JP2003309748A - 撮像装置付き携帯電話機およびその制御方法 - Google Patents

撮像装置付き携帯電話機およびその制御方法

Info

Publication number
JP2003309748A
JP2003309748A JP2002282098A JP2002282098A JP2003309748A JP 2003309748 A JP2003309748 A JP 2003309748A JP 2002282098 A JP2002282098 A JP 2002282098A JP 2002282098 A JP2002282098 A JP 2002282098A JP 2003309748 A JP2003309748 A JP 2003309748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
image pickup
mobile phone
opening
exit opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002282098A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichiro Kimura
壮一郎 木村
Naoyuki Nishino
直行 西納
Hiroyuki Uchiyama
浩行 内山
Takaaki Kotani
高秋 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2002282098A priority Critical patent/JP2003309748A/ja
Priority to US10/358,172 priority patent/US20030162564A1/en
Publication of JP2003309748A publication Critical patent/JP2003309748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/142Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/58Means for changing the camera field of view without moving the camera body, e.g. nutating or panning of optics or image sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/55Optical parts specially adapted for electronic image sensors; Mounting thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/141Systems for two-way working between two video terminals, e.g. videophone
    • H04N7/142Constructional details of the terminal equipment, e.g. arrangements of the camera and the display
    • H04N2007/145Handheld terminals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 360度を超えて任意の角度で撮像できるよう
にする。 【構成】 円柱の回転体10の周面に入射開口11を,底面
に出射開口18を形成する。入射開口11から入射した光
は,第1のミラー17によって出射開口18に導かれる。回
転体10に入射した光は,出射開口18から,携帯電話本体
を構成する第1の半体30内に導かれる。第1の半体30内
には第2のミラー43が配置されており,この第2のミラ
ー43によって回転体10から出射された光がC-MOSセンサ4
4の受光面上に導かれる。回転体10と第1の半体30との
間はコードなどにより接続されていないので,回転体10
は任意の角度に回転することができ,任意の角度で撮像
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,撮像装置付き携帯電話機(P
HS:personal handyphone systemを含む),撮像装
置,ディジタル・カメラ装置およびそれらの制御方法な
らびに撮像装置に装着される柱体に関する。
【0002】
【発明の背景】携帯電話機の多機能化に伴い,ディジタ
ル・スチル・カメラのような撮像装置が付いた携帯電話
機も実用化されている。ディジタル・スチル・カメラを
用いた撮像により得られた画像データによって表される
画像は,携帯電話機に設けられている表示装置の表示画
面上に表示される。また,撮像により得られた画像デー
タは他の携帯電話機に送信される。画像データが他の携
帯電話機において受信されると,受信した画像データに
よって表される画像が他の携帯電話機の表示装置の表示
画面上に表示される。
【0003】表示装置の表示画面は,携帯電話機の内側
に設けられているのが通常である。撮像アングルをユー
ザが確認することから撮像方向は携帯電話の外側方向で
ある。このため,表示画面に自分の画像を表示しなが
ら,自分自身を撮像することはできない。撮像装置を18
0度程度回転可能とし,表示画面に自分の画像を表示さ
せながら自分自身を撮像するものも考えられている。し
かしながら,撮像装置と携帯電話機本体とをコードで接
続する必要があるので,撮像装置は回転自在ではない。
撮像方向を360度自在に設定することはできない。
【0004】たとえば,特許文献1に記載の携帯型電子
機器は,本体部と円筒状のケースとを備えている。円筒
状のケースの上部にはミラーが設けられている。このミ
ラーによって,ケース内に配置されている光電変換素子
に被写体像を表す光を導いている。しかしながら,光電
変換素子は,ケース内に配置されているために,ケース
を回転させると光電変換素子も回転する。光電変換素子
のコードは本体部に接続されているから,このコードに
よりケースの回転は規制されてしまう。
【0005】また,特許文献2に記載に光学的画像記録
装置は,ボディに画像記録装置が収容されているもので
ある。画像記録装置に入射する光の光路を偏向させるこ
とができるが,ボディを回転することは全く考えられて
いない。
【0006】
【特許文献1】特開平11-331658号公報
【特許文献2】特表2000-515255号公報
【0007】
【発明の開示】この発明は,撮像方向を360度自在に設
定できるようにすることを目的とする。
【0008】第1の発明は,携帯電話機本体と柱体とを
備えている撮像装置付き携帯電話機についてのものであ
る。上記柱体は,内部が空洞であり,光を入射する入射
開口が側面に,光を出射する出射開口が底面にそれぞれ
形成されており,上記入射開口から入射した光を上記出
射開口に導く第1の偏向器が内部に配置されており,か
つ上記携帯電話機本体に対して回転自在である。また,
上記携帯電話機本体は,上記柱体の上記出射開口からの
出射光の光路上であって,上記柱体から独立した位置に
配置され,受光面に結像した被写体像を表す映像信号を
出力する固体電子撮像素子,および上記固体電子撮像素
子から出力された映像信号を電話回線網に送信する送信
回路を備えている。
