JPH11298869A - 通信端末及びそれを有するビデオフォン装置 - Google Patents

通信端末及びそれを有するビデオフォン装置

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JPH11298869A
JPH11298869A JP10103054A JP10305498A JPH11298869A JP H11298869 A JPH11298869 A JP H11298869A JP 10103054 A JP10103054 A JP 10103054A JP 10305498 A JP10305498 A JP 10305498A JP H11298869 A JPH11298869 A JP H11298869A
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camera
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JP10103054A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Takahashi
和弘 高橋
Hideyuki Arai
秀雪 新井
Hiroo Edakubo
弘雄 枝窪
Hirofumi Takei
浩文 竹井
Motoi Tariki
基 田力
Masamine Maeda
昌峰 前田
Toshimichi Kudo
利道 工藤
Hiroshi Suda
浩史 須田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の映像入力に対して1つの制御ユニット
で集中管理することで、効率がよく、最適な処理が行
え、低消費電力化、小型化、低コストをはかることがで
き、携帯するビデオフォン装置として機能させることを
可能にする。 【解決手段】 要素201〜204は第1のカメラ部を
構成し、要素205〜208は第2のカメラ部を構成す
る。そして、これら第1、第2のカメラ部は単一のCP
U230によって制御され、撮像した映像及びマイク2
09で得られた音声は相手先端末に送信されると共に、
相手端末からのどうようの情報は表示器305に表示さ
れると共に、スピーカ216から出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信端末、同一筐体
に複数のカメラを備え、遠隔端末と音声、もしくは音声
及び映像データの通信を行なう通信端末に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯可能な端末として電話機が急
速に普及しつつある。これらの電話機には、例えばパー
ソナルコンピュータと接続することで、音声のみなら
ず、各種データを転送することが可能なものがあるが、
単独で例えば通話相手の顔を見ることができる電話機が
望まれるようになってきた。
【0003】このような要望に応えるためには、電話機
にビデオカメラを装着することが必要になるが、こちら
の顔のみを転送する場合であっても、その周りの雰囲気
を伝えるために、複数のカメラを装着することが望まれ
ている。
【0004】そこで、先ず、カメラ信号処理について、
図15に従って説明する。ブロック115が信号処理装
置の全体を示しており、レンズ等の光学系100を通っ
て入射した被写体からの光は、CCDやCMOSセンサ
等の固体センサ101で電気信号に変換される。そし
て、A/D変換102によってサンプリングされてデジ
タルデータに変換される。デジタル化された信号出力を
色分離回路103で、変調成分CR、CBと輝度成分Y
を抽出し、これをマトリクス回路104によって、R,
G,Bの3原色信号に変換する。これらのR,G,B信
号は乗算器105に与えられ、ここでレジスタの係数の
値を乗算されることによって白バランスの調整が行われ
る。次に、ガンマ回路106においてガンマ補正された
後、Y=0.59R+0.3G+0.11Bによって表
されるマトリクス回路107によりY信号に変換され
る。次いで、R信号、B信号とY信号の差を、引き算器
で算出し、色信号R−Y、B−Y信号を得てる。その
後、色の補正を行うリニアマトリクス回路108によっ
て色の補正を行い、出力端子109にR−Y、110に
B−Yとして出力される。
【0005】一方、輝度信号Yの処理は、帯域(解像
度)を確保するために、色差の変調成分を抑圧するロー
バスフィルタ(LPF)111を通し、レンズ光学系1
00等で減衰した特性を補正した後で、アパーチャ補正
器112を通し、画面のめりはりをつける。その後、ガ
ンマ補正器113を通しガンマ補正し、出力端子114
から出力する。上記各ブロックにおける係数値などは、
CPU120から設定される。
【0006】尚、ここでは単一の映像入力の信号処理の
例を示したが、図16において、複数の映像入力の例を
