JP2004062715A - カード用コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、厚さ及び幅寸法の異なる2種類のカード部材を、補助部材を使わなくともカード装着部に装着可能なカード用コネクタ装置を提供すること。
【解決手段】本発明のカード用コネクタ装置は、スライダー14に、カード装着部に装着した第1または第2カード部材19、20の一方の側縁部19d、20d近傍にスライド可能に配設し、
スライダー14は、カード挿入口6bから遠い側の奥側に第1装着部に装着した第1カード部材19の前端部19a側が当接可能な第1当接部14bを形成し、カード挿入口6bから近い側の手前側に第2装着部に挿入した第2カード部材20の前端部20a側が当接可能な第2当接部14gを形成し、第2装着部は、第1装着部に挿入する第1カード部材19が第2当接部14gに当接しない方向に位置ズレさせた。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカード用コネクタ装置に係わり、特にパーソナルコンピュータ等の記憶媒体に用いられるICカードや、デジタルカメラ等の電子機器に使用されるメモリーカード等に書き込み、または読み出し可能なカード用コネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ(以後PCと称する)やデジタルカメラ等の電子機器の増設記録装置として、内部にIC(集積回路)を埋設したICカードに、種々の情報の書き込み、あるいは読み出しを行うためにカード用コネクタ装置が一般的に用いられている。 このような従来のカード用コネクタ装置の記録媒体としてはPCカードやメモリーカード等の小型のカード部材が広く使用されるようになってきている。
【0003】
このようなカード部材を装着可能なカード用コネクタ装置は、カード部材に対して必要な情報の書き込み、あるいは読み取りを行えるようになっているが、近年の小型のカード部材においては、厚さ寸法あるいは幅寸法が異なる種々のカード部材が開発されている。
これら種々のカード部材に対応してカード用コネクタ装置も多種類のものが開発されている。
このような従来のカード用コネクタ装置は、1種類のカード部材しか使用できなかった。
【0004】
【特許文献】
特開2002−75534号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来のカード用コネクタ装置は、寸法の異なるカード部材の種類に対応して、それぞれ異なる種類を準備しようとすると、カード用コネクタ装置を搭載する電子機器が大型化する問題があった。
この対策として、幅広で肉厚な第1カード部材を装着可能なカード装着部をカード用コネクタ装置に形成しておき、第1カード部材より幅狭で薄肉の第2カード部材を、幅寸法及び厚さ寸法が第1カード部材と同じに形成した補助部材(アダプタ)に仮止めし、この補助部材をカード装着部に装着可能なカード用コネクタ装置が提案されている。
【0006】
しかし、このような2種類のカード部材が装着可能なカード用コネクタ装置は、第2カード部材を仮止めするための補助部材が必要になり、部品点数が増加する問題があった。また、第2カード部材を補助部材に仮止めしてからカード装着部に装着しなければならず、第2カード部材を装着するときの作業性が悪かった。
本発明は前述したような問題点に鑑みてなされたもので、厚さ及び幅寸法の異なる2種類のカード部材を、補助部材を使わなくともカード装着部に装着可能なカード用コネクタ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として本発明のカード用コネクタ装置は、幅広肉厚な第1カード部材または幅狭肉薄な第2カード部材を挿入可能なハウジングと、このハウジングに形成したカード挿入口と、前記第1または第2カード部材を前記カード挿入口から挿入して装着可能な前記ハウジング内部に形成したカード装着部と、このカード装着部への前記第1または第2カード部材の着脱に連動して前記第1または第2カード部材の着脱方向と同方向にスライド可能なスライダーとを備え、
前記カード装着部は、前記第1カード部材を装着可能な第1装着部と、この第1装着部の領域を一部含む部分に形成した前記第2カード部材を装着可能な第2装着部とを有し、前記スライダーは、前記カード装着部に装着した前記第1または第2カード部材の一方の側縁部近傍に前記スライド可能に配設し、
前記スライダーは、前記カード挿入口から遠い側の奥側に前記第1装着部に装着した前記第1カード部材の前端部側が当接可能な第1当接部を形成し、前記挿入口から近い側の手前側に前記第2装着部に挿入した前記第2カードの前端部側が当接可能な第2当接部を形成し、前記第2装着部は、前記第1装着部に挿入する前記第1カード部材が前記第2当接部に当接しない方向に位置ズレさせたことを特徴とする。
【0008】
また、上記課題を解決するための第2の解決手段として、前記第1カード部材は、前記第2カード部材より長く形成され、前記第1または前記第2カード部材を前記カード装着部に装着したカード装着状態において、前記カード挿入口から前記ハウジング外部に突出する突出量がほぼ同じになるような位置に前記第1当接部と前記第2当接部とを形成したことを特徴とする。
【0009】
また、上記課題を解決するための第3の解決手段として、前記スライダーをカード排出方向に付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗して前記スライダーの動きを規制可能なカム機構とを備え、前記カード装着状態における前記スライダーは、前記カム機構で動きが規制されてロック可能とし、前記カード装着状態において、第1または第2カード部材を一旦押圧することにより、前記スライダーの前記ロックが解除されて、前記スライダーを介して前記カード装着状態の前記第1または第2カード部材が前記カード装着部から排出されるようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、上記課題を解決するための第4の解決手段として、前記カム機構は、前記ハウジングに形成したハート型のカム溝と、一端部が前記スライダーに支持され他端部が前記カム溝に沿って巡回摺動可能な摺動部材とからなることを特徴とする。
【0011】
また、上記課題を解決するための第5の解決手段として、前記摺動部材は、線材の両端部を同方向に直角状に折り曲げて前記一端部と他端部とを形成したことを特徴とする。
【0012】
また、上記課題を解決するための第6の解決手段として、前記スライダーには、前記摺動部材の前記他端部を前記カム溝の底面に弾性付勢可能な板バネを配設したことを特徴とする。
【0013】
また、上記課題を解決するための第7の解決手段として、前記第1カード部材の一方の側縁部には第1凹部を形成し、前記第2カード部材の一方の側縁部には第2凹部を形成し、前記スライダーには、前記奥側に前記第1凹部に弾性係合可能な第1係合部と、前記手前側に前記第2凹部に弾性係合可能な第2係合部とをそれぞれ形成したことを特徴とする。
【0014】
また、上記課題を解決するための第8の解決手段として、前記第2係合部は、前記第1装着部に挿入する前記第1カード部材が当接しない方向に位置ズレさせたことを特徴とする。
