前面79は第1の面の一例であり、第1の開口部78を取り囲む額縁80を構成している。
額縁80は、第1ないし第4の縁部80a,80b,80c,80dを備えている。第1の縁部80aは、第1の開口部78の上側で筐体72の幅方向に延びている。第2の縁部80bは、第1の開口部78の右側で筐体72の高さ方向に延びている。第3の縁部80cは、第1の開口部78の左側で筐体72の高さ方向に延びている。第4の縁部80dは、第1の開口部78の下側で筐体72の幅方向に延びている。第1および第2の縁部80a,80dの全長は、第3および第4の端部80b,80cの全長よりも長い。
ベース77は、第2のカバーの一例であって、トップカバー76と組み合わされている。ベース77は、後壁74および周壁75を一体化したバスタブ型であり、継ぎ目のない立体構造を採用している。ベース77の周壁75の先端縁部は、トップカバー76が嵌まり込む四角い嵌合口81を形成している。ベース77の後壁74は、前壁73および第1の開口部78の反対側に位置されている。
図13に示すように、表示装置としての表示モジュール83が筐体72の内部に収容されている。表示モジュール83は、画像や映像を表示するフラットな表示画面84を有している。表示画面84は、トップカバー76の第1の開口部78から筐体72の外に露出されている。
本実施形態においては、表示画面84の上に手書き入力機能を有するタッチパネルを積層し、タッチパネルを第1の開口部78から筐体72の外に露出させてもよい。
図15に示すように、カメラ実装領域86が筐体72の内部に設けられている。カメラ実装領域86は、額縁80の第3の縁部80cとベース77の後壁74との間に規定されて、表示モジュール83の左側に位置されている。
第1および第2の支持部87a,87bがカメラ実装領域86に設けられている。第1および第2の支持部87a,87bは、カメラ実装領域86に対応する後壁74の内面からトップカバー76に向けて突出されているとともに、筐体72の高さ方向に互いに離れている。
第1および第2の支持部87a,87bは、夫々円形の嵌合孔88を有している。嵌合孔88は、ベース77の高さ方向に同軸状に並んでいる。
第1の支持部87aと第2の支持部87bとの間にカメラホルダー90が配置されている。カメラホルダー90は、前記第1の実施形態のカメラホルダー31と同様の構成を有するため、第1の実施形態のカメラホルダー31と同一の構成部分には、同一の参照符号を付してその説明を省略する。
第2の実施形態によると、カメラホルダー90は、第1および第2の支持部87a,87bの嵌合孔88に垂直な軸線O1を中心として回動可能に支持されている。そのため、カメラホルダー90は、カメラ実装領域86で表示モジュール83に向けて傾く第1の位置と、表示モジュール83から遠ざかる方向に傾く第2の位置との間で例えば5〜10°の範囲内で回動可能となっている。
すなわち、カメラホルダー90に設けられたレバー部37を筐体72に対し左右方向に動かすことで、カメラホルダー90が第1の位置と第2の位置との間で回動するようになっている。
図15に示すように、カメラモジュール91がカメラホルダー90のベース板32に取り付けられている。カメラモジュール91は、カメラ実装領域86に収容されて、トップカバー76とベース77とで覆い隠されている。
カメラモジュール91は、前記第1の実施形態のカメラモジュール38と同様の構成を有するため、前記第1の実施形態のカメラモジュール38と同一の構成部分には、同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
第2の実施形態によると、カメラモジュール91は、筐体72の高さ方向に沿うように縦置きの姿勢でカメラ実装領域86に収容されており、そのカメラ40が表示画面84の中心を横切って表示画面84の幅方向に水平に延びる中心線CLの上に位置されている。
さらに、カメラモジュール91から引き出されたカメラハーネス49は、ベース77の後壁74と表示モジュール83との間を通して配線されて、図示しないプリント配線板に接続されている。
図14に示すように、トップカバー76の額縁80を構成する第3の縁部80cにパネル取り付け孔92が設けられている。パネル取り付け孔92は、カメラ実装領域86に開口されてカメラモジュール91と向かい合っている。