説明する。
【0007】図中、160,161はそれぞれ図15の
ブロック115に相当するブロックであり、160は第
1の信号処理1、161は第2の信号処理2である。そ
れぞれの信号処理1,2が独立のCPUによって制御さ
れ、それらのCPUは、CPU165によって統括制御
される。また、信号処理1,2から独立の映像データが
出力され、さらに、メモリ163に転送するため、CP
U165に制御されたメモリコントローラ162により
処理が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
カメラあるいは信号処理系を含む入力回路においては、
それぞれの信号処理回路を独立で持つ必要があり、回路
規模が増大してしまう。また、複数の映像データを調停
するための、メモリコントローラの回路規模が大きくな
り、使用するワークメモリも大きくなる。それ故、装置
としては、大きなものになり、消費電力も増加してしま
う。また、コストアップも避けられない。さらに、各信
号処理回路内のCPUで設定している各係数データなど
を変更するには、相互の処理能力や処理タイミングなど
の制限がかかり、自由度が低下してしまうなどの欠点が
ある。
【0009】本願発明はかかる問題点に鑑みなされたも
のであり、入力画像の特性に応じ、効率的で自由度が高
く、しかも、カメラ信号処理を行い、さらに、低消費電
力化、小型化、低コストをはかった通信端末及びそれを
有するビデオフォン装置を提供しようとするものであ
る。本発明はかかる問題点に鑑みなされたものであり、
複数の映像入力装置に対して1つの制御ユニットで集中
管理することで、効率がよく、最適な処理が行え、低消
費電力化、小型化、低コストをはかった通信端末及びそ
れを有するビデオフォン装置を提供しようとするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、例えば本発明の通信端末は以下の構成を備える。す
なわち、同一筐体に複数のカメラを備え、遠隔端末と音
声、もしくは音声及び映像データの通信を行なう通信端
末であって、前記複数のカメラを1つの制御処理ユニッ
トでもって制御し、前記遠隔端末との情報の授受を行な
うことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態の一例を詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の機能を搭載したビデオフォ
ン装置(実施形態では、カメラ及び表示画面付き携帯型
電話機(PHS))の外形図であり、同図において30
0はビデオフォン本体、301はアンテナ、302は外
部入出力端子、303は第1のカメラ、304は受信さ
れた音声を出力するスピーカ、305は受信された映像
をあるいはビデオフォン本体で撮影した映像を出力する
表示器、306は操作キー(ダイヤルキーや、操作スイ
ッチ等が設けられている)、307はマイクである。図
2は図1のビデオフォンを背面から見た外形図であり、
同図308は第2のカメラ、309はビデオフォン本体
の外部電源である。尚、第1のカメラは主として話者の
顔を撮影するものであり、第2のカメラは周りの状態を
撮影するために用いられる。
【0013】図1、図2のビデオフォン300におい
て、操作者は無線公衆回線網にアクセスするために操作
キー306の操作をして、アンテナ301から無線伝送
路に接続して、相手先に接続をする。接続が完了したな
らば、送信情報として、第1のカメラ303と第2のカ
メラ308で撮影されている映像と、マイク307の音
声と、さらに制御のための諸情報を送信する。一方、接
続先から同様の情報が送られてきた場合には、その受信
情報中の映像情報が表示器305に表示され、音声情報
がスピーカ304に出力される。また、受信した情報中
に含まれる制御情報により、ビデオフォン300がリモ
ート操作される。これは発信側でも同じであり、接続さ
れた後、操作キー306中の操作スイッチを操作するこ
とで送信される。
【0014】表示器305は、液晶表示装置が用いら
れ、通信相手からの映像情報は勿論、第1のカメラ30
3と第2のカメラ308で撮影されている映像を表示す
ることも可能である。得られた諸情報は外部入出力端子
302から入出力することができる。ビデオフォン30
0の電源は、バッテリー309より供給される。
【0015】図3は実施形態におけるビデオフォン30
0のブロック構成図である。同図において、201は映
像を取り込む第1のレンズ、202は映像を電気信号に
変換する第1の固体センサー(固体撮像素子)、203
はデジタルデータに変換する第1のA/Dコンバータ、
204はレンズ201を駆動し焦点を合わせる第1のモ
ータである。上記201〜204で第1の光学系が構成
される。
【0016】また、205は映像を取り込む第2のレン
ズ、206は映像を電気信号に変換する第2の固体セン