【0015】
また、上記課題を解決するための第9の解決手段として、前記第1及び第2係合部は、前記摺動部材を弾性付勢する前記板バネの一部を折り曲げて形成したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態のカード用コネクタ装置を図1〜図60に基づいて説明する。図1〜図3は本発明のカード用コネクタ装置の構成を説明する図であり、図4〜図11は本発明に係わるハウジングを説明する図であり、図12〜図14は本発明に係わる第1端子部材を説明する図であり、図15〜図17は本発明に係わる第2端子部材を説明する図であり、図18〜図21は本発明に係わる第1ガイド部材を説明する図であり、図22〜図23は本発明に係わる第2ガイド部材を説明する図であり、図24〜図26は本発明に係わる第1弾性部材を説明する図であり、図27〜図29は本発明に係わる第3ガイド部材を説明する図であり、図30、31は本発明に係わる第2弾性部材を説明する図であり、図32〜図35は本発明に係わるスライダーを説明する図であり、図36は本発明に係わる摺動部材を説明する図であり、図37、38は、本発明に係わる板バネを説明する図であり、図39、40は本発明に係わるカバーを説明する図であり、図41は本発明に係わる第1カード部材を説明する図であり、図42は本発明に係わる第2カード部材を説明する図であり、図43〜図51は本発明に係わる第1カード部材の装着動作を説明する図であり、図52〜図60は本発明に係わる第2カード部材の装着動作を説明する図である。
【0017】
まず、本発明の1実施の形態のカード用コネクタ装置1は、樹脂材料等の絶縁材で形成されたハウジング2が、図1に示すように、外形が略矩形状に形成されて配設されている。このハウジング2は、図5に示すように、図示上部の奥側が凹み形成されて所定厚さの後部底壁2aが設けられている。
この後部底壁2aの図示上端部で最奥部に後側壁2bが形成され、この後側壁2bは図示右側が厚く形成され、図示左側が薄く形成されている。そして図示右側の後側壁2bのコーナ部から下方側に延びて右側壁2cが形成され、この右側壁2cと対向する図示左側の後側壁2bのコーナ部から下方に延びて左側壁2dが形成されている。
また、後部底壁2aは、図示下方側である手前側に所定形状の開口部2eが形成されて一部が開放されている。
【0018】
また、図7に示すように、左側壁2dの内側には、この左側壁2dに沿って所定深さの第1ガイド溝2fが形成され、この第1ガイド溝2fの右隣に第1ガイド溝2fより浅い第2ガイド溝2gが形成され、この第2ガイド溝2gの右側にガイド壁2hが突出形成されている。
また、第1ガイド溝2fの図示下方には、図9、図10に示すような、所定の幅寸法で略ハート型のカム溝3が形成されている。このカム溝3の中央部には、図8に示すように、略ハート型の凸部3aが突出形成され、この凸部3aによってカム溝3が左右2本に別れて略ハート型に形成されている。
前記凸部3aは、図9に示す上部側に、後述する摺動部材15が当接可能なロック部3bが形成されている。
【0019】
また、カム溝3には後述する摺動部材15が弾接した状態で摺動可能な、高さの異なる複数の底面が形成されている。このカム溝3の底面は、図9、図10に示すように、下方側に平坦状のA面が形成され、このA面と接する図示上部側で凸部3aの左側には、A面から除々に高くなる傾斜状のB面が形成されている。また、B面と接する図示上部側には、A面より高さが高い平坦状のC面が形成され、このC面と接する図示上部側には、C面より高さが低い平坦状のD面が形成されている。
また、D面と接する図示下方右側で凸部3aのロック部3bが形成された部分には、D面より高さが低い平坦状のE面が形成され、このE面と接する図示右側には、E面より高さが低い平坦状のF面が形成され、D面、E面、F面が階段状に順番に低くなっている。
【0020】
また、F面と接する図示下方側で凸部3aの右側には、F面から徐々に高くなる傾斜状のG面が形成され、G面と接する図示下方側には、F面より高さが高い平坦状のH面が形成され、このH面と接する図示下方側にH面より高さが低いA面が形成されている。
即ち、初期位置であるA面に後述する摺動部材15を弾接させた状態で、図示下方側に常時付勢されている付勢力に抗して摺動部材15を押圧して、図示上方側に移動させると、摺動部材15は、傾斜状のB面を駆け昇って、C面からD面に位置する。
【0021】
この状態で、摺動部材15に加えていた押圧を解除すると、摺動部材15は、D面からE面に移動して、ロック部3bに当接し、摺動部材15の動きが規制されてロック可能になっている。
その後、再度摺動部材15を、一旦図示上方側に押圧すると、摺動部材15はE面を図示右方向に移動してF面に位置し、この状態で 摺動部材15の押圧を解除すると、下方向への付勢力で、摺動部材15は、傾斜状のG面を駆け昇ってH面に位置し、このH面から初期位置であるA面に位置するようになっている。
【0022】
また、ハウジング2の後部底壁2aには、端子ガイド部4が形成されている。この端子ガイド部4は、後述する第1端子部材7を挿入可能な複数の幅狭で縦長な端子挿入孔4aが、図11に示すように、後側壁2bの一部を含む後部底壁2aに所定の幅と長さで貫通形成されている。
また、図11に示す端子ガイド部4は、端子挿通孔4aの図示下端部に、鈎状の端子支持部4bが所定高さに突出形成されている。また、図11に示す後側壁2bの端子挿入孔4aの上端部には、幅狭の端子支持溝4cが形成されている。また、図5に示す縦長状の複数の端子挿入孔4aに挟まれた間には、樹脂材料が充填されて後述する第2端子部材8を埋設可能な桟部4dが形成されている。
【0023】
また、ハウジング2は、前方側である開口部2eの図示下部側に、後部底壁2aと底面を一にして、後部底壁2aよりも厚さが薄い前部底壁2jが形成されている。 また、図5に示す前部底壁2jの右側には、後述する第2カード部材20の幅方向をガイド可能な第3ガイド部材12を支持可能なガイド支持部5が右側壁2cより図示右側に所定量出っ張って形成されている。
また、ガイド支持部5は、右側壁2cの図示下方端部と交わる部分より下方側に、アール状のガイド部5aが形成され、このガイド部5aでハウジング2内部に挿入される後述する第1カード部材19を案内可能になっている。
【0024】
また、ガイド支持部5は、右側壁2cより外側にL字状の側壁5bが形成され、この側壁5bの内側に幅狭のL字状の溝からなる板バネガイド溝5c形成されている。また、板バネガイド溝5cが形成された図示下方側には、後述する第3ガイド部材12を収納可能な収納部5dが形成され、この収納部5dは側壁5bが所定高さで削除されて右側が開放されている。
また、ガイド部5aの図示下方側には、後述する第1ガイド部材9を回動自在に支持可能な第1支持部5eが形成され、収納部5dの図示下方側には、後述する第2ガイド部材10の支軸10cを回動自在に支持可能な第2支持部5fが形成されている。
【0025】
また、図5に示すハウジング2の下端部には、左右の側壁2c、2dより若干高く形成された前側壁6が形成され、この前側壁6の略中央部が切り欠きされて底面6aを有するカード挿入口6bが形成されている。
