JP2004059153A - シート状蓋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器としての密封性に優れ、簡便、迅速、かつ、安全、確実に湯切りすることができるシート状蓋体を提供することにある。
【解決手段】シート状蓋体は表基材と裏基材とが接着層を介して積層され、前記表基材と前記裏基材との層間に離型層が設けられた剥離領域と、該剥離領域に隣接する非剥離領域とに直線状境界線で区画されると共に前記非剥離領域の周縁の前記剥離領域側へ偏った位置に開封用兼排湯口形成用摘み突片が形成され、さらに前記剥離領域には前記境界線近傍に剥離用切線が内面側となる前記裏基材から前記表基材にその一部が至るように規則性をもって設けられると共に前記剥離用切線を除いて排湯口を形成するための排湯口形成用切線が内面側となる前記裏基材から前記表基材にその一部が至るように規則性をもって設けられていることを特徴とするシート状蓋体。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、即席麺等の包装容器に用いるシート状蓋体に関し、さらに詳しくは、焼きそばや生麺等に代表される即席食品のように容器内で麺を湯戻しした後に湯切りを行う用途に用いるシート状蓋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、焼きそばや生麺等に代表されるような容器内で麺を湯戻しした後に湯切りして用いる容器は、発泡ポリスチレン等のプラスチック成形容器本体に焼きそばや袋入り生麺等の即席麺、具、調味料等を収容し、湯切り孔となる切欠が周縁に設けられたプラスチック成形蓋をプラスチック成形容器本体に嵌合し、全体を収縮フィルムにて包装した形態のものが一般的に使用されている。
【0003】
この種の容器は、容器本体に蓋を着脱する操作が面倒であるといった問題、蓋に設けられた切欠を起こして通孔を確保する操作が結構手間であると共に切欠を手指で起こす際に手指を怪我する虞があるといった問題、通孔を確保するための切欠をフランジ部の一部にしか形成することができないために湯切りに多少時間がかかるといった問題、湯切り時に手指等で容器本体と蓋を保持して湯切りしなければならないが、容器容量に対して湯戻しに必要な湯量が多いために熱湯をこぼす虞があり、細心の注意を払わねばならないといった問題や熱湯をこぼした時には火傷の虞があるといった問題、湯切り時に容器を傾けて湯を通孔から排出しなければならないが、湯を含んだ相当な重量の麺が一方に偏在するので、容器本体から蓋が外れないように容器本体と蓋とを所定以上の力で押さえつけねばならず、手指が疲れるといった問題や熱いといった問題、また、時には湯戻しした麺を容器からこぼしてしまうといった問題、さらには、容器はシュリンクフィルムで外装されてはいるものの、容器本体と蓋とが密封されておらず、虫等の混入する可能性があるといった問題等があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の解決すべき課題は、容器としての密封性に優れ、湯切り操作の手間がかからずに簡便、迅速、かつ、安全、確実に湯切りすることができるシート状蓋体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記課題を解決するために、請求項1記載の本発明は、上面に開口部を有する有底状容器本体の前記開口部を形成する上周面に周状熱接着部で剥離可能に熱接着して密封する前記開口部とほぼ同じ外形を有するシート状蓋体において、該シート状蓋体は表基材と裏基材とが接着層を介して積層され、前記表基材と前記裏基材との層間に離型層が設けられた剥離領域と、該剥離領域に隣接する非剥離領域とに直線状境界線で区画されると共に前記非剥離領域の周縁の前記剥離領域側へ偏った位置に開封用兼排湯口形成用摘み突片が形成され、さらに前記剥離領域には前記境界線近傍に剥離用切線が内面側となる前記裏基材から前記表基材にその一部が至るように規則性をもって設けられると共に前記剥離用切線を除いて排湯口を形成するための排湯口形成用切線が内面側となる前記裏基材から前記表基材にその一部が至るように規則性をもって設けられていることを特徴とするものである。
【0006】
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載のシート状蓋体において、前記排湯口形成用切線が円弧部分と該円弧部分の両端から平行ないし互いに接近するように前記非剥離領域側に延びる直線部分とからなると共に前記境界線に略平行に千鳥状に複数列連続して設けられていることを特徴とするものである。
