JP2004060225A - 機械式駐車装置の車止め装置及びその走行台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪の動きを規制するストッパ部材のストローク量を大きくしつつ、小型化を促進させるようにした機械式駐車装置の車止め装置及びその走行台車を提供する。
【解決手段】機械式駐車装置の車止め装置は、前後一対のストッパ部材21,22で車輪16を前後から挟み込むことにより、車輪16の前後方向の動きが規制される。このとき、ストッパ部材21,22を直線的に前後に往復運動させるが、この動作を達成させるために平行運動機構部23,24を採用すると、装置自体の小型化を促進させつつ、ストッパ部材21,22の直線的なストローク量を大きくすることが可能となる。従って、前後のストッパ部材21,22間における車輪の位置や大きさの影響を受け難い車止めが可能になる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械式駐車装置内で走行して、駐車装置の駐車室との間で車両の受け渡しを行うために利用される走行台車と、その走行台車に移載された車両の前後方向の動きを規制するために利用される車止め装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術として、特許第2782046号公報や特開平11−182085号公報がある。これら公報に記載された機械式駐車装置の車止め装置は、走行台車の横送りコンベアを挟むようにして回動自在に軸支された前後一対の「く」の字状アームを有し、各アームは、油圧シリンダによって、円弧を描くように回動する。そして、走行台車上に車両が移載された場合、油圧シリンダを作動させ、前後のアームの協働によって車輪を前後から挟み込むことで、車輪の前後方向の動きを規制している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の車止め装置には、次のような課題が存在している。すなわち、車輪の動きを規制するために利用される「く」の字状アームは、片持ち支持状態で回動するので、前アームと後アームとの間に配置させた車輪の位置や大きさの影響を受け易く、アームが小さい場合には車輪は挟み難くなる。また、様々な状況を考慮して、アームを大きくすると、装置が大型化してしまうといった問題点がある。なお、前述した車止め装置に関連する技術として、特許第2769674号公報があるが、この場合も、前輪挟持部材のストロークを大きくすると、装置自体が大型化してしまう。
【0004】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、特に、車輪の動きを規制するストッパ部材のストローク量を大きくしつつ、小型化を促進させるようにした機械式駐車装置の車止め装置及びそれを搭載した走行台車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る機械式駐車装置の車止め装置は、車両の車輪を前後から挟み込むようにして、車輪の前後方向の動きを規制する機械式駐車装置の車止め装置において、車輪に対して前後位置に配置された一対のストッパ部材と、ストッパ部材を前後方向に直線的に往復運動させる平行運動機構部と、平行運動機構を動作させる駆動源とを備えたことを特徴とする。
【0006】
この機械式駐車装置の車止め装置において、前後一対のストッパ部材で車輪を前後から挟み込むことにより、車輪の前後方向の動きが規制される。このとき、ストッパ部材を直線的に前後に往復運動させるが、この動作を達成させるために平行運動機構部を採用すると、装置自体の小型化を促進させつつ、ストッパ部材の直線的なストローク量を大きくすることができる。従って、前後のストッパ部材間における車輪の位置や大きさの影響を受け難い車止めが可能になる。
【0007】
また、ストッパ部材は、互いに平行で且つ水平なバー形状を有し、平行運動機構部は、4本のリンクを有すると共に、前後方向に延在する基準線に対して鏡面対称の関係をもってリンクを左右に2本ずつ配置させ、左右において、2本のリンクは、V字状に配置されると共に、回転自在に連結されると好適である。このようなストッパ部材を採用することで、ストッパ部材を長手方向に長くするだけで、左右の車輪を同時に挟み込むことができる。そして、4本のリンクを利用したこのような機構を採用すると、ストッパ部材が後退した場合でも各リンクの納まりが良く、ストッパ部材の後退時において、ストッパ部材間に大きな車輪スペースを出現させることができるので、前後のストッパ部材間における車輪の位置や大きさの影響を受け難く、車止めがより一層確実なものになる。
【0008】