このカード挿入口6bは、図6に示すように、左側の前側壁6が階段状に形成されて、図示下方側が後述する第1カード部材19をガイド可能な第1ガイド壁6cが形成され、この第1ガイド壁6cの上部に後述する第2カード部材20をガイド可能な第2ガイド壁6dが階段状に形成されている。
【0026】
また、図5に示す第1ガイド面6cには、開口部2eの下端部近傍に後述する第1ガイド部材9の支軸9fを支持可能な第1支持孔6eが所定深さで形成され、手前側の底面6a近傍に後述する第2ガイド部材10を支持可能な第2支持孔6fが所定深さで形成されている。
また、それぞれの側壁2b、2c、2d、5bには、後述するカバー部材17をスナップ係合するための複数のスナップ突起2kが形成されている。
また、ハウジング2の前部底壁2jには、後述する第1弾性部材11を取り付けるための一対の取付突起2m、2mが突出形成されている。
また、図5に示す前側壁6の右側のコーナ部の内側に、後述する第3ガイド部材12の支軸12dを回動自在に支持可能なL字状の支持部6gが形成されている。
【0027】
また、ハウジング2の端子ガイド部4の端子挿入孔4aには、金属板からなる複数の第1端子部材7が挿入されて等間隔に並列されている。
前記第1端子部材7は、図13、図14に示すように、上部側にはハウジング2の後側壁2bから外部に引き出される端子部7aが形成されている。また、端子部7aを所定値から略直角に折り曲げて、端子部7aより幅広の図12に示すような、支持部7aが形成され、この支持部7bから略直角に下方に折り曲げて腕部7cが延長形成されている。
この腕部7cの図示下方の先端部7d寄りには、湾曲状に膨らませた接点部7eが形成されている。
【0028】
このような第1端子部材7は、ハウジング2の端子ガイド部4に組み付けるまでは、2点鎖線で示すような金属板7fに接続されてそれぞれが一体化されている。
そして、金属板7fに接続された第1端子部材7は、ハウジング2の端子挿通孔4aに腕部7c、接点部7eを挿入すると共に支持部7bを端子支持溝4cに圧入すると、図2に示すように、端子部7aがハウジング2の後側壁2bから外部に引き出され、先端部7dが鈎状の端子支持部4bに弾接してハウジング2に組み付けされる。
このハウジング2に組付け後の第1端子部材7は、金属板7fの接続部分を切断治具等で切断することで、ハウジング2にそれぞれが分離された状態で組み付けすることができる。
【0029】
また、ハウジング2の後部側壁2aには金属板からなる複数の第2端子部材8が埋設されている。この第2端子部材8は、図1に示すように、複数の第1端子部材7の第1端子部7a間の桟部4dに埋設されると共に、開口部2e内に露出して延長形成されている。
前記第2端子部材8は、図15〜図17に示すように、上端部側に幅狭の端子部8aが形成され、上端部から所定寸法図示下方位置で端子部8aを階段状に折り曲げて端子部8aと同じ幅狭の第1埋設部8bが延長形成されている。
また、第1埋設部8bの下部には図示左斜め下方に延びる第2埋設部8cが形成され、この第2埋設部8cから下方に延長して腕部8dが形成されている。
この腕部8dは、第1埋設部8bより幅広に形成され、図示下方の先端部8e側には、円弧状に湾曲させた接点部8fが形成されている。
前記腕部8dは、図2に示すように、開口部2eから露出した部分から斜め上方に折り曲げされ、接点部8f及び先端部8eが開口部2eから所定量持ち上がった状態になっている。
【0030】
前記ハウジング2に埋設する前の複数の第2端子部材8は、第1端子部材7と同様に2点鎖線で示すような金属板8gに接続されて一体化されている。
このような金属板8gに接続された第2端子部材8は、第1埋設部8bがハウジング2に形成した複数の桟部4dにインサート成型等で埋設されている。  また、第2埋設部8cは、図1に示すように、後部底壁2aに埋設され、腕部8dが開口部2e内に延長形成されている。
そして、開口部2e内に延長形成された第2端子部材8の複数の先端部8eは、図2に示すように、第1ガイド部材9にそれぞれが支持されて、隣り合う第2端子部材8同士の接触を防止している。
【0031】
前記第1ガイド部材9を図18〜図21に基づいて説明すると、第1ガイド部材9は樹脂材料等で形成され、平面視の形状が略矩形状になっている。
そして、第1ガイド部材9は、表面の第1平面9aと第2平面9bとが略くの字状に折れ曲がって形成され、この第1平面9aと第2平面9bとが段差部9cで連結されている。また、図18に示す第2平面9bの右端部には角柱状の腕部9dが第2平面9bより上方に延長形成され、第2平面9bの左端部上部には、腕部9dと同じ高さで支持部9eが形成されている。
【0032】
また、第1平面9aの図示左右の下端部から外方に突出する円柱状の支軸9f、9fが形成されている。また、第1ガイド部材9の裏面9gは平坦状に形成され、この裏面9gの上端部側には、図21に示すように、第2端子部材8の先端部8eの動きを規制可能な複数のガイド溝9hが、複数の第2端子部材8と同じピッチ寸法で形成されている。
また、ガイド溝9hを形成した部分の第2平面9b側には、ガイド溝9hの数に対応して複数の肉盛り部9jが形成されている。
このような第1ガイド部材9は、図示左側の一方の支軸9fがハウジング2の第1ガイド壁6cの支持孔6eに支持され、図示右側の他方の支軸9fが第1支持部5eに支持されて、開口部2e内を回動自在になっている。
また、第1ガイド部材9は、第2端子部材8及び後述する第1弾性部材11の弾性力で、ハウジング2のそれぞれの底壁2a、2jと平行な線Kに対して、所定の角度上方に回動した状態でハウジング2に支持されるようになっている。
【0033】
また、図1に示す第1ガイド部材9の下方側には、図22、23に示すような、第2ガイド部材10が配設されている。この第2ガイド部材10は、樹脂材料からなり、板状のカード摺接部10aが矩形状に形成され、このカード摺接部10aの図示右側上部のコーナ部には、略45°に傾斜した規制溝10bが所定の幅と深さで設けられている。
また、カード摺接部10aの図示下端部の左右からは、外向きに円柱状の支軸10c、10cが突出形成されている。
【0034】
このような第2ガイド部材10は、図示左側の一方の支軸10cがハウジング2の第1ガイド壁6cの第2支持孔6eに支持され、図示右側の他方の支軸10cが第2支持部5fに支持されて、カード摺接部10aが前部底壁2j上を回動自在になっている。
また、第2ガイド部材10は、後述する第1弾性部材11の付勢力で、図23Bに示すように、支軸10cを支点として上方に回動可能になっている。
【0035】
また、ハウジング2に回動自在に支持された第2ガイド部材10と前部底壁2jとの間には、第2ガイド部材10aを上方に付勢するための板バネからなる第1弾性部材11が配設されている。
前記第1弾性部材11を図24〜図26に基づいて説明すると、第1弾性部材11は、図24に示すように、横長状の基部11aを有し、この基部11aの左右両端部側には、ハウジング2の取付突起2mに嵌合可能な一対の取付孔11bが形成されている。
【0036】
また、基部11aの略中央部から上方側に、所定寸法突出する突部11cが形成され、この突部11cの根元部分から左右斜め上方に延長する一対の第1アーム部11d、11dが形成されている。