【0007】
このように構成したシート状蓋体は、たとえば、袋入り生麺等を収容した容器本体に剥離可能に熱接着して取り付けられると共に、使用時にはシート状蓋体に設けた開封用兼排湯口形成用摘まみ突片を手指で摘まんでシート状蓋体を容器から引き剥がすと、剥離用切線で剥離界面が離型層からなる剥離領域に移り、この状態で更に引き剥がすと排湯口形成用切線が形成された裏基材を少なくとも備えた排湯蓋が容器本体に接着された状態で残る。前記排湯口形成用切線はこの状態では単なる切線に過ぎないが、この状態で容器内に収容されている袋入り生麺等を取り出し、袋を開封して生麺のみを容器に戻して熱湯を注ぎ入れて湯戻しし、湯切り操作をすると麺等の重量で前記排湯口形成用切線が開口し、迅速に湯切りすることができる。このように、本発明のシート状蓋体は、容器としての密封性に優れ、湯切り操作の手間がかからずに簡便、迅速、かつ、安全、確実に湯切りすることができる。
【0008】
また、請求項3記載の本発明は、請求項1、2のいずれかに記載のシート状蓋体において、前記開封用兼排湯口形成用摘み突片から周縁距離が短い位置にある前記剥離用切線が交差する周縁部に切欠が形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、開封用兼排湯口形成用摘まみ突片を手指で摘まんでシート状蓋体を容器から引き剥がすと、剥離用切線でより確実に剥離界面が離型層からなる剥離領域に移るようにすることができる。
【0009】
また、請求項4記載の本発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のシート状蓋体において、前記剥離領域を形成する前記離型層はベタ離型層と網点離型層とで構成され、前記ベタ離型層が前記直線状境界線から前記剥離用切線を含む巾で設けられると共にこれ以外の前記剥離領域が前記網点離型層であることを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項5記載の本発明は、請求項4記載のシート状蓋体において、前記網点離型層はその網点面積率が50〜95%であることを特徴とするものである。
【0011】
上記請求項4、5のいずれかに記載の構成とすることにより、シート状蓋体の形状に型抜きする際に離型層により形成された剥離領域において、表基材と裏基材とが剥離するのを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明にかかるシート状蓋体を用いた容器の概略斜視図、図2は本発明にかかるシート蓋体の第1実施形態を示す裏面図、図3は図2のX‐X線拡大断面図、図4は図2に示すシート状蓋体の要部透視図、図5は本発明にかかるシート状蓋体の第2実施形態を示す図4に対応する図、図6は本発明にかかるシート状蓋体の第3実施形態を示す図4に対応する図、図7は本発明にかかるシート状蓋体の第4実施形態を示す図5に対応する図、図8は本発明にかかるシート状蓋体に設ける排湯口形成用切線の他の実施例の要部を示す図、図9は本発明にかかるシート状蓋体に設ける剥離用切線の他の実施例の要部を示す図、図10は本発明にかかるシート状蓋体を用いた容器の湯切りする状態を示す平面図であり、図中の1,1’,1”,1’’’はシート状蓋体、2は開封用兼排湯口形成用摘まみ突片、3は剥離領域、4は非剥離領域、5は剥離用切線、6,6’は排湯口形成用切線、7,7’は切欠、10は表基材、20は裏基材、30は接着層、40はベタ柄からなる離型層、41はベタ離型層、42は網点離型層、50は容器、51は容器本体、Fは排湯蓋、Kは境界線をそれぞれ示す。
【0013】
図1は本発明にかかるシート状蓋体を用いた容器の概略斜視図であり、容器50は上面に開口部(図示せず)を有する容器本体51の前記開口部(図示せず)を形成する上周面(図示せず)に、開封用兼排湯口形成用摘まみ突片2を外周縁に有する前記開口部(図示せず)と略同じ外形のシート状蓋体1を周状熱接着部(図示せず)で剥離可能に熱接着して密封した丼形状容器である。図1において、前記蓋体1は表面側が見えている。
【0014】