サー、207はデジタルデータに変換する第2のA/D
コンバータ、208はレンズ205を駆動する第2のモ
ータであり、これらでもって第2の光学系を構成する。
【0017】209は音声を取り込み電気信号に変換す
るマイク、210は音声の電気信号を増幅するマイクア
ンプ、211は音声をデジタルデータに変換するA/D
コンバータ、306は図1、図2に示したビデオフォン
300を操作する操作キー、213は映像を表示形式に
する表示ドライバ、305は図1に示したような表示器
であり、215は音声を出力するためのスピーカドライ
バ、216はスピーカ、217は諸情報を入出力する入
出力端子、218はPHSなどの回線制御を行うPHS
インターフェース、219は無線データに変換するため
のRF回路、220はアンテナ、221は電源、230
はビデオフォンシステムを制御するCPUである。
【0018】図4は上記図3内のCPU230を示すブ
ロック構成図である。図中、251はCPUを動作させ
るクロック回路、252はCPUのコア部分、253は
プログラムや各種データを格納しているROM、254
はデータを格納するRAM、255は外部メモリなどを
制御するメモリコントローラ、256はバスを制御する
バスコントローラ、257は外部入出力とのインターフ
ェースとなるI/Oコントローラ、258はパルスデー
タを生成するプログラマブルパルスジェネレータ、25
9は外部デバイスと通信制御するためのシリアルコミュ
ニケーションインターフェース、260は外部バスとの
通信制御するためのエクストラバスコントローラ、26
1はデジタルデータをアナログデータに変換するための
D/Aコンバータ、262は表示器を制御するためのデ
ィスプレイコントローラ、263はデータ転送のための
DMAであり各ブロックはデータバス、アドレスバス、
コントロールバスで相互に接続されている。
【0019】さて、図3のブロック図において、第1の
レンズ201を通って入射した被写体からの光は、第1
の固体センサ202で電気信号に変換される。そして、
第1のA/D変換203によってサンプリングされてデ
ジタルデータに変換され、第1のデジタル映像信号とし
てCPU230に入力される。第1のレンズ201は、
オートフォーカス機能とズーム機能のため、CPU23
0の制御命令で第1のモータ204の駆動により移動す
る。また、固体センサ202からデータを引き出すため
のタイミング信号は、CPU230により生成される。
【0020】同様に、第2のレンズ205を通って入射
した被写体からの光は、第2の固体センサ206で電気
信号に変換される。そして、第2のA/D変換207に
よってサンプリングされてデジタルデータに変換され、
第2のデジタル映像信号としてCPU230に入力され
る。第2のレンズ205は、オートフォーカス機能とズ
ーム機能のため、CPU230の制御命令で第2のモー
タ208の駆動により移動する。また、固体センサから
データを引き出すためのタイミング信号は、CPU23
0により生成される。音声はマイク209より得られた
音声信号を、マイクアンプ210で増幅され、A/D変
換器211によりサンプリングされてデジタルデータに
変換されてCPU230に入力される。
【0021】第1のデジタル映像信号はCPU230
で、色分離、白バランス、ガンマ補正、アパーチャ補正
などの基本処理と、ビデオフォン装置200の操作キー
212で設定された、画像サイズ、画質調整、位置調整
などの付加処理を行う。さらに、設定された圧縮方法と
圧縮パラメータによって画像圧縮を行い第1の画像圧縮
データを得る。同様に、第2のデジタル映像信号はCP
U230で、色分離、白バランス、ガンマ補正、アパー
チャ補正などの基本処理と、ビデオフォン装置200の
操作キー212で設定された画像サイズ、画質調整、位
置調整などの付加処理を行う。さらに、設定された圧縮
方法と圧縮パラメータ似よって画像圧縮を行い、第2の
画像圧縮データを得る。音声データは、ビデオフォン装
置200の操作キー212で設定された音質調整などの
付加を行い、設定された圧縮方法と圧縮パラメータによ
って音声圧縮データを得る。第1の画像圧縮データ、第
2の画像圧縮データと音声圧縮データは、無線伝送デー
タとして再構築され、制御データと共に送信データとし
てPHSインターフェース218に送られ、通話先に送
られるる。また、必要に応じて(例えば操作キー306
中の所定キーの操作に応じて)外部入出力端子217に
も送られる。さらに、送信画像データ確認用として、必
要(操作キー306中の所定のキー操作)に応じて、画
像圧縮データを伸長して、表示ドライバ213を通し
て、表示器214に表示される。
【0022】PHSインターフェース218により無線
プロトコルに乗せられたデータは、RF回路219によ
り変調され、アンテナ220から送信される。一方、ア
ンテナ220で受信された無線データは、RF回路21
9で復調され、PHSインターフェース218により、