また、基部11aの右側端部からは、基部11aと直交する図示上方側に延長して第2アーム部11eが形成されている。
そして、第1アーム部11dは、図26に示すように、突部11cの根元部分から角度αで上方に折り曲げられ、第2アーム部11eは、基部11aから所定寸法上方の位置で、図25に示すように、角度βで上方に折り曲げられている。
【0037】
このような第1弾性部材11は、ハウジング2の前部底壁2jに形成した取付突起2mに取付孔11bを嵌合させて、取付突起2mをカシメ付けることにより、ハウジング2に一体化されて取り付けられている。
そして、図2に示すように、第1弾性部材11の第2アーム部11e上に第1ガイド部材9の腕部9dが載置されて、第1ガイド部材8が上方側に弾性付勢されて回動可能になっている。
また、第1弾性部材11の一対の第1アーム部11d上にカード摺接部10aが載置されて、第2ガイド部材10が上方側に弾性付勢されて回動可能になっている。
【0038】
また、図5に示すハウジング2のガイド支持部5の収納部5dには、第3ガイド部材12が回動自在に支持されている。この第3ガイド部材12を図27〜図29に基づいて説明すると、第3ガイド部材12は、樹脂材料からなり、図27に示すように、上面視の形状が逆くの字状に形成され、基部12aと、この基部12aから左斜め上方に延長して腕部12bとが形成され、この腕部12bの先端部が基部12aと平行なガイド面12cが平坦状に形成されている。
また、図28に示す基部12aの下端部の左右から外方に円柱状の支軸12d、12dが突出形成されている。
また、第3ガイド部材12は、基部12a及び腕部12bの一方の面12eが平坦状に形成され、基部12aの他方の面は平坦状の第1平面12fが形成されている。
また、腕部12bの他方の面は、第1平面12fに接続された傾斜面12hと平坦状の第2平面12gとが形成され、第2平面12gは、第1平面12fより低くなっている。
【0039】
このような第3ガイド部材12は、図29に示す下方の支軸12dがハウジング2のL字状の支持部6gに支持され、上方の支軸12dが後述するカバー17の切り欠き部17hに支持されて、回動自在になっている。
このような第3ガイド部材12は、第2ガイド部材10をハウジング2に組み付け後に、ガイド支持部5に支持することにより、第1弾性部材11で上方に付勢された第2ガイド部材10の規制溝10bに位置して、動きが規制されるようになっている。
【0040】
また、第3ガイド部材12は、図27に示す基部12aの右側面を第2弾性部材13に弾性付勢されて、支軸12dを支点として反時計回り方向に回動可能になっている。
前記第2弾性部材13は、図30、31に示すように、所定厚さの1枚の板バネからなり、略L字状に折り曲げ形成された基部13aと、この基部13aから図示下方側に延びる第1腕部13bと、基部13aから第1腕部13bと同方向に延びる第1腕部13bより幅広で長さが短い第2腕部13cとがスリット溝13dで分離されている。
【0041】
また、第1腕部13の先端部には、第3ガイド部材12の基部12aの右側面に弾接可能な付勢部13eが形成され、第2腕部13cは、下部を左側に折り曲げて、第1ガイド部材9の他方の支軸9fを下方に押しつけてハウジング2に支持可能な支持部13fが形成されている。
このような第2弾性部材13は、ハウジング2に第1、第2、第3ガイド部材9、10、12を組み付けた状態で、基部13aをハウジング2の板バネガイド溝5cに挿入すると、片持ち梁状の付勢部13eが第3ガイド部材12の基部12a弾性付勢するようになっている。
そして、第3ガイド部材12が反時計回り方向に付勢されて、第2ガイド部材10の規制溝10bに位置することにより、第3ガイド部材12の動きが規制することができる。
【0042】
また、図5に示すハウジング2の左側壁2d側に形成された第1ガイド溝2fには、樹脂材料からなるスライダー14が図示上下方向にスライド可能に配設されている。
前記スライダー14を図32〜図35に基づいて説明すると、スライダー14は、樹脂材料からなり、図33に示すように、上下方向に延びる断面が角柱状の基部14aを有し、この基部14aの上端部からは、右方向に向けて後述する第1カード部材19の前端部19a側が当接可能な第1当接部14bが突出形成されている。
前記第1当接部14bが突出する根元部分の基部14aには、幅狭状の角孔14cが貫通形成されている。また、図33に示す基部14aの下端部側には、所定深さで彫り込み形成された線材支持部14dが形成され、この線材支持部14dには、後述する線材からなる摺動部材15を回動自在に支持可能な支持孔14eが貫通形成されている。
【0043】
また、線材支持部14dの図示右側には、所定深さと幅寸法のスリット状の板バネ支持溝14fが形成され、この板バネ支持溝14fを挟んで、後述する第2カード部材20の裏面20bに形成した当接部20gが当接可能な第2当接部14gが図示下方側に突出形成されている。
また、基部14aの線材支持部14dを形成した部分の裏面側には、所定高さのガイド突起14jが突出形成されている。
このガイド突起14jには、後述するコイルバネからなる付勢部材18の端部が当接可能なバネ当接面14kが形成されて、スライダー14を常時一方向に弾性付勢するようになっている。
【0044】
また、第2当接部14gが形成された部分の裏面14mは、図35に示すように階段状に形成され、この階段状の第2当接部14gの裏面14mから基部14aの側面までが寸法Pで形成されている。
また、図33に示す基部14aの右側面には、所定寸法の切り込み部14nが形成されている。また、図33に示す第2当接部14gの右側面が、後述する第1カード部材19の一方の側縁部19dを摺動ガイド可能なガイド面14pとなっている。
即ち、ガイド面14pに沿って挿入される後述する第1カード部材19は、第1当接部14bより図示左側に位置ズレして形成されいる第2当接部14gにぶつからないようになっている。
このようなスライダー14は、ガイド突起14jが第1ガイド溝2fに位置し、裏面14mが第2ガイド溝2gに位置し、寸法Pの部分が、ハウジング2の左側壁2dとガイド壁2hとにガイドされて、左側壁2dに沿ってスライド移動可能になっている。
【0045】
また、スライダー14の支持孔14eには、ピアノ線等の線材からなる摺動部材15が支持されている。この摺動部材15は、線材からなる縦長状の基部15aの両端部を直角状に同方向に折り曲げて、一端部15bと他端部15cとが形成されている。
そして、一端部15bをスライダー14の支持孔14eに支持し、他端部15cをハウジング2のカム溝3に位置させて、上方から後述する板バネ16で摺動部材15を下方側に弾性付勢した状態で、スライダー14を上下方向にスライドさせると、他端部15cがカム溝3の底面に沿って巡回摺動するようになっている。このような摺動部材15と、ハウジング2に形成したカム溝3とによって、スライダー14の動きを規制可能なカム機構が構成されている。
【0046】
また、スライダー14の基部14a上には、図37、38に示すように折り曲げ形成した板バネ16が取り付けられている。この板バネ16は、ステンレス板等の弾性を有する1枚の金属板からなり、スライダー14の基部14a上に載置可能な平坦状の載置部16aと、この載置部16aの図示上端部側を直角状に一方側に折り曲げて、スライダー14の角孔14cに嵌合可能な突起部16bとが形成されている。
