JP2003295973A - 携帯情報端末 - Google Patents
携帯情報端末Info
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Abstract
クトに携帯情報端末に内蔵する。 【解決手段】 ディジタルカメラ付き折り畳み式携帯電
話機10において、折り畳み用のヒンジ機構と一体化した
光学ユニット20が設けられている。これによりヒンジ機
構の軸方向と光学ユニット20の光軸とは実質的に平行と
なり、長い光学ユニット20が電話機10にコンパクトに内
蔵される。光学ユニット20にはカム機構が設けられてい
て、これにより光学ユニットに含まれる2つのレンズ6
0、62間の距離が変更され、焦点距離が変更されること
により、ズーム機能が実現される。
Description
携帯情報端末に関するものである。
多数提案されている。この具体例として、例えば特開20
00-270069号公報、特開2000-253113号公報などに記載の
カメラ付き携帯電話機が挙げられる。
の携帯情報端末に備えられた撮像手段は、全長の短い光
学ユニットを必要とした。それというのも、光学ユニッ
トを携帯情報端末を構成する筐体にコンパクトに内蔵す
る必要があったからである。例えば、上記の特開2000-2
70069号公報および特開2000-253113号公報は折り畳み式
の携帯情報端末を開示しているが、いずれも、レンズ
は、端末を構成する筐体が折り畳まれた時に収納される
面に設けられている。したがって、小型化のために必然
的に薄くされている携帯情報端末の筐体の厚み方向の光
軸を有する光学ユニットは、長さが制限されていた。す
なわち、ズームレンズなどの全長の長い光学ユニットは
筐体からはみ出してしまうため、携帯情報端末に組み込
むことができなかった。
し、全長の長い光学ユニットをコンパクトに内蔵する携
帯情報端末を提供することを目的とする。
決するために、ヒンジ機構を含みこの機構によって折り
畳まれる携帯情報端末において、ヒンジ機構は、この機
構の軸方向に実質的に平行な光軸を有する撮像手段を含
む。
の距離を変更してズーム機能を実現するカム機構とを含
む。
撮影される画像を表示する表示画面を含み、表示画面は
光軸と実質的に垂直にすることが可能である。
学ユニットを電話機折り畳み用ヒンジ機構にコンパクト
に組み込むことができる。
よる携帯情報端末の実施例を詳細に説明する。なお各図
面において本発明に直接関係のない要素は省略し、同様
の要素は同一の参照符号によって表示するものとする。
メラ付き折り畳み式携帯電話機の斜視図である。電話機
10は、受話孔12を備えた受話筐体14と、送話孔16および
押しボタンからなる操作部17を備えた送話筐体18とを含
む。また電話機10は、筐体16、18を折り畳むヒンジ部に
含まれ、実質的にヒンジ部と一体化している光学ユニッ
ト20を含む。光学ユニットはその一端に受光部22を有
し、受光部22によって被写界からの光を取り入れる。光
学ユニット20は、このようにヒンジ機構と一体化するこ
とにより、ヒンジ部の軸方向に実質的に平行な光軸23を
有する。
た斜視図である。受話筐体14には、図示するように、光
学ユニット20によって撮影される画像が表示されるLCD
(Liquid Crystal Display)28が備えられている。LCD
28は、通常、筐体14に設けられた凹部30に収納されてい
る。しかし、LCD用ヒンジ機構24によって、LCD 28は、
その一端29を回転軸として凹部30に残したまま、他端31
を凹部30から取り外して回転可能である。これにより、
LCD 28は、図2に示すように、光学ユニット20の光軸23
と実質的に垂直にすることが可能である。なおLCD 28を
光軸23と実質的に垂直にする機構は、ヒンジ機構24に限
られるものではなく、他のいかなる機構を用いてもよ
い。
LCD 28を実質的に90°回転させた状態で撮影する。すな
わち、図1および図2に示すのは、撮影者が光学ユニッ
ト20の受光部22を被写体に向け、その被写体を撮像する
場合のファインダとしてLCD28を利用するケースであ
る。光学ユニット20の他端にはシャッタレリーズボタン
33が備えられていて、撮影者はこれを押して撮影を実行
できる。
必ずしもない。また、撮影者自身を撮影する構成として
もよい。すなわち、LCD 28のうち、図2では凹部30から
取り外し可能であった他端31を回転軸として凹部30に残
し、固定されていた一端29を取り外し可能とする、逆の
構造のヒンジ機構も備えれば、LCD 28を受光部22と同一
