JP2004060929A - 浴室暖房装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定送風通路11aと可動送風通路11bを摺動自在に嵌め合わせて温風吹出し通路を構成する。可動送風通路11bの側板19には上下に長い長孔20を穿孔してあり、固定送風通路11aの上フランジ21から垂下した弾性片22の内面には係止突起23を突設してあり、この係止突起23を長孔20に摺動自在に嵌合させることにより、可動送風通路11bを固定送風通路11aに対して上下に動けるようにすると共に、可動送風通路11bの脱落を防止している。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室暖房装置に関する。
【0002】
【背景技術】
浴室の天井などに設置し、温風を吹き出すことによって浴室内を暖房したり、その下に吊した衣類等に温風を吹き付けて衣類の乾燥をさせたりするための浴室暖房装置が従来より用いられている。
【0003】
このような浴室暖房装置にあっては、浴室の暖房に用いる場合には、直接入浴者に温風が吹き当たらないようにするため、温風吹出し通路からは斜め下方向に向けて温風を吐出させるようになっている。また、浴室暖房装置の真下に吊された衣類の乾燥を行う場合には、浴室暖房装置から衣類に向けて直接温風を吹き当てるため、温風吹出し通路から真下に向けて温風を吹き出させる。このため浴室暖房装置の温風吹出し通路には、風向板などを設けてあって、温風の吹き出し方向を調整できるようになっている。
【0004】
また、化粧パネルは天井パネルの下面に配設されるが、装置本体は施工条件によって施工状態が異なっている。すなわち、家屋の新築時において天井パネルを張る前に装置本体を施工する場合には、装置本体の下面のフランジ部分が天井パネルの上に乗るように施工されるが、既設の浴室において浴室暖房装置を後付けする場合には、装置本体の下面のフランジ部が天井パネルの下面に当たるように施工される。このように施工状態によって装置本体の施工位置の高さが異なり、化粧パネルとの距離が異なるので、温風吹出し通路の下端と化粧パネルとの間に隙間が生じないようにするためには、温風吹出し通路を伸縮する構造にする必要があった。
【0005】
しかしながら、従来の浴室暖房装置にあっては、温風吹出し通路を伸縮させるための構造や温風吹出し通路が伸びるようにバネで付勢するための構造が複雑であり、コストも高くついていた。
【0006】
本発明は上記の従来例の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、温風吹出し通路の構造を簡略にし、組み立てを容易にすると共にコストを低減させることにある。
【0007】
【発明の開示】
請求項1に記載の浴室暖房装置は、浴室の空気を加熱するための加熱手段と、前記加熱手段によって加熱された空気を浴室内に送り出すための循環ファンと、循環ファンからの送風を浴室内に向けて吹き出させるための温風吹出し通路と、前記温風吹出し通路の下方に配置された化粧パネルとを備えた浴室暖房装置において、互いに摺動自在に嵌め合わせた固定送風通路と可動送風通路によって前記温風吹出し通路を形成し、前記両送風通路のうち一方の送風通路に上下方向に延びた貫通孔又は凹部を形成し、前記貫通孔又は凹部に摺動自在にはまり込む係止突起を前記両送風通路のうち他方の送風通路に設けたことを特徴としている。ここでいう加熱手段は、特に限定されるものではなく、例えば、温水と熱交換させることによって浴室の空気を加熱する熱交換器でもよく、発熱によって浴室の空気を加熱する電気ヒータでもよい。
【0008】
請求項1の浴室暖房装置にあっては、一方の送風通路に設けた上下に長い貫通孔又は凹部に他方の送風通路に設けた係止突起を摺動自在にはまり込ませているので、係止突起を貫通孔又は凹部に沿って移動させることで可動送風通路を上下にガイドしながら昇降させることができる。よって、可動送風通路が例えば自重によって下がることで可動送風通路の下面を化粧パネルに隙間無く当接させることができる。また、係止突起が貫通孔又は凹部にはまり込んで引っ掛かっていることによって可動送風通路が固定送風通路から脱落することがなく、浴室暖房装置の施工も容易に行える。さらに、係止突起を貫通孔又は凹部に嵌め込むだけの簡単な構造で可動送風通路と固定送風通路を組み立てているので、温風吹出し通路の組立を簡単に行え、コストも安価にすることができる。
【0009】
本発明の浴室暖房装置は、請求項2に記載のように、少なくとも2つ以上の係止突起を有し、係止突起の一部は前記一方の送風通路の内面側から前記貫通孔又は凹部に摺動自在にはまり込み、他の係止突起は前記一方の送風通路の外面側から前記貫通孔又は凹部に摺動自在にはまり込んでいてもよい。