また、載置部16aの下方側には、スライダー14の支持孔14eに支持した摺動部材15をカム溝3の底面に弾性付勢するための、舌片状の線材付勢部16cが延長形成されている。
【0047】
また、載置部16aの上端部には、載置部16aと直交する方向に折り曲げられて上部延出部16dが形成され、この上部延出部16dから図示下方側に延長して縦長状の第1腕部16eが形成されている。
この第1腕部16eの下端部寄りが鈎状に折り曲げられて、後述する第1カード部材19の第1凹部19eが係合可能な第1係合部16fが形成されている。また、線材付勢部16cの右隣には、載置部16aから下方側に延びる下部延出部16gが形成され、この下部延出部16gを第1腕部16eと同方向に直角状に折り曲げて、線材付勢部16cよりも下方側に長い第2腕部16hが形成されている。
【0048】
そして、第2腕部16hの下端部寄りが第1係合部16fと略同形状の鈎状に折り曲げられて、後述する第2カード部材20の第2凹部20eが係合可能な第2係合部16jが形成されている。
前記第2係合部16jは、図38に示すように、第1係合部16fから寸法R図示左側に位置ズレして形成されている。そのために、ハウジング2内部に挿入した後述する第1カード部材19の一方の側縁部19dが、第2係合部16jに当接することがない。
【0049】
また、ハウジング2の上方には、ハウジング2の上方を遮蔽するカバー17が配設されている。このカバー17は、隣青銅板等の弾性を有する金属板からなり、図39、40に示すように、ハウジング2の大きさと略同じ大きさで平坦状の遮蔽部17aが形成され、この遮蔽部17aの左右を互いに対向するように直角に折り曲げて側板17b、17bを形成し、この側板には、ハウジング2の複数のスナップ突起2kがスナップ係合可能な複数の角孔17cが形成されている。また、カバー17の遮蔽部17aは、図示上方の奥側を側板17bと同方向に折り曲げて奥側板17dが形成され、図示下方の前方側が斜め上方に折り曲げられて、カードガイド部17eが形成されている。
【0050】
また、平坦状の遮蔽部17aには、図示上下方向に縦長状の2本の第1リブ17fが形成されている。
また、2本の第1リブ17fに挟まれた部分には、2本の第1リブ17fと直交する横方向に2本の第2リブ17gが形成れている。前記2本の第1リブ17fによって、ハウジング2内部に挿入される後述する第1または第2カード部材19、20の遮蔽部17aとの接触面積を小さくして挿入抵抗を小さくするようになっている。
また、第2リブ17gによって、第1または第2カード部材19、20、と第1、第2端子部材7、8との接触を確実にするようになっている。
また、カードガイド部17eの図示右側の切り欠き部17hで、第3ガイド部材12の支軸12dを回動支持可能になっている。また、左右の側板17bからは、それぞれ2個の半田付け脚17jが突出形成されている。
【0051】
前記ハウジング2の上方を遮蔽するカバー17によって、図2に示すように、下方側の前側壁6の底面6a上に形成したカード挿入口6bの上方が遮蔽されると共に、内部に後述する第1、第2カード部材19、20を装着可能なカード装着部(図示せず)が形成される。このカード装着部は、後述する第1カード部材19を装着可能な第1装着部(図示せず)と、後述する第2カード部材20を装着可能な第2装着部(図示せず)とからなっている。
また、ハウジング2に取り付けたカバー17によって、板バネ16を支持したスライダー14が、図3に示すように、図示上下方向にスライド可能となる。
この時のスライダー14は、第1ガイド溝2fに位置させたコイルバネからなる付勢部材18がガイド突起14jに弾接して、図示下方のカード挿入口6b方向に常時弾性付勢されている。
また、同時に板バネ16がカバー17に摺接することにより、板バネ16の線材付勢部16cが摺動部材15を、下方側に弾性付勢するようになっている。
【0052】
また、カード装着部の第1装着に装着される第1カード部材19は、図41に示すように、後述する第2カード部材20より幅広肉厚に形成され、長さも第2カード部材20より長く形成されている。
このような第1カード部材19は、前端部19a側の裏面19bに第1端子部材7の接点部7eに接触可能な複数の接触部19cが露出して整列形成されている。また、図41Cの左側の一方の側縁部19dの前端部19a寄りには、スライダー14に取り付けられた板バネ16の第1係合部16fに係合可能な第1凹部19eが所定深さと幅寸法で形成されている。
また、前端部19aの一方のコーナ部19fが斜めに面取り状にカットされて、前端部19aが非対称に形成されている。そのために、第1カード部材19をカード装着部に挿入するときの逆挿入を防止するようになっている。
また、一方の側縁部19dと対向する側に他方の側縁部19gが形成されている。
【0053】
また、カード装着部の第2装着に装着される第2カード部材20は、図42に示すように、第1カード部材19より幅狭肉薄に形成され、長さが第1カード部材20より短く形成されている。
このような第2カード部材20は、前端部20a側の裏面20bに第2端子部材8の接点部8fが接触可能な複数の接触部20cが露出して整列形成されている。また、図42Cの左側の一方の側縁部20dの前端部20a寄りには、スライダー14に取り付けた板バネ16の第2係合部16jに係合可能な第2凹部20eが所定深さと幅寸法で形成されている。
また、前端部20aの一方のコーナ部20fが斜めに面取り状にカットされて、前端部20aが非対称に形成されている。
そのために、第2カード部材20をカード装着部に挿入するときの逆挿入を防止するようになっている。
また、コーナ部20fと一方の側縁部20dとが交わる部分の裏面20b側には、スライダー14の第2当接部14gに当接可能な当接部20gが形成されている。
また、一方の側縁部20dと対向する側に他方の側縁部20hが形成されている。
【0054】
このような構成の本発明のカード用コネクタ装置1は、図2に示すように、第1ガイド部材9が第1弾性部材11の第2アーム部11eと第2端子部材8との付勢力でカバー17側に回動している。
また、第2ガイド部材10は、第1弾性部材10の第1アーム部11dの付勢力でカバー17側に回動している。
また、第3ガイド部材12は、図1に示すように、第2弾性部材13に弾性付勢され、腕部12bが第2ガイド部材10の規制溝10bに位置した状態の初期位置で動きが規制されている。
また、本発明のカード用コネクタ装置1におけるスライダー14は、コイルバネからなる付勢部材18の付勢力で、ガイド突起14jが図5に示すハウジング2の第1ガイド溝2fの前端部に当接した初期位置で停止している。
【0055】
前述したような本発明のカード用コネクタ装置1に、第1カード部材19を装着する動作を図43〜図51に基づいて説明すると、まず、第1カード部材19の前端部19aをカード挿入口6bに挿入する。
この時の第1カード部材19は、一方の側縁部19dがハウジング2の第1ガイド壁6cに案内され、他方の側縁部19gが図示上方の前側壁6に案内されて幅方向がガイドされている。