また、4本のリンクのうちの駆動源側の2本のリンクにおいて、リンクの駆動源側端部にはそれぞれギア部が設けられ、互いのギア部を噛合させると好適である。このような構成を採用した場合、一個の駆動源によって、左右のリンクを同期させることができるので、構造の簡素化及び装置の小型化が図られる。
【0009】
また、ストッパ部材の底面には、低摩擦部材からなるスライダ部が設けられると好適である。このような構成を採用すると、ストッパ部材が横送りコンベアなどの上を移動する場合でも、ストッパ部材の滑らかな動きが確保されることになる。
【0010】
本発明に係る機械式駐車装置の走行台車は、機械式駐車装置の走行路に沿って走行すると共に、駐車装置の駐車室との間で車両の受け渡しを行う走行台車において、台車本体に取り付けられて、車両の車輪が載置可能であると共に、駐車装置の駐車室との間で車両の受け渡しを行う横送りコンベアと、車両の車輪を前後から挟み込むようにして、車輪の前後方向の動きを規制する車止め装置とを備え、車止め装置は、横送りコンベア上に載置される車両の車輪に対して前後位置に配置された一対のストッパ部材と、ストッパ部材を前後方向に直線的に往復運動させる平行運動機構部と、平行運動機構を動作させる駆動源とを備えたことを特徴とする。
【0011】
この機械式駐車装置の走行台車において、この走行台車に設けられた車止め装置は、前後一対のストッパ部材で車輪を前後から挟み込み、車輪の前後方向の動きを規制する。このとき、ストッパ部材を直線的に前後方向に往復運動させるが、この動作を達成させるために平行運動機構部を採用すると、車止め装置自体の小型化を促進させつつ、ストッパ部材の直線的なストローク量を大きくすることができる。これにより、横送りコンベアの大型化を可能にし、短いホイルベースの車両から長いホイルベースの車両まで、様々な車両への対応を容易にした走行台車を達成する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明に係る機械式駐車装置の車止め装置及びその走行台車の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0013】
図1に示すように、機械式駐車装置1は、地上階に設けられる入出庫バース2と、地下階に設けられる駐車フロア3とを利用して、空間の有効利用を図るために発案された立体駐車場として構成させる装置である。また、入出庫バース2には、ボックスタイプの入出庫ブース4が配置されており、この入出庫ブース4の内部には、入出庫バース2と駐車フロア3との間を昇降するリフト装置5が配されている。そして、リフト装置5によって、入出庫バース2と駐車フロア3との間で車両Cが搬送され、駐車フロア3には、車両Cを格納するための駐車室6を複数備えた車両格納棚7が設置されている。
【0014】
この車両格納棚7は、フレーム材を升目状に組み立てることで上下2段に構成されると共に、複数の駐車室6を並設した4個の駐車区画列8を有している。更に、車両格納棚7の上段及び下段において、互いに平行な2列の駐車区画列8の間には、2本のガイドレール9が全長に亘って水平方向に敷設されており、このガイドレール9に沿って走行台車10が走行する。また、走行台車10は、ガイドレール9上を走行自在であり、リフト装置5と各駐車室6との間で車両Cの受け渡しをする際に利用される。
【0015】
ここで、リフト装置5は、車両Cを横方向(車両Cの幅方向)に移送するための前輪用横送りコンベア5f及び後輪用横送りコンベア5rを有する。同様に、各駐車室6も、車両Cを横方向に移送するための前輪用横送りコンベア6f及び後輪用横送りコンベア6rを有する。更に、走行台車10も、車両Cを横方向に移送するための前輪用横送りコンベア10f及び後輪用横送りコンベア10rを有する。これらの横送りコンベア5f,5r,6f,6r,10f,10rは、一般的には、ベルトコンベア、ローラコンベヤ、スラットコンベヤ等が利用されている。
【0016】
上述した走行台車10は、ガイドレール9上を走行すると共に、リフト装置5の側方と、任意の駐車室6の側方とで停止する。そして、走行台車10がリフト装置5の側方に停止した際、走行台車10の前輪用横送りコンベア10fとリフト装置5の前輪用横送りコンベア5fとが一列に整列し、走行台車10の後輪用横送りコンベア10rとリフト装置5の後輪用横送りコンベア5rとが一列に整列することになる。同様に、走行台車10が任意の駐車室6の側方に停止した際、走行台車10の前輪用横送りコンベア10fと駐車室6の前輪用横送りコンベア6fと一列に整列し、走行台車10の後輪用横送りコンベア10rと駐車室6の後輪用横送りコンベア6rとが一列に整列することになる。従って、これら横送りコンベア5f,5r,6f,6r,10f,10rを適宜作動させることにより、リフト装置5と走行台車10との間で車両Cの受け渡しが適切に行われ、同様に、走行台車10と各駐車室6との間で車両Cの受け渡しが適切に行われることになる。