図2は本発明にかかるシート状蓋体の第1実施形態を示す裏面図、図3は図2のX‐X線拡大断面図、図4は図2に示すシート状蓋体の要部透視図であり、シート状蓋体1は図3および図4に示すように、表基材10と裏基材20とが接着層30を介して積層されると共に前記接着層30と前記裏基材20との層間にベタ柄からなる離型層40が設けられた剥離領域3と、該剥離領域3に隣接する非剥離領域4とに直線状境界線Kで区画されると共に前記非剥離領域4の周縁の前記剥離領域3側へ偏った位置に開封用兼排湯口形成用摘まみ突片2が設けられ、前記剥離領域3には前記境界線K近傍に剥離用切線5が前記裏基材20から前記離型層40と前記接着層30を貫通して前記表基材10にその一部が至るようにジグザク状にその頂点部を未切断状態にして前記境界線Kに略平行に設けられると共に前記剥離用切線5を除く前記境界線Kの反対側に排湯口を形成するための円弧部分と該円弧部分の両端から平行に前記非剥離領域側に延びる直線部分と該直線部分の両終端が互いに接近する方向に延びる曲線部とからなる略馬蹄形状の排湯口形成用切線6が前記裏基材20から前記離型層40と前記接着層30を貫通して前記表基材10にその一部が至るように、かつ、前記排湯口形成用切線6の未切断部が前記非剥離領域4側に位置する、すなわち、前記排湯口形成用切線6の直線部分が前記非剥離領域4側に位置すると共に前記排湯口形成用切線6が前記境界線Kに対して35〜55度の角度で千鳥状に2列連続して形成されている。それ故に、前記剥離用切線5と前記排湯口形成用切線6は図2に示すようにシート状蓋体1の裏面側(内面側)からみることができるが、表面側からは見ることができない。また、前記排湯口形成用切線6を前記境界線Kに対して35〜55度の角度となるように形成することにより、使用時にシート状蓋体1に設けた開封用兼排湯口形成用摘まみ突片2を手指で摘まんでシート状蓋体1を容器50から引き剥がすと、前記排湯口形成用切線6が引き剥がし方向に対して平行に、かつ、前記排湯口形成用切線6の未切断部が開始端となるために排湯蓋F(図9参照)に前記排湯口形成用切線6の形状を正常に維持した状態で剥離することができるために、設計通りの排湯を達成することができる。なお、図2〜4に示す第1実施形態のシート状蓋体1においては、前記排湯口形成用切線6を略馬蹄形状とし、両終端を互いに接近する方向に延びる曲線部としたが、これは排湯時に前記排湯口形成用切線6で囲まれた領域を前記排湯口形成用切線6の両終端間を支点にしてより容易な開口を得るためであり、前記排湯口形成用切線6の両終端は前記曲線部のない直線部としてもよいものである。
【0015】
図5は本発明にかかるシート状蓋体の第2実施形態を示す図4に対応する図であって、シート状蓋体1’は上記したシート状蓋体1において、前記剥離領域3を形成するベタ柄からなる前記離型層40をベタ離型層41と網点離型層42とで構成すると共に前記ベタ離型層41を直線状境界線Kから前記剥離用切線5を含む巾で設けると共にこれ以外の前記剥離領域3を前記網点離型層42で形成した以外はシート状蓋体1と同じである。このように構成することにより、シート状蓋体1’の形状に型抜きする際にシート状蓋体1のように前記剥離領域3をベタ柄からなる前記離型層40とした場合に比べて前記ベタ離型層42により形成された剥離領域3は表基材10と裏基材20とが部分的に接着しているためにこの部分から剥離するのを防止することができる。なお、前記網点離型層42の網点面積率は50〜95%が適当である。網点面積率が50%より低いと剥離し辛くなり、また、95%より高いとシート状蓋体の形状に型抜きする際に表基材10と裏基材20とがこの部分から剥離する虞がある。
【0016】
図6は本発明にかかるシート状蓋体の第3実施形態を示す図4に対応する図であって、シート状蓋体1”は上記したシート状蓋体1において、前記開封用兼排湯口形成用摘み突片2から周縁距離が短い位置にある前記剥離用切線5が交差する周縁部に略V字状の切欠7を形成した以外はシート状蓋体1と同じである。このように構成することにより、開封用兼排湯口形成用摘まみ突片2を手指で摘まんでシート状蓋体を容器から引き剥がすと、前記剥離用切線5が交差する周縁部に設けた略V字状の切欠7の効果により、剥離用切線5でより確実に剥離界面が離型層からなる剥離領域に移るようにすることができる。なお、図示はしないが図5に示した第2実施形態のシート状蓋体1’に同様に設けてもよいものである。また、前記切欠7は略V字状に限るものではなく、適宜の凹み形状であればよいものであるし、また、切線であってもよいものである。
【0017】