【0010】
請求項3に記載の浴室暖房装置は、請求項1又は2における前記他方の送風通路に可撓性を有する弾性片を設け、該弾性片に前記係止突起を設けたことを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の浴室暖房装置にあっては、他方の送風通路に設けた弾性片に係止突起を設けているので、弾性片を押し広げることによって容易に係止突起を貫通孔又は凹部から取り出すことができ、可動送風通路と固定送風通路とを容易に分解することができる。
【0012】
請求項4に記載の浴室暖房装置は、請求項1、2又は3における前記可動送風通路を下方へ付勢するための弾性手段を備えたことを特徴としている。可動送風通路は自重によって下方へ下がるが、可動送風通路を弾性手段により下方へ付勢することにより、確実に可動送風通路の下端面を化粧パネルに当接させることができる。よって、送風路と化粧パネルとの間に隙間が生じて風損を生じるのを防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1(a)は本発明の一実施形態による天井取付け型の浴室暖房装置の構造を示す概略断面図、図1(b)は図1(a)のX−X線断面図である。浴室暖房装置1は、装置本体2と化粧パネル3とから構成されている。装置本体2は天井裏へ納入され、吊りボルト(図示せず)等によって天井裏で吊り下げられる。装置本体2の下面に対向して開口された天井パネル4の開口5の下には、化粧パネル3が着脱自在に取付けられる。
【0014】
装置本体2においては、下面開口した箱状のケーシング6内にクロスフローファンからなる循環ファン7が納められ、循環ファン7の回転軸には、循環ファンモータ8が接続されている。循環ファンモータ8の両面には軸受け部分8aが設けられており、一方の軸受け部分8aは、換気通路部品9bと一体に形成された循環ファンモータ受け9aに保持されており、他方の軸受け部分8aは循環ファンモータ受け9aと仕切板18との間に挟み込まれて保持されている。また、循環ファン7の回転軸の他端に設けられた軸受け7aは、ケーシング6の内面に設けられた段部と仕切板18との間に挟み込まれて保持されている。循環ファン7のエア吸入側には2面の熱交換器10が設置されており、循環ファン7のエア吹き出し側には固定送風通路11aと可動送風通路11bとからなる温風吹出し通路11が形成されている。
【0015】
化粧パネル3には、グリル状をした吸込口12と吹出口13とが設けられ、吸込口12は循環ファン7のエア吸い込み側に対向するように配置され、吹出口13には装置本体2の可動送風通路11bの下端が当接している。また、吸込口12の上面には面状のフィルタ14が配設されている。
【0016】
しかして、循環ファンモータ8により循環ファン7を回転させると、化粧パネル3の吸込口12から装置本体2内へ浴室内の空気が吸い込まれ、吸い込まれた空気は熱交換器10を通過する。熱交換器10には、熱源機(図示せず)で加熱された温水が循環しており、循環ファン7により吸い込まれた空気が熱交換器10を通過すると、温水と熱交換することによって加熱される。加熱された温風は、循環ファン7によって送り出され、固定送風通路11a及び可動送風通路11bからなる温風吹出し通路11を通って吹出口13から吹き出される。
【0017】
よって、冬季の入浴時または入浴前においては、吹出口13から例えば斜めに温風を吹き出させることによって、浴室内の暖房を行うことができる。また、吹出口13の真下に衣類を吊り下げておき、吹出口13から真下に向けて温風を吹き出させることにより、浴室内を衣類乾燥室として使用することができる。
【0018】
図2は上記装置本体2を下方から見上げた状態の一部省略した斜視図である。前記循環ファンモータ受け9aと一体に形成された換気通路部品9bに隣接する位置には、換気装置15が設置されている。換気通路部品9bの上面は開口しており、換気通路部品9bの上面をケーシング6の内面に当接するようにして換気通路部品9bをケーシング6の天面に取付け、換気通路部品9bとケーシング6との間に換気通路16を形成している。換気装置15の排出口は、換気通路16に接続されている。しかして、浴室内の湿気を含んだ空気は、換気装置15により換気通路16等を通じて浴室暖房装置1の外部へ排出され、さらに排気ダクト(図示せず)を通じて屋外へ排出される。
【0019】