そして、カード挿入口6bから挿入する第1カード部材19は、裏面19bが底面6a上に位置し、上面がカバー17の2本の第1リブ17fに摺接しながら矢印方向のハウジング2内部のカード装着部方向に挿入される。
【0056】
この挿入に伴って、厚さが厚肉に形成された第1カード部材19の前端部19aに押圧された第2ガイド部材10が、図44に示すように、第1弾性部材11の付勢力に抗して下方に回動して略水平状態となる。
このことにより、第2ガイド部材10の規制溝10bに位置して動きが規制されていた第3ガイド部材12が、規制溝10bから外れる。
すると、第3ガイド部材12は、第1カード部材19の他方の側縁部19gで腕部12bが押され、第2弾性部材12の付勢力に抗して支軸12bを支点として時計回り方向に回動し、図43に示すように、ハウジング2に形成した収納部5dに腕部12bが位置する。
【0057】
また、挿入される第1カード部材19の一方の側縁部19dが、板バネ16の第1係合部16fを押圧すると、第1係合部16fは、第1腕部16eが弾性変形してスライダー14の切り欠き部14nに逃げる。
この時、板バネ16の第2係合部16jは、第1係合部16fより図示下方側に位置ズレしているので、第1ガイド壁6cにガイドされて挿入される第1カード部材19の一方の側縁部19dが接することがない。そのために、第1カード部材19の挿入をスムーズに行うことができる。
【0058】
この状態で、第1カード部材19を更に矢印方向に挿入すると、図45、46に示すように、第1カード部材19の裏面19bが、第1ガイド部材9の左右の腕部9d及び支持部9eを下方に押し下げる。
このことにより、第1ガイド部材9が第2端子部材8及び第1弾性部材11の付勢力に抗して下方に回動して、略水平状態となる。そのために、第1ガイド部材9に先端部8eが支持された第2端子部材8が第1カード部材19の接触部19cに接触することはない。
【0059】
また、一方の側縁部19dに押されて切り欠き部14nに位置していた板バネ16の第1係合部16fは、第1カード部材19の前端部19aが、初期位置にあるスライダー14の第1当接部14bに当接すると、第1凹部19eに係合して、第1カード部材19が抜け止めされる。
この状態でから、第1カード部材19をハウジング2の奥側に更に挿入すると、スライダー14の前端部19aが、ハウジング2の後側壁2bに当接し、第1カード部材19の矢印方向への移動が停止する。
【0060】
この時の摺動部材15は、図9、10に示すカム溝3の底面に形成したA面からB面及びC面を経由してD面に位置している。
そして、第1カード部材19の移動が停止後、第1カード部材19に加えていた押圧力を解除すると、コイルバネからなる付勢部材18の付勢力で、スライダー14がカード挿入口6b方向に戻ろうとするが、この時の摺動部材15は、D面からE面に移動してロック部3bに当接する。
そのために、スライダー14の動きが規制されてロックされ、図47、48に示すように、第1カード部材19は、カード装着部の第1装着部に装着された装着状態となると共に、第1凹部19eに第1係合部16fが係合しているので第1装着部から抜け止めされる。
前記第1カード部材19が第1装着部に装着状態となると、複数の第1端子部材7の接点部7eが、第1カード部材19の複数の接触部19cに接触して導通する。
【0061】
次に、第1装着部に装着した第1カード部材19を取り出すには、図47に示す装着状態の第1カード部材19を、一旦矢印方向に押圧して、図49に示すように、前端部19aを後側壁2bに当接させる。すると、ロック部3bに位置していた摺動部材15が、図9、10に示すE面からF面に移動して、スライダー14のロックが解除される。
そして、矢印方向に加えていた押圧力を解除すると、付勢部材18の付勢力でスライダー14が自動的にカード挿入口6b方向に移動する。このスライダー14の移動で第1カード部材19の前端部19aが第1当接部14bに押されて、カード装着部から排出される。
そして、図45に示すように、スライダー14が初期位置まで自動復帰すると、ハウジング2の外部に出ている第1カード部材19の後端部側を把持して引き抜くことにより、板バネ16の第1係合部16fが弾性変形して第1凹部19eから外れ、ハウジング2から第1カード部材19を取り出すことができる。
【0062】
また、カード装着部の第1装着部に装着した第1カード部材19は、図50に示すように、カバー17の2本の第1リブ17f及び第2リブ17gが上面に摺接するようになっているので、第1カード部材19とカバー17と接触面積を小さくして、着脱時の第1カード部材19とカバー17との摺動摩擦を小さくすることができる。
また、カード装着部に第1カード部材19を装着したときは、図51に示すように、第1、第2、第3ガイド部材9、10、12のそれぞれが第1カード部材19に押されて回動し、正面からは見えないようになっている。
【0063】
また、本発明のカード用コネクタ装置1に第2カード部材20を装着する動作を図52〜図60に基づいて説明すると、まず、図52、53に示すように、第2カード部材20の前端部20aをカード挿入口6bに挿入する。
前記第2カード部材20は、厚さが第1カード部材19より薄肉に形成されているので、第2カード部材20の裏面20bが、斜め上方に回動した状態の第2ガイド部材10に摺動しながら挿入される。
この時の第2ガイド部材10は、斜め上方に回動して状態となっているので、規制溝10bには、第3ガイド部材12が位置して動きが規制されている。
【0064】
そのために、挿入される第2カード部材20の幅方向は、一方の側縁部20dが第1ガイド壁6cより図示下方側に位置ズレしている第2ガイド壁6dに案内され、他方の側縁部20hが規制溝10bで動きが規制された第3ガイド部材12のガイド面12cに案内される。
そのために、第2カード部材20の幅方向をガタなく高精度にガイドして挿入することができる。
そして、図54、55に示すように、初期位置にあるスライダー14の第2当接部14gに第2カード部材20の当接部20gが当接すると、同時に第2凹部20eに板バネ16の第2係合部16jが係合して、第2カード部材20が抜け止めされる。
更に、図54、55に示す状態から、第2カード部材20を矢印方向に押圧して挿入すると、第2カード部材20は、前端部20a寄りの他方の側縁部2hが第1ガイド部材9の腕部9dにガイドされる。
【0065】
また、第2カード部材20の当接部20gがスライダー14の第2当接部14gに当接した状態で、第2カード部材20を更に挿入する動作で、スライダー14が押されて奥側にスライドし、第1当接部14bを形成した部分のスライダー14の外面がハウジング2の後側壁2bに当接して、第2カード部材20の矢印方向の移動が停止する。
この時の摺動部材15は、図9、10に示すカム溝3のA面からB面及びC面を経由してD面に位置している。
そして、第2カード部材20の移動が停止後、第2カード部材20に加えていた押圧力を解除すると、付勢部材18の付勢力で、スライダー14がカード挿入口6b方向に戻ろうとするが、この時の摺動部材15は、D面からE面に移動してロック部3bに当接しスライダー14の移動がストップする。
【0066】