図7は本発明にかかるシート状蓋体の第4実施形態を示す図5に対応する図であって、シート状蓋体1’’’は上記したシート状蓋体1’において、前記略馬蹄形状の排湯口形成用切線6を円弧部分と該円弧部分の両端から互いに接近するように前記非剥離領域側に延びる直線部分と該直線部分の両終端が互いに乖離する方向に延びる曲線部とからなる略涙形の排湯口形成用切線6’とし、前記剥離領域3を前記剥離用切線5および前記ベタ剥離層41を前記開封用兼排湯口形成用摘み突片2側に位置するように設けると共にこのベタ剥離層41に隣接する前記網点離型層42を前記開封用兼排湯口形成用摘み突片2側と反対側全面に設けた剥離領域3とし、さらに前記開封用兼排湯口形成用摘み突片2に隣接する位置にある前記剥離用切線5が交差する周縁部に湾曲状の切欠7’を形成した以外はシート状蓋体1’と同じである。このように構成することにより、第1実施形態で示した略馬蹄形状の排湯口形成用切線6において、前記剥離領域3にシート状蓋体1、1’、1”の外縁と前記排湯口形成用切線6とで閉じられた領域からなる前記裏基材20が発生する危険性を一層なくすことができる。すなわち、シート状蓋体1、1’、1”の閉じられた領域の前記裏基材20が異物としてシート状蓋体1、1’、1”から脱落する危険性を排除することができる。なお、図7に示す第4実施形態のシート状蓋体1’’’においては、前記排湯口形成用切線6’を略涙形とし、両終端を互いに乖離する方向に延びる曲線部としたが、これは排湯時に前記排湯口形成用切線6’で囲まれた領域を前記排湯口形成用切線6’の両終端間を支点にしてより容易な開口を得るためと、予期せぬ外力が前記排湯口形成用切線6’で囲まれた領域に加わった場合においても前記排湯口形成用切線6’の両終端からのちぎれをより確実に防止するためであり、前記排湯口形成用切線6’の両終端は前記曲線部のない直線部としてもよいものである。
【0018】
また、前記剥離領域3に設ける前記排湯口形成用切線6、6’の個数は図示した個数に限るものではなく、また、その形状についても略馬蹄形状や略涙形に限るものではなく、たとえば、図8(a)に示すような直線や図8(b)に示すような曲線が千鳥状に多数配設されたものであってもよいものである。また、前記剥離用切線5についても例示したジグザク状に限るものではなく、たとえば、図9に示すように斜線を千鳥状に多数配設したものであってもよいし、また、図示はしないが、ハの字状、ヘの字状、一の字状、十の字状、×の字状が微小な間隔をおいて前記境界線Kに平行に横一列あるいは千鳥となるように複数列規則性をもって設けられていればよいものであり、要するに前記剥離用切線5はシート状蓋体1を容器50から引き剥がした際に、この剥離用切線5を設けた個所から剥離界面が離型層40あるいはベタ離型層41と網点離型層42からなる剥離領域3に移ること、また、前記排湯口形成用切線6、6’はシート状蓋体1、1’、1”、1’’’を容器50から引き剥がした際に、図10に示すように容器本体51に接着された状態で残る少なくとも裏基材20からなる排湯蓋Fに湯切り時に麺等の重量で開口可能に形成されることが第一義であり、また、前記剥離用切線5及び前記排湯口形成用切線6、6’を設けるために用いる治具の加工し易さ、シート状蓋体1、1’、1”、1’’’の生産性、あるいは、湯切り速度等を考慮して、前記排湯口形成用切線6、6’の個数や形状、前記剥離用切線5の形状や設け方等は適宜決められるべきものである。
【0019】
次に、本発明のシート状蓋体を構成する表基材、裏基材について説明する。
表基材10としては、少なくとも印刷適性のある基材を備えていれば単層であっても複層であってもよく、また、裏基材20としては、少なくとも熱接着性樹脂層を備えた構成からなるものであれば特に限定されるものではなく、シート状蓋体1、1’、1”、1’’’に求められる物性により種々の構成を採ることができるものである。たとえば、シート状蓋体1、1’、1”、1’’’に腰が要求される場合には、前記表基材10として40g/m以上の紙、より具体的には50〜80g/mのコート紙ないし晒しクラフト紙が用いられ、また、豪華な意匠とするために表面光沢をもたせる意味から、あるいはまた、シート状蓋体1、1’、1”、1’’’を容器から引き剥がす際の芯材の一つとする意味から、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の一軸、二軸方向に延伸した厚さが6〜20μmの合成樹脂製フィルム等が表層に用いられる。また、シート状蓋体1、1’、1”、1’’’にデッドホールド適性が求められる場合等には前記裏基材20としてアルミニウム箔が層構成中に用いられ、また、前記裏基材20に強度が要求される場合等にはポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の一軸、二軸方向に延伸した厚さが6〜20μmの合成樹脂製フィルムが層構成中に用いられる。なお、前記表基材10及び前記裏基材20を構成する上記した紙、合成樹脂製フィルム、アルミニウム箔等は必要に応じて必要な面にコロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ処理等の易接着処理を適宜施すことができる。