無線プロトコルで得られた受信データが、CPU230
へと送られる。受信データは、受信制御データ、受信音
声圧縮データ、受信画像圧縮データにデータ分離され、
受信制御データに従って、ビデオフォン装置200を制
御する。受信音声圧縮データは、伸長されスピーカドラ
イバ215を通して、スピーカ216に出力される。受
信画像圧縮データは、伸長され表示ドライバ213を通
して、表示器214に出力される。CPUのデータ処理
のためDRAM、SRAMなどの外部メモリ222を使
用する。この外部メモリ222は、撮影した映像、受信
した映像、収録した音声、受信した音声などを保管する
ことも可能である。ビデオフォン装置200の電源は、
電源221より供給される。
【0023】さらに図4の詳細ブロックの動作を説明す
る。クロック回路251にて、CPU駆動クロックを生
成し、周辺回路に供給する。実施形態では、27MHz
の基本クロックを、PLLで10逓倍して270MHz
をCPUの駆動クロックとしている。ROM253はプ
ログラムコードを格納しているメモリであり、このコー
ドによってプログラムが実行される。このメモリは、フ
ラッシュメモリや、EEPROMでも置き換えられる。
RAM254はデータメモリであり、データの一時保管
に使われる。メモリコントロール255は外部メモリと
のインターフェースを行うための回路ブロックであり、
外部メモリ222は、画像、音声などの大きな一時保管
に使われる。ディスプレイコントロール262は、デジ
タル画像データを表示器214に送る出力データにデー
タ変換する回路ブロックである。D/A261は、音声
デジタルデータをアナログデータに変換するなどに用い
られる。シリアルコミュニケーションインターフェース
259は、外部周辺回路やPHSインターフェース回路
218などと、シリアルデータ通信を行う。プログラマ
ブルパルスジェネレータ258は、固体センサの駆動パ
ルスやモータ駆動パルスの生成を行う。この時、操作キ
ー306を操作することで、固体センサの駆動パルスを
所望に設定でき、入力画像のサイズ、画素数などの入力
諸条件を任意に設定することも可能である。I/Oコン
トロール257は、データ入出力にインターフェースで
あり、デジタル画像データ、デジタル音声データ、操作
キー、その他制御信号の入出力となる。これらは、バス
で接続されており、バスコントロール256によってバ
スを制御して、DMA263によってデータ転送を行
う。またエクストラバスコントロール260によって、
外部バーストの接続も可能である。これらの周辺回路を
用いて、CPUコア252がデータ処理を実行する。
【0024】図5は、CPU230のタイミングチャー
トの一部である。同図の信号(a)はクロック(27M
Hz)、信号(b)は逓倍されたクロック(270MH
z)、信号(c)はピクセルクロック、信号(d)はC
PUの処理内容を示している。
【0025】ピクセルクロック(c)は、固体センサを
駆動して得られる、画像の単位画素あたりに発生する信
号であり、このピクセルクロックのタイミングでCPU
が割り込み処理を行う様子を表している。つまり、各ピ
クセルクロックの立ち下がりで、タスク1としてカメラ
1の処理、タスク2としてカメラ2の処理、オーディオ
処理、PHS処理、画像圧縮処理、オーディオ圧縮処
理、その他の処理を行っている。
【0026】図6の信号(f)、(g)、(h)は無線
伝送のデータ内容とデータ容量を表している。信号
(f)、(g)、(h)とも制御ヘッダー、第1の光学
系で得られた画像1のヘッダー及び画像データ1、第2
の光学系で得られた画像2のヘッダー及び画像データ
2、音声のヘッダー、音声データを含んでおり、ビデオ
フォン装置の設定によって、信号(f)、(g)、
(h)の3例のように、各データ内容が変更されている
ことを表している。各データのデータ内容、データ容
量、更新サイクルなどは、ビデオフォン装置の操作者が
希望するデータ特性内容を、操作キー306により設定
した値と、CPU230が、CPUへの入力データ量、
CPUのデータ処理能力、無線プロトコル、無線伝搬状
態、相手先の処理能力などを計測して、CPUの処理環
境と伝送形態などを最適化する。信号(f)は信号
(g)に対して、画像データ1のデータ量を画像データ
2のデータ量に比較して、優先している。信号(h)は
信号(f)、信号(g)に対して、各データの更新サイ
クルを優先している。
【0027】図7〜図11はCPU230の処理内容
(ROM253に格納されているプログラム)の一部の
処理手順(フローチャート)を示している。
【0028】図7はイニシャルリセットからメインルー
チンであり、ステップS100にてリセットスタートし
て、ステップS101にて内部レジスタ及び周辺回路な
どをイニシャライズする。ステップS102で画像、音
声関連の設定を行う。この例では、カメラ1(第1の光
学系)の処理は、信号処理関連のパラメータセット、圧