【0009】この発明は,上記撮像装置付き携帯電話機
の制御方法も提供している。すなわち,この方法は,携
帯電話機本体と柱体とを備えた撮像装置付き携帯電話機
において,上記柱体が,上記携帯電話機本体に対して回
転自在であり,かつ内部が空洞であり,光が入射する入
射開口を側面に,光が出射する出射開口を底面にそれぞ
れ形成しておき,上記入射開口から入射した光を上記出
射開口に導き,上記携帯電話機本体内において,上記柱
体の出射開口からの出射光の光路上であって,上記柱体
から独立した位置に,固体電子撮像素子を配置し,受光
面に結像した被写体像を表す映像信号を出力し,上記固
体電子撮像素子から出力された映像信号を電話回線網に
送信することを特徴とする。
【0010】上記柱体の軸方向と上記携帯電話機本体の
長手方向とが同じであっても90度交わるようにしてもよ
い。
【0011】この発明によると,上記柱体内に固体電子
撮像素子が,設けられておらず,携帯電話機本体におい
て上記柱体から独立した位置に設けられている。上記柱
体を回転しても上記固体電子撮像素子の出力コードが邪
魔になることもない。上記柱体の入射開口から入射した
光は,上記柱体の出射開口から出射し,上記固体電子撮
像素子の受光面上に被写体像を表す光像が結像する。36
0度を越えて上記柱体が回転しても上記固体電子撮像素
子の受面上に被写体像が結像するようになる。撮像方向
を360度自在に設定できる。
【0012】上記柱体を単独で構成してもよい。
【0013】上記受光面が,上記携帯電話本体の内側の
面と平行となるように上記固体電子撮像素子を配置する
ことが好ましい。この場合,上記携帯電話機本体内に上
記出射光を上記固体電子撮像素子の受光面に導く第2の
偏向器をさらに備えることとなろう。
【0014】携帯電話機の厚さを薄くすることができ
る。
【0015】上記柱体の回転角度を検出する検出装置,
上記固体電子撮像素子から出力された映像信号によって
表される被写体像を表示画面上に表示する表示装置,お
よび上記検出装置により検出された角度に応じて,表示
される被写体像が正立して表示されるように上記表示装
置を制御する表示制御装置を(上記携帯電話機本体に)
さらに備えるようにしてもよい。
【0016】上記柱体の回転角度に関係なく,表示画面
上には正立した画像が表示されるようになる。見やすい
画像が表示されるようになる。
【0017】第2の発明は,撮像装置本体と柱体とを備
えているものである。上記柱体は,内部が空洞であり,
光を入射する入射開口が側面に,光を出射する出射開口
が底面にそれぞれ形成されており,上記入射開口から入
射した光を上記出射開口に導く第1の偏向器が内部に配
置されており,かつ上記撮像装置本体に対して回転自在
である。上記撮像装置本体は,上記柱体の上記出射開口
からの出射光の光路上であって,上記柱体から独立した
位置に配置され,受光面に結像した被写体像を表す映像
信号を出力する固体電子撮像素子を備えている。
【0018】第2の発明は上記撮像装置に適した制御方
法を提供している。すなわち,撮像装置本体と柱体とを
備えた撮像装置において,上記柱体は,上記撮像装置本
体に対して回転自在であり,かつ内部が空洞であり,光
が入射する入射開口を側面に,光が出射する出射開口を
底面にそれぞれ形成しておき,上記入射開口から入射し
た光を上記出射開口に導き,上記携帯電話機本体内にお
いて,上記柱体の出射開口からの出射光の光路上であっ
て,上記柱体から独立した位置に固体電子撮像素子を配
置し,受光面に結像した被写体像を表す映像信号を出力
するものである。
【0019】上記撮像装置において固体電子撮像素子か
ら出力される映像信号を記録媒体に記録することにより
ディジタル・カメラ装置を構成できる。
【0020】これらの撮像装置およびディジタル・カメ
ラにおいても,撮像方向を360度自在に設定できる。
【0021】
【実施例の説明】図1(A)および(B)は,この発明
の実施例を示すもので,ディジタル・カメラ付き携帯電
話1(以下,携帯電話1という)の斜視図である。
(A)は携帯電話1を開いた状態で正面から見た斜視
図,(B)は携帯電話1を開いた状態で背面から見た斜
視図である。
【0022】携帯電話1は,第1の半体30と第2の半体
50とを有している。
【0023】第1の半体30の下部には,内部に軸が通る
軸受管37が形成されている。第2の半体50の上部には,
内部に軸が通る軸受管51が形成されている。軸受管37と
軸受管51との間に軸(図示略)が通ることにより,第1
の半体30と第2の半体50とが折り曲げ自在に結合されて
いる。
【0024】第1の半体30の内側の面にはほぼ全体に渡
って表示画面42が形成されている。表示画面42の上に
は,内部にスピーカが配置されている受話口36が形成さ
れている。
【0025】第1の半体30の右上には,切り欠き30Aが
形成されている。この切り欠き30Aに,第1の半体30の
長手方向と同じ方向の中心軸をもつ回転体(柱体)10が
設けられている。回転体10の内部にはディジタル・カメ
ラの撮像光学系が設けられている。回転体10は360度の
角度を超えて回転自在である。
【0026】第1の半体30の上面の左側にはアンテナ41
が設けられている。
【0027】第2の半体50の内側の面にはテン・キーパ
ッドを含むキーパッドが形成されている。また,第2の
半体50の下部には,内部にマイクロフォンが配置されて
いる送話口53が形成されている。
【0028】(B)を参照して,回転体10の側面には,
被写体像を表す光を入射する入射開口11が形成されてい
る。この入射開口11には,中央が開口されているレンズ
・バリア12が固定されている。レンズ・バリア12の中央
の開口からレンズ13が露出している。
【0029】ユーザは,第2の半体50を手でもち,キー
パッド52の操作,表示画面42に表示される画像の鑑賞な
どを行なうこととなる。また,被写体を撮像するときに
は,その撮像する被写体の方向に,回転体10の入射開口
11が向くようにユーザの指によって回転体10が回され
る。
【0030】図2は,図1(B)のII−II線に沿う断面図
である。
【0031】回転体10の周面には,上述したように円形
の入射開口11が形成されている。また,回転体10の底面
には円形の出射開口18が形成されている。
【0032】回転体10の内部には,レンズ保持体20が設
けられている。レンズ保持体20は,高さの低い第1の円
管部21と高さの高い第2の円管部25とを有している。第
1の円管部21の中心軸と第2の円管部25の中心軸とは90
度交差している。第1の円管部21の外周と回転体10の入
射開口11の内周とはほぼ一致しており,第1の円管部21
が入射開口11にはめ込められている。第2の円管部25の
外周と回転体10の出射開口18の内周とはほぼ一致してお
り,第2の円管部25が出射開口18にはめ込められてい
る。第1の円管部21は,中央部分が開口されているレン
ズ・バリア12とレンズ13とを固定するものである。第2
の円管部25は,3枚のレンズ14,15および16を固定する
ものである。
【0033】レンズ保持体20の第1の円管部21には,第
1の円管部21の外周面と同一面をもつ第1のレンズ・バ
リア保持壁23とこの第1のレンズ・バリア保持壁23より
も高さが低い第2のレンズ・バリア保持壁22とが形成さ
れている。第1のレンズ・バリア保持壁23の内壁にレン
ズ・バリア12の外周面が固定され,第2のレンズ・バリ
ア保持壁22の上面にレンズ・バリア12の内側の面が固定
されている。第1の円管部21の内周面にレンズ13が固定
されている。