【0020】
また、前記裏基材20に用いられる熱接着性樹脂層としては、容器本体51と剥離可能に熱接着するように構成する必要があり、容器本体51を構成する材料により適宜選択して用いることが肝要であるが、通常容器本体51はポリスチレンペーパー、ハイインパクトポリスチレンシート、ポリプロピレンシート、ポリアミドとポリエチレンないしポリプロピレンとの積層シート、ポリエチレンとポリプロピレンとの積層シート等を周知の真空成形法や圧空成形法で成形して容器としたもの、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル等の射出成形用樹脂を射出成形して容器としたもの、あるいは、各種の射出成形用樹脂を多層で射出成形して、たとえば、酸素ガスバリアー性等をもたせたもの、あるいは、発泡スチレン製容器、紙製容器、あるいは、これらからなる二重容器などが用いられるために、前記熱接着性樹脂層としてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸樹脂、メタクリル酸樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、ポリエステル樹脂等から適宜選択して用いることにより、容器本体51に対して剥離可能に熱接着することができる。
【0021】
次に、本発明のシート状蓋体を構成する離型層及び接着層について説明する。前記離型層40、41、42を形成する離型剤としては、前記離型剤が塗布される被塗布面あるいは剥離界面の設計方法により適宜選択されるべきものであって、特に限定するものではなく、また、前記離型剤の塗布量についても適宜決められるべきものである。また、前記表基材10と前記裏基材20とを積層する前記接着層30としては、Tダイ押出機を用いてポリエチレン等を加熱溶融押出しすることにより形成したポリエチレン層等が適当である。この場合、必要に応じて必要な面に周知の適宜のアンカー塗布剤を塗布することができる。
【0022】
次に、本発明のシート状蓋体の代表的な層構成を例示するならば、(1)〔絵柄印刷層/紙〕/離型層//ポリエチレン層(接着層)/熱接着性樹脂層、(2)〔絵柄印刷層/紙〕/離型層//ポリエチレン層(接着層)/アルミニウム箔/熱接着性樹脂層、(3)〔絵柄印刷層/紙〕/離型層//ポリエチレン層(接着層)/合成紙/熱接着性樹脂層、(4)〔絵柄印刷層/紙〕/離型層//ポリエチレン層(接着層)/合成樹脂製フィルム/ポリエチレン層/アルミニウム箔/熱接着性樹脂層、(5)〔合成樹脂製フィルム/絵柄印刷層/ポリエチレン層/紙〕/離型層//ポリエチレン層(接着層)/合成樹脂製フィルム/ポリエチレン層/アルミニウム箔/熱接着性樹脂層、(6)〔合成樹脂製フィルム/絵柄印刷層/ポリエチレン層/合成樹脂製フィルム〕/離型層//ポリエチレン層(接着層)/合成樹脂製フィルム/ポリエチレン層/アルミニウム箔/熱接着性樹脂層、(7)〔絵柄印刷層/紙〕/ポリエチレン層(接着層)/離型層//アルミニウム箔/熱接着性樹脂層、(8)〔絵柄印刷層/紙〕/ポリエチレン層(接着層)/離型層//合成紙/熱接着性樹脂層、(9)〔絵柄印刷層/紙〕/ポリエチレン層(接着層)/離型層//合成樹脂製フィルム/ポリエチレン層/アルミニウム箔/熱接着性樹脂層、(10)〔合成樹脂製フィルム/絵柄印刷層/ポリエチレン層/紙〕/ポリエチレン層(接着層)/離型層//合成樹脂製フィルム/ポリエチレン層/アルミニウム箔/熱接着性樹脂層、等々を挙げることができる。なお、上記層構成において、〔〕で囲んだ層が表基材10であり、下線で示した層が裏基材20であり、//で示した個所が剥離界面である。
【0023】
【実施例】
次に、上記した本発明について、以下に実施例を挙げて具体的に説明する。
実施例1