【0017】
ここで、図2及び図3に示すように、走行台車10は、車両Cの車重に耐えるように縦横に枠組みされたベース枠からなる台車本体12を有している。この台車本体12には、ガイドレール9に沿って走行台車10をスムーズに走行させるための4個の走行車輪13a,13bが取り付けられている。そして、この走行台車10は、正逆転制御可能なモータMにより後側の走行車輪13bが駆動する自走タイプの台車である。
【0018】
さらに、走行台車10には、台車本体12の前側と後側に配置された前輪用の横送りコンベア10fと後輪用の横送りコンベア10rと有し、各横送りコンベア10f,10rは、駐車装置1の駐車室6及びリフト5との間で車両Cの受け渡しを可能にする。従って、車輪スペースR(図2の斜線部分)に車両Cの車輪16が載置可能となる。各横送りコンベア10f,10rは、図示しないコンベアモータによって同期して駆動するよう構成され、ベルトコンベア、ローラコンベヤ、スラットコンベヤ等が利用されている。また、コンベアモータの正転によって、走行台車10から駐車室6へ車両Cの移載を可能にし、コンベアモータの逆転によって、駐車室6から走行台車10へ車両Cの移載を可能にしている。そして、走行台車10上に車両Cが移載されると、走行台車10は、ガイドレール9に沿って走行を開始する。
【0019】
そして、走行台車10の走行開始時や走行中において、車両Cが走行台車10上で適切に固定されていないと、走行台車10上の車両Cが前後に動いて、車両Cに損傷を与える場合がある。そこで、走行台車10には、車輪16の前後方向の動きを規制するための車止め装置20が採用されている。この車止め装置20は、車両10の前側車輪16を前後から挟み込むようにして、車輪16の動きを規制するものであり、前輪用の横送りコンベア10fに対応して設けられている。
【0020】
図4及び図5に示すように、この車止め装置20は、横送りコンベア10fを挟むように配置された同一構成の一対の車止め半部S1,S2を有する。車止め装置20は、車輪16に対して前後位置に配置された一対のストッパ部材21,22を有する。そして、各ストッパ部材21,22は、左右の車輪16を同時に挟み込むために、横送りコンベア10fの略全長に亘って水平状態で配置され、バー形状を有する。さらに、互いのストッパ部材21,22を常に平行に維持するため、各ストッパ部材21,22には、同一構成の平行運動機構部23,24が取り付けられている。
【0021】
各平行運動機構部23,24は、ストッパ部材21,22を前後方向に直線的に往復運動させるための機構であり、ストッパ部材21,22相互間を平行に保つために採用されている。平行運動機構部23,24の採用によって、車止め装置20自体の小型化を促進させつつ、ストッパ部材21,22の直線的なストローク量を大きくすることが可能となる。従って、横送りコンベア10fの大型化を可能にし、短いホイルベースの車両Cから長いホイルベースの車両Cまで、様々な車両Cへの対応が容易になる。
【0022】
ここで、平行運動機構部23,24の一例について説明するが、平行運動機構23と平行運動機構部24は、同一のリンク構成を採用しているので、平行運動機構部23のみについて説明し、平行運動機構部24については図面上同一の符号を付し、その説明は省略する。図5に示すように、平行運動機構部23は4本のリンク31〜34を有し、各リンク31〜34は、前後方向に延在する基準線Lに対して鏡面対称の関係をもって配置される。すなわち、基準線Lに対し、右側のリンク31,32と左側のリンク33,34とが鏡面対称の関係を有している。
【0023】
この平行運動機構部23の右側において、リンク31とリンク32とでV字状を形成し、リンク31とリンク32とは支軸35を介して回転自在に連結されている。また、前側のリンク31の先端は、支軸36を介してストッパ部材21に回転自在に連結されている。さらに、後側のリンク32の後端は、支軸37を介してベース板38に回動自在に連結されている。なお、このベース板38は、溶接などによって台車本体12に固定される。同様に、平行運動機構部23の左側において、リンク33とリンク34とでV字状を形成し、リンク33とリンク34とは支軸39を介して回転自在に連結されている。さらに、前側のリンク33の先端は、支軸40を介してストッパ部材21に回転自在に連結されている。そして、後側のリンク34の後端は、支軸41を介してベース板38に回動自在に連結されている。
【0024】