【0034】レンズ保持体20の第2の円管部25には,そ
の内周面にレンズ14,15および16が所定の間隔をあけて
固定されている。また,レンズ保持体20の第2の円管部
25の下端部には,外側に張り出した羽根26が形成されて
いる。
【0035】第1の円管部21の下端面24の上部と第2の
円管部22の上端面29の左側の部分に第1のミラー(第1
の偏向器)17が渡され,かつ固定されている。すなわ
ち,回転体10の入射開口11から入射した光Lが,90度の
角度偏向させられ回転体10の出射開口18から出射するよ
うに,第1のミラー17の角度が決定されている。
【0036】第1の半体30の切り欠け30Aの上面におい
て,回転体10の出射開口18に対応する位置に,かつ出射
開口18の大きさに対応する大きさで開口33が形成されて
いる。また,切り欠け部30Aの上部において外側に張り
出した回転体保持用凹所31が形成されている。この保持
用凹所31内に凹部32が形成されている。第1の半体30の
内側の内壁34において切り欠き部30Aの上面と少しの間
隙が形成されてC-MOSセンサ44が受光面を内側に向けて
固定されている。
【0037】上述した第2の円管部25に形成された羽根
26の一部が保持用凹所31の凹部32内に入り込み,かつC-
MOSセンサ44と第1の半体30の上面との間の間隙に羽根2
6の一部が入り込むことにより,第2の円管部25,すな
わち,回転体10が位置決めされる。回転体10は,第1の
半体30の長手方向の軸と同じ方向の軸を中心として回転
することができる。
【0038】第1の半体30内において,第1の半体30の
外側の内壁35とC-MOSセンサ44の下端部に第2のミラー
(第2の偏向器)43が渡され,かつ固定されている。こ
の第2のミラー43は,回転体10の出射光18から出射した
光をC-MOSセンサ44に偏向するように,その角度が決定
されている。
【0039】回転体10の入射開口11から入射した光L
は,レンズ13によって集光され,第1のミラー17によっ
て下方向に偏向させられる。偏向した光は,レンズ14,
15および16を介して第2のミラー43によって,C-MOSセ
ンサ44の受光面上に導かれる。C-MOSセンサ44の受光面
上に被写体像が結像する。
【0040】C-MOSセンサ44は,回転体10内部にあるの
ではなく,第1の半体30内にある。回転体10が360度を超
えて回転してもC-MOSセンサ44と接続されているコード
によって回転体10の回転が規制されることはない。
【0041】図3は,携帯電話1を開いた状態での平面
図である。
【0042】上述したように,この実施例では回転体10
が360度を超えて回転できる。図1(B)に示すように回転
体10の入射開口11が外側に向けられているときを0度の
回転角,0度の回転角から平面からみて時計方向に90度
回転したときの回転角を90度の回転角,90度の回転角か
らさらに平面からみて時計方向に90度回転し,回転体10
の入射開口11が内側に向くときを180度の回転角という
ことにする。
【0043】図4(A)および(B)から図6(A)および(B)
は,回転体10の回転角とC-MOSセンサ44の受光面上に結
像する被写体像との関係を示している。いずれも(A)は
入射光Lと回転体10との関係を示し,(B)は被写体と被
写体像との関係を示している。
【0044】図4(A)および(B)は,回転体10の回転角が
0度の場合である。
【0045】回転角が0度の場合,第1のミラー17によ
る反射および第2のミラー43による反射により正立の被
写体の被写体像は,倒立となる。この実施例において
は,倒立像がC-MOSセンサ44の受光面上に結像した場合
にC-MOSセンサ44から出力される映像信号によって表わ
される画像が正立するようにC-MOSセンサ44からの映像
信号の読みだしが制御される。
【0046】図5(A)および(B)は,回転体10の回転角が
90度の場合である。(B)には被写体の背景が見えてい
る。
【0047】回転角が90度の場合,レンズ13等の結像,
第1のミラー17による反射および第2のミラー43による
反射により正立の被写体の被写体像は被写体を90度時計
方向に回転したものとなる。このために,C-MOSセンサ4
4から出力された映像信号によって表わされる画像がさ
らに90度時計方向に回転するように画像の回転処理が行
われる。回転処理後の画像(正面像)は,正立像とな
る。
【0048】図6(A)および(B)は,回転体10の回転角が
180度の場合である。(B)には被写体の正面が見えて
いる。
【0049】回転角が180度の場合,第1のミラー17に
よる反射および第2のミラー43による反射により正立の
被写体の被写体像は被写体を鏡像反転したものとなる。
このために,C-MOSセンサ44から出力された映像信号に
よって表わされる画像さらに鏡像反転するように画像処
理が行われる。画像処理後の画像(正面像)は,正立像
となる。
【0050】この実施例による携帯電話1においては,
回転体10の回転角が検出され,検出した回転角に応じて
上述した画像処理がそれぞれ行われる。
【0051】図7は,回転体10を第1の半体30から取り
除いたときにおける携帯電話10の平面図である。
【0052】第1の半体30の切り欠け部30Aの上面に
は,3つの金属端子61,63および67が形成されている。
【0053】図8は,金属端子61,63および67の拡大図
である。
【0054】第1の金属端子61は,切り欠け30Aの開口
33の周囲を囲むように円周形状をしている。円周の一部
から一端部62が飛び出ており,この一端部62がグランド
・ラインと接続されている。
【0055】第2の金属端子63は,第1の金属端子61を
さらに囲むようにほぼ3/4周の長さを持っている。第2
の金属端子63において,第1の半体30の外側方向(回転
体10が0度に位置しているときの方向)および第1の半
体30の右側面方向(携帯電話1を開いてユーザが手に持
ったときにユーザから見て右側の側面であり,回転体10
が90度に位置しているときの方向)の部分には,その他
の部分と比べて幅が広くなっている接触部64および65が
形成されている。第2の金属端子63の周の一部から一端
部66が飛び出ている。この一端部66が後述する角度検出
回路86(図10参照)と接続されており,所定の電圧が印
加されている。
【0056】第3の金属端子67は,第2の金属端子63を
さらに囲むようにほぼ3/4周の長さを持っている。第3
の金属端子67において,第1の半体30の外側方向および
第1の半体30の内側方向(回転体10が180度に位置して
いるときの方向)の部分には,その他の部分と比べて幅
が広くなっている接触部68および69が形成されている。
第3の金属端子67の周の一部からも一端部70が飛び出て
いる。この一端部70も角度検出回路86と接続されてお
り,所定の電圧が印加されている。
【0057】図9は,回転体10の底面図である。
【0058】この図においては,第2の円管部25,撮像
レンズ16等は,図示が省略されている。
【0059】回転体10の底面10Aには,第1の開口11の
下側に対応する位置に金属片19が固定されている。この
金属片19には,互いに導通し,かつ下方向に突出してい
る3枚の第1の切片19A,第2の切片19Bおよび第3の
切片19Cが形成されている。
【0060】回転体10が0度の位置にあるときには,第
2の切片19Bが第2の金属端子63の接触部64に接し,か
つ第3の切片19Cが第3の金属端子67の接触部68に接す