そのために、スライダー14の動きが規制され、図56、57に示すように、第2カード部材20は、第2装着部に装着されて装着状態となると共に、第2凹部20eに第2係合部16jが係合しているので第2装着部から抜け止めされる。
前記第2カード部材20が第2装着部に装着されて抜け止めされると、複数の第2端子部材8の接点部8fが、第2カード部材20の複数の接触部20cに接触して導通する。
【0067】
このような第2装着部に装着状態の第2カード部材20を取り出すには、図56に示す装着状態の第2カード部材20を、一旦矢印方向に押圧して、図58に示すように、スライド部材14の第1当接部14bの外面を後側壁2b側に押圧する。
すると、ロック部3bに位置していた摺動部材15が、図9、10に示すE面からF面に移動して、スライダー14のロックが解除される。
【0068】
この状態で、第2カード部材20に加えていた押圧力を解除すると、付勢部材18の付勢力でスライダー14がカード挿入口6b方向に自動的に移動して、図54に示すように、スライダー14が初期位置まで戻る。
このスライダー14が初期位置に戻ることで、第2カード部材20もカード装着部から排出される。
即ち、本発明のカード用コネクタ装置1は、第1、または第2カード部材19、20をプッシュ、プッシュ操作することで、カード装着部から着脱することができるようになっているので、操作性が良い。
そして、ハウジング2の外部に出ている第2カード部材20の後端部側を把持して引き抜くことにより、板バネ16の第2係合部16jが弾性変形して第2凹部20eから外れ、ハウジング2から第2カード部材20を取り出すことができる。
【0069】
また、カード装着部の第2装着部に装着または排出時の第2カード部材20は、図59に示すように、カバー17の2本の第1リブ17f及び手前側の第2リブ17gが上面に接するので、第2カード部材20とカバー17と接触面積を小さくすることができ、着脱時の第2カード部材20とカバー17との摺動摩擦を小さくすることができる。
また、カード装着部に第2カード部材20を装着したときは、図60に示すように、第2、第3ガイド部材10、12のそれぞれが正面から見えるようになっている。
【0070】
このような本発明のカード用コネクタ装置1の、図60に示す第2カード部材20を装着する第2装着部は、図51に示す第1装着部に装着する第1カード部材19が第2当接部14gに当接しない方向に位置ズレさせているので、幅寸法、及び厚さ寸法が異なる2種類の第1、第2カード部材19、20を、1つのスライダー14でカード装着部に装着、あるいは排出が可能となっている、
また、第2カード部材20の第2凹部20eに係合する板バネ16に形成した第2係合部16jも、第1装着部に装着する第1カード部材19が当接しない方向に位置ズレさせているので、第1装着部に挿入する第1カード部材19が第2係合部16jに接触しないので、第1カード部材19を挿入するときの作業性が良い。
また、第1または第2カード部材19、20をカード装着部に装着したカード装着状態(図50、図59)において、カード挿入口6bからハウジング2の外部に突出する突出量Rがほぼ同じに、第1当接部14bと第2当接部14gとの位置が決められている。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカード用コネクタ装置のは、第2カード部材を装着可能な第2装着部が、第1装着部に挿入する第1カード部材が第2当接部に当接しない方向に位置ズレさせているので、幅広肉厚の第1カード部材と、幅狭肉薄の第2カード部材とを装着でき、しかも、1個のスライダーで第1カード部材と第2カード部材の両方を排出でき、操作性の良いカード用コネクタ装置を提供できる。
【0072】
また、第1または第2カード部材をカード装着部に装着したカード装着状態において、カード挿入口からハウジング外部に突出する突出量がほぼ同じになるような位置に第1当接部と第2当接部とを形成したので、カード装着時の見栄えが良い。また、操作性も良い。
【0073】
また、カード装着状態において、第1または第2カード部材を一旦押圧することにより、スライダーのロックが解除されて、スライダーを介してカード装着状態の第1または第2カード部材がカード装着部から排出されるようにしたので、第1または第2カード部材をプッシュ・プッシュ操作で第1または第2カード部材を容易に排出することができ、操作性が良い。
【0074】
また、カム機構は、ハウジングに形成したハート型のカム溝と、スライダーに一端部が支持され他端部がカム溝に沿って巡回摺動可能な摺動部材とからなるので、カム溝を巡回摺動する摺動部材で、スライダーの動きを規制してロックをしたり、このロックの解除を容易に行うことができる、操作性の良いカード用コネクタ装置を提供できる。
【0075】
また、摺動部材は、線材の両端部を同方向に直角状に折り曲げて一端部と他端部とを形成したので、摺動部材の製造が容易で安価である。
【0076】
また、スライダーには、摺動部材の他端部をカム溝の底面に弾性付勢可能な板バネを配設したので、摺動部材を確実にカム溝に沿って摺動させることができる高性能なカム機構を提供できる。
【0077】
また、スライダーには、奥側に第1凹部に弾性係合可能な第1係合部と、手前側に第2凹部に弾性係合可能な第2係合部とをそれぞれ形成したので、装着部に装着した第1または第2カード部材を抜け止めすることができ、操作性が良い。
【0078】
また、第2係合部は、第1装着部に挿入する第1カード部材が当接しない方向に位置ズレさせているので、第1装着部に装着する第1カード部材が第2係合部に接することがなく、第1カード部材の挿入性が良い。
【0079】
また、第1及び第2係合部は、摺動部材を弾性付勢する板バネの一部を折り曲げて形成したので、1枚の板バネに第1及び第2係合部を一体形成することができ、組立性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード用コネクタ装置の構成を説明する図である。
【図2】本発明のカード用コネクタ装置の構成を説明する図である。
【図3】本発明のカード用コネクタ装置の構成を説明する図である。
【図4】本発明に係わるハウジングを説明する図である。
【図5】本発明に係わるハウジングを説明する図である。
【図6】本発明に係わるハウジングを説明する図である。
【図7】本発明に係わるハウジングを説明する図である。
【図8】本発明に係わるハウジングを説明する図である。
【図9】本発明に係わるハウジングを説明する図である。
【図10】本発明に係わるハウジングを説明する図である。
【図11】本発明に係わるハウジングを説明する図である。
【図12】本発明に係わる第1端子部材を説明する図である。
【図13】本発明に係わる第1端子部材を説明する図である。
【図14】本発明に係わる第1端子部材を説明する図である。
【図15】本発明に係わる第2端子部材を説明する図である。
【図16】本発明に係わる第2端子部材を説明する図である。
【図17】本発明に係わる第2端子部材を説明する図である。
【図18】本発明に係わる第1ガイド部材を説明する図である。
【図19】本発明に係わる第1ガイド部材を説明する図である。
【図20】本発明に係わる第1ガイド部材を説明する図である。
【図21】本発明に係わる第1ガイド部材を説明する図である。
【図22】本発明に係わる第2ガイド部材を説明する図である。