図3は装置本体2のケーシング6内に納められている循環ファンモータ8、固定及び可動送風通路11a、11b、熱交換器10などの配置を示す下面側からの斜視図である。また、図4及び図6は固定送風通路11a及び可動送風通路11bの側面図である。固定送風通路11a及び可動送風通路11bは、循環ファン7の吹出し側に配置されている。下部が筒状をした固定送風通路11aの両側面からは仕切板18が延出されている。循環ファン7は、上面をケーシング6の天面で覆われ、両側面を固定送風通路11aの仕切板18で挟まれている。可動送風通路11bも下部が筒状に形成されており、固定送風通路11aの下部外周は可動送風通路11b内へ摺動自在に挿入されている。従って、熱交換器10で加熱され、循環ファン7から送り出された浴室内の空気は、固定送風通路11aの内部へ送り込まれ、さらに可動送風通路11bを通って化粧パネル3の吹出口13から浴室内へ吹き出される。
【0020】
可動送風通路11bの側板19の上部には、図7に示すような上下に長い長孔20が穿孔されている。固定送風通路11aの上フランジ21からは、可動送風通路11bの外面で長孔20に対向するようにして弾性片22が垂下されており、弾性片22の内面に突出した係止突起23が図8に示すように長孔20内に嵌合していて、係止突起23が長孔20に沿って上下に摺動できるようになっている。従って、係止突起23が長孔20内を移動することによって可動送風通路11bの上下動がガイドされ、図4に示すように可動送風通路11bが固定送風通路11aに沿ってスムーズに上昇し、あるいは、図5に示すように可動送風通路11bが固定送風通路11aに沿ってスムーズに下降することができる。
【0021】
一方、係止突起23は長孔20の範囲でしか動くことができず、係止突起23の上面は平らになっているので、係止突起23の上面が長孔20の上端に当接すると、それ以上可動送風通路11bは下がることができず、これ以上可動送風通路11bが下方へ抜けて固定送風通路11aから脱落する恐れがない。従って、装置本体2だけを浴室の天井部分に施工した状態では、可動送風通路11bは自重によって下方へ下がっているが、装置本体2の下に化粧パネル3を取付けると、化粧パネル3の吹出口13によって可動送風通路11bが押し上げられて可動送風通路11bが高さ調整され、可動送風通路11bの下面が吹出口13の上面に密着して循環ファン7からの風が漏れることが無い。
【0022】
また、係止突起23が長孔20内にはまり込んでいるが、係止突起23は弾性片22に設けられているので、保守点検時などに、可動送風通路11bを固定送風通路11aから外したい場合には、左右の弾性片22を外に広げて係止突起23を長孔20から抜けば、容易に可動送風通路11bを取り外すことができる。逆に、可動送風通路11bを固定送風通路11aに取付ける場合には、係止突起23の下面側に傾斜面24を設けているために、可動送風通路11bを固定送風通路11aの外に嵌めて押し上げれば、自然に係止突起23が長孔20内にはまり込み、ワンタッチで可動送風通路11bが固定送風通路11aに取付けられる。
【0023】
図3に示すように可動送風通路11bの下面開口部には、可動送風通路11bから吹き出される風の方向を調整するための風向板25が回動自在に軸支されており、可動送風通路11bの側面に取付けられたモータ26で風向板25を回動させることにより、リモートコントローラなどから風向調整を行えるようにしている。
【0024】
また、仕切板18の上部には半円状をした軸押え部17が設けられており、図1(b)に示したように、一方の仕切板18の軸押え部17で循環ファンモータ8の軸受け部分8aを押えて循環ファンモータ受け9aと軸押え部17との間に軸受け部分8aを挟み込んでいる。同様に、他方の仕切板18の軸押え部17で循環ファン7の軸受け7aを押えてケーシング6の段部と軸押え部17との間に軸受け7aを挟み込んでいる。
【0025】
なお、可動送風通路11bは自重によって下方へ下がり、化粧パネル3の吹出口13に当接するが、弾性手段によって可動送風通路11bを下方へ付勢し、可動送風通路11bの下面を吹出口13に弾性的に当接させてもよい。即ち、図4及び図5に示すように、可動送風通路11bの両側面にアーム27の一端をネジ28によって固定してあり、アーム27の他端裏面にコイルバネ29を保持させておき、コイルバネ29の一方の端を可動送風通路11bの側面に設けたバネ止め30に止め、コイルバネ29の他方の端部をケース6に設けたバネ止め(図示せず)に止めている。しかして、コイルバネ29は、その両端を狭めるようにしてバネ止め30、31に取付けられており、コイルバネ29の広がろうとする弾性復帰力によって可動送風通路11bは下方へ付勢されている。よって、このような構成を負荷すれば、可動送風通路11bと吹出口13の間に隙間ができて風損を生じるのをより確実に防止することができる。
【0026】
(第2の実施形態)