このような平行運動機構部23には、各リンク31〜34の運動軌跡を安定させるための補助リンク42が更に設けられ、この補助リンク42は、後側リンク32に対し所定の角度をもって隣接するように配置され、補助リンク42の先端側は、支軸43を介して前側のリンク31の最後端に回転自在に連結され、補助リンク42の後端側は、支軸44を介してベース板38のブラケット38aに回転自在に連結されている。
【0025】
このようなリンク構成を採用すると、図6及び図7に示すように、ストッパ部材21,22が後退した場合でも各リンク31〜34の納まりが良く、ストッパ部材21,22の後退時において、ストッパ部材21とストッパ部材22と間に車輪スペースR(図6の二点鎖線で囲んだ部分)を大きく出現させることができるので、横送りコンベア10fの大型化が可能になる。従って、前後のストッパ部材21,22間における車輪の位置や大きさの影響を受け難く、車止めがより一層確実なものになる。
【0026】
さらに、図4及び図5に示すように、車止め半部S1及びS2において、右側のリンク31,32と左側のリンク33,34との同期を図るため、後側リンク32,34の後端部(駆動源側端部)には、支軸37,41を中心に回動する扇歯車からなるギア部46,47が一体に設けられ、互いのギア部46,47を噛合させることで同期を図っている。さらに、後側リンク34の後端には作動レバー49の一端が溶接され、この作動レバー49は、駆動源としての油圧シリンダ50によって支軸41を中心に回動する。
【0027】
そして、作動レバー49を油圧シリンダ50で駆動させるため、作動レバー49の遊端は、油圧シリンダ49のピストンロッド49aの先端に回動自在に軸支され、油圧シリンダ49の基端は、ベース板38に対して回転自在に軸支されている。このような構成により、一個の油圧シリンダ(駆動源)50によって、右側のリンク31,32と左側のリンク33,34とを同期させることができ、構造の簡素化及び装置20の小型化が図られている。
【0028】
また、車止め装置20を作動させる場合、車止め半部S1の油圧シリンダ50と車止め半部S22の油圧シリンダ50には、互いに同期するよう同一の油圧が供給され、各ストッパ部材21,22は同一のスピードで進退する。また、図7に示すように、車輪スペースR上における車輪16の停止位置に応じて、後側のストッパ部材21と前側のストッパ部材22との移動量は異なるが、各油圧シリンダ50には油圧センサが設けられているので、ストッパ部材21,22が車輪16に当たって強制的に停止させられると、油圧シリンダ50への油圧の供給が瞬時にカットされる。
【0029】
さらに、図8に示すように、ストッパ部材21,22の底面には、樹脂などの低摩擦部材からなるスライダ部51がネジ52によって固定されている。そして、スライダ部51を、ストッパ部材21,22の長手方向において4カ所(図4参照)設けることで、ストッパ部材21,22は、横送りコンベア10fの上面に対して常に一定の間隔が保たれ、ストッパ部材21,22の滑らかな動きを達成させる。
【0030】
また、後側のリンク32,34の途中には断面「コ」字状の保持ブラケット55が溶接により固定され、この保持ブラケット55の底面には、樹脂などの低摩擦部材からなるスライダ部53がネジ54によって固定されている。このスライダ部53は、平行運動機構部23,24の水平保持に利用されると共に、ベース板38に溶接された渡し板56の上面を摺動する。この渡し板56は、横送りコンベア10fとベース板38との間に発生した隙間Pを埋めるように、ベース板38から水平方向に延び出る。そして、この渡し板56には、横送りコンベア10fと渡し板56との間を往復するストッパ部材21側のスライダ部51を確実に受け入れるためのスライダ収容部57が形成され、このスライダ収容部57の上面は、ストッパ部材21の滑らかな動きを達成させるために、渡し板56の上面よりも一段下げられるように形成され、横送りコンベア10fの上面と略面一状態を作り出している。
【0031】
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、前述した車止め装置20は、前輪に限らず、後輪用の車止めであってもよい。平行運動機構部23,24の他の例として、2本のリンクをクロスさせるようにして、そのクロス部分に回転支軸を設けるような機構であってもよい。平行運動機構部の更に他の例として、相対する複数本のリンクが常に平行状態を維持し、各リンクの回転角速度が同じであるようなリンク機構であってもよい。また、ストッパ部材21,22の底面にローラを設けることで、ストッパ部材21,22を滑らかに動作させることもできる。
【0032】
【発明の効果】