両面コロナ放電処理を施した20μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、OPPと呼称する)の一方の面にグラビア印刷法でアクリル系樹脂からなる離型剤(青色顔料で着色されている)とイソシアネート系アンカー剤を互いに隣接するようにエンドレスに印刷して離型剤により形成された離型層からなる剥離領域とイソシアネート系アンカー剤塗布面からなる非剥離領域とを形成した印刷フィルムを作製した。なお、離型層はイソシアネート系アンカー剤塗布面と隣接する所定巾をベタ離型層とし、これ以外の離型層を85%網点離型層とした図5に示すようパターンを形成した。この印刷フィルムの塗布面と50g/mの晒しクラフトとをTダイ押出機で加熱溶融ポリエチレンを15μm厚さとなるように押出してサンドイッチラミネーションして第1中間積層体を作製した。その後、前記第1中間積層体の前記OPP面の他方の面にイミン系アンカー剤を塗布し、この塗布面と7μmのアルミニウム箔の一方の面とをTダイ押出機で加熱溶融ポリエチレンを15μm厚さとなるように押出してサンドイッチラミネーションすると共にアルミニウム箔の他方の面にTダイ押出機でエチレン−メタクリル酸共重合体(以下、EMAAと呼称する)を20μm厚さに押出して第2中間積層体を作製した。その後、剥離用切線5と排湯口形成用切線6を形成する突出刃を円周上に設けたダイロールで前記剥離用切線5が前記ベタ離型層に位置すると共に前記排湯口形成用切線6が前記網点離型層に位置するように前記第2中間積層体のエチレン−メタクリル酸共重合体を設けた側から前記晒しクラフトにその一部が至るように巻取り方向にエンドレスに加工して図5に示すような位置関係となる第3中間積層体を作製した。さらに、前記第3中間積層体の前記晒しクラフト面と予め美麗な絵柄印刷層をグラビア印刷法にて一方の面に設けた12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PETと呼称する)とを前記絵柄印刷層にイソシアネート系アンカー剤を塗布して後に該アンカー剤塗布面が前記晒しクラフト側に位置するように、かつ、前記絵柄印刷層と前記離型層との位置を合わせてTダイ押出機で加熱溶融ポリエチレンを15μm厚さとなるように押出してサンドイッチラミネーションして本発明のシート状積層体を作製した。なお、前記シート状積層体において、表基材10としては、PET12μm/絵柄印刷層/ポリエチレン15μm/晒しクラフト50g/mであり、裏基材20としては、OPP20μ/ポリエチレン層/アルミニウム箔7μm/EMAA20μmであり、この場合の剥離界面は離型層とOPPとの層間である。なお、本実施例においては巾方向の位置合わせを容易にするために青色着色した離型剤を用いたが、着色顔料は青色に限ることはなく、また、着色しなくてもよいものである。
【0024】
その後、前記シート状積層体を枚葉状に大断ち、小断ち加工すると共に、図2に示す形状に抜き加工して、本発明のシート状蓋体を得た。このシート状蓋体をポリスチレン製容器本体にカップシール機で熱接着して図1に示す容器を作製し、その後に、図1に示す開封用兼排湯口形成用摘まみ突片2を手指で摘まんで引き剥がすと、図10に示すように前記排湯口形成用切線6が形成された裏基材20からなる排湯蓋Fのみが容器本体51に接着された状態で残り、この状態で生麺を容器に入れると共に熱湯を注ぎ入れて湯戻し、湯切り操作をすると麺等の重量で前記排湯口形成用切線6が開口し、迅速に湯切りすることができた。なお、排湯蓋Fは、袋入り生麺等を取出し易く、湯切り時に麺等が流出することのない大きさがよく、丼型容器の場合には開口部の大きさの1/2よりは小さく、1/4よりは大きい、約1/3程度の大きさが好ましいものであるが、調理方法等により開口部の大きさは適宜決めればよいものである。
【0025】
なお、実施例で説明したように、本発明のシート状蓋体は、離型層やこの離型層により構成される剥離領域に設ける剥離用切線、排湯口形成用切線を巻取り方向に直交する方向のみ位置合わせをして巻取り方向にエンドレスに設けることができ、それだけ容易に製造することができるために高い生産性で製造することができる。また、今までは、シート状蓋体に開封用兼排湯口形成用摘まみ突片のみを設けた実施例で説明してきたが、喫食する際に邪魔になる排湯蓋Fを容易に取り除くことができるように、図示はしないがシート状蓋体の剥離領域に排湯蓋除去用摘み突片を設けてもよいものである。
【0026】
【発明の効果】