図9は本発明の別な実施形態による浴室暖房装置に用いられている固定送風通路11aの構造を示す平面図、図10は図9のA矢視図、図11は図9のB矢視図、図12は図9のZ−Z線断面図、図13は図9のW−W線断面図である。この固定送風通路11aにあっては、図12に示すように、下部に送風ガイド32を設けることにより、温風を吹き出すための筒状の経路を構成している。この筒状部分の両側面からは仕切板18が延出されており、各仕切板18の上面には半円状に切り欠かれた軸押え部17が形成されている。一方の仕切板18においては、図10及び図13に示すように、上フランジ21から弾性片22が垂下されており、弾性片22の内面(固定送風通路11aの側面と対向する面)には係止突起23が突設され、係止突起23の上面が水平面となり、下部が傾斜面24となっている。これは第1の実施形態における弾性片22と同様な構造であり、可動送風通路11bの側板19に設けられた上下に長い長孔20に、側板19の外面側から係止突起23がはまり込んでいる(図8参照)。
【0027】
他方の仕切板18においては、図11及び図13に示すように固定送風通路11aの上端部から弾性片33が垂下されており、弾性片33の外面(固定送風通路11aの側面と対向する面と反対側の面)には係止突起34が突設され、係止突起34の上面が水平面となり、下部が傾斜面35となっている。また、弾性片33の係止突起34が設けられている面と対向させるようにして、固定送風通路11aの上端部からは剛性の高いバックアップ部材36が垂下されている。図14に示すように、可動送風通路11bの、こちら側の側板19においても、上下に長い長孔37が開口されており、この側板19は弾性片33とバックアップ部材36との間に差し込まれている。そして、弾性片33の係止突起34は、側板19の内面側から長孔37内にはまり込んで嵌合しており、係止突起34が長孔37に沿って上下に摺動できるようになっている。
【0028】
従って、係止突起23、34が長孔20、37内を移動することによって可動送風通路11bの上下動がガイドされ、可動送風通路11bが固定送風通路11aに沿ってスムーズに昇降できるようになっている。
【0029】
このような構造でも、第1の実施形態の場合と同様な作用効果を奏することができる。すなわち、係止突起23、34は長孔20、37の範囲でしか動くことができず、係止突起23、34の上面は平らになっているので、係止突起23、34の上面が長孔20、37の上端に当接すると、それ以上可動送風通路11bは下がることができず、これ以上可動送風通路11bが下方へ抜けて固定送風通路11aから脱落する恐れがない。従って、装置本体2だけを浴室の天井部分に施工した状態では、可動送風通路11bは自重によって下方へ下がっているが、装置本体2の下に化粧パネル3を取付けると、化粧パネル3の吹出口13によって可動送風通路11bが押し上げられて可動送風通路11bが高さ調整され、可動送風通路11bの下面が吹出口13の上面に密着して循環ファン7からの風が漏れることが無い。
【0030】
また、係止突起23、34が長孔20、37内にはまり込んでいるが、係止突起23、34は弾性片22、33に設けられているので、保守点検時などに、可動送風通路11bを固定送風通路11aから外したい場合には、左右の弾性片22、33を撓ませて係止突起23、34を長孔20、37から抜けば、容易に可動送風通路11bを取り外すことができる。逆に、可動送風通路11bを固定送風通路11aに取付ける場合には、係止突起23、34の下面側に傾斜面24、35を設けているために、可動送風通路11bを固定送風通路11aの外に嵌めて押し上げれば、自然に係止突起23、34が長孔20、37内にはまり込み、ワンタッチで可動送風通路11bが固定送風通路11aに取付けられる。
【0031】
なお、可動送風通路11bは自重によって下方へ下がり、化粧パネル3の吹出口13に当接するが、第1の実施形態と同様、弾性手段によって可動送風通路11bを下方へ付勢し、可動送風通路11bの下面を吹出口13に弾性的に当接させるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の浴室暖房装置にあっては、一方の送風通路に設けた上下に長い貫通孔又は凹部に他方の送風通路に設けた係止突起を摺動自在にはまり込ませているので、係止突起を貫通孔又は凹部に沿って移動させることで可動送風通路を上下にガイドしながら昇降させることができる。よって、可動送風通路が例えば自重によって下がることで可動送風通路の下面を化粧パネルに隙間無く当接させることができる。また、係止突起が貫通孔又は凹部にはまり込んで引っ掛かっていることによって可動送風通路が固定送風通路から脱落することがなく、浴室暖房装置の施工も容易に行える。さらに、係止突起を貫通孔又は凹部に嵌め込むだけの簡単な構造で可動送風通路と固定送風通路を組み立てているので、送風路の組立を簡単に行え、コストも安価にすることができる。