カメラパネル93がパネル取り付け孔92に取り付けられている。カメラパネル93は、パネル取り付け孔92を覆うとともに、トップカバー76の前面79と同一の平面上に位置されている。
カメラパネル93に、カメラ窓95、表示窓96およびレバー窓97が設けられている。カメラ窓95、表示窓96およびレバー窓97は、筐体72の高さ方向に間隔を存して一列に並んでいる。
カメラ窓95は、カメラ40の前面レンズ47を筐体72の外に露出させる第2の開口部の一例であり、カメラ40の前面40aと向かい合っている。カメラ40は、カメラ窓95を通じてトップカバー76の前面79から例えばポータブルコンピュータ71を操作するユーザの顔を撮像する。カメラ40が撮像したユーザの顔は、表示モジュール83の表示画面84に映し出される。
表示窓96は、発光ダイオード42と向かい合っている。カメラ40が動作している時に発光ダイオード42が発する光は、表示窓96から筐体72の外に放射される。これにより、ユーザは、カメラ40が動作中であることを知ることができる。
レバー窓97は、カメラホルダー90のレバー部37の移動方向に沿って延びる細長いスリット状である。レバー部37の先端は、レバー窓97からトップカバー76の前面79の上に飛び出ている。このため、レバー部37の先端に指先を引っ掛けてレバー部37を動かすことにより、カメラモジュール91が固定されたカメラホルダー90を第1の位置と第2の位置との間で回動させることができる。
このような第2の実施形態によると、レバー部37を指先で動かしてカメラホルダー90を垂直な軸線O1を中心に筐体72の左右方向に回動させれば、カメラ40の向きを単独で変更することができる。
すなわち、スレートタイプのポータブルコンピュータ71では、ユーザは、表示画面84の中央部が顔の正面に向くような姿勢で筐体72を手で把持する。この際、筐体72に収容されたカメラモジュール91は、表示モジュール83の左側に位置されているため、カメラ40が表示画面84の中央部から左側にずれている。したがって、カメラ40の前面レンズ47が表示画面84と同じ方向を向いていると、オペレータの顔の一部がカメラ40の視野から外れることがいる。
そのため、第2の実施形態では、表示画面84の中央部を顔の正面に位置させた状態で、自分の顔が表示画面84に適切に映し出されるように、表示画面84を見ながらレバー部37を動かしてカメラ40の向きを変更する。
この結果、カメラ40を使用して自分の顔を撮像する時に、その都度、筐体72の位置をずらしたり、筐体72を傾けるといった面倒な行為が不要となり、カメラ40で自分の顔を映す操作を容易に行うことができる。
加えて、カメラモジュール91は、表示モジュール83と一緒に筐体72の内部に収容されて、トップカバー76とベース77とで覆い隠されている。このため、カメラモジュール91を覆う専用の外装部品が不要となり、カメラモジュール91の構造を簡素化することができる。よって、ポータブルコンピュータ71の部品点数を削減でき、ポータブルコンピュータ71のコストの低減に寄与するといった利点がある。
第1および第2の実施形態では、ノート型およびスレートタイプのポータブルコンピュータを電子機器の一例として説明したが、電子機器はポータブルコンピュータに限定されるものではない。例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)あるいは携帯型のゲーム機のようなその他の電子機器に広く適用が可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
4…第1の筐体、10,72…筐体(第2の筐体)、11,83…表示モジュール(表示装置)、16,76…第1のカバー(ディスプレイマスク、トップカバー)、17,77…第2のカバー(ディスプレイカバー、ベース)、18,78…第1の開口部、19,79…第1の面(前面)、31,90…ホルダー(カメラホルダー)、37…レバー部(操作部、突出部)、38,91…カメラモジュール、40…カメラ(情報取得装置)、55,95…第2の開口部(カメラ窓)。