縮方式:JPEG、入力画素サイズ:640×480、
圧縮処理画素数:320×240、出力データサイズ:
20Kbytes/1field、フレームレート:5frame/se
c、画像表示位置:全画面などを設定する。同様に、カ
メラ2(第2の光学系)関連の各種パラメータをフロー
チャートのように設定する。音声に関しても、圧縮方
式:ADPCM、モード:ステレオ、出力データサイ
ズ:200bytes/1field、サンプリング周波数:32
KHzなどを設定する。さらに、画面モードとして、カ
メラ1とカメラ2の画角比率を設定する。
【0029】ステップS110にて、CPU230は、
上記諸設定と、CPUのデータ処理能力、無線プロトコ
ル、無線伝搬状態、相手先の処理能力などを計測して、
CPUの処理環境と伝送形態を最適化する。その後、ス
テップS103にて無線コネクションを行う。コネクシ
ョンが確立されたなら、ステップS104で送受信を開
始してメインルーチンに入る。そして、ステップS10
5で各種設定が変更されたかをチェックして、変更され
ていなければ、ステップS107でその他の処理を行
い、ステップS108で終了かチェックを行い、終了で
なければステップS105へ戻り、上記処理を繰り返
す。また、終了であればステップS109で終了動作を
行う。尚、ステップS105で諸設定が変更されていれ
ばステップS106に移り、設定変更ルーチンで設定変
更を行い、ステップS110の最適化を再度行いステッ
プS105に戻ることになる。
【0030】図11はカメラ信号処理関連のタスクで、
色分離を行い、色信号系では、RGB変換、白バランス
調整、ガンマ補正、色調整などを行い、輝度信号系で
は、LPF、アパーチャ補正、ガンマ補正、輝度調整な
どを行う。このタスクは、図7の処理とは別個に行われ
ているものである。
【0031】図8は図5の信号(d)で示したタイミン
グで処理されるピクセルクロック割り込みルーチンであ
る。図11で示した各カメラの信号処理を行い、各カメ
ラの圧縮処理と音声の圧縮処理を行う。
【0032】図9はPHSインターフェースによる割り
込みルーチンである。ステップS301で、データ送信
系のデータフレーム生成などの処理を行う。ステップS
302ではデータ受信系の、データフレームの分離、画
像データの伸長、音声データの伸長、画像データ表示の
ためのデータセット、音声データ出力のためのデータセ
ット、受信制御データの解析と実行などを行う。
【0033】図10はその他の処理で、オートフォーカ
ス制御、A/E制御、操作キーの入力、モード制御など
を、CPUの各割り込み処理の間に行う。
【0034】図12は実施形態における表示器214の
表示例である。同図(a)の画面600は受信された相
手方のカメラ1の画像、画面601は受信された相手方
のカメラ2の画像である。また同図(b)は、送信側あ
るいは受信側のビデオフォン装置の操作から、同図
(a)の画面表示が変更されたことを示しており、受信
された相手方のカメラ1の画像が画面603に、受信さ
れた相手方のカメラ2の画像が画面602に変更された
ことを示している。つまり、操作キーを操作すること
で、相手先から送られ表示器214のほぼ全面に表示す
る映像と、その中に縮小されて表示される映像とを交互
に切り替えることが可能になっており、受信側ではその
指示コマンドを操作キーの操作に応じて発行するのみで
対処できる。
【0035】図13は図12の画面切り替えを行った時
のシーケンスチャートであり、画像送信側のビデオフォ
ン装置の操作キーで動作を実行した場合を示している。
画像送信側のビデオフォン装置の操作キーの操作入力が
行なわれてから、各設定値を変更し、画像処理変更後に
送信画面が切り替わる。
【0036】図14は図12の画面切り替えを行った時
のシーケンスチャートであり、画像受信側のビデオフォ
ン装置の操作キーで動作を実行した場合を示している。
画像受信側のビデオフォン装置の操作キーの操作入力が
行われてから、送信側に画像変更要求を発行して、これ
を受理した場合、送信側は各設定値を変更し、画像処理
変更後に送信画像を切り替える。
【0037】このように、送り側で2つのカメラの合成
映像を生成し1つの映像データとして送信する。この結
果、1画面分の映像データ量に相当する分の映像データ
のみのデータ量の転送で済むことになる。
【0038】尚、ここでは第1と第2のカメラの2つの
カメラを説明したが、3つ以上のカメラ入力において
も、CPUが、CPUへの入力データ量、CPUのデー
タ処理能力、無線プロトコル、無線伝搬状態、相手先の
処理能力などを計測して、CPUの処理環境と伝送形態
などを最適化することにより、同様の処理方法を拡張す
ることによって実施可能である。
【0039】上記の実施形態により、複数の映像入力を
持つビデオフォン装置を、1つのCPUで集中管理し、
時間分割処理を行うことによって、効率よく、最適な処
理が行える。また、複数の映像入力のサイズ、画質など