る。また,第1の切片19Aが第1の金属端子61に接す
る。第3の金属端子67および第2の金属端子63がグラン
ド・ラインに接続されることとなる。
【0061】回転体10が90度の位置にあるときには,第
1の切片19Aが第1の金属端子61に接し,第2の切片19
Bが第2の金属端子63の接触部65に接するが,第3の切
片19Cは,第3の金属端子67には接しない。第2の金属
端子63がグランド・ラインに接続されるが,第3の金属
端子67はグランド・ラインに接続されないこととなる。
【0062】回転体10が180度の位置にあるときには,
第1の切片19Aが第1の金属端子61の接触部69に接し,
第3の切片19Cが第3の金属端子67に接する。第2の切
片19Bは,第2の金属端子63には接しない。
【0063】第2の金属端子63および第3の金属端子67
の両方の端子がグランド・ラインに接続されたことが検
出されることにより,回転体10の位置が0度にあること
が分かる。第2の金属端子63がグランド・ラインに接続
され,かつ第3の金属端子67がグランド・ラインに接続
されていないことが検出されることにより,回転体10の
位置が90度にあることが分かる。第3の金属端子67がグ
ランド・ラインに接続され,かつ第2の金属端子63がグ
ランド・ラインに接続されていないことが検出されるこ
とにより,回転体10の位置が180度にあることが分か
る。
【0064】図10は,携帯電話1の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【0065】携帯電話1の全体の動作は,CPU85によって
統括される。
【0066】マイクロフォン91から入力した音声は,音
声信号としてマイクロフォン91から出力され,インター
フェイス92を介して信号処理回路95に入力する。信号処
理回路95において,変調が行われる。変調された信号
は,通信回路96によってアンテナ41から他の携帯電話等
に送信される。
【0067】アンテナ91によって受信した音声信号は,
通信回路96に入力する。音声信号は,通信回路96を介し
て信号処理回路95に与えられ,復調される。復調された
音声信号は,インターフェイス94を介してスピーカ93に
与えられることにより音声出力される。
【0068】携帯電話1には,データを一時的に記憶す
るメモリ83,表示装置84および回転体10の回転角を検出
する角度検出回路86が含まれている。
【0069】角度検出回路86は,上述した第1の金属端
子61,第2の金属端子63および第3の金属端子67と接続
されており,第2の金属端子63および第3の金属端子67
にそれぞれ電圧を印加するものである。第2の金属端子
63および第3の金属端子67への印加電圧の変動を検出す
ることにより,上述したように回転体10の回転角度が検
出される。検出された回転角度を表すデータが後述する
データ処理回路82に与えられ,回転角度に応じて画像回
転処理が実行される。
【0070】テン・キーパッドなどの押し下げを示す信
号は,CPU85に入力する。キーパッドの中のメニュー・
ボタンによりメニューが表示画面42上に表示される。被
写体を撮像するときには,撮像モードが選択される。
【0071】撮像モードとなると,C-MOSセンサ44によ
る被写体が撮像され,被写体像を表わす映像信号が出力
される。映像信号は,アナログ/ディジタル変換回路81
においてディジタル画像データに変換される。変換され
たディジタル画像データは,データ処理回路82に入力す
る。
【0072】データ処理回路82は,ガンマ補正,白バラ
ンス調整などの所定のデータ処理を行う他に,上述した
ように角度検出回路86において検出された角度に応じて
画像の回転処理等を行うものである。データ処理回路82
から出力される画像データによって表わされる画像は,
正立像となる。
【0073】データ処理回路82から出力される画像デー
タは,表示装置84に与えられ,表示画面42上に表示され
ることとなる。
【0074】撮像モードとなっているときには,キーパ
ッド52に含まれる決定ボタンがシャッタ・レリーズ・ボ
タンとなる。決定ボタンが押されると,上述のようにし
てデータ処理回路82から出力される画像データは,メモ
リ83に一時的に記憶される。
【0075】メニューによって送信モードに設定される
と,メモリ83に記憶されている画像データが読み出さ
れ,信号処理回路95および通信回路96を介してアンテナ
41に与えられる。他の携帯電話等によって画像データが
受信され,表示されることとなる。
【0076】図11は,撮像モードの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【0077】撮像モードが設定されると,被写体が撮像
され,被写体像を表わす画像データが得られる。また,
上述したように回転体10の回転角度が検出される(ステ
ップ101)。回転角度が90度であれば,得られる画像が
正立となるようにするために時計方向に90度の画像回転
処理が行われる(ステップ102)。回転角度が180度であ
れば,得られる画像が正立となるようにするために鏡像
処理が行われる(ステップ103)。回転角度が0度であ
れば,得られた画像データが正立の画像を表わしている
ので,画像回転処理は行われない。
【0078】シャッタ・レリーズ・ボタンの押し下げが
あると(ステップ104でYES),撮像により得られた画像
データ(回転処理済みのもの)がメモリ83に一時的に記
憶される(ステップ105)。
【0079】携帯電話1が送信モードに設定され,画像
データの送信先が決定される(ステップ106でYES)。す
ると,メモリ83に一時的に記憶されている画像データが
その送信先に送信されることとなる(ステップ107)。
【0080】回転体10と携帯電話1の第1の半体30との
間はコードによって接続されないので,回転体10が360
度を超えて自在に回転できる。ユーザが携帯電話1を手
で持った状態で好きな方向を撮像することができる。画
像の回転処理をするので回転体10が回転した場合であっ
ても正立の画像が得られる。
【0081】図12は,第1の半体30の内部にズーム・レ
ンズ機構が設けられている状態を示すもので,一部を切
り欠いたものである。
【0082】光軸が,柱体10のレンズ14,15および16の
レンズの光軸と一致するようにズーム・レンズ機構200
は位置決めされている。
【0083】ズーム・レンズ機構200は,第1の半体30
の内壁34に固定されている固定筒110,第1鏡筒120およ
び第2鏡筒150を備えている。第1鏡筒120は,固定筒11
0から出し入れ自在に固定筒110に保持されている。第2
鏡筒150は,第1鏡筒120に出し入れ自在に第1鏡筒120
に保持されている。ズーム・レンズ機構200が伸びるこ
とにより(図12および後述の図14に示す状態),テレの
状態となり,ズーム・レンズ機構200が最も縮む(固定
筒110内に第1鏡筒120および第2鏡筒150が収納された
状態)ことにより,ワイドの状態となる。ズーム・レン
ズ機構200と回転体10とは独立しているので,回転体10
の回転に関わらず,ズーム機能を達成できる。柱体10か
らの出射光は第1の鏡筒120の開口部117からズーム・レ
ンズ機器200内に入射する。
【0084】図13から図15は,ズーム・レンズ機構200
を示すもので,図13はワイドの状態の断面図,図14はテ
レの状態の断面図,図15はズーム・レンズ機構200の分
解斜視図である。
【0085】固定筒110は円管状であり,その内周は第