【図23】本発明に係わる第2ガイド部材を説明する図である。
【図24】本発明に係わる第1弾性部材を説明する図である。
【図25】本発明に係わる第1弾性部材を説明する図である。
【図26】本発明に係わる第1弾性部材を説明する図である。
【図27】本発明に係わる第3ガイド部材を説明する図である。
【図28】本発明に係わる第3ガイド部材を説明する図である。
【図29】本発明に係わる第3ガイド部材を説明する図である。
【図30】本発明に係わる第2弾性部材を説明する図である。
【図31】本発明に係わる第2弾性部材を説明する図である。
【図32】本発明に係わるスライダーを説明する図である。
【図33】本発明に係わるスライダーを説明する図である。
【図34】本発明に係わるスライダーを説明する図である。
【図35】本発明に係わるスライダーを説明する図である。
【図36】本発明に係わる摺動部材を説明する図である。
【図37】本発明に係わる板バネを説明する図である。
【図38】本発明に係わる板バネを説明する図である。
【図39】本発明に係わるカバーを説明する図である。
【図40】本発明に係わるカバーを説明する図である。
【図41】本発明に係わる第1カード部材を説明する図である。
【図42】本発明に係わる第2カード部材を説明する図である。
【図43】本発明に係わる第1カード部材の装着動作を説明する図である。
【図44】本発明に係わる第1カード部材の装着動作を説明する図である。
【図45】本発明に係わる第1カード部材の装着動作を説明する図である。
【図46】本発明に係わる第1カード部材の装着動作を説明する図である。
【図47】本発明に係わる第1カード部材の装着動作を説明する図である。
【図48】本発明に係わる第1カード部材の装着動作を説明する図である。
【図49】本発明に係わる第1カード部材の装着動作を説明する図である。
【図50】本発明に係わる第1カード部材の装着動作を説明する図である。
【図51】本発明に係わる第1カード部材の装着動作を説明する図である。
【図52】本発明に係わる第2カード部材の装着動作を説明する図である。
【図53】本発明に係わる第2カード部材の装着動作を説明する図である。
【図54】本発明に係わる第2カード部材の装着動作を説明する図である。
【図55】本発明に係わる第2カード部材の装着動作を説明する図である。
【図56】本発明に係わる第2カード部材の装着動作を説明する図である。
【図57】本発明に係わる第2カード部材の装着動作を説明する図である。
【図58】本発明に係わる第2カード部材の装着動作を説明する図である。
【図59】本発明に係わる第2カード部材の装着動作を説明する図である。
【図60】本発明に係わる第2カード部材の装着動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 本発明のカード用コネクタ装置
2 ハウジング
2a 後部底壁
2e 開口部
2f 第1ガイド壁
2g 第2ガイド壁
2j 前部底壁
3 カム溝
4 端子ガイド部
5 ガイド支持部
6 前側壁
7 第1端子部材
8 第2端子部材
9 第1ガイド部材
10 第2ガイド部材
11 第1弾性部材
12 第3ガイド部材
13 第2弾性部材
14 スライダー
15 摺動部材
16 板バネ
17 カバー
18 付勢部材
19 第1カード部材
10 第2カード部材

Claims (9)

  1. 幅広肉厚な第1カード部材または幅狭肉薄な第2カード部材を挿入可能なハウジングと、このハウジングに形成したカード挿入口と、前記第1または第2カード部材を前記カード挿入口から挿入して装着可能な前記ハウジング内部に形成したカード装着部と、このカード装着部への前記第1または第2カード部材の着脱に連動して前記第1または第2カード部材の着脱方向と同方向にスライド可能なスライダーとを備え、
    前記カード装着部は、前記第1カード部材を装着可能な第1装着部と、この第1装着部の領域を一部含む部分に形成した前記第2カード部材を装着可能な第2装着部とを有し、前記スライダーは、前記カード装着部に装着した前記第1または第2カード部材の一方の側縁部近傍に前記スライド可能に配設し、
    前記スライダーは、前記カード挿入口から遠い側の奥側に前記第1装着部に装着した前記第1カード部材の前端部側が当接可能な第1当接部を形成し、前記カード挿入口から近い側の手前側に前記第2装着部に挿入した前記第2カードの前端部側が当接可能な第2当接部を形成し、前記第2装着部は、前記第1装着部に挿入する前記第1カード部材が前記第2当接部に当接しない方向に位置ズレさせたことを特徴とするカード用コネクタ装置。
  2. 前記第1カード部材は、前記第2カード部材より長く形成され、前記第1または前記第2カード部材を前記カード装着部に装着したカード装着状態において、前記カード挿入口から前記ハウジング外部に突出する突出量がほぼ同じになるような位置に前記第1当接部と前記第2当接部とを形成したことを特徴とする請求項1記載のカード用コネクタ装置。
  3. 前記スライダーをカード排出方向に付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗して前記スライダーの動きを規制可能なカム機構とを備え、前記カード装着状態における前記スライダーは、前記カム機構で動きが規制されてロック可能とし、前記カード装着状態において、第1または第2カード部材を一旦押圧することにより、前記スライダーの前記ロックが解除されて、前記スライダーを介して前記カード装着状態の前記第1または第2カード部材が前記カード装着部から排出されるようにしたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のカード用コネクタ装置。
  4. 前記カム機構は、前記ハウジングに形成したハート型のカム溝と、一端部が前記スライダーに支持され他端部が前記カム溝に沿って巡回摺動可能な摺動部材とからなることを特徴とする請求項3記載のカード用コネクタ装置。
  5. 前記摺動部材は、線材の両端部を同方向に直角状に折り曲げて前記一端部と他端部とを形成したことを特徴とする請求項4記載のカード用コネクタ装置。
  6. 前記スライダーには、前記摺動部材の前記他端部を前記カム溝の底面に弾性付勢可能な板バネを配設したことを特徴とする請求項4、または5記載のカード用コネクタ装置。
  7. 前記第1カード部材の一方の側縁部には第1凹部を形成し、前記第2カード部材の一方の側縁部には第2凹部を形成し、前記スライダーには、前記奥側に前記第1凹部に弾性係合可能な第1係合部と、前記手前側に前記第2凹部に弾性係合可能な第2係合部とをそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のカード用コネクタ装置。
  8. 前記第2係合部は、前記第1装着部に挿入する前記第1カード部材が当接しない方向に位置ズレさせたことを特徴とする請求項7記載のカード用コネクタ装置。
  9. 前記第1及び第2係合部は、前記摺動部材を弾性付勢する前記板バネの一部を折り曲げて形成したことを特徴とする請求項7または8記載のカード用コネクタ装置。
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