実施形態によれば、電子機器は、筐体、表示モジュール、ホルダーおよびカメラを具備している。筐体は、開口部が設けられた第1の面を有する第1のカバーと、第1のカバーと組み合された第2のカバーと、第2のカバーの内面から第1のカバーに向けて突出されるとともに嵌合孔が設けられた支持部と、を含んでいる。表示モジュールは、筐体に収容されているとともに、開口部から露出された表示画面を有する。ホルダーは、筐体に収容されているとともに、支持部の嵌合孔に導入される軸を有し、当該軸を支点として表示モジュールの周囲で表示モジュールに向けて傾く第1の位置と、表示モジュールから遠ざかる方向に傾く第2の位置との間で回動可能に筐体に支持されている。カメラは、ホルダーと一緒に回動するようにホルダーに固定されて、第1のカバーと第2のカバーとで覆われるとともに、筐体の第1の面から筐体の外を撮像する。支持部の嵌合孔に軸受部材が取り付けられている。軸受部材は、ホルダーの軸が嵌合されるとともに、軸を弾性的に締め付けて当該軸に制動力を付与することで、ホルダーの自由な回動を制限する。さらに、ホルダーにレバー部が設けられている。レバー部は、第1のカバーを貫通して筐体の外に突出されるとともに、カメラが少なくとも表示モジュールの方向を向くようにホルダーを人為的に回動させる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 開口部が設けられた第1の面を有する第1のカバーと、前記第1のカバーと組み合された第2のカバーと、を含む筐体と、
前記筐体に収容され、前記開口部から露出された表示画面を有する表示モジュールと、
前記筐体に収容され、前記第1のカバーと前記第2のカバーとで覆われるとともに、前記筐体の前記第1の面から前記筐体の外を撮像するカメラと、
前記カメラが固定され、前記表示モジュールの周囲で前記表示モジュールに向けて傾く第1の位置と、前記表示モジュールから遠ざかる方向に傾く第2の位置との間で回動可能に前記筐体に支持されたホルダーと、
前記筐体の前記第1の面に設けられ、前記カメラが少なくとも前記表示モジュールの方向を向くように前記ホルダーを回動させるレバー部と、
を具備する電子機器。
[2] [1]の記載において、前記レバー部は、前記ホルダーに設けられているとともに、前記レバー部の先端が前記第1のカバーを貫通して前記第1の面の外に露出された電子機器。
[3] [2]の記載において、前記筐体は、前記ホルダーの回動支点となる軸を支える支持部を有し、前記軸と前記支持部との間に、前記ホルダーの自由な回動を制限する軸受部材が介在された電子機器。
[4] [3]の記載において、前記支持部は、前記第2のカバーの内面から前記第1のカバーに向けて突出され、前記支持部の突出端部に前記軸受部材が嵌まるように前記第1のカバーに向けて開口された嵌合孔が設けられ、前記嵌合孔に嵌合された前記軸受部材は、前記第1のカバーと前記第2のカバーとを互いに組み合わせた時に、前記第1のカバーで前記嵌合孔に保持された電子機器。
[5] [3]の記載において、前記カメラは、撮像時の視野を定めるレンズが露出された前面を有し、前記カメラの前記前面が前記第1のカバーの前記第1の面よりも前記筐体の内側に引っ込んだ電子機器。
[6] [5]の記載において、前記ホルダーは、前記カメラが固定されたベース板を有し、前記ホルダーの前記軸は、前記ベース板よりも前記カメラの前記前面の方向にずれた電子機器。
[7] 第1の筐体と、
表示画面を有し、前記表示画面が前記第1の筐体で覆われる第1の回動位置と、前記表示画面が露出される第2の回動位置との間で回動可能に前記第1の筐体に接続された第2の筐体であって、前記表示画面を露出させる開口部が設けられた第1の面を有する第1のカバーと、前記第1のカバーと組み合された第2のカバーと、を含む第2の筐体と、
前記第2の筐体に収容され、前記第1のカバーと前記第2のカバーとで覆われるとともに、前記第1の面から前記筐体の外を撮像するカメラと、
前記第2の筐体の前記第1の面に設けられ、前記カメラが少なくとも前記表示画面の方向を向くように前記カメラの向きを変更する操作部と、
を具備する電子機器。
[8] 第1の開口部および第2の開口部が設けられた筐体と、
前記筐体に収容され、前記第1の開口部から露出された表示画面を有する表示装置と、
前記筐体に収容され、前記第2の開口部を介して前記筐体の外の情報を取得する情報取得装置と、
前記筐体の外に突出され、前記情報取得装置が少なくとも前記表示装置の方向を向くように前記情報取得装置の位置を上記筐体の外から操作可能な操作部と、
を具備した電子機器。