本発明のシート状蓋体は、今まで縷々説明してきたように、容器本体に熱接着して取り付けられると共にシート状蓋体を取り付けた容器のシート状蓋体に設けた開封用兼排湯口形成用摘まみ突片を手指で摘まんでシート状蓋体を容器から引き剥がすことにより、剥離用切線で剥離界面が離型層からなる剥離領域に移り、この状態で更に引き剥がすと排湯口形成用切線が形成された裏基材を少なくとも備えた排湯蓋が容器本体に接着された状態で残り、この状態で湯切りすると麺等の重量で前記排湯口形成用切線が開口して迅速に湯切りすることができる。このように、本発明のシート状蓋体は、容器としての密封性に優れ、湯切り操作の手間がかからずに簡便、迅速、かつ、安全、確実に湯切りすることができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシート状蓋体を用いた容器の概略斜視図である。
【図2】本発明にかかるシート蓋体の第1実施形態を示す裏面図である。
【図3】図2のX‐X線拡大断面図である。
【図4】図2に示すシート状蓋体の要部透視図である。
【図5】本発明にかかるシート状蓋体の第2実施形態を示す図4に対応する図である。
【図6】本発明にかかるシート状蓋体の第3実施形態を示す図4に対応する図である。
【図7】本発明にかかるシート状蓋体の第4実施形態を示す図5に対応する図である。
【図8】本発明にかかるシート状蓋体に設ける排湯口形成用切線の他の実施例の要部を示す図である。
【図9】本発明にかかるシート状蓋体に設ける剥離用切線の他の実施例の要部を示す図である。
【図10】本発明にかかるシート状蓋体を用いた容器の湯切りする状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1,1’,1”,1’’’ シート状蓋体
2            開封用兼排湯口形成用摘まみ突片
3            剥離領域
4            非剥離領域
5            剥離用切線
6,6’         排湯口形成用切線
7,7’         切欠
10           表基材
20           裏基材
30           接着層
40           ベタ柄からなる離型層
41           ベタ離型層
42           網点離型層
50           容器
51           容器本体
F            排湯蓋
K            境界線

Claims (5)

  1. 上面に開口部を有する有底状容器本体の前記開口部を形成する上周面に周状熱接着部で剥離可能に熱接着して密封する前記開口部とほぼ同じ外形を有するシート状蓋体において、該シート状蓋体は表基材と裏基材とが接着層を介して積層され、前記表基材と前記裏基材との層間に離型層が設けられた剥離領域と、該剥離領域に隣接する非剥離領域とに直線状境界線で区画されると共に前記非剥離領域の周縁の前記剥離領域側へ偏った位置に開封用兼排湯口形成用摘み突片が形成され、さらに前記剥離領域には前記境界線近傍に剥離用切線が内面側となる前記裏基材から前記表基材にその一部が至るように規則性をもって設けられると共に前記剥離用切線を除いて排湯口を形成するための排湯口形成用切線が内面側となる前記裏基材から前記表基材にその一部が至るように規則性をもって設けられていることを特徴とするシート状蓋体。
  2. 前記排湯口形成用切線が円弧部分と該円弧部分の両端から平行ないし互いに接近するように前記非剥離領域側に延びる直線部分とからなると共に前記境界線に略平行に千鳥状に複数列連続して設けられていることを特徴とする請求項1記載のシート状蓋体。
  3. 前記開封用兼排湯口形成用摘み突片から周縁距離が短い位置にある前記剥離用切線が交差する周縁部に切欠が形成されていることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載のシート状蓋体。
  4. 前記剥離領域を形成する前記離型層はベタ離型層と網点離型層とで構成され、前記ベタ離型層が前記直線状境界線から前記剥離用切線を含む巾で設けられると共にこれ以外の前記剥離領域が前記網点離型層であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシート状蓋体。
  5. 前記網点離型層はその網点面積率が50〜95%であることを特徴とする請求項4記載のシート状蓋体。
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