1の鏡筒120の外周とほぼ同じ大きさである。
【0086】固定筒110の外周面の一部には,軸方向に
沿って開けられている縦開口112が形成されている。縦
開口112の両端には固定筒110の端面に沿って軸受け111
が形成されている。これらの軸受け111には,ピン119を
通すための穴111aが形成されている。詳しくは,後述す
るように,ピン119を軸受け111の穴111aを通すことによ
り平ギア118がピン119によって回転自在に保持される。
平ギア118は,固定筒110内部に少し入り込むこととな
る。
【0087】固定筒110の内周面には,複数のヘリコイ
ド・ネジ115が突出して形成されている。固定筒110の内
周面には,軸方向に3つのキー溝116が約120度の間隔で
形成されている。さらに,固定筒110には,径方向に突
出している袋部113が軸方向に形成されている。
【0088】第1鏡筒120も円管状のものである。
【0089】第1鏡筒120の外周面には,その一端部に
周面に沿って被駆動ギア122が形成されている。この被
駆動ギア122は,平ギア118と噛み合うものである。この
被駆動ギア122には,固定筒110の内周面に形成されてい
るヘリコイド・ネジ115と噛み合うヘリコイド・ネジ121
が形成されている。このヘリコイド・ネジ121は,凹ん
でいる。
【0090】第1鏡筒120の内周面にも複数のヘリコイ
ド・ネジ125が形成されている。また,第1鏡筒120の内
周面には,複数のカム溝123が形成されている。
【0091】さらに,第1鏡筒120の一方の端面(図15
において見えている側の端面)は,内周が第1鏡筒120
の内周よりも小さいフランジ124となっている。
【0092】第2鏡筒150も円筒状である。第2鏡筒150
の外周は,第1鏡筒の内周とほぼ同じであり,上述した
ように,第2鏡筒150は第1鏡筒120から出し入れ自在で
ある。
【0093】第2鏡筒150の外周面において一方の端面
部(図15において開口が見えている側の端面部)には,
複数のヘリコイド・ネジ151が形成されている。この端
面部には,後述するカム・ピン142が入り込むカム・ピ
ン用溝152が軸方向に3つ開けられている。
【0094】さらに,第2鏡筒150の内周面には軸方向
に3つの直線溝153が形成されている。
【0095】第2鏡筒150の他方の端面部は,内側に折
り曲げられている折り曲げ部154である(図13および図1
4参照)。この折り曲げ部154によってズーム・レンズを
構成する第1のレンズ180が保持されている。
【0096】ズーム・レンズ機構200には,固定筒110,
第1鏡筒120および第2鏡筒150の他に直進ガイド筒130
が含まれている。直進ガイド筒130もほぼ円筒状であ
る。直進ガイド筒130の外周は,第2鏡筒150の内周とほ
ぼ同様である。直進ガイド筒130は,第2鏡筒150内を進
退自在である。
【0097】直進ガイド筒130の外周面には,軸方向に
突条部131が複数形成されている。この突条部131は,直
進ガイド筒130が第2鏡筒150内に入り込むことにより第
2鏡筒150の直線溝153内に入り込む。直進ガイド筒130
と第2鏡筒150とが相対的に軸方向に直進運動すること
となる。
【0098】直進ガイド筒130の一方の端面(図15にお
いて見えている側の端面)には,内周がほぼ直進ガイド
筒23の内周と同じである第1のフランジ133が取付けら
れている。この第1のフランジ133の外側に,内周が第
1のフランジ133とほぼ同じで,かつ外周が第1のフラ
ンジ133の外周よりも小さい第2のフランジが取付けら
れている。
【0099】ズーム・レンズ機構200には,さらに,第
2のレンズ170(図13および図14参照)を保持するため
のレンズ保持枠140が含まれている。
【0100】レンズ保持枠140の外周は,直進ガイド筒1
30の内周とほぼ同じである。
【0101】レンズ保持枠140の外周面には,カム・ピ
ン142が入り込む穴141aが形成されているスライド突起
141が3つ形成されている。レンズ保持枠140が直進ガイ
ド筒130内に入れられ,かつスライド突起141が直進ガイ
ド筒130の直線溝132内に入り込むと,レンズ保持枠140
は,直進ガイド筒130内を軸方向に移動自在となる。
【0102】また,レンズ保持枠140が直進ガイド筒130
内に入れられた状態でカム・ピン142が突起142に入って
いると,直進ガイド筒130が第1鏡筒120内に入り込むこ
とにより,カム・ピン142は,第1鏡筒120に形成されて
いるカム溝123内に入り込む。
【0103】さらに,ズーム・レンズ機構200には,鏡
筒保持プレート160が含まれている。
【0104】鏡筒保持プレート160は,円形の枠であ
り,外方向に突出した3つの突起161が形成されてい
る。鏡筒保持プレート160の内周は,直進ガイド筒130の
内周よりも小さい。鏡筒保持プレート160の外周は,第
1鏡筒120の外周とほぼ同じであるが,被駆動ギヤ121の
外周よりも小さい。
【0105】鏡筒保持プレート160の外側には切片ブラ
シ162が形成されている。
【0106】直進ガイド筒130が第1鏡筒120内に納めら
れると,直進ガイド筒130の第1フランジ133の方が第2
フランジ134よりも大きいので,第1フランジ133の面に
第1鏡筒120のフランジ124の内側の面が接する。直進ガ
イド筒130の第1フランジ133の面と第1鏡筒120のフラ
ンジ124の面とが接している状態で,鏡筒保持プレート1
60が直進ガイド筒130の第2のフランジ134の面に取り付
けられる。すると,直進ガイド筒130の第1のフランジ1
33と鏡筒保持プレート160とによって,第1鏡筒120のフ
ランジ124が挟み込まれる。直進ガイド筒130と鏡筒保持
プレート160とによって第1鏡筒120が回転自在に保持さ
れる。
【0107】直進ガイド筒130内にレンズ保持枠140が嵌
め込められ,直進ガイド筒130が第2鏡筒150内に嵌め込
められる。第2鏡筒150は,第1鏡筒120内に嵌め込めら
れる。第1鏡筒120は,固定筒110内に嵌め込められる。
このような状態で,ピン119によって平ギヤ118が軸受け
111に装着される。
【0108】ズーム・レンズ機構200には,モータ190が
含まれている。このモータ190の軸191には,ギヤ192が
取り付けられている。このギヤ192と平ギヤ118との間に
は軸196に取り付けられているアイドル・ギヤ195が設け
られている。モータ190は,第1の半体30の内壁に固定
されている。また,軸196は,第1の半体30内に回転自
在に取り付けられている。
【0109】図13に示すように,ワイドの状態のとき
に,モータ190からの回転力がアイドル・ギヤ195を介し
て平ギヤ118に伝達されると,平ギヤ118の回転力が第1
鏡筒120の被駆動部122に伝達される。被駆動部122に回
転力が伝達されると,第1鏡筒120のヘリコイド・ネジ1
21内に固定筒110のヘリコイド・ネジ115が入り込んでい
ることから,第1鏡筒120は回転しながら,固定筒110か
ら退避して軸方向に移動する。
【0110】第1鏡筒120が軸方向に移動すると,第1
鏡筒120のフランジ124が直進ガイド筒130の第1フラン
ジ133と鏡筒保持プレート160とによって挟まれているこ
とから,直進ガイド筒130および鏡筒保持プレート160も
軸方向に移動する。鏡筒保持プレート160に形成されて
いる切片ブラシ162は,固定筒110に形成されている袋部
113内のスライド部114に沿って移動することとなる。ま