【0033】
本発明の浴室暖房装置は、請求項2に記載のように、少なくとも2つ以上の係止突起を有し、係止突起の一部は前記一方の送風通路の内面側から前記貫通孔又は凹部に摺動自在にはまり込み、他の係止突起は前記一方の送風通路の外面側から前記貫通孔又は凹部に摺動自在にはまり込んでいてもよい。
【0034】
また、請求項3に記載の浴室暖房装置にあっては、他方の送風通路に設けた弾性片に係止突起を設けているので、弾性片を押し広げることによって容易に係止突起を貫通孔又は凹部から取り出すことができ、可動送風通路と固定送風通路とを容易に分解することができる。
【0035】
また、請求項4に記載の浴室暖房装置にあっては、可動送風通路を弾性手段により下方へ付勢することにより、確実に可動送風通路の下端面を化粧パネルに当接させることができ、送風路と化粧パネルとの間に隙間が生じて風損を生じるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態による天井取付け型の浴室暖房装置の構造を示す概略断面図、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【図2】同上の浴室暖房装置を構成する装置本体を下方から見上げた状態の一部省略した斜視図である。
【図3】同上の装置本体内に納められている循環ファン、固定及び可動送風通路、熱交換器などの配置を示す下面側からの斜視図である。
【図4】固定送風通路及び可動送風通路の側面図であって、可動送風通路が上昇した状態を表している。
【図5】固定送風通路及び可動送風通路の側面図であって、可動送風通路が下がった状態を表している。
【図6】固定送風通路及び可動送風通路の反対側から見た側面図である。
【図7】固定送風通路の弾性片の一部と可動送風通路の長孔を示す斜視図である。
【図8】図5のY−Y線断面図である。
【図9】本発明の別な実施形態による浴室暖房装置に用いられている固定送風通路の構造を示す平面図である。
【図10】図9のA矢視図である。
【図11】図9のB矢視図である。
【図12】図9のZ−Z線断面図である。
【図13】図9のW−W線断面図である。
【図14】固定送風通路の弾性片に設けられた係止突起が可動送風通路の長孔にはまり込んでいる様子を示す断面図である。
【符号の説明】
2 装置本体
3 化粧パネル
7 循環ファン
11 温風吹出し通路
11a 固定送風通路
11b 可動送風通路
13 吹出口
20、37 長孔
22、33 弾性片
23、34 係止突起
24、35 傾斜面
29 コイルバネ
Claims (4)
- 浴室の空気を加熱するための加熱手段と、前記加熱手段によって加熱された空気を浴室内に送り出すための循環ファンと、循環ファンからの送風を浴室内に向けて吹き出させるための温風吹出し通路と、前記温風吹出し通路の下方に配置された化粧パネルとを備えた浴室暖房装置において、
互いに摺動自在に嵌め合わせた固定送風通路と可動送風通路によって前記温風吹出し通路を形成し、前記両送風通路のうち一方の送風通路に上下方向に延びた貫通孔又は凹部を形成し、前記貫通孔又は凹部に摺動自在にはまり込む係止突起を前記両送風通路のうち他方の送風通路に設けたことを特徴とする浴室暖房装置。 - 少なくとも2つ以上の係止突起を有し、係止突起の一部は前記一方の送風通路の内面側から前記貫通孔又は凹部に摺動自在にはまり込み、他の係止突起は前記一方の送風通路の外面側から前記貫通孔又は凹部に摺動自在にはまり込んでいることを特徴とする、請求項1に記載の浴室暖房装置。
- 前記他方の送風通路に可撓性を有する弾性片を設け、該弾性片に前記係止突起を設けたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の浴室暖房装置。
- 前記可動送風通路を下方へ付勢するための弾性手段を備えたことを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の浴室暖房装置。
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Legal Events
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Effective date: 20061128 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070123 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070424 |