方向に向けることができる。そしてこの場合、撮影者
は、自分自身に受光部22を向けながら、自分自身の方を
向いているLCD 28によって、自身の姿を確認し、自分自
身を撮影することができる。
20を構成する固定筒40およびズームリング42の構成図で
ある。固定筒40およびズームリング42は、ともに円筒形
状を有する。そして固定筒40が外側となり、ズームリン
グ42が内側となるように、光軸23の方向に入れ子状態と
なって組み合わされ、光学ユニット20を構成している。
ング42と組み合わさった時にズームリング42の表面と接
する面に、光軸23と平行な溝44を備えている。また固定
筒40は、溝44の延長線上に、貫通孔46を備えている。
48、50が備えられている。これらの溝48、50は、ズーム
リング42の中央で光軸方向に最も近接し、ズームリング
42の両端に移動するに従って光軸方向に離れるよう、ズ
ームリング42の円周に対して実質的に傾斜する方向に施
されている。
の端部付近に、さらに溝52を備えている。この溝52は、
ズームリング42の円周に平行である。また溝52は固定筒
40とズームリング42とが組み合わされた時に、固定筒40
に設けられた貫通孔46に対面する位置に施されている。
れた時に、貫通孔46にはピン54が挿入される。ピン54は
貫通孔46を通って溝52にまで到達し、ズームリング42と
固定筒40とが光軸23方向にずれることのないように互い
を固定する。他方、ピン54が溝52に沿って案内されるこ
とにより、ズームリング42は、固定筒40に対して、溝52
が施されている範囲で回転可能である。
わされた時には、固定筒40の溝44と、ズームリング42の
溝48、50とのそれぞれの交点によって、2つの地点が決
定される。この2地点は、ズームリング42が固定筒40に
対して回転するとそれぞれ移動するため、溝44上におい
て、2地点間の距離は変更される。
断した断面図である。ユニット20は2つのレンズ60、62
を含む。これらレンズ60、62は、ズームリング42の内部
に配置されている。
ってレンズ60、62の順番で並べられ、被写界からの光を
取り入れて固定筒40の端部に配置されたCCD(Charge Co
upled Device)などの撮像素子64に照射させる。レンズ
60、62はそれぞれ、移動枠68、72によって支持されてい
るが、これらの移動枠はいずれもズームリング42に固定
されるものではない。移動枠68、72は、それぞれ、突起
74、76を有し、これらの突起は、ズームリングの貫通溝
48、50をそれぞれ貫通して固定筒40の溝44に達してい
る。つまり、溝44と貫通溝48、50との交点によって決定
される2地点が、レンズ60、62の位置を決定している。
るズームリング42の回転運動をレンズ60、62の直線運動
に変換するカム機構を含んでいる。ズームリング42の回
転によりレンズ60、62間の距離が変化すれば、焦点距離
が変更され、ズーム機能が実現されることとなる。
のカム機構によってレンズ60、62間の距離が変更された
状態を示す。言うまでもないが、かかるレンズ60、62の
状態は一例にすぎず、溝44と貫通溝48、50とが交点を形
成する範囲において、レンズ60、62は自由に相互間の距
離を変更可能である。また、レンズの数や溝の形状も本
実施例に示すものに限定されるものではない。本発明の
特徴であるカム機構を利用するものであれば、どのよう
な形状の溝としてもよい。
ついて、以下、説明する。ディジタルカメラ付き折り畳
み式携帯電話機10を電話機として使用する場合には、折
り畳まれた筐体14、18を、光学ユニット20と一体化され
たヒンジ部によって開き、通話を行うことができる。
学ユニット20の受光部22を被写体に向けることによっ
て、撮影が可能である。さらにLCD 28用のヒンジ機構24
によって図1または図2に示すようにLCD 28を実質的に
90°回転させれば、より撮影がしやすくなる。LCD 28を
見る方向と受光部22が被写体に向けられる方向が同一で
あるため、受光部22を向けるべき方向を調節しやすいか
らである。なお、既に述べたように、LCD 28を回転させ
る必要はなく、凹部30に収納したままで撮影を行っても
よい。
ング42の貫通溝48、50と固定筒40の溝44との交点によっ
て形成される地点が変化し、当該地点に配置されている
レンズ60、62間の距離が変更され、焦点距離が変化す
る。これにより、カム機構を利用したズーム機能が実現
されることとなる。
電話機を実施例として説明した。本発明の思想はヒンジ