た,鏡筒保持プレート160に形成されている突起161は,
固定筒110の内周面に形成されているキー溝116に沿って
移動する。
【0111】また,第1鏡筒120は,回転しながら軸方
向に移動していることから,カム・ピン142が第1鏡筒1
20の内周面に形成されているカム溝123内に入り込んで
いるレンズ保持枠140は,回転しようとするが,レンズ
保持枠140の突起141が直進ガイド筒130の直線溝132内に
入っていることから回転が規制される。この結果,レン
ズ保持枠140も第1鏡筒120のカム溝123にしたがって軸
方向に移動することとなる。
【0112】第2鏡筒150は,内周面に形成されている
直線溝153内に直進ガイド筒130の外周面に形成されてい
る直線溝131が入り込んでいることから,回転が規制さ
れる。また,第2鏡筒150の外周面に形成されているヘ
リコイド・ネジ151は,第1鏡筒120の内周面に形成され
ているヘリコイド・ネジ125内に入り込んでいることか
ら,ヘリコイド・ネジ125にしたがって,第2鏡筒150
が,第1鏡筒120から退避する軸方向に移動する。
【0113】第1鏡筒120に形成されているヘリコイド
・ネジ125にしたがって移動する第2鏡筒150の移動量よ
りも,第1鏡筒120に形成されているカム溝123にしたが
って移動するレンズ保持枠140の移動量の方が大きくな
るように,ヘリコイド・ネジ125およびカム溝123が形成
されている。したがって,図13に示すワイド状態よりも
図14に示すテレ状態の方が第1のレンズ180と第2のレ
ンズ170との間隔が短くなる。このために,ズーム・レ
ンズ機構200の伸び縮みに応じてテレ状態とワイド状態
とを切り替えることができる。
【0114】以上の動作により,図13に示すようにワイ
ド状態であったズーム・レンズ機構200が,図14に示す
ようにテレ状態となる。図14に示すテレ状態から図13に
示すワイド状態に戻る動作は,上述した動作の逆となる
ことから明らかであろう。
【0115】上述したように,この実施例においては,
回転体10の回転角度が90度単位で検出されている。この
ために,90度回転しても得られる画像の縦横の比率が変
わらない必要がある。したがって,この実施例における
携帯電話1の用いられるC−MOSセンサ44の撮像領域
が長方形の場合であれば,その撮像領域の中央部分の正
方形の領域が撮像に用いられることとなろう。
【0116】また,上述した実施例においては,回転体
10の回転角度が90度単位で検出されているが,45度単位
で検出するようにしてもよい。45度単位で検出する場合
には,C−MOSセンサ44の撮像領域のうち,正方形の
領域を45度の角度回転した領域から得られる映像信号を
用いて画像が生成されることとなろう。このように,45
度単位で検出する場合には,使用しない撮像領域の割合
が高くなるので,画素数の多いC−MOSセンサが利用
されることとなろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)は,携帯電話の斜視図である。
【図2】図1(A)のII−II線に沿う断面図である。
【図3】携帯電話の平面図である。
【図4】(A)は,携帯電話の側面図を示し,(B)は,被写
体と被写体像との関係を示している。
【図5】(A)は,携帯電話の側面図を示し,(B)は,被写
体と被写体像との関係を示している。
【図6】(A)は,携帯電話の側面図を示し,(B)は,被写
体と被写体像との関係を示している。
【図7】回転体を除去した携帯電話の平面図である。
【図8】金属端子を示している。
【図9】回転体の底面図である。
【図10】携帯電話の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図11】撮像モードの処理手順を示すフローチャート
である。
【図12】一部切り欠き断面図である。
【図13】ワイド状態のズーム・レンズ機構を示す断面
図である。
【図14】テレ状態のズーム・レンズ機構を示す断面図
である。
【図15】ズーム・レンズ機構の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 携帯電話 10 回転体 11 入射開口 17,43 ミラー 18 出射開口 44 C-MOSセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/32 H04N 101:00 // H04N 101:00 H04B 7/26 V (72)発明者 内山 浩行 埼玉県朝霞市泉水三丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 小谷 高秋 東京都府中市宮西町3−18−1 グランレ ープ府中406号 Fターム(参考) 5C022 AA13 AC03 AC23 AC42 AC54 AC69 AC77 AC78 5C052 AB09 DD02 5K023 AA07 DD08 HH06 PP16 5K067 AA21 BB04 EE02 FF02 FF23 FF31 KK17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機本体と柱体とを備え,上記柱
    体が,内部が空洞であり,光を入射する入射開口が側面
    に,光を出射する出射開口が底面にそれぞれ形成されて
    おり,上記入射開口から入射した光を上記出射開口に導
    く第1の偏向器が内部に配置されており,かつ上記携帯
    電話機本体に対して回転自在であり,上記携帯電話機本
    体が,上記柱体の上記出射開口からの出射光の光路上で
    あって,上記柱体から独立した位置に配置され,受光面
    に結像した被写体像を表す映像信号を出力する固体電子
    撮像素子,および上記固体電子撮像素子から出力された
    映像信号を電話回線網に送信する送信回路,を備えた撮
    像装置付き携帯電話機。
  2. 【請求項2】 上記受光面が,上記携帯電話本体の内側
    の面と平行となるように上記固体電子撮像素子が配置さ
    れ,上記携帯電話機本体が,上記出射光を上記固体電子
    撮像素子の受光面に導く第2の偏向器をさらに備えた請
    求項1に記載の撮像装置付き携帯電話機。
  3. 【請求項3】 上記柱体の回転角度を検出する検出装
    置,上記固体電子撮像素子から出力された映像信号によ
    って表される被写体像を表示画面上に表示する表示装
    置,および上記検出装置により検出された角度に応じ
    て,表示される被写体像が正立して表示されるように上
    記表示装置を制御する表示制御装置,をさらに備えた請
    求項1に記載の撮像装置付き携帯電話機。
  4. 【請求項4】 撮像装置本体に対して回転自在に装着さ
    れる柱体であって,内部が空洞であり,光を入射する入
    射開口が側面に,光を出射する出射開口が底面にそれぞ
    れ形成されており,上記入射開口から入射した光を上記
    出射開口に導く第1の偏向器が内部に配置されているこ
    とを特徴とする柱体。
  5. 【請求項5】 撮像装置本体と柱体とを備え,上記柱体
    が,内部が空洞であり,光を入射する入射開口が側面
    に,光を出射する出射開口が底面にそれぞれ形成されて
    おり,上記入射開口から入射した光を上記出射開口に導
    く第1の偏向器が内部に配置されており,かつ上記撮像
    装置本体に対して回転自在であり,上記撮像装置本体
    が,上記柱体の上記出射開口からの出射光の光路上であ