の異なった特性のデータを効率よく、操作者の変更要求
に対して自由自在に、かつ最適に変更できるようになる
などの効果がある。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の映像入力に対して1つの制御ユニットで集中管理す
ることで、効率がよく、最適な処理が行えることで、低
消費電力化、小型化、低コストをはかることができ、携
帯するビデオフォン装置として機能させることが可能に
なる。また、複数の映像入力のサイズ、画質などの異な
った特性のデータを、効率よく処理することができるの
で、操作性に優れるという効果もある。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるビデオフォン装置の外観図で
ある。
【図2】図1のビデオフォン装置の背面図である。
【図3】実施形態におけるビデオフォン装置のブロック
構成図である。
【図4】図3におけるCPU部分のブロック構成図であ
る。
【図5】実施形態における動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図6】実施形態における動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図7】実施形態における動作処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図8】実施形態における動作処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図9】実施形態における動作処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図10】実施形態における動作処理内容を示すフロー
チャートである。
【図11】実施形態における動作処理内容を示すフロー
チャートである。
【図12】実施形態における表示例を示す図である。
【図13】実施形態におけるシーケンスを示す図であ
る。
【図14】実施形態におけるシーケンスを示す図であ
る。
【図15】一般の光学部のブロック構成図である。
【図16】2つの光学部を有するようにした場合のブロ
ック構成図である。
【符号の説明】
300 ビデオフォン本体 301 アンテナ 302 外部入出力端子 303 第1のカメラ 304 スピーカ 305 表示器 306 操作キー 307 マイク 308 第2のカメラ 309 電源 201 第1のレンズ 202 第1の固体センサー 203 第1のA/Dコンバータ 204 第1のモータ 205 第2のレンズ 206 第2の固体センサー 207 第2のA/Dコンバータ 208 第2のモータ 209 マイク 210 マイクアンプ 211 A/Dコンバータ 213 表示ドライバ 215 スピーカドライバ 216 スピーカ 217 入出力端子 218 PHSインターフェース 219 RF回路 220 アンテナ 221 電源 230 CPU
フロントページの続き (72)発明者 竹井 浩文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田力 基 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 前田 昌峰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 工藤 利道 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 須田 浩史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一筐体に複数のカメラを備え、遠隔端
    末と音声、もしくは音声及び映像データの通信を行なう
    通信端末であって、 前記複数のカメラを1つの制御処理ユニットでもって制
    御し、前記遠隔端末との情報の授受を行なうことを特徴
    とする通信端末。
  2. 【請求項2】 前記制御処理ユニットは、時分割処理で
    もって複数のカメラを制御することを特徴とする請求項
    第1項に記載の通信端末。
  3. 【請求項3】 前記複数のカメラで撮像されたそれぞれ
    の映像情報は、互いに異なる情報量とし、合成されるこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載の通信端末。
  4. 【請求項4】 前記複数のカメラで撮像された映像情報
    の情報量の大小関係は所定の操作によって切り替わるこ
    とを特徴とする請求項第3項に記載の通信端末。
  5. 【請求項5】 請求項第1項乃至第4項のいずれかに記
    載の通信端末を内蔵する携帯型のビデオフォン装置。
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