機構と光学ユニットとを一体化して長い全長を有する光
学ユニットをコンパクトに携帯電話機に内蔵することで
あるが、光学ユニットを設ける場所は、必ずしもヒンジ
機構に限定しなくてよい。筐体からはみ出ることなく光
軸方向に光学ユニット用の長い距離を確保できる構成と
する限り、電話機の他の場所に設けてもよい。
倍率の高いズームレンズなどの光学ユニットをコンパク
トに携帯情報端末に内蔵することができる。
り畳み式携帯電話機の斜視図である。
話機を異なる方向から見た斜視図である。
固定筒およびズームリングの構成図である。
た断面図である。
変更された状態を示す断面図である。
7)
回動可能に接続するヒンジ機構とを含み該機構によって
折り畳まれる携帯情報端末において、前記ヒンジ機構の
軸方向に実質的に平行な光軸を有する撮像手段を含むこ
とを特徴とする携帯情報端末。
回動可能に接続するヒンジ機構とを含み該機構によって
折り畳まれる携帯情報端末において、前記ヒンジ機構の
軸方向に実質的に平行な光軸を有する撮像手段と、該撮
像手段によって撮影される画像を表示する表示画面とを
含み、該表示画面は前記光軸と実質的に垂直にすること
が可能であることを特徴とする携帯情報端末。
において、前記撮像手段はズーム機能を有することを特
徴とする携帯情報端末。
メラ付き折り畳み式携帯電話機の斜視図である。電話機
10は、受話孔12を備えた受話筐体14と、送話孔16および
押しボタンからなる操作部17を備えた送話筐体18とを含
む。また電話機10は、筐体14、18を折り畳むヒンジ部に
含まれ、実質的にヒンジ部と一体化している光学ユニッ
ト20を含む。光学ユニットはその一端に受光部22を有
し、受光部22によって被写界からの光を取り入れる。光
学ユニット20は、このようにヒンジ機構と一体化するこ
とにより、ヒンジ部の軸方向に実質的に平行な光軸23を
有する。
Claims (3)
- 【請求項1】 ヒンジ機構を含み該機構によって折り畳
まれる携帯情報端末において、前記ヒンジ機構は、該機
構の軸方向に実質的に平行な光軸を有する撮像手段を含
むことを特徴とする携帯情報端末。 - 【請求項2】 請求項1に記載の携帯情報端末におい
て、前記撮像手段は2つのレンズと、該レンズ間の距離
を変更してズーム機能を実現するカム機構とを含むこと
を特徴とする携帯情報端末。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の携帯情報端末
において、該端末はさらに、前記撮像手段によって撮影
される画像を表示する表示画面を含み、該表示画面は前
記光軸と実質的に垂直にすることが可能であることを特
徴とする携帯情報端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002098921A JP2003295973A (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | 携帯情報端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002098921A JP2003295973A (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | 携帯情報端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003295973A true JP2003295973A (ja) | 2003-10-17 |
Family
ID=29388036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002098921A Pending JP2003295973A (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | 携帯情報端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003295973A (ja) |
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-
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- 2002-04-01 JP JP2002098921A patent/JP2003295973A/ja active Pending
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