本発明による機械式駐車装置の車止め装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得る。すなわち、車両の車輪を前後から挟み込むようにして、車輪の前後方向の動きを規制する機械式駐車装置の車止め装置において、車輪に対して前後位置に配置された一対のストッパ部材と、ストッパ部材を前後方向に直線的に往復運動させる平行運動機構部と、平行運動機構を動作させる駆動源とを備えたことにより、車輪の動きを規制するストッパ部材のストローク量を大きくしつつ、車止め装置自体の小型化を促進させることができる。
【0033】
また、本発明による走行台車は、機械式駐車装置の走行路に沿って走行すると共に、駐車装置の駐車室との間で車両の受け渡しを行う走行台車において、台車本体に取り付けられて、車両の車輪が載置可能であると共に、駐車装置の駐車室との間で車両の受け渡しを行う横送りコンベアと、車両の車輪を前後から挟み込むようにして、車輪の前後方向の動きを規制する車止め装置とを備え、車止め装置は、横送りコンベア上に載置される車両の車輪に対して前後位置に配置された一対のストッパ部材と、ストッパ部材を前後方向に直線的に往復運動させる平行運動機構部と、平行運動機構を動作させる駆動源とを備えたことにより、車輪の動きを規制するストッパ部材のストローク量を大きくしつつ、車止め装置自体の小型化を促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る走行台車を採用した機械式駐車装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る走行台車を示す平面図である。
【図3】図2に示した走行台車の側面図である。
【図4】図2に示した走行台車に適用した車止め装置を示す平面図である。
【図5】車止め装置の車止め半部を示す斜視図である。
【図6】車止め装置の前後のストッパ部材が開いて車輪スペースが出現した状態を示す平面図である。
【図7】前後のストッパ部材で車輪を挟み込んだ状態を示す側面図である。
【図8】車止め装置の要部を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1…機械式駐車装置、6…駐車室、10…走行台車、10f…横送りコンベア、12…台車本体、16…車両の車輪、20…車止め装置、21,22…ストッパ部材、23,24…平行運動機構部、31〜34…リンク、46,47…ギア部、50…油圧シリンダ(駆動源)、51…スライダ部、C…車両。

Claims (5)

  1. 車両の車輪を前後から挟み込むようにして、前記車輪の前後方向の動きを規制する機械式駐車装置の車止め装置において、
    前記車輪に対して前後位置に配置された一対のストッパ部材と、
    前記ストッパ部材を前後方向に直線的に往復運動させる平行運動機構部と、
    前記平行運動機構を動作させる駆動源とを備えたことを特徴とする機械式駐車装置の車止め装置。
  2. 前記ストッパ部材は、互いに平行で且つ水平なバー形状を有し、
    前記平行運動機構部は、4本のリンクを有すると共に、前後方向に延在する基準線に対して鏡面対称の関係をもって前記リンクを左右に2本ずつ配置させ、左右において、2本の前記リンクは、V字状に配置されると共に、回転自在に連結されたことを特徴とする請求項1記載の機械式駐車装置の車止め装置。
  3. 4本の前記リンクのうちの前記駆動源側の2本の前記リンクにおいて、前記リンクの駆動源側端部にはそれぞれギア部が設けられ、互いの前記ギア部を噛合させたことを特徴とする請求項1又は2記載の機械式駐車装置の車止め装置。
  4. 前記ストッパ部材の底面には、低摩擦部材からなるスライダ部が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の機械式駐車装置の車止め装置。
  5. 機械式駐車装置の走行路に沿って走行すると共に、前記駐車装置の駐車室との間で車両の受け渡しを行う走行台車において、
    台車本体に取り付けられて、前記車両の車輪が載置可能であると共に、前記駐車装置の前記駐車室との間で前記車両の受け渡しを行う横送りコンベアと、
    前記車両の前記車輪を前後から挟み込むようにして、前記車輪の前後方向の動きを規制する車止め装置とを備え、
    前記車止め装置は、
    前記横送りコンベア上に載置される前記車両の前記車輪に対して前後位置に配置された一対のストッパ部材と、
    前記ストッパ部材を前後方向に直線的に往復運動させる平行運動機構部と、
    前記平行運動機構を動作させる駆動源とを備えたことを特徴とする機械式駐車装置の走行台車。
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