    って,上記柱体から独立した位置に配置され,受光面に
    結像した被写体像を表す映像信号を出力する固体電子撮
    像素子を備えていることを特徴とする,撮像装置。
  6. 【請求項6】 ディジタル・カメラ本体と柱体とを備
    え,上記柱体が,内部が空洞であり,光を入射する入射
    開口が側面に,光を出射する出射開口が底面にそれぞれ
    形成されており,上記入射開口から入射した光を上記出
    射開口に導く第1の偏向器が内部に配置されており,か
    つ上記ディジタル・カメラ本体に対して回転自在であ
    り,上記ディジタル・カメラ本体が,上記柱体の上記出
    射開口からの出射光の光路上であって,上記柱体から独
    立した位置に配置され,受光面に結像した被写体像を表
    す映像信号を出力する固体電子撮像素子,および上記固
    体電子撮像素子から出力された映像信号を記録媒体に記
    録する記録制御手段,を備えたディジタル・カメラ装
    置。
  7. 【請求項7】 携帯電話機本体と柱体とを備えた撮像装
    置付き携帯電話機において,上記柱体が,上記携帯電話
    機本体に対して回転自在であり,かつ内部が空洞であ
    り,光が入射する入射開口を側面に,光が出射する出射
    開口を底面にそれぞれ形成しておき,上記入射開口から
    入射した光を上記出射開口に導き,上記携帯電話機本体
    内において,上記柱体の出射開口からの出射光の光路上
    であって,上記柱体から独立した位置に固体電子撮像素
    子を配置し,受光面に結像した被写体像を表す映像信号
    を出力し,上記固体電子撮像素子から出力された映像信
    号を電話回線網に送信する,撮像装置付き携帯電話機の
    制御方法。
  8. 【請求項8】 撮像装置本体と柱体とを備えた撮像装置
    付き携帯電話機において,上記柱体が,上記撮像装置本
    体に対して回転自在であり,かつ内部が空洞であり,光
    が入射する入射開口を側面に,光が出射する出射開口を
    底面にそれぞれ形成しておき,上記入射開口から入射し
    た光を上記出射開口に導き,上記携帯電話機本体内にお
    いて,上記柱体の出射開口からの出射光の光路上であっ
    て,上記柱体から独立した位置に固体電子撮像素子を配
    置し,受光面に結像した被写体像を表す映像信号を出力
    することを特徴とする,撮像装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 ディジタル・カメラ本体と柱体とを備え
    たディジタル・カメラ装置において,上記柱体が,上記
    ディジタル・カメラ本体に対して回転自在であり,かつ
    内部が空洞であり,光が入射する入射開口を側面に,光
    が出射する出射開口を底面にそれぞれ形成しておき,上
    記入射開口から入射した光を上記出射開口に導き,上記
    ディジタル・カメラ本体内において,上記柱体の出射開
    口からの出射光の光路上であって,上記柱体から独立し
    た位置に固体電子撮像素子を配置し,受光面に結像した
    被写体像を表す映像信号を出力し,上記固体電子撮像素
    子から出力された映像信号を記録媒体に記録する,ディ
    ジタル・カメラ装置の制御方法。
JP2002282098A 2002-02-13 2002-09-27 撮像装置付き携帯電話機およびその制御方法 Pending JP2003309748A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002282098A JP2003309748A (ja) 2002-02-13 2002-09-27 撮像装置付き携帯電話機およびその制御方法
US10/358,172 US20030162564A1 (en) 2002-02-13 2003-02-05 Portable telephone with image sensing unit, and method of controlling same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002-35257 2002-02-13
JP2002035257 2002-02-13
JP2002282098A JP2003309748A (ja) 2002-02-13 2002-09-27 撮像装置付き携帯電話機およびその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003309748A true JP2003309748A (ja) 2003-10-31

Family

ID=27759631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002282098A Pending JP2003309748A (ja) 2002-02-13 2002-09-27 撮像装置付き携帯電話機およびその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20030162564A1 (ja)
JP (1) JP2003309748A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004247887A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Nidec Copal Corp カメラユニット及び携帯情報端末装置
WO2005050308A1 (ja) * 2003-11-20 2005-06-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha カメラ付き携帯電話機
US7465107B2 (en) 2004-09-21 2008-12-16 Canon Kabushiki Kaisha Photographing apparatus and control method therefor
US11153472B2 (en) 2005-10-17 2021-10-19 Cutting Edge Vision, LLC Automatic upload of pictures from a camera

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100694925B1 (ko) * 2003-07-24 2007-03-14 교세라 가부시키가이샤 휴대 단말장치
JP2007532071A (ja) * 2004-04-05 2007-11-08 ノキア コーポレイション 電子撮像装置
DE102004025713A1 (de) * 2004-05-26 2005-12-22 Christian Wolf Spiegelanordnung und Halterung für Digitalkameras
FR2881909B1 (fr) * 2005-02-04 2007-05-25 Sagem Telephone comportant une camera
US7567287B2 (en) * 2006-09-20 2009-07-28 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Rotating prism for a digital camera in a portable mobile communication device