[9] [8]の記載において、前記筐体は、前記第1の開口部および前記第2の開口部が開口された面を有する電子機器。
4…第1の筐体、10,72…筐体(第2の筐体)、11,83…表示モジュール(表示装置)、16,76…第1のカバー(ディスプレイマスク、トップカバー)、17,77…第2のカバー(ディスプレイカバー、ベース)、18,78…第1の開口部、19,79…第1の面(前面)、21…表示画面、25a…支持部(第1の支持部)、26a…嵌合孔、30…軸受部材、31,90…ホルダー(カメラホルダー)、36a…軸(第1の軸)、37…レバー部(操作部、突出部)、38,91…カメラモジュール、40…カメラ(情報取得装置)、55,95…第2の開口部(カメラ窓)。

Claims (9)

  1. 開口部が設けられた第1の面を有する第1のカバーと、前記第1のカバーと組み合された第2のカバーと、を含む筐体と、
    前記筐体に収容され、前記開口部から露出された表示画面を有する表示モジュールと、
    前記筐体に収容され、前記第1のカバーと前記第2のカバーとで覆われるとともに、前記筐体の前記第1の面から前記筐体の外を撮像するカメラと、
    前記カメラが固定され、前記表示モジュールの周囲で前記表示モジュールに向けて傾く第1の位置と、前記表示モジュールから遠ざかる方向に傾く第2の位置との間で回動可能に前記筐体に支持されたホルダーと、
    前記筐体の前記第1の面に設けられ、前記カメラが少なくとも前記表示モジュールの方向を向くように前記ホルダーを回動させるレバー部と、
    を具備する電子機器。
  2. 請求項1の記載において、前記レバー部は、前記ホルダーに設けられているとともに、前記レバー部の先端が前記第1のカバーを貫通して前記第1の面の外に露出された電子機器。
  3. 請求項2の記載において、前記筐体は、前記ホルダーの回動支点となる軸を支える支持部を有し、前記軸と前記支持部との間に、前記ホルダーの自由な回動を制限する軸受部材が介在された電子機器。
  4. 請求項3の記載において、前記支持部は、前記第2のカバーの内面から前記第1のカバーに向けて突出され、前記支持部の突出端部に前記軸受部材が嵌まるように前記第1のカバーに向けて開口された嵌合孔が設けられ、前記嵌合孔に嵌合された前記軸受部材は、前記第1のカバーと前記第2のカバーとを互いに組み合わせた時に、前記第1のカバーで前記嵌合孔に保持された電子機器。
  5. 請求項3の記載において、前記カメラは、撮像時の視野を定めるレンズが露出された前面を有し、前記カメラの前記前面が前記第1のカバーの前記第1の面よりも前記筐体の内側に引っ込んだ電子機器。
  6. 請求項5の記載において、前記ホルダーは、前記カメラが固定されたベース板を有し、前記ホルダーの前記軸は、前記ベース板よりも前記カメラの前記前面の方向にずれた電子機器。
  7. 第1の筐体と、
    表示画面を有し、前記表示画面が前記第1の筐体で覆われる第1の回動位置と、前記表示画面が露出される第2の回動位置との間で回動可能に前記第1の筐体に接続された第2の筐体であって、前記表示画面を露出させる開口部が設けられた第1の面を有する第1のカバーと、前記第1のカバーと組み合された第2のカバーと、を含む第2の筐体と、
    前記第2の筐体に収容され、前記第1のカバーと前記第2のカバーとで覆われるとともに、前記第1の面から前記筐体の外を撮像するカメラと、
    前記第2の筐体の前記第1の面に設けられ、前記カメラが少なくとも前記表示画面の方向を向くように前記カメラの向きを変更する操作部と、
    を具備する電子機器。
  8. 第1の開口部および第2の開口部が設けられた筐体と、
    前記筐体に収容され、前記第1の開口部から露出された表示画面を有する表示装置と、
    前記筐体に収容され、前記第2の開口部を介して前記筐体の外の情報を取得する情報取得装置と、
    前記筐体の外に突出され、前記情報取得装置が少なくとも前記表示装置の方向を向くように前記情報取得装置の位置を上記筐体の外から操作可能な突出部と、
    を具備した電子機器。
  9. 請求項8の記載において、前記筐体は、前記第1の開口部および前記第2の開口部が開口された面を有する電子機器。
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