US20080095526A1 (en) * 2006-10-18 2008-04-24 Teng-Lung Chang Structure of photographic apparatus
KR100842390B1 (ko) * 2006-11-02 2008-07-01 노키아 코포레이션 전자 화상 장치
WO2011149381A1 (ru) * 2010-05-24 2011-12-01 Mikheyev Alexander Alexandrovich Фото-видео камера на мобильном телефоне (варианты)
US8525866B2 (en) * 2010-12-10 2013-09-03 Mitel Networks Corporation Method and system for audio-video communications
WO2015015383A2 (en) 2013-08-01 2015-02-05 Corephotonics Ltd. Thin multi-aperture imaging system with auto-focus and methods for using same
KR102214287B1 (ko) 2015-08-13 2021-02-09 코어포토닉스 리미티드 비디오 지원 및 스위칭/비스위칭 동적 제어 기능이 있는 듀얼-애퍼처 줌 카메라
CN110582724B (zh) * 2017-03-15 2022-01-04 核心光电有限公司 具有全景扫描范围的照相装置
CN113219614B (zh) 2017-11-23 2023-02-03 核心光电有限公司 摄影机及制法、移动电子设备及减小凸起占用空间的方法
CN112367448B (zh) 2018-04-23 2022-04-19 核心光电有限公司 感测机构
US11637977B2 (en) 2020-07-15 2023-04-25 Corephotonics Ltd. Image sensors and sensing methods to obtain time-of-flight and phase detection information

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020067426A1 (en) * 1997-04-10 2002-06-06 Hideki Nagata Electronic camera having a phoelectric sensor device
US6532035B1 (en) * 2000-06-29 2003-03-11 Nokia Mobile Phones Ltd. Method and apparatus for implementation of close-up imaging capability in a mobile imaging system
US6992699B1 (en) * 2000-08-02 2006-01-31 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Camera device with selectable image paths

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004247887A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Nidec Copal Corp カメラユニット及び携帯情報端末装置
WO2005050308A1 (ja) * 2003-11-20 2005-06-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha カメラ付き携帯電話機
US7465107B2 (en) 2004-09-21 2008-12-16 Canon Kabushiki Kaisha Photographing apparatus and control method therefor
US11153472B2 (en) 2005-10-17 2021-10-19 Cutting Edge Vision, LLC Automatic upload of pictures from a camera
US11818458B2 (en) 2005-10-17 2023-11-14 Cutting Edge Vision, LLC Camera touchpad

Also Published As

Publication number Publication date
US20030162564A1 (en) 2003-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003309748A (ja) 撮像装置付き携帯電話機およびその制御方法
KR101007412B1 (ko) 휴대 장치
US20090111512A1 (en) Portable electronic device having high-resolution camera with tunable sensor auto focus
JP4191501B2 (ja) 携帯情報端末装置
JP2006217368A (ja) カメラ付き携帯端末装置およびカメラ付き携帯電話機
JP2002027047A (ja) 携帯型情報端末装置
JP2006211501A (ja) カメラ付き携帯機器
JP3822419B2 (ja) 撮像装置、撮像装置一体型ハンドセット電話機及び撮像装置一体型携帯情報機器
JP4110988B2 (ja) 撮像装置及び携帯端末
JP2003250071A (ja) イメージセンサおよび撮像装置
JP2003069868A (ja) カメラ機能を有する携帯型情報端末機器
JP2003069869A (ja) カメラ機能を有する携帯型情報端末機器
JP4396813B2 (ja) 撮像ユニット
JP2003188953A (ja) 携帯電話装置
JP2003110895A (ja) カメラ機能を有する携帯型情報端末機器
EP1530344A1 (en) Handheld electronic device having a rotatable image-capturing device
JP2004350232A (ja) 携帯用電子機器
JP2005148197A (ja) 撮像装置及び撮像装置を備えた携帯端末
JP2005250396A (ja) カメラ付き携帯端末
JP2004274664A (ja) 携帯用電子機器
JP2006337809A (ja) レンズ組立体
JP4637537B2 (ja) レンズ駆動装置及びデジタルカメラ
WO2004082247A1 (ja) 携帯用電子機器
JP4287721B2 (ja) 電子カメラ及びヒンジ機構
JP2005164622A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050304

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080604

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080717

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090206